JP6380758B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は画像形成装置に関する。
従来より、感光体ドラムに接触してニップを形成する搬送ベルトと、感光体ドラムに対して搬送ベルトを挟んで圧接される転写ローラーとを備えた画像形成装置は知られている(例えば特許文献1参照)。転写ローラーには、シートがニップ位置を通過する際にトナーと逆極性の転写電圧が印加される。これにより、感光体ドラムに担持されたトナー像がシートに転写される。ニップ位置よりもシート搬送方向の下流側には張架ローラーが設けられている。張架ローラーは、シートが搬送ベルトから剥離する剥離位置において搬送ベルトを張架している。
上記画像形成装置において、ジャム処理時等にユーザーが感光体ドラムの表面を傷付けないように、感光体ドラムを保護するシャッターを備える場合がある(例えば、特許文献2参照)。シャッターは、画像形成装置の側面の開閉カバーの開閉動作に連動してシャッター駆動機構により駆動される。シャッター駆動機構は、開閉カバーの開動作に伴ってシャッターをドラム保護位置に移動させ、開閉カバーの閉動作に伴ってシャッターをドラム開放位置に移動させる。ドラム保護位置では、感光体ドラムの開閉カバー側がシャッターにより覆われる。
特開2002−031960号公報 特開2006−030418号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す画像形成装置において張架ローラーが接地されていると、シートの後端が搬送ベルトから離れる際に、シート及び搬送ベルトに保持されていた電荷(トナーの帯電極性と逆極性の電荷)が上記張架ローラーを通じてグランドへと放電されてしまう。この放電(いわゆる剥離放電)が生じると、トナーの帯電極性と逆極性の電荷によってトナー像をシートに保持することができなくなり、トナー像の一部が飛散するという問題がある。
この問題を解決するべく、上記張架ローラーに対してトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することが考えられる。これにより、シートの後端が搬送ベルトから剥離する際の剥離放電を抑制し、延いてはトナーの飛散を抑制することができる。
しかしながら、張架ローラーに対してトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加させると、トナー画像中に微量に含まれる逆帯電トナー(現像器にてトナーに付与されるべき帯電極性とは逆極性のトナー)が、張架ローラーへの印加電圧によりシートから弾かれて飛散してしまう。
この逆帯電トナーの飛散量は微量であるため機内汚染に対する影響は小さいものの、このトナーが上記特許文献2に示すような像担持体保護用のシャッター(像担持体保護部材)に付着すると、ユーザーがジャム処理等を行う際に、シャッターに付着した逆帯電トナーにより作業者の手が汚れる虞がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像形成装置内の飛散トナーの量を抑制しつつ、像担持体保護部材に逆帯電トナーが付着するのを確実に防止しようとすることにある。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体を内部に収容する筐体と、上記筐体の側面に形成された開口部を開閉可能に覆う開閉カバーと、上記開閉カバーの開放動作に伴って、上記像担持体の上記開閉カバー側を覆う保護位置に移動し、上記開閉カバーの閉動作に伴って、上記像担持体の上記開閉カバー側を開放する開放位置に移動する像担持体保護部材と、上記像担持体と接触してニップを形成し、該ニップ位置を経由してシートを搬送する搬送ベルトと、上記トナー像を形成するトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、上記ニップ位置において上記トナー像を上記シートに転写させる転写ローラーと、上記ニップ位置よりもシート搬送方向の下流側であって上記シートが上記搬送ベルトから剥離する剥離位置において上記搬送ベルトを張架する張架ローラーと、上記張架ローラーに対して上記トナーの帯電極性と逆極性のトナー飛散抑制電圧を印加する張架ローラー電源部とを備え、上記像担持体保護部材は、上記開放位置においては、上記張架ローラーに対して上記搬送ベルトを挟んで対向して配置され、上記像担持体保護部材が上記開放位置にある状態で該像担持体保護部材に対して上記トナーの帯電極性と逆極性の保護部材電圧を印加する保護部材電源部と、上記張架ローラー電源部及び上記保護部材電源部を制御する制御部と、さらに備え、上記制御部は、上記像担持体保護部材が上記開放位置にある状態において、少なくとも上記シートの前端が上記剥離位置に到達した時から該シートの後端が該剥離位置を通過する時までの間、上記張架ローラー電源部によって、上記張架ローラーに対してトナーの帯電極性と逆極性の上記トナー飛散抑制電圧を印加するようになっていて、上記保護部材電源部による上記像担持体保護部材への電圧印加期間を、上記張架ローラー電源部による上記張架ローラーへの電圧印加期間に一致させるように構成されている。
本発明によれば、画像形成装置内の飛散トナーの量を抑制しつつ、像担持体保護部材に逆帯電トナーが付着するのを確実に防止することができる。
図1は、実施形態における画像形成装置を示す概略図である。 図2は、画像形成装置の開閉カバーが開いた状態を示す図1相当図である。 図3は、転写装置の構成を示す概略図である。 図4は、転写装置に接続された第一電源部〜第三電源部を制御する制御系の構成を示すブロック図である。 図5は、コントローラーによる電圧印加制御の一例を示すタイムチャートである。 図6は、シャッターに対する印加電圧を種々に変化させた場合の連続刷試験の結果を示す表である。 図7は、他の実施形態を示す図3相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、本実施形態における画像形成装置1の一例であるモノクロ複写機を示している。画像形成装置1は、筐体2と画像読取部3とADF(automatic document feeder)4とを備えている。画像読取部3は筐体2の上端部に取付けられており、ADFは画像読取部3の原稿載置面を覆うように配置されている。画像読取部3は、光源、反射ミラー及びCCD(Charge Coupled Device)等を有していて、原稿載置面にセットされた原稿の画像又はADFより供給される原稿の画像を光学的に読取る。画像読取部3は読取った原稿画像をデータ化して後述する画像形成部20へと送信する。
上記筐体2内には、給紙部10と画像形成部20と定着部30とが収容されている。給紙部10は、筐体2の底部に設けられている。給紙部10は、互いに重ねられた複数のシートSを収容する給紙カセット11と、給紙カセット11内のシートSを1枚ずつ取り出すピックローラー12と、取り出されたシートSを1枚ずつ分離して搬送路Tへと送り出すフィードローラ13及びリタードローラ14とを備えている。
画像形成部20は、筐体2内における給紙部10の上方に設けられている。画像形成部20は、筐体2内に回転可能に設けられた像担持体である感光体ドラム21と、感光体ドラム21の周囲に配置された帯電器22、現像装置23、転写装置24及びクリーニング部25と、感光体ドラム21の上方に配置された光走査装置26とを備えている。
定着部30は、画像形成部20の上方に配置されている。定着部30は、ヒーター等の加熱手段により加熱される定着ローラー31と定着ローラー31に圧接される加圧ローラー32とを有している。
画像形成部20では、画像読取部3より画像データを受信すると、不図示のモーターにより感光体ドラム21が回転駆動されると共に、帯電器22によって感光体ドラム21の表面が所定電位に帯電される。本実施形態では、帯電器22は、感光体ドラム21の表面を正極性に帯電させる。そうして感光体ドラム21の表面が帯電された後、画像読取部3からの画像データに基づいて、レーザ光が光走査装置26から感光体ドラム21へ出射される。感光体ドラム21の表面には、レーザ光が照射されることによって静電潜像が形成される。感光体ドラム21上に形成された静電潜像は、現像装置23にて帯電されたトナーにより現像されてトナー像として可視化される。本実施形態では、いわゆる反転現像によりトナー像を形成するようにしており、現像装置23にて帯電されるトナーの帯電極性は正極性(感光体ドラム21の表面の帯電極性と同極性)となる。尚、反転現像に限らず正規現像によりトナー像を形成するようにしてもよく、この場合、トナーの帯電極性は負極性となる。
感光体ドラム21の表面にトナー像が形成された後、レジストローラー対16から送出されたシートSは、転写装置24により感光体ドラム21の表面に押し付けられる。そして、転写装置24より当該シートSに対してトナーの帯電極性と逆帯電極性(本実施形態では負極性)の転写電圧が印加されることで、感光体ドラム16のトナー像がシートSへ転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着部30において定着ローラー31と加圧ローラー32とにより加熱及び加圧される。これによりトナー像がシートSに定着する。
上記筐体2における転写装置24の右側に位置する部分には開口部2aが形成されている。開口部2aは、開閉カバー6により開閉可能に閉塞されている。開閉カバー6と転写装置24とはユニット化されている。開閉カバー6は、開口部2aの下端縁に沿って前後方向に延びる軸部7を支点に回動可能になっている。図1は、開閉カバー6により開口部2aが閉塞された状態を示している。この状態から開閉カバー6を軸部7を支点に右側に回動させると、図2に示すように開口部2aが開放される。作業者は、この開口部2aを通じてシートSのジャム処理等を行うことができる。
感光体ドラム21における図1の右斜め上側には、像担持体保護部材としてのシャッター28が設けられている。シャッター28は、開閉カバー6が開放されたときに、ユーザーが感光体ドラム21の表面を傷付けないように感光体ドラム21を保護する機能を有する。シャッター28は例えばSUS等の導電性部材で構成されている。シャッター28は、開閉カバー6の開閉動作に連動してシャッター駆動機構27により駆動される。シャッター駆動機構27は、開閉カバー6の開動作に伴ってシャッター28をドラム保護位置に移動させる一方、開閉カバー6の閉動作に伴ってシャッター28をドラム開放位置に移動させる。ドラム保護位置では、シャッター28によって感光体ドラム21の開閉カバー6側が覆われる(図2参照)。ドラム開放位置では、シャッター28がドラム保護位置よりも上側に待避して感光体ドラム21の開閉カバー6側が開放される(図1参照)。シャッター駆動機構27は、例えばカム等を使用した機械駆動式の機構であってもよいし、開閉カバー6の開閉動作をセンサーにより検知してその検知結果を基にシャッター28をモーターで駆動する電気駆動式の機構であってもよい。
図3に示すように、上記転写装置24は、無端状の搬送ベルト241、転写ローラー242、上流側ローラー243、下流側ローラー244、第一電源部246、第二電源部247、及び第3電源部248を有している。
搬送ベルト241は、外周面にシートSを静電吸着させつつシートSを搬送する。搬送ベルト241の外周面は感光体ドラム21に接触して該感光体ドラム21との間にニップを形成している。搬送ベルト241は、上流側ローラー243及び下流側ローラー244に所定の張力で張架されている。搬送ベルト241は、不図示のモーターにより上流側ローラー243又は下流側ローラー244が回転駆動されることで図3の矢印の向きに駆動される。搬送ベルト241は、例えばゴム製のベルト状部材の外周面にフッ素系樹脂によるコーティングを施して形成される。
転写ローラー242は、感光体ドラム21に対向して配置されている。転写ローラー242の外周面は搬送ベルト241の内周面に接している。転写ローラー242は、感光体ドラム21に対して搬送ベルト241を挟んで所定荷重で圧接される。これにより、シートSがニップ位置A1において搬送ベルト241と感光体ドラム21との間にニップされる。そして、転写ローラー242は、ニップ位置A1を通過するシートSに対してトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧C1を印加することでシートSに対してトナー像を転写させる。
上流側ローラー243は、ニップ位置A1よりもシート搬送方向の上流側であってシートSの前端が搬送ベルト241に差し掛かる搬送開始位置A2において搬送ベルト241を張架する。上流側ローラー243は、金属などの導電性部材で形成されていて、軸受け等を介して接地されている。尚、本実施形態において、シートの前端、後端は、シート搬送方向におけるシートの前端、後端を意味する。
下流側ローラー(張架ローラー)244は、ニップ位置A1よりもシート搬送方向の下流側であってシートSの後端が搬送ベルト241から剥離する剥離位置A3において搬送ベルト241を張架する。下流側ローラー244は、金属などの導電性部材で形成されている。
下流側ローラー244のシート搬送方向の下流側にはガイド部材245が設けられている。ガイド部材245は、剥離位置A3において搬送ベルト241から離れたシートSを定着部30まで導く。ガイド部材は、金属などの導電性部材で構成されている。ガイド部材245は本実施形態では接地されている。
第一電源部246は、転写電圧C1と待機電圧C2とを選択的に切り替えて転写ローラー242へ印加する。第一電源部246の負極側端子は配線L1を介して転写ローラー242に接続され、第一電源部246の正極側端子は接地配線Gを介して接地されている
ここで、転写電圧C1は、トナーの帯電極性と逆極性の電圧であって、感光体ドラム21のトナー像をシートSに転写させるための電圧である。待機電圧C2は、トナーの帯電極性と同極性の電圧であって、非画像形成時に転写ローラー242にトナーが付着するのを阻止するための電圧である。転写電圧C1、待機電圧C2の大きさ及び印加タイミングはコントローラー100により制御される。
第二電源部247は、下流側ローラー244に対してトナー飛散抑制電圧C3を印加する。第二電源部247の負極側端子は配線L2を介して下流側ローラー244に接続されている。第二電源部247の正極側端子は接地配線Gを介して接地されている。
トナー飛散抑制電圧C3は、トナーの帯電極性と逆極性の電圧であって、シートSからトナーの帯電極性と逆極性の電荷が流出するのを防止することで、シートSが剥離位置A3にて剥離する際の剥離放電を抑制し延いてはトナーの飛散を抑制する。
第三電源部248は、シャッター28に対してシャッター電圧C4を印加する。第三電源部248の負極側端子はシャッター28に接続されている。第三電源部248の正極側端子は接地配線Gを介して接地されている。
シャッター電圧C4は、トナーの帯電極性と逆極性の電圧であって、シートSに担持されたトナー像に微量に含まれる逆帯電トナー(本実施形態では負極性のトナー)が飛散してシャッター28に付着するのを抑制する。
図5は、コントローラー100により実行される電圧印加制御の一例を示すタイムチャートである。このタイムチャートでは、2枚のシートSに対して連続印刷を行った例を示している。画像形成装置1が印刷開始要求を受け付けると、印刷動作が開始されて感光体ドラム21に帯電電圧が印加され、しかる後に現像部23において現像電圧が印加される。時刻t1では、画像形成装置1の印刷動作が開始するのと同時に、転写ローラー242に対してトナーの帯電極性と同極性(本実施形態では正極性)の待機電圧C2が印加される。時刻t2では、シートSの前端がニップ位置A1に到達するのと同時に転写ローラー242に対してトナーの帯電極性と逆極性(本実施形態では負極性)の転写電圧C1が印加され、さらに下流側ローラー244に対して、トナーの帯電極性と逆極性(本実施形態では負極性)のトナー飛散抑制電圧C3が印加され、さらにシャッター28に対してトナーの帯電極性と逆極性のシャッター電圧C4が印加される。時刻t2"では、シートSの前端が上記剥離位置A3に到達する。この時点で下流側ローラー244には既にトナー飛散抑制電圧C3及びシャッター電圧C4が印加されている。時刻t3では、シートSの後端がニップ位置A1を通過するのと同時に転写ローラー242に対する印加電圧が転写電圧C1から待機電圧C2に切り替わる。時刻t4では、シートSの後端が剥離位置A3を通過した時に、下流側ローラー244に対するトナー飛散抑制電圧C3の印加が停止されると共に、シャッター28に対するシャッター電圧C4の印加が停止される。時刻t5〜t7では、後続のシートSの印刷に際して時刻t2〜t4と同じ処理が実行される。時刻t8では、転写ローラー242に対する電圧の印加が停止されて印刷動作が終了する。
上記画像形成装置1では、少なくともシートSの前端が上記剥離位置A3に到達した時(時刻t2")からシートSの後端が剥離位置A3を通過する時(時刻t4)までの間、下流側ローラー244に対してトナーの帯電極性と逆極性のトナー飛散抑制電圧C4が印加される。これにより、シートSの後端が剥離位置A3にて搬送ベルト241から剥離する際に、シートSの後端からトナーの帯電極性と逆極性の電荷が下流側ローラー244に流出して放電するのを防止することができる。よって、トナー極性と逆極性の電荷をシートSに保持してトナー像をシートSに対して確実に吸着させることができる。
しかし、上述のように下流側ローラー244に対してトナーの帯電極性と逆極性の電圧(トナー飛散抑制電圧C3)を印加させると、トナー画像中に微量に含まれる逆帯電トナー(現像装置23にてトナーに付与されるべき帯電極性とは逆極性のトナー)が、下流側ローラー244への印加電圧によりシートSから弾かれて飛散してしまう。
この逆帯電トナーは飛散量が微量であるため機内汚染に対する影響は小さいものの、逆帯電トナーが感光体ドラム21を保護するシャッター28の表面に付着すると、作業者がジャム処理等を行う際に、作業者の手がシャッター28の表面に付着したトナーで汚される虞がある。
これに対して本実施形態では、シャッター28に対して第三電源部248よりトナーの帯電極性と逆極性(逆帯電トナーと同極性)のシャッター電圧C4を印加するようにしたことで、シャッター28に逆帯電トナーが付着するのを防止することができる。
また、本実施形態では、下流側ローラー244に対してトナー飛散抑制電圧C3を印加する期間と、シャッター28に対してシャッター電圧C4を印加する期間とを一致させるようにしている。これによれば、逆帯電トナーが特に飛散し易い状況下においてのみシャッター28に対してシャッター電圧C4が印加されることとなる。したがって、印刷動作の開始時から終了時までの全期間に亘ってシャッター電圧C4を印加し続けるようにした場合に比べて、省エネ性の向上を図ることができる。
尚、図5に示すタイムチャートは一例に過ぎず、例えば、トナー飛散抑制電圧C3及びシャッター電圧C4の印加時期を時刻t2よりも遅い時刻t2"としてもよい。
《実施例》
図6は、上記実施形態の構成を採用した画像形成装置1による連続印刷試験の結果を示す表である。現像装置23にてトナーに付与される帯電極性は正極性であり、その大きさは+30〜+40μC/gである。実施例1〜実施例3では、シャッター28を導電性金属であるSUSで構成し、シャッター28に対して負極性のシャッター電圧C4を印加するようにした。比較例1及び比較例2では、シャッター28を絶縁部材であるポリカネード及びABS樹脂で構成し、シャッター28に対して電圧を印加しないようにした。比較例3及び比較例4では、実施例1及び実施例2と同様にシャッター28を導電性金属であるSUSで構成し、シャッター28に対して正極性の電圧を印加するようにした。そして、シートSの印字率を30%に設定して連続印刷を行い、10K(K=1000)枚の印刷終了時点及び100K枚の印刷終了時点のそれぞれにおけるシャッター28の汚れの有無を確認した。表中の「○」は汚れが無いことを意味し、「×」は汚れが有ることを意味する。
シャッター28に対して負極性(トナーの帯電極性と逆極性)のシャッター電圧C4を印加した場合(実施例1〜実施例3の場合)には、100K枚の印刷終了時点において、シャッター28にトナーが付着していないのに対して、シャッター28に対して正極性の電圧を印加した場合及び電圧を印加しない場合には、100K枚の印刷終了時点においてシャッター28にトナーが付着していることがわかる。
《他の実施形態》
上記実施形態では、画像形成装置1の一例として複写機を挙げて説明を行ったが、これに限ったものではなく、画像形成装置1はプリンターや複合機(MFP)等であってもよい。
上記実施形態では、現像剤であるトナーの極性が正極性である例ついて説明したが、これに限ったものではなく、本発明はトナーの帯電極性が負極性である場合にも適用することができる。
以上説明したように、本発明は、画像形成装置について有用である。
S シート
A2 ニップ位置
A3 剥離位置
S シート
1 画像形成装置
6 開閉カバー
21 感光体ドラム(像担持体)
26 シャッター(像担持体保護部材)
27 シャッター駆動機構
100 コントローラー(制御部)
241 搬送ベルト
242 転写ローラー
244 下流側ローラー(張架ローラー)
247 第二電源部(張架ローラー電源部)
248 第三電源部(保護部材電源部)

Claims (4)

  1. トナー像を担持する像担持体を内部に収容する筐体と、
    上記筐体の側面に形成された開口部を開閉可能に覆う開閉カバーと、
    上記開閉カバーの開放動作に伴って、上記像担持体の上記開閉カバー側を覆う保護位置に移動し、上記開閉カバーの閉動作に伴って、上記像担持体の上記開閉カバー側を開放する開放位置に移動する像担持体保護部材と、
    上記像担持体と接触してニップを形成し、該ニップ位置を経由してシートを搬送する搬送ベルトと、
    上記トナー像を形成するトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、上記ニップ位置において上記トナー像を上記シートに転写させる転写ローラーと、
    上記ニップ位置よりもシート搬送方向の下流側であって上記シートが上記搬送ベルトから剥離する剥離位置において上記搬送ベルトを張架する張架ローラーと、
    上記張架ローラーに対して上記トナーの帯電極性と逆極性のトナー飛散抑制電圧を印加する張架ローラー電源部とを備え、
    上記像担持体保護部材は、上記開放位置においては、上記張架ローラーに対して上記搬送ベルトを挟んで対向して配置され、
    上記像担持体保護部材が上記開放位置にある状態で該像担持体保護部材に対して上記トナーの帯電極性と逆極性の保護部材電圧を印加する保護部材電源部と、
    上記張架ローラー電源部及び上記保護部材電源部を制御する制御部と、さらに備え、
    上記制御部は、上記像担持体保護部材が上記開放位置にある状態において、少なくとも上記シートの前端が上記剥離位置に到達した時から該シートの後端が該剥離位置を通過する時までの間、上記張架ローラー電源部によって、上記張架ローラーに対してトナーの帯電極性と逆極性の上記トナー飛散抑制電圧を印加するようになっていて、上記保護部材電源部による上記像担持体保護部材への電圧印加期間を、上記張架ローラー電源部による上記張架ローラーへの電圧印加期間に一致させるように構成されている、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記像担持体保護部材は、導電性部材からなる画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    上記保護部材電圧の絶対値は上記転写電圧の絶対値よりも小さい、画像形成装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    上記保護部材電圧の絶対値は、上記トナー飛散抑制電圧の絶対値よりも大きい、画像形成装置。
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