JP5474141B2 - 乗客コンベアの制御装置 - Google Patents

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Description

本実施形態は、乗客コンベアの制御装置に関する。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアを駆動制御する乗客コンベアの制御装置は、一般的に、乗り場付近に設置されたセンサにより利用者の有無を検出し、利用者を検出すると乗客コンベアを起動させ、一定時間A継続して利用者を検出しないと乗客コンベアを停止させ、次の利用者の検出があるまで待機させる制御を行う。
このような乗客コンベアの制御装置では、乗客コンベアが停止状態から再び起動するまでの時間が短くなり乗客コンベアの起動及び停止を繰り返すと、電力消費量が多くなるおそれがあることに加え、起動時の過大電流や起動及び停止時の衝撃が頻繁に発生し、乗客コンベアが備える各機器に過大な負担がかかるため、電気部品及び機械部品の寿命を極端に短くすることになり、メンテナンス回数の増加や機械部品の交換等で発生する保守費用の増加につながるおそれがある。
そこで、従来の乗客コンベアの制御装置では、乗客コンベアを過去に運転した際の利用者の増減を日付や時間帯別に記憶装置に記憶しておき、記憶装置に記憶した情報を基に、乗客コンベアを運転する際に利用者が増加減少する時間帯を予測し、予測される利用者の増加減少にあわせて上記の一定時間Aを変更することで、乗客コンベアの起動及び停止の繰り返し回数を減らしているが、電力消費量や保守費用の更なる削減に対する要請がある。
特開平6−100279号公報
以上の点に鑑みてなされたものであり、電力消費量や保守費用をより一層削減することができる乗客コンベアの制御装置を提供することを目的とする。
実施形態に係る乗客コンベアの制御装置は、乗客コンベアの踏段の移動速度を制御する速度制御部と、前記乗客コンベアに搭乗する乗客を検出する乗客検出部とを備え、前記踏段が基準速度v1で移動する状態において、前記乗客検出部が第1切替時間α継続して乗客を検出しない場合に、前記踏段の移動速度を前記基準速度v1より低速の低速度v2に変更し、前記踏段が前記低速度v2で移動する状態において、前記乗客検出部が第2切替時間β継続して乗客を検出しない場合に、前記踏段を停止させ、前記踏段が前記低速度v2で移動する状態、あるいは、前記踏段が停止した状態において、前記乗客検出部が乗客を検出した場合に、前記踏段を前記基準速度v1で移動させる乗客コンベアの制御装置において、踏段の移動速度が前記基準速度v1から前記低速度v2へ変更したことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に前記基準速度v1から前記低速度v2へ変更した回数n1を記録する低速記録部と、前記踏段の移動速度が前記低速度v2から前記基準速度v1へ変更したことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に前記低速度v2から前記基準速度v1へ変更した回数n2を記録する低速起動記録部と、前記低速記録部及び前記低速起動記録部に記録された前記回数n1及び前記回数n2に基づいて前記第1切替時間αを変更する低速時間調整部とを備え、前記低速時間調整部は、前記回数n1が所定回数以上であり、かつ、前記回数n2が所定回数以下の場合に、前記第1切替時間αを短縮することを特徴とする。
第1実施形態に係る乗客コンベアの制御装置を備える乗客コンベアの側面図である。 第1実施形態に係る乗客コンベアの制御装置を示すブロック図である。 低速記録部に記録された情報を例示する図である。 低速起動記録部に記録された情報を例示する図である。 第1実施形態に係る乗客コンベアの制御装置の制御内容を示すフロー図である。 第2実施形態に係る乗客コンベアの制御装置を示すブロック図である。 低速停止記録部に記録された情報を例示する図である。 起動記録部に記録された情報を例示する図である。 第2実施形態に係る乗客コンベアの制御装置の制御内容を示すフロー図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に例示する乗客コンベア1は、本実施形態に係る乗客コンベアの制御装置(以下、制御装置という)40が適用されるエスカレータである。なお、ここでは、制御装置40を適用する乗客コンベア1としてエスカレータの場合について説明するが、動く歩道に制御装置40を適用することもできる。
図1に示すように、乗客コンベア1は、建物の上下階に跨って傾斜して設置されたトラス2を備え、トラス2の上階側に駆動スプロケット4が配置され、トラス2の下階側に従動スプロケット6が配置されている。駆動スプロケット4及び従動スプロケット6の間には、複数の踏段8が連結された踏段チェーン10が掛け渡されている。
上階側のトラス2内に設けられた機械室12には、モータ14を駆動源とする駆動装置16と、乗客コンベア1全体の制御を司る制御装置40を構成する制御盤27とが設けられている。
駆動装置16は、制御装置40により駆動制御され、駆動チェーン18を介して駆動スプロケット4を回転駆動する。駆動スプロケット4の回転に伴って踏段チェーン10が不図示のガイドレールに沿って上階側の乗降口20と下階側の乗降口22との間で循環移動し、踏段8に乗っている利用者を下階から上階へ、又は、上階から下階へ搬送する。
トラス2上部の幅方向両側には、踏段8の移動方向に沿って左右一対の欄干24が立設されている。欄干24の外周部には、踏段8と同期して循環移動するベルト状の移動手摺26が取り付けられている。欄干24の下側部分には、トラス2と欄干24との連結部を覆うスカート部28が上階側の乗降口20から下階側の乗降口22の間にわたって設けられている。
制御装置40は、図2に示すように、乗客コンベア1に搭乗する乗客を検出する乗客検出部42と、駆動装置16のモータ14に接続され速度制御部44と、乗客検出部42及び速度制御部44に接続された主制御部50とを備える。速度制御部44と主制御部50は、機械室12内に設けられた制御盤27に設けられている。
乗客検出部42は、上階側の乗降口20及び下階側の乗降口22付近に設けられた光電センサや超音波センサ(図示せず)を備え、乗降口20や乗降口22を通過して乗客コンベア1に搭乗する乗客を検出する。乗客検出部42は、乗客を検出するとその結果を主制御部へ出力する。
なお、本実施形態では、乗客検出部42として、乗降口20や乗降口22付近に設けたポールに光電センサや超音波センサを配設する場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、乗降口20や乗降口22付近の欄干24やスカート部28等に光電センサや超音波センサを設けたり、乗降口20や乗降口22の床面を構成する乗降板に作用する重量を検知するセンサを設けるなど、乗降口20や乗降口22を通過して乗客コンベアに搭乗する乗客の有無を検出することができる装置であればよい。
速度制御部44は、インバータ部46と主要回路遮断器48とを備え、インバータ部46が、主制御部50の指令に応じて、三相交流電源45から主要回路遮断器48を経て供給される交流電流の周波数を変換して、駆動装置16のモータ14の回転数と回転方向とを制御する。これにより、速度制御部44は、踏段8の移動速度を基準速度v1(例えばv1=30m/min)と、基準速度v1より低速の低速度v2(例えば、v2=10m/min)とに切り換えたり、モータ14を停止させて乗客コンベア1を停止させたり、モータ14の回転方向を変更して乗客を搬送する方向を切り換える。
主制御部50は、乗客検出部42から入力される検出信号と不図示のメモリに記憶されたプログラムに基づいて速度制御部44を制御することで、踏段8の移動及び停止を切り換えたり、踏段8の移動速度を変更する。
詳細には、主制御部50は、踏段8が基準速度v1で移動する通常運転中において、乗客検出部42が第1切替時間α(例えば、α=1分間)継続して乗客を検出しない場合に、踏段8の移動速度を基準速度v1から低速の低速度v2に変更して低速運転を行う。また、主制御部50は、踏段8が低速度v2で移動する低速運転中において、乗客検出部42が第2切替時間β(例えば、β=1分間)継続して乗客を検出しないと踏段8を停止させる。更に、主制御部50は、踏段8が低速度v2で移動する低速運転中、あるいは、踏段8が停止した状態において、乗客検出部42が乗客を検出した場合に踏段8を基準速度v1で移動させ通常運転を行う。
上記した主制御部50は、低速記録部52と低速起動記録部54と低速時間調整部56とを備える。
低速記録部52は、図3に例示するように低速運転情報として、踏段8の移動速度が基準速度v1から低速度v2へ変更したこと、つまり、通常運転から低速運転へ切り替わったことを日時及び曜日と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に基準速度v1から低速度v2へ変更した回数(以下、「低速運転回数」という)n1を記録する。
低速起動記録部54は、図4に例示するように低速起動情報として、踏段8の移動速度が低速度v2から基準速度v1へ変更したこと、つまり、低速運転から通常運転へ切り替わったことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に低速度v2から基準速度v1へ変更した回数(以下、「低速起動回数」という)n2を記録する。
低速時間調整部56は、低速記録部52に記録された低速運転回数n1と、低速起動記録部54に記録された低速起動回数n2に基づいて第1切替時間αを変更する。より具体的には、低速時間調整部56は、1日前の同一時間帯の低速運転回数n1が所定回数以上であり、かつ、1日前の同一時間帯の低速起動回数n2が所定回数以下の場合に第1切替時間αを短縮(例えば、1分間から30秒へ短縮)する。
なお、低速時間調整部56が参照するデータは、上記したように1日前の同一時間帯以外にも、例えば、1週間前の同一時間帯の低速運転回数n1及び低速起動回数n2や、
1時間前の低速運転回数n1及び低速起動回数n2や、同一曜日の同一時間帯の低速運転回数n1及び低速起動回数n2の平均値でもよい。
また、本実施形態において、主制御部50は、低速記録部52、低速起動記録部54、及び低速時間調整部56に加えて、更に、第2切替時間βを変更する低速停止時間調整部を備えてもよく、1日前の同一時間帯の低速運転回数n1が所定回数以上であり、かつ、1日前の同一時間帯の低速起動回数n2が所定回数以下の場合に、低速停止時間調整部が第2切替時間βを延長(例えば、1分間から2分間へ延長)してもよい。
次に、本実施形態の制御装置40により行われる乗客コンベア1の制御を説明する。
図5に示すように、まず、主制御部50は乗客検出部42が乗客コンベア1に搭乗する乗客を検出したか否か判断し(ステップS1)、乗客を検出した場合はステップS2へ進み、乗客を検出しない場合はステップS9へ進む。
ステップS2では、乗客検出部42が乗客を検出した時に、踏段8が低速度v2で移動する低速運転中であるか否か判断する。ステップS2において低速運転中であれば、主制御部50は踏段8の移動速度を低速度v2から基準速度v1に変更して(ステップS3)、通常運転を実行し(ステップS8)、ステップS1に戻る。また、低速起動記録部54は、踏段8の移動速度が低速度v2から基準速度v1へ変更する際に、低速運転から通常運転へ切り替わったことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に低速起動回数n2を記録する(ステップS4)。
ステップS2において低速運転中でなければ、次に踏段8が停止しているか否か判断する(ステップS5)。
ステップS5において踏段8が停止していれば、主制御部50は停止する踏段8を基準速度v1で移動させ(ステップS6)、通常運転を実行し(ステップS8)、ステップS1に戻る。
ステップS5において踏段8が停止していなければ、主制御部50は、踏段8が基準速度v1で移動する通常運転中と判断し、継続して通常運転を実行し、ステップS1に戻る。
ステップS9では、乗客検出部42が乗客を検出しない時に、踏段8が低速度v2で移動する低速運転中であるか否か判断する。
ステップS9において低速運転中であれば、主制御部50は、通常運転から低速運転に切り替わった時点からの経過時間が、予め設定された第2切替時間βに達したか否か判断する(ステップS10)。ステップS10において第2切替時間β経過していれば、つまり、第2切替時間β継続して乗客検出部42が乗客を検出しなければ、主制御部50は低速度v2で移動する踏段8を停止させ(ステップS11)、その後、ステップS1に戻る。また、ステップS10において第2切替時間β経過していなければ、主制御部50は低速運転を継続させる。
ステップS9において低速運転中でなければ、次に踏段8が停止しているか否か判断する(ステップS13)。ステップS13において踏段8が停止していれば、主制御部50は踏段8が停止する状態を維持し、ステップS1に戻る。ステップS13において踏段8が停止していなければ、主制御部50は、踏段8が基準速度v1で移動する通常運転中と判断し、ステップS14へ進む。
ステップS14では、通常運転を開始した時点からの経過時間が低速時間調整部56で設定された第1切替時間αに達したか否か判断し、第1切替時間αに達していなければ、主制御部50は通常運転を継続させ、ステップS1に戻る。ステップS14において第1切替時間αに達していれば、主制御部50は踏段8の移動速度を基準速度v1から低速度v2に変更し(ステップS15)、低速運転を行い(ステップS17)、ステップS1に戻る。また、低速記録部52は、踏段8の移動速度が基準速度v1から低速度v2へ変更する際に、通常運転から低速運転へ切り替わったことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に低速運転回数n1を記録する(ステップS16)。
以上のような本実施形態の制御装置40では、低速時間調整部56が、低速記録部52に記録された低速運転回数n1と、低速起動記録部54に記録された低速起動回数n2に基づいて第1切替時間αを変更する。そのため、過去のデータに基づき第1切替時間αを最適化することができ電力消費量の増加を抑えることができる。
また、本実施形態の制御装置40では、低速運転回数n1が所定回数以上であり、かつ、低速起動回数n2が所定回数以下の場合、通常運転から低速運転へ頻繁に切り替わっており、かつ、低速運転から踏段8が頻繁に停止することが予測され、乗客が搭乗していない状態で踏段8が基準速度v1で移動する時間が長い可能性が高いことから、このような場合に低速時間調整部56が第1切替時間αを短縮することで、乗客が搭乗していない状態で踏段8が基準速度v1で移動する時間を減らすことができ、電力消費量を抑えることができる。
また、低速運転回数n1が所定回数以上であり、かつ、低速起動回数n2が所定回数以下の場合、上記のように低速運転から踏段8が頻繁に停止することが予測されるため、駆動装置16が頻繁に停止と起動とを繰り返している可能性が高いことから、このような場合に低速停止時間調整部が第2切替時間βを延長することで、乗客コンベアの起動及び停止の繰り返し回数を減らすことができ、電力消費量や保守費用を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図6〜図9を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一あるいは対応する構成のものについては同一の符号を付し、その構成の説明を省略する。
第2実施形態の制御装置40は、図6に示すように、主制御部50が、第1実施形態の制御装置40と同様の低速記録部52、低速起動記録部54、及び低速時間調整部56に加えて、低速停止記録部58、起動記録部60、及び低速停止時間調整部62を備える。
詳細には、低速停止記録部58は、図7に例示するように低速停止情報として、踏段8の移動速度が低速度v2から踏段8が停止したことを日時及び曜日と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に低速度v2から踏段8が停止した回数(以下、「低速停止回数」という)n3を記録する。
起動記録部60は、図8に例示するように起動情報として、踏段8が停止した状態から基準速度v1で移動する通常運転へ切り替わったことを日時及び曜日と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に停止した状態から基準速度v1へ変更した回数(以下、「起動回数」という)n4を記録する。
低速停止時間調整部62は、低速停止記録部58に記録された低速停止回数n3と、起動記録部60に記録された起動回数n4に基づいて第2切替時間βを変更する。より具体的には、低速停止時間調整部62は、1日前の同一時間帯の低速停止回数n3が所定回数以上である、または、1日前の同一時間帯の起動回数n4が所定回数以上である場合に第2切替時間βを延長(例えば、1分間から2分間へ延長)する。
なお、低速停止時間調整部62が参照するデータは、上記したように1日前の同一時間帯以外にも、例えば、1週間前の同一時間帯の低速停止回数n3及び起動回数n4や、
1時間前の低速停止回数n3及び起動回数n4や、同一曜日の同一時間帯の低速停止回数n3及び起動回数n4でもよい。
第2実施形態の制御装置40により行われる乗客コンベア1の制御は、図9に示すように、低速停止記録部58が低速停止回数n3を記録し、起動記録部60が起動回数n4を記録する点を除き、基本的に第1実施形態と同様である。
すなわち、乗客検出部42が乗客を検出した際に踏段8が停止していると(ステップS5のYes)、主制御部50は、停止する踏段8を基準速度v1で移動させ(ステップS6)、通常運転を実行し(ステップS8)、ステップS1に戻る。起動記録部60は、踏段8が停止した状態から通常運転へ変更する際に、踏段8が停止した状態から通常運転へ切り替わったことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に起動回数n4を記録する(ステップS7)。
また、乗客検出部42が乗客を検出せず(ステップS1のNo)、踏段8が低速度v2で移動する低速運転中の場合(ステップS9のYes)、低速運転が低速停止時間調整部62で設定された第2切替時間β継続すると(ステップS10のYes)主制御部50は低速度v2で移動する踏段8を停止させ(ステップS11)、ステップS1に戻る。低速停止記録部58は、低速運転から踏段8が停止すると、低速運転から踏段8が停止したことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に低速停止回数n3を記録する(ステップS12)。
以上のような本実施形態の制御装置40では、低速停止時間調整部62が、低速停止記録部58に記録された低速停止回数n3と、起動記録部60に記録された起動回数n4に基づいて第2切替時間βを変更する。そのため、過去のデータに基づき第2切替時間βを最適化することができ電力消費量の増加を抑えることができる。
また、本実施形態の制御装置40では、低速停止回数n3が所定回数以上である、または、起動回数n4が所定回数以上である場合、踏段8が頻繁に停止しており、乗客コンベア1が頻繁に停止と起動を繰り返していることが予測されることから、このような場合に、低速停止時間調整部62が第2切替時間βを延長(例えば、1分間から2分間へ延長)することで、乗客コンベアの起動及び停止の繰り返し回数を減らすことができ、電力消費量や保守費用を抑えることができる。
(第2実施形態の変更例1)
第2実施形態の変更例1として、低速停止時間調整部62が参照する過去のデータのうち、過去の同一時間帯に起動記録部60に記録された起動回数n4が、所定値(例えば、3〜30から選択された1つの値、好ましくは、5〜15から選択された1つの値)以上の場合、低速停止時間調整部62は、当該時間帯の間、第2切替時間βを長時間(例えば、β=5〜10分間)に設定して低速度v2で移動する踏段8が停止しないようにしてもよい。
このような変更例1では、乗客コンベアの起動及び停止の繰り返し回数を減らすことができ、電力消費量や保守費用を抑えることができる。
(第2実施形態の変更例2)
第2実施形態の変更例2として、起動記録部60に記録された停止する踏段8が基準速度v1で移動した回数を、乗客コンベア1が運転している当日の運転を開始した時から現時点まで累積し、その日の現時点までの累積回数が所定値(例えば、3〜30から選択された1つの値、好ましくは、5〜15から選択された1つの値)以上に達した場合、低速停止時間調整部62は、第2切替時間βを長時間(例えば、β=5〜10分間)に設定して低速度v2で移動する踏段8が停止しないようにしてもよい。
このような変更例2では、乗客コンベア1の運転当日に乗客コンベア1が頻繁に停止と起動を繰り返している場合に、乗客コンベアの起動及び停止の繰り返し回数を減らすことができ、運転当日の乗客の利用状況に応じて駆動装置16の動作を制御することができ、電力消費量や保守費用を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…乗客コンベア 2…トラス 4…駆動スプロケット
6…従動スプロケット 8…踏段 10…踏段チェーン
12…機械室 14…モータ 16…駆動装置
18…駆動チェーン 20…上階側の乗降口 22…下階側の乗降口
24…欄干 26…移動手摺 27…操作盤
28…スカート部 40…制御装置 42…乗客検出部
44…速度制御部 46…インバータ部 48…主要回路遮断部
50…主制御部 52…低速記録部 54…低速起動記録部
56…低速時間調整部 58…低速停止記録部 60…起動記録部
62…低速停止時間調整部

Claims (5)

  1. 乗客コンベアの踏段の移動速度を制御する速度制御部と、前記乗客コンベアに搭乗する乗客を検出する乗客検出部とを備え、
    前記踏段が基準速度v1で移動する状態において、前記乗客検出部が第1切替時間α継続して乗客を検出しない場合に、前記踏段の移動速度を前記基準速度v1より低速の低速度v2に変更し、
    前記踏段が前記低速度v2で移動する状態において、前記乗客検出部が第2切替時間β継続して乗客を検出しない場合に、前記踏段を停止させ、
    前記踏段が前記低速度v2で移動する状態、あるいは、前記踏段が停止した状態において、前記乗客検出部が乗客を検出した場合に、前記踏段を前記基準速度v1で移動させる乗客コンベアの制御装置において、
    踏段の移動速度が前記基準速度v1から前記低速度v2へ変更したことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に前記基準速度v1から前記低速度v2へ変更した回数n1を記録する低速記録部と、
    前記踏段の移動速度が前記低速度v2から前記基準速度v1へ変更したことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に前記低速度v2から前記基準速度v1へ変更した回数n2を記録する低速起動記録部と、
    前記低速記録部及び前記低速起動記録部に記録された前記回数n1及び前記回数n2に基づいて前記第1切替時間αを変更する低速時間調整部とを備え
    前記低速時間調整部は、前記回数n1が所定回数以上であり、かつ、前記回数n2が所定回数以下の場合に、前記第1切替時間αを短縮することを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  2. 前記第2切替時間βを変更する低速停止時間調整部を備え、
    前記低速停止時間調整部は、前記回数n1が所定回数以上であり、かつ、前記回数n2が所定回数以下の場合に、前記第2切替時間βを延長することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの制御装置。
  3. 前記踏段が前記低速度v2から停止したことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に前記踏段が前記低速度v2から停止した回数n3を記録する低速停止記録部と、
    停止する前記踏段が前記基準速度v1で移動したことを日時と関連付けて記録するとともに、時間帯毎に停止する前記踏段が前記基準速度v1で移動した回数n4を記録する起動記録部と、
    前記第2切替時間βを変更する低速停止時間調整部を備え、
    前記低速停止時間調整部は、前記回数n3が所定回数以上である、または、前記回数n4が所定回数以上である場合に、前記第2切替時間βを延長することを特徴とする請求項1又は2に記載の乗客コンベアの制御装置。
  4. 所定時間内に前記起動記録部に記録された前記回数n4が所定値以上の場合、前記低速停止時間調整部は、前記低速度v2で移動する前記踏段が停止しないように前記第2切替時間βを変更することを特徴とする請求項に記載の乗客コンベアの制御装置。
  5. 前記起動記録部に記録された停止する前記踏段が前記基準速度v1で移動した回数を当日の運転開始時から現時点まで累積した累積回数が、所定値以上に達した場合、前記低速停止時間調整部は、前記低速度v2で移動する前記踏段が停止しないように第2切替時間βを変更することを特徴とする請求項に記載の乗客コンベアの制御装置。
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