JP6384357B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を循環する印刷装置に関する。
従来、インク供給経路においてインクを循環させる経路を設けたインクジェットプリンタが知られている。特許文献1は、インクジェットヘッドへインクを供給する供給路にフィルタを挿入して、インクの内部に混入した異物を除去できるインクジェットプリンタを開示する。
特開2004−167839号公報
ところで、液体の貯留部(例えばインクカートリッジ)から複数の液体供給先へ向けて液体(例えばインク)を供給するために、貯留部に対して接続される液体流路が複数設けられることがある。仮に、液体流路の長さや径がほぼ同じである場合、液体流路に挿入されるフィルタ等の抵抗部の配置によっては、複数の液体流路のそれぞれにおける流路抵抗にばらつきが生じやすくなることがある。例えば、貯留部から複数の液体流路のそれぞれへ供給される液体にかかる流路抵抗よりも、複数の液体流路の相互間を行き来する液体にかかる流路抵抗が小さい場合、複数の液体流路への液体供給において、一部の液体流路から他の液体流路へ液体が引き出されやすくなる。これにより、一部の液体流路に貯留部からの液体の供給が不足することがあり、ひいては、印刷装置の印刷品質が低下しやすくなるといった問題点がある。
本発明は、複数の液体流路のそれぞれにおける液体の供給不良を防止し、印刷品質の低下を低減できる印刷装置を提供することを目的とする。
本発明に係る印刷装置は、液体を貯留する貯留部を装着可能な装着部と、前記装着部に設けられ、前記装着部に前記貯留部が装着された場合に前記貯留部に接続されて前記貯留部内の前記液体を導出可能な導出針と、前記液体を吐出可能な吐出領域を複数備えるヘッドと、前記ヘッドに複数備えられた前記吐出領域のそれぞれに接続して前記貯留部内の前記液体を前記ヘッドに供給するために複数設けられた液体流路と、前記導出針から導出された前記液体を複数の前記液体流路のそれぞれに分岐する分岐部と、前記液体流路において流路抵抗を発生可能な抵抗部であって、前記複数の液体流路のそれぞれにおいて前記分岐部と前記ヘッドとの間に配置され、前記導出針における流路抵抗よりも大きな流路抵抗を発生可能な第一抵抗部と、前記複数の液体流路のそれぞれにおいて、前記分岐部と前記ヘッドとの間の前記液体流路に両端部が接続して設けられ、前記液体流路内の前記液体を循環する循環路と、前記液体流路に対して前記吐出領域を経ることなく接続して、前記液体流路の内部の前記液体を前記液体流路の外部へ排出可能な排出部と、前記ヘッドから前記液体が吐出される側から前記ヘッドを被覆可能なキャップと、前記キャップによって前記ヘッドが被覆された状態において、前記キャップの内部と前記排出部とに選択的に接続して前記液体流路に負圧を付与可能なポンプとを備え、前記循環路には、前記抵抗部である第二抵抗部が配置され、前記第一抵抗部および前記第二抵抗部は、前記液体を濾過するためのフィルタであり、前記液体流路には、前記第二抵抗部が配置されないことを特徴とする。

本発明によれば、装着部の導出針によって導出された貯留部内の液体は、分岐部において複数の液体流路のそれぞれに分岐される。ヘッドの複数の吐出領域のうち一部の吐出領域から液体を吐出する場合、例えば、装着部と分岐部との間に抵抗部が配置されると、複数の液体流路のうち液体を吐出する吐出領域に接続された一部の液体流路へ、分岐部を介して、他の液体流路から液体が引き出されることがある。この場合、液体が引き出された他の液体流路に、液体の供給不良が生ずることがある。本発明に係る印刷装置では、複数の液体流路のそれぞれにおいて、分岐部とヘッドとの間に第一抵抗部が配置される。第一抵抗部において発生する流路抵抗は、導出針における流路抵抗よりも大きいので、分岐部を介して、一部の液体流路から他の液体流路へ向けて液体が引き出されることが防止される。したがって、本発明に係る印刷装置は、複数の液体流路のそれぞれにおける液体の供給不良を防止し、印刷品質の低下を低減できる。
プリンタ1の斜視図である。 プリンタ1の平面図である。 ヘッドユニット100の図2におけるA−A線矢視方向断面図である。 インク流路系700の一部を示す概略図である。 インク流路系700の他の一部を示す概略図である。 図1における部分拡大図W1である。 接続ユニット40の斜視図である。 第二接続部42の正面図である。 第二接続部42の平面図である。 図9におけるB−B線矢視方向断面図である。 循環動作が行われている状態を示すインク流路系700の概略図である。 排気パージが行われている状態を示すインク流路系700の概略図である。 印刷動作が行われている状態を示すインク流路系700の概略図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1から図6を参照して、プリンタ1の概略構成について説明する。なお、図1の上方、下方、左下方、右上方、右下方、および左上方が、各々、プリンタ1の上方、下方、前方、後方、右方、および左方である。
図1に示すように、プリンタ1は、印刷媒体(図示せず)に対して、液体のインク97(図12参照)を吐出することで印刷を行うインクジェットプリンタである。本実施形態において、プリンタ1の印刷媒体は、主にTシャツ等の布帛である。プリンタ1は、紙等を印刷媒体としてもよい。本実施形態においては、プリンタ1は、互いに異なる5種のインク97(ホワイト(W)、ブラック(K)、イエロー(Y)、シアン(C)、およびマゼンタ(M))を下方へ向けて吐出することで、印刷媒体にカラー画像の印刷を実行できる。以下の説明では、5種のインクのうち、ホワイトのインク97を白インクといい、ブラック、シアン、イエロー、およびマゼンタの4色のインク97を総称する場合はカラーインクという。また、白インクとカラーインクとを総称する場合、またはいずれかを特定しない場合、単にインク97という。
本実施形態では、白インクは、主に、印刷媒体の色が濃色の場合など印刷における下地として、印刷が行われる領域全体もしくは一部に吐出される。カラーインクは、主に、白インクが吐出された後に印刷媒体にカラー画像を印刷するために用いられる。プリンタ1において用いられる白インクは、カラーインクよりも沈降性の高い成分を含む液体である。本実施形態において、沈降性の高い成分は、例えば酸化チタンである。酸化チタンは比較的比重の高い無機顔料である。沈降性の高い成分を含む白インクは、白インク内に顔料粒子が沈殿しやすい。このため、プリンタ1において白インクによる印刷が実行される場合、白インクの流路における白インクの流動性が良好に保たれ、白インクが十分に攪拌された状態にしておく必要がある。
図1から図3に示すように、プリンタ1は、筐体2、枠体10、ガイドシャフト9、レール7、キャリッジ20、ヘッドユニット100,200、駆動ベルト101、駆動モータ19、プラテン駆動機構6、装着枠部8、および後述する非印刷領域140においてメンテナンス部141,142を主に備える。なお、図2および図3においては、各部材の説明のため、後述する接続ユニット40,51(図6参照)の図示を省略している。
筐体2は、左右方向を長手方向とする略直方体状である。筐体2の右側手前の位置には、プリンタ1の操作を行うための操作部5が設けられている。操作部5は、ディスプレイ50および操作ボタン52を備える。ディスプレイ50は、各種情報を表示する。操作ボタン52は、作業者がプリンタ1の各種動作に関する指示を入力する際に操作される。
枠体10は、平面視略長方形状の枠状であり、筐体2の上部に設置される。枠体10は、前方側にガイドシャフト9(図2参照)を、後方側にレール7をそれぞれ支持する。ガイドシャフト9は、枠体10の内側において左右方向に延びる軸状部を備える軸部材である。レール7は、ガイドシャフト9に対向して配置され、左右方向に延びる棒状部材である。
キャリッジ20は、ガイドシャフト9に沿って左右方向に搬送可能に支持されている。図1および図2に示すように、ヘッドユニット100,200は、前後方向に並べられてキャリッジ20に搭載されている。ヘッドユニット100は、ヘッドユニット200よりも後方に位置する。図1から図3に示すように、ヘッドユニット100,200は、略箱状の支持体である筐体30を備える。図3に示すように、ヘッドユニット100において、筐体30は、下部において、インク97を印刷媒体へ向けて吐出可能なヘッド部110を支持している。ヘッドユニット200の下部も、ヘッドユニット100と同様に構成されている。なお、図4および図5は、プリンタ1の内部におけるインク97の流路の各部材の上下方向の位置を示すための概略図である。このため、図4および図5では、前側から見たヘッドユニット100,200を紙面の左右に並べて示している。ヘッドユニット100のヘッド部110は、白インクを吐出する。ヘッドユニット200のヘッド部110は、カラーインクを吐出する。
ヘッド部110は、インク97を下方に吐出可能な微細なノズル113(図12参照)を複数有する面であるノズル面111(図3参照)を備えている。ノズル面111は、水平方向と平行な平面であり、ヘッドユニット100,200のそれぞれの底面を形成する。ノズル面111において、複数のノズル113はノズル配置領域120に設けられている。ノズル配置領域120は、ノズル面111の左右方向における中央部に設けられ、前後方向に延びる。
ノズル面111は、ノズル113が複数配列された複数のノズル配列121〜124を有する。ノズル配列121〜124は、それぞれ、ノズル配置領域120を左右方向において4つに分けた領域に位置する複数のノズル113の配列であり、左側から右側に向けてノズル配列121、ノズル配列122、ノズル配列123、およびノズル配列124の順に並んでいる。
図4および図5に示すように、ヘッドユニット100のノズル配列121〜124は、それぞれ白インクを吐出可能なノズル配列である。ヘッドユニット100のノズル配列121,122は白インクを貯留する1つのカートリッジ311(図1および図4参照)に、ノズル配列123,124は白インクを貯留する他の1つのカートリッジ312(図1および図5参照)に、それぞれ接続されている。
ヘッドユニット200のノズル配列121〜124は、カラーインクを貯留するカートリッジ321〜324に接続可能である。ヘッドユニット200のノズル配列121はブラックインクのカートリッジ321(図1および図4参照)に、ノズル配列122はイエローインクのカートリッジ322(図1および図5参照)に、ノズル配列123はシアンインクのカートリッジ323(図1および図4参照)に、ノズル配列124はマゼンダインクのカートリッジ324(図1および図5参照)に、それぞれ接続されている。
図1に示すように、駆動ベルト101は、枠体10の内側において、左右方向に沿って架け渡される帯状である。駆動ベルト101は、可撓性を有する合成樹脂製である。駆動モータ19は、枠体10の内側の右前部に設けられる。駆動モータ19は、正逆回転可能であり、駆動ベルト101を介して、キャリッジ20と連結されている。駆動モータ19が駆動ベルト101を駆動することにより、キャリッジ20がガイドシャフト9に沿って左右方向に往復移動される。ヘッドユニット100,200は左右方向(走査方向)に往復移動され、ヘッドユニット100,200の下側においてヘッドユニット100,200に対向して配置されたプラテン(図示せず)に向けてインク97を吐出する。これによって、プラテンに支持された印刷媒体への印刷が行われる。
プラテン駆動機構6は、一対のガイドレール(図示せず)およびプラテン(図示せず)を備える。一対のガイドレールは、プラテン駆動機構6の内側を前後方向に延び、プラテンを、一対のガイドレールに沿って、筐体2の前後方向に移動可能に支持する。プラテンは、筐体2の前後方向を長手方向とする平面視略長方形状の板状であり、枠体10の下方に設けられている。プラテンは、上部において、例えばTシャツ等の布帛からなる印刷媒体を保持する。プラテン駆動機構6は、プリンタ1の後端部に設けられたモータ(図示せず)を駆動源としてプラテンを前後方向に移動させることで、印刷媒体を前後方向(副走査方向)に搬送し、左右方向に往復移動するヘッド部110からインク97が吐出されることで、プリンタ1による印刷媒体への印刷が行われる。
図1に示すように、筐体2の右側には装着枠部8が設けられている。装着枠部8は、前後方向を長手方向とする略直方体状の筐体81によって支持されている。装着枠部8は、複数のカートリッジ3を装着可能な複数の装着部80を備えている。複数の装着部80は、装着枠部8の前面から直方体状に後方に凹む凹部である。複数の装着部80は、その内側の後端に、導出針831〜836(図4および図5参照)を備えている。導出針831〜836は、中空の針状である。カートリッジ3が装着部80に装着されると、カートリッジ3に収容されたインク収容体(図示せず)に配置されたゴム栓(図示せず)に導出針831〜836が刺さる。導出針831〜836は、カートリッジ3に収容されたインク収容体からインク97を導出する。導出針831〜836によって導出されたインク97は、ヘッド部110に供給される。
複数の装着部80は、左右方向に2列、且つ、上下方向に3列に並べられている。図1、図4および図5に示すように、複数の装着部80は、装着枠部8において上部に位置する上装着部821〜824と、上装着部821〜824より筐体81において下側に位置する下装着部811,812とを備えている。下装着部811は、装着枠部8の左下部に設けられ、下装着部812は、下装着部811の右側に設けられている。上装着部823,824は、それぞれ、下装着部811,812の上側に設けられている。上装着部821,822は、それぞれ、上装着部823,824の上側に設けられている。
下装着部811,812は、それぞれ、白インクを収容するカートリッジ311,312を装着可能である。上装着部821〜824は、それぞれ、カラーインクを収容するカートリッジ321〜324を装着可能である。
図1および図2に示すように、本実施形態では、枠体10の内側にキャリッジ20が配置される。ヘッドユニット100,200は、枠体10の内側の左端部と右端部との間を左右方向に移動する。ヘッドユニット100,200の移動経路において、ヘッドユニット100,200による印刷が実行される領域を印刷領域130という。ヘッドユニット100,200の移動経路における印刷領域130以外の領域を、非印刷領域140という。非印刷領域140は、プリンタ1の左端部の領域である。印刷領域130は、非印刷領域140の右側からプリンタ1の右端部までの領域である。プラテンは、印刷領域130において、ヘッドユニット100,200の移動経路の下方に設けられている。
図2に示すように、メンテナンス部141,142は、非印刷領域140において、それぞれヘッドユニット100,200の移動経路の下方に設けられている。メンテナンス部141,142において、ヘッドユニット100,200のインク吐出性能を回復し、プリンタ1の印刷品質を確保するための、パージ等のメンテナンス動作が実行される。パージは、ヘッドユニット100,200がヘッド部110等から異物又は気泡等を含むインク97を排出する動作である。パージには、吸引パージおよび排気パージが含まれる。吸引パージとは、ヘッド部110に外部から負圧を付与することによって、ノズル113から強制的に異物及び気泡等を含むインク97を排出させる動作である。排気パージとは、ヘッド部110よりも上流側のインク流路から気泡等を含むインク97を排出させる動作である。これらのパージが実行されることで、プリンタ1は、ヘッド部110においてインク97の吐出不良が発生する可能性を低減できる。
図2および図3に示すように、メンテナンス部141は、キャップ67等を備える。キャップ67は、パージに用いられる部品であり、メンテナンス部141の左部に設けられている。キャップ67は、例えばシリコンゴム等の合成樹脂製であり、底壁671、周壁652、および隔壁673を備えている。キャップ67は、キャップ67を支持するキャップ支持部69の内側に配置されている。キャップ支持部69は、上側が開口した平面視矩形状の箱状である。底壁671は、キャップ67の下部を形成する水平方向に延びる板状の壁部であり、平面視でキャップ支持部69の内面に沿った矩形状である。周壁652は、キャップ67におけるノズル面111側である上側に設けられた壁部であり、底壁671の周囲から上方に延びる。周壁652は、ノズル面111においてノズル配置領域120の周囲に対して上下方向に対向している。
隔壁673は、キャップ67におけるノズル面111側である上側に設けられた壁部であり、底壁671から上方に延びる。隔壁673は、底壁671の左右方向中央と左端部との間に設けられ、前後方向に延びる。隔壁673の前端と後端とは、それぞれ、周壁672の前端部と後端部とに接続されている。隔壁673は、ノズル配列121とノズル配列122〜124との境目に対して上下方向に対向している。周壁672と隔壁673との上端であるキャップリップ676は、上下方向において同じ高さにあり、キャップ支持部69の上端より上側に位置する。
隔壁673が設けられることによって、周壁672の内側の領域が2つに分けられる。以下の説明では、周壁672の内側の領域のうち、隔壁673よりも左側の領域を第一領域661といい、隔壁673よりも右側の領域を第二領域662という。
キャップ支持部69は、図示しないモータおよびギア等の駆動によって、上下方向に移動する。キャップ67は、キャップ支持部69と一体に上下移動する。図3に示すように、上方向に移動したキャップ67は、非印刷領域140に移動したヘッドユニット100のノズル面111に対して密着する。このとき、キャップ67は、ノズル面111のノズル配置領域120の周囲に対して、周壁672のキャップリップ676において密着して、ノズル面111における複数のノズル113を被覆する。また、隔壁673のキャップリップ676は、ノズル配列121とノズル配列122〜124との境目に対して密着する。以下の説明では、ノズル面111に対してキャップ67が密着するときのキャップ67およびキャップ支持部69の位置を被覆位置という。また、ノズル面111に対してキャップ67が密着しないときのキャップ67およびキャップ支持部69の位置をキャップ離間位置という。キャップ67およびキャップ支持部69が被覆位置にある場合に、パージが実行される。
図4および図5を参照して、プリンタ1におけるインク流路系700について説明する。図4および図5においては、図面を見やすくするために、インク流路系700、ヘッド部110、およびキャップ67を模式的に図示している。図4および図5に示すように、インク流路系700は、第一流路71A,71B、第二流路721〜724を備えている。なお、図4は、複数の装着部80のうち左列の下装着部811および上装着部821,823(図1参照)に接続されている流路を示している。図5は、複数の装着部80のうち右列の下装着部812および上装着部822,824(図1参照)に接続されている流路を示している。
第一流路71A,71Bは、それぞれ、下装着部811,812と、ヘッドユニット100のヘッド部110とを接続する流路である。第一流路71A,71Bは、白インクの流れる流路である。第二流路721〜724は、それぞれ、上装着部821〜824と、ヘッドユニット200のヘッド部110とを接続する流路である。第二流路721〜724は、カラーインクの流れる流路である。
第一流路71A,71Bについて説明する。まず、第一流路71Aについて説明する。図4に示すように、第一流路71Aは、導出針831、インク供給口611、導出流路701A、接続流路702A,703A、分岐部753A、接続部754A,755A、第一供給流路711,712、循環流路731,732、接続部761A,762A、排出流路761,762、排出口761C,762C、フィルタ部681,682,685,686、およびポンプ901、902を備えている。プリンタ1において、導出流路701A、接続流路702A,703A、第一供給流路711,712、循環流路731,732は、それぞれ、可撓性を有するチューブによって構成されている。
導出針831は、下装着部811の内側の後端から前方に向けて設けられている。インク供給口611は、装着枠部8の後面82において、下装着部811の後側に設けられている。インク供給口611は、導出針831に接続されている。インク供給口611は、下装着部811から導出針831によって導出された白インクを、導出流路701Aへ供給する。導出流路701Aは、インク供給口611のヘッド部110側に接続される流路である。
インク供給口611から延びた導出流路701Aは、導出流路701Aのヘッド部110側の端部に設けられた分岐部753Aにおいて、接続流路702Aと接続流路703Aとの2つの流路に分岐する。接続流路702A,703Aは、接続部754A,755Aにおいて、第一供給流路711,712に、それぞれ接続する。
第一供給流路711,712は、ヘッドユニット100のノズル配列121,122にそれぞれ接続して、導出流路701Aおよび接続流路702A,703Aを介して供給された白インクを、ヘッドユニット100のヘッド部110へ供給する。接続流路702A,703Aには、フィルタ部681,682がそれぞれ設けられている。フィルタ部681,682は、カートリッジ311から導出流路701Aを経て接続流路702A,703Aへ供給された白インクを濾過することで、カートリッジ311内の白インクに混入した異物および気体が、ヘッドユニット100のヘッド部110に流れる可能性を低減する。白インクに混入した異物は、例えば、沈降した顔料成分である。白インクに混入した気体は、例えば、チューブ等を透過して混入した空気である。
第一供給流路711における下流側(ヘッド部110の側)の位置であって、ヘッドユニット100の外側には、第一供給流路711と循環流路731とを接続する接続部756Aが設けられている。また、第一供給流路712の下流側の位置であって、ヘッドユニット100の外側には、第一供給流路712と循環流路732とを接続する接続部757Aが設けられている。接続部756A,757Aから延びる循環流路731,732における装着部80の側の端部のそれぞれは、接続部754A,755Aにおいて再び第一供給流路711,712のそれぞれに接続する。循環流路731はポンプ901およびフィルタ部685を、循環流路732はポンプ902およびフィルタ部686を、それぞれ備える。
第一供給流路711において、接続部756Aとノズル配列121との間には、第一供給流路711と排出流路761とを接続する接続部761Aが設けられている。第一供給流路712においても同様に、接続部757Aとノズル配列122との間に、第一供給流路712と排出流路762とを接続する接続部762Aが設けられている。接続部761A,762Aは、ヘッドユニット100の内部であって、ヘッド部110よりも上流側(装着部80の側)の位置に配置されている。排出流路761,762のそれぞれは、接続部761A,762Aからヘッド部110を経ることなくヘッドユニット100の外部へ延びている。排出流路761,762におけるヘッドユニット100の外部側の端部には、排出口761C,762Cが、それぞれ設けられている。
第一流路71Bについて説明する。図5に示すように、第一流路71Bは、導出針832、インク供給口612、導出流路701B、接続流路702B,703B、分岐部753B、接続部754B,755B、第一供給流路713,714、循環流路733,734、排出流路763,764、排出口763C,764C、フィルタ部683,684,687,688、およびポンプ901,902を備えている。プリンタ1において、導出流路701B、接続流路702B,703B、第一供給流路713,714、循環流路733,734は、それぞれ、可撓性を有するチューブによって構成されている。
導出針832は、下装着部812の内側の後端から前方に向けて設けられている。インク供給口612は、装着枠部8の後面82において、下装着部812の後ろ側に設けられている。インク供給口612は、導出針832に接続されている。インク供給口612は、下装着部812から導出針832によって導出された白インクを、導出流路701Bへ供給する。導出流路701Bは、インク供給口612のヘッド部110側に接続される流路である。
インク供給口612から延びた導出流路701Bは、導出流路701Bのヘッド部110側の端部に設けられた分岐部753Bにおいて、接続流路702Bと接続流路703Bとの2つの流路に分岐する。接続流路702B、703Bは、接続部754B,755Bにおいて、第一供給流路713,714に、それぞれ接続する。
第一供給流路713,714は、ヘッドユニット100のノズル配列123,124にそれぞれ接続して、導出流路701Bおよび接続流路702B,703Bを介して供給された白インクをヘッド部110へ供給する。接続流路702B,703Bには、フィルタ部683,684がそれぞれ設けられている。フィルタ部683,684は、カートリッジ312から導出流路701Bを経て接続流路702B,703Bへ供給された白インクを濾過することで、カートリッジ312内の白インクに混入した異物が、ヘッドユニット100のヘッド部110に流れる可能性を低減する。
第一供給流路713における下流側の位置であって、ヘッドユニット100の外側には、第一供給流路713と循環流路733とを接続する接続部756Bが設けられている。また、第一供給流路714の下流側の位置であって、ヘッドユニット100の外側には、第一供給流路714と循環流路734とを接続する接続部757Bが設けられている。接続部756B,757Bから延びる循環流路733,734における装着部80の側の端部のそれぞれは、接続部754B,755Bにおいて再び第一供給流路713,714のそれぞれに接続する。循環流路733はポンプ903およびフィルタ部687を、循環流路734はポンプ904およびフィルタ部688を、それぞれ備える。
第一供給流路713において、接続部756Bとノズル配列123との間には、第一供給流路713と排出流路763とを接続する接続部763Aが設けられている。第一供給流路714においても同様に、接続部757Bとノズル配列124との間に、第一供給流路714と排出流路764とを接続する接続部764Aが設けられている。接続部763A,764Aは、ヘッドユニット100の内部であって、ヘッド部110よりも上流側(装着部80の側)の位置に配置されている。排出流路763,764のそれぞれは、接続部763A,764Aからヘッド部110を経ることなくヘッドユニット100の外部へ延びている。排出流路763,764におけるヘッドユニット100の外部側の端部には、排出口763C,764Cが、それぞれ設けられている。
プリンタ1において、例えば、ヘッドユニット100のヘッド部110におけるノズル配列121〜124のそれぞれに対応する白インクを収容する4つのカートリッジ3をプリンタ1に搭載すると仮定する。この場合、カラーインクを収容するカートリッジ3を装着するための上装着部821〜824に加えて、白インクを収容する4つのカートリッジ3を装着するための4つの下装着部が必要となる。例えば、4つの下装着部を左右方向に4列に並べて配置すると、プリンタ1が大型化する問題が生ずる。また、4つの下装着部を左右方向に2列、上下方向に4列に並べて配置すると、複数の装着部80のそれぞれとヘッドユニット100,200のノズル面111との上下方向における位置関係が所定の範囲に保たれにくくなる。この場合、複数のカートリッジ3のそれぞれとノズル面111との間に生ずる水頭の差が異なりやすくなる。水頭の差が所定の範囲から外れると、ノズル面111に形成されたメニスカスが壊れ、インク97の吐出不良が発生して、印刷品質が低下する可能性がある。
本実施形態において、プリンタ1は、下装着部811,812から供給された白インクを、分岐部753A,753Bにおいて第一供給流路711,712および第一供給流路713,714の複数の流路にそれぞれ分岐している。プリンタ1は、このような構成を採用することで、プリンタ1に接続が必要な白インクを収容するカートリッジ3の個数を削減し、プリンタ1の小型化に成功している。また、プリンタ1は、装着部80の個数を削減することで、複数の装着部80のそれぞれとヘッドユニット100,200のノズル面111との上下方向における位置関係を所定の範囲に保ち、ノズル面111へのインク97を安定して供給できる。
ここで、循環動作について説明する。プリンタ1は、ヘッドユニット100,200のヘッド部110からインク97が吐出されていない非印刷動作時にポンプ901〜904を駆動して循環流路731〜734に負圧を発生させて、循環動作を行う。プリンタ1は、例えば1日のうち最初に白インクによる印刷を実行する前に、循環動作を行う。また、プリンタ1は、パージ等のメンテナンス動作の実行前に循環動作を行うことがある。白インクの循環を実行するタイミングは変更可能であり、例えば、1時間に1回など、定期的に白インクを循環させてもよい。循環動作が行われると、図4および図5の矢印90に示すように、循環流路731〜734を介して第一流路71A,71B内を白インクが循環する。これによって、白インクが、第一流路71A,71Bにおいて攪拌される。なお、循環動作は、プリンタ1の印刷動作時には行われない。このため、印刷動作時において、白インクは、循環流路731〜734内を矢印90に示す方向に循環しない。
なお、本実施形態において、フィルタ部681〜688は不織布からなる。第一流路71A,71Bにおいて設けられているフィルタ部681〜688のそれぞれにおいて発生する流路抵抗は、導出針831,832における流路抵抗よりも大きい。
次いで、第二流路721〜724について説明する。図4および図5に示すように、第二流路721〜724は、それぞれ、上装着部821〜824と、ヘッドユニット200のヘッド部110とを接続する流路である。第二流路721〜724は、それぞれ、導出針833〜836、インク供給口621〜624、第二供給流路741〜744、接続部765A,766A,767A,768A(765A〜768A)、排出流路765〜768、排出口765C,766C,767C,768C(765C〜768C)を備えている。第二供給流路741〜744は、可撓性を有するチューブによって構成されている。なお、第二流路721〜724は、第一流路71A,71Bにおける分岐部753A,753B、接続流路702A,703A,702B,704B、および循環流路731〜734に相当する構成を備えていない。このため、第一流路71A,71Bにおいて接続流路702A,703A,702B,704Bおよび循環流路731〜734に設けられているフィルタ部681〜688およびポンプ901〜904に相当する構成も、第二流路721〜724には設けられていない。
導出針833〜836は、それぞれ、上装着部821〜824の内側の後端から前方に向けて設けられている。インク供給口621〜624は、それぞれ、装着枠部8の後面82において、上装着部821〜824の後ろ側に設けられている。インク供給口621〜624は、それぞれ、上装着部821〜824から導出針833〜836によって導出されたカラーインクを、第二供給流路741〜744へ供給する。第二供給流路741〜744は、それぞれ、ヘッドユニット200のノズル配列121〜124に接続して、上装着部821〜824から供給されたカラーインクを、ヘッドユニット200のヘッド部110へ供給する。なお、第二供給流路741〜744は、サブタンクを含む流路であるが、図4および図5においては、図の単純化のため、サブタンクの図示を省略している。
第二供給流路741〜744のそれぞれにおいて、ヘッドユニット200の内部であって、ヘッド部110よりも上流側の位置に、接続部765A〜768Aが設けられている。接続部765A〜768Aは、第二供給流路741〜744と排出流路765〜768とをそれぞれ接続する。排出流路765〜768のそれぞれは、接続部765A〜768Aからヘッド部110を経ることなくヘッドユニット100の外部へ延びている。排出流路765〜768におけるヘッドユニット200の外部側の端部には、排出口765C〜768Cが、それぞれ設けられている。
図4および図5に示すように、第一流路71A,71Bおよび第二流路721〜724は、キャップ67および接続部773A,777Aを介して、廃液流路771〜778、廃液開閉弁781〜786、ポンプ905,906、廃液タンク706に接続可能である。
廃液流路771および廃液流路772は、ヘッドユニット100のヘッド部110を被覆可能なキャップ67における第一領域661および第二領域662に、それぞれ接続されている。廃液流路773は、排出口761C〜764Cに対して接続可能な接続部773Aを備えている。廃液流路771〜773は、合流部791において合流し、1つの廃液流路774となる。廃液流路774は、廃液タンク706に接続されている。廃液タンク706は、キャップ67および排出口761C〜764Cから廃液されたインク97を、インク流路系700の外部において貯留する容器である。ポンプ905は、廃液流路774に設けられている。廃液流路771〜774は、ポンプ905の駆動によって、キャップ67および排出口761C〜764Cから白インクを吸引して廃液可能である。廃液開閉弁781〜783は、それぞれ、廃液流路771〜773に設けられた電磁弁であり、廃液流路771〜773を廃液流路774に対して開閉する。これにより、ポンプ905は、廃液流路771〜773に対して選択的に接続できる。
廃液流路775および廃液流路776は、ヘッドユニット200のヘッド部110を被覆可能なキャップ67における第一領域661および第二領域662に、それぞれ接続されている。廃液流路777は、排出口765C〜768Cに対して接続可能な接続部777Aを、上流側の端部に備えている。廃液流路775〜777は、合流部792において合流し、1つの廃液流路778となる。廃液流路778は、廃液タンク706に接続されている。廃液タンク706は、キャップ67および排出口765C〜768Cから廃液されたインク97を貯留する。ポンプ906は、廃液流路778に設けられている。廃液流路775〜778は、ポンプ906の駆動によって、キャップ67および排出口765C〜768Cから白インクを吸引して廃液可能である。廃液開閉弁784〜786は、それぞれ、廃液流路775〜777に設けられた電磁弁であり、廃液流路775〜777を廃液流路778に対して開閉する。これにより、ポンプ905は、廃液流路775〜777に対して選択的に接続できる。
図6から図10を参照して、接続ユニット401〜404について説明する。接続ユニット401〜404は、第一供給流路711〜714のそれぞれとヘッドユニット100とを接続する部材である。また、接続ユニット511〜514は、第二供給流路741〜744のそれぞれとヘッドユニット200とを接続する部材である。
図6に示すように接続ユニット401〜404は、ヘッドユニット100の筐体30における右上部から前後方向に並んで備えられている。接続ユニット401〜404は同一の形状を有している。以下では、接続ユニット401〜404を総称する場合、またはいずれかを特定しない場合、接続ユニット40という。また、接続ユニット511〜514も、接続ユニット40と同様に、ヘッドユニット200の筐体30における右上部から前後方向に並んで備えられている。以下の説明では、接続ユニット511〜514を総称する場合、またはいずれかを特定しない場合、接続ユニット51という。なお、図6に示される接続ユニット40,51、ヘッドユニット100,200、および各種チューブは、複数の装着部80から延びるインク流路系700の一部である。インク流路系700の一部である各種チューブは、プリンタ1の筐体2の後側を経由した後にチューブ誘導部70によって枠体10上方からヘッドユニット100,200へ向けて誘導されている。
接続ユニット401を例にとって、接続ユニット40の構成を説明する。図7に示すように、接続ユニット401は、剛性を有する合成樹脂製であり、内部に白インクを収容可能な円筒状である。接続ユニット401は、第一接続部41、第二接続部42、および第三接続部43を備える。
図7に示すように、第一接続部41は、接続ユニット401の上部を構成する円筒状である。第一接続部41は、第一円筒部411と第一接続管412とを備える。第一円筒部411は、上下方向に延び、且つ、上端部が閉塞された円筒状であり、円筒状の内部に白インクを収容可能である。第一円筒部411の下端部は開口しており、後述する第二円筒部421と連通する。第一接続管412は、第一円筒部411の上端部から右方に向けて突出する管状部である。第一接続管412は、第一円筒部411から離間した側の一端において第一供給流路711と接続する(図6参照)。第一接続管412は、第一供給流路711を介して供給される白インクを、第一円筒部411の内部へ導入する。
図7および図8に示すように、第二接続部42は、第一接続部41の下端部から下方に延びて、接続ユニット401の上下方向における中央部を構成する円筒状である。第二接続部42は、第二円筒部421、第一取付部423、第二取付部424、および第二接続管422を備える。第二円筒部421は、上下方向に延び、上端および下端が開口した円筒状であり、円筒状の内部において白インクを流動可能である。第一取付部423は、第二円筒部421の上端部に設けられており、第一円筒部411の下端部に対して取り付けられる部分である。第二取付部424は、第二円筒部421の下端部に設けられており、後述する第三円筒部431に対して取り付けられる部分である。第二円筒部421の内部は、第一円筒部411および第三円筒部431の内部と連通している。このため、第二円筒部421は、第一円筒部411から導入された白インクを、第三円筒部431へ供給できる。
第二接続管422は、第二円筒部421の上下方向における略中央部から右方に向けて突出する管状部である。第二接続管422は、第二円筒部421から離間した側の一端において循環流路731と接続する(図6参照)。プリンタ1において循環動作が行われる場合、第一供給流路711を介して接続ユニット401に導入された白インクは、第二接続管422を介して循環流路731へ導出される。この点において、接続ユニット401〜404は、インク流路系700(図4および図5参照)における第一流路71A,71Bの接続部756A,757A,756B,757Bのそれぞれを構成しているともいえる。
図7に示すように、第三接続部43は、第二接続部42の下端部から下方に延びて、接続ユニット401の上部を構成する円筒状である。第三接続部43は、第三円筒部431、第三取付部433、および第三接続管432を備える。第三円筒部431は、上下方向に延び、且つ、下端部が閉塞された円筒状であり、円筒状の内部に白インクを収容可能である。第三円筒部431の上端部は開口しており、第二円筒部421と連通する。第三接続管432は、第三円筒部431の下端部から左方に向けて突出する管状部である。第三接続管432は、第三円筒部431から離間した側の一端において、第一供給流路711を介してノズル配列121に接続する(図4および図5参照)。このため、接続ユニット401〜404は、それぞれの第三円筒部431において第二円筒部421から供給された白インクを収容した後に、ノズル配列121〜124へ白インクを供給できる。第三取付部433は、第三円筒部431の下端部において下方に突出する凸部である。接続ユニット401〜404は、ヘッドユニット100の筐体30における凹部31〜34(図2参照)に対して、それぞれの第三取付部433が挿入されることで、筐体30に対して固定される。
図6に示すように、プリンタ1は、このような上下方向に所定の長さを有する接続ユニット40を、筐体30の上方に配置している。この場合、第一接続管412に接続される第一供給流路711は、接続ユニット40における第三取付部433から第一供給流路711の長さの分だけ、筐体30より上方の位置に保持される。仮に、接続ユニット40の上下方向の長さが本実施形態よりも短い場合、第一供給流路711においてチューブ誘導部70と第一接続管412との間に高低差が生じ、第一供給流路711は、チューブ誘導部70と第一接続管412との間で傾斜する。傾斜した第一供給流路711における比較的高い位置等の特定の箇所に、インク流路系700に混入した気体が蓄積されやすくなる。チューブの内部に一旦蓄積された気体は、循環動作を行ってもインク流路系700から排出され難い場合がある。チューブの内部に気体が蓄積された状態が続くと、気体に触れる部分の白インクが乾燥して固着し、第一供給流路711の白インクに濃度勾配が生じたり、固着した白インクの顔料成分が沈降して第一供給流路711に目詰まりを起こしたりする可能性がある。また、第一供給流路711内に蓄積された気体が一度にヘッド部110に向けて流れると、ヘッド部110に吐出不良が生ずる可能性がある。プリンタ1は、第一供給流路711をチューブ誘導部70と同程度の高さで略水平に保持することにより、インク流路系700におけるインク97の流動性を良好に保ち、吐出不良を防止している。
図8から図10を参照して、第二接続部42の詳細な構成を説明する。図9および図10に示すように、第二円筒部421の上部に設けられている第一取付部423は、平面視略中央に円形の開口部425を形成している。開口部425は第二円筒部421の内壁429に接続している。図10に示すように、第二円筒部421の右側から突出する第二接続管422は、その内部において内壁429と接続している。第二接続管422の内部のうち内壁429と接続する上側の箇所を上接続箇所422Aとする。第二接続管422の内部のうち内壁429と接続する下側の箇所を下接続箇所422Bとする。
図9および図10に示すように、内壁429には、第一突出部426および第二突出部427が設けられている。図10に示すように、第一突出部426は、内壁429の左部から右方向へ向けて突出する部位である。第二突出部427は、第一突出部426よりも下側の位置において、内壁429の右部から左方向へ向けて突出する部位である。図9に示すように、第一突出部426の上面426Aおよび第二突出部427の上面427Aは、共に平面視半円状であり、第二円筒部421内部の左右方向における中央の位置まで、互いに突出している。
図10に示すように、第一突出部426は、内壁429において、上接続箇所422Aよりも上側の位置に設けられている。第二突出部427は、内壁429において、下接続箇所422Bよりも下側の位置に設けられている。言い換えると、第一突出部426および第二突出部427は、第二接続管422を上下方向に挟んだ位置に配置されている。第二接続部42の内部に開口部425を介して白インクが流入する場合、白インクとともに異物(例えば、第二円筒部421に供給された白インクにおいて、時間経過とともに第一突出部426の上方から沈降してくる白インクの成分である顔料粒子も含む)が流入する可能性がある。このような場合に、第一突出部426は第二円筒部421の内部において左側を流下する白インクに含まれている異物を、第二突出部427は第二円筒部421の内部において右側を流下する白インクに含まれている異物をそれぞれ受け止めて保持できる。図9に示すように、第二円筒部421を上方から見た場合、上面426Aと上面427Aは、第二円筒部421の内部を互いに閉塞し合っている。このため、第一突出部426および第二突出部427は、第二円筒部421の内部を流れる白インクに含まれる異物を受け止めて、異物が第二取付部424を経て第三円筒部431へ流れることを効果的に防止している。
循環動作が実行される場合、第二円筒部421の内部へ流入した白インクは、第二接続管422を介して第二接続部42の外部へ排出される。このとき、第一突出部426および第二突出部427によって保持された異物は、循環動作の実行時に、白インクの流れに乗って第二接続管422を介して第二接続部42の外部へ排出されやすい。このようにして、プリンタ1は、接続ユニット40の内部において異物が沈降しやすい箇所を、第一突出部426および第二突出部427のそれぞれの上に限定している。また、プリンタ1は、上記のような第一突出部426および第二突出部427の配置によって、仮に異物が第一突出部426および第二突出部427に沈降した場合であっても、循環動作によって沈降した異物を接続ユニット40の外部に排出しやすくしている。
なお、接続ユニット51は、接続ユニット40と同様に、上下方向に所定の長さを有する円筒形である(図6参照)。本実施形態において、インク流路系700のうち第二流路721〜724においては、循環動作が行われない。カラーインクは白インクに比べて沈降性の低い顔料成分が用いられているため、本実施形態においては、第二流路721〜724に循環動作が不要なためである。このため、接続ユニット51は、接続ユニット40における第二接続管422、第一突出部426および第二突出部427に相当する構成を備えていない。
図11から図13を参照して、インク流路系700の第一流路71Aにおけるフィルタ部681,682,685,686の配置について詳細に説明する。なお、第一流路71Bにおけるフィルタ部683,684,687,688の配置については、第一流路71Aにおけるフィルタ部681,682,685,686の配置と同様のため、説明を省略する。図11においては、循環動作が行われることによって導通する流路を、他の流路に比べて太い線で示している。なお、後述する図12および図13においても、プリンタ1における各種の動作時が行われることによって導通する流路を太い線で示す。
図11に示すように、循環動作は、キャップ67が被覆位置にある場合に行われる。循環動作が行われると、第一供給流路711,712の内部の白インクが、ポンプ901,902の駆動によって、接続部756A,757Aを介して、それぞれ、循環流路731,732へ導入される。循環流路731,732へ導入された白インクは、接続部754A,755Aにおいて、第一供給流路711,712へ再び流れ込む。このようにして、白インクは、第一流路71Aの内部を矢印90に示す方向に流れて循環する。このとき、接続ユニット401,402において第一突出部426および第二突出部427の上に蓄積されていた異物は、循環流路731,732へ排出される(図7および図10参照)。循環流路731,732のそれぞれに設けられているフィルタ部685,686は、循環流路731,732を流れる白インクを濾過することで、第一流路71A,71B内を循環する白インクに混入した異物および気体を除去できる。
循環動作では、異物および気体が混入した白インクが第一供給流路711,712および循環流路731,732の内部を流れる可能性がある。第一流路71Aは、接続部754A,755Aよりも上流側(装着部80の側)の接続流路702A,703Aにおいて、フィルタ部681,682をそれぞれ備えている。フィルタ部681,682における流路抵抗によって、異物および気体が混入した白インクが、第一供給流路711,712および循環流路731,732の側から導出流路701Aに向けて逆流する可能性を低減できる。また、フィルタ部681,682の抵抗により、白インクが接続流路702A,703A,導出流路701Aを介して装着部80側へ流れるのを防止できる。このようにして、プリンタ1は、第一流路71A内を循環する白インクに含まれる異物および気体が、装着部80の側に流れてカートリッジ311に混入することを防止できる。
図12に示すように、排気パージは、キャップ67が被覆位置にある場合に行われる。排気パージが行われることで、インク流路系700の内部に混入した気体が、インク流路系700内のインク97とともに、ヘッド部110を介さずに、排出口761C,762Cからインク流路系700の外部へ排出される。排気パージは、カートリッジ3が装着部80に装着されて、カートリッジ3内のインクがインク流路系700に初めて導入される場合にも行われる。排気パージにおいて、プリンタ1は、接続部773Aを排出口761C,762Cに接続させた状態で、廃液開閉弁783を開くとともに、廃液開閉弁781,782を閉じる。プリンタ1は、この状態でポンプ905を駆動することで、排出流路761,762および第一供給流路711,712に負圧を作用させ、第一流路71A内の白インクを、廃液流路773,774を介して廃液タンク706へ排出する。なお、プリンタ1は、キャップ67が被覆位置にある状態で、廃液開閉弁781,782を開くとともに廃液開閉弁783を閉じ、ポンプ905を駆動することで、キャップ67の第一領域661および第二領域662に負圧を発生して、吸引パージを実行できる。
循環動作において、循環流路731,732を流れる白インクに含まれる異物および気体は、フィルタ部685,686に付着する。特に、気泡状になった気体がフィルタ部685,686に付着した場合、フィルタ部685,686に気泡が付着する前よりも、フィルタ部685,686における流路抵抗が高くなる。ここで、フィルタ部685,686が、第一供給流路711,712に配置されていたと仮定する。また、この仮定において、フィルタ部685,686における流路抵抗が、ノズル配列121,122のノズル113から接続部761A,762Aへ向けて白インクが引き出される場合の流路抵抗よりも高い状態で排気パージが行われるとする。この場合、第一供給流路711,712における接続部761A,762Aより上流側(装着部80の側)の白インクよりも、ノズル配列121,122のノズル113内の白インク(拡大図W2参照)の方が、排出口761C,762Cへ向けて排出されやすくなる。ノズル113内の白インクがヘッド部110から引き出されて排出されると(拡大図W3参照)、ノズル113から気体が混入し、印刷動作時において白インクの吐出不良が生じ、印刷品質が低下する可能性がある。
このような印刷品質の低下を防止するために、プリンタ1は、フィルタ部685,686を、第一供給流路711,712には配置せず、循環流路731,732に配置している。プリンタ1は、このようなフィルタ部685,686の配置の工夫によって、フィルタ部685,686における流路抵抗が増大した場合においても、排気パージにおいてノズル113内の白インクがヘッド部110から引き出されることを防止できる。
図13に示す印刷動作は、ヘッドユニット100,200が印刷領域130(図2参照)にある場合に行われる。このため、図13では、非印刷領域140に配置されているキャップ67およびキャップ67に接続される流路等について図示していない。
第一供給流路711,712をはじめとするインク流路系700は、チューブによって構成されている箇所がある。チューブの内径や長さには、チューブ毎に微小な個体差があるので、第一供給流路711,712のそれぞれの流路抵抗に微小な差が生ずることがある。ここで、接続流路702A,703Aにフィルタ部681,682が設けられておらず、代わりに導出流路701Aにおける分岐部753Aよりも上流側(装着部80の側)にフィルタ部が1つ設けられていると仮定する。印刷動作が行われると、分岐部753Aを介して第一供給流路711,712に白インクが供給される。このとき、第一供給流路711,712のそれぞれの流路抵抗に微小な差が生じていると、分岐部753Aを介して供給された白インクは、第一供給流路711,712のうち流路抵抗の低い方の流路に流れやすくなる。この場合、第一供給流路711,712のうち流路抵抗の高い方の流路の白インクが、分岐部753Aを介して流路抵抗の低い方の流路に向けて引き出されて流れ込むことがある。第一供給流路711,712の相互間において白インクの流量が異なると、ノズル配列121,122のそれぞれに供給される白インクの量に差が生ずることとなり、特定のノズル配列において白インクの吐出不良が生ずる可能性がある。
このようなヘッド部110における白インクの吐出不良による印刷不良の発生を低減するために、プリンタ1は、フィルタ部を導出流路701Aには配置せず、接続流路702A,703Aにフィルタ部681,682を、それぞれ配置している。フィルタ部681,682は、フィルタ部681,682において発生する流路抵抗によって、第一供給流路711,712における白インクの逆流を低減できる。このため、第一供給流路711,712に供給された白インクが、分岐部753Aを介して第一供給流路711,712の相互間を行き交う可能性が低減される。プリンタ1は、このようなフィルタ部681,682の配置の工夫によって、印刷動作時にヘッド部110の特定のノズル配列に白インクの供給不良が生ずることを防止し、印刷不良の発生を低減している。
以上説明したように、プリンタ1において、下装着部811,812の導出針831,832によって導出されたカートリッジ311,312内の白インクは、分岐部753A,753Bにおいて接続流路702A,703Aおよび接続流路702B,703にそれぞれに分岐され、第一供給流路711〜714に供給される。仮に、導出流路701Aにフィルタ部が配置された場合、分岐部753Aを介して、第一供給流路711,712のうち一方から他方へ向けて白インクが引き出されることによって、第一供給流路711,712のうち他方に白インクの供給不良が生ずることがある。プリンタ1では、接続流路702A,703A,702B,704Bにフィルタ部681〜684を、それぞれ配置している。フィルタ部681〜684において発生する流路抵抗は、導出針831,832における流路抵抗よりも大きいので、分岐部753A,753Bを介して、白インクが第一供給流路711,712、および第一供給流路713,714の相互間を行き交う可能性が低減される。したがって、プリンタ1は、第一供給流路711〜714のそれぞれにおける白インクの供給不良を防止し、印刷品質の低下を低減できる。
プリンタ1において、排出流路761〜764は、それぞれ、第一供給流路711〜714に対してヘッド部110を経ることなく接続する。プリンタ1は、排出口761C〜764Cに接続したポンプ905によって第一供給流路711〜714に負圧を付与することで、第一供給流路711〜714内の液体を排出口761C〜764Cから廃液タンク706へ排出できる。仮に、フィルタ部685〜688が、第一供給流路711〜714に配置されると、排気パージの実行時において、ポンプ905から第一供給流路711〜714に付与された負圧によってヘッド部110のノズル113から排出口761C〜764Cに向けて白インクが引き出され(拡大図W3、図12参照)、印刷不良が生ずる可能性がある。プリンタ1は、循環流路731〜734にフィルタ部685〜688を設けるとともに、ヘッド部110がキャップ67によって被覆されている状態で、第一供給流路711〜714内の白インクを排出口761C〜764Cから排出する。したがって、プリンタ1は、排出口761C〜764Cから白インクを排出する際に、ヘッド部110のノズル配置領域120から白インクが引き出されることを防止できる。
白インクは、主にカラー画像の印刷を行う場合の下地として用いられるので、印刷動作時においてカラーインクよりも多く使用されることがある。ヘッドユニット100のノズル配列121〜124ごとに白インクを収容したカートリッジ3を接続させるために複数の装着部80を設けた場合、複数のカートリッジ3の水頭を保ちながら、複数の装着部80を配置するスペースを確保することが難しいことがある。このため、プリンタ1は、カートリッジ311,312から導出された白インクを、分岐部753A、753Bを介して、第一供給流路711,712および第一供給流路713,714のそれぞれに分岐する。プリンタ1は接続流路702A,703A,702B,704Bにフィルタ部681〜684を備えているので、分岐部753A,753Bを介して、白インクが第一供給流路711,712、および第一供給流路713,714の相互間を行き交うことを防止できる。したがって、プリンタ1は、ヘッドユニット100に接続される第一供給流路711〜714における白インクの供給不良を防止し、印刷品質の低下を低減できる。
白インクは、カラーインクよりも沈降性の高い顔料成分を含むので、第一流路71A,71Bの内部において白インクの顔料が沈降する可能性がある。プリンタ1は、ヘッドユニット100に接続される第一供給流路711〜714のそれぞれにおいて循環流路731〜734を設けているので、第一流路71A,71Bにおいて白インクを循環することによって攪拌できる。したがって、プリンタ1は、第一流路71A,71Bにおける白インクの顔料の沈降を防止し、第一供給流路711〜714において白インクの顔料濃度が偏ることを防止して、印刷品質を保つことができる。
プリンタ1は、導出針831,832から導出されて第一流路71A,71Bに供給された白インクに含まれる異物を、フィルタ部681〜684によって除去できる。また、循環動作において循環する白インクに含まれる異物を、フィルタ部685〜688によって除去できる。気泡の含まれる液体がフィルタ部681〜688を通過すると、フィルタ部681〜688に気泡が付着することで、フィルタ部681〜688において流路抵抗が発生する。この場合、第一流路71A,71Bの各部分において流路抵抗が大きくなることで、ヘッド部110への白インクの供給が不足する可能性がある。このような場合であっても、プリンタ1は、第一流路71A,71Bにおけるフィルタ部681〜688の配置を上記のように工夫することによって、第一供給流路711〜714への白インクの供給不良を防止できる。
インク流路系700には気泡が混入することがある。仮に第一供給流路711〜714において高低差が生じ、第一供給流路711〜714が傾斜すると、傾斜した第一供給流路711〜714の高い側の位置に気泡が蓄積されやすくなる。気泡が第一供給流路711〜714において蓄積されたままになると、第一供給流路711〜714における白インクの流動性が低下したり、気泡に接する部分の白インクが乾燥して沈殿物等の異物が発生したりする可能性がある。また、気泡が一度に第一供給流路711〜714を流れてヘッド部110に至ると、白インクの吐出不良が生ずることもある。プリンタ1において、接続ユニット40は、上下方向に延びる第一円筒部411、第二円筒部421および第三円筒部431を備える。第一接続管412は第一円筒部411の上端部に備えられ、接続ユニット40の下端部である第三取付部433との間に一定の距離がおかれているので、第一接続管412に接続する第一供給流路711〜714は傾斜せず、第一供給流路711をチューブ誘導部70と同程度の高さで略水平に保たれやすくなる。これにより、プリンタ1は、第一供給流路711〜714における気泡の蓄積を低減できる。また、第二円筒部421の内壁429には、第一突出部426と第二突出部427とが設けられているので、第二円筒部421の内部に白インク内に沈降した顔料成分が白インクとともに流入した場合、顔料成分は上面426A,427Aに受け止められやすい。循環動作時に、第二円筒部421の内部の白インクは、第二接続管422を介して接続ユニット40の外部へ排出される。第一突出部426および第二突出部427は、第二接続管422を上下方向に挟んだ位置に配置されているので、上面426A,427Aに沈降した顔料成分は、白インクの流動によって、白インク内で攪拌された状態で接続ユニット40の外部へ排出されやすい。したがって、プリンタ1は、接続ユニット40において白インクの顔料濃度が偏ることを防止して、印刷品質を保つことができる。
上面426A,427Aは、第二円筒部421の内部を上方向から見た場合、第二円筒部421の内部を互いに閉塞し合っている。このため、第二円筒部421の内部を上方向下方向へ移動する白インクに沈降顔料などの異物が含まれていても、異物は上面426A,427Aのいずれかによって受け止められやすいので、プリンタ1は、印刷品質を保つことができる。
本実施形態において、プリンタ1が、本発明の「印刷装置」に相当する。装着部80が、本発明の「装着部」に相当する。導出針831〜836が、本発明の「導出針」に相当する。ノズル配列121〜124本発明の「吐出領域」に相当する。ヘッドユニット100,200が本発明の「ヘッド」に、ヘッドユニット100が、本発明の「第一ヘッド」に、ヘッドユニット200が、本発明の「第二ヘッド」に、それぞれ相当する。第一供給流路711〜714が、本発明の「液体流路」に相当する。分岐部753A,753Bが、本発明の「分岐部」に相当する。フィルタ部681〜684が、本発明の「第一抵抗部」に相当する。フィルタ部685〜688が、本発明の「第二抵抗部」に相当する。循環流路731〜734が、本発明の「循環路」に相当する。排出口761C〜764Cが、本発明の「排出部」に相当する。キャップ67が、本発明の「キャップ」に相当する。本発明の「ポンプ」に相当する。
接続ユニット40が、本発明の「接続部」に相当する。第一円筒部411、第二円筒部421および第三円筒部431が、本発明の「円筒部」に相当する。第一接続管412が、本発明の「円筒部」に相当する。第一接続管412が、本発明の「流入口」に相当する。第二接続管422が、本発明の「排出口」に相当する。第一突出部426が、本発明の「第一突出部」に相当する。第二突出部427が、本発明の「第二突出部」に相当する。上面426Aが、本発明の「第一領域」に相当する。上面427Aが、本発明の「第二領域」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、プリンタ1は、インク流路系700において、白インクについて循環動作を実行している。プリンタ1は、白インクを循環させる構成と同様の構成(分岐部753A,753B、接続流路702A,703A,702B,704B、循環流路731〜734、およびポンプ901〜904)を第二流路721〜724に設けることによって、カラーインクを循環させてもよい。この場合、フィルタ部681〜688に相当する構成を第二流路721〜724に設けてもよい。また、この場合、第二供給流路741〜744に設けられている接続ユニット51に替えて、接続ユニット40を設けてもよい。
上記実施形態では、フィルタ部681〜688は、第一流路71A,71Bにおける白インクを濾過する役割の他、第一流路71A,71B内において適切な流路抵抗を発生して、印刷不良の発生を低減させる役割を担っている。この点において、プリンタ1は、フィルタ部681〜688の一部または全部に替えて、またはフィルタ部681〜688一部または全部とともに、第一流路71A,71B内の流路抵抗を調整できるバルブ等を設けてもよい。また、上記実施形態では、フィルタ部681〜688のそれぞれにおいて発生する流路抵抗は、導出針831,832における流路抵抗よりも大きいが、フィルタ部685〜688については、これに限定されない。したがって、フィルタ部685〜688において発生する流路抵抗は、導出針831,832における流路抵抗に等しくてもよいし、導出針831,832における流路抵抗よりも小さくてもよい。
上記実施形態では、第二接続部42における第一突出部426は、上接続箇所422Aの上側において内壁429の左部から右方向へ向けて突出し、第二突出部427は、下接続箇所422Bの下側において内壁429の右部から左方向へ向けて突出している。第一突出部426および第二突出部427のそれぞれが突出する方向はこれに限られず、第一突出部426と第二突出部427とは、第二接続管422を上下方向に挟んだ位置において、内壁429の異なる方向の部分から互いに対向するように突出していればよい。また、上記実施形態では、第二円筒部421を上方から見た場合の上面426Aの右端部と上面427Aの左端部とは、第二円筒部421の内部の中央位置においてちょうど接触するように配置されている。上面426A,427Aのそれぞれの第二円筒部421における中央側の端部は、第二円筒部421を上方から見た場合に上面426A,427Aが重複し合うような位置にまで延びていてもよい。
上記実施形態では、ヘッド部110にはノズル配列121〜124の4つのノズル配列が設けられているが、例えば、ヘッド部110に5つ以上のノズル配列が設けられてもよい。この場合、第一流路71A,71Bは、下装着部811,812から供給された白インクを、3つ以上のノズル配列のそれぞれに接続する複数の第一供給流路に分岐させる分岐部を備えてもよい。
上記実施形態では、キャップ支持部69が上下方向に移動することで、ノズル面111に対して被覆位置とキャップ離間位置とにキャップ67が配置される。これに限られず、例えば、ヘッド部110がキャップに対して上下方向に移動することで、ノズル面111に対して被覆位置とキャップ離間位置とにキャップ67が配置されてもよい。
上記実施形態では、プリンタ1は、キャップ67に隔壁673を設け、パージ等のメンテナンス動作において、ブラックインクがノズル面111においてノズル配列122〜124に付着して他のカラーインクが混色することを防止している。キャップ67に隔壁673が設けられていなくても、本発明の効果は発揮される。この場合、廃液流路771、772は、1つの流路であってよい。また、キャップ67に隔壁673が複数枚設けられてもよい。また、廃液タンク706は、インク流路系700の外部に設けられていればよいので、プリンタ1の内部および外部のいずれに設けられていてもよい。
上記実施形態において、印刷画像および印刷媒体の色によっては、必ずしも白インクが吐出された後にカラーインクが吐出されなくてもよい。白インクは模様等を印刷するために吐出されてもよい。印刷媒体において、白インクのみが吐出された領域、およびカラーインクのみが吐出された領域があってもよい。ヘッドユニット100,200から吐出される液体はインク97に限られず、例えば染色された布帛の色を脱色する抜染剤であってもよい。
1 プリンタ
40 接続ユニット
67 キャップ
80 装着部
100,200 ヘッドユニット
121〜124 ノズル配列
411 第一円筒部
412 第一接続管
421 第二円筒部
422 第二接続管
426 第一突出部
427 第二突出部
431 第三円筒部
426A,427A 上面
681〜688 フィルタ部
711〜714 第一供給流路
731〜734 循環流路
753A,753B 分岐部
761C〜764C 排出口
811,812 下装着部
831〜836 導出針
905 ポンプ

Claims (5)

  1. 液体を貯留する貯留部を装着可能な装着部と、
    前記装着部に設けられ、前記装着部に前記貯留部が装着された場合に前記貯留部に接続されて前記貯留部内の前記液体を導出可能な導出針と、
    前記液体を吐出可能な吐出領域を複数備えるヘッドと、
    前記ヘッドに複数備えられた前記吐出領域のそれぞれに接続して前記貯留部内の前記液体を前記ヘッドに供給するために複数設けられた液体流路と、
    前記導出針から導出された前記液体を複数の前記液体流路のそれぞれに分岐する分岐部と、
    前記液体流路において流路抵抗を発生可能な抵抗部であって、前記複数の液体流路のそれぞれにおいて前記分岐部と前記ヘッドとの間に配置され、前記導出針における流路抵抗よりも大きな流路抵抗を発生可能な第一抵抗部と
    前記複数の液体流路のそれぞれにおいて、前記分岐部と前記ヘッドとの間の前記液体流路に両端部が接続して設けられ、前記液体流路内の前記液体を循環する循環路と、
    前記液体流路に対して前記吐出領域を経ることなく接続して、前記液体流路の内部の前記液体を前記液体流路の外部へ排出可能な排出部と、
    前記ヘッドから前記液体が吐出される側から前記ヘッドを被覆可能なキャップと、
    前記キャップによって前記ヘッドが被覆された状態において、前記キャップの内部と前記排出部とに選択的に接続して前記液体流路に負圧を付与可能なポンプと
    を備え
    前記循環路には、前記抵抗部である第二抵抗部が配置され、
    前記第一抵抗部および前記第二抵抗部は、前記液体を濾過するためのフィルタであり、
    前記液体流路には、前記第二抵抗部が配置されないことを特徴とするとする印刷装置。
  2. 前記ヘッドは、印刷媒体に対して顔料を含む前記液体である第一液体を吐出可能な前記吐出領域を複数備える第一ヘッドと、前記第一ヘッドによって前記第一液体が吐出された後に前記印刷媒体に対して前記第一液体よりも沈降性の低い顔料を含む液体である第二液体を吐出可能な前記吐出領域を複数備える第二ヘッドとを含み、
    前記分岐部は、前記第一ヘッドが備える複数の前記吐出領域のそれぞれに接続する前記液体流路に前記導出針から導出された前記第一液体を分岐することを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  3. 前記ヘッドは、印刷媒体に対して顔料を含む前記液体である第一液体を吐出可能な前記吐出領域を複数備える第一ヘッドと、前記第一ヘッドによって前記第一液体が吐出された後に前記印刷媒体に対して前記第一液体よりも沈降性の低い顔料を含む液体である第二液体を吐出可能な前記吐出領域を複数備える第二ヘッドとを含み、
    前記循環路は、前記第一ヘッドに接続する前記複数の液体流路のそれぞれにおいて設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記第一ヘッドと前記液体流路とを接続する接続部を備え、
    前記接続部は、
    前記第一ヘッドから前記第一液体が吐出される方向である第一方向および前記第一方向とは反対の方向である第二方向に沿って延びる円筒部と、
    前記円筒部において前記第二方向の側に設けられ、前記円筒部内へ前記第一液体を流入させるための流入口と、
    前記円筒部において前記流入口の設けられる側とは反対の前記第一方向の側に設けられ、前記円筒部内の前記第一液体を前記円筒部の外部へ排出するための排出口と、
    前記円筒部の内壁における前記排出口よりも前記第二方向の側において、前記第一方向および前記第二方向と直交する方向である第三方向に向けて突出する第一突出部と、
    前記円筒部の前記内壁における前記排出口よりも前記第一方向の側において、前記第三方向とは反対の方向である第四方向に向けて突出する第二突出部とを備えることを特徴とする請求項またはに記載の印刷装置。
  5. 前記第一突出部および前記第二突出部は、前記円筒部内部前記第一方向から見た場合において、前記円筒部の内部を塞ぐように、前記第一突出部が占める第一領域と前記円筒部の内部を前記第二突出部が占める第二領域とが接触するか、または前記第一領域と前記第二領域とが重複するように配置されていることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
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