JP6368456B2 - 電力動揺成分出力抑制装置 - Google Patents

電力動揺成分出力抑制装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6368456B2
JP6368456B2 JP2012183767A JP2012183767A JP6368456B2 JP 6368456 B2 JP6368456 B2 JP 6368456B2 JP 2012183767 A JP2012183767 A JP 2012183767A JP 2012183767 A JP2012183767 A JP 2012183767A JP 6368456 B2 JP6368456 B2 JP 6368456B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
frequency
signal
phase
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012183767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014042409A (ja
Inventor
彰大 大堀
彰大 大堀
将之 服部
将之 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP2012183767A priority Critical patent/JP6368456B2/ja
Publication of JP2014042409A publication Critical patent/JP2014042409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6368456B2 publication Critical patent/JP6368456B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本発明は、分散形電源の出力電力が電力系統の電力動揺を引き起こしたり増大させることを抑制することができる電力動揺成分出力抑制装置に関する。
西日本の電力系統(60Hz系統)は、各電力会社の電力系統を500kV送電線で連系した、東西に1000kmを超える串形系統になっている。串形系統では、その構造に起因して、電力系統全体で弱減衰性の長周期電力動揺(周期2〜5秒)が発生することが知られている。当該長周期電力動揺を、以下では、単に「電力動揺」とする。また、電力取引などに伴う連系線潮流の重潮流化や電力自由化の進展によって、電力動揺の不安定性が増す可能性がある。当該電力動揺などの状態を的確に把握し、電力系統の運用や制御を行うための系統監視の手法が開発されている(非特許文献1参照)。
また、近年、自然エネルギーを利用する研究が進んでいる。太陽電池が生成する電力は直流電力なので、これを電力系統に供給する場合、インバータ回路で交流電力に変換する必要がある。直流電源が出力する直流電力をインバータ回路によって交流電力に変換して電力系統に供給するシステムとして、系統連系インバータシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
「多地点同期計測データに基づく慣性中心周波数の推定法」、橋口他、電学論B、130巻1号、2010年、第106ページ〜第113ページ
特開2011−188665号公報
太陽電池は日射状態によって出力電力を変化させるので、インバータ回路の出力電力も変化する。この出力変化によって、電力系統の電力動揺を増大させる場合がある。また、電力系統に系統連系インバータシステムが大量に連系された場合、これらの出力変化によって、電力動揺を引き起こす可能性がある。また、系統連系インバータシステムに限らず、分散配置される小規模電源である分散形電源からの出力電力によっても、電力系統の電力動揺が増大されたり、電力動揺が引き起こされる可能性がある。
本発明は上述した事情のもとで考え出されたものであって、分散形電源の出力電力が電力系統の電力動揺を引き起こしたり増大させることを抑制することができる電力動揺成分出力抑制装置を提供することをその目的としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供される電力動揺成分出力抑制装置は、分散形電源と電力系統との接続線に接続され、前記分散形電源が前記電力系統に出力する電力から、前記電力系統に固有の電力動揺の周波数の成分のみを除去することを特徴とする。
本発明の好ましい実施の形態においては、直流電力を蓄える直流電力蓄積手段と、直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路と、前記インバータ回路をPWM信号によって制御する制御回路とを備えており、前記制御回路は、前記接続線との接続点の下流側の電力の前記電力動揺の周波数の成分をゼロに制御するためのPWM信号を出力する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記制御回路は、前記接続点の下流側で検出された電圧および電流から、前記電力を算出し、電力信号として出力する電力算出手段と、前記電力信号の前記電力動揺の周波数の成分をゼロに制御するための電力補償信号を生成する電力制御手段と、前記電力補償信号を電流目標として、前記インバータ回路の出力電流を制御するための電流補償信号を生成する電流制御手段と、前記電流補償信号に基づいて前記PWM信号を生成するPWM信号生成手段とを備えている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電力制御手段は、周波数重みW(s)を用いて設計された伝達関数によって信号処理を行い、前記周波数重みW(s)は、前記電力動揺の周波数をfSW、ゲインをkとした場合、
W(s)=k・s/{s2+(2π・fSW2
である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記インバータ回路は三相交流電力を出力し、前記電流制御手段は、前記インバータ回路の三相の出力電流をそれぞれ検出した三相の電流信号に対して、三相/二相変換および回転座標変換を行って、2つの軸成分信号に変換する変換手段と、前記2つの軸成分信号とそれぞれの目標信号との偏差信号をゼロに制御するための2つの信号を生成する二相制御手段と、前記2つの信号に対して、静止座標変換および二相/三相変換を行って、三相の前記電流補償信号に変換する逆変換手段とを備えており、前記電力補償信号を前記2つの軸成分信号の一方の目標信号とする。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電力動揺の周波数が、外部から入力される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電力系統の系統周波数を検出する周波数検出手段と、前記系統周波数を連続的に検出した系統周波数信号を入力され、所定の周波数帯域以外の成分を減衰させて出力する所定帯域通過手段と、前記所定帯域通過手段から出力される信号の周波数毎の出力レベルを演算するFFT処理手段と、前記出力レベルが閾値以上となる周波数を検出する所定周波数検出手段とをさらに備え、前記所定周波数検出手段が検出した周波数を前記電力動揺の周波数として用いる。
本発明は、分散形電源が電力系統に出力する電力から、電力系統に固有の電力動揺の周波数の成分を除去する。したがって、電力系統に電力動揺の周波数の成分が出力されることを抑制することができる。これにより、分散形電源の出力電力が電力系統の電力動揺を引き起こしたり増大させることを抑制することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
第1実施形態に係る電力動揺成分出力抑制装置を説明するための図である。 第1実施形態に係る制御回路の内部構成を説明するための機能ブロック図である。 第1実施形態に係るインバータ回路の制御系の設計について説明するための図である。 コントローラKの特性を示すボード線図である。 第1実施形態に係る電流制御部の内部構成を説明するための機能ブロック図である。 シミュレーションのためのモデルを説明するための図である。 シミュレーション結果(電力動揺成分出力抑制装置を設けなかった場合)を示す図である。 シミュレーション結果(電力動揺成分出力抑制装置を設けた場合))を示す図である。 第2実施形態に係る制御回路の内部構成を説明するための機能ブロック図である。 第3実施形態に係る大容量システムを説明するための図である。 第4実施形態に係る制御回路の内部構成を説明するための機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を、本発明に係る電力動揺成分出力抑制装置を分散形電源と電力系統とを接続する配電線に接続した場合を例として、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、第1実施形態に係る電力動揺成分出力抑制装置を説明するための図である。
同図では、電力動揺成分出力抑制装置Aが、分散形電源Cと電力系統Bとを接続する配電線Dに、接続点aで接続している状態を示している。分散形電源Cは、例えば太陽電池などの直流電源を備えた系統連系インバータシステムである。分散形電源Cは、直流電源が生成した直流電力を交流電力に変換して、図示しない負荷に供給する。当該負荷には、電力系統Bからも交流電力が供給される。また、分散形電源Cは、逆潮流ありのシステムであり、交流電力を電力系統Bにも出力する。電力動揺成分出力抑制装置Aは、分散形電源Cから電力系統Bに出力される交流電力の電力動揺の周波数成分を吸収するものである。なお、分散形電源Cは電力を生成するものであればよく、ディーゼルエンジン発電機などであってもよい。また、分散形電源Cが送電線で電力系統Bに接続されていてもよい。
電力動揺成分出力抑制装置Aは、配電線Dの接続点aより電力系統B側(以下では、「下流側」とする。)で有効電力を検出し、検出された有効電力の電力動揺の周波数成分が「0」になるようにフィードバック制御を行う。同図に示すように、電力動揺成分出力抑制装置Aは、蓄電池1、インバータ回路2、制御回路3、電流センサ4、電圧センサ5、および、電流センサ6を備えている。本実施形態では、電力系統Bおよび分散形電源Cが三相であり、電力動揺成分出力抑制装置Aも三相の場合について説明している。なお、以下では3つの相をU相、V相およびW相とする。
蓄電池1は、直流電力を蓄えるものである。蓄電池1は、直流電力をインバータ回路2に出力したり、インバータ回路2が交流電力から変換した直流電力を入力される。なお、蓄電池1に代えてコンデンサを用いてもよい。
インバータ回路2は、直流電力と交流電力との変換を行なうものである。インバータ回路2は、蓄電池1から入力される直流電力を交流電力に変換して配電線Dに出力したり、配電線Dから入力される交流電力を直流電力に変換して蓄電池1に出力する。インバータ回路2は、図示しないPWM制御インバータとフィルタとを備えている。PWM制御インバータは、図示しない3組6個のスイッチング素子を備えた三相インバータであり、制御回路3から入力されるPWM信号に基づいて各スイッチング素子のオンとオフとを切り替えることで、直流電力と交流電力との変換を行う。フィルタは、スイッチングによる高周波成分を除去する。
電流センサ4は、配電線Dの接続点aの下流側に配置され、配電線Dを流れる三相の電流の瞬時値をそれぞれ検出するものである。電流センサ4は、検出した瞬時値をディジタル変換して、電流信号i1u,i1v,i1w(3つの電流信号をまとめて「電流信号i1」と記載する場合がある。)として制御回路3に出力する。電圧センサ5は、配電線Dの接続点aの下流側に配置され、配電線Dの三相の電圧の瞬時値をそれぞれ検出するものである。電圧センサ5は、検出した瞬時値をディジタル変換して、電圧信号vu,vv,vw(3つの電圧信号をまとめて「電圧信号v」と記載する場合がある。)として制御回路3に出力する。電流センサ6は、インバータ回路2と接続点aとの間に配置され、インバータ回路2の三相の出力電流の瞬時値をそれぞれ検出するものである。電流センサ6は、検出した瞬時値をディジタル変換して、電流信号i2u,i2v,i2w(3つの電流信号をまとめて「電流信号i2」と記載する場合がある。)として制御回路3に出力する。
制御回路3は、インバータ回路2を制御するものであり、例えばマイクロコンピュータなどによって実現されている。制御回路3は、電流センサ4より入力される電流信号i1、電圧センサ5より入力される電圧信号v、よび、電流センサ6より入力される電流信号i2に基づいてPWM信号を生成して、インバータ回路2に出力する。
図2は、制御回路3の内部構成を説明するための機能ブロック図である。
制御回路3は、有効電力算出部31、有効電力制御部32、電流制御部33、および、PWM信号生成部34を備えている。
有効電力算出部31は、配電線Dの接続点a(図1参照)の下流側の有効電力を算出するものである。有効電力算出部31は、電流センサ4より入力される電流信号i1と電圧センサ5より入力される電圧信号vとに基づいて、有効電力を連続的に算出し、有効電力信号として出力する。なお、有効電力算出部31を設ける代わりに、配電線Dの接続点aの下流側に有効電力を検出する有効電力検出装置を設け、制御回路3に入力するようにしてもよい。
有効電力制御部32は、配電線Dの接続点aの下流側の有効電力の制御を行うためのものである。有効電力制御部32は、有効電力算出部31より出力される有効電力信号の電力動揺の周波数fSWの成分をゼロにするための有効電力補償信号を生成し、電流制御部33に出力する。
図3は、インバータ回路2の制御系の設計について説明するための図である。
インバータ回路2が出力する有効電力Pおよび無効電力Qの目標値をそれぞれP*およびQ*とし、インバータ回路2の出力電流のd軸成分およびq軸成分をIdおよびIq(目標値をId*およびIq*とする。)、インバータ回路2の出力電圧のd軸成分およびq軸成分をVdおよびVqとすると、インバータ回路2の制御系は、図3(a)のように表すことができる。なお、d軸成分およびq軸成分は、後述する三相/二相変換処理および回転座標変換処理によって変換された後の回転座標系の二相の成分である。また、インバータ回路2の出力電圧が系統電圧に完全に追従していると仮定すると、Vq=0となるので、
P=Vd・Id+Vq・Iq=Vd・Id
Q=Vd・Iq−Vq・Id=Vd・Iq
となっている。
電力動揺の周期は数秒であるのに対して電流マイナーループはミリ秒オーダーなので、電流マイナーループとインバータ主回路のダイナミクスは無視することができる。また、無効電力制御系も無視することができる。したがって、図3(a)を図3(b)のように考えることができる。
電力動揺成分出力抑制装置Aは、分散形電源Cが出力する有効電力P1に対して、有効電力P2を出力することで、接続点aの下流側の有効電力P3(=P1+P2)の電力動揺の周波数成分を除去するものである。したがって、P3を検出して電力動揺の周波数成分が「0」になるようにP2を調節すればよいので、図3(c)のように考えられる。
図3(c)において、有効電力制御系のコントローラをK、Vdを制御対象Gとおくと、P1からP3の伝達関数Sは、
S=1/(1+GK)
である。特定の周波数成分の除去を考えるので、コントローラKとして、内部モデル原理に基づいたコントローラを設計すればよいことが分かる。したがって、下記(1)式に示す周波数重みW(s)を用いて、コントローラKを設計すればよい。ω0は制御を行う成分の中心角周波数であり、kはゲインである。
W(s)=k・s/(s2+ω0 2) ・・・ (1)
図4は、上記(1)式に示すW(s)を伝達関数としたコントローラKの特性を示すボード線図である。
同図は、中心角周波数ω0=2π[rad/sec]とした場合のものであり、ゲインkを「0.1」,「1」,「10」とした場合を示している。同図が示す振幅特性は、中心角周波数ω0にピークがあり、ゲインkが大きくなると、振幅特性が大きくなっている。また、同図が示す位相特性は、中心角周波数ω0で0度になる。つまり、伝達関数W(s)は、中心角周波数ω0の信号を位相を変化させることなく増幅して通過させる。
本実施形態においては、有効電力制御部32の伝達関数を、上記(1)式に示すW(s)としている。ゲインkは、制御系の安定性などに基づいて実機検証をもとに適宜決定する。中心角周波数ω0には、電力動揺の周波数fSWを用いて、「2πfSW」を設定する。本実施形態においては、周波数fSWを、電力系統Bを管理する電力会社から受信するようにしている。なお、電力動揺の周波数fSWがあらかじめ分かっている場合は、あらかじめ設定しておくようにしてもよい。この場合、周波数fSWの変化に対応できるように、有効電力制御部32を適応型フィルタとしてもよい。なお、有効電力制御部32の伝達関数は、上記(1)式のW(s)である場合に限定されず、W(s)を周波数重みとして用いて設計した伝達関数としてもよい。また、電力動揺の周波数fSWが複数ある場合に対応できるように、有効電力制御部32を、各周波数fSWにそれぞれ対応するコントローラを並列に接続したものとしてもよい。
図2に戻って、電流制御部33は、インバータ回路2の出力電流の制御を行うためのものである。電流制御部33は、電流センサ6より入力される電流信号i2に基づいて補償信号を生成し、PWM信号生成部34に出力する。
図5は、電流制御部33の内部構成を説明するための機能ブロック図である。
電流制御部33は、三相/二相変換部33a、回転座標変換部33b、LPF33c、LPF33d、PI制御部33e、PI制御部33f、静止座標変換部33g、および、二相/三相変換部33hを備えている。
三相/二相変換部33aは、いわゆる三相/二相変換処理(αβ変換処理)を行うものである。三相/二相変換処理とは、三相の交流信号をそれと等価な二相の交流信号に変換する処理であり、三相の交流信号を静止した直交座標系(以下、「静止座標系」という。)における直交するα軸とβ軸の成分にそれぞれ分解して各軸の成分を足し合わせることで、α軸成分の交流信号とβ軸成分の交流信号に変換するものである。三相/二相変換部33aは、電流センサ6から入力された三相の電流信号i2u,i2v,i2wを、α軸電流信号iαおよびβ軸電流信号iβに変換して、回転座標変換部33bに出力する。
三相/二相変換部33aで行われる変換処理は、下記(2)式に示す行列式で表される。
回転座標変換部33bは、いわゆる回転座標変換処理(dq変換処理)を行うものである。回転座標変換処理とは、静止座標系の二相の信号を回転座標系の二相の信号に変換する処理である。回転座標系は、直交するd軸とq軸とを有し、電力系統Bの系統電圧の基本波と同一の角速度で同一の回転方向に回転する直交座標系である。回転座標変換部33bは、三相/二相変換部33aから入力される静止座標系のα軸電流信号iαおよびβ軸電流信号iβを、系統電圧の基本波の位相θに基づいて、回転座標系のd軸電流信号idおよびq軸電流信号iqに変換して出力する。
回転座標変換部33bで行われる変換処理は、下記(3)式に示す行列式で表される。
LPF33cおよびLPF33dは、ローパスフィルタであり、それぞれd軸電流信号idおよびq軸電流信号iqの直流成分だけを通過させる。回転座標変換処理によって、α軸電流信号iαおよびβ軸電流信号iβの基本波成分が、それぞれd軸電流信号idおよびq軸電流信号iqの直流成分に変換されている。つまり、LPF33cおよびLPF33dは、不平衡成分や高調波成分を除去して、基本波成分のみを通過させるものである。
PI制御部33eは、d軸電流信号idの直流成分と目標信号との偏差に基づいてPI制御(比例積分制御)を行い、補償信号xdを出力するものである。有効電力制御部32より入力される有効電力補償信号が、d軸電流信号idの目標信号id *として用いられる。PI制御部33fは、q軸電流信号iqの直流成分と目標信号iq *との偏差に基づいてPI制御を行い、補償信号xqを出力するものである。
静止座標変換部33gは、PI制御部33eおよびPI制御部33fからそれぞれ入力される補償信号xd,xqを、静止座標系の補償信号xα,xβに変換するものであり、回転座標変換部33bとは逆の変換処理を行うものである。静止座標変換部33gは、いわゆる静止座標変換処理(逆dq変換処理)を行うものであり、回転座標系の補償信号xd,xqを、位相θに基づいて、静止座標系の補償信号xα,xβに変換する。
静止座標変換部33gで行われる変換処理は、下記(4)式に示す行列式で表される。
二相/三相変換部33hは、静止座標変換部33gから入力される補償信号xα,xβを、三相の補償信号xu,xv,xwに変換するものである。二相/三相変換部33hは、いわゆる二相/三相変換処理(逆αβ変換処理)を行うものであり、三相/二相変換部33aとは逆の変換処理を行うものである。
二相/三相変換部33hで行われる変換処理は、下記(5)式に示す行列式で表される。
図2に戻って、PWM信号生成部34は、PWM信号を生成するものである。PWM信号生成部34は、電流制御部33より入力される三相の補償信号xu,xv,xwに基づいて、インバータ回路2の各相の出力電圧の波形を指令するための指令信号を生成し、指令信号とキャリア信号とに基づいて、三角波比較法によりPWM信号を生成する。例えば、指令信号がキャリア信号より大きい場合にハイレベルとなり、指令信号がキャリア信号以下の場合にローレベルとなるパルス信号が、PWM信号として生成される。生成されたPWM信号は、インバータ回路2に出力される。なお、PWM信号生成部34は、三角波比較法によりPWM信号を生成する場合に限定されず、例えば、ヒステリシス方式でPWM信号を生成するようにしてもよい。
本実施形態では、制御回路3をディジタル回路として実現した場合について説明したが、アナログ回路として実現してもよい。また、各部が行う処理をプログラムで設計し、当該プログラムを実行させることでコンピュータを制御回路3として機能させてもよい。また、当該プログラムを記録媒体に記録しておき、コンピュータに読み取らせるようにしてもよい。
本実施形態において、有効電力制御部32は、有効電力算出部31より出力される有効電力信号の電力動揺の周波数fSWの成分をゼロにするための有効電力補償信号を生成して出力する。電流制御部33は、有効電力制御部32より出力された有効電力補償信号をd軸電流信号idの目標信号として、出力電流の制御を行うための補償信号を生成して出力する。そして、PWM信号生成部34は、電流制御部33が生成した補償信号xu,xv,xwに基づいてPWM信号を生成して、インバータ回路2に出力する。インバータ回路2は、PWM信号に基づいて電力変換を行う。つまり、制御回路3は、配電線Dの接続点a(図1参照)の下流側の有効電力の電力動揺の周波数fSWの成分をゼロにする制御を行っている。したがって、分散形電源Cの出力電力に電力動揺の周波数fSWの成分が含まれていても、電力系統Bに入力される電力の周波数fSWの成分は抑制されている。これにより、電力動揺成分出力抑制装置Aは、分散形電源Cの出力電力が電力系統Bの電力動揺を引き起こしたり増大させることを抑制することができる。
以下に、分散形電源Cが出力する電力動揺の周波数成分によって電力動揺が発生すること、および、電力動揺成分出力抑制装置Aがこの電力動揺を抑制することを確認するためのシミュレーションについて説明する。
図6(a)は、一機無限大母線モデルに分散形電源Cを示すモデルを追加したモデルを示す図である。一機無限大母線モデルは、一台の発電機Eが送電線を介して大きな電力系統(無限大母線F)へ接続しているモデルである。送電線に分散形電源Cを示すモデルが接続されている。図6(a)に示すモデルを用いて、分散形電源Cが出力する有効電力P1がステップ状に大きく変化した場合に、発電機Eの回転速度がどのように変化するかについてシミュレーションを行った。なお、発電機Eの定格容量を60[MVA]、定格出力を50[MW]、系統周波数を60[Hz]、系統電圧を33[kVrms]としている。
図7(a)は、分散形電源Cが出力する有効電力P1の定常時からの変化量(以下では、「有効電力出力変化量」とする。)ΔP、および、無効電力の定常時からの変化量(以下では、「無効電力出力変化量」とする。)ΔQを示している。分散形電源Cの出力無効電力は「0」に制御されているので、有効電力出力変化量ΔPが出力変動を示している。時刻Timeが1[s]のときに、有効電力P1を2[MW]増加させたことで、図7(a)に示すように、有効電力出力変化量ΔPが0[MW]から2[MW]に、ステップ状に大きく変化している。
図7(b)は、発電機Eの回転速度の変化を示しており、電力系統の基準周波数(例えば、60[Hz])に対応する回転速度を基準として、回転速度と当該基準との差を基準に対するパーセンテージで示している。図7(b)に示すように、時刻Timeが1[s]のときから、発電機Eの回転速度が変動している。この変動は電力動揺によるものであり、変動の周波数(電力動揺の周波数)は約0.918[Hz](周期約1.09[s])であった。つまり、分散形電源Cの出力がステップ状に変化した場合、電力動揺の周波数成分が出力されて、電力動揺が発生しており、これが発電機Eの回転速度の変動として表れている。
次に、電力動揺成分出力抑制装置Aによって電力動揺が抑制されることを説明する。
図6(b)は、図6(a)に示すモデルに、電力動揺成分出力抑制装置Aを示すモデルを追加したモデルを示す図である。分散形電源Cと一機無限大母線モデルの送電線とを接続する配電線の接続点aに、電力動揺成分出力抑制装置Aを示すモデルが接続されている。図6(b)に示すモデルを用いて、図6(a)に示すモデルに行ったものと同様のシミュレーションを行った。なお、電力動揺成分出力抑制装置Aには、図7に示すシミュレーションで検出された電力動揺の周波数fSW(=0.918[Hz])が設定されている。その他の条件は、図6(a)に示すモデルと共通する。
図8(a)は、図7(a)と同様、分散形電源Cの有効電力出力変化量ΔPおよび無効電力出力変化量ΔQを示している。時刻Timeが1[s]のときに、有効電力P1を2[MW]増加させたことで、図8(a)に示すように、有効電力出力変化量ΔPが0[MW]から2[MW]に、ステップ状に大きく変化している。
図8(b)は、電力動揺成分出力抑制装置Aが出力する有効電力P2の有効電力出力変化量ΔP、および、無効電力の無効電力出力変化量ΔQを示している。また、図8(c)は、接続点aの下流側の有効電力P3(=P1+P2)の有効電力出力変化量ΔP、および、出力無効電力の無効電力出力変化量ΔQを示している。電力動揺成分出力抑制装置Aは、有効電力P3の電力動揺の周波数fSWの成分が「0」になるように、有効電力P2を出力している。
図8(d)は、図7(b)と同様、発電機Eの回転速度の変化を示している。図8(d)に示すように、時刻Timeが1[s]のときに発生した回転速度の変動は、すぐに収まっている。つまり、電力動揺成分出力抑制装置Aを設けて有効電力P3の周波数fSWの成分を「0」に制御することにより、電力動揺が抑制されている。
以上のように、電力動揺成分出力抑制装置Aを用いることで、電力動揺を引き起こすことを抑制できることが確認できた。
なお、上記第1実施形態においては、有効電力の電力動揺成分を抑制する場合について説明したが、これに限られない。無効電力の電力動揺成分を抑制するように、電流制御部33のq軸側も同様の構成にしてもよい。すなわち、電流信号i1と電圧信号vとに基づいて無効電力を算出し、無効電力の制御を行うための無効電力補償信号を生成して、q軸電流信号iqの目標信号iq *として用いるようにすればよい。また、有効電力算出部31が有効電力に代えて皮相電力を算出して、有効電力制御部32に出力するようにしてもよい。
上記第1実施形態においては、電流制御部33で電流信号i2を三相/二相変換して回転座標変換してから制御を行っているが、これに限られない。例えば、三相/二相変換部33aから出力されるα軸電流信号iαおよびβ軸電流信号iβを制御するようにしてもよい。この場合、目標信号id *と目標信号iq *とを静止座標変換して、目標信号として用いればよい。また、三相の電流信号i2を直接制御するようにしてもよい。この場合、目標信号id *と目標信号iq *とを静止座標変換して二相/三相変換して、目標信号として用いればよい。
上記第1実施形態においては、電力動揺の周波数fSWが外部から与えられる場合について説明したが、これに限られない。例えば、周波数fSWを検出して用いるようにしてもよい。周波数fSWを検出して設定する場合を第2の実施形態として、以下に説明する。
図9は、第2実施形態に係る制御回路の内部構成を説明するための機能ブロック図である。同図において、第1実施形態に係る制御回路3(図2参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。図9に示すように、制御回路3’は、電力動揺周波数検出部35を備えている点で、第1実施形態に係る制御回路3と異なる。
電力動揺周波数検出部35は、電力系統Bの系統周波数から電力動揺の周波数fSWを検出して、有効電力制御部32に設定するものである。電力動揺周波数検出部35は、周波数検出部35a、バンドパスフィルタ35b、FFT処理部35c、および、比較部35dを備えている。
周波数検出部35aは、電力系統Bの系統周波数を検出するものである。周波数検出部35aは、電圧センサ5より入力される電圧信号vの周波数を検出する。電圧信号vは、配電線Dの接続点aの下流側の電圧、すなわち、電力系統Bの系統電圧を検出したものである。したがって、電圧信号vの周波数を検出することで、電力系統Bの系統周波数を検出することができる。周波数検出部35aは、系統周波数を連続的に検出して、周波数信号fとしてバンドパスフィルタ35bに出力する。
バンドパスフィルタ35bは、所定の周波数帯域(0.2[Hz]〜1[Hz])の成分を抽出するものである。バンドパスフィルタ35bは、周波数検出部35aから入力される周波数信号fのうち、所定の周波数帯域の成分をそのまま通過させ、その他の周波数成分を減衰させて、FFT処理部35cに出力する。電力動揺の周波数が0.2[Hz]〜1[Hz]であることが知られており、電力需要の変化に伴う電力変動の周波数が0.2[Hz]以下に含まれることが知られている。バンドパスフィルタ35bは、電力需要による変動の周波数成分を除去して、電力動揺の周波数成分だけを抽出している。
FFT処理部35cは、高速フーリエ変換(Fast Fourier transformation)処理を行うものである。FFT処理部35cは、バンドパスフィルタ35bから入力される信号(周波数信号fから所定の周波数帯域の周波数成分を抽出したもの)に対して高速フーリエ変換処理を行い、周波数毎の出力レベルを演算して、比較部35dに出力する。
比較部35dは、FFT処理部35cより入力される各周波数の出力レベルを閾値と比較するものである。比較部35dは、出力レベルが閾値以上となった周波数を電力動揺の周波数fSWとして、有効電力制御部32に出力する。
なお、電力動揺周波数検出部35の構成は、これに限られない。例えば、周波数検出部35aから出力される周波数信号fに対して高速フーリエ変換処理を行い、所定の周波数帯域の周波数の出力レベルだけを比較部35dに入力するようにしてもよい。また、比較部35dは、出力レベルが閾値以上となった周波数のうち出力レベルが最大である周波数を周波数fSWとして検出するようにしてもよい。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、有効電力制御部32が有効電力算出部31より出力される有効電力信号の電力動揺の周波数fSWの成分をゼロにする制御を行う。したがって、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、電力動揺成分出力抑制装置Aが電力動揺の周波数fSWを検出すのではなく、分散形電源Cを監視する遠隔監視制御装置が周波数fSWを検出するようにしてもよい。遠隔監視制御装置が周波数fSWを検出して電力動揺成分出力抑制装置Aに送信する場合を第3の実施形態として、以下に説明する。
図10は、第3実施形態に係る大容量システムを説明するための図である。
大容量システムGは、並列接続された複数の分散形電源Cと、各分散形電源Cを遠隔監視する遠隔監視制御装置Hと、電力動揺成分出力抑制装置Aとを備えている。遠隔監視制御装置Hは、各分散形電源Cの発電状態などを監視するものであり、電力動揺周波数検出部35を備えている。電力動揺周波数検出部35は、第2実施形態に係る電力動揺周波数検出部35(図9参照)と同様のものであり、電圧センサ5より入力される電圧信号vに基づいて電力動揺の周波数fSWを検出して、電力動揺成分出力抑制装置Aに送信する。電力動揺成分出力抑制装置Aは、受信した周波数fSWを有効電力制御部32(図2参照)に設定する。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記第1〜第3実施形態においては、分散形電源Cが三相のシステムである場合について説明したが、単相のシステムであってもよい。単相のシステムの場合を、第4実施形態として、以下に説明する。
図11は、第4実施形態に係る制御回路の内部構成を説明するための機能ブロック図である。同図において、第1実施形態に係る制御回路3(図2参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。制御回路3”は、有効電力算出部31’、電流制御部33’およびPWM信号生成部34’が単相の信号を用いる点で、第1実施形態に係る制御回路3と異なる。なお、図示しないが、電流センサ4、電圧センサ5および電流センサ6は、それぞれ単相の電流(電圧)信号を検出する。
有効電力算出部31’は、電流センサ4より入力される電流信号i1と電圧センサ5より入力される電圧信号vとに基づいて、有効電力を連続的に算出し、有効電力信号として出力する。
電流制御部33’は、電流センサ6より入力される電流信号i2に基づいて補償信号を生成し、PWM信号生成部34’に出力する。電流制御部33’は、有効電力制御部32より入力される有効電力補償信号を電流信号i2の目標信号i2 *として用いる。すなわち、電流制御部33’は、電流信号i2と目標信号i2 *との偏差に基づいて、PI制御部33eでPI制御(比例積分制御)を行って、補償信号xを出力する。
PWM信号生成部34’は、電流制御部33’より入力される補償信号xに基づいてPWM信号を生成して、インバータ回路2に出力する。
第4実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明に係る電力動揺成分出力抑制装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る電力動揺成分出力抑制装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A 電力動揺成分出力抑制装置
1 蓄電池(直流電力蓄積手段)
2 インバータ回路
3,3’,3” 制御回路
31,31’ 有効電力算出部(電力算出手段)
32 有効電力制御部(電力制御手段)
33,33’ 電流制御部
33a 三相/二相変換部(変換手段)
33b 回転座標変換部(変換手段)
33c,33d LPF
33e,33f PI制御部(二相制御手段)
33g 静止座標変換部(逆変換手段)
33h 二相/三相変換部(逆変換手段)
34,34’ PWM信号生成部
35 電力動揺周波数検出部
35a 周波数検出部
35b バンドパスフィルタ(所定帯域通過手段)
35c FFT処理部
35d 比較部(所定周波数検出手段)
4 電流センサ
5 電圧センサ
B 電力系統
C 分散形電源
D 配電線
E 発電機
F 無限大母線
G 大容量システム
H 遠隔監視制御装置

Claims (6)

  1. 系統連系インバータシステムである分散形電源と電力系統との接続線に接続され、前記分散形電源が前記電力系統に出力する電力から、前記電力系統に固有の電力動揺の周波数の成分を除去する電力動揺成分出力抑制装置であって、
    直流電力を蓄える直流電力蓄積手段と、
    前記直流電力蓄積手段と前記接続線との間で、直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路と、
    前記インバータ回路をPWM信号によって制御する制御回路と、
    を備えており、
    前記制御回路は、
    前記接続線との接続点の下流側で検出された電気的信号から電力を算出し、電力信号として出力する電力算出手段と、
    前記電力信号の前記電力動揺の周波数の成分をゼロに制御するための電力補償信号を生成する電力制御手段と、
    を備え、
    前記電力補償信号に基づいて、前記インバータ回路を制御する、
    ことを特徴とする電力動揺成分出力抑制装置。
  2. 前記制御回路は、
    前記電力補償信号を電流目標として、前記インバータ回路の出力電流を制御するための電流補償信号を生成する電流制御手段と、
    前記電流補償信号に基づいて前記PWM信号を生成するPWM信号生成手段と、
    をさらに備え、
    前記インバータ回路を前記PWM信号によって制御する、
    請求項1に記載の電力動揺成分出力抑制装置。
  3. 前記電力制御手段は、周波数重みW(s)を用いて設計された伝達関数によって信号処理を行い、
    前記周波数重みW(s)は、前記電力動揺の周波数をfSW、ゲインをkとした場合、
    W(s)=k・s/{s2+(2π・fSW2
    である、
    請求項2に記載の電力動揺成分出力抑制装置。
  4. 前記インバータ回路は三相交流電力を出力し、
    前記電流制御手段は、
    前記インバータ回路の三相の出力電流をそれぞれ検出した三相の電流信号に対して、三相/二相変換および回転座標変換を行って、2つの軸成分信号に変換する変換手段と、
    前記2つの軸成分信号とそれぞれの目標信号との偏差信号をゼロに制御するための2つの信号を生成する二相制御手段と、
    前記2つの信号に対して、静止座標変換および二相/三相変換を行って、三相の前記電流補償信号に変換する逆変換手段と、
    を備えており、
    前記電力補償信号を前記2つの軸成分信号の一方の目標信号とする、
    請求項2または3に記載の電力動揺成分出力抑制装置。
  5. 前記電力動揺の周波数が、外部から入力される、請求項1ないし4のいずれかに記載の電力動揺成分出力抑制装置。
  6. 前記電力系統の系統周波数を検出する周波数検出手段と、
    前記系統周波数を連続的に検出した系統周波数信号を入力され、所定の周波数帯域以外の成分を減衰させて出力する所定帯域通過手段と、
    前記所定帯域通過手段から出力される信号の周波数毎の出力レベルを演算するFFT処理手段と、
    前記出力レベルが閾値以上となる周波数を検出する所定周波数検出手段と、
    をさらに備え、
    前記所定周波数検出手段が検出した周波数を前記電力動揺の周波数として用いる、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の電力動揺成分出力抑制装置。
JP2012183767A 2012-08-23 2012-08-23 電力動揺成分出力抑制装置 Active JP6368456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183767A JP6368456B2 (ja) 2012-08-23 2012-08-23 電力動揺成分出力抑制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183767A JP6368456B2 (ja) 2012-08-23 2012-08-23 電力動揺成分出力抑制装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014042409A JP2014042409A (ja) 2014-03-06
JP6368456B2 true JP6368456B2 (ja) 2018-08-01

Family

ID=50394206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012183767A Active JP6368456B2 (ja) 2012-08-23 2012-08-23 電力動揺成分出力抑制装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6368456B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016224014A (ja) * 2015-06-04 2016-12-28 株式会社ダイヘン 周波数検出装置、周波数検出方法、および、検出された周波数を用いるインバータ装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101964777B1 (ko) * 2017-11-30 2019-04-02 충북대학교 산학협력단 계통연계형 분산 전원에서 pcs 제어기 및 출력 전압 제어 방법
CN108808698A (zh) * 2018-05-08 2018-11-13 全球能源互联网研究院有限公司 基于储能的分布式次同步振荡抑制装置及新能源输电***
JP7054653B2 (ja) * 2018-06-27 2022-04-14 株式会社日立インダストリアルプロダクツ 電力変換システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3228529B2 (ja) * 1991-07-18 2001-11-12 電源開発株式会社 超電導エネルギー貯蔵装置の制御装置
JP3187257B2 (ja) * 1994-09-30 2001-07-11 三菱電機株式会社 交流励磁同期機の運転制御装置
JP3444030B2 (ja) * 1995-07-20 2003-09-08 株式会社明電舎 アクティブフィルタ
JPH09205774A (ja) * 1995-11-21 1997-08-05 Hitachi Ltd 電力変換器の制御装置
JP4045724B2 (ja) * 2000-07-21 2008-02-13 株式会社日立製作所 電力変換器装置
JP4030856B2 (ja) * 2002-10-25 2008-01-09 株式会社日立製作所 分散電源システムとその制御方法
US8527106B2 (en) * 2008-04-11 2013-09-03 Meidensha Corporation System stabilization device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016224014A (ja) * 2015-06-04 2016-12-28 株式会社ダイヘン 周波数検出装置、周波数検出方法、および、検出された周波数を用いるインバータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014042409A (ja) 2014-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6043543B2 (ja) インバータ回路を制御する制御回路、および、当該制御回路を備えたインバータ装置
Yan et al. A review on direct power control of pulsewidth modulation converters
JP6265826B2 (ja) 単相系統に接続される電力変換装置
CN103683319B (zh) 电网电压不平衡时基于滞环调制的并网逆变器控制方法
Kumar et al. Dual-tree complex wavelet transform-based control algorithm for power quality improvement in a distribution system
JP6247433B2 (ja) 周波数検出装置、および、当該周波数検出装置を備えた単独運転検出装置
WO2018122391A1 (en) Precise real-time advanced grid monitoring
Yousefi-Talouki et al. Active and reactive power ripple minimization in direct power control of matrix converter-fed DFIG
US9590485B2 (en) Resonance suppression device
JP6368456B2 (ja) 電力動揺成分出力抑制装置
Lee et al. Performance improvement of grid-connected inverter systems under unbalanced and distorted grid voltage by using a PR controller
KR101380380B1 (ko) 전력계통의 상태에 따른 적응형 위상추종 방법 및 시스템
JP5864999B2 (ja) 電力計測装置、インバータ制御回路、系統連系インバータシステム、および、電力計測方法
Fregelius et al. Performance evaluation of a supercapacitor based synthetic inertia system using frequency locked loop and real time frequency derivative estimation
JP5793393B2 (ja) 単独運転検出装置、系統連系インバータシステム、および、単独運転検出方法
JP6437807B2 (ja) インバータ回路を制御する制御回路、および、当該制御回路を備えたインバータ装置
JP5770610B2 (ja) 単独運転検出装置、系統連系インバータシステム、および、単独運転検出方法
Jeong et al. High-performance control of three-phase four-wire DVR systems using feedback linearization
JP6423757B2 (ja) 周波数検出装置、周波数検出方法、および、検出された周波数を用いるインバータ装置
Sheng et al. Dc-Link Ripple Suppression of Cascaded H-Bridge Based MV Grid Emulator Apparatus for Analysis and Testing of Grid-Tied Converters in Distribution System
JP5887110B2 (ja) 電力計測装置、インバータ制御回路、系統連系インバータシステム、および、電力計測方法
JP2018137925A (ja) 単相擬似同期化力インバータおよびそのコントローラ
JP6503904B2 (ja) 分散電源の単独運転検出装置
WO2014050759A1 (ja) 単相電圧型交直変換装置
Sadeque et al. A signal reforming algorithm based three-phase PLL under unbalanced grid conditions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160519

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170112

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170124

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20170210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6368456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250