JP6374367B2 - 乗客コンベア及びその制御方法 - Google Patents

乗客コンベア及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6374367B2
JP6374367B2 JP2015190409A JP2015190409A JP6374367B2 JP 6374367 B2 JP6374367 B2 JP 6374367B2 JP 2015190409 A JP2015190409 A JP 2015190409A JP 2015190409 A JP2015190409 A JP 2015190409A JP 6374367 B2 JP6374367 B2 JP 6374367B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
handrail
control circuit
power
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015190409A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017065829A (ja
Inventor
秀樹 桑村
秀樹 桑村
充 坂上
充 坂上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2015190409A priority Critical patent/JP6374367B2/ja
Priority to CN201610381993.0A priority patent/CN106553956B/zh
Publication of JP2017065829A publication Critical patent/JP2017065829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6374367B2 publication Critical patent/JP6374367B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B25/00Control of escalators or moving walkways
    • B66B25/003Methods or algorithms therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/02Driving gear

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

本発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベア及び乗客コンベアの制御方法に関し、特にステップを駆動するモータと移動手すりを駆動するモータを備えた乗客コンベア及びその制御方法に関する。
乗客コンベアであるエスカレータや動く歩道等は、乗降口間を移動する無端状に連結されたステップと、ステップの両側に設けられた欄干と、この欄干上をステップと同期して移動する移動手すりとによって構成され、乗り口から降り口までの間の移動部で乗客を搬送する。
また一般に、乗客コンベアのステップと移動手すりは同一の電動機により駆動される。このため、ステップと移動手すりを独立して制御できず、移動手すりがスリップした際、ステップと移動手すりが設定値とは異なる別々の速度で運行する事態が生じる。これを省みて、ステップを駆動する電動機と、移動手すりを駆動する電動機とを独立させ、各々の駆動速度を同期して制御する乗客コンベアが知られている。そして、このような乗客コンベアにあっては、乗客コンベアの安全装置動作に応じた非常停止の際、ステップ及び移動手すりを同時に非常停止させると、乗客がバランスを崩し、下方向に移動する恐れがあった。
そこで、従来、安全装置が動作したことを検出してステップ及び移動手すりを非常停止させるとき、検出した乗客コンベアの運転方向に応じてステップと移動手すりとを所定の時間差をもって停止させ、安全装置動作による非常停止時に乗客の体勢を安定したものとするものが提案されている。例えば、安全装置の動作による非常停止時に、エスカレータの運転方向に応じて踏板とハンドレールを所定の停止位置で停止させる制御を行う停止距離制御手段の制御により、エスカレータの上昇運転時には、踏板の停止位置に対してハンドレールを所定処理進ませて停止させ、エスカレータの下降運転時には、ハンドレールの停止位置に対して踏板を所定距離進ませて停止させるものがある(特許文献1参照)。また、乗客コンベアの上昇運転時には、ハンドレールをステップよりも遅い減速度で停止させるとともに、乗客コンベアの下降運転時には、ハンドレールをステップより早い減速度で停止させ、上昇・下降運転のどちらでの場合でも非常停止時に乗客の身体を上方向に傾けることを促すとともに、非常停止条件発生から最善と思われる所定の減速度でステップを所定の時間で停止させ、非常時にはステップとハンドレールが同時に減速動作に入るようにしたものがある(特許文献2参照)。
特開2012−017200号公報 特開2010−247943号公報
特許文献1、2では、安全装置動作による非常停止時や乗客コンベアの非常停止時に踏板(ステップ)とハンドレールの動作を制御して、一定の減速度で停止させることについては配慮されているが、停電発生時については何ら配慮されていない。すなわち、乗客コンベアのステップと移動手すりを別々の電動機で駆動する場合、停電発生時には、電動機に電源が供給されないため、ブレーキ制動によりステップと移動手すりをそれぞれ停止させることになる。この場合、ステップ駆動装置と移動手すり駆動装置の慣性が異なり、ステップ駆動装置と比較して移動手すり駆動装置の慣性が非常に小さいため、移動手すりの方がステップより減速度が大きく、先に停止する。そのため、ステップ上の乗客に対し、乗客のつかまる移動手すり部分が運転方向に対し後方へと位置が大きくずれるので、特に上昇運転時には乗客がバランスを崩し、下方向に移動する恐れがあった。
本発明の目的は、停電発生時に、ステップ用モータから発生する回生電力を利用して、ステップと移動手すりとを同期させて減速停止させることにある。
前記課題を解決するために、本発明は、上部乗降口と下部乗降口との間を移動するステップを駆動するためのステップ用モータと、前記ステップ用モータの駆動を制御するステップ用インバータと、前記ステップの両側に配置された欄干に沿って移動する一対の移動手すりを駆動するための移動手すり用モータと、前記移動手すり用モータの駆動を制御する移動手すり用インバータと、を有する乗客コンベアにおいて、交流電源からの交流電流を直流電流に変換するコンバータと、前記コンバータの直流出力を平滑化して前記ステップ用インバータに印加するステップ用直流回路と、前記コンバータの直流出力を平滑化して前記移動手すり用インバータに印加する移動手すり用直流回路と、前記交流電源から電力の供給を受けて、前記ステップ用インバータと前記移動手すり用インバータの運転を制御する制御回路と、前記ステップ用インバータから発生する回生電力を吸収するための回生抵抗と、前記コンバータの直流出力側両端と前記回生抵抗両端にそれぞれ接続される回生抵抗側複数の電源切り替えスイッチと、前記コンバータの直流出力側両端と前記制御回路の直流電圧入力側両端にそれぞれ接続される制御回路側複数の電源切り替えスイッチと、を有し、前記制御回路は、前記交流電源の停電時に、前記回生抵抗側複数の電源切り替えスイッチをそれぞれ開放するとともに、前記制御回路側複数の電源切り替えスイッチをそれぞれ閉じ、前記ステップ用インバータの負荷情報と前記移動手すり用インバータの負荷情報を基に前記各インバータに対する減速指令を設定し、前記設定した各減速指令を前記各インバータに与えて、前記ステップと前記移動手すりとを同期させて減速停止させることを特徴とする。
本発明によれば、停電発生時に、ステップ用モータから発生する回生電力を利用して、ステップと移動手すりとを同期させて減速停止させることができる。
本発明に係る乗客コンベアの構造を示す概略側面図である。 乗客コンベアにおけるステップ用電源装置と移動手すり用電源装置の回路図である。 電源装置における制御回路のブロック構成図である。 乗客コンベアの下降運転時における制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
まず、図1を参照して乗客コンベアの構成について説明する。図1は、本発明に係る乗客コンベアの構造を示す概略側面図である。図1において、乗客コンベアであるエスカレータや動く歩道には、複数のステップ1が、乗り口床板4近傍の上部乗降口から降り口床板5近傍の下部乗降口に亘って移動可能に配置されているとともに、これらのステップ1の左右両側に移動手すり2を支持する一対の欄干3がスカート部16に立設される。
各ステップ1は、チェーン6によって無端状に連結されており、チェーン6は、降り口床板5近傍のスプロケット7と、乗り口床板4近傍のスプロケット8に巻き掛けられている。スプロケット8は、駆動チェーン12を介してステップ駆動装置11に回転自在に連結されている。ステップ駆動装置11は、ステップ用モータ9および減速機10を有し、乗り口床板4の下部に配置されている。ステップ用モータ9には、ステップ用電源装置17が接続されている。ステップ駆動装置11は、駆動チェーン12を介してスプロケット8を駆動し、チェーン6およびステップ1を駆動するようになっている。
また、移動手すり用モータ14を含む移動手すり駆動装置15がスカート部16近傍に配置されており、移動手すり用モータ14の回転駆動により、移動手すり駆動装置15を介して移動手すり2が欄干3に沿って移動する。また、乗り口床板4の下部には、ステップ用電源装置17と移動手すり用電源装置18を制御して、ステップ1と移動手すり2の運転を制御する制御装置13が配置されている。この際、ステップ用モータ9はステップ用電源装置17を用いて、移動手すり用モータ14は移動手すり用電源装置18を用いて、ステップ1および移動手すり2の運転速度、加速度、減速度を制御する。ステップ1と移動手すり2との同期移動により、下降運転時は、ステップ1が乗り口床板4から降り口床板5へ乗客を搬送し、上昇運転時には、ステップ1が乗り口床板5から降り口床板4へ乗客を搬送する。
図2は、乗客コンベアにおけるステップ用電源装置と移動手すり用電源装置の回路図である。図2において、電源として利用する三相交流電源19には、インバータユニット20を介して、ステップ用モータ9が接続されている。インバータユニット20は、三相交流を直流に変換するコンバータ21と、コンバータ21で変換した直流電圧を平滑する平滑コンデンサ(ステップ用直流回路)22と、制御信号を基に直流電圧を所定電圧および所定周波数の交流電力に変換してステップ用モータ9を制御するインバータ(ステップ用インバータ)23とを有している。なお、平滑コンデンサ22には、直列接続されたトランジスタ22aと抵抗22bが並列に接続される。
また三相交流電源19には制御回路26が接続され、この制御回路26からインバータユニット20へ制御信号が与えられている。インバータ23の入力側には電源切り替えスイッチ25を介して回生抵抗24が接続されている。回生抵抗24は、ステップ用モータ9の減速動作時に、ステップ用モータ9から発生する回生電力を吸収するための抵抗素子で構成される。電源切り替えスイッチ25は、複数の電磁接触器25a、25b、25c、25dから構成される。電磁接触器25a、25bは、制御回路26からの指令に従ってオンオフする回生抵抗側電源切り替えスイッチとして、回生抵抗24の両端に分かれて接続されているとともに、コンバータ21の直流出力側両端に分かれて接続されている。電磁接触器25c、25dは、制御回路26からの指令に従ってオンオフする制御回路側電源切り替えスイッチとして、制御回路26の直流電圧入力側両端にそれぞれ分かれて接続されていると共に、コンバータ21の直流出力側両端に分かれて接続されている。
この際、制御回路26は、通常運転時には、インバータ23側に回生抵抗24を接続するように電源切り替えスイッチ25を切り替える。すなわち、電磁接触器25a、25bをオンにし、電磁接触器25c、25dをオフにする。この際、ステップ用モータ9の減速動作によって発生する回生電力は、インバータ23、電磁接触器25a、25bを介して回生抵抗24で吸収される。一方、制御回路26は、三相交流電源19の停電検出時には、回生抵抗24を切り離し、平滑コンデンサ22へ制御回路26を接続する側に電源切り替えスイッチ25を切り替える。すなわち、電磁接触器25a、25bをオフにし、電磁接触器25c、25dをオンにする。
また、ステップ用電源装置17の直流回路(ステップ用直流回路)を移動手すり用電源装置18の直流回路と接続することにより、三相交流電源19からステップ用電源装置17へ供給した電源を、ステップ用電源装置17の直流回路(ステップ用直流回路)を経由して、移動手すり用電源装置18へ供給する構成とする。
移動手すり用電源装置18は、コンバータ21の出力電圧(平滑コンデンサ22両端の直流電圧)を平滑する平滑コンデンサ(移動手すり用直流回路)27と、制御信号を基に直流電圧を所定電圧および所定周波数の交流電力に変換して移動手すり用モータ14を制御するインバータ28とを有している。
制御回路26は、ステップ用電源装置17のインバータユニット20への制御信号として、インバータ23への運転また休止指令、インバータ23への加速度制御指令などを与えている。また制御回路26は、移動手すり用電源装置18への制御信号として、インバータ28への運転また休止指令、インバータ28への加速度制御指令などを与えている。
インバータ23を使用することによって、異常検出時にインバータ減速動作により小さい減速度にて停止し、乗客の転倒を防止するソフトストップ機能がある。しかしながら、停電発生時には、インバータ23に電源が供給されないため、ソフトストップ機能を機能させることができず、ブレーキ制動による急停止動作となってしまう。そこで、次のようにして制御回路26を構成している。
図3は、制御回路のブロック構成図である。図3において、制御回路26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力インタフェース等を備えたコンピュータで構成され、三相交流電源19からの電力又はステップ用モータ9の減速動作による回生電力を受けて動作する。具体的には、制御回路26は、三相交流電源19からの電流や電圧などからの停電検出信号や乗客負荷率算出信号(各インバータのインバータ負荷情報)を取り込む入力部29と、入力部29で取り込んだ信号から電源の停電状態を検出する停電検出部30と、停電検出部30の検出信号に基づいて電源切り替えスイッチ25を切り替える電源切り替えスイッチ開閉部31と、停電検出部30の検出信号を受けてインバータ23に、インバータ23のインバータ負荷情報から回生状態となる減速指令を抽出する減速指令抽出部32と、電源切り替えスイッチ開閉部31からの切り替え信号を電源切り替えスイッチ25に与え、また減速指令抽出部32からの減速指令をインバータ23に与える出力部33と、電源停電時の処理プログラムを格納した記憶部34と、処理プログラムに基づいて各部を制御する制御部35などを有している。
図4は、乗客コンベアの下降運転時における制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。図4において、まず、制御回路26の停電検出部30は、入力部29を通して停電検出用信号を監視し、入力部29から出力された停電検出用信号を受けて停電が検出されたか否かを判定し(S1)、建屋の停電状態、即ち、三相交流電源19の停電を検出すると、電源切り替えスイッチ開閉部31に停電検出信号を与える。これを受けた電源切り替えスイッチ開閉部31は、出力部33を通して電源切り替えスイッチ25に切り替え信号を与える。この切り替え信号を受けた電源切り替えスイッチ25は、回生抵抗側をOFFに、即ち、電磁接触器25a、25bをOFFにして、インバータ23側から回生抵抗24を切り離し(S2)、同時に、制御回路側をONに、即ち、電磁接触器25c、25dをONにして、制御回路26をインバータ23側に接続する(S3)。
次いで、停電検出部30からの停電検出信号を受けた減速指令抽出部32は、インバータ23のインバータ負荷情報(乗客負荷率算出信号)を基にステップ用モータ9が回生状態となる減速度の減速指令信号を設定し、設定した減速指令信号を出力部33を通してインバータ23に出力するとともに、インバータ28のインバータ負荷情報(乗客負荷率算出信号)を基に移動手すり用モータ14が回生状態となる減速度の減速指令信号を設定し、設定した減速指令信号を出力部33を通してインバータ28に出力する(S4)。
この際、ステップ駆動装置11の減速動作、即ち、インバータ23による減速動作によってステップ用モータ9から回生電力が発生する(S5)。この回生電力は、インバータ23を介して、平滑コンデンサ22に供給されるとともに、移動手すり用電源装置18と制御回路26に供給される(S6)。即ち、回生電力により、平滑コンデンサ22の両端に印加された直流電圧が、直流電源として、電磁接触器25c、25dを介して制御回路26に印加されると共に、平滑コンデンサ27の両端に印加される。これにより、この回生電力を使用して、インバータ23によるステップ1の減速動作が停止まで継続されると共に、インバータ28による移動手すり2の減速動作が停止まで継続される(S7)。すなわち、回生電力から得られた直流電源を基に制御回路26やインバータ23及びインバータ28の動作が、ステップ1の減速動作と移動手すり2の減速動作が停止するまで継続される。
このように停電発生時には、停電発生時に平滑コンデンサ22に蓄積されている直流電圧を使用するのではなく、制御回路26の減速指令抽出部32で、インバータ23のインバータ負荷情報に基づいて回生状態となる減速度(減速指令)を設定し、設定された減速度でインバータ23を制御し、ステップ用モータ9の減速動作により発生する回生電力を使用して、インバータ23を減速度で動作させるようにしたため、非常用の電源を設けることなく、ステップ1を緩やかに減速停止させることができる。
また、移動手すり駆動装置15においては、その構成により慣性が小さく、インバータ28による減速動作を行っても、移動手すり用モータ14からは回生電力が発生しないため、回生抵抗を使用しない。この際、ステップ用電源装置17のような電源切り替えスイッチ25は設置せず、ステップ用電源装置17の平滑コンデンサ22と移動手すり用電源装置18の平滑コンデンサ27とを並列接続し、平滑コンデンサ22の両端に発生する直流電圧を、ステップ用電源装置17の直流回路と移動手すり用電源装置18の直流回路で共用する構成を採用している。このため、停電発生時に、ステップ用モータ9から発生する回生電力によって、平滑コンデンサ22の両端に発生する直流電圧を、インバータ28の電源として平滑コンデンサ27の両端に印加することできる。結果として、停電発生時にも、ステップ用モータ9から発生する回生電力を利用することで、インバータ28の運転継続が可能となり、制御回路26の減速指令抽出部32で、インバータ28のインバータ負荷情報に基づいて回生状態となる減速度(減速指令)を設定し、設定された減速度でインバータ28を制御することで、移動手すり2も緩やかに減速停止させることができる。
本実施例によれば、停電発生時に、ステップ用モータ9から発生する回生電力を利用して、ステップ1と移動手すり2とを同期させて緩やかに減速停止させることができ、結果として、乗客コンベアの安全性の向上を図ることができる。
また、本実施例では、上記のように、ステップ用電源装置17とステップ用モータ9、移動手すり用電源装置18と移動手すり用モータ14により構成する場合を例として説明した。上記とは別の構成として、左側移動手すりと右側移動手すりの電源装置・モータ・駆動装置をそれぞれ別々とすることにより、ステップ用電源装置とステップ用モータ、左側移動手すり用電源装置と左側移動手すり用モータ、右側移動手すり用電源装置と右側移動手すり用モータにより構成してもよい。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、停止持の減速度については、ステップと移動手すりの減速度を同一としてもよいし、特許文献2のように差をつけて調整してもよい。また、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部文は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しでもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線およびそれらの結合は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線およびそれらの結合を示しているとは限らない。実際には殆ど全てもしくは多くの構成が相互に関係付けられ接続されていると考えてもよい。
1 ステップ、2 移動手すり、3 欄干、4 乗り口床板、5 降り口床板、6 チェーン、7、8 スプロケット、9 ステップ用モータ、10 減速機、11 ステップ駆動装置、12 駆動チェーン、13 制御装置、14 移動手すり用モータ、15 移動手すり駆動装置、16 スカート部、17 ステップ用電源装置、18 移動手すり用電源装置、19 三相交流電源、20 インバータユニット、21 コンバータ、22 平滑コンデンサ、23 インバータ、24 回生抵抗、25 電源切り替えスイッチ、25a、25b、25c、25d 電磁接触器、26 制御回路、27 平滑コンデンサ、28 インバータ、29 入力部、30 停電検出部、31 電源切り替えスイッチ開閉部、32 減速指令抽出部、33 出力部、34 記憶部、35 制御部。

Claims (6)

  1. 上部乗降口と下部乗降口との間を移動するステップを駆動するためのステップ用モータと、前記ステップ用モータの駆動を制御するステップ用インバータと、前記ステップの両側に配置された欄干に沿って移動する一対の移動手すりを駆動するための移動手すり用モータと、前記移動手すり用モータの駆動を制御する移動手すり用インバータと、を有する乗客コンベアにおいて、
    交流電源からの交流電流を直流電流に変換するコンバータと、
    前記コンバータの直流出力を平滑化して前記ステップ用インバータに印加するステップ用直流回路と、
    前記コンバータの直流出力を平滑化して前記移動手すり用インバータに印加する移動手すり用直流回路と、
    前記交流電源から電力の供給を受けて、前記ステップ用インバータと前記移動手すり用インバータの運転を制御する制御回路と、
    前記ステップ用モータから発生する回生電力を吸収するための回生抵抗と、
    前記コンバータの直流出力側両端と前記回生抵抗両端にそれぞれ接続される回生抵抗側複数の電源切り替えスイッチと、
    前記コンバータの直流出力側両端と前記制御回路の直流電圧入力側両端にそれぞれ接続される制御回路側複数の電源切り替えスイッチと、を有し、
    前記制御回路は、
    前記交流電源の停電時に、前記回生抵抗側複数の電源切り替えスイッチをそれぞれ開放するとともに、前記制御回路側複数の電源切り替えスイッチをそれぞれ閉じ、前記ステップ用インバータの負荷情報と前記移動手すり用インバータの負荷情報を基に前記各インバータに対する減速指令を設定し、前記設定した各減速指令を前記各インバータに与えて、前記ステップと前記移動手すりとを同期させて減速停止させることを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記制御回路は、
    前記ステップ用モータから発生する回生電力を前記ステップ用直流回路と前記制御回路側複数の電源切り替えスイッチを介して取り込み、当該取り込んだ回生電力を基に前記ステップ用インバータと前記移動手すり用インバータに対する減速停止動作を制御することを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項1又は2に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記ステップ用直流回路は、
    前記ステップ用モータから発生する回生電力を取り込み、当該取り込んだ回生電力により得られる直流電圧を前記ステップ用インバータに印加すると共に、前記移動手すり用直流回路を介して前記移動手すり用インバータに印加することを特徴とする乗客コンベア。
  4. 上部乗降口と下部乗降口との間を移動するステップを駆動するためのステップ用モータと、前記ステップ用モータの駆動を制御するステップ用インバータと、前記ステップの両側に配置された欄干に沿って移動する一対の移動手すりを駆動するための移動手すり用モータと、前記移動手すり用モータの駆動を制御する移動手すり用インバータと、を有する乗客コンベアにおいて、
    交流電源からの交流電流を直流電流に変換するコンバータと、
    前記コンバータの直流出力を平滑化して前記ステップ用インバータに印加するステップ用直流回路と、
    前記コンバータの直流出力を平滑化して前記移動手すり用インバータに印加する移動手すり用直流回路と、
    前記交流電源から電力の供給を受けて、前記ステップ用インバータと前記移動手すり用インバータの運転を制御する制御回路と、
    前記ステップ用モータから発生する回生電力を吸収するための回生抵抗と、
    前記コンバータの直流出力側両端と前記回生抵抗両端にそれぞれ接続される回生抵抗側複数の電源切り替えスイッチと、
    前記コンバータの直流出力側両端と前記制御回路の直流電圧入力側両端にそれぞれ接続される制御回路側複数の電源切り替えスイッチと、を有する乗客コンベアの制御方法であって、
    制御回路が、前記交流電源の停電時に、前記回生抵抗側複数の電源切り替えスイッチをそれぞれ開放するとともに、前記制御回路側複数の電源切り替えスイッチをそれぞれ閉じる第1のステップと、
    制御回路が、前記交流電源の停電時に、前記ステップ用インバータの負荷情報と前記移動手すり用インバータの負荷情報を基に前記各インバータに対する減速指令を設定し、前記設定した各減速指令を前記各インバータに与えて、前記ステップと前記移動手すりとを同期させて減速停止させる第2のステップを有することを特徴とする乗客コンベアの制御方法。
  5. 請求項4に記載の乗客コンベアの制御方法において、
    前記制御回路は、
    前記第1のステップでは、前記ステップ用モータから発生する回生電力を前記ステップ用直流回路と前記制御回路側複数の電源切り替えスイッチを介して取り込み、前記第2のステップでは、当該取り込んだ回生電力を基に前記ステップ用インバータと前記移動手すり用インバータに対する減速停止動作を制御することを特徴とする乗客コンベアの制御方法。
  6. 請求項4又は5に記載の乗客コンベアの制御方法において、
    前記ステップ用直流回路が、前記ステップ用モータから発生する回生電力を取り込み、当該取り込んだ回生電力により得られる直流電圧を前記ステップ用インバータに印加すると共に、前記移動手すり用直流回路を介して前記移動手すり用インバータに印加する第3のステップを有することを特徴とする乗客コンベアの制御方法。
JP2015190409A 2015-09-28 2015-09-28 乗客コンベア及びその制御方法 Active JP6374367B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190409A JP6374367B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 乗客コンベア及びその制御方法
CN201610381993.0A CN106553956B (zh) 2015-09-28 2016-06-01 乘客传送设备及其控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190409A JP6374367B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 乗客コンベア及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017065829A JP2017065829A (ja) 2017-04-06
JP6374367B2 true JP6374367B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=58418149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015190409A Active JP6374367B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 乗客コンベア及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6374367B2 (ja)
CN (1) CN106553956B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020161762A1 (ja) * 2019-02-04 2020-08-13 三菱電機株式会社 乗客コンベアの制御装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04359687A (ja) * 1991-06-05 1992-12-11 Omron Corp モータ駆動制御回路
JP2000198659A (ja) * 1999-01-08 2000-07-18 Hitachi Building Systems Co Ltd 乗客コンベア
JP2002234685A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Mitsubishi Electric Corp マンコンベアの制御装置
JP2004043136A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Hitachi Building Systems Co Ltd 乗客コンベア
JP4311172B2 (ja) * 2003-02-21 2009-08-12 パナソニック株式会社 電動機制御装置の制御方法
JP2005219914A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベア制御装置および制御方法
JP4703295B2 (ja) * 2005-07-12 2011-06-15 株式会社日立製作所 直線型の乗客コンベア
JP2008007245A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Hitachi Ltd 乗客コンベア
JP5028039B2 (ja) * 2006-07-07 2012-09-19 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベアの補助ブレーキ制御装置
JP5165692B2 (ja) * 2006-12-21 2013-03-21 オーチス エレベータ カンパニー 乗客コンベア手摺り駆動装置
JP2010247943A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Hitachi Ltd 乗客コンベア装置
JP5457738B2 (ja) * 2009-06-26 2014-04-02 三菱電機株式会社 手摺駆動制御装置
JP5551531B2 (ja) * 2010-07-09 2014-07-16 株式会社日立ビルシステム エスカレータの制御装置
JP2012166890A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Toshiba Elevator Co Ltd マンコンベアの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN106553956A (zh) 2017-04-05
JP2017065829A (ja) 2017-04-06
CN106553956B (zh) 2018-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200259430A1 (en) Emergency braking for a drive system
KR20160092478A (ko) 에스컬레이터
JP6374367B2 (ja) 乗客コンベア及びその制御方法
JP2005194066A (ja) エレベータの制御装置
JP2016160046A (ja) 乗客コンベア
JP2008007244A (ja) 乗客コンベア
JP6109992B1 (ja) エスカレータの制御システム
JP2007186313A (ja) 乗客コンベアの制御装置および制御方法
CN104925632B (zh) 乘客输送机
JPH061558A (ja) ロープレスエレベータの制動装置
JP2006182456A (ja) マンコンベアの非常時運転装置
JP6302807B2 (ja) 乗客コンベア装置
JP5474141B2 (ja) 乗客コンベアの制御装置
JP2016050062A (ja) 乗客コンベア
JP2010247943A (ja) 乗客コンベア装置
JP5504710B2 (ja) マンコンベアの制御装置
RU2771711C2 (ru) Способ и система для управления аварийным торможением для приводной системы
JP6537446B2 (ja) 乗客コンベア
JP6751380B2 (ja) 乗客コンベア装置
JP3817685B2 (ja) 複駆動乗客コンベア
JP6891915B2 (ja) 乗客コンベア
CN114476911A (zh) 检测电转换器单元缺相或欠压的方法、控制单元及***
JP2010006486A (ja) 乗客コンベア
JP2016011201A (ja) 乗客コンベア
JPH0234878B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6374367

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150