JP6373053B2 - ダンパ装置 - Google Patents

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本発明は、冷蔵庫の冷気通路等に用いられるダンパ装置に関するものである。
冷蔵庫の冷気通路等に用いられるダンパ装置は、例えば、バッフル駆動機構によってバッフルを駆動してフレームに形成された開口部を開閉する構造が提案されている(特許文献1、2参照)。また、開口部の周囲で結露した水が凍ってフレームとバッフルとが氷結により吸着すると、バッフルを開方向に駆動できなくなる。そこで、フレームの開口部の周りに矩形枠状のヒータを設けることが提案されている(特許文献1、2参照)。
特開平7−19709公報 中国実用新案公告号CN201973990U
特許文献1、2に記載のダンパ装置のように、ヒータを設けた場合、ヒータにヒータ用リード線を接続する必要がある。しかしながら、ヒータにヒータ用リード線を接続した場合には、ヒータ用リード線が引っ張られたとき、断線が発生するおそれがある。かといって、ケース等にヒータ線リード線をテープで固定した場合、作業に多大な手間がかかるとともに、テープが剥がれてヒータ線リード線が外れるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ヒータに接続したヒータ用リード線を容易かつ確実に支持することができるバッフル装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、互いに直交する方向をX方向およびY方向とし、X方向およびY方向に対して直交する方向をZ方向としたとき、Z方向に開口する開口部が形成されたフレームと、前記開口部の周りで前記フレームに固定されたヒータと、前記ヒータに電気的に接続された可撓性のヒータ用リード線と、前記開口部を開閉するためのバッフルと、前記開口部および前記バッフルに対して隔壁板を介してX方向の一方側で隣り合う駆動室に配置されたバッフル駆動機構と、前記隔壁板にX方向の一方側から被さって前記隔壁板との間に前記駆動室を区画するケースと、を有するダンパ装置において、前記ヒータ用リード線は、前記隔壁板に形成されたヒータ用リード線通路を通って前記隔壁板のX方向の一方側まで延在して前記ケースから外側に引き出されており、前記隔壁板
および前記ケースのうちの少なくとも一方には、前記ヒータ用リード線の途中部分を前記開口部に対して前記バッフルが閉じる側とは反対側から支持するリード線支持部が一体に形成されていることを特徴とする。
本発明において、ヒータ用リード線の途中部分は、隔壁板およびケースのうちの少なくとも一方と一体に形成されたリード線支持部によって、前記開口部に対して前記バッフルが閉じる側とは反対側から支持されているため、ダンパ装置を組み立てる途中でヒータ用リード線が保持される。このため、ヒータ用リード線が引っ張られても、ヒータ用リード線が移動しにくい。従って、ヒータ用リード線に断線等が発生しにくい。また、ダンパ装置を組み立てる途中でヒータ用リード線が保持されるため、ヒータ用リード線の固定に多大な手間がかからない。また、テープ等によってヒータ用リード線を固定する場合と違って、ヒータ用リード線を確実に固定することができる。
本発明において、前記隔壁板は、前記リード線支持部として、前記ケースの外面との間で前記ヒータ用リード線の途中部分を外面側から支持する隔壁板側リード線支持部を備えていることが好ましい。
本発明において、前記ヒータ用リード線通路は、前記隔壁板の外周側端部に設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、ヒータ用リード線の引き回しが容易である。
本発明において、前記ヒータ用リード線通路は、少なくとも、X方向の他方側に向けて開口する第1通路と、該第1通路のX方向の一方側の端部からY方向に屈曲した第2通路と、該第2通路の前記第1通路側とは反対側の端部からX方向の一方側に屈曲した第3通路と、を備えていることが好ましい。かかる構成によれば、ヒータ用リード線が引っ張られた場合でも、かかる力をヒータ用リード線通路が受け止めるため、ヒータ用リード線とヒータとの接続部分まで力が及びにくい。
本発明において、前記第3通路に前記隔壁板側リード線支持部が設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、ヒータ用リード線がX方向に引っ張られた場合でも、かかる力をヒータ用リード線通路が受け止めるため、ヒータ用リード線とヒータとの接続部分まで力が及びにくい。
本発明において、前記第2通路には、当該第2通路を部分的に狭くする凸部が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、組み立ての際、ヒータ用リード線を第2通路に通した状態でヒータ用リード線が隔壁板に保持される。従って、以降の組み立て作業を行いやすい。
本発明において、前記ヒータ用リード線は、前記ケースの側板部の外面に沿ってX方向に延在し、前記隔壁板側リード線支持部は、前記ヒータ用リード線のうち、前記側板部の外面に沿って延在している部分を支持していることが好ましい。かかる構成によれば、ヒータ用リード線を安定してケースに固定しておくことができる。
本発明において、前記側板部と前記隔壁板側リード線支持部との間隔は、前記ヒータ用リード線の径より大であることが好ましい。かかる構成によれば、隔壁板とケースとを結合させる際、ケースと隔壁板側リード線支持部との間でヒータ用リード線が擦れない。従って、隔壁板とケースとを容易に結合させることができるとともに、ヒータ用リード線の絶縁被覆層が損傷しにくい。
本発明において、前記側板部のうち、前記ヒータ用リード線と重なる部分は前記駆動室の側に凹んだ凹部になっており、前記隔壁板側リード線支持部は、X方向の他方側から前記凹部に挿入されて前記凹部の底部との間に前記ヒータ用リード線を支持していることが好ましい。かかる構成によれば、ヒータ用リード線を安定してケースに固定しておくことができる。
本発明において、前記凹部には、前記隔壁板側リード線支持部と係合して当該リード線支持部をY方向およびZ方向に位置決めする係合部が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、ヒータ用リード線を安定してケースに固定しておくことができる。
本発明において、ケースには、前記リード線支持部として、前記ヒータ用リード線の途中部分を支持するケース側リード線支持部が形成されていることが好ましい。
本発明において、前記ヒータ用リード線において前記隔壁板のX方向の他方側の面に沿って延在する引き回し部分は、前記ヒータとの接続位置より前記X方向の一方側を通って
いることが好ましい。かかる構成によれば、ヒータ用リード線とバッフルとが接触しにくい。
本発明において、前記ヒータ用リード線と前記ヒータとの接続は、前記ヒータ用リード線より剛性が大の端子を介して行われ、前記端子は、前記ヒータとの接続位置より前記X方向の一方側に向けて変形していることが好ましい。かかる構成によれば、ヒータ用リード線において隔壁板のX方向の他方側の面に沿って延在する部分の位置を規定しやすい。
本発明において、前記隔壁板は、前記フレームと一体に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、隔壁板とフレームとを別体にした場合に比して、組み立て効率が向上するとともに、部品点数を減らすことができる。
本発明において、ヒータ用リード線の途中部分は、隔壁板およびケースのうちの少なくとも一方と一体に形成されたリード線支持部によって、前記開口部に対して前記バッフルが閉じる側とは反対側から支持されているため、ダンパ装置を組み立てる途中でヒータ用リード線が保持される。このため、ヒータ用リード線が引っ張られても、ヒータ用リード線が移動しにくい。従って、ヒータ用リード線に断線等が発生しにくい。また、ダンパ装置を組み立てる途中でヒータ用リード線が保持されるため、ヒータ用リード線の固定に多大な手間がかからない。また、テープ等によってヒータ用リード線を固定する場合と違って、ヒータ用リード線を確実に固定することができる。
本発明を適用したダンパ装置をバッフルが配置されている側からみた斜視図である。 本発明を適用したダンパ装置をバッフルが配置されている側とは反対側からみた斜視図である。 本発明を適用したダンパ装置1のヒータ用リード線通路をZ方向の他方側からみた斜視図である。 本発明を適用したダンパ装置においてヒータ用リード線が隔壁板に沿って延在している様子を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用した冷蔵庫用のダンパ装置について説明する。以下の説明では、バッフル4の回転中心軸線をLとし、回転中心軸線Lに沿う方向をX方向とし、開口部が向いている方向をZ方向とし、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向として説明する。また、X方向の一方側をX1とし、X方向の他方側をX2とし、Y方向の一方側をY1とし、Y方向の他方側をY2とし、Z方向の一方側をZ1とし、Z方向の他方側をZ2として説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したダンパ装置1をバッフル4が配置されている側からみた斜視図であり、図1(a)、(b)、(c)は、ダンパ装置1全体の斜視図、フレーム2とケース3とを分解した分解斜視図、およびバッフル4を取り外した分解斜視図である。図2は、本発明を適用したダンパ装置1をバッフル4が配置されている側とは反対側からみた斜視図であり、図2(a)、(b)は、ダンパ装置1全体の斜視図、およびフレーム2とケース3とを分解した分解斜視図である。なお、図1および図2では、バッフル4が開口部210を閉状態とした状態を示してある。また、図1(b)では、便宜的にヒータ用リード線8がケース3側に保持されているように表されているが、ケース3を隔壁板20に結合させる際、ヒータ用リード線8は隔壁板20側に保持されている。
図1および図2に示すように、本形態のダンパ装置1は、矩形の開口部210が形成されたフレーム2と、フレーム2の開口部210を開閉するためのバッフル4と、開口部210およびバッフル4に対して隔壁板20を介してX方向の一方側X1で隣り合う駆動室60に配置されたバッフル駆動機構6と、隔壁板20にX方向の一方側X1から被さって隔壁板20との間に駆動室60を区画するケース3とを有している。本形態において、隔壁板20とケース3とはフック機構39によって結合されている。隔壁板20には、X方向の一方側X1に突出してケース3と隔壁板20との位置決めを行う軸部29や、後述するモータ用リード線7を押さえる突起28が形成されている。本形態において、フレーム2、隔壁板20およびケース3は樹脂製である。
フレーム2は、開口部210が形成された矩形の端板部21と、端板部21の外縁からZ方向の他方側Z2に突出した角筒状の胴部22とを有している。本形態において、隔壁板20は、胴部22においてX方向の一方側X1に位置する部分として構成されており、フレーム2と一体に形成されている。
端板部21において開口部210の縁から、バッフル4が位置する側に向けて突出した角筒状のシール板部23が形成されており、バッフル4は、シール板部23に当接することにより、開口部210を閉状態とする。バッフル4は、開口部210よりサイズが大きな平板部41を備えた開閉板40と、開閉板40の開口部210側の面に貼り付けられた発泡ポリウレタン等からなるシート状の弾性部材49とを有しており、弾性部材49が開口部210の周り(シール板部23)に当接して開口部210を塞ぐ。
バッフル4は、X方向に延在する回転中心軸線L周りに回転可能にフレーム2に支持されており、バッフル駆動機構6は、回転中心軸線L周りにバッフル4を回転させて開口部210を開閉する。
本形態において、フレーム2の端板部21においてバッフル4が位置する側の面には、開口部210(シール板部23の周り)を囲むようにヒータ9が取り付けられている。本形態において、ヒータ9はシール状である。
かかるダンパ装置1は、冷気通路を構成するダクトの内側に配置される。ここで、冷気は、開口部210に対してバッフル4が配置されている側とは反対から開口部210を通って流れる。あるいは、開口部210に対してバッフル4が配置されている側から開口部210を通って流れることもある。
(バッフル駆動機構6の構成)
バッフル駆動機構6は、ケース3の内側に配置されたステッピングモータ61と、ケース3の内側において、ステッピングモータ61の回転をバッフル4に伝達するための輪列65とを有している。ケース3は、底板部31と、底板部31から隔壁板20の側に突出した角筒状の胴部32とを有しており、胴部32は、Z方向で対向する側板部321、322と、Y方向で対向する側板部323、324とを有している。底板部31および胴部32は、X方向からみたとき、Y方向に長辺が延在し、Z方向に短辺が延在する四角形である。ステッピングモータ61は、フレーム2と隔壁板20との間でケース3に保持されている。
輪列65は、モータピニオンに噛合する大径歯車を備えた1番車66と、1番車66の小径歯車に噛合する大径歯車を備えた2番車67と、2番車67の小径歯車に噛合する大径歯車を備えた駆動歯車68とを有している。従って、輪列65において、1番車66、2番車67および駆動歯車68は減速輪列を構成している。また、輪列65は、駆動歯車68と噛合して駆動歯車68に従動する扇形歯車69を有している。扇形歯車69は、輪
列65の最終段に位置する最終歯車(出力歯車)であり、バッフル4に連結されている。
このように構成したダンパ装置1において、ステッピングモータ61には、計4本のモータ用リード線7が接続されている。モータ用リード線7は、駆動室60の内部において、ステッピングモータ61が配置されているY方向の一方側Y1からZ方向の他方側Z2を通ってY方向の他方側Y2まで引き回された後、X方向の一方側X1に向けて延在し、ケース3の外部に引き出されている。
また、ダンパ装置1において、ヒータ9には、計2本のヒータ用リード線8が接続されている。ヒータ用リード線8は、隔壁板20に対してX方向の他方側X2(ヒータ9が配置されている側)でヒータ9に接続された後、隔壁板20に形成されたヒータ用リード線通路25を通って隔壁板20に対してX方向の一方側X1に引き回された後、X方向の一方側X1に向けて延在し、ケース3の外部に引き出されている。かかるヒータ用リード線8は、モータ用リード線7と並列してX方向の一方側X1に向けて延在し、ケース3の外部に引き出されている。本形態において、ヒータ用リード線通路25は、隔壁板20の外周側端部に形成されている。
(モータ用リード線7およびヒータ用リード線8等の固定構造)
本形態では、ヒータ用リード線8をX方向の一方側X1に向けて延在させてケース3の外部に引き出すにあたって、隔壁板20およびケース3のうちの少なくとも一方には、ヒータ用リード線8の途中部分を外面側から支持するリード線支持部が設けられている。本形態では、隔壁板20には、ケース3の胴部32の外面との間にヒータ用リード線8の途中部分を外面側から支持する隔壁板側リード線支持部26が構成されている。より具体的には、ヒータ用リード線8は、ケース3の側板部321に沿ってX方向に延在し、隔壁板側リード線支持部26は、ヒータ用リード線8に対してZ方向の他方側Z2(外面側)から被さって側板部321との間でヒータ用リード線8の途中部分を支持している。本形態では、モータ用リード線7をX方向の一方側X1に向けて延在させてケース3の外部に引き出すにあたっても、隔壁板20の隔壁板側リード線支持部26が、ケース3の胴部32の外面との間にモータ用リード線7の途中部分を外面側から支持している。より具体的には、モータ用リード線7は、ケース3の側板部321に沿ってX方向に延在し、隔壁板側リード線支持部26は、モータ用リード線7に対してZ方向の他方側Z2(外面側)から被さって、側板部321との間でモータ用リード線7の途中部分を支持している。
本形態においては、側板部321のうち、モータ用リード線7およびヒータ用リード線8と重なる部分は、駆動室60の側に凹んだ凹部33になっており、隔壁板側リード線支持部26は、板状である。このため、ケース3を隔壁板20にX方向の一方側X1から被せる際、隔壁板側リード線支持部26は、X方向の他方側X2から凹部33に挿入されて凹部33の底部330との間にモータ用リード線7およびヒータ用リード線8を支持する。
隔壁板側リード線支持部26は、Z方向の他方側Z2でモータ用リード線7およびヒータ用リード線8に被さる平板部261と、平板部261のY方向の両端からZ方向の一方側Z1に突出した突板部262とを有しており、2枚の突板部262は先端が各々、反対側に向けて曲がっている。一方、ケース3の凹部33は、底部330のY方向の両端にX方向に延在する溝状の係合部331が形成されている。従って、隔壁板側リード線支持部26が凹部33に挿入された際、2枚の突板部262の先端が各々、ケース3の凹部33に形成された溝状の係合部331に嵌る。その結果、隔壁板側リード線支持部26は、Y方向およびZ方向に位置決めされる。それ故、隔壁板側リード線支持部26の位置が確実に規定されているので、モータ用リード線7およびヒータ用リード線8を確実に固定することができる。
この状態で、側板部321と隔壁板側リード線支持部26との間隔(凹部33の底部330と平板部261との間隔)は、モータ用リード線7の径およびヒータ用リード線8の径より大である。このため、図2(b)に示す状態で、隔壁板20とケース3とを結合させる際、モータ用リード線7およびヒータ用リード線8が擦れない。従って、隔壁板20とケース3とを容易に結合させることができるとともに、モータ用リード線7およびヒータ用リード線8の絶縁被覆層が損傷しにくい。
また、本形態では、ケース3の側板部321には、ヒータ用リード線通路25にZ方向の他方側Z2から被さって隔壁板20との間でモータ用リード線7の途中部分をZ方向の他方側Z2(外面側)から支持するケース側リード線支持部34が形成されている。
(ヒータ用リード線通路25等の構成)
図3は、本発明を適用したダンパ装置1のヒータ用リード線通路25をZ方向の他方側Z2からみた斜視図であり、図3(a)、(b)は、ヒータ用リード線8がある状態での斜視図、およびヒータ用リード線8がない状態での斜視図である。図4は、本発明を適用したダンパ装置1においてヒータ用リード線8が隔壁板20に沿って延在している様子を示す説明図である。
図3に示すように、隔壁板20には、隔壁板20に対してX方向の他方側X2(ヒータ9が配置されている側)でヒータ9に接続されたヒータ用リード線8を、隔壁板20を通ってX方向の一方側X1に導くヒータ用リード線通路25が形成されている。本形態において、ヒータ用リード線通路25は、隔壁板20の外周側端部のうち、Z方向の他方側Z2の端部に設けられている。
ここで、ヒータ用リード線通路25は、X方向の他方側X2に向けて開口する第1通路251と、第1通路251のX方向の一方側X1の端部からY方向の他方側Y2に屈曲した第2通路252と、第2通路252の第1通路251側とは反対側の端部からX方向の一方側X1に屈曲した第3通路253とを備えており、第3通路253に隔壁板側リード線支持部26が設けられている。第2通路252には、第2通路252を部分的に狭くする凸部255が形成されている。従って、Z方向の他方側Z2からヒータ用リード線通路25にヒータ用リード線8を押し込んだ後、Y方向の一方側Y1から隔壁板側リード線支持部26に対してZ方向の一方側Z1にヒータ用リード線8を潜らせれば、ヒータ用リード線8は、隔壁板20に保持される。
この状態で、ヒータ用リード線8において、ヒータ9との接続部分からヒータ用リード線通路25で保持された部分との間は、適度な緊張状態にある。また、ヒータ用リード線8は、可撓性であるが、適度な腰の強さも有している。従って、図4に示すように、ヒータ用リード線8において隔壁板20のX方向の他方側Z2の面に沿って延在する引き回し部分86は、ヒータ9との接続位置95(ヒータ9のランド)よりX方向の一方側X1を通った状態に維持されている。このため、ヒータ用リード線8とバッフル4とが接触しにくい。
本形態では、ヒータ用リード線8は、ヒータ9に直接接続されている。これに対して、ヒータ用リード線8とヒータ9との接続部分90に、ヒータ用リード線8より剛性が大の金属製の端子91を用いてもよく、この場合、端子91は、ヒータ9との接続位置95(ヒータ9のランド)よりX方向の一方側X1に向けて変形させておく。かかる構成によれば、ヒータ用リード線8において隔壁板20のX方向の他方側X2の面に沿って延在する引き回し部分86の位置を規定しやすいので、引き回し部分86を確実にヒータ9との接続位置95(ヒータ9のランド)よりX方向の一方側X1を通すことができる。このため
、ヒータ用リード線8とバッフル4とが接触しにくい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のダンパ装置1において、ヒータ用リード線の途中部分は、ケース3の外面(ケース3の側板部321の外面)と隔壁板20の隔壁板側リード線支持部26との間で支持されているため、ダンパ装置1を組み立てる途中でヒータ用リード線8が保持される。このため、ヒータ用リード線8が引っ張られても、ヒータ用リード線8が移動しにくい。従って、ヒータ用リード線8に断線等が発生しにくい。また、ダンパ装置1を組み立てる途中でヒータ用リード線8が保持されるため、ヒータ用リード線8の固定に多大な手間がかからない。また、ヒータ用リード線8ケース3は、隔壁板20の隔壁板側リード線支持部26との間で支持されているため、テープ等と違って、ヒータ用リード線8を確実に固定することができる。
また、ヒータ用リード線8は、ケース3の側板部321の外面に沿ってX方向に延在し、隔壁板側リード線支持部26は、ヒータ用リード線8のうち、側板部321の外面に沿って延在している部分を支持している。このため、ヒータ用リード線8が支持されている長さが長いので、ヒータ用リード線8を安定してケース3に固定しておくことができる。
また、ヒータ用リード線通路25は、隔壁板20の外周側端部に設けられているため、穴にヒータ用リード線8を通す必要がないので、ヒータ用リード線8の引き回しが容易である。
また、ケース3には、ヒータ用リード線通路25に被さってヒータ用リード線8の途中部分を支持するケース側リード線支持部34が形成されているため、ヒータ用リード線8を確実に固定することができる。
また、ヒータ用リード線通路25は、X方向の他方側X2に向けて開口する第1通路251と、第1通路のX方向の一方側X1の端部からY方向に屈曲した第2通路252と、第2通路252の第1通路251側とは反対側の端部からX方向の一方側X1に屈曲した第3通路253とを備えているため、ヒータ用リード線8がX方向の一方側X1に引っ張られた場合でも、かかる力をヒータ用リード線通路25の屈曲部分が受け止める。従って、ヒータ用リード線8とヒータ9との接続位置95まで力が及びにくいので、ヒータ用リード線8とヒータ9との接続が外れにくい。
また、第2通路252には、第2通路252を部分的に狭くする凸部255が形成されているため、組み立ての際、ヒータ用リード線8を第2通路252に通した状態でヒータ用リード線8が隔壁板20に保持される。従って、以降の組み立て作業を行いやすい。
また、隔壁板20は、フレーム2と一体に形成されているため、隔壁板とフレームとを別体にした場合に比して、組み立て効率が向上するとともに、部品点数を減らすことができる。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。例えば、隔壁板20がフレーム2と別体の場合に本発明を適用してもよい。また、上述した実施の形態におけるダンパ装置1は、冷蔵庫用であるが、必ずしも、冷蔵庫に用いられるダンパ装置に限定されるものではない。
1 ダンパ装置
2 フレーム
3 ケース
4 バッフル
6 バッフル駆動機構
7 モータ用リード線
8 ヒータ用リード線
9 ヒータ
20 隔壁板
25 ヒータ用リード線通路
26 隔壁板側リード線支持部
33 凹部
34 ケース側リード線支持部
60 駆動室
61 ステッピングモータ
65 輪列
86 引き回し部分
90 ヒータ用リード線とヒータとの接続部分
91 端子
95 ヒータ用リード線とヒータとの接続位置
210 開口部
251 第1通路
252 第2通路
253 第3通路
255 凸部
321〜324 側板部
330 凹部の底部
331 係合部

Claims (14)

  1. 互いに直交する方向をX方向およびY方向とし、X方向およびY方向に対して直交する方向をZ方向としたとき、
    Z方向に開口する開口部が形成されたフレームと、
    前記開口部の周りで前記フレームに固定されたヒータと、
    前記ヒータに電気的に接続された可撓性のヒータ用リード線と、
    前記開口部を開閉するためのバッフルと、
    前記開口部および前記バッフルに対して隔壁板を介してX方向の一方側で隣り合う駆動室に配置されたバッフル駆動機構と、
    前記隔壁板にX方向の一方側から被さって前記隔壁板との間に前記駆動室を区画するケースと、
    を有するダンパ装置において、
    前記ヒータ用リード線は、前記隔壁板に形成されたヒータ用リード線通路を通って前記隔壁板のX方向の一方側で延在して前記ケースから外側に引き出されており、
    前記隔壁板および前記ケースのうちの少なくとも一方には、前記ヒータ用リード線の途中部分を前記開口部に対して前記バッフルが閉じる側とは反対側から支持するリード線支持部が一体に形成されていることを特徴とするダンパ装置。
  2. 前記隔壁板は、前記リード線支持部として、前記ケースの外面との間で前記ヒータ用リード線の途中部分を外面側から支持する隔壁板側リード線支持部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記ヒータ用リード線通路は、前記隔壁板の外周側端部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のダンパ装置。
  4. 前記ヒータ用リード線通路は、少なくとも、X方向の他方側に向けて開口する第1通路と、該第1通路のX方向の一方側の端部からY方向に屈曲した第2通路と、該第2通路の前記第1通路側とは反対側の端部からX方向の一方側に屈曲した第3通路と、を備えていることを特徴とする請求項2または3に記載のダンパ装置。
  5. 前記第3通路に前記隔壁板側リード線支持部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のダンパ装置。
  6. 前記第2通路には、当該第2通路を部分的に狭くする凸部が形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載のダンパ装置。
  7. 前記ヒータ用リード線は、前記ケースの側板部の外面に沿ってX方向に延在し、
    前記隔壁板側リード線支持部は、前記ヒータ用リード線のうち、前記側板部の外面に沿って延在している部分を支持していることを特徴とする請求項4乃至6の何れか一項に記載のダンパ装置。
  8. 前記側板部と前記隔壁板側リード線支持部との間隔は、前記ヒータ用リード線の径より大であることを特徴とする請求項7に記載のダンパ装置。
  9. 前記側板部のうち、前記ヒータ用リード線と重なる部分は前記駆動室の側に凹んだ凹部になっており、
    前記リード線支持部は、X方向の他方側から前記凹部に挿入されて前記凹部の底部との間に前記ヒータ用リード線を支持していることを特徴とする請求項7または8に記載のダンパ装置。
  10. 前記凹部には、前記隔壁板側リード線支持部と係合して当該隔壁板側リード線支持部をY方向およびZ方向に位置決めする係合部が形成されていることを特徴とする請求項9に記載のダンパ装置。
  11. 前記ケースには、前記リード線支持部として、前記ヒータ用リード線の途中部分を外面側から支持するケース側リード線支持部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載のダンパ装置。
  12. 前記ヒータ用リード線において前記隔壁板のX方向の他方側の面に沿って延在する引き回し部分は、前記ヒータとの接続位置より前記X方向の一方側を通っていることを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載のダンパ装置。
  13. 前記ヒータ用リード線と前記ヒータとの接続は、前記ヒータ用リード線より剛性が大の端子を介して行われ、
    前記端子は、前記ヒータとの接続位置より前記X方向の一方側に向けて変形していることを特徴とする請求項12に記載のダンパ装置。
  14. 前記隔壁板は、前記フレームと一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載のダンパ装置。
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