JP6388308B2 - 塗料組成物 - Google Patents
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Description
露時において長期間にわたって耐汚染性を維持でき、さらに塗膜硬度、加工性が良好な塗
膜を形成できる塗料組成物を提供することである。
mgKOH/g以下の水酸基含有ポリエステル樹脂(a)、架橋剤(b)及び特定の含フ
ッ素ポリシロキサン(c)を含む塗料組成物によって、焼付け時のヒューム発生量を大幅
に低減できることを見出した。
含有樹脂(a)、架橋剤(b)及び下記式(1)で表される含フッ素ポリシロキサン(c)
を含む塗料組成物であって、水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形
分合計100質量部に対して、含フッ素ポリシロキサン(c)を0.1〜10質量部含有
する塗料組成物、
含フッ素ポリシロキサン(c):
(式(1)中、nは1〜20の整数、R1は、同一又は相異なってもよく、フッ素原子
を含むアルキル基、メチル基及びエチル基から選ばれる有機基を表わし、かつR1の少なくとも1つはフッ素原子を含むアルキル基である)
2.水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計100質量部に
対して、アニオン性界面活性剤(d)を0.1〜20質量部含有する1項に記載の塗料組成物、
アニオン性界面活性剤(d):
アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩系のアニオン性界面活性剤(d1)、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩系のアニオン性界面活性剤(d2)、アルキルベンゼンスルホン酸塩系のアニオン性界面活性剤(d3)及びスルホコハク酸塩系のアニオン性界面活性剤(d4)から選ばれる少なくとも1種のアニオン性界面活性剤
3.アニオン性界面活性剤(d)が、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩系の
アニオン性界面活性剤(d1)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩系
のアニオン性界面活性剤(d2)及びアルキルベンゼンスルホン酸塩系のアニオン性界面
活性剤(d3)から選ばれる少なくとも1種類のアニオン性界面活性剤と、スルホコハク
酸塩系のアニオン性界面活性剤(d4)から選ばれる少なくも1種類の界面活性剤とから
なる少なくとも2種類のアニオン性界面活性剤を含むものである2項に記載の塗料組成
物、
4.水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計100質量部に
対して、カチオン性界面活性剤(e)を0.1〜20質量部含有する1〜3項のいずれか
一項に記載の塗料組成物、
5.水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計100質量部に
対して、イオン液体(f)を0.1〜20質量部含有する1〜4項のいずれか一項に記載の塗料組成物、
6.金属板上の片面又は両面上に、プライマー塗膜を形成し、該プライマー塗膜の少なくとも片面上に1〜5項のいずれか一項に記載の塗料組成物による塗膜を形成してなることを特徴とする塗膜形成方法、
7.6項に記載の塗膜形成方法によって得られた塗装金属板、に関する。
ンスを軽減できる。乾燥炉の天井からヒュームの落下が少ない為、仕上り性が良好な塗装物品を得ることができる。本発明の塗料組成物を塗装して得られた塗装物品は、屋外暴露時において長期間にわたって耐汚染性を維持でき、かつ塗膜硬度、加工性に優れる。
水酸基含有ポリエステル樹脂(a)は、通常、多塩基酸成分(a1)及びアルコール成
分(a2)とのエステル化反応又はエステル交換反応によって製造することができる。
上記多塩基酸成分(a1)としては、例えば、脂環族多塩基酸成分、脂肪族多塩基酸成分、芳香族多塩基酸成分等を使用することができる。
上記芳香族多塩基酸成分としては、一般に、1分子中に2個以上のカルボキシル基を有する芳香族化合物、該芳香族化合物の酸無水物及び該芳香族化合物の低級アルキルエステル化物であって、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等の芳香族多価カルボン酸;これら芳香族多価カルボン酸の無水物;これら芳香族多価カルボン酸の低級アルキルエステル化物等が挙げられる。芳香族多塩基酸成分は、単独でもしくは2種以上組合せて使用することができる。
本発明に使用する水酸基含有ポリエステル樹脂(a)の製造は、特に限定されるものではなく、通常の方法に従って行なうことができる。例えば、前記多塩基酸成分(a1)を必須成分とする酸成分とアルコール成分(a2)とを窒素気流中、150〜250℃で5〜10時間反応させて、エステル化反応又はエステル交換反応を行なうことにより製造することができる。
上記エステル化反応又はエステル交換反応では、上記酸成分及びアルコール成分を一度に添加してもよいし、数回に分けて添加してもよい。また、はじめにカルボキシル基含有ポリエステル樹脂を合成した後、上記アルコール成分を用いて、該カルボキシル基含有ポリエステル樹脂中のカルボキシル基の一部をエステル化してもよい。さらに、はじめに水酸基含有ポリエステル樹脂を合成した後、酸無水物を反応させて、水酸基含有ポリエステル樹脂をハーフエステル化させてもよい。
また、水酸基含有ポリエステル樹脂(a)は、該樹脂の調製中、もしくはエステル化反応後又はエステル交換反応後に、脂肪酸、油脂、モノエポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物等で変性することができる。
上記変性に用いられるポリイソシアネート化合物としては、例えば、リジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート化合物;水素添加キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,4−ジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,6−ジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,3−(イソシアナトメチル)シクロヘキサン等の脂環族ジイソシアネート化合物;トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート化合物;リジントリイソシアネート等の3価以上のポリイソシアネート等の有機ポリイソシアネートそれ自体、又はこれらの各有機ポリイソシアネートと多価アルコール、低分子量ポリエステル樹脂もしくは水等との付加物、あるいは上記した各有機ジイソシアネート同士の環化重合体(例えば、イソシアヌレート)、ビゥレット型付加物等を挙げることができる。これらは、単独でもしくは2種以上組合せて使用することができる。
さらに、ポリイソシアネート化合物としては、遊離イソシアネート基をフェノール化合物、オキシム化合物、活性メチレン化合物、ラクタム化合物、アルコール化合物、メルカプタン化合物、酸アミド系化合物、イミド系化合物、アミン系化合物、イミダゾール系化合物、尿素系化合物、カルバミン酸系化合物、イミン系化合物などのブロック剤で封鎖したブロック化ポリイソシアネート化合物も使用することができる。
本発明の塗料組成物は、下記式(1)で表される含フッ素ポリシロキサン(c)を含有する。
(式(1)中、nは1〜20の整数、R1は、同一又は相異なってもよく、フッ素原子
を含むアルキル基、メチル基及びエチル基から選ばれる有機基を表わし、かつR1の少なくとも1つはフッ素原子を含むアルキル基である)
上記フッ素原子を含むアルキル基は、CpF2p+1−CqH2q−、H−CpF2p−CqH2q−(pは1〜20の整数、qは1〜20の整数)で示される基を示す。
の化合物が挙げられる。
式(1)で表される含フッ素ポリシロキサン(c)の中でも下記の化合物が、耐汚染性の面から好ましい。
701(以上、ダイキン工業株式会社製、商品名)が挙げられる。
含フッ素ポリシロキサン(c)の配合量は、水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計100質量部に対して、0.1〜10質量部、好ましくは0.3〜5質量部、さらに好ましくは0.5〜5質量部含有することが、焼付け時のヒューム発生量を低減でき、かつ耐汚染性、塗膜硬度、加工性の面から好ましい。
本発明の塗料組成物中にアニオン性界面活性剤(d)を含有することによって、得られた塗膜中に含フッ素ポリシロキサン(c)が保持される効果が得られ、雨水等によって、含フッ素ポリシロキサン(c)が塗膜中から流出するのを抑制することができる為、長期間にわたって耐汚染性を維持できる。
アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩系のアニオン性界面活性剤(d1)(以下、アニオン性界面活性剤(d1)と略することがある)としては、下記一般式(2)で表される構造式のアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸又はその金属塩を挙げることができる。これらの中でも、特に、耐汚染性向上の点からアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム塩が好ましい。
(式(2)中のRは炭素数1〜15のアルキル基を表し、M+はH+、Na+、K+、Li+、NH4+又は有機アンモニウムイオンを表す)
上記アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸系のアニオン性界面活性剤の市販品としては、ペレックスSS−L、ペレックスSS−H(花王株式会社)、ニューコール261−A、ニューコール271−A(日本乳化剤株式会社)等が挙げられる。
(式(3)中のRは炭素数1〜50の炭化水素基、nは1〜30を表し、M+はH+、Na+、K+、Li+、NH4 +又は有機アンモニウムイオンを表す)
上記アニオン性界面活性剤(d2)の市販品としては、例えば、ニューコール707SN、ニューコール714SF、ニューコール2308SF、ニューコール2360SN(日本乳化剤株式会社)、 ラテムルE−118B、ラテルムE−150、ラテムルWX、ラテムルPD−140(花王株式会社)等が挙げられる。
アルキルベンゼンスルホン酸塩系のアニオン性界面活性剤(d3)(以下、アニオン性界面活性剤(d3)と略することがある)としては、下記一般式(4)で表される構造式のアルキルベンゼンスルホン酸又はその金属塩を挙げることができる。これらの中でも、特に、耐汚染性の向上の点からアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩が好ましい。
(式(4)中のRは、炭素数1〜15の炭化水素基を表し、M+はH+、Na+、K+、 Li+、NH4 +又は有機アンモニウムイオンを表す)
上記アニオン性界面活性剤(d3)の市販品としては、ニューコール210、ニューコール220−L(日本乳化剤株式会社)、ネオペレックスG−15、ネオペレックスG−25(花王株式会社)等が挙げられる。
上記スルホコハク酸塩系のアニオン性界面活性剤(d4)(以下、アニオン性界面活性剤(d4)と略することがある)としては、下記一般式(5)で表される構造式のジアルキルスルホコハク酸又はその金属塩を挙げることができる。
具体的には、例えば、モノアルキルスルホコハク酸エステル塩、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩、スルホコハク酸アルキル二塩、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸二塩、アルキルアミンオキサイドビストリデシルスルホコハク酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、ジシクロヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、ジアミルスルホコハク酸ナトリウム、ジイソブチルスルホコハク酸ナトリウム、イソデシルスルホコハク酸ジナトリウム、N−オクタデシルスルホコハク酸アミドジナトリウム、N−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスルホコハク酸アミドテトラナトリウム等が挙げられる。これらの中でも、特に、耐汚染性の向上の点からジアルキルスルホコハク酸ナトリウム塩が好ましい。
なお、アニオン性界面活性剤(d)の配合量は、水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計100質量部に対して、アニオン性界面活性剤(d)を0.1〜20質量部、好ましくは2〜10質量部であることが、耐汚染性、塗膜硬度、加工性に優れた塗膜を得ることができる点から好適である。
本発明の塗料組成物中に、必要に応じて、カチオン性界面活性剤(e)を含有することによって、耐汚染性を向上できる。カチオン性界面活性剤(e)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルキルアミン系カチオン性界面活性剤、第4級アンモニウム塩系カチオン性界面活性剤などが挙げられる。
具体的には、ココナットアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート等のアルキルアミン系カチオン性界面活性剤;ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩系カチオン性界面活性剤;が挙げられる。
本発明の塗料組成物は、耐汚染性の向上を目的として、必要に応じて、イオン液体(f)を含有できる。なおイオン液体(f)は、イオン(アニオン、カチオン)のみから構成される液体化合物塩をイオン液体という。このようなイオン液体(f)のアニオン成分としては、例えば、ハロゲン化物イオン、SCN−、BF4−、ClO4−、PF6−、(CF3SO2)2N−、(CF3CF2SO2)2N−、CF3SO3 −、CF3COO−、Ph4B−、(CF3SO2)3C−、PF3(C2F5)3 −などが挙げられる。カチオン成分としては、アミン、ピリジンイオン、アンモニウムイオンなどが挙げられる。具体的には、イオン液体(f)としては、例えば、特開2012−72130号公報に挙げられるイオン液体が使用できる。
イオン液体(f)の市販品としては、アミノイオンAS100、アミノイオンAS200、アミノイオンAS300、アミノイオンAS400(以上、日本乳化剤、商品名)が挙がられる。Elexcel IL−110、Elexcel IL−120、Elexcel IL−220、Elexcel IL−230(以上、第一工業製薬製、商品名)が挙げられる。
硬化触媒は、塗膜硬度の面から、水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計量100質量部に対して、0.1〜5.0質量部、好ましくは0.2〜1.5質量部が適している。
樹脂粒子の市販品としては、パーゴパックM3、パーゴパックM4、パーゴパックM5(以上、ロンザジャパン社製、商品名)、SOOFINE JJ POWDER(杭州精彩化工社製、商品名)等が挙げられる。
本発明の塗膜形成方法は、金属板上の片面又は両面上に、プライマー塗膜を形成し、プライマー塗膜の少なくとも片面上に、前記した本発明の塗料組成物による上塗塗膜を形成することを特徴とする。
含フッ素ポリシロキサン(c)を含有する。このことによって耐汚染性の向上とヒューム抑制の両立が可能となった。
また、本発明組成物中に、樹脂粒子を添加した塗料組成物による艶消し塗膜は、汚染物質が固着し難くなり、艶消し塗膜においても耐汚染性を向上することができた。
「混合物(1)」
イソフタル酸 0.8モル
アジピン酸 0.3モル
ネオペンチルグリコール 0.5モル
トリメチロールプロパン 0.7モル。
表1の配合内容とする以外は製造例1と同様にして、ポリエステル樹脂No.2溶液〜
No.4溶液を得た。
温度計、攪拌機、加熱装置及び精留搭を具備した反応装置に、「混合物(2)」を仕込み、160℃まで昇温し、さらに160℃〜230℃まで3時間かけて徐々に昇温した。 次いで、230℃で30分間反応を続けた後、精留搭を水分離機と置換し、内容部にキシレンを加え水分離機にもキシレンを入れて、水とキシレンとを共沸させて縮合水を除去し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させ、冷却し、140℃にてヘキサヒドロ無水フタル酸0.8モル添加して、140℃で2時間保持した後冷却した。その後、反応物にシクロヘキサノンを加えて、固形分55%のポリエステル樹脂No.5溶液を得た。得られた樹脂は、酸価30mgKOH/g、水酸基価120mgKOH/g、数平均分子量2,500を有していた。
「混合物(2)」
ヘキサヒドロ無水フタル酸 0.4モル
イソフタル酸 0.4モル
3,3−ペンタンジメタノール 0.2モル
ネオペンチルグリコール 0.2モル
トリメチロールプロパン 0.6モル。
表1の配合内容とする以外は製造例5と同様にして、ポリエステル樹脂No.6溶液〜
No.8溶液を得た。
温度計、攪拌機、還流管、加熱装置及び滴下ロートを具備した反応装置に、メチルシリケートを0.106モル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール1.6をモルを仕込み120℃に昇温させた。次いで、120℃で4時間加熱しながら蒸留成分を除き、含フッ素ポリシロキサンAを得た。
製造例1で得たポリエステル樹脂No.1溶液80部(固形分)、サイメル303(注2)20部(固形分)、及びタイペークCR−95(注21)120部、ドデシルベンゼンスルホン酸0.5部、有機溶剤(シクロヘキサノン/スワゾール1500、40/60の混合溶剤)を加えて希釈し、粘度80秒(フォードカップ#4、25℃)の塗料組成物No.41を得た。
表5に示す配合内容する以外は、比較例1と同様にして、塗料組成物No.42〜No.54を得た。
分子量12,000、水酸基価11mgKOH/g、酸価0.2mgKOH/g、ガラス転移点1℃
(注2)サイメル303:日本サイテックインダストリーズ株式会社製、商品名、メチルエーテル化メラミン樹脂(注3)ブロックポリイソシアネート化合物A:ヘキサメチレンジイソシアネート3量体のオキシムブロック化物、固形分37質量%、NCO含有率3.6%(注4)ゼッフルGH−701:ダイキン株式会社製、商品名、含フッ素ポリシロキサン
(注5)含フッ素ポリシロキサンB:
以下の化合物を用いた。
(注7)ニューコール271−A:日本乳化剤株式会社製、商品名、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸系のアニオン性界面活性剤(d1)
(注8)ペレックスSS−L:花王株式会社製、商品名、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸系のアニオン性界面活性剤(d1)
(注9)ニューコール707SN:日本乳化剤株式会社製、商品名、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩系のアニオン性界面活性剤(d2)
(注10)ラテムルE−118B:花王株式会社製、商品名、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩系のアニオン性界面活性剤(d2)
(注11)ニューコール210:日本乳化剤株式会社製、商品名、アルキルベンゼンスルホン酸塩系のアニオン性界面活性剤(d3)
(注12)ネオペレックスG−15:花王株式会社製、商品名、アルキルベンゼンスルホン酸塩系のアニオン性界面活性剤(d3)
(注13)ニューコール290−A:日本乳化剤株式会社製、商品名、スルホコハク酸系のアニオン性界面活性剤(d4)
(注14)ネオコールSW−C:第一工業製薬株式会社製、商品名、スルホコハク酸系のアニオン性界面活性剤(d4)
(注15)カチオーゲンES−L:第一工業製薬株式会社製、商品名、4級アンモニウム塩系カチオン性界面活性剤
(注16)アセタミン86:花王株式会社製、商品名、アルキルアミン系カチオン性界面活性剤
(注17)サニゾールC:花王株式会社製、商品名、4級アンモニウム塩系カチオン性界面活性剤
(注18)DISPER BYK−161:ビックケミージャパン株式会社製、アルキルアミン系カチオン性界面活性剤
(注19)アミノイオンAS100:日本乳化剤株式会社製、商品名、イオン液体(f)
(注20)SOOFINE JJ POWDER:杭州精彩化工株式会社製、商品名、樹脂粒子、平均粒子径2.5μm(注21)タイペークCR−95:石原産業株式会社製、商品名、チタン白
(注22)MS56S:三菱化学株式会社製、商品名「MKCシリケートMS56S」、テトラメトキシシランの縮合物であるメチルエステル化シリケート
(注23)MS58B30:三菱化学株式会社製、商品名「MKCシリケートMS58B30」、テトラアルコキシシランの縮合物であるメチル/ブチル混合エステル化シリケート
(注24)X−41−1805:信越化学工業株式会社製、商品名、メルカプトアルキル基含有トリアルコキシシランの縮合物。
乾燥膜厚3μmのプライマー塗膜を形成した亜鉛−アルミニウム合金メッキ鋼板(GL材、板厚0.35mm)上に、ロールコーターにて、上記実施例及び比較例で得た塗料組成物No.1〜No.54を各々乾燥膜厚18μmとなるように塗装し、素材到達最高温度が220℃となる条件で40秒間焼き付けて各試験板を得た。各試験板を用いて、後記の試験条件に従って、試験した結果を前記表1〜表5に示す。
工程1:試験板(1)を140℃で3分間にて、予備加熱をする。
工程2:次いで、試験板(1)を230℃にしたホットプレート(3)上に置いて、塗装板から出るヒュームを逃がさないためのワク(2)で試験板(1)を囲む。
工程3:塗装板から出るヒュームを捕集するために、ワク(2)の上に鋼板(4)を置いて放置する。さらに、鋼板(4)の上に、氷水を入れた4リットル丸缶(5)を載せて、発生したヒュームを直ぐに冷却する。
工程4:試験板(1)を新しくして、上記工程1〜工程3の作業を10回繰り返し、その後、鋼板(4)を取り出して、下記基準に従って外観を評価した。
◎は、鋼板(4)にヒュームがわずかに付着しているが、干渉感はない
○は、鋼板(4)にヒュームが付着して、干渉感がみられるがヤニの付着はない。
△は、鋼板(4)にヒュームが付着して、干渉感がみられ、かつヤニの付着がみられる。
×は、鋼板(4)にヒュームが付着し、白濁しているか又はヤニの付着が著しくみられる。
2.塗装板から出るヒュームを逃がさないためのワク
3.ホットプレート
4.塗装板から出るヒュームを捕集するための鋼板
5.発生したヒュームを直ぐに冷却する為に氷水を入れた4リットル丸缶
Claims (7)
- 水酸基価10〜200mgKOH/gでかつ酸価30mgKOH/g以下の水酸基含有ポリエステル樹脂(a)、架橋剤(b)、下記式(1)で表される含フッ素ポリシロキサン(c)及びポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩系のアニオン性界面活性剤(d2)を含む塗料組成物であって、水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計100質量部に対して、含フッ素ポリシロキサン(c)を0.1〜10質量部含有する塗料組成物。
含フッ素ポリシロキサン(c):
(式(1)中、nは1〜20の整数、R1は、同一又は相異なってもよく、フッ素原子
を含むアルキル基、メチル基及びエチル基から選ばれる有機基を表わし、かつR1の少なくとも1つはフッ素原子を含むアルキル基である) - 水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計100質量部に対して、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩系のアニオン性界面活性剤(d2)を0.1〜20質量部含有する請求項1に記載の塗料組成物。
- アニオン性界面活性剤(d)が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩系のアニオン性界面活性剤(d2)及びスルホコハク酸塩系のアニオン性界面活性剤(d4)からなる2種類のアニオン性界面活性剤を含むものである請求項1及び2に記載の塗料組成物。
- 水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計100質量部に対して、カチオン性界面活性剤(e)を0.1〜20質量部含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗料組成物。
- 水酸基含有ポリエステル樹脂(a)と架橋剤(b)との固形分合計100質量部に対して、イオン液体(f)を0.1〜20質量部含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗料組成物。
- 金属板上の片面又は両面上に、プライマー塗膜を形成し、該プライマー塗膜の少なくとも片面上に請求項1〜5のいずれか一項に記載の塗料組成物による塗膜を形成してなることを特徴とする塗膜形成方法。
- 請求項6に記載の塗膜形成方法によって得られた塗装金属板。
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