JP6377388B2 - 防音壁の施工方法 - Google Patents

防音壁の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6377388B2
JP6377388B2 JP2014073791A JP2014073791A JP6377388B2 JP 6377388 B2 JP6377388 B2 JP 6377388B2 JP 2014073791 A JP2014073791 A JP 2014073791A JP 2014073791 A JP2014073791 A JP 2014073791A JP 6377388 B2 JP6377388 B2 JP 6377388B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
soundproof
flange
panel fastener
locking claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014073791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015196948A (ja
Inventor
拓也 小山
拓也 小山
秀成 木村
秀成 木村
顕郎 中西
顕郎 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Metal Products Co Ltd filed Critical Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority to JP2014073791A priority Critical patent/JP6377388B2/ja
Publication of JP2015196948A publication Critical patent/JP2015196948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6377388B2 publication Critical patent/JP6377388B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Description

本発明は、防音壁の施工方法に関するものである。
自動車用の道路や鉄道の線路に沿い設置される防音壁は、互いにフランジを対向させつつ所定間隔をあけて立設されるH型鋼よりなる複数の支柱と、隣接する2つの支柱のフランジ間に嵌め込まれる防音パネルと、防音パネルを支柱に固定するためのパネル留め金具を備えて構成されている。
こうした防音壁の施工方法として、特許文献1には、立設されたH型鋼よりなる支柱間に防音パネルを挿入した後、防音パネルの背面とフランジとの間の隙間に、当該隙間に挿入される挿入片とフランジ外面に配置される押圧片とを有する横断面U字状のパネル留め具である固定バネを挿入し、ボルトとナットにより支柱に固定することで防音パネルを支柱に固定する方法が記載されている。
この施工方法において用いられる固定バネは、ナットが螺合されることにより固定バネの押圧片が締め付けられて、反発弾性に抗して挿入片を防音パネルに押圧させることで防音パネルを支柱に固定することができる。
また、特許文献2には、支柱のフランジ内部であって隣接する防音パネル間に取り付けられ、防音パネルが支柱間に挿入された後、留め金具の係止が解除されることで弾性復元力により弾性変形して防音パネルをフランジに押圧し固定する防音壁の施工方法が記載されている。
特開2000−355912号公報 特開2001−26911号公報
特許文献1に記載されている防音壁の施工方法では、固定バネは、支柱間に防音パネルを挿入した後、フランジと防音パネルの隙間に挿入され取り付けられるものであるため、その取り付け作業は難しく、手間を要するものとなり、施工効率が悪かった。
また、この固定バネは、挿入片と防音パネルとが点ないし線接触することでパネルを固定するものであるため、均一の押圧力でパネルを固定することができなかった。
特許文献2に記載されている防音壁の施工方法では、パネル留め具を防音パネル間に挟み込む必要があるため現場での取り付け作業に手間がかかるものであった。
また、このパネル留め具の固定に遊びがあるため、防音パネルに対する押圧力が一定にならないという問題があった。
また、パネル留め具の留め金具の係止を解除する際、防音壁の上方から作業を行う必要があり、作業がし辛いという問題もあった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、防音壁の施工を容易にし、かつ防音パネルを長期にわたり一定の力で均一に押圧、固定することのできる防音壁の施工方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る防音壁の施工方法は、H型鋼よりなる支柱と、前記支柱に取り付けられるパネル留め具と、前記パネル留め具により前記支柱に固定される防音パネルとを備えて構成される防音壁の施工方法であって、前記支柱のフランジの内側に、底板部と、前記底板部の一端部に設けられた係止爪と、前記底板部の前記係止爪と対向する端部に設けられ、弾性変形して折りたたまれた状態で前記係止爪に係止されたらせん状の板ばね部と、を有するパネル留め具を、前記係止爪が前記防音壁の延展方向であって支柱のウェブから前記フランジが立ち上がる方向に向くようにボルトとナットで固定する工程と、前記支柱を所定間隔でフランジ同士を対向させつつ立設する工程と、前記防音パネルを隣接する前記支柱の前記フランジ内に落とし込む工程と、前記パネル留め具の前記板ばね部を弾性変形させて前記係止爪による係止を解除し、前記板ばね部を展開し、前記板ばね部が前記防音パネルを押圧することで前記防音パネルを前記支柱のフランジ内部に固定する工程と、を備えることを特徴とする。
第2発明に係る防音壁の施工方法は、第1発明において、前記防音パネルを前記支柱のフランジ内部に固定する工程では、前記板ばね部が面接触して前記防音パネルを押圧することを特徴とする。
発明に係る防音壁の施工方法は、第1又は第2発明において、前記板ばね部の展開は、前記板ばね部を前記底板部から浮き上がらせ、前記板ばね部を係止する前記係止爪を弾性変形させて係止を解除することで行われることを特徴とする。
発明に係る防音壁の施工方法は、第1〜第3発明の何れかにおいて、前記パネル留め具は、前記防音壁の設置個所において騒音が発生する側に位置する前記フランジの内側に固定されることを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、防音パネルの設置前に支柱にパネル留め具を取り付けるとともに、防音パネルの設置後にフランジの解放側から工具等により容易にパネル留め具を展開することができるため、防音壁の施工を容易に行うことができる。
また、パネル留め具と防音パネルとが面接触するため防音パネルを均一の力で押圧し固定することができる。
更に、パネル留め具の弾性変形力のみにより防音パネルを押圧、固定するため、ボルトとナットによる締結力が緩んだとしても押圧力が変化せず、防音パネルを長期にわたり一定の力で押圧し固定することができる。
本発明の実施形態において用いられるパネル留め具を示す斜視図である。 パネル留め具を示す側面図である。 パネル留め具を示す平面図である。 パネル留め具を示す正面図である。 パネル留め具を取り付けた支柱のフランジに防音パネルが落とし込まれた状態を示す平面図である。 支柱のフランジに防音パネルが落とし込まれた状態でパネル留め具を展開した状態を示す平面図である。 パネル留め具を展開した状態を示す斜視図である。 パネル留め具の変形例を示す斜視図である。 パネル留め具の変形例を示す側面図である。 パネル留め具の変形例を示す平面図である。 変形例に係るパネル留め具を展開した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る防音壁の施工方法について説明する。防音壁は、自動車が走行する道路や鉄道等、騒音が発生する場所(以下、騒音発生源という。)に沿って設けられる。
本実施形態に係る防音壁の施工方法では、まず、H型鋼よりなる支柱7に対するパネル留め具1の取り付けが行われる。
図1は、本発明の実施形態において用いられるパネル留め具1を示す斜視図である。また、図2は、パネル留め具1を示す側面図、図3は、パネル留め具1を示す平面図、図4は、パネル留め具1を示す正面図である。
また、図5は、パネル留め具1を取り付けた支柱7のフランジ72に防音パネル8が落とし込まれた状態を示す平面図であり、図6は、図5の状態でパネル留め具1を展開した状態を示す平面図である。
なお、図1乃至図6において、X方向は防音壁の延長方向であって支柱7のウェブ71からフランジ72が立ち上がる方向、Y方向は騒音発生源のある方向と反対の方向、Z方向は立設される支柱7の延長方向を示している。
パネル留め具1は、弾性変形可能な金属よりなる部材であり、その弾性変形力により防音パネル8の支柱7のフランジ72への固定を行う。
パネル留め具1は、長板状の底板部11と、底板部11の一端部に設けられた係止爪2と、底板部11の係止爪2と対向する端部に設けられ、弾性変形して折りたたまれた状態で係止爪2に係止されたらせん状の板ばね部3と、を有する。
底板部11は、短手方向の一方側に係止爪2に連続する第1延展部11cが設けられている。底板部11の短手方向であって第1延展部11cと対向する位置には、板ばね部3に連続する第2延展部11bが設けられている。また、底板部11の長手方向の両端部近傍には第3延展部11aが設けられていて、この第3延展部11aにボルト締結用の孔部18が設けられている。
係止爪2は、第1延展部11cからX方向に傾いて立ち上がる下片16と、下辺16から板ばね部3の方向に突出する上片17とを有して形成されている。係止爪2は、上片17が折りたたまれた状態の板ばね部3に係合することで板ばね3の折りたたみ状態を維持する。
板ばね部3は、第2延展部11bに連続する長板状の部位がらせん状に折り畳まれることで形成されている。板ばね部3は、第2延展部11bに連続して鋭角に立ち上がる第1片12と、第1片12と鈍角をなして連続する第2片13と、第2片13に連続しかつこれと鋭角をなし、第2片13と底板部11との間に折れ込むように形成された第3片14と、第3片14に連続しかつこれと鋭角をなし、第3片14と第2片13との間に折れ込むように形成された第4片15と、を備えて形成されている。
また、図1又は図3に示すように、板ばね部3のZ方向における幅は、係止爪2の幅よりも広くなっている。そのため、X方向から見ると、板ばね部3のZ方向両端部は、係止爪2から露出した状態となっている。
板ばね部3は、防音パネル3の固定を行う前の状態では、図1乃至図4に示すように弾性変形して折り畳まれた状態で係止爪2により係止された状態となっている。パネル留め具1は、このように板ばね部3が折り畳まれた状態で、H型鋼よりなる支柱7に取り付けられる。パネル留め具1の取り付け位置は、フランジ72のX方向の端部近傍である。
このパネル留め具1の取り付けは、図5に示すように、係止爪2がX方向、すなわち防音壁の延長方向であって支柱7のウェブ71からフランジ72が立ち上がる方向に向くようにして、ボルト61とナット63を用いて行われる。
フランジ72のパネル留め具11の取り付け個所において図示しない貫通孔が孔部18と対向する位置に形成されている。この孔部18とフランジ72の貫通孔にフランジ72の内側からボルト61を挿入し、フランジ72の外側からワッシャ62とナット63とを螺合することで、パネル留め具1の固定が行われる。
次に、パネル留め具1が取り付けられた支柱7が、所定間隔でフランジ72同士を対向させつつ立設される。このとき、支柱7は、パネル留め具1が取り付けられているフランジ72が騒音発生源側に向くようにして立設される。こうした配置とすることで、作業員が立ち入りやすい道路や線路等の側からボルト61とナット63との緩みを目視で確認することができる。
次に、防音パネル8が、隣接する支柱7のフランジ72内に、フランジ72の上方から落とし込まれる。なお、防音パネル8としては、例えば騒音発生源側に向く面側にルーバー形状や微細孔等の開口が形成されるとともに、内部に吸音材を有するもの等、様々な種類のものを用いることができる。
次に、パネル留め具1の係止爪2を弾性変形させて板ばね部3を展開させ、防音パネル8を支柱7のフランジ72内部に固定する。
図6は、支柱7のフランジ72に防音パネル8が落とし込まれた状態でパネル留め具を展開した状態を示す平面図である。図7は、パネル留め具1を展開した状態を示す斜視図である。
板ばね部3の展開は、図1及び図3に示すように、矢印Aの方向から、板ばね部3のZ方向両端部であって第2片13と第3片14との境界近傍を棒状の工具等を用いて押圧することで行われる。この境界部分はフランジ72のX方向の端部近傍から容易に視認できる位置にある。
ここで、矢印Aの方向は、フランジ72のX方向すなわち防音壁の延展方向であり、略水平方向であり、パネル留め具1は、フランジ72のX方向の端部近傍に取り付けられている。すなわち、第2片13と第3片14との境界近傍は、フランジ72の略水平方向における端部近傍に位置することになる。
第2片13と第3片14との境界近傍が押圧されると、板ばね部3が弾性変形して−X方向に押し込まれるとともにY方向に立ち上がり、係止爪2の上片17と板ばね部3の第2片13との接触が解除される。そして、縮んでいた板ばね部3が復元力により変形して、図6及び図7に示すように展開した状態となる。
上述したように、パネル留め具1はフランジ72のX方向の端部近傍に取り付けられているため、防音パネル8の落とし込み後も、作業者は水平方向からフランジ72の内部を覗き込めば容易にパネル留め具1を視認することができる。また、工具の挿入もし易く、パネル留め具1の展開作業を容易に行うことができる。
パネル留め具1が展開されると、図6に示すように、板ばね部3の第2片13が防音パネル8と面接触して押圧する状態となる。これにより、防音パネル8を均一の力で押圧し固定することができる。
上述した実施形態に係る防音壁の施工方法によると、防音パネル8の取り付け前に支柱7にパネル留め具1を取り付けることができるとともに、防音パネル8の取り付け後にはパネル留め具1を容易に展開することができ、防音パネル8を固定することができる。これにより、防音壁の施工を従来よりも大幅に簡易かつ迅速に行うことができる。
また、パネル留め具1はボルト61とナット63とにより固定されているが、板ばね部3の展開後には、ボルト61とナット63による締結力が失われたとしても、自身の弾性力によりフランジ72内における位置が固定され、変化することが無い。
そのため、仮にボルト61とナット63が緩んだり、破損等により脱落したりした場合でも、防音パネル8に対する押圧力が変化せず、防音パネル8を長期にわたり一定の力で押圧し固定することができる。
また、フランジ72へのパネル留め具1の取り付けは、ボルト61とナット63により行われ、パネル留め具1の打設作業は不要であるため、施工時の打設作業に伴う騒音の発生を軽減することができる。
更に、パネル留め具1は使用前にはコンパクトに折り畳まれた状態であり、取り付け部位もフランジ72の端部近傍であることから、パネル留め具1が破損した場合にもこの交換作業を容易に行うことができる。
なお、本発明に係る防音壁の施工方法で用いられるパネル留め具1の形状は上述した実施形態に係るものに限定されず、同一の作用効果を奏する範囲で他の形状のものを採用することができる。
図8は、パネル留め具の変形例を示す斜視図、図9は、パネル留め具の変形例を示す側面図、図10は、パネル留め具の変形例を示す平面図である。
変形例に係るパネル留め具20は、パネル留め具1と同様に弾性変形可能な金属よりなる部材であり、その弾性変形力により防音パネル8の支柱7のフランジ72への固定を行う。
パネル留め具20は、長板状の底板部21と、底板部21の一端部に設けられた係止爪2’と、底板部21の係止爪2’と対向する端部に設けられ、弾性変形して折りたたまれた状態で係止爪2’に係止されたらせん状の板ばね部3’と、を有する。
パネル留め具20が上述したパネル留め具1と異なる点は、係止爪2’の形状のみであり、他の構成はすべてパネル留め具1と同様となっている。
パネル留め具20の底板部21には、短手方向に第1延展部21cが形成されている。
係止爪2’は、第1延展部21cのZ方向の両端部からそれぞれX方向に所定の幅を持って立ち上がる下片26と、下片26に連続して−X方向に屈曲して形成される上片27とを備えて形成されている。
図8及び図10に示すように、板ばね部3’のZ方向における幅は、係止爪2’の幅よりも広くなっている。また、係止爪2’の2つの下片26及び上片27の間には所定の間隔が設けられている。そのため、X方向から見ると、板ばね部3のZ方向両端部及び中央部は、係止爪2’から露出した状態となっている。
そして、パネル留め具20が上述したパネル留め具1と同様にして(図5参照)、支柱7のフランジ72にボルト61とナット63を用いて取り付けられる。
パネル留め具20が取り付けられた支柱7は、フランジ同士を対向させつつ所定間隔を空けて立設される。
こうして支柱7が立設された後、防音パネル8が隣接する支柱7のフランジ72内部に落とし込まれる。
そして、防音パネル8のフランジ72間への落とし込み後、パネル留め具20が展開されることで、防音パネル8の固定が行われ、防音壁の施工が完了する。
パネル留め具20の展開は、図8及び図10に示すように、矢印Aの方向から、板ばね部3’のZ方向両端部又は中央部であって第2片23と第3片24との境界近傍を棒状の工具等を用いて押圧することで行われる。
第2片23と第3片24との境界近傍が押圧されると、板ばね部3’が弾性変形して−X方向に押し込まれるとともにY方向に立ち上がり、係止爪2’の上片27と板ばね部3’の第2片23との接触が解除される。そして、縮んでいた板ばね部3’が復元力により変形して、図11に示すように展開した状態となる。図11は、変形例に係るパネル留め具20を展開した状態を示す斜視図である。
ここで、矢印Aの方向は、フランジ72のX方向すなわち防音壁の延展方向であり、略水平方向である。また、パネル留め具20は、フランジ72のX方向の端部近傍に取り付けられている。
そのため、防音パネル8の落とし込み後も、作業者は水平方向からフランジ72の内部を覗き込めば容易にパネル留め具20を視認することができる。そして、パネル留め具20が視認可能かつフランジ72の端部近傍の位置に取り付けられているため、工具の挿入もし易く、パネル留め具20の展開作業を容易に行うことができる。
パネル留め具20が展開すると、上述したパネル留め具1と同様に、板ばね部3’の第2片23が防音パネル8と面接触して押圧する状態となる。これにより、防音パネル8を均一の力で押圧し固定することができる。
このようなパネル留め具20を用いた場合でも、防音パネル8の取り付け前に支柱7にパネル留め具20を取り付けることができるとともに、防音パネル8の取り付け後にはパネル留め具20を容易に展開することができ、防音パネル8を固定することができる。これにより、防音壁の施工を従来よりも大幅に簡易かつ迅速に行うことができる。
また、パネル留め具20はボルト61とナット63とにより固定されるが、板ばね部3’の展開後には、ボルト61とナット63による締結力が失われたとしても、自身の弾性力によりフランジ72内における位置が固定され、変化することが無い。
そのため、仮にボルト61とナット63が緩んだり、破損等により脱落したりした場合でも、防音パネル8に対する押圧力が変化せず、防音パネル8を長期にわたり一定の力で押圧し固定することができる。
また、フランジ72へのパネル留め具20の取り付けは、ボルト61とナット63により行われ、パネル留め具20の打設作業は不要であるため、施工時に打設作業に伴う騒音の発生を軽減することができる。
更に、パネル留め具20は使用前にはコンパクトに折り畳まれた状態であり、取り付け部位もフランジ72の端部近傍であることから、パネル留め具20が破損した場合にもこの交換作業を容易に行うことができる。
1、20 パネル留め具
2、2’ 係止爪
3、3’ 板ばね部
11、21 底板部
18、28 孔部
7 支柱
8 防音パネル
71 ウェブ
72 フランジ
61 ボルト
63 ナット

Claims (4)

  1. H型鋼よりなる支柱と、前記支柱に取り付けられるパネル留め具と、前記パネル留め具により前記支柱に固定される防音パネルとを備えて構成される防音壁の施工方法であって、
    前記支柱のフランジの内側に、底板部と、前記底板部の一端部に設けられた係止爪と、前記底板部の前記係止爪と対向する端部に設けられ、弾性変形して折りたたまれた状態で前記係止爪に係止されたらせん状の板ばね部と、を有するパネル留め具を、前記係止爪が前記防音壁の延長方向であって支柱のウェブから前記フランジが立ち上がる方向に向くようにボルトとナットで固定する工程と、
    前記支柱をフランジ同士を対向させつつ所定間隔をあけて立設する工程と、
    前記防音パネルを隣接する前記支柱の前記フランジ内に落とし込む工程と、
    前記パネル留め具の前記板ばね部を弾性変形させて前記係止爪による係止を解除し、前記板ばね部を展開し、前記板ばね部が前記防音パネルを押圧することで前記防音パネルを前記支柱のフランジ内部に固定する工程と、
    を備えることを特徴とする防音壁の施工方法。
  2. 前記防音パネルを前記支柱のフランジ内部に固定する工程では、前記板ばね部が面接触して前記防音パネルを押圧することを特徴とする請求項1記載の防音壁の施工方法。
  3. 前記板ばね部の展開は、前記板ばね部を前記底板部から浮き上がらせ、前記板ばね部を係止する前記係止爪を弾性変形させて係止を解除することで行われることを特徴とする請求項1又は2記載の防音壁の施工方法。
  4. 前記パネル留め具は、前記防音壁の設置個所において騒音が発生する側に位置する前記フランジの内側に固定されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の防音壁の施工方法。
JP2014073791A 2014-03-31 2014-03-31 防音壁の施工方法 Active JP6377388B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073791A JP6377388B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 防音壁の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073791A JP6377388B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 防音壁の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015196948A JP2015196948A (ja) 2015-11-09
JP6377388B2 true JP6377388B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=54546813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014073791A Active JP6377388B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 防音壁の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6377388B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6365047B2 (ja) * 2014-06-27 2018-08-01 新中央工業株式会社 防音壁の遮音板留め金具
JP6365048B2 (ja) * 2014-06-30 2018-08-01 新中央工業株式会社 防音壁の遮音板留め金具
JP6578220B2 (ja) * 2016-02-04 2019-09-18 新中央工業株式会社 遮音板の支持力可変型固定金具

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4143495A (en) * 1976-10-22 1979-03-13 Fa. Pass & Co. Sound-absorbing panel
JPS6115050Y2 (ja) * 1981-03-20 1986-05-10
JPH0627911U (ja) * 1992-09-08 1994-04-15 日鐵建材工業株式会社 仮設鋼材壁
JP2848804B2 (ja) * 1995-12-18 1999-01-20 日本碍子株式会社 吸音筒の取付け工法
JP3556544B2 (ja) * 1999-05-11 2004-08-18 新中央工業株式会社 防音壁の遮音板留め金具
JP4452771B2 (ja) * 2000-12-21 2010-04-21 新中央工業株式会社 防音壁の遮音板留め金具
JP2005090169A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Sekisui Jushi Co Ltd 防音パネルの落下防止装置及び落下防止装置を備えた防音パネル
JP2005350923A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Sankyo Alum Ind Co Ltd パネル体
JP2007032141A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Sekisui Jushi Co Ltd 防音壁の開閉扉
JP4997505B2 (ja) * 2007-02-05 2012-08-08 株式会社コスモス 防音壁の遮音板留め金具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015196948A (ja) 2015-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080238142A1 (en) Motor vehicle frame structure and crashbox therefor
JP6377388B2 (ja) 防音壁の施工方法
JP2008540885A (ja) 緩衝ブラケットが設置された道路用ガードレール
JP6563830B2 (ja) ばね金具及び防音パネル及び防音パネルの設置構造
JP5161825B2 (ja) 遮音壁、遮音パネルの取り付け方法
JP2006283297A (ja) 防音壁
JP6231833B2 (ja) 防音壁およびばね金具
JP6963461B2 (ja) 遮音壁
JP5646096B1 (ja) 壁パネルの固定金具
JP6156701B2 (ja) 上端固定金物
JP2008144444A (ja) 防護柵支柱の補強構造及び防護柵支柱の補強方法
JP6856216B2 (ja) 遮音パネルの補強金具及び遮音パネルの補強方法
JP2007031935A (ja) 防音パネルの取付構造
JP7138016B2 (ja) 固定ばね開放治具
JP2900905B2 (ja) 遮音壁頂部の吸音材の取付構造と取付方法
JP2008163683A (ja) 縦目グレーチング用支持装置
JP6406577B2 (ja) 治具
JP4322088B2 (ja) 防音壁の取付構造
JP2019210800A (ja) ビーム支持装置
JP2018170866A (ja) レベル調整機構
JP5968390B2 (ja) 仮設足場
JP6299161B2 (ja) 耐震性間仕切装置におけるパネル板係止装置
JP7158250B2 (ja) 建築用部材の固定構造
JP2009114759A (ja) 建物ユニットの連結装置
JP2009019410A (ja) 防音装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6377388

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250