JP6390180B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
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Description
入力軸1は、図6中左側に位置する入力側ディスク2とカム板(ローディングカム)7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動(傾転)する。
しかしながら、取付けスペースの制約の問題等から、図8に示すように、シリンダボディ63に取付けフランジ部63Aを一体的に設け、この取付けフランジ部63Aをケーシングに固定することで、シリンダボディ63を入力軸方向に拘束することも検討されている。
一方、車体の軽量化・省燃費化が市場要求としてあり、トロイダル無段変速機も軽量化が進められている。軽量化の方法としては、シリンダボディを従来の鉄製からアルミ製にすることが検討されている。
すなわちまず、アルミ製のシリンダボディは、鉄製のシリンダボディに比して材料強度が低い。
一方、バリエータモジュールにおいては、下側の球面ポストと、上側の球面ポストとが上下に一体に接合された柱状ポストとされ、バリエータモジュールにおいて一対の柱状ポストがアッパープレートと、シリンダボディを接続した状態となっている。そして、この柱状ポストの上下の中央部分を入力軸が貫通した状態となっており、この入力軸に一対の入力側ディスク、出力側ディスク等が支持されている。
前記シリンダボディに、当該シリンダボディを前記ケーシングに取り付けるための取付け部材が前記シリンダボディとは別体に設けられ、
前記バリエータモジュールは、一対の前記トラニオンの前記各枢軸をそれぞれ傾転自在かつ軸方向に変位自在に支持するとともに、一対の前記トラニオンの変位により揺動するヨークを備え、
前記取付け部材の一部が、前記トラニオンの軸方向変位に伴う前記ヨークの揺動を規制するストッパを兼ねており、前記ヨークの両端部がそれぞれ前記ストッパに当接し、前記ストッパの形成材料が鉄であり、前記シリンダボディがアルミで形成されることを特徴とする。
前記取付け部材の一部が、前記トラニオンの軸方向変位に伴う前記ヨークの揺動を規制するストッパを兼ねている。
なお、本発明の特徴は、バリエータモジュールを構成するシリンダボディの構成にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図6および図7と同一の符号を付して、その説明を省略ないし簡略化する。
図1は、第1の実施の形態に係るトロイダル型無段変速機のシリンダボディ100の概略構成を示す斜視図である。なお、このシリンダボディ100は、実際は上側シリンダボディおよび下側シリンダボディで構成されているが、図1では上側シリンダボディおよび下側シリンダボディの区別やその他の詳細な構成は省略し、1つのシリンダボディ100として図示している。また、後述するシリンダボディ101〜102においても同様である。
シリンダボディ100は、アルミ製であり矩形板状に形成されている。シリンダボディ100の長手方向の両端部には、それぞれ段差面100aが形成されており、この段差面100aに取付けフランジ120が設置されている。
なお、取付けフランジ120の材料は鉄に限らず、シリンダボディ100の材料より高強度の材料であればよい。
したがって、段差面100aに取付けフランジ120の本体部120aを設置するとともに、この本体部120aの長手方向の一方の側面を、段差面100aとシリンダボディの上面との間の壁面に当接した状態において、シリンダボディ100の上面と取付けフランジ120の本体部120aの上面とはほぼ面一となっており、本体部120aの長手方向に沿う側面と、短手方向に沿う側面とは、それぞれシリンダボディ100の短手方向に沿う側面と、長手方向に沿う側面とは面一となっている。
本体部120aの長手方向両端部には貫通孔120dが形成されており、この貫通孔120dにねじを挿入して段差面100aに形成されたねじ孔にねじ込むことによって、段差面100aに取付けフランジ120が固定されている。
そして、このバリエータモジュールのシリンダボディ100がケーシングに取り付けられる。この場合、取付けフランジ120のブラケット部120bの取付孔120cにボルト等の止着部材を挿通して、このボルトをケーシングに設けられたボルト孔に螺合して締め付けることによって、シリンダボディ100がケーシングに取り付けられる。
また、取付けフランジ120の本体部120aの長手方向の一方の側面を、段差面100aとシリンダボディの上面との間の壁面に当接した状態で、取付けフランジ120を段差面100aに固定しているので、取付けフランジ120のシリンダボディ100の長手方向における位置決めを容易に行うことができる。
図2は、第2の実施の形態に係るトロイダル型無段変速機のシリンダボディ101の概略構成を示す斜視図である。
シリンダボディ101には、当該シリンダボディ101を図示しないケーシングに取り付けるための一対の取付けフランジ(取付け部材)121,121がシリンダボディ100とは別体に設けられている。
シリンダボディ101は、アルミ製であり矩形板状に形成されている。シリンダボディ100の長手方向の両端部には、それぞれ矩形状の凹部101aが形成されており、この凹部101aに取付けフランジ121が設置されている。
したがって、凹部101aに取付けフランジ121の本体部121aを嵌め込んだ状態において、シリンダボディ101の上面と取付けフランジ121の本体部121aの上面とはほぼ面一となっており、本体部121aの長手方向に沿う一方の側面と、短手方向に沿う両側面とは、それぞれシリンダボディ101の凹部101aの長手方向に沿う壁面と、短手方向に沿う両壁面とに当接し、本体部121aの長手方向に沿う他方の側面とシリンダボディ101の短手方向に沿う側面とは面一となっている。
本体部121aの長手方向両端部には貫通孔121dが形成されており、この貫通孔121dにねじを挿入して凹部101aの底面に形成されたねじ孔にねじ込むことによって、凹部101aに取付けフランジ121が固定されている。
また、取付けフランジ121の本体部121aをシリンダボディ101の凹部101aに嵌め込んで固定しているので、取付けフランジ121のシリンダボディ101の長手方向および短手方向における位置決めを容易に行うことができる。
図3は、第3の実施の形態に係るトロイダル型無段変速機のシリンダボディ102の概略構成を示す斜視図である。
シリンダボディ102には、当該シリンダボディ102を図示しないケーシングに取り付けるための一対の取付けフランジ(取付け部材)120,120がシリンダボディ102とは別体に設けられている。
シリンダボディ102は、アルミ製であり矩形板状に形成されており、第1および第2の実施の形態のような段差面100aや凹部101aは形成されていない。
また、取付けフランジ120,120は第1実施の形態と同一のものであり、シリンダボディ102より高強度の材料である鉄製である。したがって、取付けフランジ120の構成については、第1の実施の形態の取付けフランジ120と同一の符号を付して、その説明を省略する。
また、シリンダボディ102に第1および第2の実施の形態のような段差面100aや凹部101aが形成されていないので、その分、シリンダボディ102の製造が容易であるという利点がある。
図4は、第4の実施の形態に係るトロイダル型無段変速機のシリンダボディ102の概略構成を示す斜視図である。
シリンダボディ102には、当該シリンダボディ102を図示しないケーシングに取り付けるための一対の取付けフランジ(取付け部材)120,120がシリンダボディ102とは別体に設けられている。
シリンダボディ102は、第3の実施の形態と同様に、アルミ製であり矩形板状に形成されており、第1および第2の実施の形態のような段差面100aや凹部101aは形成されていない。
また、取付けフランジ120,120の構成は第1実施の形態および第2の実施の形態の取付けフランジ120,120と同一のものであり、シリンダボディ102より高強度の材料である鉄製である。なお、取付けフランジ120の構成については、第1および第2の実施の形態の取付けフランジ120と同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、取付けフランジ120の本体部120aはシリンダボディ102の短手方向に沿う側面に当接されたうえで、本体部120aに形成されている貫通孔120dにねじを挿入してシリンダボディ102の側面に形成されたねじ孔にねじ込むことによって、当該側面に取付けフランジ120が固定されている。
本実施の形態では、バリエータモジュールは、図示しない一対のトラニオンの各枢軸をそれぞれ傾転自在かつ軸方向に変位自在に支持するとともに、一対のトラニオンの変位により揺動する上下一対のヨーク23A,23Bを備えている(図7参照)。
図5には、下側のヨーク23Bが記載されており、このヨーク23Bは柱状ポストの球面ポスト68を支点として上下に揺動するようになっている。
そして、トラニオンの軸方向変位に伴って、ヨーク23Bが揺動した場合、図5(b)に示すように、ヨーク23Bの両端部がそれぞれストッパ125に当接して、当該ヨーク23Bの揺動を規制するようになっている。
また、ダブルキャビティ式ハーフトロイダル型無段変速機に本発明を適用する場合を例にとって説明したが、これに限ることなく、本発明はシングルキャビティ式ハーフトロイダル型無段変速機や、フルトロイダル型無段変速機にも適用することができる。
3A 出力側ディスク
23B ヨーク
11 パワーローラ
15 トラニオン
33 駆動ピストン
50 ケーシング
100〜102 シリンダボディ
120,121 取付けフランジ(取付け部材)
125 ストッパ
Claims (1)
- ケーシングに、それぞれの内側面どうしを互いに対向させた状態で互いに同心的に、かつ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間に挟持されたパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にある枢軸を中心に揺動するとともに前記枢軸の軸方向に変位し、かつ、前記パワーローラを回転自在に支持するトラニオンと、このトラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動ピストンが設けられたシリンダボディとを備えたバリエータモジュールが設けられたトロイダル型無段変速機において、
前記シリンダボディに、当該シリンダボディを前記ケーシングに取り付けるための取付け部材が前記シリンダボディとは別体に設けられ、
前記バリエータモジュールは、一対の前記トラニオンの前記各枢軸をそれぞれ傾転自在かつ軸方向に変位自在に支持するとともに、一対の前記トラニオンの変位により揺動するヨークを備え、
前記取付け部材の一部が、前記トラニオンの軸方向変位に伴う前記ヨークの揺動を規制するストッパを兼ねており、前記ヨークの両端部がそれぞれ前記ストッパに当接し、前記ストッパの形成材料が鉄であり、前記シリンダボディがアルミで形成されることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
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