JP6369326B2 - 画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及びプログラムに関する。
従来、用紙に対して画像形成を行う画像形成装置に、画像形成後の用紙に各種の後処理(例えば、ステープル処理、折り処理、断裁処理等)を行う後処理装置を接続した画像形成システムが知られている。
画像形成装置において、用紙にトナー像を定着させる際、用紙の紙種毎に適正な定着温度(定着設定温度)が存在する。例えば、普通紙は、厚紙に比べ定着設定温度が低く設定されている。定着温度が高すぎた場合、トナーが定着ローラーに付着するという不具合が生じる。一方、定着温度が低すぎた場合、トナーが用紙に定着しないという不具合が生じる。従って、用紙の紙種が切り替わる(例えば、厚紙から普通紙に切り替わる)際には、定着温度が適正になる(定着設定温度になる)まで印字動作を待機するのが一般的である。この定着温度を切り替えるための待機時間が、生産性を低下させる要因となっている。
図8に、1つのジョブで紙種が異なる用紙に印刷する際の生産性低下の一例を示す。図8に示す例では、1つのジョブ(ジョブA)で、3枚の厚紙(ページ1、4、7)と4枚の普通紙(ページ2、3、5、6)との計7枚の用紙に印刷処理が行われる。
図8に示すように、用紙の紙種が切り替わるタイミング(ページ1とページ2の間、ページ3とページ4の間、ページ4とページ5の間、ページ6とページ7の間)で、それぞれ定着温度を切り替えるための待機時間h1〜h4が発生している。
上記の生産性低下を防止する方法として、インサート装置を使用する方法が知られている。
従来技術に係る画像形成システム2は、図9に示すように、画像形成装置本体101が、インサート装置201及びステープル装置301と直列に接続されたシステムである。
画像形成装置本体101は、用紙を収納した給紙トレイT14〜T16を備えている。給紙トレイT14には普通紙が収納され、給紙トレイT16には厚紙が収納されている。
次に、従来技術に係る画像形成システム2における動作について、図9及び図10を参照して説明する。ここでは、図8に示したジョブAに基づいて印刷処理が行われるものとする。なお、図10では、説明の都合上、ジョブAが同一内容の印刷データを2部印刷するケースを例示して説明する。
まず、ジョブAの印刷データを、定着設定温度が同じ印刷データ毎に分割する。具体的には、図10(A)に示すように、ジョブAを厚紙のみに印刷するジョブA1と普通紙のみに印刷するジョブA2とに分割する。
次に、図9(A)及び図10(B)に示すように、給紙トレイT16に収納された3枚の厚紙に画像を形成し(ジョブA1)、ステープル装置301の排紙トレイT33に排紙された印刷済み用紙(ページ1、4、7)を、インサート装置201の用紙挿入トレイT24にそのまま収納する。
次に、図9(B)及び図10(C)に示すように、給紙トレイT14に収納された4枚の普通紙に画像を形成し(ジョブA2)、インサート装置201に搬送された印刷済み用紙(ページ2、3、5、6)に、用紙挿入トレイT24に収納された印刷済み用紙(ページ1、4、7)をページ順に挿入して、排紙トレイT33に排紙する。
上記の処理により、定着温度を切り替えるための待機時間が少なくなるため、生産性の低下を防止することができる。
しかしながら、上記のインサート装置を使用する方法では、印刷途中でジャムが発生した場合に、後続のページがジャム中断用紙となるという問題がある。
具体的には、例えば、図11に示すように、ジョブA2の印刷データを印刷中(ここではページ6まで搬送中)に、ページ2(普通紙)でジャムが発生した場合、ページ2及び後続のページ3〜6はジャム中断用紙となる。
ユーザーによりジャム中断用紙が取り除かれた後、ジャム中断用紙のリカバリー動作を行う場合、ジョブA1の印刷済み用紙(挿入紙)であるページ4がジャム中断用紙として取り除かれているため、リカバリーの対象となるページ4を用紙挿入トレイT24の先頭用紙とする必要がある。しかしながら、用紙挿入トレイT24の先頭用紙はリカバリーの対象であるページ4ではなくページ7となっているため、この状態でリカバリー動作を行うとページ順が狂って乱丁・落丁となるという問題がある。
そこで、インサーターを使用するジョブの場合は、中断ジョブに対するリカバリー動作を自動的に再開しないことで、乱丁・落丁を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。上記特許文献1記載の技術によれば、リカバリー動作を自動的に再開せずにユーザーの対応を待機することができるため、ページ狂いを抑制することができる。
また、インサートモードでのプリント開始時に、挿入紙のうち先頭用紙以外の用紙をサブトレイに排出して乱丁・落丁を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。上記特許文献2記載の技術によれば、自動的に挿入紙の先頭を検知してリカバリー動作を開始するため、ユーザーが再セットする手間が省けるとともに、ページ狂いを抑制することができる。
特開2005−210754号公報 特開2001−220053号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、挿入紙の先頭用紙をユーザーが手動で再セットする必要があり、手間が掛かるという問題がある。また、ジャム中断用紙として取り除かれた挿入紙を補間することができないため、ユーザーが所望する部数よりも不足するという問題がある。
また、上記特許文献2記載の技術では、挿入紙の先頭を自動で検知するための検知機構を必要とするため、コストが増加するという問題がある。また、上記特許文献1記載の技術と同様、ジャム中断用紙として取り除かれた挿入紙を補間することができないため、ユーザーが所望する部数よりも不足するという問題がある。
本発明は、ユーザーの手間やコストを掛けることなく乱丁・落丁を抑制することが可能であり、且つユーザーが所望する部数を印刷することが可能な画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
画像形成装置において、
ジョブを実行して用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割部と、
前記画像形成部により第1の分割ジョブが実行されて用紙に画像が形成された後、当該第1の分割ジョブのジョブデータを記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記第1の分割ジョブの実行により画像形成されたインサート用紙を収納する収納部と、
第2の分割ジョブの実行中に、前記収納部に収納されたインサート用紙を前記第2の分割ジョブにより画像形成された用紙間に挿入させる挿入制御部と、
ジャムの発生を検知する検知部と、
前記第2の分割ジョブの実行中に、前記検知部によりジャムの発生が検知された場合に、前記ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブのページを特定する特定部と、
前記記憶部に記憶された前記第1の分割ジョブのジョブデータに基づいて、前記特定部により特定されたページを前記第2の分割ジョブに係るページ順の所定の位置に補間し、前記画像形成部により前記補間された第2の分割ジョブを前記ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページから再実行させて用紙に画像を形成させる補間制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記補間制御部が前記画像形成部により用紙に形成させる際、前記特定部により特定されたページの画像を形成させる用紙が収納されているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により用紙が収納されていないと判定された場合に、当該用紙のセットをユーザーに要求する画面を表示部に表示させる表示制御部と、
を更に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記分割部は、画像形成時の定着設定温度に基づいて前記ジョブを分割することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、
前記分割部は、前記第1の分割ジョブと当該第1の分割ジョブよりも画像形成時の定着設定温度が高い第2の分割ジョブとに分割することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記分割部は、前記第1の分割ジョブと当該第1の分割ジョブよりもページ数が少ない第2の分割ジョブとに分割することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、
ジョブを実行して用紙に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置と、前記画像形成部により画像が形成された用紙を搬送中に収納部に収納されたインサート用紙を挿入するインサート装置と、を備える画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
前記ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割部と、
前記画像形成部により第1の分割ジョブが実行されて用紙に画像が形成された後、当該第1の分割ジョブのジョブデータを記憶部に記憶させる記憶制御部と、
第2の分割ジョブの実行中に、前記収納部に収納された前記第1の分割ジョブの実行により画像形成されたインサート用紙を、前記第2の分割ジョブにより画像形成された用紙間に挿入させる挿入制御部と、
ジャムの発生を検知する検知部と、
前記第2の分割ジョブの実行中に、前記検知部によりジャムの発生が検知された場合に、前記ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブのページを特定する特定部と、
前記記憶部に記憶された前記第1の分割ジョブのジョブデータに基づいて、前記特定部により特定されたページを前記第2の分割ジョブに係るページ順の所定の位置に補間し、前記画像形成部により前記補間された第2の分割ジョブを前記ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページから再実行させて用紙に画像を形成させる補間制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、
画像形成装置の画像形成制御方法であって、
ジョブを複数の分割ジョブに分割するステップと、
前記ジョブを実行して用紙に画像を形成する画像形成部により第1の分割ジョブが実行されて用紙に画像が形成された後、当該第1の分割ジョブのジョブデータを記憶部に記憶させるステップと、
第2の分割ジョブの実行中に、前記第1の分割ジョブの実行により画像形成されたインサート用紙を収納する収納部に収納されたインサート用紙を前記第2の分割ジョブにより画像形成された用紙間に挿入させるステップと、
ジャムの発生を検知するステップと、
前記第2の分割ジョブの実行中に、前記ジャムの発生が検知された場合に、前記ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブのページを特定するステップと、
前記記憶部に記憶された前記第1の分割ジョブのジョブデータに基づいて、前記特定されたページを前記第2の分割ジョブに係るページ順の所定の位置に補間し、前記画像形成部により前記補間された第2の分割ジョブを前記ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページから再実行させて用紙に画像を形成させるステップと、
を含む。
請求項8に記載の発明は、
コンピュータを、
ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割手段、
前記ジョブを実行して用紙に画像を形成する画像形成部により第1の分割ジョブが実行されて用紙に画像が形成された後、当該第1の分割ジョブのジョブデータを記憶部に記憶させる記憶制御手段、
第2の分割ジョブの実行中に、前記第1の分割ジョブの実行により画像形成されたインサート用紙を収納する収納部に収納されたインサート用紙を前記第2の分割ジョブにより画像形成された用紙間に挿入させる挿入制御手段、
ジャムの発生を検知する検知手段、
前記第2の分割ジョブの実行中に、前記検知手段によりジャムの発生が検知された場合に、前記ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブのページを特定する特定手段、
前記記憶部に記憶された前記第1の分割ジョブのジョブデータに基づいて、前記特定手段により特定されたページを前記第2の分割ジョブに係るページ順の所定の位置に補間し、前記画像形成部により前記補間された第2の分割ジョブを前記ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページから再実行させて用紙に画像を形成させる補間制御手段、
として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、ユーザーの手間やコストを掛けることなく乱丁・落丁を抑制することができるとともに、ユーザーが所望する部数を印刷することができる
本実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成システムの機能構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置本体の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置本体のジョブ分割判定処理を示すフローチャートである。 ジャム発生後のリカバリー動作の一例を示すイメージ図である。 本実施形態に係る画像形成装置本体のジョブ分割印刷処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置本体のジョブ分割印刷処理を示すフローチャートである。 1つのジョブで紙種が異なる用紙に印刷する際の生産性低下の一例を示す図である。 定着温度を切り替えるための待機時間を低減する構成の一例を示す図である。 待機時間を低減する動作の一例を示すイメージ図である。 ジャムが発生した様子の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成システム1は、図1に示すように、画像形成装置本体100が、インサート装置200及びステープル装置300と直列に接続されたシステムである。
画像形成装置本体100は、図1及び図2に示すように、制御部110と、操作表示部120と、画像読取部130と、画像形成部140と、定着部150と、用紙搬送部160と、インサート装置用紙搬送部170と、記憶部180と、通信部190と、を備えて構成され、各部はバスを介して接続されている。
制御部110は、CPU、ROM、RAM等により構成される。制御部110のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置本体100各部の動作を集中制御する。
操作表示部120は、表示部121及び操作部122により構成される。
表示部121は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部110から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。
操作部122は、テンキー、スタートキー等の各種キーを備え、ユーザーによるキー操作を受け付けて、その操作信号を制御部110に出力する。また、操作部122は、表示部121のLCDの上面を覆うように透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルを有し、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部110に出力する。なお、タッチパネルは、感圧式に限らず、他の静電式、光式等であってもよい。
画像読取部130は、光源、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー、A/D変換器等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の画像を読み取り、読み取った画像をA/D変換し、得られた画像データを画像形成部140に出力する。
画像形成部140は、画像読取部130から入力された画像データに基づいて、記録用紙などの記録媒体に画像形成を行う。画像形成部140による画像形成の方式としては、電子写真方式、インクジェット方式、熱転写方式など、任意の周知の方法を採用することができる。
定着部150は、画像形成部140によりトナー像が転写された用紙を加熱する加熱ローラー及び当該用紙を加圧する加圧ローラーを備え、加熱及び加圧によりトナー像を用紙に定着させる。
用紙搬送部160は、用紙を搬送するための搬送ローラーを制御して、給紙トレイT11〜T13に収納された用紙を画像形成部140及び定着部150に給紙し、画像形成及び定着後の用紙をインサート装置200に排出する。なお、給紙トレイT11には普通紙が収納され、給紙トレイT13には厚紙が収納されている。
インサート装置用紙搬送部170は、インサート装置200内で用紙を搬送するための搬送ローラーを制御して、インサート装置200の用紙挿入トレイT21〜T23に収納された用紙を給紙し、ステープル装置300に排出する。
記憶部180は、不揮発性の半導体メモリーやHDD(Hard Disc Drive)等により構成され、画像形成装置本体100で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、制御部110によって演算処理された処理結果のデータ等を記憶する。また、記憶部180は、操作部122を介して指示された印字モードと画像読取部130により読み取られた原稿の画像とを関連付けて記憶する。
通信部190は、モデム、LANアダプターやルーター等によって構成され、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続されたPC(Personal Computer)等の外部装置やステープル装置300の通信部360との通信制御を行い、画像データやステータス情報等の受信等を行う。
インサート装置200は、図1に示すように、用紙挿入トレイ(収納部)T21〜T23を備え、用紙挿入トレイT21〜T23に収納された挿入紙(インサート用紙)を、画像形成装置本体100から排出された複数の用紙の間に挿入する。
用紙挿入トレイT21及びT23には、予めインサート用紙としての仕切り紙等が収納されている。また、用紙挿入トレイT22には、ジョブA1の印刷済み用紙(インサート用紙)が収納される。
ステープル装置300は、インサート装置200から排出された用紙に必要に応じて平綴じを行い、用紙を排紙トレイT31に排紙する。ステープル装置300は、インサート装置200から排出された用紙を排紙トレイT31に排紙するストレート排紙機能と、インサート装置200から排出された用紙をサブトレイT32に排紙するサブトレイ排紙機能と、インサート装置200から排出された用紙に平綴じ部350で所望のステープル処理を実行した後、用紙を排紙トレイT31に排紙するステープル機能と、を有している。
ステープル装置300は、図1及び図2に示すように、制御部310と、第1用紙搬送部320と、第2用紙搬送部330と、第3用紙搬送部340と、平綴じ部350と、通信部360と、を備えて構成され、各部はバスを介して接続されている。
制御部310は、CPU、ROM、RAM等により構成される。制御部310のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、ステープル装置300各部の動作を集中制御する。
第1用紙搬送部320は、用紙を搬送するための搬送ローラーを制御して、インサート装置200から排出された用紙を排紙トレイT31に排紙する(ストレート排紙機能)。
第2用紙搬送部330は、用紙を搬送するための搬送ローラーを制御して、インサート装置200から排出された用紙をサブトレイT32に排紙する(サブトレイ排紙機能)。
第3用紙搬送部340は、用紙を搬送するための搬送ローラーを制御して、インサート装置200から排出された用紙に平綴じ部350で所望のステープル処理を実行した後、用紙を排紙トレイT31に排紙する(ステープル機能)。
平綴じ部350は、第3用紙搬送部340により搬送された用紙に、所望のステープル処理を実行する。例えば、平綴じ部350は、用紙束の一又は複数の所定の位置に平綴じを行う。
通信部360は、モデム、LANアダプターやルーター等によって構成され、LAN、WAN等の通信ネットワークに接続されたPC等の外部装置や画像形成装置本体100の通信部190との通信制御を行い、画像データやステータス情報等の受信等を行う。
次に、本実施形態に係る画像形成装置本体100の動作について、図3〜図7を参照して説明する。なお、ここでは、画像形成部140により複数の印刷データを印刷する(画像を形成する)ためのジョブAを二つのグループ(ジョブA1及びジョブA2)に分割するケースを例示して説明する。
以下、画像形成装置本体100の動作の全体について、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御部110は、ジョブAを分割する必要があるか否かを判定するための処理(ジョブ分割判定処理)を行う(ステップS101)。
以下、ステップS101のジョブ分割判定処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御部110は、ジョブA内で定着設定温度を切り替える必要があるか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、制御部110は、ジョブAの印刷データに定着設定温度が異なる印刷データが含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合に、定着設定温度を切り替える必要があると判定する。例えば、図5に示す例では、ジョブAの印刷データに厚紙の印刷データ(ページ1、4、7)と普通紙の印刷データ(ページ2、3、5、6)という定着設定温度が異なる印刷データが含まれているので、定着設定温度を切り替える必要があると判定される。
定着設定温度を切り替える必要があると判定した場合(ステップS201:YES)は、次のステップS202へと移行する。
一方、定着設定温度を切り替える必要がないと判定した場合(ステップS201:NO)は、ジョブAを分割する必要がないと判定し、図3のステップS102へと移行する。
次に、制御部110は、ページ番号を示す値であるXに0を代入する(ステップS202)。
次に、制御部110は、Xに1を加算する(ステップS203)。
ステップS202の直後の処理である場合は、Xに1(X=0+1=1)が設定される。
一方、後述するステップS208の直後の処理である場合は、最後にステップS203で設定されたXに1が加算され、ページ番号が更新される。
次に、制御部110は、ページ番号がXであるページ(以下、ページX)の情報を読み出す(ステップS204)。ステップS204で読み出されるページXの情報には、少なくとも定着設定温度(紙種)の情報が含まれる。
次に、制御部110は、ステップS204で読み出されたページXの情報に基づいて、ページXの定着設定温度がグループ1に該当するか否かを判定する(ステップS205)。ここで、グループとは、定着設定温度毎に設定される識別番号のことである。本実施形態では、厚紙の定着設定温度がグループ1、普通紙の定着設定温度がグループ2として設定されている。従って、図5に示す例では、厚紙の印刷データ(ページ1、4、7)の場合、グループ1に該当すると判定され、普通紙の印刷データ(ページ2、3、5、6)の場合、グループ1に該当しない(グループ2に該当する)と判定される。
グループ1に該当すると判定した場合(ステップS205:YES)は、ページXをジョブA1(第1の分割ジョブ)に割り当てる(ステップS206)。例えば、図5(A)に示す例では、ページ1、4、7がジョブA1に割り当てられる。
一方、グループ1に該当しないと判定した場合(ステップS205:NO)は、ページXをジョブA2(第2の分割ジョブ)に割り当てる(ステップS207)。例えば、図5(A)に示す例では、ページ2、3、5、6がジョブA2に割り当てられる。
即ち、制御部110は、本発明の分割部として機能する。
次に、制御部110は、ジョブAの全てのページがジョブA1又はジョブA2に割り当てられたか否かを判定する(ステップS208)。
全てのページが割り当てられたと判定した場合(ステップS208:YES)は、ジョブAを分割する必要があると判定し、図3のステップS102へと移行する。
一方、少なくとも1つのページが割り当てられていないと判定した場合(ステップS208:NO)は、ステップS203へと移行し、Xに1を加算することで、ページ番号を更新する。
次いで、図3のステップS102では、制御部110は、ステップS101のジョブ分割判定処理の結果に基づいて、ジョブAを分割する必要があるか否かを判定する。具体的には、制御部110は、図4のステップS208でジョブAの全てのページがジョブA1又はジョブA2に割り当てられたと判定された場合に、ジョブAを分割する必要があると判定し、図4のステップS201で定着設定温度を切り替える必要がないと判定された場合に、ジョブAを分割する必要がないと判定する。
ジョブAを分割する必要があると判定した場合(ステップS102:YES)は、ジョブAを分割して印刷する処理(ジョブ分割印刷処理)を行う(ステップS103)。
一方、ジョブAを分割する必要がないと判定した場合(ステップS102:NO)は、ジョブAの印刷データをそのまま印刷(通常印刷)する(ステップS104)。
以下、ステップS103のジョブ分割印刷処理について、図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御部110は、ジョブA1の印刷データを印刷する(ステップS301)。例えば、図5に示す例では、給紙トレイT13に収納された厚紙が給紙されて、図4のステップS206でジョブA1に割り当てられた厚紙の印刷データ(ページ1、4、7)が印刷される。
次に、制御部110は、ジョブA1を印刷中にジャムが発生したか否かを判定する(ステップS302)。
ジャムが発生したと判定した場合(ステップS302:YES)は、ジャムが発生したページから再印刷(リカバリー)させるために、ジョブA1の印刷対象をジャムが発生したページまで戻す処理を行う(ステップS303)。その後、ステップS301へと移行して、ジャムが発生したページからジョブA1を印刷する。
一方、ジャムが発生していないと判定した場合(ステップS302:NO)は、ステップS304へと移行する。
次に、制御部110は、ジョブA1の印刷が完了したか否かを判定する(ステップS304)。
ジョブA1の印刷が完了したと判定した場合(ステップS304:YES)は、次のステップS305へと移行する。
一方、ジョブA1の印刷が完了していないと判定した場合(ステップS304:NO)は、ステップS301へと移行して、ジョブA1の印刷を継続する。
次に、制御部110は、ジョブA1の全てのページの印刷データ(ジョブデータ)を記憶部180に記憶させる(ステップS305)。印刷データには、印刷モードや画像データ等が含まれる。例えば、図5(B)に示す例では、ジョブA1の全てのページの印刷データ(ページ1、4、7)が記憶部180に記憶される。なお、一つのジョブA1において、同一内容の印刷データを複数部(本実施形態では2部)印刷する場合は、1部目の印刷データのみが記憶される。即ち、制御部110は、本発明の記憶制御部として機能する。
次に、制御部110は、ジョブA1の印刷済み用紙(インサート用紙)がインサート装置200の所定の用紙挿入トレイT21〜T23(ここでは用紙挿入トレイT24)にセットされたか否かを判定する(ステップS306)。例えば、制御部110は、ジョブA1の印刷済み用紙(ページ1、4、7)の用紙挿入トレイT24へのセットをユーザーに依頼する画面を表示部121に表示させ、当該画面上でユーザーによりセットが完了した旨を示す入力が行われたことを検出した場合に、セットされたと判定する。
インサート装置200にセットされたと判定した場合(ステップS306:YES)は、次のステップS307へと移行する。
一方、インサート装置200にセットされていないと判定した場合(ステップS306:NO)は、セットされるまでステップS306の処理を繰り返す。
次に、制御部110は、ジョブA2の印刷データを印刷する(ステップS307)。例えば、図5に示す例では、給紙トレイT11に収納された普通紙が給紙されて、図4のステップS207でジョブA2に割り当てられた普通紙の印刷データ(ページ2、3、5、6)が印刷される。
このとき、制御部110は、ステップS307で印刷されたジョブA2の印刷データの印刷済み用紙(ページ2、3、5、6)をインサート装置200内で搬送中に、インサート装置用紙搬送部170を制御して、用紙挿入トレイT24にセットされたジョブA1の印刷データの印刷済み用紙(ページ1、4、7)を挿入させる。即ち、制御部110は、本発明の挿入制御部として機能する。
次に、制御部110は、ジョブA2を印刷中にジャムが発生したか否かを判定する(ステップS308)。即ち、制御部110は、本発明の検知部として機能する。
ジャムが発生したと判定した場合(ステップS308:YES)は、次のステップS309へと移行する。
一方、ジャムが発生していないと判定した場合(ステップS308:NO)は、ステップS314へと移行する。
次に、制御部110は、ジャムが発生したページから再印刷(リカバリー)させるために、ジョブA2の印刷対象をジャムが発生したページまで戻す処理を行う(ステップS309)。
次に、制御部110は、ジャムの発生により印刷が中断した用紙(ジャム中断用紙)の中に、インサート装置200の用紙挿入トレイT24から給紙されたジョブA1の印刷済み用紙が含まれているか否かを判定する(ステップS310)。例えば、図11及び図5(C)に示すように、ページ1〜6まで印刷処理が開始されている状態においてページ2でジャムが発生した場合、ジャム中断用紙となるページ2〜6のうちページ4が用紙挿入トレイT24から給紙されているので、ジョブA1の印刷済み用紙が含まれていると判定される。即ち、制御部110は、本発明の特定部として機能する。
ジョブA1の印刷済み用紙が含まれていると判定した場合(ステップS310:YES)は、次のステップS311へと移行する。
一方、ジョブA1の印刷済み用紙が含まれていないと判定した場合(ステップS308:NO)は、ジョブA1の再印刷は不要であると判定し、ステップS307へと移行して、ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページからジョブA2を印刷する。
次に、制御部110は、ステップS305で記憶部180に記憶されたジョブA1の全ページの印刷データの中からジャムに巻き込まれてジャム中断用紙となったページの印刷データを読み出して、ジョブA2に係るページ順の所定の位置に補間する(ステップS311)。例えば、図5(D)に示す例では、ジョブA1のページ4がジャム中断用紙として廃棄されているので、ページ4の印刷データが読み出され、ジョブA2に係るページ順の所定の位置(ページ3とページ5の間)に補間されている。即ち、制御部110は、本発明の補間制御部として機能する。これにより、ジョブA1のジャム中断用紙となったページの印刷データがジャムに巻き込まれた部数(ここでは1部)のみ再印刷されることとなる。
次に、制御部110は、画像形成装置本体100の所定の給紙トレイT11〜T13(ここでは用紙挿入トレイT13)にジョブA1の印刷データを印刷する印刷用紙(ここでは厚紙)が収納されているか否かを判定する(ステップS312)。即ち、制御部110は、本発明の判定部として機能する。
ジョブA1の印刷用紙が収納されていると判定した場合(ステップS312:YES)は、ステップS307へと移行して、ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページからジョブA2を印刷する。
一方、ジョブA1の印刷用紙が収納されていないと判定した場合(ステップS312:NO)は、次のステップS313へと移行する。
次に、制御部110は、ジョブA1の印刷用紙が収納されていない旨を警告し、ジョブA1の印刷用紙のセットをユーザーに要求する画面を表示部121に表示させる(ステップS313)。即ち、制御部110は、本発明の表示制御部として機能する。その後、ステップS312へと移行して、再度ジョブA1の印刷用紙が収納されているか否かを判定する。
ステップS308でジョブA2を印刷中にジャムが発生していないと判定した場合、制御部110は、ジョブA2の印刷が完了したか否かを判定する(ステップS314)。
ジョブA2の印刷が完了したと判定した場合(ステップS314:YES)は、次のステップS315へと移行する。
一方、ジョブA2の印刷が完了していないと判定した場合(ステップS314:NO)は、ステップS307へと移行して、ジョブA2の印刷を継続する。
次に、制御部110は、ジョブA1の全てのページの印刷データを記憶部180から削除させる(ステップS315)。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置(画像形成装置本体100)は、ジョブを実行して用紙に画像を形成する画像形成部140と、ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割部(制御部110)と、画像形成部140により第1の分割ジョブ(ジョブA1)が実行されて用紙に画像が形成された後、当該第1の分割ジョブのジョブデータを記憶部180に記憶させる記憶制御部(制御部110)と、第1の分割ジョブの実行により画像形成されたインサート用紙を収納する収納部(用紙挿入トレイT22)と、第2の分割ジョブ(ジョブA2)の実行中に、収納部に収納されたインサート用紙を第2の分割ジョブにより画像形成された用紙間に挿入させる挿入制御部(制御部110)と、ジャムの発生を検知する検知部(制御部110)と、第2の分割ジョブの実行中に、検知部によりジャムの発生が検知された場合に、ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブのページを特定する特定部(制御部110)と、記憶部180に記憶された第1の分割ジョブのジョブデータに基づいて、特定部により特定されたページを第2の分割ジョブに係るページ順の所定の位置に補間し、画像形成部140により補間された第2の分割ジョブをジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページから再実行させて用紙に画像を形成させる補間制御部(制御部110)と、を備える。
従って、本実施形態に係る画像形成装置によれば、ジャムに巻き込まれたインサート用紙を自動的に補間することができるので、ユーザーの手間やコストを掛けることなく乱丁・落丁を抑制することができるとともに、ユーザーが所望する部数を印刷することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、補間制御部が画像形成部140により用紙に形成させる際、特定部により特定されたページの画像を形成させる用紙が収納されているか否かを判定する判定部(制御部110)と、判定部により用紙が収納されていないと判定された場合に、当該用紙のセットをユーザーに要求する画面を表示部121に表示させる表示制御部(制御部110)と、を更に備える。
従って、本実施形態に係る画像形成装置によれば、ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブの印刷データの再印刷に必要な印刷用紙の不足をユーザーに自動で報知することができるので、印刷用紙の不足によりインサート用紙の補間ができない状況を抑制することができ、より確実に適切な印刷作業を行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、分割部は、画像形成時の定着設定温度に基づいてジョブを分割するので、定着温度を切り替えるための待機時間を短縮することができるので、生産性の低下を抑制することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、厚紙の印刷データ(ページ1、4、7)をジョブA1に割り当てるとともに、普通紙の印刷データ(ページ2、3、5、6)をジョブA2に割り当てるようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、普通紙の印刷データをジョブA1に割り当てるとともに、厚紙の印刷データをジョブA2に割り当てるようにしてもよい。普通紙の印刷データをジョブA1に割り当てることで、先に普通紙の印刷データが印刷された後に厚紙の印刷データが印刷されることとなる。普通紙は、厚紙に比べ定着設定温度が低いため、厚紙の印刷データを印刷する際には定着温度を高める必要があるが、定着温度を低める時間よりも高める時間の方が短時間で済むため、定着設定温度が低い普通紙の印刷データを先に印刷する方が好ましい。
上記のように、ジョブAをジョブA1と当該ジョブA1よりも画像形成時の定着設定温度が高いジョブA2とに分割することで、定着温度を切り替えるための待機時間を更に短縮することができるので、より生産性の低下を抑制することができる。
また、上記実施形態では、ジョブAをジョブA1とジョブA2とに分割する際、各々に割り当てられる印刷データ数(ページ数)に特に制限はないが、これに限定されるものではない。即ち、ページ数が多い側をジョブA1に割り当てるようにし、ページ数が少ない側をジョブA2に割り当てるようにしてもよい。ページ数が多い側をジョブA1に割り当てることで、先にページ数が多いジョブA1が印刷された後にページ数が少ないジョブA2が印刷されることとなる。ページ数が多いジョブA1を先に印刷することで、ページ数が多い側の印刷済み用紙がインサート用紙としてインサート装置200の用紙挿入トレイT24にセットされ、ページ数が少ない側の印刷済み用紙をインサート装置200内で搬送中に、用紙挿入トレイT24にセットされたページ数が多い側の印刷済み用紙が挿入される。即ち、搬送経路下流側に、ページ数が多い側の印刷済み用紙が配置されることから、ページ数が多い側の印刷済み用紙がジャムに巻き込まれる確率が低くなる。
上記のように、ジョブAをジョブA1と当該ジョブA1よりもページ数が少ないジョブA2とに分割することで、インサート用紙がジャムに巻き込まれる確率が低くなるので、ジャムの発生を抑制することができ、安定した印刷作業を行うことができる。
また、上記実施形態では、ジャムに巻き込まれたジョブA1の印刷データを再印刷する際、ジャムに巻き込まれた部数のみ再印刷するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、ジャムに巻き込まれた部数よりも多めに印刷しておき、次にジャムが発生した際にすぐに使用できるようにストックするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ジョブA1の印刷用紙が収納されていないと判定した場合に、その旨を警告し、ジョブA1の印刷用紙のセットをユーザーに要求する画面を表示部121に表示させるようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、上記の画面を表示部121に表示させないようにしてもよい。また、例えば、音声を出力可能なスピーカー等を備えるようにして、上記の画面を表示部121に表示させる代わりに、スピーカーから音声出力させるようにしてもよい。或いは、表示部121に表示させると同時に、スピーカーから音声出力させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図4に示すジョブ分割判定処理において、ジョブAを二つのグループ(ジョブA1及びジョブA2)に分割するケースを例示して説明しているが、これに限定されるものではない。即ち、インサート装置200の用紙挿入トレイの数を増やすことができる限りにおいて、3以上のいかなる数のグループに分割することも可能である。
また、上記実施形態では、ジョブAの印刷データを定着設定温度により分割する際、用紙の紙種(普通紙か厚紙か)により分割するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、用紙の斤量により分割するようにしてもよいし、印刷モード(例えば、光沢モード)の設定の有無により分割するようにしてもよい。
また、本出願に示す各態様は、方法、プログラムなどとしても把握することができる。方法やプログラムのカテゴリについては、装置のカテゴリで示した「部」を、例えば、「工程」や「ステップ」、「手段」のように適宜読み替えるものとする。また、処理やステップの順序は、本出願に直接明記のものに限定されず、順序を変更したり、一部の処理をまとめて若しくは随時一部分ずつ実行するよう変更したりすることができる。
その他、画像形成システムを構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成システム
100 画像形成装置本体(画像形成装置)
110 制御部(分割部、記憶制御部、挿入制御部、検知部、特定部、補間制御部、判定部、表示制御部)
120 操作表示部
121 表示部
122 操作部
130 画像読取部
140 画像形成部
150 定着部
160 用紙搬送部
170 インサート装置用紙搬送部
180 記憶部
190 通信部
200 インサート装置
300 ステープル装置
310 制御部
320 第1用紙搬送部
330 第2用紙搬送部
340 第3用紙搬送部
350 平綴じ部
T11〜T13 給紙トレイ
T21〜T23 用紙挿入トレイ(収納部)
T31 排紙トレイ
T32 サブトレイ

Claims (8)

  1. ジョブを実行して用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割部と、
    前記画像形成部により第1の分割ジョブが実行されて用紙に画像が形成された後、当該第1の分割ジョブのジョブデータを記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記第1の分割ジョブの実行により画像形成されたインサート用紙を収納する収納部と、
    第2の分割ジョブの実行中に、前記収納部に収納されたインサート用紙を前記第2の分割ジョブにより画像形成された用紙間に挿入させる挿入制御部と、
    ジャムの発生を検知する検知部と、
    前記第2の分割ジョブの実行中に、前記検知部によりジャムの発生が検知された場合に、前記ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブのページを特定する特定部と、
    前記記憶部に記憶された前記第1の分割ジョブのジョブデータに基づいて、前記特定部により特定されたページを前記第2の分割ジョブに係るページ順の所定の位置に補間し、前記画像形成部により前記補間された第2の分割ジョブを前記ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページから再実行させて用紙に画像を形成させる補間制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補間制御部が前記画像形成部により用紙に形成させる際、前記特定部により特定されたページの画像を形成させる用紙が収納されているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により用紙が収納されていないと判定された場合に、当該用紙のセットをユーザーに要求する画面を表示部に表示させる表示制御部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記分割部は、画像形成時の定着設定温度に基づいて前記ジョブを分割することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記分割部は、前記第1の分割ジョブと当該第1の分割ジョブよりも画像形成時の定着設定温度が高い第2の分割ジョブとに分割することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記分割部は、前記第1の分割ジョブと当該第1の分割ジョブよりもページ数が少ない第2の分割ジョブとに分割することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. ジョブを実行して用紙に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置と、前記画像形成部により画像が形成された用紙を搬送中に収納部に収納されたインサート用紙を挿入するインサート装置と、を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割部と、
    前記画像形成部により第1の分割ジョブが実行されて用紙に画像が形成された後、当該第1の分割ジョブのジョブデータを記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    第2の分割ジョブの実行中に、前記収納部に収納された前記第1の分割ジョブの実行により画像形成されたインサート用紙を、前記第2の分割ジョブにより画像形成された用紙間に挿入させる挿入制御部と、
    ジャムの発生を検知する検知部と、
    前記第2の分割ジョブの実行中に、前記検知部によりジャムの発生が検知された場合に、前記ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブのページを特定する特定部と、
    前記記憶部に記憶された前記第1の分割ジョブのジョブデータに基づいて、前記特定部により特定されたページを前記第2の分割ジョブに係るページ順の所定の位置に補間し、前記画像形成部により前記補間された第2の分割ジョブを前記ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページから再実行させて用紙に画像を形成させる補間制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  7. 画像形成装置の画像形成制御方法であって、
    ジョブを複数の分割ジョブに分割するステップと、
    前記ジョブを実行して用紙に画像を形成する画像形成部により第1の分割ジョブが実行されて用紙に画像が形成された後、当該第1の分割ジョブのジョブデータを記憶部に記憶させるステップと、
    第2の分割ジョブの実行中に、前記第1の分割ジョブの実行により画像形成されたインサート用紙を収納する収納部に収納されたインサート用紙を前記第2の分割ジョブにより画像形成された用紙間に挿入させるステップと、
    ジャムの発生を検知するステップと、
    前記第2の分割ジョブの実行中に、前記ジャムの発生が検知された場合に、前記ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブのページを特定するステップと、
    前記記憶部に記憶された前記第1の分割ジョブのジョブデータに基づいて、前記特定されたページを前記第2の分割ジョブに係るページ順の所定の位置に補間し、前記画像形成部により前記補間された第2の分割ジョブを前記ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページから再実行させて用紙に画像を形成させるステップと、
    を含む画像形成制御方法。
  8. コンピュータを、
    ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割手段、
    前記ジョブを実行して用紙に画像を形成する画像形成部により第1の分割ジョブが実行されて用紙に画像が形成された後、当該第1の分割ジョブのジョブデータを記憶部に記憶させる記憶制御手段、
    第2の分割ジョブの実行中に、前記第1の分割ジョブの実行により画像形成されたインサート用紙を収納する収納部に収納されたインサート用紙を前記第2の分割ジョブにより画像形成された用紙間に挿入させる挿入制御手段、
    ジャムの発生を検知する検知手段、
    前記第2の分割ジョブの実行中に、前記検知手段によりジャムの発生が検知された場合に、前記ジャムに巻き込まれた第1の分割ジョブのページを特定する特定手段、
    前記記憶部に記憶された前記第1の分割ジョブのジョブデータに基づいて、前記特定手段により特定されたページを前記第2の分割ジョブに係るページ順の所定の位置に補間し、前記画像形成部により前記補間された第2の分割ジョブを前記ジャムによりリカバリーが必要となったページの先頭ページから再実行させて用紙に画像を形成させる補間制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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