JP6394192B2 - 光伝送システムおよび光伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、光伝送システムおよび光伝送装置に関する。
光伝送では、通信トラフィックの増加に伴い、通信速度の更なる向上が求められている。通信速度を向上させるための技術として、Nyquist−WDM(Wavelength Division Multiplexing)などの光帯域の周波数利用効率を向上させる技術が知られている。
Nyquist−WDMは、デジタル信号処理によるスペクトル整形により実現される。このスペクトル整形では、NRZ(Non Return to Zero)光信号などの広帯域な周波数スペクトルに対し、フィルタ処理を行うことで周波数スペクトルの狭帯域化・整形を行う。このフィルタ処理では、レイズドコサインフィルタなどのSinc関数形状の時間応答を示すフィルタがよく知られており、NRZ光信号に畳み込むことで、周波数スペクトルが狭帯域化されると共に、矩形形状へと整形される。
図14は、従来のWDM(ケースC1)とNyquist−WDM(ケースC2)との比較を説明する説明図である。図14に示すように、Nyquist−WDMのケースC2では、複数のサブキャリアの光信号を、従来のWDMのケースC1よりも高密度に波長多重している。例えば、Nyquist−WDMでは、複数のサブキャリアの光信号を多重化し、一つの光信号と見なすスーパーチャネル(Superchannel)という概念が採用されている。
特開2013−201495号公報 特開平8−293853号公報
ところで、光伝送では、隣接するサブキャリア間の波長間隔を狭くすると、隣接するサブキャリア間でのクロストークの影響を受けやすくなり、伝送性能が低下(性能劣化)する場合がある。また、隣接するサブキャリア間の波長間隔を狭くすると、クロストークによる性能劣化が、光信号の波長ずれによって大きく生じる場合がある。
図15は、Nyquist−WDMにおいて波長間隔が狭くなる場合を説明する説明図である。図15に示すように、サブキャリアの波長間隔が50GHzのケースC3と、サブキャリアの波長間隔が50GHz以下のケースC4とでは、ケースC4の方が光源の波長ずれの影響を受けやすい。このため、光信号における周波数スペクトルの中心波長を求めて、光信号の波長ずれを高精度に調整する必要がある。
しかしながら、Nyquist−WDMでは、光信号の周波数スペクトルが矩形形状へと整形されるため、周波数スペクトルの強度が局所的にピークとなる波長から中心波長を求めることが困難である。このため、周波数スペクトルの中心波長を正確に求めることが容易ではなく、光信号の波長ずれを高精度に調整することが困難であった。
一つの側面では、光信号の波長ずれを高精度に調整可能とする。
一つの態様では、光伝送システムは、光信号を送信する送信装置と、光信号を受信する受信装置とを含む。送信装置は、光信号の周波数を変化させる変調部を有する。受信装置は、フィルタ部と、測定部と、検出部と、出力部とを有する。フィルタ部は、受信した光信号の中から、所定の周波数帯域の光信号を通過させる。測定部は、フィルタ部を通過した光信号の強度を測定する。検出部は、フィルタ部が光信号を通過する帯域を光信号に対応する所定の周波数帯域に設定した状態で、光信号の周波数を変化させた際に測定された光信号の強度に基づいて、光信号の中心波長を検出する。出力部は、検出された中心波長を示す情報を送信装置へ出力する。送信装置は受信装置から出力された情報をもとに光信号の波長を制御する。
一つの側面として、光信号の波長ずれを高精度に調整できる。
図1は、光伝送システムの構成を例示するブロック図である。 図2は、トランスポンダのハードウエア構成を例示するブロック図である。 図3は、波長多重のサブキャリアを説明する説明図である。 図4は、トランスポンダの機能構成を例示するブロック図である。 図5は、光伝送システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、フィルタの設定を説明する説明図である。 図7は、波長偏移情報の検出を説明する説明図である。 図8は、光源の波長が長波長側にずれている場合を説明する説明図である。 図9は、光源の波長が短波長側にずれている場合を説明する説明図である。 図10は、FM変調で波長偏移情報を送信する場合を説明する説明図である。 図11は、OSC信号で波長偏移情報を送信する場合を説明する説明図である。 図12は、変形例にかかる光伝送システムの構成を例示するブロック図である。 図13は、変形例にかかる光伝送システムの平均化を説明する説明図である。 図14は、従来のWDMとNyquist−WDMとの比較を説明する説明図である。 図15は、Nyquist−WDMにおいて波長間隔が狭くなる場合を説明する説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる光伝送システムおよび光伝送装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する光伝送システムおよび光伝送装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1は、光伝送システム1の構成を例示するブロック図である。図1に示すように、光伝送システム1は、大容量化のためにWDMを用いて、各波長の光信号を、光スペクトルが細い光により送信するため、トランスポンダT1、T2を有する。
各トランスポンダT1、T2は、クライアント側の各ルータR1、R2から光ファイバF1、F3を介して受信された光信号に対し、光波長変換を行う。波長変換後の光信号は、ネットワーク側の光ファイバF2、F4を介した光波長多重L1にて波長多重される。波長多重された光信号は、光ファイバF5を介した光アンプA1にて増幅され、光ファイバF6により長距離伝送される。長距離伝送により光パワーレベルが減衰した光信号は、光アンプA2にて再び増幅された後、光ファイバF7を介した光波長分離L2にて波長分離される。
この光波長多重L1/光波長分離L2の区間が、長距離伝送されるネットワークのWDM伝送区間である。この光波長多重L1/光波長分離L2には、WSS(Wavelength Selective Switch)等が用いられる。光波長多重L1/光波長分離L2にWSSを用いることで、WDM伝送区間において、光波長の増設・減設の自由度が上がっている。
波長分離された各波長の光信号は、光ファイバF8、F10を介して各波長に対応するトランスポンダT3、T4により受信される。各トランスポンダT3、T4は、ネットワーク側の光ファイバF8、F10を介して受信された光信号に対し、光波長変換を行う。波長変換後の光信号は、光ファイバF9、F11を介してクライアント側のルータR3、R4宛に送信される。
図2は、トランスポンダT(T1、T2、T3、T4、…)のハードウエア構成を例示するブロック図である。なお、図2において、クライアント側からネットワーク側へ向かう信号の方向をアップストリーム方向と記述し、ネットワーク側からクライアント側へ向かう信号の方向をダウンストリーム方向と記述する。
図2に示すように、トランスポンダTは、広帯域型(Wide Band Type)の光送受信モジュールT10と、フレーマLSI T20(LSI:Large Scale Integrated Circuit)と、狭帯域型(Narrow Band Type)の光送受信モジュールT30とを有する。これらの各構成部分は、アップストリーム方向およびダウンストリーム方向の一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能なように接続されている。
広帯域型の光送受信モジュールT10は、例えば、クライアント側のルータR1から、通常の光スペクトル(Wide Band)により光信号を受信し、受信した光信号を電気信号に変換する。フレーマLSI T20は、光送受信モジュールT10から入力された電気信号に対し、SONET(Synchronous Optical NETwork)/GbE(Gigabit Ethernet(登録商標))等のフレーム処理を実行する。フレーマLSI T20は、FEC部T21(FEC:Forward Error Correction)を有する。FEC部T21は、長距離伝送に伴う波形劣化や、光アンプA1、A2でのOSNR(Optical Signal Noise Ratio)の劣化によるエラーを抑制するため、ネットワーク側に送信する電気信号に対し、誤り訂正符号を付加する。また、FEC部T21は、ネットワーク側から受信した電気信号に含まれる誤り訂正符号を用いてエラー訂正を行う。狭帯域型の光送受信モジュールT30は、例えば、フレーマLSI T20から入力された電気信号を、再び光信号に変換する。
狭帯域型の光送受信モジュールT30は、100Gbpsの高速性に対応するため、光受信側に、例えば、ADC/DSP(Analog to Digital Converter/Digital Signal Processor)等のデジタルコヒーレントモジュールを用いる。デジタルコヒーレントモジュールは、デジタル処理のパラメータを変更することにより、受信特性の変更が可能である。
図3は、波長多重のサブキャリアを説明する説明図である。図3に示すように、光送受信モジュールT30は、WSSを使用したサブキャリア構成で光信号を送受信することで、更なる伝送速度の向上を図ることができる。
図4は、トランスポンダTの機能構成を例示するブロック図である。図4に示すように、トランスポンダTは、前述した光送受信モジュールT10、T30およびフレーマLSI T20等により実現される機能構成として、送信部10(Txとも表記する場合がある)と、受信部20(Rxとも表記する場合がある)と、制御部30とを有する。送信部10、受信部20、制御部30における情報のやり取りは、UDP(User Datagram Protocol)等で行う。
送信部10は、FM変調部102(FM:Frequency Modulation)、DAC103(DAC:Digital-to-Analog Converter)、光変調器駆動部104、光変調器106および可変波長光源105を有する。FM変調部102は、制御部30の制御のもと、主信号101の周波数を変化させる周波数変調(FM変調)を行い、DAC103へ出力する。具体的には、FM変調部102は、制御部30によりFM変調をONとする場合は、主信号101の周波数を変化させてDAC103へ出力する。また、FM変調部102は、制御部30によりFM変調をOFFとする場合は、主信号101の周波数を変化させずにDAC103へ出力する。
FM変調をONとする場合は、送信部10が伝送路40に出力する光信号において、FM変調を行っていない場合の波長からの波長ずれである波長偏移が生じる。このため、伝送路40を介した受信側のトランスポンダTでは、波長偏移の有無を検出することで、送信側のトランスポンダTがFM変調のON/OFFにより送信する情報を受信することができる。例えば、トランスポンダTは、FM変調のON/OFFにより監視情報(ライトラベル)を、伝送路40を介した受信側のトランスポンダTに送信する。
DAC103は、FM変調部102を介して出力された主信号101をアナログの電気信号に変換し、光変調器駆動部104へ出力する。光変調器駆動部104は、DAC103からの電気信号を増幅して光変調器106を駆動する駆動信号を生成する。光変調器駆動部104により生成された駆動信号は、光変調器106へ出力される。
可変波長光源105は、制御部30による制御のもとで発振する光の波長を可変とする光源である。可変波長光源105では、制御部30の制御のもと、さまざまな波長の光を生成する。具体的には、可変波長光源105は、制御部30の制御のもと、光信号を波長多重して伝送する場合にクロストークが生じないように、予め設定された波長の光を生成する。可変波長光源105により生成された光は光変調器106へ出力される。
光変調器106は、光変調器駆動部104により生成された駆動信号をもとに、可変波長光源105により生成された光を変調し、主信号101に対応した光信号を生成する。光変調器106により生成された光信号は、伝送路40を介して他のトランスポンダTへ送信される。
受信部20は、光カプラ201、可変波長光源202、光受信器203、ADC/DSP204およびライトラベル受信部205を有する。光カプラ201は、伝送路40からの光信号を可変波長光源202、光受信器203およびADC/DSP204によりコヒーレント受信するパスと、ライトラベル受信部205により光信号の波長偏移を検出してライトラベル受信するパスとに分岐する。このように、光カプラ201により光信号が分岐され、コヒーレント受信とは別のパスでライトラベル受信が行われることから、主信号を疎通するか否かに関わらず波長偏移の検出が可能である。可変波長光源202、光受信器203およびADC/DSP204のパスでは、光カプラ201より入力される光信号により主信号が受信される。ライトラベル受信部205では、FM変調部102による光信号の波長偏移が検出される。
ライトラベル受信部205は、狭帯域可変波長フィルタ211、PD212(PD:Photodetector)、ADC213および検出部214を有する。狭帯域可変波長フィルタ211は、光カプラ201より分岐された光信号の中から、所定の周波数帯域の光信号を通過させる。具体的には、狭帯域可変波長フィルタ211は、制御部30の制御のもとで設定されたフィルタ帯域に応じた光信号を通過させる。設定されるフィルタ帯域は、例えば、光信号スペクトルにおけるエッジに対応した帯域である。このようにフィルタ帯域を設定することで、FM変調部102による光信号の波長偏移に応じて狭帯域可変波長フィルタ211を通過する光信号の強度が変化することとなる。このため、後段のPD212で測定した光信号の強度をもとに、光信号の波長偏移を検出することができる。
PD212は、狭帯域可変波長フィルタ211を通過した光信号を受信(測定)し、その光信号の強度に応じたアナログ信号をADC213へ出力する。ADC213は、PD212からのアナログ信号をデジタル信号に変換して検出部214へ出力する。
検出部214は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのデジタル信号処理により、光信号の波長偏移(FM変調)を検出する検出器である。検出部214は、検出結果を制御部30へ通知する。
制御部30は、トランスポンダTにおける各種動作を制御する。具体的には、制御部30は、FM変調部102におけるFM変調のON/OFF制御、可変波長光源105の波長制御、狭帯域可変波長フィルタ211のフィルタ制御などを行う。また、制御部30は、検出部214の検出結果をもとに、光信号における波長偏移の有無、光信号の中心波長の検出(所定の波長からの長波長側または短波長側へのずれ方向の検出と、そのずれ量の検出)を行う。また、制御部30は、FM変調部102におけるFM変調のON/OFF制御などにより、検出した光信号の中心波長に関する波長偏移情報を送信側へ出力する。また、制御部30は、受信側より出力された波長偏移情報をもとに、可変波長光源105の波長を制御する。
ここで、光伝送システム1の受信側および送信側のトランスポンダTにおいて、制御部30の制御のもとで行われる動作を説明する。図5は、光伝送システム1の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図5に示す動作(S1〜S8)は、光信号における一つのチャンネル、サブキャリアに関するものであるが、複数のチャンネル、サブキャリアごとにS1〜S8の動作を繰り返し行ってもよい。
図5に示すように、受信側のトランスポンダTでは、制御部30の制御のもと、狭帯域可変波長フィルタ211の位置(フィルタ帯域)を設定する(S1)。具体的には、制御部30は、光信号のチャンネル、サブキャリアにおける各波長に対応したデータベースを備えており、このデータベースに記録されている波長を基準として狭帯域可変波長フィルタ211のフィルタ帯域を掃引する。次いで、制御部30は、フィルタ帯域の掃引波長に対し、PD212で測定される光信号の強度をプロットすることで、光信号のスペクトルにおけるエッジを検出する。次いで、制御部30は、検出したエッジ位置にフィルタ帯域の中心波長を設定する。このフィルタ帯域の設定は、光信号のチャンネル、サブキャリアごとに、データベースに記録されている波長を基準として設定される。
図6は、フィルタの設定を説明する説明図である。図6において、主信号スペクトルSP1は、基準波長λ1を中心とした光信号のスペクトルである。また、フィルタスペクトルSP2は、狭帯域可変波長フィルタ211のフィルタ帯域を示すスペクトルである。また、出力グラフG1は、フィルタスペクトルSP2を掃引した場合のPD212の出力を示している。図6に示すように、制御部30は、フィルタ帯域を掃引した場合の出力グラフG1をもとに、フィルタスペクトルSP2が主信号スペクトルSP1のエッジ位置となるように狭帯域可変波長フィルタ211の設定を行う。フィルタ帯域の設定後、受信側のトランスポンダTは、制御部30の制御のもと、ライトラベル(FM変調部102のFM変調)によりフィルタ帯域が設定済みであることを送信側のトランスポンダTへ通知する。なお、フィルタ帯域の設定は、図示例のように長波長側のエッジ位置だけでなく、短波長側のエッジ位置であってもよい。
送信側のトランスポンダTでは、制御部30の制御のもと、フィルタ帯域が設定済みであることの通知を受けて、FM変調部102におけるFM変調をONとし、光信号送信にFM変調をかける(S2)。
受信側のトランスポンダTでは、狭帯域可変波長フィルタ211を通過した光信号のパワー(強度)により波長ずれ(波長偏移)を検出部214が検出する(S3)。制御部30は、検出部214の検出結果をもとに、光信号の中心波長に関する波長偏移情報を得る。
図7は、波長偏移情報の検出を説明する説明図である。図7に示すように、送信側のトランスポンダTにおいて主信号101に周波数変調を重畳させた場合、変調度に応じて主信号スペクトルSP1と、狭帯域可変波長フィルタ211のフィルタスペクトルSP2とに重なりが生じる。具体的には、長波長側にΔfで変調された主信号スペクトルSP1’とフィルタスペクトルSP2との間に重複した領域が生じる。PD212では、この重複した領域に応じた重複情報I1が得られる。
この重複情報I1は、フィルタスペクトルSP2の中心波長を主信号スペクトルSP1のエッジ位置としていることから、変調度に応じて敏感に変化する。また、重複情報I1は、変調方式・狭帯域可変波長フィルタ211のフィルタ形状により一意に決定されることから、主信号スペクトルSP1の中心波長の偏移を示す情報である。例えば、送信側の光信号が波長偏移を持つ場合、重複情報I1に差が生じる。よって、重複情報I1と、所定の閾値とを比較することで、所定の閾値に対する重複情報I1の大小から光信号の波長偏移の方向(長波長側または短波長側)を求めることができる。また、所定の閾値と重複情報I1との差分から、光信号の中心波長が所定の中心波長からどの程度偏移しているかを示す偏移量を求めることができる。また、偏移量の大小により、所定の波長に対する光信号の中心波長のずれを高精度に求めることができる。
図8は、光源の波長が長波長側にずれている場合を説明する説明図である。図8に示すように、光信号の中心波長λ(λ=A)は、基準となる基準波長λ1に対して長波長側にΔf’ずれているものとする。このように、光信号の中心波長λが長波長側にずれている場合、FM変調による主信号スペクトルSP1’と、狭帯域可変波長フィルタ211のフィルタスペクトルSP2との重なりが大きくなる。
図9は、光源の波長が短波長側にずれている場合を説明する説明図である。図9に示すように、光信号の中心波長λ(λ=A)は、基準となる基準波長λ1に対して短波長側にΔf’’ずれているものとする。このように、光信号の中心波長λが短波長側にずれている場合、FM変調による主信号スペクトルSP1’と、狭帯域可変波長フィルタ211のフィルタスペクトルSP2との重なりが小さくなる。
次いで、受信側のトランスポンダTにおいて、制御部30は、所定の波長に対する中心波長の偏移方向および偏移量などの波長偏移情報を、FM変調部102のFM変調で対向側(送信側)に送信する(S4)。送信側のトランスポンダTにおいて、制御部30は、ライトラベル受信部205において検出したFM変調成分をもとに、受信側から送信された波長偏移情報を受信する(S5)。
次いで、送信側のトランスポンダTにおいて、制御部30は、受信した波長偏移情報をもとに、可変波長光源105の波長を補正する(S6)。具体的には、制御部30は、波長偏移情報に含まれる中心波長の偏移方向および偏移量をもとに、光信号の中心波長が所定の基準波長となるように、可変波長光源105が発振する光の波長を調整する。
次いで、受信側のトランスポンダTでは、波長補正後の光信号を受信する(S7)。この時、受信側のトランスポンダTにおいて、制御部30は、波長補正後の光信号における波長偏移情報を取得して、所定の基準波長に対する光信号の中心波長のずれを確認する。中心波長のずれが十分小さく、所定の閾値以内である場合、制御部30は、送信側のFM変調を止めるように、FM変調部102のFM変調で対向側(送信側)に通知する。これにより、送信側のトランスポンダTは、制御部30の制御のもと、FM変調部102におけるFM変調を止め、通常動作とする(S8)。また、中心波長のずれが大きく、所定の閾値より大きい場合、制御部30は、S1に戻り、処理を繰り返す。
以上のように、送信側のトランスポンダTは、制御部30の制御のもと、送信する光信号の周波数を変化させるFM変調部102を有する。また、受信側のトランスポンダTは、受信した光信号の中から、所定の周波数帯域の光信号を通過させる狭帯域可変波長フィルタ211と、狭帯域可変波長フィルタ211を通過した光信号の強度を測定するPD212とを有する。また、受信側のトランスポンダTにおいて、制御部30は、狭帯域可変波長フィルタ211が光信号を通過する帯域を光信号に対応する所定の周波数帯域に設定した状態で、光信号の周波数を変化させた際に測定された光信号の強度に基づいて、光信号の中心波長を検出する。また、受信側のトランスポンダTにおいて、制御部30は、検出された中心波長を示す波長偏移情報を送信側のトランスポンダTへ出力する。そして、送信側のトランスポンダTは、受信側のトランスポンダTから出力された波長偏移情報をもとに可変波長光源105の波長を制御する。
これにより、光伝送システム1では、光信号の波長ずれを高精度に調整可能となる。例えば、狭帯域可変波長フィルタ211が光信号を通過する帯域を光信号のスペクトルにおけるエッジ位置とすることで、光信号のスペクトルが矩形形状に整形された場合であっても、波長偏移における光信号の強度変化を的確に捉えることができる。このため、所定の波長に対する光信号の中心波長のずれを高精度に求めることができ、光信号の波長ずれの高精度な調整が可能となる。
また、複数のチャンネル、サブキャリアごとにS1〜S8の動作を繰り返し行うことで、送信側のトランスポンダTにおいて、制御部30は、送信する光信号のチャンネルごとに異なる周波数で変化させる。そして、受信側のトランスポンダTにおいて、制御部30は、狭帯域可変波長フィルタ211が光信号を通過する帯域を光信号のチャンネルごとに設定した状態で、測定された光信号のチャンネルごとの強度に基づいて、光信号のチャンネルごとの中心波長を検出する。また、受信側のトランスポンダTにおいて、制御部30は、チャンネルごとに検出された波長偏移情報を送信側のトランスポンダTへ出力する。そして、送信側のトランスポンダTは、受信側のトランスポンダTから出力されたチャンネルごとの波長偏移情報をもとに可変波長光源105の波長をチャンネルごとに制御する。これにより、各チャンネル、サブキャリアにおける光信号の波長ずれを高精度で調整することができ、チャンネル、サブキャリア間におけるクロストークを防止できる。
ここで、受信側のトランスポンダTがFM変調で波長偏移情報を送信し、送信側のトランスポンダTが波長偏移情報をもとに光信号の中心波長を調整する場合の具体例を説明する。図10は、FM変調で波長偏移情報を送信する場合を説明する説明図である。図示例では、トランスポンダT1を送信側、トランスポンダT3を受信側としている。
初期状態(S11)では、トランスポンダT1の送信部10において、可変波長光源105の波長を、WDM回線に必要な所定の波長(中心波長)に設定しておく。この中心波長は、理想的には期待波長どおりとなるが、可変波長光源105の特性ばらつき等によってずれが生じる場合がある。この例では、中心波長は、WDM回線の伝送において期待される期待波長からは短波長側に偏移しているものとする。なお、送信部10において光信号にFM変調をかけない場合を’0’制御、FM変調をかける場合を’1’制御と呼ぶものとする。
次いで、トランスポンダT1の送信部10は、光信号にFM変調をかけ、’1’制御とする(S12)。’1’制御とすることで、光信号の中心波長が長波長側にずれる。このFM変調はデジタル制御であるため、制御量と中心波長の移動量はロジカルに定義される。
次いで、トランスポンダT3の検出部214は、’1’制御時の光信号の強度を検出する(S13)。光信号の中心波長が長波長側にずれている場合は、狭帯域可変波長フィルタ211を通過する光信号の強度が高くなる。また、光信号の中心波長が長波長側にずれている場合は、狭帯域可変波長フィルタ211を通過する光信号の強度が高くなる。高精度な狭帯域可変波長フィルタ211を用いることによる、狭帯域可変波長フィルタ211通過後の光信号の強度を測定することにより、波長偏移情報を検出することが可能となる。
次いで、トランスポンダT3の送信部10は、ライトラベルによる情報送信で、検出した波長偏移情報をトランスポンダT1へ送信する(S14)。具体的には、’0’、’1’制御のデジタル情報にて、波長偏移情報をトランスポンダT1へ送信する。
次いで、トランスポンダT1の制御部30は、検出部214の検出結果をもとにライトラベルの情報を読み取る(S15)。具体的には、検出部214は、フィルタ帯域を所定の帯域に設定し、トランスポンダT3の’0’、’1’制御に対応した光信号の強度を測定する。制御部30は、トランスポンダT3の’0’、’1’制御に対応した光信号の強度を’0’、’1’のデジタル情報として読み取る。これにより、トランスポンダT1の制御部30は、トランスポンダT1から送信された波長偏移情報を取得する。
次いで、トランスポンダT1の制御部30は、トランスポンダT1から送信された波長偏移情報をもとに、可変波長光源105の波長を期待波長に近づけるように、可変波長光源105の波長制御量を反映する(S16)。
なお、トランスポンダT間における波長偏移情報の送信は、上述したFM変調だけでなく、OSC(Optical Service Channel)信号に含めて送信するものであってもよい。図11は、OSC信号で波長偏移情報を送信する場合を説明する説明図である。図示例では、トランスポンダT1を送信側、トランスポンダT3を受信側としている。また、トランスポンダT1、T3は、OSC信号の送受信を行うOSCユニット50を有する。
図11に示すように、S21〜S23までの処理は、図10を参照して説明したS11〜S13までの処理と同様である。
S23に次いで、トランスポンダT3のOSCユニット50は、OSC信号による情報送信で、検出した波長偏移情報をトランスポンダT1へ送信する(S24)。具体的には、OSCユニット50は、波長偏移情報をOSC信号に含めるエンコード処理を行ってトランスポンダT1へ送信する。次いで、トランスポンダT1のOSCユニット50は、OSC信号を抽出し、抽出したOSC信号のデコード処理を行って波長偏移情報を取得する(S25)。
次いで、トランスポンダT1の制御部30は、トランスポンダT1から送信された波長偏移情報をもとに、可変波長光源105の波長を期待波長に近づけるように、可変波長光源105の波長制御量を反映する(S26)。
(変形例)
狭帯域可変波長フィルタ211が設定するフィルタ帯域には、狭帯域可変波長フィルタ211の個体差に起因して、通過幅、波長設定確度に誤差を有する場合がある。よって、変形例では、一つの送信部10(例えば、Tx1)が送信する光信号を複数の受信部20(Rx1、Rx2…)で受信し、複数の受信部20からの波長偏移情報の平均をもとに、送信部10の設定を行う光伝送システムを例示する。
図12は、変形例にかかる光伝送システム1aの構成を例示するブロック図である。図12に示すように、光伝送システム1aでは、複数の送信部10(Tx1、Tx2、Tx3、Tx4)からの光信号(λ1、λ2、λ3、λ4)が光合波器L3により合波されて伝送される。そして、合波された光信号(λ1、λ2、λ3、λ4)は、光カプラL4の分岐により複数の受信部20(Rx1、Rx2、Rx3、Rx4)で受信される。このため、複数の受信部20(Rx1、Rx2、Rx3、Rx4)では、一つの送信部10(Tx1)の光信号(λ1)を受信することができる。
図13は、変形例にかかる光伝送システムの平均化を説明する説明図である。図13に示すように、複数の受信部20(Rx1、Rx2、Rx3、Rx4)のそれぞれは、図5に例示した受信側のトランスポンダTにおける動作(S1、S3、S4、S7)により、光信号(λ1)の偏移(Δλ1、Δλ2、Δλ3、Δλ4)を得る。そして、各々が得た光信号の偏移(Δλ1〜Δλ4)を示す波長偏移情報I2をTx1へ送信する。Tx1では、Rx1〜Rx4からの波長偏移情報I2をもとに、平均化処理(平均値=(Δλ1+Δλ2+Δλ3+Δλ4)/4)を行う。そして、得られた平均値をもとに、制御部30は、可変波長光源105の波長を制御する。これにより、光伝送システム1aでは、受信側の狭帯域可変波長フィルタ211の個体差に起因する誤差を軽減することができる。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)光信号を送信する送信装置と、前記光信号を受信する受信装置とを含む光伝送システムであって、
前記送信装置は、
前記光信号の周波数を変化させる変調部を有し、
前記受信装置は、
前記受信した光信号の中から、所定の周波数帯域の光信号を通過させるフィルタ部と、
前記フィルタ部を通過した光信号の強度を測定する測定部と、
前記フィルタ部が前記光信号を通過する帯域を前記光信号に対応する所定の周波数帯域に設定した状態で、前記光信号の周波数を変化させた際に測定された光信号の強度に基づいて、前記光信号の中心波長を検出する検出部と、
前記検出された中心波長を示す情報を前記送信装置へ出力する出力部と、を有し、
前記送信装置は前記受信装置から出力された情報をもとに前記光信号の波長を制御する
ことを特徴とする光伝送システム。
(付記2)前記変調部は、前記光信号のチャンネルごとに異なる周波数で変化させ、
前記検出部は、前記フィルタ部が前記光信号を通過する帯域を前記光信号のチャンネルごとに設定した状態で、前記測定された光信号のチャンネルごとの強度に基づいて、前記光信号のチャンネルごとの前記中心波長を検出する
ことを特徴とする付記1に記載の光伝送システム。
(付記3)前記フィルタ部は、前記検出部が前記光の中心波長を検出する際に、前記光信号の周波数スペクトルのエッジ位置に対応した周波数帯域に前記光信号を通過する帯域を設定する
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載の光伝送システム。
(付記4)前記検出部は、予め設定された設定値に対する前記測定された光信号の強度の大小に基づいて、前記光信号の中心波長における、所定の波長からのずれ方向を検出する
ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか一つに記載の光伝送システム。
(付記5)前記検出部は、予め設定された設定値と、前記測定された光信号の強度との差分に基づいて、前記光信号の中心波長における、所定の波長からのずれ量を検出する
ことを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか一つに記載の光伝送システム。
(付記6)前記出力部は、前記検出された中心波長を示す情報を、前記送信装置へ出力する光信号の周波数を変化させて当該送信装置へ出力する
ことを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか一つに記載の光伝送システム。
(付記7)前記出力部は、前記検出された中止波長を示す情報を、前記送信装置へ出力するOSC(Optical Service Channel)信号に含めて当該送信装置へ出力する
ことを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか一つに記載の光伝送システム。
(付記8)前記送信装置は、当該送信装置が送信する光信号を受信する複数の前記受信装置から出力された情報の平均をもとに、前記光信号の波長を制御する
ことを特徴とする付記1乃至付記7のいずれか一つに記載の光伝送システム。
(付記9)光信号を送受信する光伝送装置であって、
前記受信した光信号の中から、所定の周波数帯域の光信号を通過させるフィルタ部と、
前記フィルタ部を通過した光信号の強度を測定する測定部と、
前記フィルタ部が前記光信号を通過する帯域を前記受信した光信号に対応する所定の周波数帯域に設定した状態で、前記受信した光信号の周波数が変化した際に測定された光信号の強度に基づいて、前記受信した光信号の中心波長を検出する検出部と、
前記検出された中心波長を示す情報を前記受信した光信号の送信装置へ出力する出力部と、
前記送信する光信号の周波数を変化させた際に当該光信号の受信装置より出力された前記中心波長を示す情報をもとに、前記送信する光信号の波長を制御する制御部と
を有することを特徴とする光伝送装置。
(付記10)前記検出部は、前記フィルタ部が前記光信号を通過する帯域を前記光信号のチャンネルごとに設定した状態で、前記測定された光信号のチャンネルごとの強度に基づいて、前記光信号のチャンネルごとの前記中心波長を検出する
ことを特徴とする付記9に記載の光伝送装置。
(付記11)前記フィルタ部は、前記検出部が前記光の中心波長を検出する際に、前記光信号の周波数スペクトルのエッジ位置に対応した周波数帯域に前記光信号を通過する帯域を設定する
ことを特徴とする付記9又は付記10に記載の光伝送装置。
(付記12)前記検出部は、予め設定された設定値に対する前記測定された光信号の強度の大小に基づいて、前記光信号の中心波長における、所定の波長からのずれ方向を検出する
ことを特徴とする付記9乃至付記11のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記13)前記検出部は、予め設定された設定値と、前記測定された光信号の強度との差分に基づいて、前記光信号の中心波長における、所定の波長からのずれ量を検出する
ことを特徴とする付記9乃至付記12のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記14)前記出力部は、前記検出された中心波長を示す情報を、前記送信装置へ出力する光信号の周波数を変化させて当該送信装置へ出力する
ことを特徴とする付記9乃至付記13のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記15)前記出力部は、前記検出された中止波長を示す情報を、前記送信装置へ出力するOSC(Optical Service Channel)信号に含めて当該送信装置へ出力する
ことを特徴とする付記9乃至付記13のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記16)前記制御部は、自装置が送信する光信号を受信する複数の前記受信装置から出力された情報の平均をもとに、前記光信号の波長を制御する
ことを特徴とする付記9乃至付記15のいずれか一つに記載の光伝送装置。
1、1a…光伝送システム
10…送信部
20…受信部
30…制御部
40…伝送路
50…OSCユニット
102…FM変調部
105、202…可変波長光源
201…光カプラ
203…光受信器
204…ADC/DSP
205…ライトラベル受信部
211…狭帯域可変波長フィルタ
212…PD
213…ADC
214…検出部
G1…出力グラフ
I1…重複情報
I2…波長偏移情報
L1…光波長多重
L2…光波長分離
L3…光合波器
L4…光カプラ
SP1、SP1’…主信号スペクトル
SP2…フィルタスペクトル
T、T1、T2、T3、T4…トランスポンダ
λ…中心波長
λ1…基準波長

Claims (9)

  1. 光信号を送信する送信装置と、前記光信号を受信する受信装置とを含む光伝送システムであって、
    前記送信装置は、
    前記光信号の周波数を変化させる変調部を有し、
    前記受信装置は、
    前記受信した光信号の中から、所定の周波数帯域の光信号を通過させるフィルタ部と、
    前記フィルタ部を通過した光信号の強度を測定する測定部と、
    前記フィルタ部が前記光信号を通過する帯域を前記光信号に対応する所定の周波数帯域に設定した状態で、前記光信号の周波数を変化させた際に測定された光信号の強度に基づいて、前記光信号の中心波長を検出する検出部と、
    前記検出された中心波長を示す情報を前記送信装置へ出力する出力部と、を有し、
    前記送信装置は前記受信装置から出力された情報をもとに前記光信号の波長を制御する
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記変調部は、前記光信号のチャンネルごとに異なる周波数で変化させ、
    前記検出部は、前記フィルタ部が前記光信号を通過する帯域を前記光信号のチャンネルごとに設定した状態で、前記測定された光信号のチャンネルごとの強度に基づいて、前記光信号のチャンネルごとの前記中心波長を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 前記フィルタ部は、前記検出部が前記光信号の中心波長を検出する際に、前記光信号の周波数スペクトルのエッジ位置に対応した周波数帯域に前記光信号を通過する帯域を設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送システム。
  4. 前記検出部は、予め設定された設定値に対する前記測定された光信号の強度の大小に基づいて、前記光信号の中心波長における、所定の波長からのずれ方向を検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光伝送システム。
  5. 前記検出部は、予め設定された設定値と、前記測定された光信号の強度との差分に基づいて、前記光信号の中心波長における、所定の波長からのずれ量を検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光伝送システム。
  6. 前記出力部は、前記検出された中心波長を示す情報を、前記送信装置へ出力する光信号の周波数を変化させて当該送信装置へ出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光伝送システム。
  7. 前記出力部は、前記検出された中心波長を示す情報を、前記送信装置へ出力するOSC(Optical Service Channel)信号に含めて当該送信装置へ出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光伝送システム。
  8. 前記送信装置は、当該送信装置が送信する光信号を受信する複数の前記受信装置から出力された情報の平均をもとに、前記光信号の波長を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光伝送システム。
  9. 光信号を送受信する光伝送装置であって、
    前記受信した光信号の中から、所定の周波数帯域の光信号を通過させるフィルタ部と、
    前記フィルタ部を通過した光信号の強度を測定する測定部と、
    前記フィルタ部が前記光信号を通過する帯域を前記受信した光信号に対応する所定の周波数帯域に設定した状態で、前記受信した光信号の周波数が変化した際に測定された光信号の強度に基づいて、前記受信した光信号の中心波長を検出する検出部と、
    前記検出された中心波長を示す情報を前記受信した光信号の送信装置へ出力する出力部と、
    前記送信する光信号の周波数を変化させた際に当該光信号の受信装置より出力された前記中心波長を示す情報をもとに、前記送信する光信号の波長を制御する制御部と
    を有することを特徴とする光伝送装置。
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