JP6379437B2 - 衣類 - Google Patents
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Description
また、特許文献1、2には開示されていないが、従来のインナーウェアにおいては、このような汗取りパットの周縁部が、アームホール部の下側周縁部分に全周に亘って縫着されるか、もしくは汗取りパッドの上端をアームホールの下側周縁部に取り付けるとともに、汗取りパッドの下端部を身生地に点留め(点状の縫着)するように縫着されることが多い。よって、汗取りパッドが全周に亘って身生地に縫着された場合、ごわつき感があり、着用時のストレスになる。
一方、汗取りパッドの下端が点留めされた場合、汗取りパッドが動き易く、着用時のストレスになる。また、縫着(縫製)の場合は、縫製の糸が肌に触れて、肌を刺激するため着用時のストレスになる。さらに、縫着された部分は厚くなるため、肌への刺激が強くなり、それが肌へのストレスになる。
また、上記構成において、前記シート状布片の下縁部は、前記身生地に接着されていないことが好ましい。
また、上記構成において、前記シート状布片と前記身生地は、側面視において略逆ハ字状に形成された接着剤により接着されていることが好ましい。
以下では、本発明に係る衣類の実施形態の一例として、着用者の脇下に接触する汗取りパッド1を備えた衣類であるインナーウェア10を挙げて説明する。
インナーウェア10は、アームホール部2を有する脇開放型の衣類であり、タンクトップ型の衣類である。
図2では、インナーウェア10の着用者がインナーウェア10を着用した状態(インナーウェア10が体型に合わせて膨らんだ状態)を模式的に示している。
なお、本実施形態では、脇開放型の衣類を挙げているが、特に限定するものではない。例えば、脇開放型でないTシャツや長袖シャツ等の袖を有する衣類であっても構わない。
また、汗取りパッドとは、衣類において汗等の水分を吸収したい部分(例えば、上半身用衣類の脇部分や下半身用衣類のマチ部分)に取り付けられるものであり、汗等の水分を吸収することで、衣類への汗ジミを防止するものである。
なお、本実施形態に係る汗取りパッド1を形成する素材は、種々様々なものが選択可能であり、特に限定するものではない。例えば、詳細は後述するが、本実施形態のように、身生地3と同じ生地を選択して用いてもよいし、汗等の水分の吸収性を確保するためにスポンジ等の所定の厚さを有する立体的な吸収素材(いわゆる立体吸収パッド等)を選択して用いてもよい。
なお、シート状布片1aは、周縁を切りっぱなしの状態とされていないものであっても構わない。例えば、シート状布片1aが解れないように周囲が所定の周縁処理されているものであっても構わない。
汗取りパッド1を構成するシート状布片1aの形状は、例えば、図2に示すように、シート状布片1aの下端部が丸底を描くような舌片状、もしくは下向き凸の略半円弧形状である。また、シート状布片1aの上端部が略直線状、もしくは下向き凸の湾曲状である。詳細は後述するが、シート状布片1aは、アームホール部2の内側において下半周部分の近傍に所定の接着パターンで接着される。以下に、汗取りパッド1のより具体的な形状について幾つか例を挙げて説明する。
なお、シート状布片1aの上縁1cは、図3に示すように、傾斜状に限定するものではない。シート状布片1aの上縁1cは、例えば、前身頃側端部1c1と後身頃側端部1c2が略水平に形成される直線状に形成してもよく、又は、凸形状、凹形状等でもよく、形状は限定されない。
図2に示す接着剤パターンP1は、身生地3の内側において、アームホール部2からシート状布片1aの上縁1cが露出するように配置され、汗取りパッド1と身生地3とが重なる部分における周縁部の全周にわたって接着剤が塗布され、接着されたものである。すなわち、アームホール部2の下側周縁部2a(U字形部分)とシート状布片1aが重なる部分である第1塗布部P1aと、該第1塗布部P1aの前後両端から下方に延びるシート状布片1aの下側周縁1bに沿った部分(略U字形部分)である第2塗布部P1bのそれぞれに接着剤が塗布されてシート状布片1aがアームホール部2の下側近傍に接着される。図2に示す接着剤パターンP1は、間欠した部分を有しないループ状である。上述した第1塗布部P1aは、シート状布片1aの上縁1cの両端近傍から下方に延出される略円弧状の曲線の中途部にジグザグ形状の第1ジグザグ接着部P1cを有している。第2塗布部P1bは、シート状布片1aの上縁1cの両端近傍から第1塗布部P1aよりも下方に延出される略円弧状の曲線の中途部にジグザグ形状の第2ジグザグ接着部P1dを有している。第1ジグザグ接着部P1cと第2ジグザグ接着部P1dとは、上下に配置されている。このような接着パターンP1は、例えば、身生地3及びシート状布片1aが伸縮性を有する生地で構成されている場合、着用者がインナーウェア10を着用した際に、インナーウェア10が前後方向や周方向外側に広がった際にも第1ジグザグ接着部P1cや第2ジグザグ接着部P1dが前後方向や周方向外側に広がって、身生地3の伸縮性を阻害しない。また、接着パターンP1がループ状に囲まれた形状であるため、シート状布片1aと身生地3との間にゴミやホコリ等が入り込むことがないとともに、シート状布片1aが身生地3から剥離するきっかけになる塗布の間欠部分を有しないため剥離を起こしにくく十分な強度や耐久性を有している。また、シート状布片1aが身生地3に接着剤により接着されるため、シート状布片1aにおける肌と接触する側に縫製等の凹凸がなくフラットであり、着心地がよい。剥離強度や、ゴミ、ホコリ等について特に問題がない場合は、上記ジグザグ接着部(第1ジグザグ接着部P1cや第2ジグザグ接着部P1d)の替わりに、ドットパターンであっても良い。
図7に示す接着剤パターンP2は、身生地3の内側において、アームホール部2からシート状布片1aの上縁1cが露出するように配置され、シート状布片1aの前後の下側周縁1bに沿ってジグザグ形状に接着剤が塗布されて接着されるとともに下側周縁1bの最下部近傍に接着剤が塗布されていない間欠部Dを有しているものである。接着剤パターンP2は、側面視において略逆ハ字状である。このような接着剤パターンP2は、例えば、身生地3及びシート状布片1aが伸縮性を有する生地で構成されている場合、着用者がインナーウェア10を着用した際に、インナーウェア10が上下方向や前後方向や周方向外側に広がった際にも接着剤パターンP2が上下方向や前後方向や周方向外側に広がって、身生地3の伸縮性を阻害しない。
また、上述したように間欠部Dを有することで、ゴミやホコリ等が間欠部Dを介して外側に出やすく、シート状布片1aと身生地3の重なる部分にゴミやホコリ等がたまることを防ぐ。さらに、シート状布片1aの周縁部をジグザグ形状に接着しているため、該周縁部が所定の幅間隔を有した状態で身生地3に対して面接着されるため引っ張り強度が向上している。
また、接着強度について特に心配がない場合は、接着剤パターンP2としてジグザグパターンではなく、ドットパターンでも良く、伸縮性の阻害を気にしない部位であれば直線状のパターンでも良い。接着剤パターンP2としては、上記ジグザグパターンに限定されず、また、ジグザグパターンの長さについても限定されず、伸縮性阻害、接着強度を考慮し、適宜組み合わせても良い。
図8に示す接着パターンP3は、身生地3の内側において、アームホール部2からシート状布片1aの上縁1cが露出するように配置され、シート状布片1aと身生地3とが重なる部分における上端部近傍及び下端部近傍に接着剤が塗布されて接着されたものである。すなわち、アームホール部2の下側周縁部2a(U字形部分)とシート状布片1aが重なる部分である第1塗布部P3aと、シート状布片1aの最下部近傍である第2塗布部P3bに接着剤が塗布されてシート状布片1aがアームホール部1の下側近傍に接着される。上述した第1塗布部P3aは、シート状布片1aの前後両端近傍に配置される端部留め部Eから下方に延出される略円弧状の曲線の中途部にジグザグ形状の第1ジグザグ塗布部P3cを有している。端部留め部Eは、四角形状である。第2塗布部P3bは、シート状布片1aの下側周縁1bの最下部近傍において前後方向に所定長延出され、前記第1接着部よりも短い幅寸法のジグザグ形状の塗布部分である。接着パターンP3は、シート状布片1aの前後の下側周縁1b近傍において接着剤を塗布しない間欠部D1・D1を有しているため、シート状布片1aの前後部分(図8においては左右部分)がひらひらと生地が動くため、空気が流通し易く、シート状布片1aに吸収された汗が乾きやすい。
なお、端部留め部Eの形状は、特に限定するものではなく、後述する端部留め部Eの形状であってもよい。以上が接着パターンの例として挙げられる。
なお、接着パターンの形状をジグザグ形状にする場合、その振幅周期については特に限定するものではなく、一定周期である必要はない。ジグザグ形状の周期については、生地特性、貼り合わせ位置、製造条件等により適宜決めればよい。
次に、接着剤パターンPの形状について具体的に説明する。
本発明における接着剤パターンPの形状は、ジグザグ形状、ドット形状、直線形状、または曲線形状の内の何れか一つの形状からなる。
この接着剤パターンPの形状のうちジグザグ形状については、接着剤パターンPの一例であり、接着部と非接着部とが交互に繰り返された形状であって、以下に図9を用いてジグザグ形状の実施例及び変形例を説明する。
本発明における接着剤パターンPの形状のうちジグザグ形状以外のドット形状(ドットが所定間隔を有して並ぶ形状)、直線形状、または曲線形状については以下において詳細な説明は省略する。
前記接着剤パターンPは、図9に示すように、接着剤を所定形状(図2では、主にジグザグ形状及びカーブ(湾曲)形状)に形成することで身生地3及びシート状布片1aが連続的に接着される接着部13と、当該接着部13により平面視において開口形成され、身生地3及びシート状布片1aが前記接着剤により接着されない非接着部14と、からなり、前記接着部13と前記非接着部14とが所定方向に繰り返し設けられる。
また、接着部13は、所定方向に所定形状(図1では、主にジグザグ形状及びカーブ(湾曲)形状)を連続的に繰り返して形成される部分である。
図9(a)に示すジグザグ形状は、所定のジグザグ振幅(生地の伸縮性を有する方向と直交する振幅)と所定のジグザグピッチを一定周期で繰り返すものである。
非接着部14は、より具体的に説明すると、接着剤パターンPの形状がジグザグ形状の場合は、身生地3及びシート状布片1aのそれぞれにおいて前記接着部13の最小繰り返し単位Uである「<」形状もしくは「>」形状の開口端から内側の所定領域に亘って接着剤が塗布されず、身生地3及びシート状布片1aが接着されない部分のことである。
具体的には、非接触部14は、生地を引っ張ると、非接触部14が伸びしろとして伸縮性を有する方向に伸びて開口するため、接着剤による伸縮の阻害を受けないのである。
図9に示す種々の接着剤パターンPの形状のなかでも、図9(a)のジグザグ状または図9(b)のカーブ状が好ましい。これは、生地に接着剤を塗布(付与)する際に塗布し易い形状であるからである。
例えば、前記繰り返し数が2回である場合、接着剤パターンPは、接着部13、非接着部14、接着部13と順に配置された構成となる一方、前記繰り返し数が3回以上である場合、接着剤パターンPは、接着部13、非接着部14、接着部13、非接着部14、・・・と順に配置された構成となるのである。
例えば、図9(e)の右側上段に示すように、接着剤パターンPは、ひし形に形成された複数の接着部13・13・・・を、左方から右方に向かって交互に直線状接着部を連設するのではなく、図9(e)の右側下段に示すように、接着部13を直線状接着部を適宜介設しながら1個、3個、2個、1個、2個、・・・と順に連ねて配置するように構成してもよい。
つまり、接着剤パターンPの構成については、接着部13と、該接着部13の内側のひし形状の領域部分によって開口形成される非接着部14と、の配置パターンが交互に繰返されるものだけに限定されるのではなく、不規則なものであってもよいのである。
また、本実施形態においては、ひとつの接着剤パターンPを介して伸縮性生地同士を貼り合わせる生地の貼り合わせ構造を説明するが、当然ながら、接着剤パターンPにおいて、同一もしくは異なる種類のものを複数並行するように接着剤パターンPを構成することもできる。
次に、上述した接着剤パターンPの変形例について説明する。
接着剤パターンPは、貼り合わせた身生地3及びシート状布片1aの接着強度(剥離強度)を向上させるために、接着剤パターンPの端部に端部留め部Eを有したり、接着剤パターンPの中途部には留めパターンMを有してもよい。
端部留め部E及び留めパターンMについて、以下に、具体的に説明する。
また、図10、図11では、端部留め部Eや留めパターンMを有する接着剤パターンPとして図9(a)に示すジグザグ状のものを例示しているが、特にこの形状に限定するものではなく、例えば図9の(a)から(k)に示すような種々の接着剤パターンPと種々の端部留め部Eや留めパターンMとを組み合わせることも可能である。
また、図10では、ジグザグ形状の接着剤パターンPの端部に端部留め部Eを有したものであるが、特に限定するものではなく、ジグザグ形状の他、ドット形状、直線形状、または曲線形状の接着剤パターンPの端部に端部留め部Eを有したものであっても良い。
すなわち、端部留め部Eは、接着剤パターンPの端部を形成する部分であり、接着部23と、非接着部24とから構成される(図10(a)を参照)。また、端部留め部Eは、接着剤パターンPを介して接着された生地同士が接着剤パターンPの端部から剥離しないように留める役割を有する。
具体的には、非接触部24は、生地を伸ばす方向に引っ張ると、非接触部24が伸びしろとして伸縮性を有する方向に伸びて開口するため、接着剤による伸縮の阻害を受けないのである。
図10の(a)から(i)に示す端部留め部Eは、環状の端部留めである。
ここで、当該環状とは、平面視において所定の領域を囲む形状のことであり、図10(a)に示すような円形となるような形状(円環状)に限られず、三角形、四角形、五角形などの多角形の環状であっても、楕円形状、半円形状であってもよい。
ここで、当該線状とは、平面視において一本の線もしくは複数の線の組合せからなる形状のことであり、例えば図10(j)に示すような1本の線状の接着部23を接着剤パターンPの接着部13一端から延設した形状に限られず、図10(k)に示すような逆T字形や図10(l)に示す十字形のように複数の線(図10(k)及び(l)では2本の線)が重なり合った形状であってもよい。
また、図10の(a)から(i)に示す環状の端部留め部Eは、接着部23が形成する環状内に非接触部24を有する構成であるため、例えば伸縮性生地場合、当該生地の伸縮性を損なわずに、かつ接着の剥離強度の異方性を小さくすることができるので、接着剤パターンPの端部留め部Eとして、より好ましい。
すなわち、留めパターンMは、接着剤パターンPの中途部を形成する部分であり、接着部33と、非接着部34とから構成される(図11(a)を参照)。また、留めパターンMは、接着剤パターンPを介して接着された生地同士が接着剤パターンPが方向転換した部分から剥離しないように留める役割を有する。
具体的には、非接触部34は、生地を伸ばす方向に引っ張ると、非接触部34が伸びしろとして伸縮性を有する方向に伸びて開口するため、接着剤による伸縮の阻害を受けないのである。
図11の(a)から(c)に示す留めパターンMは、環状の留めパターンである。
ここで、当該環状とは、平面視において所定の領域を囲む形状のことであり、図11(a)に示すような四角形(ひし形)となるような形状に限られず、三角形、四角形、五角形などの多角形の環状であっても、楕円形状、半円形状であってもよい。
ここで、当該線状とは、平面視において一本の線もしくは複数の線の組合せからなる形状のことであり、例えば図11(f)に示すような1本の線状の接着部33を接着剤パターンPの接着部13間に介設した形状に限られず、図11(d)に示すような半円形や図11(e)に示すように複数の線(図11(e)では2本の線)が重なり合った形状であってもよい。
また、図11の(a)から(c)に示す環状の留めパターンMは、接着部33が形成する環状内に非接触部34を有する構成であるため、生地の伸縮性を損なわずに、かつ接着の剥離強度の異方性を小さくすることができるので、接着剤パターンPの留めパターンMとして、より好ましい。
このような場合、図2に示すように接着剤パターンPの両端が完全に一致するようにつながることが理論的には好ましいが、製造上困難な場合は、図12の点線丸印に示すように、接着剤パターンPの両端がオーバーラップする(重なり合う)ように留め部を形成してもよい。
なお、前記汗取りパッド1は、周縁部の全周にわたって接着剤を塗布され、前記身生地3に接着される構成であっても良いが、この例としては、図12に示す接着剤パターンPの両端がオーバーラップしてループ形状を形成するものも含まれる。また、図12に示す着剤パターンPのように、連続して形成される接着剤パターンPの少なくとも一端部もしくは中途部に端部留め部Eを有するように構成しても良い。
当該熱可塑性樹脂としては、例えばポリウレタン系ホットメルト樹脂、ポリエステル系ホットメルト樹脂、ポリアミド系ホットメルト樹脂、EVA系ホットメルト樹脂、ポリオレフィン系ホットメルト樹脂、スチレン系エラストマー樹脂、湿気硬化型ウレタン系ホットメルト樹脂、反応型ホットメルト樹脂等を用いることが好ましい。
また、接着手段としては、生地同士の間に介在された熱可塑性樹脂を生地の外側から加熱及び加圧して溶融することにより液状化して、冷却固化によって伸縮性生地同士を接合する手段である。
接着手段としては、例えば、ホットプレス機、アイロン等が挙げられる。
シート状布片1aの片面への撥水加工は、主成分として、フッ素成分を含み、これに増粘性を持たせた加工薬剤を調合し、シート状布片1aの片面にドット捺染等の捺染を施して付着させ、耐久性をもつ付着表面を形成させたものとするのが好ましい。
また、前記消臭加工は、主成分として、酸化亜鉛等を含んだ無機物を耐久付着させ、これによるアンモニアの中和反応、酢酸・イソ吉草酸の吸着反応によって消臭効果を発揮させるのが好ましい。
即ち、着用者の脇下に接触する汗取りパッド1を備えたインナーウェア10あって、前記汗取りパッド1は、接着剤によって身生地に接着される。このように、汗取りパット1を身生地3に縫着するのではなく接着剤で接着しているため、着用時の肌へのストレスを低減するとともに、縫着部分を介した身生地3側への汗の浸透が起こらない。
また、前記汗取りパッド1は、所定形状の接着剤パターンPからなる接着剤によって身生地3に接着されている。これにより、上述した接着パターンPの各例で述べた作用効果を実現することができる。
る。
2 アームホール部
3 身生地
10 インナーウェア
E 端部留め部
P 接着剤パターン
Claims (8)
- 接着剤によって身生地の少なくとも一部に接着され、着用者の脇下に接触する汗取りパッドを備えた衣類であって、
前記汗取りパッドは、シート状布片によって形成され、
前記シート状布片の周縁部は、切りっ放しの状態からなり、
前記身生地は、アームホール部を有し、
前記汗取りパッドは、接着剤によって前記アームホール部の下側周縁部には接着せずに、前記身生地に接着される、
ことを特徴とする衣類。 - 前記シート状布片の下縁部は、前記身生地に接着されていない、
ことを特徴とする、請求項1に記載の衣類。 - 前記シート状布片と前記身生地は、側面視において略逆ハ字状に形成された接着剤により接着されている、
ことを特徴とする、請求項2に記載の衣類。 - 前記汗取りパッドは、所定形状の接着剤パターンからなる接着剤によって身生地に接着される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の衣類。 - 前記接着剤パターンの形状は、ジグザグ形状、ドット形状、直線形状、または曲線形状の内の何れか一つの形状からなる、
ことを特徴とする、請求項4に記載の衣類。 - 前記接着剤パターンの形状は、ジグザグ形状、ドット形状、直線形状、または曲線形状の内の少なくとも何れか二つ以上の形状の組合せからなる、
ことを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の衣類。 - 前記接着剤パターンは、少なくとも一端部に所定形状の端部留めを有する形状からなり、
該端部留めの形状は、ジグザグ形状、ドット形状、直線形状、および曲線形状以外の形状からなる、
ことを特徴とする、請求項4〜請求項6の何れか一項に記載の衣類。 - 前記シート状布片は、
着用者の肌側面と対向する側の反肌側面において撥水加工が施されるとともに、
前記肌側面および/または反肌側面において吸汗機能が付与される、
ことを特徴とする、請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の衣類。
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