JP6368936B2 - モータ - Google Patents

モータ Download PDF

Info

Publication number
JP6368936B2
JP6368936B2 JP2014201412A JP2014201412A JP6368936B2 JP 6368936 B2 JP6368936 B2 JP 6368936B2 JP 2014201412 A JP2014201412 A JP 2014201412A JP 2014201412 A JP2014201412 A JP 2014201412A JP 6368936 B2 JP6368936 B2 JP 6368936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
bus bar
protrusion
central axis
connection terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014201412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016073116A (ja
Inventor
英博 芳賀
英博 芳賀
留介 佐藤
留介 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2014201412A priority Critical patent/JP6368936B2/ja
Priority to CN201580052666.4A priority patent/CN107078592B/zh
Priority to DE112015004463.9T priority patent/DE112015004463T5/de
Priority to PCT/JP2015/076570 priority patent/WO2016052241A1/ja
Priority to KR1020177007261A priority patent/KR101796051B1/ko
Publication of JP2016073116A publication Critical patent/JP2016073116A/ja
Priority to US15/472,321 priority patent/US10541584B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6368936B2 publication Critical patent/JP6368936B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/50Fastening of winding heads, equalising connectors, or connections thereto
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/22Auxiliary parts of casings not covered by groups H02K5/06-H02K5/20, e.g. shaped to form connection boxes or terminal boxes
    • H02K5/225Terminal boxes or connection arrangements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/28Layout of windings or of connections between windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/521Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only
    • H02K3/522Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only for generally annular cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/08Structural association with bearings
    • H02K7/083Structural association with bearings radially supporting the rotary shaft at both ends of the rotor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2203/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the windings
    • H02K2203/03Machines characterised by the wiring boards, i.e. printed circuit boards or similar structures for connecting the winding terminations
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2211/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to measuring or protective devices or electric components
    • H02K2211/03Machines characterised by circuit boards, e.g. pcb

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

本発明は、モータに関する。
例えば、特許文献1には、制御基板を備えたモータが記載されている。特許文献1においては、制御基板に切り欠き部が設けられており、切り欠き部にリブが掛け止められることで、制御基板が固定されている。
また、例えば、特許文献2には、センサ接続バスバーが埋め込まれたバスバーホルダを備えたモータが記載されている。このようなモータにおいてセンサ接続バスバーは、バスバーホルダのコネクタ部を介して、外部の制御装置と接続される。
特許第4552254号公報 特許第5239413号公報
ところで、バスバーホルダを備えたモータに回路基板(制御基板)を搭載する場合、コネクタ部がバスバーホルダに設けられているため、バスバーホルダに埋め込まれた配線部材(センサ接続バスバー)の回路基板接続端子と、回路基板との接続が問題となる。すなわち、モータの信頼性の観点から、回路基板と回路基板接続端子とを強固に接続することが求められる。また一方で、回路基板をバスバーホルダに位置精度よく配置することが求められる。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて、回路基板と回路基板接続端子とを強固に接続することができ、かつ、回路基板を位置精度よく配置できる構造を有するモータを提供することを目的の一つとする。
本発明のモータの一つの態様は、一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置するバスバーアッシーと、前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、前記一方向において前記第2の軸受と前記カバーとの間に配置され、前記第2の側の面が前記一方向と交差する回路基板と、を備え、前記バスバーアッシーは、前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、外部電源と前記回路基板とを電気的に接続する配線部材と、前記バスバー及び前記配線部材を保持するバスバーホルダと、を有し、前記バスバーホルダは、前記第2の側に開口部を有する筒状の本体部と、前記本体部から前記中心軸の径方向外側に突出するコネクタ部と、前記本体部の内側面から前記径方向内側に拡がる底部と、前記底部から前記第2の側に延びる複数の突起部と、を有し、前記カバーは、前記開口部の前記第2の側を覆い、前記配線部材は、前記コネクタ部に設けられ前記外部電源と電気的に接続される外部電源接続端子と、前記回路基板の前記第2の側の面と電気的に接続される複数の回路基板接続端子と、を有し、前記複数の回路基板接続端子は、前記回路基板の前記第2の側の面において所定方向に沿って並んで設けられ、前記突起部は、第1の突起部を含み、前記回路基板の外縁には、前記第1の突起部が嵌る第1の切り欠き部が設けられ、前記第1の切り欠き部は、前記一方向に視た際に前記中心軸から前記回路基板接続端子に向かう向き、または、前記所定方向のいずれか一方の向きに開口する。
本発明のモータの一つの態様は、一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置するバスバーアッシーと、前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、前記一方向において前記第2の軸受と前記カバーとの間に配置され、前記第2の側の面が前記一方向と交差する回路基板と、を備え、前記バスバーアッシーは、前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、外部電源と前記回路基板とを電気的に接続する配線部材と、前記バスバー及び前記配線部材を保持するバスバーホルダと、を有し、前記バスバーホルダは、前記第2の側に開口部を有する筒状の本体部と、前記本体部から前記中心軸の径方向外側に突出するコネクタ部と、前記本体部の内側面から前記径方向内側に拡がる底部と、前記底部から前記第2の側に延びる複数の突起部と、を有し、前記カバーは、前記開口部の前記第2の側を覆い、前記配線部材は、前記コネクタ部に設けられ前記外部電源と電気的に接続される外部電源接続端子と、前記回路基板の前記第2の側の面と電気的に接続される複数の回路基板接続端子と、を有し、前記複数の回路基板接続端子は、前記回路基板の前記第2の側の面において所定方向に沿って並んで設けられ、前記突起部は、第1の突起部を含み、前記回路基板には、前記第1の突起部が挿入される長孔部が設けられ、前記長孔部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸と前記回路基板接続端子とを結ぶ方向、または、前記所定方向に延び、前記第1の突起部は、前記長孔部の一端において、前記長孔部の内縁と接触する。
本発明のモータの一つの態様は、一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置するバスバーアッシーと、前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、前記一方向において前記第2の軸受と前記カバーとの間に配置され、前記第2の側の面が前記一方向と交差する回路基板と、を備え、前記バスバーアッシーは、前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、外部電源と前記回路基板とを電気的に接続する配線部材と、前記バスバー及び前記配線部材を保持するバスバーホルダと、を有し、前記バスバーホルダは、前記第2の側に開口部を有する筒状の本体部と、前記本体部から前記中心軸の径方向外側に突出するコネクタ部と、前記本体部の内側面から前記径方向内側に拡がる底部と、前記底部から前記第2の側に延びる複数の突起部と、を有し、前記カバーは、前記開口部の前記第2の側を覆い、前記配線部材は、前記コネクタ部に設けられ前記外部電源と電気的に接続される外部電源接続端子と、前記回路基板の前記第2の側の面と電気的に接続される複数の回路基板接続端子と、を有し、前記複数の回路基板接続端子は、前記回路基板の前記第2の側の面において所定方向に沿って並んで設けられ、前記突起部は、第1の突起部を含み、前記回路基板の外縁には、前記第1の突起部が嵌る第1の切り欠き部が設けられ、前記第1の突起部の前記第2の側の端部には、爪部が設けられ、前記第1の突起部は、前記回路基板とスナップフィットによって固定されている。
本発明の一つの態様によれば、回路基板と回路基板接続端子とを強固に接続することができ、かつ、回路基板を位置精度よく固定できる構造を有するモータが提供される。
図1は、第1実施形態のモータを示す断面図である。 図2は、第1実施形態のモータを示す部分拡大断面図である。 図3は、第1実施形態のモータを示す平面図である。 図4は、第1実施形態のバスバーアッシーを示す斜視図である。 図5は、第1実施形態のバスバーアッシーを示す平面図である。 図6は、第1実施形態の回路基板を示す平面図である。 図7は、第1実施形態の回路基板の配置工程の手順を示すフローチャートである。 図8は、第1実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す断面図である。 図9は、第1実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す断面図である。 図10は、第1実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す断面図である。 図11は、第1実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す断面図である。 図12は、第1実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す平面図である。 図13は、第1実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す平面図である。 図14は、第1実施形態のバスバーアッシーの他の一例を示す断面図である。 図15は、第1実施形態のモータの他の一例を示す平面図である。 図16は、第1実施形態のモータの他の一例を示す平面図である。 図17は、第2実施形態のモータを示す平面図である。 図18は、第2実施形態の回路基板の配置工程の手順を示すフローチャートである。 図19は、第2実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す平面図である。 図20は、第2実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す平面図である。 図21は、第3実施形態のモータを示す平面図である。 図22は、第3実施形態の回路基板の配置工程の手順を示すフローチャートである。 図23は、第3実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す斜視図である。 図24は、第3実施形態の回路基板の配置工程の手順の一部を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1に示す中心軸Jの軸方向(一方向)と平行な方向とする。X軸方向は、図1に示すバスバーアッシー60の長さ方向と平行な方向、すなわち、図1の左右方向とする。Y軸方向は、バスバーアッシー60の幅方向と平行な方向、すなわち、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側,第2の側)を「リア側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側,第1の側)を「フロント側」と呼ぶ。なお、リア側及びフロント側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周り(θ方向)を単に「周方向」と呼ぶ。
なお、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
また、本明細書において、径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
<第1実施形態のモータ>
図1は、本実施形態のモータ10を示す断面図である。図2は、モータ10の部分を示す断面図であって、図1の部分拡大図である。図3は、モータ10の部分を示す平面図(XY面図)である。図3においては、カバー22の図示を省略している。
本実施形態のモータ10は、ブラシレスモータである。モータ10は、図1から図3に示すように、ハウジング21と、カバー22と、シャフト31を有するロータ30と、ステータ40と、フロントベアリング(第1の軸受)51と、リアベアリング(第2の軸受)52と、制御装置70と、バスバーアッシー60と、複数のOリングと、を備える。複数のOリングは、フロント側Oリング81と、リア側Oリング82と、を含む。
ロータ30とステータ40とフロントベアリング51とオイルシール80とはハウジング21に収容されている。ハウジング21は、リア側(+Z側)に開口しており、ハウジング21の開口部には、バスバーアッシー60のフロント側(−Z側)の端部が挿入されている。バスバーアッシー60は、リアベアリング52を保持する。シャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって軸方向(Z軸方向)の両側を支持されている。
カバー22は、バスバーアッシー60のリア側(+Z側)の少なくとも一部を覆い、ハウジング21に固定されている。制御装置70は、リアベアリング52とカバー22との間に配置されている。制御装置70は、回路基板71を有する。フロント側Oリング81は、バスバーアッシー60とハウジング21との間に設けられている。リア側Oリング82は、バスバーアッシー60とカバー22との間に設けられている。以下、各部品について詳細に説明する。
[ハウジング]
ハウジング21は、図1に示すように、ステータ40とフロントベアリング51とを保持する筒状の部材である。本実施形態においてハウジング21は、両端が開口した多段の円筒形状である。ハウジング21の材質は、例えば、金属である。
ハウジング21は、フロント側フランジ部23と、バスバーアッシー挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dと、を軸方向(Z軸方向)に沿って、リア側(+Z側)からフロント側(−Z側)へと、この順に有する。バスバーアッシー挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dとは、それぞれ同心の円筒形状であり、直径はこの順に小さくなる。
フロント側フランジ部23は、バスバーアッシー挿入部21aのリア側(+Z側)の端部から径方向外側に拡がる。
バスバーアッシー挿入部21aは、バスバーアッシー60のフロント側(−Z側)の端部を中心軸Jの径方向外側から囲む。すなわち、バスバーアッシー60のフロント側の端部は、ハウジング21の内側に位置する。
ステータ保持部21bの内側面には、ステータ40の外側面、すなわち、後述するコアバック部41の外側面が嵌合されている。これにより、ハウジング21には、ステータ40が保持される。
フロントベアリング保持部21cは、フロントベアリング51を保持する。本実施形態においては、フロントベアリング保持部21cの内側面とフロントベアリング51の外側面とが嵌合されている。
オイルシール保持部21dの内部には、オイルシール80が保持されている。
[ロータ]
ロータ30は、シャフト31と、ロータコア32と、ロータマグネット33と、を有する。
シャフト31は、一方向(Z軸方向)に延びる中心軸Jを中心とする。シャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって、軸周り(±θ方向)に回転可能に支持されている。シャフト31のフロント側(−Z側)の端部は、ハウジング21の外部に突出している。オイルシール保持部21dにおいてシャフト31の軸周りには、オイルシール80が設けられている。
ロータコア32は、シャフト31を軸周り(θ方向)に囲んで、シャフト31に固定されている。
ロータマグネット33は、ロータコア32の軸周りに沿った外側面に固定されている。
ロータコア32及びロータマグネット33は、シャフト31と一体となって回転する。
[ステータ]
ステータ40は、ロータ30を軸周り(θ方向)に囲み、ロータ30を中心軸J周りに回転させる。ステータ40は、コアバック部41と、ティース部42と、コイル43と、ボビン44と、を有する。
コアバック部41の形状は、シャフト31と同心の円筒状である。
ティース部42は、コアバック部41の内側面からシャフト31に向かって延びている。ティース部42は、複数設けられ、コアバック部41の内側面の周方向に均等な間隔で配置されている。
コイル43は、導電線43aが巻き回されて構成される。コイル43は、ボビン44に設けられている。
ボビン44は、各ティース部42に装着されている。
[フロントベアリング及びリアベアリング]
フロントベアリング51は、ステータ40のフロント側(−Z側)に配置されている。フロントベアリング51は、ハウジング21のフロントベアリング保持部21cに保持されている。
リアベアリング52は、ステータ40のフロント側(−Z側)と反対のリア側(+Z側)に配置されている。リアベアリング52は、後述するバスバーホルダ61のリアベアリング保持部65に保持されている。
フロントベアリング51とリアベアリング52とは、ロータ30のシャフト31を支持している。
フロントベアリング51及びリアベアリング52の構成は、特に限定されず、いかなる公知のベアリングを用いてもよい。
[オイルシール]
オイルシール80は、オイルシール保持部21dの内部に、シャフト31の軸周り(θ方向)に装着される。オイルシール80は、ハウジング21のオイルシール保持部21dとシャフト31との間からハウジング部20内に水や油等が侵入することを抑制する。オイルシール80の構成は、特に限定されず、いかなる公知のオイルシールを用いてもよい。
[バスバーアッシー]
図4及び図5は、バスバーアッシー60を示す図である。図4は、斜視図である。図5は、平面図である。
バスバーアッシー60は、ステータ40に駆動電流を供給するユニットである。バスバーアッシー60は、図1、図4及び図5に示すように、バスバーホルダ61と、バスバー91と、配線部材92と、を有する。
(バスバーホルダ)
バスバーホルダ61は、バスバー91及び配線部材92を保持する樹脂製のホルダである。バスバーホルダ61のリア側(+Z側)は、図1に示すように、カバー22の筒状部22aに収容されている。本実施形態においては、バスバーホルダ61は、カバー22の筒状部22aに圧入されている。バスバーホルダ61のフロント側(−Z側)は、ハウジング21のバスバーアッシー挿入部21aに収容されている。
バスバーホルダ61を構成する材料は、絶縁性を有する樹脂である範囲において特に限定されない。バスバーホルダ61は、例えば、射出成形によって、単一の部材として製造される。バスバーホルダ61は、図4及び図5に示すように、本体部62と、コネクタ部63と、接続端子保持部64と、リアベアリング保持部65と、連結部66a,66b,66c,66dと、を有する。
本体部62は、図1及び図4に示すように、リア側(+Z側)に開口部62aを有し、中心軸Jを周方向(θ方向)に囲む筒状である。本体部62は、ロータ30のリア側の端部及びステータ40のリア側の端部を、周方向に囲んでいる。すなわち、本体部62のフロント側(−Z側)における内側には、ロータ30及びステータ40のリア側の一部が位置している。
本体部62のリア側(+Z側)の本体部リア面62cには、開口部62aを囲む本体部62の外形に沿って溝部62fがある。溝部62fには、リア側Oリング82が嵌め込まれる。
図4に示すように、本体部62の本体部外側面62dのフロント側(−Z側)には、Oリング保持部62eが設けられている。Oリング保持部62eには、図1に示すように、フロント側Oリング81が嵌め込まれている。
本体部62は、図4及び図5に示すように、円弧部68aと、コネクタ連結部68bと、を有する。
円弧部68aの中心軸Jに垂直な断面(XY断面)の形状、及び平面視(XY面視)形状は、図5に示すように、リアベアリング保持部65と同心で中心角φが240°以上の円弧形状である。本実施形態において円弧部68aは、図1に示すように、カバー22の筒状部22aに圧入されている。
コネクタ連結部68bは、図4及び図5に示すように、コネクタ部63と連結される部分である。コネクタ連結部68bは、円弧部68aの両端部に接続され、コネクタ部63側(+X側)に凸となる形状である。
コネクタ部63は、図示しない外部電源と接続される部分である。コネクタ部63は、コネクタ連結部68bの外側面の一部から、中心軸Jの径方向外側(+X側)に向かって延びており、径方向外側(+X側)に開口した概略直方体の筒状である。すなわち、コネクタ部63は、本体部62から中心軸Jの径方向外側に突出している。図1に示すように、バスバーホルダ61のコネクタ部63の全体は、カバー22の外部に露出している。
コネクタ部63には、図1に示すように、バスバーホルダ61の長さ方向の一方側(+X側)に開口する電源用開口部63aがある。電源用開口部63aの底面には、バスバー91と、後述する外部電源接続端子94と、が突出して設けられている。
接続端子保持部64は、図4及び図5に示すように、本体部62の本体部内側面(内側面)62bから径方向内側に突出する略直方体形状の部分である。より詳細には、接続端子保持部64は、図5に示すように、コネクタ連結部68bの内側面から、コネクタ部63が延びる向きと逆向き(−X向き)に延びている。図1に示すように、接続端子保持部64のリア側(+Z側)の保持部リア面64bは、回路基板71の回路基板リア面71aよりもフロント側(−Z側)に位置する。また、接続端子保持部64の保持部リア面64bは、本体部62のリア側の本体部リア面62cよりもフロント側に位置する。
リアベアリング保持部65は、本体部62の径方向内側に設けられている。リアベアリング保持部65は、リアベアリング52を保持する。
連結部66a,66b,66c,66dは、図5に示すように、本体部62と、本体部62の内側に設けられたリアベアリング保持部65と、を連結する。
連結部66a〜66dは、リアベアリング保持部65の周りに、周方向に間隔を空けて配置されている。
周方向に隣り合う連結部66a〜66d同士の間には、間隙66e,66f,66g,66hが設けられている。すなわち、リアベアリング保持部65と本体部62との間には、間隙66e,66f,66g,66hが設けられている。間隙66eは、連結部66aと、連結部66bと、本体部62と、リアベアリング保持部65とによって形成されている。間隙66fは、連結部66bと、連結部66cと、本体部62と、リアベアリング保持部65とによって形成されている。間隙66gは、連結部66cと、連結部66dと、本体部62と、リアベアリング保持部65とによって形成されている。間隙66hは、連結部66dと、リアベアリング保持部65と、連結部66aと、接続端子保持部64と、本体部62とによって形成されている。
間隙66eが設けられる位置は、平面視において後述するコイル接続部91a,91bを含む位置である。間隙66fが設けられる位置は、平面視において後述するコイル接続部91c,91dを含む位置である。間隙66gが設けられる位置は、平面視において後述するコイル接続部91e,91fを含む位置である。間隙66hが設けられる位置は、平面視において後述する回路基板接続端子95を含む位置である。間隙66hは、平面視で略長方形状である。
図4及び図5に示すように、接続端子保持部64と、リアベアリング保持部65と、連結部66a〜66dとは、底部61aを構成する。すなわち、バスバーホルダ61は、底部61aを有する。底部61aは、本体部62の本体部内側面62bから径方向内側に拡がっている。
図3に示すように、本実施形態においては、コネクタ部63が突出する方向(X軸方向)及び軸方向(Z軸方向)と直交し、かつ、中心軸Jと交わる区分線C1によって、底部61aを2つの領域に分ける。本実施形態において、区分線C1の延びる方向は、後述する回路基板接続端子95が並ぶ方向と平行である。
なお、以下の説明においては、区分線C1の方向と平行な方向を、単に区分線方向(Y軸方向)と呼ぶ場合がある。
底部61aにおいて、平面視(XY面視)で区分線C1の後述する回路基板接続端子95が設けられる側(+X側)となる領域を、第1の領域AR1とする。すなわち、第1の領域AR1は、軸方向(Z軸方向)に視た際に、中心軸Jを基準として回路基板接続端子95が設けられる側(+X側)となる底部61aの領域である。
底部61aにおいて、平面視で区分線C1の後述する回路基板接続端子95が設けられる側と反対側(−X側)の領域を、第2の領域AR2とする。すなわち、第2の領域AR2は、軸方向(Z軸方向)に視た際に、中心軸Jを基準として回路基板接続端子95が設けられる側と反対側(−X側)側となる底部61aの領域である。
底部61aのリア側(+Z側)の面には、第1の回路基板支持部67a,67bと、第2の回路基板支持部67cと、底部61aからリア側に延びる複数の突起部と、バスバーホルダ凸状部69e,69fと、が設けられている。すなわち、バスバーホルダ61は、第1の回路基板支持部67a,67bと、第2の回路基板支持部67cと、底部61aからリア側に延びる複数の突起部と、バスバーホルダ凸状部69e,69fと、を有する。複数の突起部は、第1の突起部69a,69bと、第2の突起部69c,69dと、を含む。
第1の回路基板支持部67a,67bは、図4に示すように、底部61aからリア側(+Z側)に延びている。第1の回路基板支持部67bは、図2に示すように、回路基板71をフロント側(−Z側)から支持する。すなわち、第1の回路基板支持部67bのリア側の端部は、回路基板71の回路基板フロント面71bと接触している。第1の回路基板支持部67aについても同様である。
第1の回路基板支持部67a,67bは、図3に示すように、底部61aの第1の領域AR1に配置されている。第1の回路基板支持部67a,67bと、後述する回路基板接続端子95の接触部95eとは、軸方向(Z軸方向)に視た際に、異なる位置に配置されている。本実施形態において第1の回路基板支持部67a,67bは、径方向において、シャフト31と接触部95eとの間に配置されている。
図5に示すように、本実施形態において第1の回路基板支持部67a,67bは、底部61aを構成する部分のうちリアベアリング保持部65のリア側(+Z側)の面に設けられている。第1の回路基板支持部67a,67bは、間隙66hの中心軸J側(−X側)の縁に位置している。
第1の回路基板支持部67aと第1の回路基板支持部67bとは、図3に示すように、区分線方向(Y軸方向)に沿って配置されている。第1の回路基板支持部67aは、区分線方向において、接続端子保持部64の+Y側の端部と同じ位置に設けられている。第1の回路基板支持部67bは、区分線方向において、接続端子保持部64の−Y側の端部と同じ位置に設けられている。
一方の第1の回路基板支持部である第1の回路基板支持部67aの一部は、区分線方向(Y軸方向)、すなわち、後述する回路基板接続端子95の接触部95eが並ぶ方向(所定方向)において、複数の接触部95eの一方側(+Y側)に位置している。
他方の第1の回路基板支持部である第1の回路基板支持部67bの一部は、区分線方向において、複数の接触部95eの他方側(−Y側)に位置している。
第1の回路基板支持部67a,67bの平面視(XY面視)形状は、特に限定されず、円形状であっても、矩形状であっても、多角形状であってもよい。図3の例では、第1の回路基板支持部67a,67bの平面視形状は、例えば、矩形状である。第1の回路基板支持部67a,67bは、区分線方向(Y軸方向)、すなわち、後述する回路基板接続端子95の接触部95eが並ぶ方向(所定方向)に沿って延びている。
第2の回路基板支持部67cは、図4に示すように、底部61aからリア側(+Z側)に延びている。第2の回路基板支持部67cは、図2に示すように、回路基板71をフロント側(−Z側)から支持する。すなわち、第2の回路基板支持部67cのリア側の端部は、回路基板71の回路基板フロント面71bと接触している。
第2の回路基板支持部67cは、図3に示すように、底部61aの第2の領域AR2に配置されている。図5に示すように、本実施形態において第2の回路基板支持部67cは、底部61aを構成する部分のうちリアベアリング保持部65のリア側(+Z側)の面に設けられている。第2の回路基板支持部67cの平面視(XY面視)形状は、第1の回路基板支持部67a,67bと同様に、特に限定されない。第2の回路基板支持部67cの平面視形状は、図3の例では、例えば、周方向に延びる形状である。第2の回路基板支持部67cは、区分線方向(Y軸方向)において、接続端子保持部64の中央部と同じ位置に設けられている。
第1の突起部69a,69bは、図4に示すように、底部61aからリア側(+Z側)に延びている。第1の突起部69a,69bの形状は、特に限定されず、円柱状であっても、四角柱状であっても、多角柱状であってもよい。図4の例では、第1の突起部69a,69bの形状は、円柱状である。
第1の突起部69a,69bは、図3に示すように、区分線方向(Y軸方向)に沿って配置されている。第1の突起部69a,69bは、底部61aの第1の領域AR1に配置されている。本実施形態において第1の突起部69aは、図5に示すように、底部61aを構成する部分のうち連結部66aに設けられている。本実施形態において第1の突起部69bは、底部61aを構成する部分のうち連結部66dに設けられている。
第1の突起部69aと中心軸Jとの径方向の距離は、後述するコイル接続部91a〜91fの径方向内側の端部と中心軸Jとの径方向の距離よりも大きい。すなわち、第1の突起部69aは、コイル接続部91a〜91fの径方向内側の端部よりも径方向外側となる位置に設けられている。第1の突起部69aは、軸方向(Z軸方向)に視た際に、周方向において、コイル接続部91a〜91fの少なくとも一部と重なる。第1の突起部69bについても同様である。第1の突起部69a,69bは、図3に示すように、後述する回路基板71の第1の切り欠き部74a,74bにそれぞれ嵌っている。
第1の突起部69bのリア側(+Z側)の端部は、図2に示すように、回路基板71よりもリア側に位置している。第1の突起部69bのうち、回路基板71の回路基板リア面71aよりもリア側に突出した部分は、熱によって溶融され、回路基板リア面71aと溶着されている。すなわち、第1の突起部69bは、回路基板71のリア側の回路基板リア面71aに溶着されている。第1の突起部69bの溶着された部分の形状は、例えば、半球状である。第1の突起部69aについても同様である。これにより、第1の突起部69a,69bと回路基板71とが固定される。その結果、第1の突起部69a,69bは、回路基板71をリア側から支持する。
第2の突起部69c,69dは、図4に示すように、底部61aからリア側(+Z側)に延びている。第2の突起部69c,69dの形状は、特に限定されず、円柱状であっても、四角柱状であっても、多角柱状であってもよい。図4の例では、第2の突起部69c,69dの形状は、円柱状である。
第2の突起部69c,69dは、図3に示すように、区分線方向(Y軸方向)に沿って配置されている。第2の突起部69c,69dは、底部61aの第2の領域AR2に配置されている。本実施形態において第2の突起部69c,69dは、図5に示すように、底部61aを構成する部分のうちリアベアリング保持部65に設けられている。第2の突起部69c,69dは、図3に示すように、後述する回路基板71の第2の切り欠き部74c,74dにそれぞれ嵌っている。
第2の突起部69dのリア側(+Z側)の端部は、図2に示すように、回路基板71よりもリア側に位置している。第2の突起部69dのうち、回路基板71の回路基板リア面71aよりもリア側に突出した部分は、熱によって溶融され、回路基板リア面71aと溶着されている。すなわち、第2の突起部69dは、回路基板71のリア側の回路基板リア面71aに溶着されている。第2の突起部69dの溶着された部分の形状は、例えば、半球状である。第2の突起部69cについても同様である。これにより、第2の突起部69c,69dと回路基板71とは固定され、第2の突起部69c,69dは、回路基板71をリア側から支持する。
バスバーホルダ凸状部69e,69fは、図4に示すように、底部61aからリア側(+Z側)に延びている。バスバーホルダ凸状部69e,69fは、図3に示すように、区分線方向(Y軸方向)に沿って配置されている。本実施形態においてバスバーホルダ凸状部69e,69fは、底部61aの第2の領域AR2に配置されている。バスバーホルダ凸状部69e,69fは、回路基板71に設けられた後述する回路基板孔部(孔部)77a,77bにそれぞれ挿入されている。より詳細には、バスバーホルダ凸状部69e,69fのリア側の端部は、回路基板孔部77a,77bにそれぞれ挿入されている。
(バスバー)
バスバー91は、ステータ40に電気的に接続され、ステータ40に駆動電流を供給する。図示は省略するが、バスバー91は、複数設けられている。図1に示すように、バスバー91の一端は、コネクタ部63の電源用開口部63aの底面から突出して設けられ、カバー22の外部に露出している。この外部に露出したバスバー91の一端に外部電源が接続される。
複数のバスバー91は、図5に示すように、コイル接続部91a,91b,91c,91d,91e,91fを有する。コイル接続部91a〜91fは、複数のバスバー91の他端に設けられている。コイル接続部91a〜91fは、バスバーホルダ61の本体部62の本体部内側面62bから突出して設けられている。より詳細には、コイル接続部91a〜91fは、本体部内側面62bのうち円弧部68aの内側面から径方向内側に突出している。図2に示すコイル接続部91cは、図示しない接続部材を介して、ステータ40のコイル43と電気的に接続されている。これにより、バスバー91とステータ40とが、電気的に接続される。上記の点においてコイル接続部91a,91b,91d〜91fの構成は、コイル接続部91cの構成と同様である。
(配線部材)
配線部材92は、バスバーホルダ61に、部分的に埋設されて保持されている。配線部材92は、図示しない外部電源と回路基板71とを電気的に接続する。配線部材92は、複数設けられている。言い換えると、バスバーアッシー60は、複数の配線部材92を有している。配線部材92は、外部電源接続端子94と、複数の回路基板接続端子95と、を有する。外部電源接続端子94及び回路基板接続端子95は、バスバーホルダ61から露出している。
外部電源接続端子94は、コネクタ部63に設けられている。外部電源接続端子94は、コネクタ部63の電源用開口部63aの底面から突出して設けられている。外部電源接続端子94は、図示しない外部電源と電気的に接続される。
回路基板接続端子95は、図3に示すように、接続端子保持部64の径方向内側の保持部内側面64aから突出している。複数の回路基板接続端子95は、回路基板71の回路基板リア面71aにおいて所定方向に沿って並んで設けられている。複数の回路基板接続端子95は、例えば、区分線方向(Y軸方向)に沿って並んでいる。回路基板接続端子95は、図2に示すように、第1接続部95aと、第1延伸部95bと、第2接続部95cと、第2延伸部95dと、接触部95eと、を有する。
第1接続部95aは、接続端子保持部64の保持部内側面64aから径方向内側に突出している。第1接続部95aは、回路基板71よりも径方向外側に位置している。
第1延伸部95bは、第1接続部95aの径方向内側の端部からリア側(+Z側)に延びている。第1延伸部95bは、回路基板71のリア側まで延びている。
第2接続部95cは、第1延伸部95bのリア側(+Z側)の端部から径方向内側に延びている。
第2延伸部95dは、第2接続部95cの径方向内側の端部からフロント側(−Z側)に延びている。第2延伸部95dのフロント側の端部は、第1延伸部95bのフロント側の端部よりもリア側(+Z側)に位置している。
接触部95eは、第2延伸部95dのフロント側(−Z側)の端部から径方向内側に延びている。接触部95eは、回路基板接続端子95の径方向内側の端部に設けられている。接触部95eは、フロント側に、回路基板71のリア側(+Z側)の回路基板リア面71aと平行な接触面95fを有する板状である。
図3に示すように、接触部95eは、回路基板71のリア側(+Z側)の回路基板リア面71a内で、区分線方向(Y軸方向)に沿って並んでいる。接触面95fは、回路基板リア面71aと接触している。図示は省略するが、接触部95eは、例えば、半田付けによって回路基板71と固定されている。これにより、接触部95eは回路基板71と接続される。すなわち、回路基板接続端子95は、回路基板71のリア側(+Z側)の回路基板リア面71aと電気的に接続される。結果として、配線部材92は、回路基板71と電気的に接続される。
回路基板接続端子95は、接触部95eを介して回路基板71にリア側(+Z側)からフロント側(−Z側)へ力を加えている。すなわち、回路基板71を取り外した状態において、接触部95eにおける接触面95fの軸方向(Z軸方向)の位置は、回路基板71の回路基板リア面71aよりもフロント側となる。
図2に示すように、回路基板接続端子95が回路基板71に接続された状態においては、例えば、回路基板接続端子95は、軸方向(Z軸方向)に弾性変形している。一例として、回路基板接続端子95の第1延伸部95bは、軸方向に伸びて、軸方向の寸法が大きくなっている。回路基板接続端子95の第2延伸部95dは、軸方向に縮んで、軸方向の寸法が小さくなっている。
本実施形態においては、図5に示すように、回路基板接続端子95とバスバー91のコイル接続部91a〜91fとは、中心軸Jの周方向(θ方向)において、異なる位置に配置されている。
[制御装置]
制御装置70は、モータ10の駆動を制御する。制御装置70は、図2に示すように、回路基板71と、回転センサ72と、センサマグネット保持部材73aと、センサマグネット73bと、を備える。すなわち、モータ10は、回路基板71と、回転センサ72と、センサマグネット保持部材73aと、センサマグネット73bと、を備える。
(回路基板)
回路基板71は、シャフト31のリア側(+Z側)の延長上に配置されている。回路基板71は、軸方向(Z軸方向)において、リアベアリング52とカバー22との間に配置されている。回路基板71の主面、すなわち、フロント側(−Z側)の回路基板フロント面71b及びリア側の回路基板リア面71aは、軸方向(Z軸方向)と交差する。本実施形態においては、回路基板71の主面は、軸方向と直交する。回路基板71の回路基板リア面71aは、カバー22のカバーフロント面22cと対向している。
回路基板71は、図3に示すように、第1の回路基板支持部67a,67b及び第2の回路基板支持部67cによって、フロント側(−Z側)から支持されている。回路基板71の主面の少なくとも一方には、図示しないプリント配線が設けられている。回路基板71は、モータ駆動信号を出力する。
図6は、本実施形態の回路基板71を示す平面図である。
回路基板71は、図6に示すように、回路基板本体75と、回路基板凸状部76a,76bと、を有する。
回路基板本体75の平面視(XY面視)形状は、特に限定されず、円形状であってもよいし、矩形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。図6に示す例では、回路基板本体75の平面視形状は、半円と角丸四角形とを結合した形状である。図3に示すように、回路基板リア面71aにおける回路基板本体75のコネクタ部63側(+X側)の端部には、複数の回路基板接続端子95の接触部95eが接続されている。すなわち、回路基板71のリア側(+Z側)の回路基板リア面71aには、配線部材92の回路基板接続端子95が接続されている。上述したように、本実施形態において回路基板接続端子95は、区分線方向(Y軸方向)に沿って並んでいる。
回路基板本体75のコネクタ部63と反対側(−X側)の端部には、第2の切り欠き部74c,74dが設けられている。すなわち、回路基板71の外縁には、第2の切り欠き部74c,74dが設けられている。
本実施形態において第2の切り欠き部74c,74dは、図3及び図6に示すように、コネクタ部63が突出する方向(X軸方向)に延びている。本実施形態において第2の切り欠き部74c,74dは、本体部62からコネクタ部63が突出する向きと反対向き(−X向き)に開口している。本実施形態において第2の切り欠き部74c,74dは、後述する第1の切り欠き部74a,74bと反対向きに開口している。
なお、本明細書において切り欠き部の開口する向きとは、切り欠き部の底側の端部から切り欠き部の開口側の端部へと向かう向きを含む。
第2の切り欠き部74c,74dの平面視(XY面視)形状は、特に限定されない。図6に示す例では、第2の切り欠き部74c,74dにおける底側(+X側)の端部の平面視形状は、第2の突起部69c,69dの平面視形状に沿う形状、すなわち、円弧状である。
第2の切り欠き部74cには、図3に示すように、第2の突起部69cが嵌っている。第2の切り欠き部74cの底側(+X側)の端部における内縁は、第2の突起部69cと接触している。第2の切り欠き部74dには、第2の突起部69dが嵌っている。第2の切り欠き部74dの底側(+X側)の端部における内縁は、第2の突起部69dと接触している。
回路基板本体75には、回路基板孔部77a,77bが設けられている。回路基板孔部77aには、図3に示すように、バスバーホルダ凸状部69eが挿入されている。回路基板孔部77bには、バスバーホルダ凸状部69fが挿入されている。回路基板孔部77a,77bの平面視(XY面視)形状は、特に限定されず、図6に示す例では、円形状である。
回路基板凸状部76aは、図6に示すように、回路基板本体75から回路基板接続端子95が並ぶ方向(Y軸方向)の−Y側に突出している。回路基板凸状部76bは、回路基板本体75から回路基板接続端子95が並ぶ方向の+Y側に突出している。すなわち、回路基板凸状部76a,76bは、回路基板接続端子95が並ぶ方向の両端から回路基板本体75と反対側に凸となる。回路基板凸状部76a,76bの形状は特に限定されない。
回路基板凸状部76aには、第1の切り欠き部74aが設けられている。回路基板凸状部76bには、第1の切り欠き部74bが設けられている。すなわち、回路基板71の外縁には、第1の切り欠き部74a,74bが設けられている。
本実施形態において第1の切り欠き部74a,74bは、図3及び図6に示すように、コネクタ部63が突出する方向(X軸方向)に延びている。第1の切り欠き部74a,74bは、軸方向(Z軸方向)に視た際に中心軸Jから回路基板接続端子95に向かう向きに開口している。より詳細には、第1の切り欠き部74a,74bは、本体部62からコネクタ部63が突出する向き(+X向き)に開口している。上述したように、本実施形態においては、第1の切り欠き部74a,74bが開口する向きと、第2の切り欠き部74c,74dが開口する向きとは、互いに反対の向きである。
第1の切り欠き部74a,74bの平面視(XY面視)形状は、特に限定されない。図6に示す例では、第1の切り欠き部74a,74bにおける底側(−X側)の端部の平面視形状は、第1の突起部69a,69bの平面視形状に沿う形状、すなわち、円弧状である。
第1の切り欠き部74aには、図3に示すように、第1の突起部69aが嵌っている。第1の切り欠き部74aの底側(−X側)の端部における内縁は、第1の突起部69aと接触している。第1の切り欠き部74bには、第1の突起部69bが嵌っている。第1の切り欠き部74bの底側(−X側)の端部における内縁は、第1の突起部69bと接触している。
以上に説明したように、回路基板71は、第1の回路基板支持部67a,67b及び第2の回路基板支持部67cによって、フロント側(−Z側)から支持されている。回路基板71には、第1の突起部69a,69b及び第2の突起部69c,69dが溶着されている。回路基板71の回路基板孔部77a,77bには、バスバーホルダ凸状部69e,69fが挿入されている。このようにして、回路基板71は、バスバーホルダ61に固定されている。
(センサマグネット及びセンサマグネット保持部材)
図2に示すセンサマグネット保持部材73aは、円環状の部材である。センサマグネット保持部材73aは、中央の孔がシャフト31のリア側(+Z側)の端部の小径部分に嵌合されることで位置決めされ、シャフト31に取り付けられている。センサマグネット保持部材73aは、シャフト31とともに回転可能である。
センサマグネット73bは、円環状であり周方向にN極とS極とが交互に配置されている。センサマグネット73bは、センサマグネット保持部材73aの外周面に嵌合されている。これにより、センサマグネット73bは、センサマグネット保持部材73aに保持され、リアベアリング52のリア側(+Z側)において、シャフト31の周り(±θ方向)にシャフト31とともに回転可能に配置される。
(回転センサ)
回転センサ72は、回路基板71のフロント側(−Z側)の回路基板フロント面71bに取り付けられている。回転センサ72は、センサマグネット73bと軸方向(Z軸方向)に対向する位置に設けられている。回転センサ72は、センサマグネット73bの磁束の変化を検出する。回転センサ72は、図示は省略するが、例えば、3つ設けられている。本実施形態において回転センサ72は、例えば、ホール素子である。
[フロント側Oリング及びリア側Oリング]
フロント側Oリング81は、図1に示すように、ハウジング21の内側に設けられている。フロント側Oリング81は、バスバーホルダ61のOリング保持部62eに保持されている。フロント側Oリング81は、ハウジング21の内側面と、本体部62の外側面とに一周に亘り接触している。すなわち、フロント側Oリング81は、一周に亘り本体部62とハウジング21とに接触する。フロント側Oリング81は、バスバーアッシー挿入部21aの内側面から応力を受けている。
リア側Oリング82は、カバー22の内側に設けられている。リア側Oリング82は、本体部62の溝部62fに嵌め込まれている。リア側Oリング82の全周は、後述するカバー22の蓋部22bのフロント側(−Z側)のカバーフロント面22cと接触している。リア側Oリング82は、蓋部22bのフロント側(−Z側)のカバーフロント面22cから応力を受けている。
フロント側Oリング81及びリア側Oリング82の構成は、特に限定されず、いかなる公知のOリングを用いてもよい。本実施形態においては、フロント側Oリング81及びリア側Oリング82は、例えば、丸断面を有する細長いシリコンゴムをリング状に加工して製造されている。
[カバー]
カバー22は、ハウジング21のリア側(+Z側)に取り付けられている。カバー22の材質は、例えば、金属である。カバー22は、筒状部22aと、蓋部22bと、リア側フランジ部24と、を有する。
筒状部22aは、フロント側(−Z側)に開口する。筒状部22aは、バスバーアッシー60、より詳細にはバスバーホルダ61の本体部62のリア側(+Z側)の端部を中心軸Jの径方向外側から囲む。筒状部22aは、フロント側フランジ部23及びリア側フランジ部24を介して、ハウジング21におけるバスバーアッシー挿入部21aのリア側(+Z側)の端部と連結されている。
蓋部22bは、筒状部22aのリア側(+Z側)の端部に接続されている。本実施形態において蓋部22bは、平板状である。蓋部22bは、本体部62のリア側(+Z側)の開口部62aを閉塞している。すなわち、カバー22は、開口部62aのリア側を覆っている。蓋部22bのフロント側(−Z側)のカバーフロント面22cは、リア側Oリング82の全周と接触している。これにより、カバー22は、本体部62の開口部62aの周囲の一周に亘って、本体部62のリア側の本体部リア面62cと、リア側Oリング82を介して間接的に接触している。
リア側フランジ部24は、筒状部22aのフロント側(−Z側)の端部から径方向外側に拡がる。
ハウジング21とカバー22とは、フロント側フランジ部23とリア側フランジ部24とが重ね合わされて接合されている。
モータ10には、コネクタ部63を介して、外部電源が接続される。接続された外部電源は、コネクタ部63が有する電源用開口部63aの底面から突出するバスバー91及び配線部材92と電気的に接続される。これにより、バスバー91及び配線部材92を介して、ステータ40のコイル43及び回転センサ72に駆動電流が供給される。コイル43に供給される駆動電流は、例えば、回転センサ72によって計測されるロータ30の回転位置に応じて制御される。コイル43に駆動電流が供給されると、磁場が発生し、この磁場によってシャフト31を有するロータ30が回転する。このようにして、モータ10は、回転駆動力を得る。
<第1実施形態のモータの製造方法>
次に、本実施形態のモータ10の製造方法について説明する。本実施形態においては、モータ10の製造方法のうち、回路基板71の配置工程についてのみ説明する。
図7は、モータ10における回路基板71の配置工程の手順を示すフローチャートである。図8から図11は、回路基板71の配置工程の手順を示す断面図である。図12及び図13は、回路基板71の配置工程の手順の一部を示す平面図である。図12は、図8と同様の状態を示す図である。図13は、図9と同様の状態を示す図である。
本実施形態の回路基板71の配置工程は、図7に示すように、差し込み工程S11と、移動工程S12と、位置決め工程S13と、固定工程S14と、を有する。
まず、差し込み工程S11は、図8及び図12に示すように、回路基板71を回路基板接続端子95のフロント側(−Z側)に差し込む工程である。
図8に示すように、回路基板71を軸方向(Z軸方向)に対して斜めにして、コネクタ部63側(+X側)に配置される回路基板71の端部を、第1の回路基板支持部67a,67bと、回路基板接続端子95の接触部95eとの間に差し込む。このようにして、コネクタ部63側に配置される回路基板71の端部を、回路基板接続端子95のフロント側(−Z側)に差し込む。
次に、移動工程S12は、図8、図9、図12、及び図13に示すように、回路基板71を第1の切り欠き部74a,74bの開口する向きに移動させる工程である。本実施形態においては、第1の切り欠き部74a,74bが開口する向き、すなわち、本体部62からコネクタ部63が突出する向き(+X向き)に、回路基板71を移動させる。
このとき、回路基板71を移動させるのと同時に、回路基板71を第1の回路基板支持部67a,67bを支点として回転させる。具体的には、回路基板71の姿勢が軸方向(Z軸方向)に対して垂直となる姿勢に近づく向きに、回路基板71を回転させる。
なお、上述したように、回路基板71を取り外した状態において、接触部95eにおける接触面95fの軸方向(Z軸方向)の位置は、配置された後の回路基板71の回路基板リア面71aよりもフロント側(−Z側)となっている。そのため、図9に示すように、移動工程S12において回路基板71の回転に応じて、接触部95eは、回路基板71の回路基板リア面71aからリア側(+Z側)へと力を受ける。これにより、例えば、第1延伸部95b及び第2延伸部95dが軸方向(Z軸方向)に弾性変形する。その結果、回路基板71は、回路基板接続端子95によって、リア側からフロント側へと力を加えられる。
次に、位置決め工程S13は、図9及び図13に示すように、第1の切り欠き部74a,74bに第1の突起部69a,69bを嵌めて回路基板71を位置決めする工程である。第1の切り欠き部74a,74bの底側の内縁を第1の突起部69a,69bに押し当てて、回路基板71をコネクタ部63の突出方向(X軸方向)に位置決めする。
その後、図10に示すように、回路基板71を軸方向(Z軸方向)に対して垂直にする。回路基板71は、フロント側(−Z側)から第1の回路基板支持部67a,67bに支持された状態となる。これにより、回路基板71が軸方向に位置決めされる。
なお、回路基板71を軸方向に対して垂直にする際に、図13に示すように、第2の切り欠き部74c,74dに第2の突起部69c,69dがそれぞれ嵌められる。また、図示は省略するが、バスバーホルダ凸状部69e,69fが、回路基板71の回路基板孔部77a,77bに挿入される。
次に、固定工程S14は、図11に示すように、第1の突起部69bを回路基板71に溶着する工程である。図10に示す回路基板71のリア側(+Z側)に突出する第1の突起部69bの端部を、熱により溶融する。そして、図11に示すように、第1の突起部69bのリア側の端部を、例えば半球状として、回路基板71の回路基板リア面71aに溶着する。第1の突起部69aについても同様である。
溶着する方法としては、特に限定されず、例えば、熱板溶着としてもよいし、スピン溶着としてもよいし、超音波溶着としてもよい。
この工程により、回路基板71が第1の突起部69a,69bに固定される。
なお、図示は省略するが、固定工程S14においては、第2の突起部69c,69dも、第1の突起部69a,69bと同様にして、回路基板71の回路基板リア面71aに溶着される。
以上の差し込み工程S11から固定工程S14までにより、回路基板71の配置工程が終了し、回路基板71がバスバーホルダ61に対して配置される。
なお、本実施形態のモータ10の製造方法においては、上記説明した回路基板71の配置工程以外の工程は、特に限定されず、いかなる工程を採用してもよい。
本実施形態によれば、回路基板接続端子95が回路基板71の回路基板リア面71aに接続されるため、回路基板71と回路基板接続端子95とを強固に固定しやすい。
また、本実施形態によれば、回路基板リア面71aに回路基板接続端子95を接続するために、回路基板71を回路基板接続端子95のフロント側に差し込む。そして、その後、第1の切り欠き部74a,74bの開口する向きに沿って回路基板71を移動させる。これにより、本実施形態によれば、第1の切り欠き部74a,74bと第1の突起部69a,69bとを嵌め合わせて回路基板71を位置決めする方法を採用できる。したがって、回路基板71を精度よく位置決めでき、回路基板71を位置精度よくバスバーホルダ61に配置することができる。
以上により、本実施形態によれば、回路基板71と回路基板接続端子95とを強固に接続することができ、かつ、回路基板71を位置精度よく配置できる構造を有するモータが得られる。
また、本実施形態によれば、回路基板71の第1の切り欠き部74a,74bは、第1の突起部69a,69bと嵌め合わされている。回路基板71の第2の切り欠き部74c,74dは、第2の突起部69c,69dと嵌め合わされている。第1の突起部69a,69bは、第1の領域AR1に設けられている。第2の突起部69c,69dは、第2の領域AR2に設けられている。すなわち、中心軸Jを基準として区分された両側の領域において、回路基板71は、第1の突起部69a,69b及び第2の突起部69c,69dと嵌め合わされている。これにより、回路基板71の位置精度をより向上できるとともに、各突起部を回路基板71に固定することで、バスバーホルダ61に回路基板71を安定して固定できる。
また、本実施形態によれば、第2の切り欠き部74c,74dは、第1の切り欠き部74a,74bと反対向き開口している。そのため、図13に示すように、回路基板71を軸方向に垂直にする際に、第2の切り欠き部74c,74dと第2の突起部69c,69dとを嵌め合わせやすい。
また、本実施形態によれば、第2の突起部は、第2の突起部69cと第2の突起部69dとの2つ設けられている。すなわち、突起部は、複数の第2の突起部を含んでいる。また、本実施形態によれば、第2の切り欠き部は、第2の切り欠き部74cと第2の切り欠き部74dとの2つ設けられている。すなわち、本実施形態によれば、回路基板71の外縁には、複数の第2の切り欠き部が設けられている。そのため、バスバーホルダ61に回路基板71をより安定して固定することができる。
また、本実施形態によれば、第1の突起部は、第1の突起部69aと第1の突起部69bとの2つ設けられている。すなわち、突起部は、複数の第1の突起部を含んでいる。また、本実施形態によれば、第1の切り欠き部は、第1の切り欠き部74aと第1の切り欠き部74bとの2つ設けられている。すなわち、本実施形態によれば、回路基板71の外縁には、複数の第1の切り欠き部が設けられている。そのため、位置決め工程S13において、回路基板71をより精度よく位置決めできる。また、バスバーホルダ61に回路基板71をより安定して固定することができる。
また、本実施形態によれば、回路基板71には、回路基板本体75から回路基板接続端子95が並ぶ方向に突出した回路基板凸状部76a,76bが設けられている。回路基板凸状部76a,76bには、第1の切り欠き部74a,74bが設けられている。そのため、回路基板71の回路基板本体75を回路基板接続端子95のフロント側に差し込んだ後に、回路基板71を移動させる際、第1の切り欠き部74a,74bと第1の突起部69a,69bとを嵌め合わせることが容易である。すなわち、位置決め工程S13において、回路基板71の位置決めが容易である。
また、本実施形態によれば、回路基板凸状部76a,76bに第1の切り欠き部74a,74bが設けられている。第1の切り欠き部74a,74bと嵌め合わされる第1の突起部69a,69bは、コイル接続部91a〜91fの径方向内側の端部よりも径方向外側の位置に設けられている。これにより、プリント配線が設けられる回路基板本体75の主面の面積を大きくすることができる。
また、本実施形態によれば、第1の突起部69a,69b及び第2の突起部69c,69dは、回路基板71の回路基板リア面71aに溶着されている。そのため、バスバーホルダ61に回路基板71をより強固に固定できる。
また、本実施形態によれば、バスバーホルダ61は、バスバーホルダ凸状部69e,69fを有する。バスバーホルダ凸状部69e,69fは、回路基板71の回路基板孔部77a,77bに挿入されている。そのため、本実施形態によれば、回路基板71をより位置精度よく配置できる。
また、本実施形態によれば、第1の回路基板支持部67a,67bが底部61aの第1の領域AR1に設けられている。そのため、回路基板71を、回路基板71と回路基板接続端子95との接続箇所、すなわち、接触部95eの近くにおいて支持できる。これにより、モータ10が衝撃を受けた際に、回路基板71における接触部95eが接続される箇所において、回路基板71の変位量を小さくできる。したがって、回路基板71と接触部95eとを接続する部分、例えば、半田付けされた部分が損傷することを抑制でき、回路基板71と回路基板接続端子95との接続が不安定になることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、軸方向に視た際に、第1の回路基板支持部67a,67bは、接触部95eと異なる位置に設けられている。そのため、接触部95eが回路基板71と接続される際に、例えば半田付け等による熱が第1の回路基板支持部67a,67bに伝わりにくい。したがって、第1の回路基板支持部67a,67bが熱によって変形することを抑制でき、第1の回路基板支持部67a,67bによって回路基板71を安定して支持できる。
また、本実施形態によれば、第2の回路基板支持部67cが、底部61aの第2の領域AR2に設けられている。これにより、第1の回路基板支持部67a,67bと第2の回路基板支持部67cとによって、回路基板71を、中心軸Jを基準とした第1の領域AR1と第2の領域AR2とにおいて支持することができる。したがって、本実施形態によれば、回路基板71をより安定して支持することができる。
なお、本実施形態においては、以下の構成及び方法を採用することもできる。
以下の説明においては、上記と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
本実施形態においては、図14に示す構成を採用してもよい。
図14は、本実施形態の他の一例であるバスバーアッシー160の部分を示す断面図である。
バスバーアッシー160は、図14に示すように、バスバーホルダ161を有する。バスバーホルダ161は、第1の突起部169を有する。第1の突起部169は、例えば、上記説明した第1の突起部69bと同じ位置に設けられている。第1の突起部169は、底部61aから突出する大径部169aと、大径部169aのリア側(+Z側)に接続される小径部169bと、を有する。小径部169bは、大径部169aよりも直径が大きい部分である。すなわち、第1の突起部169は、リア側に細くなる段差部169cを有する。
図示は省略するが、回路基板71の第1の切り欠き部74bは第1の突起部169の小径部169bと嵌め合わされている。小径部169bのうち回路基板71のリア側(+Z側)に突出している部分は、回路基板71の回路基板リア面71aに溶着される。図14は、第1の突起部169が溶着される前の状態を示している。回路基板71の回路基板フロント面71bは、段差部169cにおける軸方向(Z軸方向)と交差する段差面169dと接触している。
この構成によれば、第1の突起部169の段差面169dと回路基板71の回路基板フロント面71bとが接触しているため、第1の突起部169によって回路基板71をリア側から支持できる。これにより、回路基板71をより安定して固定できる。
また、この構成によれば、第1の突起部169を用いて回路基板71を軸方向に位置決めできるため、第1の回路基板支持部67a等を設けなくてもよい。これにより、バスバーホルダ161の構成を簡単にでき、バスバーホルダ161の製造を簡便にできる。
なお、この構成においては、図5に示した第1の突起部69a,69b及び第2の突起部69c,69dのうちのいずれか一つのみを第1の突起部169と同様の構成としてもよいし、複数の突起部を第1の突起部169と同様の構成としてもよい。また、図5に示した第1の突起部69a,69b及び第2の突起部69c,69dのすべての突起部を第1の突起部169と同様の構成としてもよい。すなわち、この構成においては、少なくとも一つの突起部が、リア側に細くなる段差部を有する構成を採用できる。
また、本実施形態においては、第1の切り欠き部の数及び第2の切り欠き部の数は、特に限定されない。すなわち、第1の切り欠き部の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。第2の切り欠き部の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、第2の切り欠き部は、設けられていなくてもよい。一例として、第1の切り欠き部の数及び第2の切り欠き部の数が共に1つである構成を図15に示す。
図15は、本実施形態の他の一例であるモータ210を示す平面図である。
モータ210は、図15に示すように、バスバーアッシー260と、制御装置270と、を備える。バスバーアッシー260は、バスバーホルダ261を有する。制御装置270は、回路基板271を有する。
バスバーホルダ261は、第1の突起部69aと第2の突起部69dとが設けられていない点を除いて、図3等に示すバスバーホルダ61と同様の構成である。すなわち、バスバーホルダ261は、1つの第1の突起部69bと、1つの第2の突起部69cと、を有する。
回路基板271は、回路基板本体275と、1つの回路基板凸状部76bと、を有する。すなわち、回路基板271は、回路基板凸状部76aを有していない点において、図3等に示す回路基板71と異なる。これにより、回路基板271は、第1の切り欠き部74aが設けられていない点において異なる。
回路基板本体275は、第2の切り欠き部74dが設けられていない点を除いて、図3等に示す回路基板本体75と同様の構成である。
回路基板271のその他の構成は、図3等に示す回路基板71の構成と同様である。
モータ210のその他の構成は、図1等に示すモータ10の構成と同様である。
この構成によれば、バスバーホルダ261に設けられる突起部の数を少なくできるため、バスバーホルダ261の構成を簡単にできる。
また、この構成によれば、軸方向に視た際に、第1の突起部69bと第2の突起部69cとの間に中心軸Jが位置するため、回路基板271を安定して固定できる。
また、本実施形態においては、図15において説明したように回路基板凸状部が1つのみ設けられている構成であってもよいし、回路基板凸状部が設けられていない構成であってもよい。また、図15においては、回路基板凸状部と第1の切り欠き部とがそれぞれ1つずつ設けられている構成を示したがこれに限られない。本実施形態においては、例えば、回路基板凸状部が1つのみ設けられ、かつ、第1の切り欠き部は2つ設けられる構成であってもよい。その場合、第1の切り欠き部の少なくとも一方は、回路基板本体75に設けられる。
また、本実施形態においては、第1の切り欠き部74a,74bの開口する向きは、回路基板接続端子95が並ぶ方向(Y軸方向)のいずれか一方の向きとしてもよい。すなわち、本実施形態においては、第1の切り欠き部74a,74bは、軸方向に視た際に中心軸Jから回路基板接続端子95に向かう向き、または、回路基板接続端子95が並ぶ方向のいずれか一方の向きに開口する構成を採用できる。
なお、本明細書において、軸方向に視た際に中心軸Jから回路基板接続端子95に向かう向きとは、コネクタ部63が本体部62から突出する向き(+X向き)に限られない。本明細書において、軸方向に視た際に中心軸Jから回路基板接続端子95に向かう向きとは、軸方向に視た際に中心軸Jから回路基板接続端子95のいずれか一つに向かう向きのすべてを含む。
第1の切り欠き部74bの開口する向きが異なる構成の一例として、第1の切り欠き部74bの開口する向きが、回路基板接続端子95が並ぶ方向の一方の向きである構成を図16に示す。
図16は、本実施形態の他の一例であるモータ310を示す平面図である。
モータ310は、図16に示すように、バスバーアッシー360と、制御装置370と、を備える。バスバーアッシー360は、バスバーホルダ361を有する。制御装置370は、回路基板371を有する。
バスバーホルダ361は、第1の回路基板支持部67a,67bと、第2の回路基板支持部67cと、底部61aからリア側に延びる複数の突起部と、バスバーホルダ凸状部69e,69fと、を有する。複数の突起部は、1つの第1の突起部369と、第2の突起部69c,69dと、を含む。第1の突起部369は、図3等に示す第1の突起部69bと同様である。
バスバーホルダ361のその他の構成は、図3等に示すバスバーホルダ61の構成と同様である。
回路基板371は、回路基板本体75と、1つの回路基板凸状部376と、を有する。すなわち、回路基板371は、回路基板凸状部76aを有していない点において、図3等に示す回路基板71と異なる。これにより、回路基板371は、第1の切り欠き部74aが設けられていない点において異なる。
回路基板凸状部376には、第1の切り欠き部374が設けられている。第1の切り欠き部374は、回路基板接続端子95が並ぶ方向(Y軸方向)に延びている。第1の切り欠き部374は、回路基板接続端子95が並ぶ方向(Y軸方向)の一方の向き(+Y向き)に開口している。この構成において第1の切り欠き部374の開口する向きは、第2の切り欠き部74c,74dが開口する向きと直交する向きである。
回路基板凸状部376のその他の構成は、図3等に示す回路基板凸状部76bの構成と同様である。
回路基板371のその他の構成は、図3等に示す回路基板71の構成と同様である。
モータ310のその他の構成は、図1等に示すモータ10の構成と同様である。
この構成によれば、移動工程S12において、回路基板接続端子95が並ぶ方向(Y軸方向)、より詳細には、+Y向きに回路基板371を移動させる方法を採用できる。
また、本実施形態においては、第2の切り欠き部74c,74dの開口する向きは、図16においても示したように、第1の切り欠き部74a,74bの開口する向きと反対向きでなくてもよい。図16の例では、第2の切り欠き部74c,74dの開口する向きが、第1の切り欠き部374の開口する向きと直交する構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、例えば、第2の切り欠き部74c,74dの開口する向きは、第1の切り欠き部74a,74bの開口する向きと同じであってもよいし、第1の切り欠き部74a,74bの開口する向きと交差する向きであってもよい。
また、本実施形態においては、第1の突起部69a,69b及び第2の突起部69c,69dのうちいずれか1つ、または、2つ以上は、回路基板71と溶着されていなくてもよい。本実施形態においては、少なくとも一つの突起部が、回路基板71の回路基板リア面71aに溶着されている構成を採用できる。
また、本実施形態においては、第1の突起部69a,69b及び第2の突起部69c,69dのうちいずれか1つ、または、2つ以上が、溶着以外の方法で回路基板71に固定されていてもよい。例えば、第1の突起部69a,69b及び第2の突起部69c,69dと回路基板71とは、接着剤で固定されていてもよい。
また、本実施形態においては、バスバーホルダ凸状部69e,69f及び回路基板孔部77a,77bは、1つのみ設けられていてもよいし、3つ以上設けられていてもよい。
また、上記説明においては、回路基板71はシャフト31のリア側に設けられる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、回路基板71に設けられた貫通孔にシャフト31が挿入され、シャフト31のリア側の端部が回路基板71のリア側に突出する構成であってもよい。
<第2実施形態のモータ>
第2実施形態は、第1実施形態に対して、回路基板に長孔部が設けられている点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図17は、本実施形態のモータ410の部分を示す平面図(XY面図)である。図17においては、カバー22の図示を省略している。
モータ410は、図17に示すように、バスバーアッシー460と、制御装置470と、を備える。バスバーアッシー460は、バスバーホルダ461を有する。バスバーホルダ461は、第1の回路基板支持部67a,67bと、第2の回路基板支持部67cと、2つの第1の突起部469a,469bと、第2の突起部69c,69dと、バスバーホルダ凸状部69e,69fと、を有する。制御装置470は、回路基板471を有する。
第1の突起部469a及び第1の突起部469bは、底部61aの第1の領域AR1に配置されている。第1の突起部469a及び第1の突起部469bは、回路基板471のリア側(+Z側)の回路基板リア面471aに溶着されている。第1の突起部469aは、設けられる底部61a上の位置が異なる点を除いて、第1実施形態の第1の突起部69aと同様である。第1の突起部469bは、設けられる底部61a上の位置が異なる点を除いて、第1実施形態の第1の突起部69bと同様である。
回路基板471の平面視(XY面視)形状は、第1実施形態の回路基板71における回路基板本体75の平面視形状と同様である。すなわち、回路基板471には、回路基板凸状部が設けられていない。
回路基板471には、2つの長孔部474a,474bが設けられている。
長孔部474a,474bは、軸方向(Z軸方向)に視た際に、中心軸Jと回路基板接続端子95とを結ぶ方向に延びている。本実施形態において長孔部474a,474bは、コネクタ部63が突出する方向(X軸方向)に延びている。長孔部474aと長孔部474bとは、平行である。
長孔部474aは、区分線方向(Y軸方向)において、複数の回路基板接続端子95の一方側(−Y側)に設けられている。長孔部474bは、区分線方向において、複数の回路基板接続端子95の他方側(+Y側)に設けられている。すなわち、本実施形態において複数の回路基板接続端子95は、区分線方向において、長孔部474aと長孔部474bとの間に設けられている。
長孔部474aには、第1の突起部469aが挿入されている。第1の突起部469aは、長孔部474aの一端、すなわち、コネクタ部63と逆側(−X側)の端部において、長孔部474aの内縁と接触している。
長孔部474bには、第1の突起部469bが挿入されている。第1の突起部469bは、長孔部474bの一端、すなわち、コネクタ部63と逆側(−X側)の端部において、長孔部474bの内縁と接触している。
本実施形態においては、長孔部474aの一端、及び長孔部474bの一端は、中心軸Jに近い側の端部である。
回路基板471の外縁には、切り欠き部474c,474dと、が設けられている。切り欠き部474cは、第1実施形態の第2の切り欠き部74cと同様である。切り欠き部474dは、第1実施形態の第2の切り欠き部74dと同様である。
切り欠き部474c,474dは、長孔部474a,474bの他端、すなわち、中心軸Jから遠い側(+X側)の端部から、一端、すなわち、中心軸Jに近い側(−X側)の端部に向かう向き(−X向き)に開口している。切り欠き部474c,474dには、第2の突起部69c,69dが嵌っている。
モータ410のその他の構成は、第1実施形態のモータ10の構成と同様である。
<第2実施形態のモータの製造方法>
次に、本実施形態のモータ410の製造方法について説明する。本実施形態においては、モータ410の製造方法のうち、回路基板471の配置工程についてのみ説明する。
図18は、モータ410における回路基板471の配置工程の手順を示すフローチャートである。図19及び図20は、回路基板471の配置工程の手順の一部を示す平面図である。
本実施形態の回路基板471の配置工程は、図18に示すように、差し込み工程S21と、移動工程S22と、位置決め工程S23と、固定工程S24と、を有する。
まず、差し込み工程S21は、第1の突起部469a,469bがそれぞれ長孔部474a,474bに挿入された状態で、回路基板471を回路基板接続端子95のフロント側(−Z側)に差し込む工程である。
図19に示すように、第1の突起部469aを長孔部474aに挿入させると共に、第1の突起部469bを長孔部474bに挿入させる。そして、回路基板471を回路基板接続端子95側(+X側)に移動させて、コネクタ部63側(+X側)に配置される回路基板471の端部を、回路基板接続端子95のフロント側(−Z側)に差し込む。
なお、この工程において回路基板471は、図8に示した第1実施形態の回路基板71と同様に、軸方向(Z軸方向)に対して斜めに傾いた状態である。
次に、移動工程S22は、回路基板471を長孔部474a,474bの延びる方向(X軸方向)に沿って移動させる工程である。本実施形態においては、回路基板471をコネクタ部63が本体部62から突出する向き(+X向き)に移動させる。移動工程S22のその他の点については、第1実施形態の移動工程S12と同様である。
次に、位置決め工程S23は、図20に示すように、第1の突起部469a,469bを長孔部474a,474bの内縁に押し当てて回路基板471を位置決めする工程である。より詳細には、第1の突起部469aを、長孔部474aのコネクタ部63と反対側(−X側)の端部における内縁に押し当てる。第1の突起部469bを、長孔部474bのコネクタ部63と反対側(−X側)の端部における内縁に押し当てる。その後、回路基板471を軸方向(Z軸方向)に対して垂直にする。
なお、図20においては、回路基板471が軸方向に対して垂直となった状態を示している。
次に、固定工程S24は、第1実施形態の固定工程S14と同様である。
以上の差し込み工程S21から固定工程S24までにより、回路基板471の配置工程が終了し、回路基板471がバスバーホルダ461に対して配置される。
なお、本実施形態のモータ410の製造方法においては、上記説明した回路基板471の配置工程以外の工程は、特に限定されず、いかなる工程を採用してもよい。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、回路基板471と回路基板接続端子95とを強固に固定しやすい。
また、本実施形態によれば、第1の突起部469a,469bがそれぞれ挿入される長孔部474a,474bが設けられている。そのため、回路基板471を配置する際に、長孔部474a,474bに第1の突起部469a,469bが挿入された状態で回路基板471を移動させる方法を採用できる。すなわち、長孔部474a,474bをガイドとして利用できる。したがって、回路基板471を精度よく位置決めでき、回路基板471を位置精度よくバスバーホルダ461に配置することができる。
以上により、本実施形態によれば、回路基板471と回路基板接続端子95とを強固に接続することができ、かつ、回路基板471を位置精度よく配置できる構造を有するモータが得られる。
また、本実施形態によれば、第1の突起部は、第1の突起部469aと第1の突起部469bとの2つ設けられている。すなわち、突起部は、複数の第1の突起部を含んでいる。また、本実施形態によれば、長孔部は、長孔部474aと長孔部474bとの2つ設けられている。すなわち、本実施形態によれば、回路基板71には、複数の長孔部が設けられている。そのため、差し込み工程S21から位置決め工程S23までにおいて、回路基板471が移動可能な方向を長孔部474a,474bの延びる方向に制限することができる。したがって、本実施形態によれば、回路基板471の位置決めが容易である。また、回路基板471をより精度よく位置決めできる。
また、本実施形態によれば、長孔部474a,474bは、軸方向に視た際に、中心軸Jと回路基板接続端子とを結ぶ方向に延びている。第1の突起部469a,469bは、長孔部474a,474bの中心軸Jに近い側の端部において、長孔部474a,474bの内縁と接触している。そのため、回路基板471を配置した際に、第1の突起部469a,469bを回路基板471の中央に近づけて配置しやすい。これにより、回路基板471をより安定して配置することができる。
また、本実施形態によれば、回路基板471には、第1実施形態の第2の切り欠き部74c,74dと同様の構成を有する切り欠き部474c,474dが設けられている。切り欠き部474c,474dは、第2の領域AR2に設けられた第2の突起部69c,69dと嵌め合わされている。第1の突起部469a,469bは、第1の領域AR1に設けられている。すなわち、中心軸Jを基準として区分された両側の領域において、回路基板471は、第1の突起部469a,469b及び第2の突起部69c,69dに支持されている。これにより、本実施形態によれば、バスバーホルダ461に回路基板71をより安定して固定できる。
切り欠き部474c,474dは、長孔部474a,474bの他端、すなわち、中心軸Jから遠い側の端部から、一端、すなわち、中心軸Jに近い側の端部に向かう向きに開口している。そのため、位置決め工程S23において、回路基板471を軸方向に垂直にする際に、切り欠き部474c,474dと第2の突起部69c,69dとを嵌め合わせやすい。
また、本実施形態によれば、切り欠き部は、切り欠き部474cと切り欠き部474dとの2つ設けられている。すなわち、本実施形態によれば、回路基板471の外縁には、複数の切り欠き部が設けられている。そのため、バスバーホルダ461に回路基板471をより安定して固定することができる。
なお、本実施形態においては、以下の構成及び方法を採用することもできる。
上記説明においては、長孔部が、長孔部474aと長孔部474bとの2つ設けられる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、長孔部は、1つのみ設けられていてもよいし、3つ以上設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、長孔部474a,474bの延びる方向は、回路基板接続端子95が並ぶ方向(Y軸方向)であってもよい。すなわち、本実施形態においては、長孔部474a,474bは、軸方向に視た際に中心軸Jと回路基板接続端子95とを結ぶ方向、または、回路基板接続端子95が並ぶ方向に延びる構成を採用できる。
なお、本明細書において、軸方向に視た際に中心軸Jと回路基板接続端子95とを結ぶ方向とは、コネクタ部63が突出する方向(X軸方向)に限られない。本明細書において、軸方向に視た際に中心軸Jと回路基板接続端子95とを結ぶ方向とは、軸方向に視た際に中心軸Jと回路基板接続端子95のいずれか一つとを結ぶ方向のすべてを含む。
長孔部474a,474bが回路基板接続端子95の並ぶ方向(Y軸方向)に延びる場合には、移動工程S22において、回路基板471を回路基板接続端子95の並ぶ方向に移動させる方法を採用できる。
また、本実施形態においては、切り欠き部474c,474dの代わりに、長孔部474a,474bと同様の長孔部を設けてもよい。
また、本実施形態においては、切り欠き部474c,474dが設けられていなくてもよい。この場合であっても、本実施形態によれば、上記説明したように、第1の突起部469a,469bを回路基板471の中央に近づけて配置することで、回路基板471を安定して配置できる。
<第3実施形態のモータ>
第3実施形態は、第1実施形態に対して、スナップフィットを用いて、バスバーホルダに回路基板を固定する点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図21は、本実施形態のモータ510の部分を示す平面図(XY面図)である。図21においては、カバー22の図示を省略している。図22は、モータ510における回路基板571の配置工程の手順を示すフローチャートである。図23及び図24は、回路基板571の配置工程の手順の一部を示す斜視図である。
モータ510は、図21に示すように、バスバーアッシー560と、制御装置570と、を備える。バスバーアッシー560は、バスバーホルダ561を有する。バスバーホルダ561は、第1の回路基板支持部67a,67bと、第2の回路基板支持部67cと、2つの第1の突起部569a,569bと、第2の突起部69c,69dと、バスバーホルダ凸状部69e,69fと、を有する。制御装置570は、回路基板571を有する。
回路基板571の平面視(XY面視)形状は、第1の切り欠き部574a,574bが設けられている点を除いて、第2実施形態の回路基板471の平面視形状と同様である。
回路基板571における回路基板接続端子95が並ぶ方向(Y軸方向)の両端部の外縁には、第1の切り欠き部574a,574bが設けられている。
第1の切り欠き部574aの平面視(XY面視)形状は、特に限定されず、図23に示すように、例えば、矩形状である。第1の切り欠き部574bについても同様である。
第1の切り欠き部574aには、図21に示すように、第1の突起部569aが嵌っている。第1の切り欠き部574bには、第1の突起部569bが嵌っている。
回路基板571のその他の構成は、第2実施形態の回路基板471の構成と同様である。
第1の突起部569a,569bは、底部61aからリア側(+Z側)に延びている。第1の突起部569a,569bの形状は、特に限定されず、円柱状であっても、四角柱状であっても、多角柱状であってもよい。本実施形態においては、図23に示すように、第1の突起部569aの形状は、略四角柱状である。第1の突起部569bについても同様である。
第1の突起部569a,569bは、図21に示すように、区分線方向(Y軸方向)に沿って配置されている。第1の突起部569a,569bは、底部61aの第1の領域AR1に配置されている。第1の突起部569aは、区分線方向(Y軸方向)において、回路基板571の一方側(−Y側)に設けられている。第1の突起部569bは、区分線方向において、回路基板571の他方側(+Y側)に設けられている。
第1の突起部569aのリア側(+Z側)の端部には、図23及び図24に示すように、爪部569eが設けられている。爪部569eは、回路基板571側(+Y側)に凸となる形状である。爪部569eは、第1の切り欠き部574aにおいて回路基板571に掛け止められている。爪部569eは、回路基板571の回路基板リア面571aと接触している。
第1の突起部569bのリア側(+Z側)の端部には、図21に示すように、爪部569fが設けられている。爪部569fは、回路基板571側(−Y側)に凸となる形状である。すなわち、第1の突起部569aの爪部569eと、第1の突起部569bの爪部569fとは、互いに対向する向きに凸となっている。爪部569fの形状は、爪部569eの形状と同様である。爪部569fは、第1の切り欠き部574bにおいて回路基板571に掛け止められている。爪部569fは、回路基板リア面571aと接触している。
上記のようにして、第1の突起部569a,569bは、回路基板571とスナップフィットによって固定されている。
モータ510のその他の構成は、第1実施形態のモータ10の構成と同様である。
<第3実施形態のモータの製造方法>
次に、本実施形態のモータ510の製造方法について説明する。本実施形態においては、モータ510の製造方法のうち、回路基板571の配置工程についてのみ説明する。
本実施形態の回路基板571の配置工程は、図22に示すように、差し込み工程S31と、移動工程S32と、固定工程S33と、を有する。
差し込み工程S31は、第1実施形態の差し込み工程S11と同様である。
次に、移動工程S32は、回路基板571を、軸方向(Z軸方向)に視た際に、第1の切り欠き部574a,574bと、第1の突起部569a,569bとが重なる位置に移動させる工程である。本実施形態においては、例えば、コネクタ部63が本体部62から突出する向き(+X向き)に、回路基板571を移動させる。移動工程S32のその他の点については、第1実施形態の移動工程S12と同様である。
次に、固定工程S33は、図23及び図24に示すように、回路基板571をフロント側(−Z側)に押し込み、第1の突起部569a,569bと、回路基板571とをスナップフィットによって固定する工程である。
以上の差し込み工程S31から固定工程S33までにより、回路基板571の配置工程が終了し、回路基板571がバスバーホルダ561に対して配置される。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、回路基板571と回路基板接続端子95とを強固に固定しやすい。
また、本実施形態によれば、第1の突起部569a,569bとスナップフィットによって嵌り合う第1の切り欠き部574a,574bが設けられている。そのため、回路基板571と第1の突起部569a,569bとをスナップフィットによって嵌め合うことで、回路基板571を位置精度よくバスバーホルダ561に配置することができる。
以上により、本実施形態によれば、回路基板571と回路基板接続端子95とを強固に接続することができ、かつ、回路基板571を位置精度よく配置できる構造を有するモータが得られる。
また、本実施形態によれば、第1の突起部569a,569bがスナップフィットによって回路基板571と固定されるため、回路基板571に対して第1の突起部569a,569bを簡便かつ強固に固定できる。また、本実施形態によれば、第1の突起部569a,569bを溶着する必要がなく簡便である。
なお、本実施形態においては、以下の構成及び方法を採用することもできる。
上記説明においては、第1の切り欠き部が、第1の切り欠き部574aと第1の切り欠き部574bとの2つ設けられる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、第1の切り欠き部は、1つのみ設けられていてもよいし、3つ以上設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、第2の突起部69c,69dと回路基板571とがスナップフィットによって固定されていてもよい。この構成によれば、第2の突起部69c,69dを溶着する必要がないため、回路基板571の固定がより簡便である。
また、本実施形態においては、差し込み工程S31において、2つの第1の突起部569a,569bの間に回路基板571を押し込み、第1の突起部569a,569bの回路基板571側の面が回路基板571の外縁に接触した状態としてもよい。この状態においては、第1の突起部569a,569bは、弾性変形により、回路基板571と反対側に傾いた状態となっている。この状態のまま、移動工程S32を行う場合、第1の突起部569a,569bが第1の切り欠き部574a,574bの位置となったときに、第1の突起部569a,569bと回路基板571とがスナップフィットにより固定される。そのため、移動工程S32において、回路基板571の位置決めが容易である。また、回路基板571の位置決めと同時に、固定工程S33が行われるため、回路基板571の固定が簡便である。
なお、上記説明した第1実施形態から第3実施形態の各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10,210,310,410,510…モータ、21…ハウジング、22…カバー、30…ロータ、31…シャフト、40…ステータ、51…フロントベアリング(第1の軸受)、52…リアベアリング(第2の軸受)、60,260,360,460,560…バスバーアッシー、61,161,261,361,461,561…バスバーホルダ、61a…底部、62…本体部、62a…開口部、62b…本体部内側面(内側面)、63…コネクタ部、67a,67b…第1の回路基板支持部、67c…第2の回路基板支持部、69a,69b,169,369,469a,469b,569a,569b…第1の突起部、69c,69d…第2の突起部、69e,69f…バスバーホルダ凸状部、71,271,371,471,571…回路基板、74a,74b,374,574a,574b…第1の切り欠き部、74c,74d…第2の切り欠き部、75,275…回路基板本体、76a,76b,376…回路基板凸状部、77a,77b…回路基板孔部(孔部)、91…バスバー、92…配線部材、94…外部電源接続端子、95…回路基板接続端子、95e…接触部、169c…段差部、169d…段差面、474a,474b…長孔部、474c,474d…切り欠き部、569e,569f…爪部、J…中心軸

Claims (18)

  1. 一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、
    前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、
    前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、
    前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、
    前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、
    前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置するバスバーアッシーと、
    前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、
    前記一方向において前記第2の軸受と前記カバーとの間に配置され、前記第2の側の面が前記一方向と交差する回路基板と、
    を備え、
    前記バスバーアッシーは、
    前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、
    外部電源と前記回路基板とを電気的に接続する配線部材と、
    前記バスバー及び前記配線部材を保持するバスバーホルダと、
    を有し、
    前記バスバーホルダは、
    前記第2の側に開口部を有する筒状の本体部と、
    前記本体部から前記中心軸の径方向外側に突出するコネクタ部と、
    前記本体部の内側面から前記径方向内側に拡がる底部と、
    前記底部から前記第2の側に延びる複数の突起部と、
    を有し、
    前記カバーは、前記開口部の前記第2の側を覆い、
    前記配線部材は、
    前記コネクタ部に設けられ前記外部電源と電気的に接続される外部電源接続端子と、
    前記回路基板の前記第2の側の面と電気的に接続される複数の回路基板接続端子と、
    を有し、
    前記複数の回路基板接続端子は、前記回路基板の前記第2の側の面において所定方向に沿って並んで設けられ、
    前記突起部は、第1の突起部を含み、
    前記回路基板の外縁には、前記第1の突起部が嵌る第1の切り欠き部が設けられ、
    前記第1の切り欠き部は、前記一方向に視た際に前記中心軸から前記回路基板接続端子に向かう向き、または、前記所定方向のいずれか一方の向きに開口するモータ。
  2. 一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、
    前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、
    前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、
    前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、
    前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、
    前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置するバスバーアッシーと、
    前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、
    前記一方向において前記第2の軸受と前記カバーとの間に配置され、前記第2の側の面が前記一方向と交差する回路基板と、
    を備え、
    前記バスバーアッシーは、
    前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、
    外部電源と前記回路基板とを電気的に接続する配線部材と、
    前記バスバー及び前記配線部材を保持するバスバーホルダと、
    を有し、
    前記バスバーホルダは、
    前記第2の側に開口部を有する筒状の本体部と、
    前記本体部から前記中心軸の径方向外側に突出するコネクタ部と、
    前記本体部の内側面から前記径方向内側に拡がる底部と、
    前記底部から前記第2の側に延びる複数の突起部と、
    を有し、
    前記カバーは、前記開口部の前記第2の側を覆い、
    前記配線部材は、
    前記コネクタ部に設けられ前記外部電源と電気的に接続される外部電源接続端子と、
    前記回路基板の前記第2の側の面と電気的に接続される複数の回路基板接続端子と、
    を有し、
    前記複数の回路基板接続端子は、前記回路基板の前記第2の側の面において所定方向に沿って並んで設けられ、
    前記突起部は、第1の突起部を含み、
    前記回路基板には、前記第1の突起部が挿入される長孔部が設けられ、
    前記長孔部は、前記一方向に視た際に前記中心軸と前記回路基板接続端子とを結ぶ方向、または、前記所定方向に延び、
    前記第1の突起部は、前記長孔部の一端において、前記長孔部の内縁と接触するモータ。
  3. 一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、
    前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、
    前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、
    前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、
    前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、
    前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置するバスバーアッシーと、
    前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、
    前記一方向において前記第2の軸受と前記カバーとの間に配置され、前記第2の側の面が前記一方向と交差する回路基板と、
    を備え、
    前記バスバーアッシーは、
    前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、
    外部電源と前記回路基板とを電気的に接続する配線部材と、
    前記バスバー及び前記配線部材を保持するバスバーホルダと、
    を有し、
    前記バスバーホルダは、
    前記第2の側に開口部を有する筒状の本体部と、
    前記本体部から前記中心軸の径方向外側に突出するコネクタ部と、
    前記本体部の内側面から前記径方向内側に拡がる底部と、
    前記底部から前記第2の側に延びる複数の突起部と、
    を有し、
    前記カバーは、前記開口部の前記第2の側を覆い、
    前記配線部材は、
    前記コネクタ部に設けられ前記外部電源と電気的に接続される外部電源接続端子と、
    前記回路基板の前記第2の側の面と電気的に接続される複数の回路基板接続端子と、
    を有し、
    前記複数の回路基板接続端子は、前記回路基板の前記第2の側の面において所定方向に沿って並んで設けられ、
    前記突起部は、第1の突起部を含み、
    前記回路基板の外縁には、前記第1の突起部が嵌る第1の切り欠き部が設けられ、
    前記第1の突起部の前記第2の側の端部には、爪部が設けられ、
    前記第1の突起部は、前記回路基板とスナップフィットによって固定されているモータ。
  4. 前記第1の突起部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸を基準として前記回路基板接続端子が設けられる側となる前記底部の領域に配置され、
    前記突起部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸を基準として前記回路基板接続端子が設けられる側と反対側となる前記底部の領域に配置される第2の突起部を含み、
    前記回路基板の外縁には、前記第2の突起部が嵌る第2の切り欠き部が設けられ、
    前記第2の切り欠き部は、前記第1の切り欠き部と反対向きに開口する、請求項1に記載のモータ。
  5. 前記第1の突起部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸を基準として前記回路基板接続端子が設けられる側となる前記底部の領域に配置され、
    前記突起部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸を基準として前記回路基板接続端子が設けられる側と反対側となる前記底部の領域に配置される第2の突起部を含み、
    前記回路基板の外縁には、前記第2の突起部が嵌る第2の切り欠き部が設けられる、請求項1または3に記載のモータ。
  6. 前記突起部は、複数の前記第2の突起部を含み、
    前記回路基板の外縁には、複数の前記第2の切り欠き部が設けられる、請求項4または5に記載のモータ。
  7. 前記突起部は、複数の前記第1の突起部を含み、
    前記回路基板の外縁には、複数の前記第1の切り欠き部が設けられる、請求項1,3,4,5,6のいずれか一項に記載のモータ。
  8. 前記回路基板は、回路基板本体と、前記回路基板本体の前記所定方向の両端から前記回路基板本体と反対側に凸となる回路基板凸状部と、を有し、
    前記第1の切り欠き部は、前記回路基板凸状部に設けられる、請求項1,3,4,5,6,7のいずれか一項に記載のモータ。
  9. 前記突起部は、複数の前記第1の突起部を含み、
    前記回路基板には、複数の前記長孔部が設けられる、請求項2に記載のモータ。
  10. 前記長孔部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸と前記回路基板接続端子とを結ぶ方向に延び、
    前記長孔部の前記一端は、前記中心軸に近い側の端部である、請求項2または9に記載のモータ。
  11. 前記第1の突起部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸を基準として前記回路基板接続端子が設けられる側となる前記底部の領域に配置され、
    前記突起部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸を基準として前記回路基板接続端子が設けられる側と反対側となる前記底部の領域に配置される第2の突起部を含み、
    前記回路基板の外縁には、前記第2の突起部が嵌る切り欠き部が設けられる、請求項2,9,10のいずれか一項に記載のモータ。
  12. 前記切り欠き部は、前記長孔部の他端から前記一端に向かう向きに開口する、請求項11に記載のモータ。
  13. 前記突起部は、複数の前記第2の突起部を含み、
    前記回路基板の外縁には、複数の前記切り欠き部が設けられる、請求項11または12に記載のモータ。
  14. 少なくとも一つの前記突起部は、前記回路基板の前記第2の側の面に溶着されている、請求項1から13のいずれか一項に記載のモータ。
  15. 前記バスバーホルダは、前記底部から前記第2の側に延びるバスバーホルダ凸状部を有し、
    前記バスバーホルダ凸状部は、前記回路基板に設けられた孔部に挿入される、請求項1から14のいずれか一項に記載のモータ。
  16. 少なくとも一つの前記突起部は、前記第2の側に細くなる段差部を有し、
    前記段差部の前記一方向と交差する段差面は、前記回路基板の前記第1の側の面と接触する、請求項1から15のいずれか一項に記載のモータ。
  17. 前記回路基板接続端子は、前記回路基板と接続される接触部を有し、
    前記バスバーホルダは、前記底部から前記第2の側に延び前記回路基板を前記第1の側から支持する第1の回路基板支持部を有し、
    前記第1の回路基板支持部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸を基準として前記回路基板接続端子が設けられる側となる前記底部の領域に配置され、
    前記第1の回路基板支持部と前記接触部とは、前記一方向に視た際に、異なる位置に配置される、請求項1から16のいずれか一項に記載のモータ。
  18. 前記バスバーホルダは、前記底部から前記第2の側に延び前記回路基板を前記第1の側から支持する第2の回路基板支持部を有し、
    前記第2の回路基板支持部は、前記一方向に視た際に、前記中心軸を基準として前記回路基板接続端子が設けられる側と反対側となる前記底部の領域に配置されている、請求項17に記載のモータ。
JP2014201412A 2014-09-30 2014-09-30 モータ Expired - Fee Related JP6368936B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201412A JP6368936B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 モータ
CN201580052666.4A CN107078592B (zh) 2014-09-30 2015-09-17 马达
DE112015004463.9T DE112015004463T5 (de) 2014-09-30 2015-09-17 Motor
PCT/JP2015/076570 WO2016052241A1 (ja) 2014-09-30 2015-09-17 モータ
KR1020177007261A KR101796051B1 (ko) 2014-09-30 2015-09-17 모터
US15/472,321 US10541584B2 (en) 2014-09-30 2017-03-29 Motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201412A JP6368936B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016073116A JP2016073116A (ja) 2016-05-09
JP6368936B2 true JP6368936B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=55630281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014201412A Expired - Fee Related JP6368936B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 モータ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10541584B2 (ja)
JP (1) JP6368936B2 (ja)
KR (1) KR101796051B1 (ja)
CN (1) CN107078592B (ja)
DE (1) DE112015004463T5 (ja)
WO (1) WO2016052241A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6569306B2 (ja) * 2014-09-30 2019-09-04 日本電産株式会社 モータ
US10447100B2 (en) 2016-06-17 2019-10-15 Nidec Corporation Motor
US20170366062A1 (en) * 2016-06-17 2017-12-21 Nidec Corporation Motor
JP6985785B2 (ja) * 2016-07-20 2021-12-22 日本電産株式会社 モータ
WO2018025990A1 (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 日本電産株式会社 モータ
JP6492127B2 (ja) * 2016-08-11 2019-03-27 ハンオン システムズ インバータ一体型bldcモータ
CN107314521B (zh) * 2017-07-28 2023-09-05 广东美的制冷设备有限公司 空调室内机的电机安装结构和空调室内机
CN208571864U (zh) * 2017-07-31 2019-03-01 日本电产东测有限公司 马达
KR102564076B1 (ko) * 2017-09-19 2023-08-04 닛뽄 세이꼬 가부시기가이샤 전동기
CN111247725B (zh) * 2017-10-27 2022-06-14 日本电产株式会社 马达
WO2019131422A1 (ja) * 2017-12-28 2019-07-04 日本電産株式会社 モータユニット
CN108494175B (zh) * 2018-05-18 2024-04-09 深圳超磁机器人科技有限公司 一种总线型空心伺服电机
KR20200017930A (ko) * 2018-08-10 2020-02-19 한온시스템 주식회사 모터
WO2020086095A1 (en) * 2018-10-26 2020-04-30 Borgwarner Inc. Rotating machine and method of using the same
DE102019102318A1 (de) * 2019-01-30 2020-07-30 Nidec Gpm Gmbh Pumpe aufweisend einen Elektromotor mit Steckeranbindung in Form eines Zwischenringes
JP7259488B2 (ja) * 2019-03-29 2023-04-18 日本電産株式会社 モータ
CN115152132A (zh) * 2020-02-24 2022-10-04 Lg伊诺特有限公司 马达
KR102512077B1 (ko) * 2020-11-02 2023-03-21 주식회사 삼현 소형 모터 모듈용 센서보드 장착 구조체
DE102022201885A1 (de) 2022-02-23 2023-08-24 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Elektrische Maschine sowie Verfahren zum Herstellen einer solchen elektrischen Maschine

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4552254B2 (ja) 2000-02-29 2010-09-29 パナソニック電工株式会社 モータ
JP3799270B2 (ja) 2001-12-21 2006-07-19 株式会社日立製作所 自動車の駆動状態を切り換える為の制御装置
DE20302174U1 (de) 2003-02-11 2004-09-09 Minebea Co., Ltd. Wellendichtung für einen Elektromotor und Elektromotor, insbesondere für ein automatisches Schaltgetriebe eines Kraftfahrzeuges
JP4956923B2 (ja) 2005-06-23 2012-06-20 日本電産株式会社 ブラシレスモータ
JP4894268B2 (ja) 2006-01-10 2012-03-14 日本電産株式会社 コネクタの封止構造およびこの封止構造を用いた密閉型ブラシレスモータ
US7588444B2 (en) 2006-02-01 2009-09-15 Nidec Corporation Busbar unit, electric motor and electrohydraulic power steering system furnished with the busbar unit, and method of manufacturing the busbar unit
JP2007221976A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Hitachi Car Eng Co Ltd ブラシレスモータ
JP2007221977A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Hitachi Car Eng Co Ltd ブラシレスモータ
JP2008011650A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Nidec Sankyo Corp モータおよびモータの製造方法
US7990001B2 (en) 2007-02-19 2011-08-02 Mitsubishi Electric Corporation Structure of motor terminal
JP5386072B2 (ja) 2007-07-26 2014-01-15 株式会社ケーヒン ブラシレスモータ
JP5239413B2 (ja) 2008-03-13 2013-07-17 日本電産株式会社 モータ
CN201341047Y (zh) * 2008-12-03 2009-11-04 林三原 一种新型马达定子散热风扇
JP2010158094A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Mitsuba Corp ブラシレスモータ
JP5205288B2 (ja) 2009-01-07 2013-06-05 株式会社小糸製作所 ヘッドランプクリーナ装置用モータポンプ
JP2010172086A (ja) 2009-01-21 2010-08-05 Nippon Densan Corp バスバーユニット、バスバーユニットの製造方法及びモータ
JP5435284B2 (ja) * 2009-06-24 2014-03-05 株式会社デンソー 駆動装置
JP5126277B2 (ja) * 2010-04-16 2013-01-23 株式会社デンソー 電動装置
JP5039171B2 (ja) 2010-05-11 2012-10-03 三菱電機株式会社 電動式駆動装置およびその電動式駆動装置を搭載した電動式パワーステアリング装置
US9318932B2 (en) * 2010-06-14 2016-04-19 Black & Decker Inc. Control unit for a power tool
JP5692593B2 (ja) 2011-05-11 2015-04-01 株式会社デンソー 駆動装置
US8896169B2 (en) 2011-10-31 2014-11-25 Regal Beloit America, Inc. Methods and apparatus for mounting a motor controller on a stator assembly
JP5962027B2 (ja) 2012-01-26 2016-08-03 日本精工株式会社 回転電機
JP2013247761A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Jtekt Corp 電動オイルポンプ装置
JP5683536B2 (ja) * 2012-06-08 2015-03-11 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機
JP6047954B2 (ja) 2012-07-03 2016-12-21 株式会社ジェイテクト モーターユニット
JP2014093835A (ja) 2012-11-01 2014-05-19 Nippon Densan Corp バスバーユニット
CA2895591C (en) 2012-12-28 2020-08-25 Masaki Ishizeki Electric motor and electric pump
US9509196B2 (en) 2013-12-12 2016-11-29 Nidec Corporation Motor

Also Published As

Publication number Publication date
US10541584B2 (en) 2020-01-21
US20170201148A1 (en) 2017-07-13
JP2016073116A (ja) 2016-05-09
KR20170045261A (ko) 2017-04-26
WO2016052241A1 (ja) 2016-04-07
KR101796051B1 (ko) 2017-11-10
CN107078592A (zh) 2017-08-18
CN107078592B (zh) 2019-05-21
DE112015004463T5 (de) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6368936B2 (ja) モータ
JP6569306B2 (ja) モータ
US10411545B2 (en) Motor including busbar portion
JP6578642B2 (ja) モータ
JP6398549B2 (ja) モータ
JP2016226176A (ja) モータ
JP6435754B2 (ja) モータ
JP6520033B2 (ja) モータ
JP6287784B2 (ja) モータ
JP2016103944A (ja) モータ
US11881747B2 (en) Motor
JP2019103330A (ja) 電動アクチュエータ
JP4910661B2 (ja) 回転電機のステータおよびこのステータを備えた回転電機
JP2019030143A (ja) コネクタ及びコネクタを備えたモータ
JP2019030144A (ja) コネクタ及びコネクタを備えたモータ
JP2019030141A (ja) コネクタ及びコネクタを備えたモータ
WO2016052240A1 (ja) モータ
JP2006288138A (ja) モータ構造
JP2019103328A (ja) 電動アクチュエータ
JP2019103329A (ja) 電動アクチュエータ
CN109327105B (zh) 连接器和具有连接器的马达
JP2019083612A (ja) モータユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180618

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6368936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees