JP6369378B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池を積層して電池スタックを形成し、この電池スタックを電池パックケース内に収容した電池パックに関する。
従来から、電気自動車等に用いられ、走行用モータの駆動電源等となる二次電池を電池パックケース内に収容した電池パックが知られている。二次電池を構成する単位電池セルは、電流によるジュール熱や充放電時の化学反応によって、電極端子や電極内部において発熱する。そのため、電池パック内において発生した熱を放熱する必要があり、その一手段として特許文献1に開示のものが知られている。特許文献1に記載の電池パックは、吸込み型の遠心ファンによって電池パックケース内に冷却風が導入される。そして、電池パックケース内に設けられた通路を冷却風が通過する過程で、冷却風は電池セルから吸熱し、吸熱した冷却風は遠心ファンを介して電池パックケース外へ排出される。
特許第5119727号公報
ここで、遠心ファンを用いた冷却風の排出においては、電池パックケース内部を流通した冷却風を遠心ファンの軸方向から吸い込む必要がある。そのため、特許文献1に記載の電池パックでは、電池パックケースに設けられた排出口に対向するように、遠心ファンが電池パックケース外に配置されている。そのため、電池パックは遠心ファンの体格分大型化してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、小型化可能な電池パックを提供することを目的とする。
本発明のひとつである電池パックは、電池本体部(24)と、電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、パックケースの外部から、パックケースの内部に形成された流体通路(60)に電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、複数の電池が積層される積層方向(Z)に電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、エンドプレートは、積層方向から見たときに複数の電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、プレート本体部から投影領域外に突出する突出部(52)とを備え、突出部には、積層方向に拘束力を加えて複数の電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、突出部の突出方向において、プレート本体部および突出部の双方と隣接する領域のうち投影領域外の領域を配置領域(316)とした場合に、流体駆動部の少なくとも一部は、積層方向から見た配置領域の投影空間である配置空間(32)に配置されており、パックケースの内部に収容されるとともに、パックケースの内部にて固定され、電池積層体を覆う積層体ケース(30)をさらに備え、流体通路を形成する壁面の少なくとも一部は積層体ケースの壁面であることを特徴とする。
本発明によって得られる効果について説明する。複数の電池を拘束する拘束部材を配置するスペースとして、電池の投影領域外に本体部から突出した突出部を設けると、突出部の先端までが電池パックが占有するスペースとなる。よって、本体部からリブ部が突出する分、リブ部の突出方向において、本体部及びリブ部の双方に隣接する領域のうち電池の投影領域外の領域(以下、領域Aという)は、デッドスペースとなりやすい。そこで、流体駆動部の少なくとも一部を領域Aに配置することで、流体駆動部が領域Aに配置されていない場合と比較して電池パック全体の体格の小型化が可能となる。
本発明のひとつである電池パックは、電池本体部(24)と、電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、パックケースの外部から、パックケースの内部に形成された流体通路(60)に電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、複数の電池が積層される積層方向(Z)に電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、エンドプレートは、積層方向から見たときに複数の電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、プレート本体部から投影領域の外部に延出する延出部(53)とを備え、延出部には、積層方向に拘束力を加えて複数の電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、流体駆動部の少なくとも一部は、積層方向からみた延出部の投影空間である配置空間(32a)に配置されており、パックケースの内部に収容されるとともに、パックケースの内部にて固定され、電池積層体を覆う積層体ケース(30)をさらに備え、流体通路を形成する壁面の少なくとも一部は積層体ケースの壁面であることを特徴とする。
本発明のひとつである電池パックは、電池本体部(24)と、電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、パックケースの外部から、パックケースの内部に形成された流体通路(60)に電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、複数の電池が積層される積層方向(Z)に電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、エンドプレートは、積層方向から見たときに複数の電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、プレート本体部から投影領域外に突出する突出部(52)とを備え、突出部には、積層方向に拘束力を加えて複数の電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、突出部の突出方向において、プレート本体部および突出部の双方と隣接する領域のうち投影領域の外の領域を配置領域(316)とした場合に、流体駆動部の少なくとも一部は、積層方向から見た配置領域の投影空間である配置空間(32)に配置されており、正極端子および負極端子は、電池積層体の同一面から突出しており、流体駆動部は、電池積層体に対して、正極端子および負極端子の突出する側とは反対側に配置されていることを特徴とする。
本発明のひとつである電池パックは、電池本体部(24)と、電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、パックケースの外部から、パックケースの内部に形成された流体通路(60)に電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、複数の電池が積層される積層方向(Z)に電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、エンドプレートは、積層方向から見たときに複数の電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、プレート本体部から投影領域の外部に延出する延出部(53)とを備え、延出部には、積層方向に拘束力を加えて複数の電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、流体駆動部の少なくとも一部は、積層方向からみた延出部の投影空間である配置空間(32a)に配置されており、正極端子および負極端子は、電池積層体の同一面から突出しており、流体駆動部は、電池積層体に対して、正極端子および負極端子の突出する側とは反対側に配置されていることを特徴とする。
本発明のひとつである電池パックは、電池本体部(24)と、電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、パックケースの外部から、パックケースの内部に形成された流体通路(60)に電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、複数の電池が積層される積層方向(Z)に電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、エンドプレートは、積層方向から見たときに複数の電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、プレート本体部から投影領域外に突出する突出部(52)とを備え、突出部には、積層方向に拘束力を加えて複数の電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、突出部の突出方向において、プレート本体部および突出部の双方と隣接する領域のうち投影領域の外の領域を配置領域(316)とした場合に、流体駆動部の少なくとも一部は、積層方向から見た配置領域の投影空間である配置空間(32)に配置されており、流体通路における流体の流通方向において、電極端子は電池本体部よりも下流側に配置されていることを特徴とする。
本発明のひとつである電池パックは、電池本体部(24)と、電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、パックケースの外部から、パックケースの内部に形成された流体通路(60)に電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、複数の電池が積層される積層方向(Z)に電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、エンドプレートは、積層方向から見たときに複数の電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、プレート本体部から投影領域の外部に延出する延出部(53)とを備え、延出部には、積層方向に拘束力を加えて複数の電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、流体駆動部の少なくとも一部は、積層方向からみた延出部の投影空間である配置空間(32a)に配置されており、流体通路における流体の流通方向において、電極端子は電池本体部よりも下流側に配置されていることを特徴とする。
本発明のひとつである電池パックは、電池本体部(24)と、電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、パックケースの外部から、パックケースの内部に形成された流体通路(60)に電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、複数の電池が積層される積層方向(Z)に電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、エンドプレートは、積層方向から見たときに複数の電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、プレート本体部から投影領域外に突出する突出部(52)とを備え、突出部には、積層方向に拘束力を加えて複数の電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、突出部の突出方向において、プレート本体部および突出部の双方と隣接する領域のうち投影領域の外の領域を配置領域(316)とした場合に、流体駆動部の少なくとも一部は、積層方向から見た配置領域の投影空間である配置空間(32)に配置されており、流体駆動部の全部が配置空間内に収まっていることを特徴とする。
本発明のひとつである電池パックは、電池本体部(24)と、電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、パックケースの外部から、パックケースの内部に形成された流体通路(60)に電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、複数の電池が積層される積層方向(Z)に電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、エンドプレートは、積層方向から見たときに複数の電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、プレート本体部から投影領域の外部に延出する延出部(53)とを備え、延出部には、積層方向に拘束力を加えて複数の電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、流体駆動部の少なくとも一部は、積層方向からみた延出部の投影空間である配置空間(32a)に配置されており、流体駆動部の全部が配置空間内に収まっていることを特徴とする。
なお、特許請求の範囲における括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。
第1実施形態における電池パックの部分破断斜視図である。 図1におけるII−II矢視断面図である。 積層方向に見たときのケースブロックの上面図である。 積層方向に見たときのエンドプレートの上面図である。 図1におけるV−V矢視断面図である。 第2実施形態における電池パックの積層方向の断面図である。 第3実施形態における電池パックの部分破断斜視図である。 第3実施形態におけるエンドプレートの上面図である。 他の実施形態におけるケースブロックの上面図である。 他の実施形態におけるエンドプレートの上面図である。 他の実施形態におけるケースブロックの上面図である。 他の実施形態におけるエンドプレートの上面図である。 比較例の説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態における電池パック1は、パックケース10、電池積層体20、積層体ケース30、送風機40、エンドプレート50、および流体通路60を備える。なお、図1は電池パック1のカットモデルであり、実際は図1の角度から見た場合、電池積層体20、積層体ケース30、エンドプレート50、および流体通路60はパックケース10によって覆われている。また、図2以降は、図1に示すカットモデルを基にした図面ではなく、パックケース10によって内部が閉塞された電池パック1をもとにした図面として示す。
パックケース10は、略直方体形状をしており、底壁11、天壁12、側壁13,14を備える。パックケース10は、底壁11、天壁12および側壁13,14によって囲まれた内部空間に、電池積層体20、積層体ケース30、送風機40、エンドプレート50を内部に収容する筐体である。側壁13、14は互いに接触せず、底壁11および天壁12の端部に側壁13、14を接触させた状態で側壁13,14の間に形成される空間に送風機40が配置される。底壁11、天壁12および側壁13,14のそれぞれには、底壁11、天壁12および側壁13,14を一体に固定するためのシャフト15が貫通する貫通孔16が形成されている。
電池積層体20は、複数の単電池21、熱伝導部材22を備える。複数の単電池21は、一対のラミネートフィルムよりなる可撓性の扁平状容器と、四角形状の電池本体部24とを有し、扁平状容器の周縁部が封止されることで扁平状容器内に電池本体が密封状態で収容されている。各単電池21は、板状をなし、電池本体部24から外方へ引き出された一対の電極端子23を有している。一対の電極端子23は、正極端子231および負極端子232を有している。正極端子231および負極端子232はともに、電池本体部24の、積層方向Zと直交する方向における一端面から突出している。本実施形態では正極端子231がアルミニウムよりなり、負極端子232が銅よりなる。なお、複数の単電池21が、特許請求の範囲における「複数の電池」に相当する。
図2に示すように、複数の単電池21は、各単電池21の間に熱伝導部材22を挟んで図2の積層方向Zに積層されている。具体的には、積層方向Zにおいて隣り合う単電池21同士で、正極端子231と負極端子232とが互い違いになる向きで配置されている。つまり、積層方向Zにおいて、隣り合う単電池21のうち一方の正極端子231と他方の負極端子232とが向き合っている。この場合、隣り合う単電池21同士で、一方の正極端子231と他方の負極端子232とをバスバ等で接続することで複数の単電池21が直列接続されることとなる。
各単電池21の間には、両面接着タイプの接着テープが介在しており、この接着テープによる接着により、隣り合う単電池21同士が一体化されている。
互いに電気的に接続される各単電池21の正極端子231および負極端子232は、互いに近づく側に折り曲げられることで重ね合わされ、重なっている部分で互いに接合されている。接合方法の一例としては、超音波溶着などが用いられる。
熱伝導部材22は、アルミニウムなどの熱伝導率の良い材料で構成される板状の部材であり、複数の単電池21への通電により発生した熱を流体通路60を流れる流体へ伝達させる役割を担う。図2に示すように、横方向Xにおいて、熱伝導部材22は、単電池21の外形よりも突出している。具体的には、熱伝導部材22は、流体通路60の直線通路63に突出している。さらにいうと、熱伝導部材22は、流体通路60の出口通路64には突出していない。熱伝導部材22は、積層方向Zおよび電極端子23の突出する方向(奥行き方向Y)の双方に直交する方向に単電池21の外形の外に突出している。
熱伝導部材22の端部には、流体と熱伝導部材22の熱交換用のフィン221が複数個形成されている。具体的には、流体通路60に突出している部分にフィン221が形成されている。フィン221としては、コルゲートフィンや切り起こしフィンなどが考えられる。
本実施形態では、5つのフィン221で一つのフィン群を構成しており、1枚の熱伝導部材22に8群形成されている。各フィン群の間隔は均等である。流体は流体通路60を流下する過程で、フィン221と接触することで各単電池21の熱を吸熱する。
積層体ケース30は、図3に示すような中空の樹脂部材であるケースブロック31を積層方向Zに複数個積層して構成されている。そして、複数のケースブロック31が積層方向Zに積層されるとともに、各ケースブロック31の中空部分が積層されることで形成される内部空間Sに複数の単電池21が配置される。ケースブロック31の厚みは、単電池21ひとつの積層方向Zの厚みよりもわずかに小さい。これは、熱伝導部材22を内部空間Sから流体通路60まで貫通させるためのスペースを確保するためである。具体的には、電池積層体20を積層方向Zと直交する方向にみたときに、ケースブロック31と熱伝導部材22との間にパッキンが配置されることで、積層方向Zにおける寸法公差の吸収や気密性の確保を実現している。
ケースブロック31は、中空部分を4方向から覆うように連続的に形成されたブロック側壁311と、ブロック側壁311の4隅に、積層方向Zと直交する方向に突出するように形成された突出部312を備える。
それぞれの突出部312には、積層方向Zに貫通する第1貫通孔313が形成されている。第1貫通孔313には、たとえば雄ネジ部が形成された棒状の固定部材314が挿通され、ナット締めされることで、複数のケースブロック31は一体的に拘束される。さらに詳細には、エンドプレート50のプレートリブ部52に形成された第2貫通孔521にも固定部材314が挿通され、エンドプレート50と複数のケースブロック31が一体的に拘束される。なお、ブロック側壁311と突出部312は一体的に形成されている。なお、固定部材314が、特許請求の範囲における「拘束部材」に相当する。
エンドプレート50は、積層方向Zにおいて、積層された複数の単電池21の両端に配置された金属製の板状部材である。また、積層方向Zからみたときに、エンドプレート50の外形は、複数の単電池21の投影面積より大きい。
図4に示すように、エンドプレート50は、プレート本体部51およびプレートリブ部52を備える。プレート本体部51は、積層方向Zにみたときに、複数の単電池21の投影面と重なる領域に配置された部分である。つまり、積層方向Zにみたときに、ケースブロック31の中空部分と投影面が重なっている。なお、プレート本体部51は、特許請求の範囲における「プレート本体部」に相当し、プレートリブ部52は、「突出部」に相当する。
プレートリブ部52は、プレート本体部51から積層方向Zに直交する方向に突出する部分である。プレートリブ部52は、プレート本体部51の4隅から突出形成されている。プレートリブ部52は、プレート本体部51の一面から2つ突出形成され、積層方向Zに直交する方向において反対側の一面から2つ突出形成されている。具体的には、積層された複数の単電池21を積層方向Zに覆うように配設した状態において、プレートリブ部52は突出部312に対向するように配置される。また、プレートリブ部52には、積層方向Zに貫通する第2貫通孔521が形成されている。第2貫通孔521には、前述したとおり、エンドプレート50と複数のケースブロック31を一体化するための固定部材314が挿通される。積層方向Zにみたときに、積層された複数の単電池21を積層方向Zの外側から覆うように配設した状態において、第1貫通孔313と第2貫通孔521は対向するように配置されている。
積層方向Zからみたときに、プレート本体部51の一面から突出形成されているプレートリブ部52とプレート本体部51とで挟まれた間に位置する空間、いわば2つのプレートリブ部52の突出する方向においてプレートリブ部52とプレート本体部51の双方に隣接する空間が第2配置空間316である。なお、第2配置空間316が特許請求の範囲における「配置領域」に相当する。
第1配置空間315および第2配置空間316をあわせて、送風機40の一部が配置される配置空間32を構成している。積層方向Zにみたときに、配置空間32は、ケースブロック31およびエンドプレート50の外形における凹状の部分に相当する。なお、配置空間32が特許請求の範囲における「積層方向から見た配置領域の投影空間」に相当する。
プレート本体部51は、積層された単電池21のうち積層方向Zにおいて最も外側にある単電池を積層方向Zに押圧する役割を担う。押圧力は、固定部材314により得られる。つまり、固定部材314は、第1貫通孔313および第2貫通孔521に挿通されてエンドプレート50とケースブロック31を一体化する機能を有する。また、固定部材314は予め決められた一定の寸法となるように製造されており、積層方向Zの両側からナット等で締め付けられることにより、積層方向Zに押圧力Fが加えられる。その押圧力Fにより、プレート本体部51は複数の単電池に対して押圧力を加えることとなる。なお、一定の寸法とは、ナットで締めた状態でプレート本体部51が複数の単電池21に押圧力を加えられる程度に設定されるものである。なお、固定部材314はシャフトをナット締めする形態のほか、拘束バンドによって拘束するなどの形態が考えうる。
また、積層された複数の単電池21のうち積層方向Zにおいて最も外側の単電池とエンドプレート50は接着プレートにより密着している。エンドプレート50は、積層方向Zの一方側から2枚重ね合されて複数の単電池21を押圧している。これは、エンドプレート50の剛性を確保するためである。
送風機40は、パックケース10の内部に収容された電池を冷却する流体を、パックケース10の内部に形成された流体通路60に循環させる流体駆動部の一例である。電池冷却のための流体としては、たとえば空気、各種ガス、水、冷媒を用いることができる。なお、送風機40が特許請求の範囲における「流体駆動部」に相当する。
図5に示すように、送風機40は、モータ41、モータ41により回転駆動される遠心ファン42、遠心ファン42を内蔵するケーシング43を備える。また、ケーシング43は、流体通路60の一部である吸入口431および吐出口432を備える。送風機40は、制御装置によって制御される。具体的には、各単電池21は、電流が取り出される出力時及び充電される入力時に自己発熱する。電池監視ユニットは、各単電池21の温度を常時モニタし、送風機40の運転はモニタされる各単電池21の温度に応じて制御される。なお、遠心ファン42は、特許請求の範囲における「ファン」に相当する。
送風機40は、積層方向Zに直交する方向における、電極端子23の突出する側とは反対側の電池積層体20の面に対向するように配置されている。
遠心ファン42は、図1における横方向Xにおける電池パック1の中央に配置されている。同様に、モータ41および吸入口431は、方向における電池パック1の中央に配置されている。吐出口432は、遠心ファン42の遠心方向に配置されている。吐出口432は、横方向Xにおける遠心ファン42の両側に配置されている。
吸入口431は、ケーシング43の吸込み口を構成し、遠心ファン42の回転軸方向に延びる通路である。また、吸入口431は、遠心ファン42によってパックケース10の外部から吸い込まれた流体がパックケース10の内部において初めに通過する通路である。
吐出口432は、遠心ファン42に対して遠心方向に配置されており、吸入口431から吸い込まれた流体は吐出口432から流体通路60へ流れ込む。吐出口432は、流体通路60と接続されている。具体的には、吐出口432を構成するケーシング43の壁面が、流体通路60を構成する壁面であるケースブロック31の外壁面およびパックケース10の内壁面と接続されている。つまり、流体が吐出口432から流体通路60へスムーズに流れるように構成されている。
モータ41は、配置空間32に配置されている。つまり、モータ41は配置空間32に収まっており、遠心ファン42は配置空間32の外側に配置されている。横方向Xにおいて、プレートリブ部52とモータ41は一直線上に配置されている。
流体通路60は、電池パック1の内部において、複数の単電池21を冷却するための流体が通過する通路である。具体的には、各単電池21において発生した熱は、流体通路60に突出した熱伝導部材22に伝達し、熱伝導部材22に流体が当たることで流体は熱伝導部材22から熱を奪う。流体通路60は、積層されたケースブロック31およびパックケース10の間に形成された領域である。
流体通路60は、湾曲通路62、直線通路63、出口通路64を備える。湾曲通路62は、吐出口432と連通する通路であり、ケースブロック31の突出部312に隣接する領域である。湾曲通路62は、吐出口432から吐出した流体がスムーズに直線通路63へ流れるように、積層方向Zに見たときに曲線形状をなしている。
直線通路63は、横方向Xにおいて、電池積層体20の両側に配置されている。直線通路63は、ケースブロック31のブロック側壁311に隣接する領域である。直線通路63は、奥行き方向Yにおいて、電池積層体20に沿って延びるように配置されている。なお、流体が電極端子23と接触しないよう、直線通路63と電極端子23の配置される領域は隔絶されている。これは、流体による電極端子23の腐食等を防止するためである。また、フィン221は、直線通路63における上流から下流まで万遍なく形成されている。
流体通路60は、単電池21に対して、電池本体部24に隣接する領域に沿って配置される。本実施形態において、流体通路60を構成するための専用のダクトは電池パック1の内部において設けられていない。
出口通路64は、直線通路63に連通して設けられる通路である。出口通路64は、奥行き方向Yにおける、送風機40が配置されている側とは反対側の電池本体部24の端部に隣接する位置に配置されている。つまり、流体が電池パック1の内部を流下する過程で、出口通路64において最も流体は電極端子23に接近する。
パックケース10には横方向Xに開口する流体出口61が形成されている。流体出口61は、電池パック1の内部において流れた流体をパックケース10の外部に排出するための出口である。流体出口61は、奥行き方向Yにおける、送風機40が配置されている側とは反対側の電池本体部24の端部に隣接する位置に形成されている。出口通路64は、流体出口61に連通している。
次に、流体の流れについて説明する。
モータ41により回転駆動する遠心ファン42によって、パックケース10の外部から吸入口431を介して流体が軸方向(奥行き方向Y)電池パック1内に導入される。流体は遠心ファン42によって、自身の流れ方向を遠心方向(横方向X)に変える。そして、吐出口432から流体通路60へ流体は流れる。吐出口432から吐出された流体は、まず湾曲通路62を流れる。この過程で、流体はケースブロック31の突出部312と接触する。湾曲通路62を流れた流体は、次に直線通路63を流下する。この過程で、熱伝導部材22に形成されたフィン221と流体が接触することで各単電池21に発生した熱が放熱される。フィン221間を流下した流体は、出口通路64に流れ込み、電極端子23に最も接近する。この過程で、流体は電極端子23から熱を奪う。具体的には、電極端子23から電極端子23近傍に配置されている熱伝導部材22に熱が伝導し、その熱伝導部材22が流体通路60において流体と接触することで、電極端子23の発熱は放熱される。そして、流体は流体出口61からパックケース10外部へ排出される。この一連の流れが繰り返されることで、各単電池21の熱はパックケース10の外部へ放熱される。
電池パック1内において、直線通路63が上流側、出口通路64が下流側となる。つまり、流体は、先に電池本体部24と熱交換を行い、そのあとで電極端子23と熱交換を行うこととなる。
流体は、電池パック1内でみたときに、電池積層体20における電極端子23が配置された側とは反対側、つまり送風機40付近において最も温度が低い。そして、湾曲通路62、直線通路63、出口通路64と流下していく過程で単電池21の熱を吸熱していき、徐々に温度が高くなって流体出口61における流体の温度が最も高い。
次に、本実施形態によって得られる効果について説明する。
(1)プレート本体部51は、積層方向Zから見たときに単電池21の投影領域と重なる部分である。そのため、本実施形態のように、固定部材314として、エンドプレート50およびケースブロック31を積層方向Zに貫通するシャフトを用いる場合には、複数の単電池21を拘束するための固定部材314を配置するスペースとして、単電池21の投影領域外、つまりプレート本体部51から突出したプレートリブ部52を設ける必要がある。一方で、プレート本体部51からプレートリブ部52が突出する分、プレートリブ部52の突出方向において、プレート本体部51及びプレートリブ部52の双方に隣接する領域である配置空間32は、デッドスペースとなりやすい。この部分は、単電池21が配置されるでもなく、固定部材314も配置されていない領域だからである。そこで、送風機40の一部であるモータ41を配置空間32に収まるように配置することで、デッドスペースを有効活用できる。したがって、モータ41が配置空間32に配置されていない場合と比較して電池パック1全体の体格の小型化が可能となる。
(2)吐出口432は流体通路60の一部である湾曲通路62と連通している。具体的には、吐出口432を構成するケーシング43の壁面が、流体通路60を構成する壁面であるケースブロック31の外壁面およびパックケース10の内壁面と接続されている。そのため、吐出口432が湾曲通路62と連通していない場合と比較して、送風機40によってパックケース10内部に導入された流体が吐出口432からスムーズに湾曲通路62へ導かれる。したがって、流体の圧損による冷却性能低下を抑制できる。
(3)流体通路60を形成する壁面の一部は、積層体ケース30の壁面となっている。したがって、別途電池パック1の内部に設けたダクトで流体通路60の壁面を形成する場合と比較して、電池パック1の小型化が可能となる。さらに、本実施形態では、流体通路60は、積層体ケース30とパックケース10との間に形成された空間である。つまり、専用のダクトを設けずとも、既存の積層体ケース30およびパックケース10を利用することで流体通路60を形成することができる。したがって、専用のダクトを別途設ける場合と比較して電池パック1の小型化が可能となる。
(4)電極端子23には電流が流れるため、電極端子23が突出する側に送風機40を配置すると、送風機40と電極端子23間の絶縁距離を確保するためのスペースが必要となり、電池パック1が大型化しやすい。しかし、本実施形態では、送風機40は、積層方向Zに直交する方向における、電極端子23の突出する側とは反対側の電池積層体20の面に対向するように配置されている。そのため、送風機40と電極端子23の絶縁距離を別途確保する必要がなく、電池パック1の大型化を抑制できる。
(5)図13に示すように、積層方向Zと直交する方向において正極端子231が突出する電池本体部24の面とは反対側の面から負極端子232が突出する場合(以下、比較例1という)には、電池本体部24の外形から2つの端子の体格分、単電池21が大型化する。ひいては、単電池21を搭載する電池パック1の大型化につながる。しかし、本実施形態では、電極端子23を構成する正極端子231および負極端子232はどちらも、電池本体部24の同一面から突出している。そのため、電池本体部24から突出する電極端子23の体格は、一つの端子の体格分で済むため、上述した比較例と比較して、単電池21の小型化が可能となり、電池パック1の小型化に寄与する。なお、図13に示す比較例において、体格を本実施形態における電池パック1と同等としようとすると、電池本体部24の体格を小さくする必要がある。しかし、電池本体部24は発熱部分であり、その体格を所定体格以上小さくすると、熱集中により寿命が短命化するなどの問題が生じる虞があるため好ましくない。
(6)一般に、電池本体部24の発熱量よりも電極端子23の発熱量のほうが大きい。また、流体の冷却性能は、発熱体と流体の温度差に比例する。流体の流通方向において、電池本体部24よりも電極端子23のほうが上流側にある場合、流体がパックケース10内を流れる過程で、先に電極端子23から多量の熱を吸熱し、高温となる。そのため、下流側にて流体と電池本体部24との温度差は小さく、電池本体部24に対して冷却性能を発揮することは困難となる。しかし、本実施形態では、流体の流れる方向において、電極端子23が電池本体部24よりも下流側に配置されている。そのため、流体が流れる過程で、まず比較的発熱量の小さい電池本体部24から少量の熱を吸熱した状態で下流側に流れ込むこととなる。そして、下流側にて、比較的発熱量の大きい電極端子23と流体との温度差は十分確保されているため、電極端子23に対して十分な冷却性能を発揮することができる。したがって、本実施形態の構成とすることで、流体の流通方向において、電池本体部24よりも電極端子23のほうが上流側にある場合と比較して、電池パック1の冷却性能を高めることができる。
(7)たとえば電極端子23の突出する方向における電池積層体20の両側に流体通路60を配置する場合、流体は電極端子23からの熱の受け渡しが主となり、電池本体部24の冷却促進が困難となる。しかし、本実施形態では、電極端子23は、電池本体部24から積層方向Zと直交する方向へ突出しており、流体通路60は、積層方向Zおよび電極端子23の突出する方向の双方に直交する方向(横方向X)における電池積層体20の両側に配置されている。また、流体通路60の一部は、電池本体部24に隣接する領域に沿って形成されている。そのため、流体通路60内を流通する流体によって、電池本体部24の冷却を促進させることができる。
(8)単電池21の積層態様として、積層方向Zに直交する方向の一方側に正極端子231を集中させ、他方側に負極端子232を集中させる態様、つまり、隣り合う単電池21のうち一方の正極端子231と他方の正極端子231とが向き合うように積層させる場合(以下、比較例2という)、一方の正極端子231と他方の負極端子232とを接続するには、対角線状にバスバを跨がせる必要があり、構成が複雑化しやすい。しかし、本実施形態においては、積層方向Zにおいて、隣り合う単電池21のうち、一方の正極端子231と他方の負極端子232とが向かい合うようになっている。そのため、一方の正極端子231と他方の負極端子232との接続態様は、積層方向Zに沿ってバスバを配置すればよく、電池間を対角線状にバスバを跨がせる必要はない。したがって、比較例2と比較して、構成が簡素化できる。また、対角線状にバスバを跨がせる場合よりも積層方向Zに沿ってバスバを配置したほうがバスバの長さが短くて済み、低インダクタンス化が可能となる。したがって、低損失な電池パック1を提供することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について図6に基づいて説明する。なお、第1実施形態と重複する部分については説明を簡略化または省略する。
本実施形態では、熱伝導部材22に形成されたフィン221と流体の接触面積が、直線通路63の下流側にいくにつれて大きくなるようにしてある。具体的には、奥行き方向Yにおける電池本体部24の中央より送風機40側を上流域、電極端子23側を下流域としたときに、上流域におけるフィン221の数よりも下流域におけるフィン221の数が多い。また、違う観点でいうと、上流域よりも下流域のほうがフィン群の間隔が狭い。
次に、本実施形態における効果について説明する。
一般に冷却性能は、流体と熱伝導部材22との接触面積、および流体と熱伝導部材22との温度差に比例する。そして、熱伝導部材22の温度は、電極端子23の配置されていない上流域よりも電極端子23に接近する下流域におけるもののほうが大きい。また、パックケース10外部から電池パック1内に導入されたばかりの上流域における流体の温度のほうが下流域における流体の温度よりも低い。したがって、下流域よりも上流域のほうが流体と熱伝導部材22との温度差は大きい。
つまり、流体と熱伝導部材22との温度差に基づく冷却性能の観点からすると、下流域における冷却性能を十分に確保することが困難である。そこで、本実施形態では、熱伝導部材22に形成されたフィン221と流体の接触面積が、直線通路63の下流側にいくにつれて大きくなるようにしてある。つまり、電極端子23に近接する下流域における流体と熱伝導部材22との接触面積のほうが、電池本体部24に近接する上流域における接触面積よりも大きい。そのようにすることで、吐出口432から流体通路60に流れ込む流体は、まず上流域において電池本体部24と熱交換することができ、下流域に達してもなお電極端子23との熱交換を促進させることができる。したがって、電極端子23から流体への放熱を促進させることができ、比較的発熱量の大きい電極端子23の冷却性能を十分高めることができる。なお、上流域はいわば電池本体部24の放熱が促進される領域であり、下流域はいわば電極端子23の放熱が促進される領域である。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について図7、図8に基づいて説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と重複する部分については説明を簡略化または省略する。
上記実施形態では、積層方向Zと直交する方向におけるプレート本体部51の一面からプレートリブ部52が2つ突出している。しかし、本実施形態では、図7、図8に示すように、エンドプレート50は、プレート本体部51から、積層方向Zにおける電池積層体20の投影領域外に延出する延出部53を備える。延出部53は、固定部材314が挿入される第2貫通孔521を有する。積層方向Zからみたときに、延出部53は、電池積層体20の投影領域とは重ならない。また、積層方向Zからみたときに、延出部53は、横方向Xにおいて2つの第2貫通孔521に挟まれた部分に、積層体ケース30の投影面および電池積層体20の投影面の双方と重ならない領域である庇領域531を有している。
また、積層方向Zからみたときに、庇領域531の投影空間が配置空間32aとなる。具体的には、一対のエンドプレート50に設けられたそれぞれの庇領域531に挟まれた空間(積層方向Zにおいて挟まれた空間)が配置空間32aとなる。配置空間32aには、送風機40の一部であるモータ41が配置されている。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
・上記実施形態では、正極端子231および負極端子232の双方を、電池本体部24の一面から突出させるようにしたが、図13に示すように、積層方向Zと直交する方向において正極端子231が突出する電池本体部24の面とは反対側の面から負極端子232が突出するようにしてもよい。
・フィン221の配置は、上記実施形態によらず、たとえば奥行き方向Yにおける電池本体部24の中央より送風機40側にのみ配置されていてもよいし、逆に、奥行き方向Yにおける電池本体部24の中央より電極端子23側にのみ配置されていてもよい。また、上記第1実施形態においてはフィン群の数を8つとしたが、数量はこれに限定されるものではない。
・上記実施形態においては、送風機40の一部であるモータ41のみを配置空間32内に収まるように配置するようにしたが、ファン42も含めて配置空間32内に収まるように配置されていてもよい。この場合には、モータ41のみが配置空間32内に配置されている場合と比較して、よりデッドスペースの有効活用が可能となり、電池パック1を一層小型化することが可能となる。
・上記実施形態においては、積層方向Zにおいて、隣り合う単電池21のうち一方の正極端子231と他方の負極端子232とが向き合っているようにしたが、隣り合う単電池21のうち一方の正極端子231と他方の正極端子231とが向き合っているように各単電池21が積層されるようにしてもよい。つまり、横方向Xにおいて一方側に正極端子231が集中しており、他方側に負極端子232が集中するようになる。この場合、特に正極端子231および負極端子232のうち一方の端子が集中的に発熱するような状況を想定して、流体通路60を流れる流体の流量を横方向Xにおける電池積層体20の右側と左側とで異ならせるようにしてもよい。その具体的手段の一例としては、横方向Xにおける電池パック1の中心線に対して、一方側に送風機40を偏らせて配置することなどが考えうる。
・上記実施形態においては、熱伝導部材22が流体通路60に突出するようにしたが、熱伝導部材22が流体通路60に突出しないようにしてもよい。それに伴って、熱伝導部材22にフィン221が形成されていない態様にしてもよい。この場合、単電池21の発熱を積層体ケース30に伝導する熱伝導構造を別途有していてもよいし、単に熱的に接触させていてもよい。そうすることで、単電池21の発熱は積層体ケース30に伝導する。そして、積層体ケース30に接触するように流体が流体通路60を流下することで、積層体ケース30に伝導した熱は放熱される。
・上記実施形態においては、吐出口432を構成するケーシング43の壁面が、流体通路60を構成する壁面であるケースブロック31の外壁面およびパックケース10の内壁面と接続されている。しかし、吐出口432を構成するケーシング43の壁面が、ケースブロック31の外壁面およびパックケース10の内壁面との間に挿入されていてもよい。
・上記実施形態においては、吸入口431からパックケース10の内部に導入された流体が、横方向Xにおける電池積層体20の両側に形成された2つの直線通路63に分岐して流体出口61からパックケース10の外部へ排出されるようにした。しかし、流体の流れはこれに限られるものではなく、電池パック1の内部において所望の流体の流れを実現するために送風機40の配置を変えるようにしてもよい。上記実施形態においては、奥行き方向Yにおいて電池積層体20に隣接する領域に送風機40を配置するようにしたが、横方向Xにおいて電池積層体20に隣接する領域に送風機40が配置されるようにしてもよい。この場合、送風機40によってパックケース10の内部に導入された流体の流れとしては、まず横方向Xにおける電池積層体20の一面に沿うように流下し、電極端子23の突出する面とは反対側の面に沿って流下した後、横方向における電池積層体20の他面に沿うように流下して流体出口61からパックケース10の外部に排出される。
・上記実施形態においては、送風機40の有する遠心ファン42の数は一つであるが、複数の遠心ファン42を有していてもよい。その場合の複数の遠心ファン42の配置は問わない。
・上記実施形態においては、ケースブロック31の突出部312は、ブロック側壁311の4隅に、積層方向Zと直交する方向に突出するように形成されているが、図9に示すように、ブロック側壁311に対して対角線上に2つの突出部312が形成されているようにしてもよい。図9に示すケースブロック31に応じて、エンドプレート50は図10のようにしてもよい。また、図11に示すように、横方向Xにおけるブロック側壁311の中央付近に形成されるようにしてもよい。なお、この場合、配置空間32は横方向Xにおける突出部312の両側に2つ形成されることとなる。図11に示すケースブロック31に応じて、エンドプレート50は図12のようにしてもよい。
・上記実施形態においては、モータ41が配置空間32内に収まるように配置されているが、モータ41のすべてが収まっていなくとも、モータ41の一部分だけが配置空間32内に収まるように配置されていてもよい。
・上記実施形態においては、複数のケースブロック31を積層方向Zに積層することによって積層体ケース30を構成しているが、一部品となっているように一体形成されていてもよい。
・上記実施形態においては、流体通路60は、積層されたケースブロック31およびパックケース10の間に形成された領域であるが、専用のダクトを設けて、その内部に流体を流すようにしてもよい。
・上記実施形態では、流体通路60は、積層されたケースブロック31およびパックケース10の間に形成された領域であるが、側壁13および側壁14と積層体ケース30との間に、それぞれ奥行き方向Yに延びる壁部が形成されており、積層体ケース30と壁部とで囲まれる空間が流体通路60となっていてもよい。つまり、パックケース10の壁面が流体通路を形成する壁面となっていなくてもよい。
・上記実施形態においては、単電池21と熱伝導部材22とを交互に積層方向Zに積層しているが、交互でなくともよい。但し、単電池21と熱伝導部材22を交互に積層した方が交互でない場合と比較して冷却性能は高い。
・上記実施形態においては、電池積層体20を覆う積層体ケース30を備えた電池パック1としたが、積層体ケース30を備えていなくてもよい。また、積層方向Zと直交する方向における電池積層体20の一面のみに対向するように設けられた壁が積層体ケース30を構成していてもよい。
・上記実施形態では、固定部材314は、第2貫通孔521および第1貫通孔313に挿入され、エンドプレート50と積層体ケース30を一体的に保持しているが、一対のエンドプレート50のみを保持していてもよい。たとえば、積層体ケース30を備えない電池パック1においては、エンドプレート50に設けられた第2貫通孔521に固定部材314が挿入され、ナット締めされることで一対のエンドプレート50を押圧するとともに複数の単電池21を積層方向Zに拘束することができる。
1 電池パック、10 パックケース、20 電池積層体、21 単電池、22 熱伝導部材、23 電極端子、24 電池本体部、30 積層体ケース、31 ケースブロック、32 配置空間、40 送風機(流体駆動部)、41 モータ、42 遠心ファン、43 ケーシング、50 エンドプレート、51 プレート本体部、52 プレートリブ部(突出部)、60 流体通路、61 流体出口、62 湾曲通路、63 直線通路、64 出口通路、221 フィン、231 正極端子、232 負極端子、311 ブロック側壁、312 突出部、314 固定部材(拘束部材)、315 第1配置空間、316 第2配置空間(配置領域)、431 吸入口、432 吐出口

Claims (15)

  1. 電池本体部(24)と、前記電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、
    前記電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、
    前記パックケースの外部から、前記パックケースの内部に形成された流体通路(60)に前記電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、
    複数の前記電池が積層される積層方向(Z)に前記電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、
    前記エンドプレートは、前記積層方向から見たときに複数の前記電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、前記プレート本体部から前記投影領域外に突出する突出部(52)とを備え、
    前記突出部には、前記積層方向に拘束力を加えて複数の前記電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、
    前記突出部の突出方向において、前記プレート本体部および前記突出部の双方と隣接する領域のうち前記投影領域の外の領域を配置領域(316)とした場合に、前記流体駆動部の少なくとも一部は、前記積層方向から見た前記配置領域の投影空間である配置空間(32)に配置されており、
    前記パックケースの内部に収容されるとともに、前記パックケースの内部にて固定され、前記電池積層体を覆う積層体ケース(30)をさらに備え、
    前記流体通路を形成する壁面の少なくとも一部は前記積層体ケースの壁面であることを特徴とする電池パック。
  2. 電池本体部(24)と、前記電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、
    前記電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、
    前記パックケースの外部から、前記パックケースの内部に形成された流体通路(60)に前記電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、
    複数の前記電池が積層される積層方向(Z)に前記電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、
    前記エンドプレートは、前記積層方向から見たときに複数の前記電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、前記プレート本体部から前記投影領域の外部に延出する延出部(53)とを備え、
    前記延出部には、前記積層方向に拘束力を加えて複数の前記電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、
    前記流体駆動部の少なくとも一部は、前記積層方向からみた前記延出部の投影空間である配置空間(32a)に配置されており、
    前記パックケースの内部に収容されるとともに、前記パックケースの内部にて固定され、前記電池積層体を覆う積層体ケース(30)をさらに備え、
    前記流体通路を形成する壁面の少なくとも一部は前記積層体ケースの壁面であることを特徴とする電池パック。
  3. 前記流体通路は、前記積層体ケースと前記パックケースとで形成された空間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電池パック。
  4. 前記正極端子および前記負極端子は、前記電池積層体の同一面から突出しており、
    前記流体駆動部は、前記電池積層体に対して、前記正極端子および前記負極端子の突出する側とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電池パック。
  5. 電池本体部(24)と、前記電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、
    前記電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、
    前記パックケースの外部から、前記パックケースの内部に形成された流体通路(60)に前記電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、
    複数の前記電池が積層される積層方向(Z)に前記電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、
    前記エンドプレートは、前記積層方向から見たときに複数の前記電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、前記プレート本体部から前記投影領域外に突出する突出部(52)とを備え、
    前記突出部には、前記積層方向に拘束力を加えて複数の前記電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、
    前記突出部の突出方向において、前記プレート本体部および前記突出部の双方と隣接する領域のうち前記投影領域の外の領域を配置領域(316)とした場合に、前記流体駆動部の少なくとも一部は、前記積層方向から見た前記配置領域の投影空間である配置空間(32)に配置されており、
    前記正極端子および前記負極端子は、前記電池積層体の同一面から突出しており、
    前記流体駆動部は、前記電池積層体に対して、前記正極端子および前記負極端子の突出する側とは反対側に配置されていることを特徴とする電池パック。
  6. 電池本体部(24)と、前記電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、
    前記電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、
    前記パックケースの外部から、前記パックケースの内部に形成された流体通路(60)に前記電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、
    複数の前記電池が積層される積層方向(Z)に前記電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、
    前記エンドプレートは、前記積層方向から見たときに複数の前記電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、前記プレート本体部から前記投影領域の外部に延出する延出部(53)とを備え、
    前記延出部には、前記積層方向に拘束力を加えて複数の前記電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、
    前記流体駆動部の少なくとも一部は、前記積層方向からみた前記延出部の投影空間である配置空間(32a)に配置されており、
    前記正極端子および前記負極端子は、前記電池積層体の同一面から突出しており、
    前記流体駆動部は、前記電池積層体に対して、前記正極端子および前記負極端子の突出する側とは反対側に配置されていることを特徴とする電池パック。
  7. 前記流体通路における前記流体の流通方向において、前記電極端子は前記電池本体部よりも下流側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電池パック。
  8. 電池本体部(24)と、前記電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、
    前記電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、
    前記パックケースの外部から、前記パックケースの内部に形成された流体通路(60)に前記電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、
    複数の前記電池が積層される積層方向(Z)に前記電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、
    前記エンドプレートは、前記積層方向から見たときに複数の前記電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、前記プレート本体部から前記投影領域外に突出する突出部(52)とを備え、
    前記突出部には、前記積層方向に拘束力を加えて複数の前記電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、
    前記突出部の突出方向において、前記プレート本体部および前記突出部の双方と隣接する領域のうち前記投影領域の外の領域を配置領域(316)とした場合に、前記流体駆動部の少なくとも一部は、前記積層方向から見た前記配置領域の投影空間である配置空間(32)に配置されており、
    前記流体通路における前記流体の流通方向において、前記電極端子は前記電池本体部よりも下流側に配置されていることを特徴とする電池パック。
  9. 電池本体部(24)と、前記電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、
    前記電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、
    前記パックケースの外部から、前記パックケースの内部に形成された流体通路(60)に前記電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、
    複数の前記電池が積層される積層方向(Z)に前記電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、
    前記エンドプレートは、前記積層方向から見たときに複数の前記電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、前記プレート本体部から前記投影領域の外部に延出する延出部(53)とを備え、
    前記延出部には、前記積層方向に拘束力を加えて複数の前記電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、
    前記流体駆動部の少なくとも一部は、前記積層方向からみた前記延出部の投影空間である配置空間(32a)に配置されており、
    前記流体通路における前記流体の流通方向において、前記電極端子は前記電池本体部よりも下流側に配置されていることを特徴とする電池パック。
  10. 前記電池積層体は、複数の前記電池と、熱伝導性を有し、前記電池に接触して配設される熱伝導部材(22)をそれぞれ複数積層して構成されており、
    前記熱伝導部材は、前記電池積層体から前記流体通路に突出しており、
    前記流体通路における前記流体の流通方向の下流側において前記熱伝導部材が前記流体と接触する面積は、上流側において前記熱伝導部材が前記流体と接触する面積よりも大きいことを特徴とする請求項乃至9のいずれか1項に記載の電池パック。
  11. 前記電極端子は、前記電池本体部から前記積層方向と直交する方向へ突出しており、
    前記流体通路は、前記積層方向および前記電極端子の突出する方向の双方に直交する方向における前記電池積層体の両側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電池パック。
  12. 前記流体駆動部の全部が前記配置空間内に収まっていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電池パック。
  13. 電池本体部(24)と、前記電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、
    前記電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、
    前記パックケースの外部から、前記パックケースの内部に形成された流体通路(60)に前記電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、
    複数の前記電池が積層される積層方向(Z)に前記電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、
    前記エンドプレートは、前記積層方向から見たときに複数の前記電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、前記プレート本体部から前記投影領域外に突出する突出部(52)とを備え、
    前記突出部には、前記積層方向に拘束力を加えて複数の前記電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、
    前記突出部の突出方向において、前記プレート本体部および前記突出部の双方と隣接する領域のうち前記投影領域の外の領域を配置領域(316)とした場合に、前記流体駆動部の少なくとも一部は、前記積層方向から見た前記配置領域の投影空間である配置空間(32)に配置されており、
    前記流体駆動部の全部が前記配置空間内に収まっていることを特徴とする電池パック。
  14. 電池本体部(24)と、前記電池本体部から突出し、正極端子(231)及び負極端子(232)からなる電極端子(23)とを有する電池(21)が複数積層される電池積層体(20)と、
    前記電池積層体を内部に収容するパックケース(10)と、
    前記パックケースの外部から、前記パックケースの内部に形成された流体通路(60)に前記電池積層体を冷却する流体を流動させる流体駆動部(40)と、
    複数の前記電池が積層される積層方向(Z)に前記電池積層体を挟持する一対のエンドプレート(50)を備える電池パックであって、
    前記エンドプレートは、前記積層方向から見たときに複数の前記電池の投影領域と重なるプレート本体部(51)と、前記プレート本体部から前記投影領域の外部に延出する延出部(53)とを備え、
    前記延出部には、前記積層方向に拘束力を加えて複数の前記電池を拘束する拘束部材(314)が配設され、
    前記流体駆動部の少なくとも一部は、前記積層方向からみた前記延出部の投影空間である配置空間(32a)に配置されており、
    前記流体駆動部の全部が前記配置空間内に収まっていることを特徴とする電池パック。
  15. 前記流体駆動部は、ファン(42)と、前記ファンを内部に収納し、前記ファンの回転によって前記流体を吸入し吐出するケーシング(43)を備えており、
    前記ケーシングから前記流体が吐出される吐出口(432)は、前記流体通路に接続されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の電池パック。
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