JP4997505B2 - 防音壁の遮音板留め金具 - Google Patents

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Description

本発明は、防音壁において遮音板を固定するための板バネ式の遮音板留め金具に関する。
一般に、自動車道路の両側等に設けられる防音壁は、所定間隔をあけて立設された複数の支柱と、該相隣接する一対の支柱の対向面に形成され、該支柱の長さ方向に延びる断面コ字状溝と、該相対向する断面コ字状溝間に嵌め込まれ、該断面コ字状溝の溝幅よりも厚みが小さく設定された遮音板とを備えている。
そして、上記遮音板と断面コ字状溝における一方の側面との隙間には板バネ式の遮音板留め金具が装着され、この留め金具の弾性復元力により遮音板が断面コ字状溝の他方の側面に押圧されて固定されるようになっている。(特許文献1)
特許文献1に示す留め金具は、略上下方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向の一方の面が上記遮音板の厚み方向における該隙間側の面に当接する第1縦辺部と、この第1縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部との水平距離が上側に向かって大きくなるように設けられ、留め金具が上記隙間に装着されたときに、厚み方向における第1縦辺部と反対側面の上端部が上記断面コ字状溝の一方の側面に当接する第2縦辺部とを備えている。第1縦辺部と第2縦辺部との間に、上記第2縦辺部の上端部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部側に向かって延びる第1横辺部と、上記第1横辺部の第1縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第2縦辺部側でかつ下側に向かって延びる第2横辺部とを備え、上記第2横辺部の第2縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第1縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第3横辺部とを備え、第1横辺部と第2横辺部との接続部が第1縦辺部の内面に接触するように形成され、第2横辺部と第3横辺部との接続部が第2縦辺部の内面に接して滑るように形成されている。上記特許文献1の留め金具は、第1縦辺部及び第2縦辺部の下端部間の水平距離は、上記隙間よりも小さく設定されている一方、上端部間の水平距離は、上記隙間よりも大きく設定されており、留め金具の第1縦辺部及び第2縦辺部の下端部をその隙間に挿入しておき、この留め金具を上側からハンマー等で叩くことにより第1縦辺部及び第2縦辺部の上端部を互いに近付く方向に撓ませて、上記遮音板と断面コ字状溝との隙間に挿入させる。
上記特許文献1の留め金具では、防音壁の支柱の溝部と遮音板の端縁部との隙間に挿入すると、第1縦辺部と第2縦辺部の上端側が狭められるようになり、第1横辺部と第2横辺部の接続部が第1縦辺部の内面に接触し、第2横辺部と第3横辺部との接続部が第2縦辺部の内面に接触する。更に、第1縦辺部と第2縦辺部との間隔が狭められるに従って、両接続部はそれぞれ第1縦辺部及び第2縦辺部の内面に接触しながら下方に滑ることが要求される。しかし、上記接続部では、留め金具が上記隙間に挿入され両縦辺部間が狭められた際に、縦辺部の内面に接触した瞬間から接触抵抗が大きくなるので、接続部が下方に滑りにくい。実際には、両縦辺部間が狭められた際の方向は略水平方向(又はやや斜め下方方向)であるのに対して、接続部が滑る方向は略縦方向であり、滑る方向の作用力が小さく滑り力を得られない。通常では、留め金具を挿入する際に第1横辺部が下方に叩き込まれるので、第1横辺部と第2横辺部との接続部は第1縦辺部の内面を接触しながら下方に強制的に下方に押し込まれ、滑ることとなる。しかし、第2横辺部と第3横辺部との接続部では、このような強制的な下方向への作用力も無く、この接続部ではしばしば滑らないことが発生していた。時には、第2縦辺部に変な力が作用して変形して、バネ力が弱くなったり、極端な場合には第2縦辺部が部分的に破損することもあった。
特許文献1の留め金具では、第1横辺部と第2横辺部との接続部、第2横辺部と第3横辺部との接続部の両接続部を結ぶ直線に対して、第2横辺部の長手方向が下方に傾いている。そのため、留め金具の装着時、第1縦辺部と第2縦辺部との間隔が急激に狭くなった場合に、第2横辺部が変形しても、中央が下凸(上凹)に変形する。その結果、第1横辺部と第2横辺部との接続部の角度(即ち第1横辺部と第2横辺部との角度)が初期状態よりも広くなり、滑らかな曲線となるので滑りやすくなる。しかし、第1横辺部と第2横辺部との接続部が第1縦辺部の内面に対して滑りやすくなるのであり、第2横辺部と第3横辺部との接続部は、第2横辺部の内面に対して相変わらず滑りにくい状態にある。そのため、この特許文献2においても、第2横辺部と第3横辺部との接続部が第2縦辺部の内面を滑らない状態で、無理やり第1縦辺部と第2縦辺部との間隔が狭まることとなっている。その結果、第2横辺部が座屈変形し、弾性復元力が無くなってしまう結果となっている。
特に、最近では、留め金具の材料として、通常の鋼材でなく、ステンレス鋼板が使われるようになってきている。通常の鋼板の場合には、亜鉛めっき等の防錆処理を表面に施しているので、お互いの接触時比較的滑り易かった。しかし、このステンレス鋼板では、上記のようなめっき処理をせずに、素材のままで使用することが多く、その場合には、お互いの接触時比較的滑りにくく、上記問題が、大きくクローズアップされることとなっている。
上記のような防音壁の遮音板留め金具に対して、防音壁の隙間に遮音板留め金具が挿入された際に、第2横辺部と第3横辺部との接続部が第2縦辺部の内面に滑らかに接触して、滑って下降する構造になったものも知られている。(特許文献2)
特開2002−194715号公報 特開2002−194715号公報
特許文献2のものでは、特許文献1等に比較して滑べりが改善されており、実用化されている。最近では、遮音板として、透光板等の合成樹脂製のものも出てきており、軽量化が図られている。また、遮音板自体の長さを大きくして、遮音板を嵌めこむ支柱間の間隔を大きく取るようにして、支柱数や留め金具数等を削減して低コスト化を図ると共に、遮音板等の組立工数も低減したいという要求が出てきている。
このような大きな遮音板を使用するためには、特許文献1や2の留め金具では、耐荷重性が不足しており、留め金具にかかる耐荷重力を今までより倍増にすることが必要となっている。単純に考えれば、留め金具の厚さを増加して、耐荷重性を増加することが考えられるが、コストアップになると共に、重量アップになる問題点を有する。
そのために、本発明では、留め金具の厚さを殆ど変更することなく、できるだけ現状の留め金具を使用して、止め金具の形状の工夫で耐荷重性を大幅に改善することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、矩形状の遮音板と、この遮音板の端縁部を支持する溝部を有する支柱とを備えた防音壁において、該遮音板を該支柱の該溝部に挿入した際に該溝部と該遮音板の端縁部との隙間に装着され、弾性復元力により該遮音板を該溝部に押圧する板バネ式の留め金具であって、略上下方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向の一方の面が上記遮音板の厚み方向における該隙間側の面に当接する第1縦辺部と、上記第1縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部との水平距離が上側に向かって大きくなるように略上下方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向における第1縦辺部と反対側面の上端部が上記断面コ字状溝の一方の側面に当接する第2縦辺部と、上記第2縦辺部の上端部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部側に向かって延びる第1横辺部と、上記第1横辺部の第1縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第2縦辺部側でかつ下側に向かって延びる第2横辺部と、上記第2横辺部の第2縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第1縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第3横辺部とを備え、上記第1横辺部と上記第2横辺部との接続部が、第1縦辺部の内面に接触可能な第1接触部として形成され、上記第2横辺部と上記第3横辺部との接続部から上記第3横辺部との間に、第2縦辺部の内面に接触可能な第2接触部が形成され、
該第2接触部が第2縦辺部の内面に接触する位置よりも下方位置で、該第2縦辺部の内面から斜め下方に向かって突出して形成された傾斜壁面を備える突出壁部を備え、
第2接触部が第2縦辺部の内面に接触して下方に滑った後、更に第2接触部が該傾斜壁面に接触して止まるようになっていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の防音壁の遮音板留め金具において、該突出壁部が、該第2縦辺部の一部を内側に突出させて変形させることで一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第1接触部と上記第2接触部とを結ぶ仮想線が、上記第2横辺部の長手方向よりも上方に位置するように構成され、上記突出壁部より上側位置において第2縦辺部に内側に向かって突出する第1変形部が形成され、該第1変形部の下端部には該第2縦辺部の内面から斜め上方に該第1変形部の第1頂部に向かって形成された第1傾斜面を備え、上記第2接触部が上記第2縦辺部の内面に接触する初期には、上記第1傾斜面に接触して下方に滑り、この第1傾斜面の下側位置で第2縦辺部の内面に直接接触し、その後該傾斜壁面に接触して止まるように形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の防音壁の遮音板留め金具において、該第1変形部は、第2縦辺部の幅方向中央部分に第2縦辺部の長さ方向に向かって長いビード状に設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第1変形部の一部を切り欠いで抜け止め突起が形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1記載の防音壁の遮音板留め金具において、該突出壁部が、該第2縦辺部の一部を切り欠いで折り曲げて形成されたストッパ部からなり、該ストッパ部がバネ状の復元力を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第3横辺部が、該第2横辺部の端部から上記第2縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第1短辺部と、上記第1短辺部の第2縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第1縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第2短辺部と、上記第2短辺部の第1縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第2縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第3短辺部と、上記第3短辺部の第2縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第1縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第4短辺部とを備え、上記第1短辺部が第2縦辺部の内面に接触して滑るようになっており、上記第3短辺部と上記第4短辺部との接続部が第2縦辺部の内面に接触して滑り、上記第1短辺部が該ストッパ部に接触して止まるように構成されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6又は7記載の防音壁の遮音板留め金具において、第2縦辺部には、内側に向かって突出して形成される第2変形部がビード状に第2縦辺部の長手方向に延びて形成され、該第2変形部の上端部には該第2縦辺部の内面から斜め下方に該第2突出部の第2頂部方向に向かって形成された第2傾斜面を備え、上記第3短辺部と第4短辺部との接続部が上記第2傾斜面に接触して第2縦辺部方向に滑るように構成され、該第2変形部の第2頂部に第1短辺部が面接触して滑る上面が形成されていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記突出壁部が上記第2変形部から更に内側に突出して形成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8又は9記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第2縦辺部に、上記第2変形部の上方位置で、上記第2縦辺部から切り欠けで形成され、先端が上記防音壁の内面に接触可能な抜け止め突起を有することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1ないし10のいずれか1つに記載の防音壁の遮音板留め金具において、第1横辺部から第2横辺部にかけて連続する第1補強用ビードが幅方向中央部分に設けられていることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11記載の防音壁の遮音板留め金具において、第1横辺部の幅方向両端部に第2補強用ビード、第2横辺部の幅方向両端部に第3補強用ビードがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第1縦辺部と上記第1横辺部との間に係脱可能な係合部を備え、上記係合部により第1縦辺部と第1横辺部とが係合しているときに、上記第1縦辺部及び第2縦辺部の上端部間の水平距離が非係合時よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項13記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記係合部は、第1縦辺部から切り起こして形成した第1切起こし部と、第1横辺部から切り起こして形成した第2切起こし部とを有し、上記第1切起こし部と第2切起こし部とが係脱可能に形成されていることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第1切起こし部と第2切起こし部とは、一方の切越こし部を上下方向に強いることで両者の係合が解除されるようになっていることを特徴とする。
請求項1の発明では、留め金具の防音壁の遮音板と支柱との隙間に装着する際に、留め金具の第1縦辺部と第2縦辺部との下側部分を隙間に挿入し、更に強制的に挿入していくと第1接触部が第1縦辺部の内面に接触し、第2接触部が第2縦辺部の内面に接触し、更に挿入していくと、第1縦辺部と第2縦辺部との間隔が狭くなる。その時に、第1接触部は、第1横辺部が強制的に押し込まれることにより、下方向の力が作用するので、第1縦辺部の内面を下方にスムーズに滑っていくことができる。また、第2接触部は、第2縦辺部の内面を下方にスムーズに滑っていき、第2接触部が突出壁部の傾斜壁面に接触して止まるようになっているので、この状態で留め金具が縮められて弾力的に溝部に保持されるので、元に戻ろうとする復元力が強く、耐圧縮荷重が強いものが得られる。
特に、留め金具を溝部に挿入した挿入終期ごろには、従来では、第2接触部が第2縦辺部の内面に接触して滑るので、スムーズに滑るが、圧縮時の荷重は大きくなく、弾性復元力としては強いものではなかった。しかし、請求項1の発明では、同時期に第2接触部が第2縦辺部の内面に接触して滑った後、突出壁部の傾斜壁部に乗り上げて滑る必要があるので、従来に比較して、留め金具を縮める圧縮力が強くなり、即ちこのことは、弾性復元力が従来に比較して強くできることである。したがって、留め金具の耐圧縮荷重性(或いは弾性復元力)を強化することができるので、防音板の長さが長くなり、支柱間の間隔が広くなっても、止め金具としての要求強度を確保できる点で優れている。
請求項2の発明では、該突出壁部が該第2縦辺部に一体的に形成されているので、該突出壁部の耐変形性に優れる。
請求項3の発明では、第2接触部が第1変形部の第1傾斜面に接触した時の滑り力を得易く、かつ、第2縦辺部の内面への移行もスムーズであり、滑り抵抗が非常に少ない。
請求項4の発明では、第1変形部の第1傾斜面から第2縦辺部の内面への第2接触部の移動がなだらかにできるので、第2縦辺部の内面に移っても、第2接触部がスムーズに滑ることができる。
請求項5の発明では、振動等で留め金具が隙間から抜け出ることを確実に防止できる。特に、抜け止め突起の強度を向上できるので、振動等で留め金具が隙間から抜け出ることを更に確実に防止できる。
請求項6の発明では、第2接触部が突出壁部のストッパ部に接触して止まるようになっているので、この状態で留め金具が縮められて弾力的に溝部に保持されるので、元に戻ろうとする復元力が強く、耐圧縮荷重が強いものが得られる。
特に、ストッパ部が弾性力を有しているので、無理な荷重がかかることが防止でき、弾性復元力を強いものとすることができる。したがって、留め金具の耐圧縮荷重性(或いは弾性復元力)を強化することができるので、防音板の長さが長くなり、支柱間の間隔が広くなっても、止め金具としての要求強度を確保できる点で優れている。
請求項7の発明では、防音壁の隙間に遮音板留め金具を挿入した際に、第1短辺部の端部と第3短辺部と第4短辺部との接続部との一方が第2縦辺部の内面に接触し他方が浮いた状態となり、その後第3短辺部と第4短辺部との接続部および第1短辺部の両方が第2縦辺部の内面に接触して滑ることができるので、挿入初期のタイミングでは、第1短辺部の端部及び第3短辺部と第4短辺部との接続部との一方が軽い接触で第2縦辺部の内面を滑ることが出来、その後は、第1短辺部の端部及び第3短辺部と第4短辺部との接続部との両方で十分なバネ力を維持しながら滑ることが出来る。そして、挿入後期では、第1短辺部がストッパ部に接触して止まるので、留め金具の圧縮荷重が高く維持され、弾性復元力を高く保持できる。
請求項8の発明では、防音壁の隙間に遮音板留め金具を挿入した際に、第3短辺部と第4短辺部との接続部が、第2縦辺部に形成された傾斜面に沿って、接触しながら滑って上昇することで、滑る方向に働く作用力が大きくなり、接触初期の摩擦抵抗力が軽減され、スムーズに滑ることができる。
請求項9の発明では、第2接触部が第2変形部からストッパ部に滑らかに接触しながら移動できるので、留め金具の挿入が滑らかであり、弾性復元力も滑らかに作用する。
請求項10の発明では、振動等で留め金具が隙間から抜け出ることを確実に防止できる。
請求項11の発明では、第1横辺部及び第2横辺部の強度を向上でき、塑性変形(非弾性変形)を防止でき、留め金具の弾性復元力を十分に確保できる。
請求項12の発明では、第1横辺部及び第2横辺部の強度を更に高度に向上でき、塑性変形(非弾性変形)を確実に防止でき、留め金具の弾性復元力を更に強硬に確保できる。
請求項13の発明では、係合部により第1縦辺部と第1横辺部とが係合されている時には、第1縦辺部及び第2縦辺部の上端部間の水平距離を、遮音板と断面コ字状溝における一方の側面との隙間量と略同じになるようにするか又はその隙間量よりも小さくなるようにすることができる。
この結果、作業者は、予め係合した留め金具をその隙間に挿入して上記係合を解除するだけで済み、力の弱い作業者であっても留め金具を簡単な作業で容易にかつスムーズに装着することができると共に、その装着作業時に大きな音が発生したり、留め金具が壊れたりするのを防止することができる。
請求項14の発明では、上記係合部を低コストで形成できる。また、この係合部を余分に付加して設けるのでは無いので、重量を増加することなく設けられ、作業性に優れる。
請求項15の発明では、留め金具を防音壁の隙間に挿入した後、係合部を簡単に解除でき、解除作業性に優れる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1ないし図6は、本発明の実施形態1に係り、留め金具を防音壁の遮音板に適用した例を示す。図1に示すように、留め金具10が設けられた防音壁1を示し、この防音壁1は、自動車道路の両側において該自動車道路に沿った方向(図1の紙面に垂直な方向)に所定間隔をあけて立設された多数の支柱2,2,…を備えている。上記各支柱2は、H形鋼からなっていて、該支柱2の長さ方向に延びる2つの断面コ字状の溝部3,3を有し、この各溝部3の開口が自動車道路に沿った方向(防音壁1の長さ方向)を向くように立設されている。すなわち、各溝部3は、相隣接する一対の支柱2,2の対向面に形成されていることになる。
上記一対の支柱2,2の対向面における相対向する溝部3,3間には、自動車道路に沿った方向に延びる複数の遮音板4,4,…が上下方向に積み重ねられた状態で嵌め込まれている。この各遮音板4は、ポリカーボネート等のプラスチック製や、鉄、アルミニウムやコンクリート等からなるボックスタイプ製であり、その厚みtは上記溝部3の溝幅Wよりも小さく設定されている。尚、各支柱2の自動車道路と反対側面には金属製の外装板(図示せず)が貼付固定されている。
上記各遮音板4と各溝部3における自動車道路と反対側の側面との隙間(隙間量S=W−t)には、弾性復元力により該遮音板4を溝部3の自動車道路側の側面に押圧しかつばね鋼鋼材等からなる板バネ式の遮音板留め金具10が装着されている。この留め金具10は、上記各遮音板4の長さ方向両端部の上端部に設けられていて、遮音板4の厚み方向における自動車道路と反対側面(上記隙間側面)の上端部を自動車道路側に押圧するように構成されている。尚、上記各遮音板4の上端部における自動車道路側部には、下側に凹む段差部4aが形成され、この段差部4aと溝部3の自動車道路側の側面との間には、この遮音板4の直ぐ上側に積み重ねられる遮音板4の下端部に設けた凸部4bが挿入されるようになっており、このことで、遮音板4の下端部の厚み方向への移動が規制されるようになっている。
上記留め金具10は、具体的には、図3に示すように、留め金具10が上記隙間Sに装着されたときに、下面が上記遮音板4の上端面に当接しかつ該上端面に突設された断面円形の嵌合部4c(図1参照)と略嵌合する嵌合孔11aを有する取付辺部11を備えている。この取付辺部11の自動車道路と反対側端部には、略上下方向に延びる第1縦辺部12の上端部が接続されている。この第1縦辺部12の厚み方向における自動車道路側面は、留め金具10が上記隙間に装着されたときに、略全体的に上記遮音板4の厚み方向における上記隙間側面に当接するようになっている。
上記第1縦辺部12の下端部には、第1縦辺部12と対向しかつ第1縦辺部12との水平距離が上側に向かって大きくなるように略上下方向に延びる第2縦辺部13の下端部が連結辺部19で接続されている。この連結辺部19の長さは、上記隙間Sの間隔sよりも少し小さ目に形成され、隙間Sに挿入し易くなっている。第2縦辺部13の厚み方向における上記第1縦辺部12と反対側面(自動車道路と反対側面)の上端部は、留め金具10が上記隙間に装着されたときに、上記溝部3の自動車道路と反対側の側面に当接するようになっている。
上記第2縦辺部13の上端部には、上端部から上記第1縦辺部12側でかつ下側に向かってほぼ第1縦辺部12近辺まで延びる第1横辺部14が接続されている。上記第1横辺部14の第1縦辺部12側端部(下端部)には、該端部から上記第2縦辺部13側でかつ下側に向かってほぼ第2縦辺部13付近まで延びる第2横辺部15が接続されている。上記第2横辺部15の第2縦辺部13側端部には、該端部から上記第1縦辺部12側でかつ上側に向かって延びる第3横辺部16が接続されている。上記第1横辺部14と上記第2横辺部15との接続部に、第1縦辺部12の内面に接触可能な断面略円弧状の第1接触部17が設けられ、上記第2横辺部15と上記第3横辺部16との接続部に、第2縦辺部13の内面に接触可能な断面略円弧状の第2接触部18が設けられている。これらの第1接触部17及び第2接触部18は、滑らかな断面略円弧形状に形成されている。第2接触部18が第3横辺部16の下端から上方に折り曲げた部分に形成されることによって、第1接触部17と第2接触部18とを結ぶ仮想線が、上記第2横辺部15の長手方向の直線よりも上方に位置している。
第2縦辺部13に内側(第1縦辺部12方向)に向かって突出するビード状の第1変形部31が形成されている。この第1変形部31の上面(第1頂部)33は平面状に形成されている。上面33の下端部から第2縦辺部13の内面に向かって、斜め下方向に向かって第1傾斜面32が形成されている。
第2縦辺部13の第1変形部31よりも下位置に、内側(第1縦辺部12方向)に向かって、突出壁部20が形成されている。この突出壁部20には、下方に向かって徐々に内側(第1縦辺部12方向)に向かって大きく突出する傾斜壁部21が形成されている。傾斜壁部21は、第2縦辺部13の内面に滑らかに一体に接続されて、傾斜して設けられている。
第2縦辺部13の上下方向略中間位置には、上記第1変形部31の幅方向一部を切り欠いで形成し、先端が支柱2の溝部3の内面に接触可能な抜け止め突起40が設けられている。抜け止め突起40によって、振動等で留め金具10が隙間Sから抜け出ることを防止している。
第1横辺部14と第2横辺部15の幅方向中央部には、ほぼ長さ方向全長に亘って第1補強用ビード部44が内側に突出して設けられている。この第1補強用ビード部44は、第1横辺部14と第2横辺部15との間の第1接触部17にも連続して同一幅で外側に向けて突出して形成されており、第1横辺部14、第2横辺部15及び第1接触部17の強度アップが図られている。
具体的に、留め金具10を隙間Sに挿入する際の状況を説明する。実施形態1では、図4に示すように、留め金具10はフリーな状態で、第1接触部17は第1縦辺部12の内面に接触せず、且つ第2接触部18も第2縦辺部13の内面から浮いている状態のものを使用する例である。留め金具10が隙間Sに挿入され、第1横辺部14がハンマー等で叩かれて更に奥に挿入されると、第1縦辺部12と第2縦辺部13との間隔が狭くなり、まず第1接触部17が第1縦辺部12の内面に接触しながら下方に滑っていく。それにつれて、図5に示すように、第2接触部18が第1変形部31の第1傾斜面32に接触し、この第1傾斜面32を滑って下方に移動する。そして、第2縦辺部13の内面に移って滑っていく。その後、更に挿入され、留め金具10が溝部3に挿入完了される最終段階では、第2接触部18が、第2縦辺部13の内面から突出壁部20の傾斜面21に移って、この傾斜面21に乗り上げるようになる。その結果、第2接触部18が第2縦辺部13よりも更に内側に狭まった突出壁部20の傾斜面21に乗り上げるようになっているので、留め金具10の圧縮荷重が増加する。その結果、留め金具10の復元力が強化されることになる。
留め金具10を隙間Sに挿入して第1縦辺部12と第2縦辺部13との間隔が狭まる際に、基本的には第2横辺部15は変形しないようになっているが、僅かには弾性変形し湾曲する。この場合に、第1接触部17と第2接触部18を結ぶ仮想線に対して、第2横辺部15の長手方向は下方に位置しているので、第2横辺部15が弾性変形する場合には下方に膨らんで変形する。その結果、第1横辺部14と第2横辺部15との角度は増大する方向となり、第1接触部17は曲率が小さくなるので、第1接触部17は滑りやすくなり、且つ座屈変形や亀裂が生じにくくなる。
(実施形態2)
図6及び図7は、本発明の実施形態2に係り、留め金具を防音壁の遮音板に適用した例を示す。なお、実施形態2では、実施形態1との共通部分は同じ符合とし、説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
留め金具50は、具体的には、実施形態1の留め金具10に比較して、第1縦辺部12と第2縦辺部13との間隔が広くなっている。そのために、第3横辺部16の構造が異なっている。第3横辺部16が、第1短辺部161、第2短辺部161、第3短辺部163、第4短辺部164からなる。第3横辺部16の詳細構造は、図6及び図7に示すように、第2横辺部15の第2縦辺部13側端部(下端部)に、該端部から上記第2縦辺部13側でかつ上側に向かってほぼ第2縦辺部13近辺まで延びる第1短辺部161が接続されている。この第1短辺部161の第2縦辺部13側端部(上端部)に、該端部から上記第1縦辺部12側でかつ上側に向かって延び、ほぼ第1短辺部と同じ長さの第2短辺部162が接続されている。この第2短辺部162の第1縦辺部12側端部(上端部)に、該端部から上記第2縦辺部13側でかつ上側に向かって延び、ほぼ第1短辺部と同じ長さの第3短辺部163が接続されている。この第3短辺部163の第2縦辺部13側端部(上端部)に、該端部から上記第1縦辺部12側でかつ上側に向かって延び、短い長さの第4短辺部164が接続されている。
第2縦辺部13の上下方向略中間位置には、第2縦辺部13の幅方向一部を切り欠いで形成し、先端が支柱2の溝部3の内面に接触可能な抜け止め突起40が、実施形態1と同様に形成されている。第2縦辺部13において、抜け止め突起40の下側には、内側(第1縦辺部12方向)に向かってビード状の第2変形部34が突出して形成されている。第2変形部34の上面(第2頂部)36は平面状に形成されている。上面36の上端部から第2縦辺部13の内面に向かって、斜め上方向に向かって第2傾斜面35が形成されている。抜け止め突起40の上側には、内側(第1縦辺部12方向)に向かってビード状の第3変形部37が突出して形成され、強度補強されている。
また、第2変形部34から、内側(第1縦辺部12方向)に向かって、突出壁部であるストッパ部22が形成されている。このストッパ部22は、第2縦辺部13の第2変形部34の一部を切り欠いで内側(第1縦辺部12方向)に向かって折り曲げて形成されている。
第1横辺部14と第2横辺部15の幅方向中央部には、ほぼ長さ方向全長に亘って第1補強用ビード部44が設けられている。この第1補強用ビード部44は、第1横辺部14と第2横辺部15との間の第1接触部17にも連続して同一幅で外側に向けて突出して形成されており、第1横辺部14、第2横辺部15及び第1接触部17の強度アップを図っている。更に、第1横辺部14の幅方向両側には、内側に折り曲げて形成した第2補強用ビード45が形成され、第2横辺部15の幅方向両側には、内側に折り曲げて形成した第3補強用ビード46が形成されている。実施形態2では、第1縦辺部12と第2縦辺部13との間隔が、第1実施形態1に比較して広いので、第2補強用ビード45によって第1横辺部14、第3補強用ビード46によって第2横辺部15の耐変形性を向上するようにしている。即ち、後で説明するが、第1短辺部161が第2変形部34の第2頂部(上面)を滑って、更にストッパ部22に乗り上げた際に、ストッパ部22が内側に折り曲げられているので、留め金具50は強い力で押し込まれることになる。その結果、第1横辺部14及び第2横辺部15にも、大きな変形力が作用するので、その際に弾性変形域を越えて塑性変形しないように、第2補強用ビード45及び第3補強用ビード46を設けている。
次に、止め金具10を隙間Sに挿入する際して、第1縦辺部12と第2縦辺部13との間隔が狭まる時の第1短辺部から第4縦辺部の動きについて、図7により説明する。第1短辺部161は第2縦辺部13の内面に接触して滑るようになっており、第3短辺部163と第4短辺部164との接続部165が第2縦辺部13の内面に接触して滑るように構成されている。この接触状態の詳細は、特開2005−299164号公報に詳細に記載されているものと同じであり、詳細な説明は省略する。
説明を簡潔にするために、図7において留め金具50の部分を簡単に記載した図面とする。留め金具50を挿入すると、第2縦辺部13が第1縦辺部12のほうに近づくように弾性変形するが、説明をわかりやすくするために、第2縦辺部13を固定した状態で、第1短辺部16から第4短辺部19が第2縦辺部に近づくとして、接触状態を説明する。留め金具50を隙間Sに挿入することで、まず初めに図7に第第二段階Bとして示すように、接続部165が第2変形部34の第2傾斜面35に接触し、この第2傾斜面35を滑って上方に移動する。そして、接続部165が第2縦辺部13の内面に接する位置近傍になると、第1短辺部161と第2短辺部162との接続部が第2変形部34の上面36に接触するようになる。そして、第1短辺部161と第2短辺部162との接続部が第2変形部34の上面36に接触して、僅かに移動することで、図7に第三段階Cとして示すように、接続部165は第2縦辺部13の内面から浮いた状態となる。この状態から留め金具50が更に挿入されると、図7に第四段階Dとして示すように、第1短辺部161と第2横辺部15との角度が狭まる方向に第1短辺部161の上端部が内側方向に曲げられる方向となりつつ、第1短辺部161が第2変形部34の上面36に接触しながら下方に移動していき、第1短辺部161が第2変形部34の上面36に面接触するようになる。それとともに、接続部165が第2変形部34の上面36に接触するようになる。その後、図7に第五段階Eとして示すように、第1短辺部161がストッパ22に接触することにより、留め金具50が更に下降することが止められる。更に下降する際には、ストッパ22が第2縦辺部13に近づくように押される。その結果、ストッパ22の弾性変形による反発力が第1短辺部161に作用することとなる。このように、ストッパ22の抵抗や反発力により、留め金具50の耐圧縮荷重が増加することとなり、留め金具50の弾性復元力が増加する。
上記したように、第2縦辺部13の内面(第2変形部34を含む)に対して、一旦接続部165が接触し、その後第1短辺部161の上端部が接触して接続部165が離れ、その後第1短辺部161が面接触するとともに接続部165が接触する状態を形成する。さらに、第1短辺部161がストッパ22に接触することで、留め金具50の下降が止まるようになっている。このことで、留め金具50を隙間Sに挿入する初期では、第2縦辺部13の内面に軽い力で接触し、後半では強く接触するように接触状態を実現でき、第2縦辺部13の内面(第2変形部34の上面36を含む)を滑らかに滑って移動することができると共に、耐圧縮荷重(弾性復元力)を増強できる。
なお、第1短辺部161が上面36に面接触するタイミングと、接続部165が上面36に接触するタイミングはどちらだが先でも、或いは同時でも良い。
また、第二段階Bで接続部165が第2縦辺部13の内面から浮いているが、スムーズな滑りを阻害しなければ、軽く接触した状態であっても良い。
留め金具50を隙間Sに挿入して第1縦辺部12と第2縦辺部13との間隔が狭まる際に、基本的には第2横辺部15は変形しないようになっているが、僅かには湾曲することが多い。その場合に、本発明では、第1接触部17と接触部165を結ぶ仮想線及び第1接触部17と第1短辺部161の上端部を結ぶ仮想線に対して、第2横辺部15の長手方向が下方に位置しているので、第2横辺部15が変形する場合にも下方に膨らんで変形する結果となる。その結果、第1横辺部12と第2横辺部13との角度は増大する方向となり、第1接触部17は曲率が小さくなるので、第1接触部17は滑りやすくなり、且つ座屈変形や亀裂が生じにくくなる。
特に、第1横辺部14及び第2横辺部15、第1接触部17は一体の第1補強用ビード44で一体に補強されており、どこかに急激に荷重が集中することが防止されている。更に、
第1横辺部14には第2補強用ビード45、第2横辺部15には第3補強用ビード46が追加され、大きく折れ曲がることを防止している。
図8及び図9は実施形態3であって、実施形態1の図3および図4と同様な図を示す。実施形態3では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、共通部分の説明を省略する。実施形態3では、第1縦辺部12と第1横辺部14とが係合部41により係脱自在になっている。
この係合部41は、第1縦辺部12の長手方向上側で且つ幅方向略中央部を切り起こして形成した第1切起こし部42と、第1横辺部14の長手方向略中間位置で且つ幅方向略中央部切り起こして形成した第2切起こし部43からなる。第1切起こし部42は、切り起こして第1横辺部14方向に折り曲げて設けられた板状の係合受け部47を有する。係合受け部47には、矩形状の穴部47aが設けられている。第2切起こし部43は、第1横辺部14から上方に切り起こして形成されたベース部48とこのベース部48の先端で略直角に上方に折り曲げられたリップ部49を有する。
上記第1縦辺部12及び第2縦辺部13の上端部間の水平距離(対向面とは反対側面間の水平距離)は、上記第1切起こし部42と第2切起こし部43とが係合していない(フリー状態)ときには、隙間量Sよりも大きい距離に設定されている一方、係合しているときには、非係合時の距離よりも小さくかつ上記隙間量Sより僅かに小さい距離に設定されている。尚、上記第1縦辺部12及び第2縦辺部13の上端部間の水平距離が、係合時に上記隙間量Sと同じか僅かに大きくても、後述の如く留め金具10aを軽い力で所定位置に装着できればそれでもよい。
以上のように構成された留め金具10aを遮音板4と断面コ字状溝3の自動車道路と反対側の側面との隙間に装着して該遮音板4を固定する方法を説明する。なお、留め金具10aを装着する段階では、外装板5は各支柱2に貼付固定されてはいない。
先ず、予め留め金具10aの第2縦辺部13を第1縦辺部12側に撓ませることにより、第1切起こし部42の穴部47aに第2切起こし部43のリップ部49を係合させておく。
この係合は、留め金具10aの製造時に製造装置により行ってもよく、装着作業者が工具を用いて行ってもよい。そして、この状態を保持したまま、留め金具10aの第1縦辺部12及び第2縦辺部13を、隙間Sに挿入しながら、取付辺部11の嵌合孔11aを、相対向する断面コ字状溝3,3間に嵌め込んだ遮音板4の上端面の嵌合部4cに嵌合させてセットする。このとき、第1縦辺部12及び第2縦辺部13の上端部間の水平距離が、上記隙間量Sよりも僅かに小さいので、第1縦辺部12及び第2縦辺部13の下端部から上端部に至るまでの全体を、上記隙間内に容易に挿入することができる。すなわち、従来のように係合部41がない状態では、第1縦辺部12及び第2縦辺部13の上端部を上記隙間内に挿入するには、上側からハンマー等により叩いて無理矢理挿入する必要があったが、このような作業は全く行わなくてもよい。
挿入が完了した時点で、第1切起こし部42の穴部47aと第2切起こし部43のリップ部49との間、又は第1切起こし部42の係合受け部47の下面と第2切起こし部43のベース部48の上面との間に、先端部が楔状に形成されたドライバー等の工具(図示せず)を差し込んで回したり、捩じたりすることにより、穴部47aとリップ部49との係合を解除する。
上述の如く係合を解除すると、第2縦辺部13の外側面が断面コ字状溝3の自動車道路と反対側の側面に当接する一方、第1縦辺部12の外側面が遮音板4の自動車道路と反対側面に当接し、このことで、遮音板4が断面コ字状溝3の自動車道路側の側面に押圧されて固定され、留め金具10aの装着が完了する。
この時に、抜け止め突起40の先端も断面コ字状溝3の自動車道路と反対側の側面に当接することで、振動等で留め金具10aが抜け出ることを防止するようにしている。
実施形態3では、予め係合部41で第1縦辺部12と第1横辺部14とを係合しておけば、留め金具10aをハンマー等を用いて無理矢理挿入することなく容易に上記隙間Sに挿入することができ、しかも、その挿入後に上記係合の解除も容易に行える。よって、力の弱い作業者であっても留め金具10aを簡単な作業で容易に装着することができると共に、その装着作業時に大きな音が発生したり、留め金具10aが壊れたりするのを防止することができる。
なお、この装着作業は特開2001−026911号公報に詳細に記載されたものと同様であり、ここではこれ以上の詳細な説明を省略する。
実施形態3では、第1縦辺部12と第2縦辺部13との上端部同士の距離を防音壁の隙間よりも小さくして、挿入するものにおいては、実施形態1や2に述べたような機能、即ち隙間Sに留め金具を挿入(装着)する際に、第3横辺部(第1短辺部〜第4短辺部を含む)が第2縦辺部13の内面を滑らか滑ってスムーズに挿入できるという機能に関しては、発揮しない。しかし、第1縦辺部12と第2縦辺部13との上端部同士の距離を防音壁の隙間よりも少し大きい状態で、軽く押し込む場合には、上記実施形態1で述べたような挿入時の機能を発揮する。
また、留め金具10aを隙間Sに装着して使用している間では、振動や強風等で、防音壁が揺れて、隙間の間隔が縮小したり、拡大しており、その結果第1縦辺部12と第2縦辺部13との間隔が常に変化する。そのために、留め金具には、この間隔の縮小・拡大に滑らかに追従することが必要である。即ち、第3横辺部(第1短辺部〜第4短辺部を含む)が第2縦辺部13の内面を滑らか滑ってスムーズに移動することは、上記間隔の縮小・拡大に滑らかに追従する為にも必要なことであり、この実施形態3でも必要なことである。
このように、留め金具には、上記で述べたように、挿入後において隙間の縮小・拡大に滑らかに追従することが、強く要求されている。この要求に対しては、実施形態1ないし実施形態3のいずれの実施形態においても、第1短辺部及び接続部(第3反編部と第4辺部との間)は、第1短辺部の接触圧力が強く、接続部の接触圧力が弱いという接触圧力差で持って接触する機能を有しているので、挿入後の振動・風力等による隙間の縮小・拡大に対して、追従性が良く、優れた機能を発揮する。
図10及び図11は実施形態4であって、実施形態2の図5および図6と同様な図を示す。実施形態3が実施形態1に対して係合部41を設けたものであるのに対して、実施形態4は実施形態2に対して、実施形態3と同様な係合部41を設けたものである。実施形態4では、実施形態2と異なる部分のみ説明し、共通部分の説明を省略する。また、実施形態4の係合部41は、実施形態3と同様に、第1縦辺部12と第1横辺部14とが係合部41により係脱自在になっており、実施形態3の係合部と同様であり、説明を省略する。
実施形態4では、予め係合部41で第1縦辺部12と第1横辺部14とを係合しておけば、留め金具50aをハンマー等を用いて無理矢理挿入することなく容易に上記隙間Sに挿入することができ、しかも、その挿入後に上記係合の解除も容易に行える。よって、力の弱い作業者であっても留め金具50aを簡単な作業で容易に装着することができると共に、その装着作業時に大きな音が発生したり、留め金具50aが壊れたりするのを防止することができる。
留め金具には、挿入後においても隙間の縮小・拡大に滑らかに追従することが、強く要求されている。この要求に対しては、実施形態1ないし実施形態4のいずれの実施形態においても、第1短辺部及び接続部(第3反編部と第4辺部との間)は、第1短辺部の接触圧力が強く、接続部の接触圧力が弱いという接触圧力差で持って接触する機能を有しているので、挿入後の振動・風力等による隙間の縮小・拡大に対して、追従性が良く、優れた機能を発揮する。
係合部41は上記実施形態の構造に限られるものではなく、第1切起こし部42と第2切起こし部43を逆にして、第1切起こし部42を第1横辺部14に設け、第2切起こし部43を第1縦辺部12に設けても良い。穴部47aは、矩形状に限られるものではなく、他の形状でも良い。また、穴に形成せずに、リップ部49が係合できる凹部として形成しても良い。穴部47aにリップ部49が下方から差し込まれて係合するが、リップ部49を下方に折り曲げた形状にして、このリップ部49が穴部47aに上方から挿入されて係合するようにしても良い。係合部41の構造としては、特開平2001−026911号公報のような係合構造としても良い。特に、第2切起こし部43のリップ部49が第1切起こし部42の穴部47aにせん断力が作用して係合していることが好ましい。
なお、上記実施形態では、留め金具10aが隙間Sに挿入されない自由な状態では、第1接触部17が第1縦辺部12の内面に接触し、第2接触部18は第2縦辺部13の内面に接触せず(或いは、第1短辺部161と第2短辺部162の接続部や第3短辺部163と第4短辺部164の接続部165は第2縦辺部13の内面に接触せず)、遮音板4と溝部3との隙間Sに挿入する際に接触するように形成されている。しかし、自由な状態で初めから軽い力で第2縦辺部13の内面に接触するように形成していても良い。ただ挿入しやすさを考えると、自由な状態では接触してない前者の方が好ましい。
第1横辺部14及び第2横辺部15に形成する第1補強用ビード44は外側に突出して形成しているが、逆に内側に突出して形成しても良い。また、この第1補強用ビード44及び第2縦辺部13に設ける第1変形部、第2変形部、第3変形部は1条に限らず、複数条に形成しても良い。特に第2縦辺部等が幅が広いものでは、補強用ビードや変形部を複数条設けると好ましい。
実施形態1や実施形態3の突出壁部20を実施形態2や実施形態4のストッパ部22としてもよいし、逆に実施形態2や実施形態4のストッパ部22を実施形態1や実施形態3の突出壁部20としてもよい。
本発明の実施形態1に係る遮音板留め金具が設けられた防音壁を示す断面図である。 図1のII-II線断面図である。 本発明の実施形態1に係わり、留め金具の概略斜視図である。 本発明の実施形態1に係わり、留め金具の側面図である。 本発明の実施形態1に係わり、挿入時の接触状態を説明する簡略図である。 本発明の実施形態2に係り、図3相当図である。 本発明の実施形態2に係り、図4相当図である。 本発明の実施形態3に係り、図3相当図である。 本発明の実施形態3に係り、図4相当図である。 本発明の実施形態4に係り、図3相当図である。 本発明の実施形態4に係り、図4相当図である。
符号の説明
4 遮音板
10 留め金具
11 取付部
12 第1縦辺部
13 第2縦辺部
14 第1横辺部
15 第2横辺部
16 第3横辺部
17 第1接触部
18 第2接触部
20 突出壁部
21 傾斜壁面
31 第1変形部
32 第1傾斜面
33 第1頂部(上面)
40 抜け止め突起
41 係合部
44 第1補強用ビード
45 第2補強用ビード
46 第3補強用ビード

Claims (15)

  1. 矩形状の遮音板と、この遮音板の端縁部を支持する溝部を有する支柱とを備えた防音壁において、該遮音板を該支柱の該溝部に挿入した際に該溝部と該遮音板の端縁部との隙間に装着され、弾性復元力により該遮音板を該溝部に押圧する板バネ式の留め金具であって、略上下方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向の一方の面が上記遮音板の厚み方向における該隙間側の面に当接する第1縦辺部と、上記第1縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部との水平距離が上側に向かって大きくなるように略上下方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向における第1縦辺部と反対側面の上端部が上記断面コ字状溝の一方の側面に当接する第2縦辺部と、上記第2縦辺部の上端部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部側に向かって延びる第1横辺部と、上記第1横辺部の第1縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第2縦辺部側でかつ下側に向かって延びる第2横辺部と、上記第2横辺部の第2縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第1縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第3横辺部とを備え、上記第1横辺部と上記第2横辺部との接続部が、第1縦辺部の内面に接触可能な第1接触部として形成され、上記第2横辺部と上記第3横辺部との接続部から上記第3横辺部との間に、第2縦辺部の内面に接触可能な第2接触部が形成され、
    該第2接触部が第2縦辺部の内面に接触する位置よりも下方位置で、該第2縦辺部の内面から斜め下方に向かって突出して形成された傾斜壁面を備える突出壁部を備え、
    第2接触部が第2縦辺部の内面に接触して下方に滑った後、更に第2接触部が該傾斜壁面に接触して止まるようになっていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  2. 請求項1記載の防音壁の遮音板留め金具において、該突出壁部が、該第2縦辺部の一部を内側に突出させて変形させることで一体的に形成されていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  3. 請求項1又は2記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第1接触部と上記第2接触部とを結ぶ仮想線が、上記第2横辺部の長手方向よりも上方に位置するように構成され、上記突出壁部より上側位置において第2縦辺部に内側に向かって突出する第1変形部が形成され、該第1変形部の下端部には該第2縦辺部の内面から斜め上方に該第1変形部の第1頂部に向かって形成された第1傾斜面を備え、上記第2接触部が上記第2縦辺部の内面に接触する初期には、上記第1傾斜面に接触して下方に滑り、この第1傾斜面の下側位置で第2縦辺部の内面に直接接触し、その後該傾斜壁面に接触して止まるように形成されていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  4. 請求項3記載の防音壁の遮音板留め金具において、該第1変形部は、第2縦辺部の幅方向中央部分に第2縦辺部の長さ方向に向かって長いビード状に設けられていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  5. 請求項4記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第1変形部の一部を切り欠いで抜け止め突起が形成されていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  6. 請求項1記載の防音壁の遮音板留め金具において、該突出壁部が、該第2縦辺部の一部を切り欠いで折り曲げて形成されたストッパ部からなり、該ストッパ部がバネ状の復元力を備えることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  7. 請求項6記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第3横辺部が、該第2横辺部の端部から上記第2縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第1短辺部と、上記第1短辺部の第2縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第1縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第2短辺部と、上記第2短辺部の第1縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第2縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第3短辺部と、上記第3短辺部の第2縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第1縦辺部側でかつ上側に向かって延びる第4短辺部とを備え、上記第1短辺部が第2縦辺部の内面に接触して滑るようになっており、上記第3短辺部と上記第4短辺部との接続部が第2縦辺部の内面に接触して滑り、上記第1短辺部が該ストッパ部に接触して止まるように構成されていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  8. 請求項6又は7記載の防音壁の遮音板留め金具において、第2縦辺部には、内側に向かって突出して形成される第2変形部がビード状に第2縦辺部の長手方向に延びて形成され、該第2変形部の上端部には該第2縦辺部の内面から斜め下方に該第2突出部の第2頂部方向に向かって形成された第2傾斜面を備え、上記第3短辺部と第4短辺部との接続部が上記第2傾斜面に接触して第2縦辺部方向に滑るように構成され、該第2変形部の第2頂部に第1短辺部が面接触して滑る上面が形成されていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  9. 請求項8記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記突出壁部が上記第2変形部から更に内側に突出して形成されていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  10. 請求項8又は9記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第2縦辺部に、上記第2変形部の上方位置で、上記第2縦辺部から切り欠けで形成され、先端が上記防音壁の内面に接触可能な抜け止め突起を有することを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1つに記載の防音壁の遮音板留め金具において、第1横辺部から第2横辺部にかけて連続する第1補強用ビードが幅方向中央部分に設けられていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  12. 請求項11記載の防音壁の遮音板留め金具において、第1横辺部の幅方向両端部に第2補強用ビード、第2横辺部の幅方向両端部に第3補強用ビードがそれぞれ設けられていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第1縦辺部と上記第1横辺部との間に係脱可能な係合部を備え、上記係合部により第1縦辺部と第1横辺部とが係合しているときに、上記第1縦辺部及び第2縦辺部の上端部間の水平距離が非係合時よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  14. 請求項13記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記係合部は、第1縦辺部から切り起こして形成した第1切起こし部と、第1横辺部から切り起こして形成した第2切起こし部とを有し、上記第1切起こし部と第2切起こし部とが係脱可能に形成されていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  15. 請求項14記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記第1切起こし部と第2切起こし部とは、一方の切越こし部を上下方向に強いることで両者の係合が解除されるようになっていることを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
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