JP3101819U - 使い捨て脇用汗取りシート - Google Patents

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亜由美 中野
南海子 藤井
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アイメディア株式会社
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Abstract

【課題】 この考案は、吸水性素材と防水性素材を表裏2枚に貼り合わせたシートの中間部に吸収体を挟装圧着して設け、且つ、使い捨てにする事で、使用期限の延長と衛生的な使い捨て脇用汗取りシートを開発・提供する事にある。
【解決手段】 そこで、この課題を解決する為に、縦寸法・横寸法が所定寸法を有するほぼ花弁形状に形成し、グレープフルーツ等果物及び石鹸等の香りを有し、且つ、抗菌性を有する汗取りシートを設け、且つ、該汗取りシートの表面側が綿等の吸水性素材と裏面側が油紙等の防水性素材を張り合わせて設け、且つ、該防水性素材側の表面外周部に、上下2分割し、所定幅を有する粘着材と、シート全面を上下2分割した剥離紙を貼着して設け、且つ、該汗取りシートの表裏中間部に、薄板吸水シートを挟装圧着して設け、且つ、該汗取りシートの外周凹部の複数箇所に所定寸法のスリットを設けたものである。
【選択図】 図1

Description

この考案は、ワイシャツ等の衣服の脇部に貼着して汗を吸い取る使い捨て脇用汗取りシートに関するものである。
従来の汗取りシートに代わる物と言えば、上着等の脇部にパッドを縫着したものが見受けられるが、最近では、帽子の内側縁部に装着する物や、ノースリーブアンダーシャツ等の脇部に汗取り用パッドを設け、且つ、該パッドの内側に汗取りシートを設けたものが考案されている。(例えば、特許文献1を参照。)
実願平7−13816
しかし、上記のいずれの考案もシートの内部に吸収体が設けてなく、且つ、使い捨てではない為、反衛生的であり、長持ちしない等の問題があった。
そこで、この考案は上記問題を解決する為、吸水性素材と防水性素材を表裏2枚に貼り合わせたシートの中間部に吸収体をその全周を圧着包囲して設け、且つ、使い捨てにする事で、使用期限の延長と衛生的な使い捨て脇用汗取りシートを開発・提供する事にある。
そこで、この課題を解決する為に、縦寸法・横寸法が所定寸法を有するほぼ花弁形状に形成し、グレープフルーツ等果物の香りを有し、且つ、抗菌防臭性を有する汗取りシートを設け、且つ、該汗取りシートの表面側が綿等の吸水性素材と裏面側が油紙等の防水性素材を張り合わせて設け、且つ、該防水性素材側の表面外周部に、所定幅を有する粘着材と、シート全面を上下2分割した剥離紙を貼着して設け、且つ、該汗取りシートの表裏中間部に、薄板吸水シートをその全周を圧着包囲して設け、且つ、該汗取りシートの外周凹部の複数箇所に所定寸法のスリットを設けたものである。
縦寸法・横寸法が所定寸法を有するほぼ花弁形状に形成し、グレープフルーツ等果物の香りを有し、且つ、抗菌防臭性を有する汗取りシートを設け、且つ、該汗取りシートの表面側が綿等の吸水性素材と裏面側が油紙等の防水性素材を張り合わせて設け、且つ、該汗取りシートの表裏中間部に、薄板吸水シートをその全周を圧着包囲して設ける事で、雑菌の繁殖による異臭を防止し、吸水性が良く、且つ、横洩れが無く長期保持が可能である。
又、汗取りシートの防水性素材側の表面外周部に、所定幅を有する粘着材と、シート全面を上下2分割した剥離紙を貼着して設け、且つ、該汗取りシートの外周凹部の複数箇所に所定寸法のスリットを設けた使い捨て脇用汗取りシートにする事で、衣服の凹凸に柔軟に対応可能で、誰もが簡単に何処でも装着可能で、且つ、使用後は何処でも簡単に廃却処分可能である等、極めて有益なる効果を奏するものである。
そこで、この考案の最良の形態としては、品質・機能・コスト・納期等の条件を考慮した簡単で安価で、且つ、美的センスやファッション性のある形状、構造にする事が望まれる。
そこで、この考案の一実施例を図1〜図2に従って詳述すると、香りを含有し、且つ、抗菌防臭性を有する汗取りシート(1)を設け、且つ、該汗取りシート(1)の表面側が綿等の吸水性素材(1a)と裏面側が油紙又はフィルム等の防水性素材(1b)を張り合わせて設け、且つ、該防水性素材(1b)側の表面外周部を2分割し、所定幅(WS)を有する粘着材(2)(2’)と、且つ、該粘着材の上面に、シート全面を2分割した剥離紙を貼着して設け、且つ、該汗取りシート(1)の表裏中間部に薄板吸水シート(3)をその全周を圧着包囲して設け、且つ、該汗取りシート(1)の外周であって、相対向する所定寸法(L)のスリット(S)(S’)を複数箇所に設けた事を特徴とする使い捨て脇用汗取りシートから構成されている。
又、汗取りシート(1)の外周の複数箇所に設けた所定寸法(L)のスリット(S)(S’)が、汗取りシート(1)の外周面から粘着材(2)(2’)のほぼ内周部までの切り込みとなっており、それぞれの粘着材の部位に剥離紙(1c)を貼着した場合に剥離に手間を要するが、剥離紙(1c)を大きく2分割にしたことによって、剥離する際、それぞれの剥離紙(1c)が、一体形状を保持しながら一度に剥離可能にした使い捨て脇用汗取りシートから構成されている。
次に、この考案の概略寸法について説明すると、汗取りシート(1)の寸法は、縦・横いずれも110mmで、板厚寸法は約1mmで形成されている。
又、吸水性素材(1a)と防水性素材(1b)の表裏中間部にその全周を圧着包囲して設けた薄板吸水シート(3)の大きさは縦寸法が約50mmで、横寸法が約25mmのほぼ矩形状で、板厚寸法が約0.5mmで形成されている。
又、汗取りシート(1)の外周部に設けた6箇所のスリット寸法は、約13mmである。
次に、汗取りシート(1)の装着方法について一例を説明すると、図3・図4に示す様に、ワイシャツ等の衣服(W)を裏返しにした後、まず、袖部を上部に持ち上げ、脇部の縫い代(N)(N’)交差部が十字形状に成る様、きちんと揃えた後、汗取りシート(1)の吸水性素材(1a)面側を上面にして、且つ、長手方向袖部の縫い代(N’)部と、前身頃と後身頃の縫い代(N)部に合わせて、まず、最初に右脇に汗取りシート(1)を装着する場合、汗取りシートの合わせポイント(RP1)(RP2)(RP3)部を縫い代(N)(N’)部に重ね合わせて貼着する。そして、反対側の左脇に汗取りシート(1)を装着する場合は、上記と対称に汗取りシートの合わせポイント(LP1)(LP2)(LP3)部を縫い代(N)(N’)部に重ね合わせて貼着する。そして、裏返しにしたワイシャツ等の衣服(W)を元の正規の状態に戻して使用する。
図5〜図7に示す、ノースリーブ型シャツやブラウス等の衣服の脇部内面に貼着して汗を吸い取る汗取りシート(11)において、香りを含有し、且つ、抗菌防臭性を有する汗取りシート本体(11a)を設け、且つ、該汗取りシート(11)の表面側が綿等の汗取りシート本体(11a)と裏面側が油紙又はフィルム等の防水性素材(11b)を張り合わせて設け、且つ、該該防水性素材(11b)側の表面ほぼ全面局部に寸法の異なる粘着材(12a)(12b)(12c)を設け、且つ、該粘着材の上面部には、シート全面を覆う剥離紙(1c)を貼着して設け、且つ、該汗取りシート(11)の中央上端部の表裏中間部に吸水性素材(11c)をその全周を圧着包囲して設け、且つ、該汗取りシート(11)の上端部左右対称位置に所定寸法(Z)を有するガイド用スリット(GS)を設けた事を特徴とする使い捨て脇用汗取りシートから構成されている。
又、ノースリーブ用汗取りシート(11)の寸法は、縦寸法(Y’)が84mmで、横寸法(X’)が136mmで、板厚寸法は約1mmで形成されている。
又、図5に示す様に、吸水性素材(11c)は、長さ寸法が約50mmで、幅寸法が約25mmである。
そして、図8に示す様に、ノースリーブ用汗取りシート(11)の装着要領は、衣服の左右の脇部の縫い代部に汗取りシートのスリット部(GS)が左右それぞれ前身頃側が広く成るようにして重合させ、且つ、脇部のラインに沿わせて貼着する。
この考案は、吸水性素材と防水性素材を表裏2枚に張り合わせたシートの中間部に吸収体をその全周を圧着包囲して設け、使用期限の延長と衛生的な使い捨て脇用汗取りシートにする事で、誰もが何時でも簡単に使用出来る点で、産業上の利用可能性を有する。
この考案の実施例を示し、一部欠截正面図である。 この考案の実施例を示し、一部欠截背面図である。 この考案の使用例を示し、正面図である。 この考案の使用例を示し、図3のa部拡大詳細図である。 この考案のその他の実施例を示し、一部欠截正面図である。 この考案のその他の実施例を示し、剥離紙除去時の汗取りシートの背面図である。 この考案のその他の実施例を示し、剥離紙貼着時の汗取りシートの背面図である。 この考案のその他の使用例を示し、(A)は左脇部の装着要領図で、(B)は右脇部の装着要領図である。
符号の説明
1 汗取りシート
1a 吸水性素材
1b 防水性素材
1c 剥離紙
2 粘着材
2’ 粘着材
3 薄板吸水シート
11 汗取りシート
11a 汗取りシート本体
11b 防水性素材
11c 吸水性素材
12a 粘着材
12b 粘着材
12c 粘着材
N 縫い代部
N’ 縫い代部
X 横寸法
X’ 横寸法
Y 縦寸法
Y’ 縦寸法
Z 所定寸法
W ブラウスやワイシャツ等の衣服
WS 所定幅
L スリット長
S スリット
S’ スリット
GS ガイド用スリット
RP1 右側合わせポイント
RP2 右側合わせポイント
RP3 右側合わせポイント
LP1 左側合わせポイント
LP2 左側合わせポイント
LP3 左側合わせポイント

Claims (3)

  1. ブラウスやワイシャツ等の衣服(W)の脇部内面に貼着して汗を吸い取る汗取りシート(1)において、香りを含有し、且つ、抗菌防臭性を有する汗取りシート(1)を設け、且つ、該汗取りシート(1)の表面側が綿等の吸水性素材(1a)と裏面側が油紙又はフィルム等の防水性素材(1b)を張り合わせて設け、且つ、該防水性素材(1b)側の表面外周部を2分割し、所定幅(WS)を有する粘着材(2)(2’)と、且つ、該粘着材の上面に、シート全面を2分割した剥離紙を貼着して設け、且つ、該汗取りシート(1)の表裏中間部に薄板吸水シート(3)をその全周を圧着包囲して設け、且つ、該汗取りシート(1)の外周であって、相対向する所定寸法(L)のスリット(S)(S’)を複数箇所に設けた事を特徴とする使い捨て脇用汗取りシート。
  2. 汗取りシート(1)の外周の複数箇所に設けた所定寸法(L)のスリット(S)(S’)を、汗取りシート(1)の外周面から粘着材(2)(2’)のほぼ内周部までの切り込みとする事で、表面上において、2分割された剥離紙(1c)をそれぞれ剥離する際、それぞれの剥離紙(2)(2’)が、一体形状を保持しながら一度に剥離可能にした事を特徴とする請求項1記載の使い捨て脇用汗取りシート。
  3. ノースリーブ型シャツやブラウス等の衣服の脇部内面に貼着して汗を吸い取る汗取りシート(11)において、香りを含有し、且つ、抗菌防臭性を有する汗取りシート本体(11a)を設け、且つ、該汗取りシート(11)の表面側が綿等の汗取りシート本体(11a)と裏面側が油紙又はフィルム等の防水性素材(11b)を張り合わせて設け、且つ、該防水性素材(11b)側の表面ほぼ全面局部に寸法の異なる粘着材(12a)(12b)(12c)を設け、且つ、該粘着材の上面部には、シート全面を覆う剥離紙(1c)を貼着して設け、且つ、該汗取りシート(11)の中央上端部の表裏中間部に吸水性素材(11c)をその全周を圧着包囲して設け、且つ、該汗取りシート(11)の上端部左右対称位置に所定寸法(Z)を有するガイド用スリット(GS)を設けた事を特徴とする使い捨て脇用汗取りシート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026794A1 (ja) * 2005-08-31 2007-03-08 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. 脇用汗取りシート
JP2011074525A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Gunze Ltd 脇開放型の衣類
JP2016017244A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 グンゼ株式会社 衣類
JP2016108693A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 小林製薬株式会社 脇用汗取りシート

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