JP6366126B2 - 駐車場システム - Google Patents

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Description

本発明は駐車場システムに関し、特に、有料駐車場での車両の入庫・出庫管理において駐車券発行の無駄を省き、車両の案内・管理を円滑に行える駐車場システムに関する。
従来の通常の有料駐車場では、車両が入る時に、車両を入口ゲートの発券機の前に停車すると、車両検知装置が当該車両を検知したことを条件に発券機が駐車券(磁気券)を発行する。車両のドライバは発券された駐車券を受け取り、入口ゲートの通行を許可されて駐車場に入場する。車両の出庫時には、出口ゲートの精算機に駐車券を挿入すると、駐車券の磁気データに記録された入場時刻等から駐車料金を計算し、これを精算することにより出口ゲートの通行を許可されて出ることができる。
近年では、入る時において、駐車券の発行の代わりに、携帯情報端末(スマートフォンや交通用ICカード等)に記録された端末IDを利用することにより、駐車券、定期券、サービス券等の媒体(利用券)を使用しない車両入出管理システムも提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示される駐車場システムの構成では、駐車場での車両の出入りを管理する管理手段に、所定プログラムがインストールされた携帯情報端末との間で通信を可能にする通信部を設け、車両が入る時または車両が出る時において、携帯情報端末と管理手段の通信部との間に通信が確立すると、携帯情報端末との間の当該通信情報に基づいて、車両の入場等の管理が行われる。この駐車場システムによれば、携帯情報端末を駐車券等の代用として利用することができ、これによって駐車場を運営する者は駐車券等のコスト負担を軽減することができる。
駐車場に関連する他のシステムとしては特許文献2に開示される駐車場管理システムがある。この駐車場管理システムは、基本的な構成として、利用者確認手段と、駐車した車両の駐車情報を確認する駐車情報確認手段または駐車位置確認手段等とを備え、車両に関する駐車情報や駐車位置情報等を利用者情報とに対応付け、利用者に対して駐車情報や車両位置情報等を提供する構成を有している。これにより、駐車後において、駐車位置情報や駐車課金状況の駐車情報を利用者に提供できるサービスを実現している。
さらに上記の特許文献2に記載される技術内容の詳細として、その図1に示されるように、入口ゲートと出口ゲートにはアンテナ(A1,A2。図1中で示された符号。以下同じ。)が設置され、これらのアンテナと車両(12)に備えられた携帯端末(14)との間において、通信が行われ、ID情報等が送受され、駐車場の管理システム側でID情報等が管理される。この場合、図1では、車両(12)側の携帯端末(14)は1台の機器が示されている。
さらに、引用文献2の段落0025には、車両側の携帯端末(14)が複数台存在する場合にも言及している。この場合には、複数台の携帯端末(14)のすべてと通信を行い、応答した複数の携帯端末からどれかの1台を選択する構成と、応答した複数の携帯端末のすべてを1組としてグループ管理し、各携帯端末に同様なサービスを行い、重複することなく精算処理できる構成とが開示されている。さらに段落0026には、携帯電話が利用できない場合の構成についても言及している。
特開2004−272768号公報(請求項1、段落0006等) 特開2003−233898号公報(請求項1,2、段落0008)
従来の一般的な駐車場システムでは、駐車券等を自動的に発行するシステムとして構成されており、このため、駐車券等の媒体は使用後においてリサイクルできず、産業廃棄物として取り扱われ、無駄や損失が出ていた。またスマートフォン等の携帯情報端末を利用する駐車場であっても、駐車券を自動発行するシステムの構成は引き続き利用され、やはり無駄を生じていた。さらに、駐車券を自動的に発行する構成では、発券機前での車両の停止、車両の検知、駐車券の受け取り等は、必須の構成になるので、駐車場での車両の流れは円滑にできない場合も生じていた。このような観点から、駐車券の完全な電子化が求められている。
さらに、ドライバ等の乗員の所持する携帯情報端末と車両との間で情報の関係付けを行うこと、また複数の乗員の各携帯情報端末の間を車両を介して情報的に関係付けることによって、より電子化された駐車券の利便性を高めることが求められている。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、車両に乗る乗員が所持する携帯情報端末を使って駐車券の完全な電子化を実現し、携帯情報端末と車両との間で情報の関係付けを行い、さらに複数の乗員の各携帯情報端末の間を車両特定情報を介して関係付け、電子駐車券の利便性を高め、車両の案内・管理を円滑、迅速、かつ高い融通性を持たせて行うことができる駐車場システムを提供することにある。
本発明に係る駐車場システムは、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
第1の駐車場システム(請求項1に対応)は、駐車場を利用する車両に乗る者の携帯情報機器と通信を行う情報検知手段を駐車場の入口ゲートおよび出口ゲートに備えた駐車場システムにおいて、車両は車両特定情報を保存するメモリと演算処理手段とホルダとを備え、携帯情報機器はホルダに電気的接続状態にてセットされかつホルダを介し演算処理手段によってメモリから車両特定情報を取得可能に車両に設けられ、情報検知手段は、携帯情報機器との通信で車両特定情報と携帯情報機器の機器ID情報を取得し、これらの情報は管理手段で車両の駐車管理のために保存・使用されることを特徴とする。
上記の駐車場システムでは、駐車場の入口ゲート等にアクセスポイントとしての情報検知手段を設け、ドライバ等の乗員の携帯情報機器と信号(情報)の送受を行えるように構成される。そして携帯情報機器は、携帯情報機器の機器ID情報を、車両のメモリに保存された車両特定情報と紐付けた状態で、情報検知手段と送受するように構成され、その結果、駐車場システムの入口ゲート等では応答の無線通信を通して車両接近情報を取得することができる。駐車場システムの管理手段では、情報検知手段で取得した車両に関係する機器ID情報等を保存し使用して、車両の入出管理や精算管理等の駐車管理を行うことが可能となる。
第2の駐車場システム(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、携帯情報機器が車両に設けられた状態で駐車場の入口ゲートまたは出口ゲートを通過するとき、管理手段は、情報検知手段が通信で取得した車両特定情報に基づいて車両の到来を認識することを特徴とする。この構成によれば、車両特定情報を受信することにより車両の到来を検知することができる。
第3の駐車場システム(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、携帯情報機器は、車両に備えられたホルダにセットされたとき車両特定情報をメモリから取得し、車両特定情報と機器ID情報を紐付けることを特徴とする。この構成によれば、クレードル等の接続機能を有した拡張保持器を利用することにより、携帯情報機器と車両の関係付けを行うことができる。
第4の駐車場システム(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、車両の中にそれぞれ携帯情報機器を有する少なくとも2人の乗る者がいる場合において、車両に関係付けられた携帯情報機器が入場時に情報検知手段から応答情報を受けたときには当該携帯情報機器はその他の携帯情報機器に対して応答情報を送信し、その他の携帯情報機器の各々は応答情報を保存することを特徴とする。この構成によれば、車両の入場時と出場時の車両内のドライバや乗員に変更が生じたとしても、出場時にホルダにセットされた携帯情報機器の通信機能を利用して応答することを可能にする。
第5の駐車場システム(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、その他の携帯情報機器を車両に関係付けて駐車場の出口ゲートを通過するとき、管理手段は、情報検知手段を介して得られるその他の携帯情報機器から送信される応答情報と車両特定情報に基づいて、精算管理を行うことを特徴とする。
第6の駐車場システム(請求項6に対応)は、上記の構成において、好ましくは、車両特定情報は車両IDまたは車両ナンバーであることを特徴とする。
本発明によれば、次の効果を奏する。
駐車場の入口ゲートと出口ゲート等に情報検知装置を設置し、車両側に当該車両の車両特定情報と関係付けられた機器ID情報を送信できる携帯情報機器を装備した構成を設け、情報検知手段と携帯情報機器との間で、車両特定情報と機器ID情報を送受し、これらの情報を管理手段で保存・使用して車両の駐車管理を行うように構成したため、ドライバや同乗者が所持する携帯情報端末等を使って駐車券の完全な電子化を実現することができ、さらに入口ゲート等で車両検知センサを不要とし、電子駐車券の利便性を高め、車両の案内・管理を円滑、迅速に行うことができる。
また車両内に複数の乗員がいる場合に、各乗員の携帯情報端末の間を車両特定情報を介して関係付け、出場時にいずれか携帯情報端末等を利用して出場できるように構成され、さらに電子駐車券の利便性を高め、高い融通性を持たせることができる。
本発明に係る駐車場システムの基本的な構成を概念的に示す図である。 スマートフォンと車両のホルダと情報検知装置と管理装置の間の信号送受等に関する電気的構成を示すブロック図である。 車両が駐車場の入口ゲートに入る際の信号送受の状況を示す図である。 車両が駐車場に入る際の信号送受と情報処理の流れを示すフローチャートである。 車両が駐車場の出口ゲートから出る際の信号送受の状況を示す図である。 車両が駐車場から出る際の信号送受と情報処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1に基づいて、本発明の代表的な実施形態に係る駐車場システムの基本的な構成を概念的に説明する。図1において、10は駐車場を示すブロックであり、以下では「駐車場10」と記す。駐車場10では、車両が駐車場内に入るための入口ゲート10Aと、車両が駐車場10から出るための出口ゲート10Bを有している。入口ゲート10Aには、車両の通行の許可または禁止するために昇降動作を行うゲートバー装置11と、車両にセットされた情報通信機器との間で信号(または情報)の送受を行うための情報検知装置12とが設けられている。情報検知装置12は駐車に必要な情報を処理する機能を有している。出口ゲート10Bにおいても、同様な機能を有するゲートバー装置13と情報検知装置14を備える。情報検知装置14は、駐車場10から出ようとする車両の駐車条件(入場時刻、出場時刻、駐車時間等)の確認等を行う機能を有している。情報検知装置12,14は情報通信機器のアクセスポイントとして機能する。なお図1に示した構成では入口ゲート10Aと出口ゲート10Bを別々としたが、両者を一体に構成し、1つのゲートを入口/出口ゲートとして構成することもできる。
図1では、一例として、駐車場10の入口ゲート10Aに対して車両15が接近し、入口ゲート10Aから駐車場10の内部に入ろうとする状況を示している。車両15には、例えば、前席にドライバ、後席にその関係者(家族、知人、友達等)が座り、全部で2人の人間16,17が乗っている。当該人間16,17を以下「乗員16,17」と記す。2人の乗員16,17はいずれも例えばスマートフォン18,19を有している。なお、スマートフォンの代わりに、携帯電話、PHS、その他の携帯情報端末を含む任意の携帯情報機器を用いることができる。ドライバである乗員16のスマートフォン18は、車両15に装備されたホルダ20にセットされている。このホルダ20は、通常的に「クレードル」と呼ばれる接続機能を有した拡張保持器である。なお「クレードル」は、IT機器用語であり、「携帯情報機器に関連するスタンド型の拡張機器」と定義される。ホルダ20にセットされたスマートフォン18は、後述のごとく車両15に関係付けられる。他方、後席に座る乗員17は、そのスマートフォン19を身につけた状態にある。
なお図1に示した例では、2人の乗員の例を示したが、2人以上の複数の乗員でもよく、あるいはドライバ単独の1人の乗員であってもよい。
上記の車両15は、メモリ21を有した車両制御用の演算処理部22を備えている。この演算処理部22のメモリ21の内部には、車両15を特定するための情報(車両特定情報)を保存している。車両15を特定するための情報としては、例えば車両ID、車体番号、車両ナンバ等である。また乗員16,17のそれぞれが所持する各スマートフォン18,19には当該携帯情報端末を特定する端末ID(機器ID)がメモリに保存されている。
また駐車場10の側には管理装置23が設置されている。この管理装置23は、コンピュータによって構成される情報処理装置であり、メモリを備え、駐車場10を利用するすべての車両に関係する情報を管理する機能を有する。管理装置23は、入口ゲート10Aに設置された情報検知装置12および出口ゲート10Bに設置された情報検知装置14と電気的に接続された構成を有する。管理装置23は、情報検知装置12,14の各々との間において、入場または出場する車両に関連する所要の信号(情報)を送受し、駐車場10での車両の入出管理と駐車料徴収管理(精算管理)に必要な情報をそのメモリに保存する機能を有している。管理装置23は、車両が駐車場10から出るときに、駐車時間等に応じて駐車料金を計算し、当該駐車料金を精算する機能を有している。
図1に示された状態では、駐車場10の入口ゲート10Aに対して車両15が接近し、入口ゲート10Aの情報検知装置12との距離が通信可能な所定範囲内になると、スマートフォン18と情報検知装置12の通信部との間において無線通信C1が行われ、相互に所要の信号送受による応答が行われる。
上記の駐車場10のシステムに関し、図1では、従来の駐車券発券機は設置されていない。従って紙や磁気券等の駐車券は発券されない。また精算機の図示は省略されている。この例では車両入出の管理や駐車料の支払い・精算管理等は、電子的に行う。また駐車料金の精算等は、従来のように出口ゲート10Bにおいて精算機で行うように構成することもできる。
また入口ゲート10Aでのゲートバー装置11のバーの開閉動作は、好ましくは、情報検知装置12の情報処理および制御処理の機能に基づいて行われる。他方、出口ゲート10Bでのゲートバー装置13のバーの開閉動作は、好ましくは、情報検知装置14の情報処理および制御処理の機能に基づいて行われる。
次に図2を参照して信号(または情報)の送受の関する電気的構成について説明する。図2では、前述したスマートフォン18,19と情報検知装置12,14と管理装置23との関係に関する信号送受の電気的構成が示されている。
スマートフォン18,19はそれぞれ通信部18a,19aとメモリ18b,19bを有する。各メモリ18b,19bには、各スマートフォン18,19を特定する端末ID18b−1,19b−1が記憶されている。スマートフォン18,19は、情報検知措置12,14との間において、所定距離の範囲内に接近することを条件として、その通信部18a,19aによって応答の無線通信C1を行うことが可能である。
スマートフォン18は、その使用状態として車両15のホルダ20にセットされている。スマートフォン18はホルダ20との間で電気的に接続される。このとき、スマートフォン18は、接続されたホルダ20を介して、車両15の演算処理部22との間で信号(情報)の送受を行える状態にあり、これによりメモリ21に格納された車両特定情報21aを読み出すことができる。
入口ゲート10Aの情報検知装置12は、通信部31とタイマ32と入場時刻計数部33と記録部34と制御部35を有している。情報検知装置12は、通信部31によって車両15内のスマートフォン18との間で応答の無線通信C1を行うことにより、スマートフォン18から所要の情報(スマートフォン18の端末ID18b−1、車両特定情報21a等)を受信して車両15の入場を検知すると、タイマ32と入場時刻計数部33によって当該車両15の入場時刻を決定し、記録部34に受信した所要情報と当該入場時刻を記録すると共に制御部35がゲートバー装置11を開動作するように制御する。これにより、車両15は入口ゲート10Aから駐車場10内に入ることが可能となる。
上記の際、情報検知装置12は、併せてスマートフォン19との間でも通信を行い、当該スマートフォン19の端末ID19b−1を受信して取得し、記録部34に記録する。情報検知装置12では、車両15に関して、その車両特定情報21aとスマートフォン18,19の端末ID18b−1,19b−1とを紐付けて記憶する。
その後、情報検知装置12は、取得した情報を管理装置23に送る。
また上記の入場の際において、車両15の中に例えば2台のスマートフォン18,19が存在する場合において、車両15に関係付けられたスマートフォン18が情報検知装置12から応答情報を受けたときには、当該スマートフォン18は他のスマートフォン19に対して応答情報の内容を送信し、これによりスマートフォン19は当該応答情報の内容を保存する。
出口ゲート10Bの情報検知装置14は、通信部41とタイマ42と出場時刻計数部43と記録部44と制御部45を有している。情報検知装置14は、通信部41によって、駐車場10を出ようとして接近してきた車両内のスマートフォンとの間で通信を行うことにより、当該スマートフォンから所要の情報(スマートフォンの端末ID、車両特定情報等)を受信して車両の出場を検知すると、タイマ42と出場時刻計数部43によって当該車両の出場時刻を決定し、記録部44に受信した所要情報と当該出場時刻を記録すると共にこれらの情報を管理装置23に送信する。管理装置23での車両特定と駐車料精算等の処理が行われ、管理装置23からの出場許可指令を受けると、情報検知装置14の制御部45がゲートバー装置13を開動作するように制御する。これにより、車両は出口ゲート10Bから駐車場10の外に出ることが可能となる。その後、情報検知装置14は、車両の出場が完了したことを管理装置23に送信する。出ようとする車両が前述の車両15である場合には、車両内のスマートフォンは前述のスマートフォン18またはスマートフォン19である。いずれのスマートフォンであっても対応することができるように構成されている。
次に、図3〜図6を参照して車両15が駐車場10に入り、その後、駐車場10から出るまでの動作、処理の流れを詳細に説明する。
先ず、図3と図4を参照して車両15が駐車場10の中へ入場する場合を説明する。
車両15が入口ゲート10Aに接近すると、車両15のホルダ20にセットされたスマートフォン18と情報検知装置12との間で相互応答の無線通信C1が行われる。この無線通信C1において、スマートフォン18は情報検知装置12から問合せ通知を受けると(ステップS111,S121)、端末ID18b−1と車両特定情報21aを情報検知装置12に送信する(ステップS122)。情報検知装置12は、スマートフォン18からの上記送信を受けると(ステップS112)、車両特定情報21aに基づいて車両接近の情報として受信し、その受信時を入場時刻として計数し(ステップS113)、当該入場時刻のデータと端末ID18b−1と車両特定情報21aを紐付けて記録部34に記録保存する(ステップS114)。その後、情報検知装置12はスマートフォン18に対して受信確認信号を送信する(ステップS115)。またゲートバー装置11に対してゲートを開けるための開指令信号を送り(ステップS116)、さらに管理装置23に対して車両15の入場に関する入場時刻データ、端末ID18b−1と車両特定情報21aのデータを送る(ステップS117)。
スマートフォン18では、情報検知装置12から受信確認信号を受けると(ステップS123)、情報検知装置12との間の無線通信C1で行った応答内容を、他のスマートフォン19に送信する(ステップS124)。他方、スマートフォン19では、スマートフォン18から送信された上記応答内容を受信すると(ステップS131)、そのメモリ19bに保存する(ストップS132)。
入口ゲート10Aのゲートバー装置11は、情報検知装置12から開指令信号を与えられると、ゲートバーを上昇させて開動作を行う。車両15を運転する乗員(ドライバ)16は、ゲートバー装置11が開動作を行ったことを確認した後、入口ゲート10Aを通って駐車場10の中に進む。こうして駐車場10の中に入場する。
また管理装置23は、情報検知装置12から送られてきた車両15の入場に関する入場時刻データ、端末ID18b−1と車両特定情報21aのデータを受け取り(ステップS141)、これらのデータを関係付けてそのメモリ23aに保存する(ステップS142)。
駐車場10に入った車両15では、ドライバである乗員16が車両15を適当な場所に停車させて駐車する。乗員16,17はそれぞれスマートフォン18,19を所持して車両15から降車し、所要の用件を済ませる。その後、車両15を発進させて駐車場10から出るべく出口ゲート10Bに向かって移動する。この際、通常、乗員16のスマートフォン18はホルダ20に再びセットされる。
次に、上記のような状況の下で、図5と図6を参照して車両15が駐車場10から外へ出場する場合を説明する。
車両15が出口ゲート10Bに接近すると、車両15のホルダ20にセットされたスマートフォン18と情報検知装置14との間で相互応答の無線通信C2が行われる。この無線通信C2において、スマートフォン18は情報検知装置12から問合せ通知を受けると(ステップS211,S221)、端末ID18b−1と車両特定情報21aを情報検知装置14に送信する(ステップS222)。情報検知装置14は、スマートフォン18からの上記送信を受けると(ステップS212)、車両特定情報21aに基づいて車両接近の情報として受信し、受信時を出場時刻として計数し(ステップS213)、当該出場時刻のデータと端末ID18b−1と車両特定情報21aを紐付けて記録部44に記録する(ステップS214)。
その後、情報検知装置14はスマートフォン18に対して受信確認信号を送信し(ステップS215)、併せて、管理装置23に対して車両15の出場に関する出場時刻データ、端末ID18b−1と車両特定情報21aのデータを送る(ステップS216)。スマートフォン18は、受信確認信号を受信する(ステップS213)。管理装置23は、情報検知装置14から送られてきた車両15の出場に関する出場時刻データ、端末ID18b−1と車両特定情報21aのデータを受け取り(ステップS231)、これらのデータを関連付けてそのメモリ23aに保存する(ステップS232)。次に管理装置23は、車両15に関して、車両特定情報21aを基礎にして、入場時刻データと出場時刻データに基づいて駐車時間を計算し(ステップS233)、駐車時間に応じた駐車料金を計算する(ステップS234)。管理装置23は、車両15に関して計算した駐車料金等に関するデータを情報検知装置14に対して送る(ステップS235)。
情報検知装置14は、駐車料金等の情報を受けると(ステップS217)、スマートフォン18に対して駐車料金等の情報を送信する(ステップS218)。スマートフォン18は駐車料金等の情報を受信する(ステップS224)。乗員16はスマートフォン18の表示部に表示された駐車料金等の情報を確認し、例えば電子マネーまたはカードを用いて支払いを実行する(ステップS225)。情報検知装置14は、スマートフォン18による駐車料支払いの実行を確認すると(ステップS219)は、ゲートバー装置13に対してゲートを開ける開指令信号を送り(ステップS241)、さらに管理装置23に対して駐車料徴収完了の情報を送る(ステップS242)。
出口ゲート10Bのゲートバー装置13は、情報検知装置14から開指令信号を与えられると、ゲートバーを上昇させて開動作を行う。車両15を運転する乗員(ドライバ)16は、ゲートバー装置13が開動作を行ったことを確認した後、出口ゲート10Bを通って駐車場10の外へ進む。こうして駐車場10から外へ出場する。
他方、管理装置23は、駐車料徴収完了の情報を受けると(ステップS236)、車両15に関する駐車情報の管理を終了する(ステップS237)。
なお上記の処理の流れでは、電子的な手法で駐車料支払いが行われるようにしたが、出口ゲート16Bの付近に設置された精算機を利用して実際に現金で駐車料を支払うように構成することもできる。
次に、上記の処理の流れでは、駐車場10から出る場合にスマートフォン18が車両15のホルダ20にセットされたが、乗員16,17の側の事情によっては乗員17が単独で駐車場10から出なければならない場合がある。このような場合には、スマートフォン19がホルダ20にセットされる。スマートフォン19がホルダ20にセットされた状態で車両15が出口ゲート10Bに接近すると、スマートフォン19と情報検知装置14との間で応答の無線通信が行われる。スマートフォン19は、前述した通り、入場時の時点で、スマートフォン18から入場時の応答内容の情報を受けている。従って、スマートフォン19と情報検知装置14との間の応答の無線通信では、端末ID19b−1と、車両特定情21aと、保存された応答内容とが情報検知装置14へ送信される。情報検知装置14は、その後、前述したステップS213,S214,S215,S216を実行する。管理装置23の側では、車両15の車両特定情報21aと紐付けられた情報を参照して、前述した駐車料金等の計算を行う。このように、上記の無線通信で情報検知装置14がスマートフォン19からの情報を受信すると、出口ゲート10Bへの車両15の接近が確認され、スマートフォン18の場合と同様に、駐車料精算を行うことができ、車両15は駐車場10から出ることができる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明に係る駐車場システムは、駐車券を電子化すると共に、駐車場の入口ゲートと出口ゲートで車両検知センサを用いることなく、車両に乗る乗員の所持する携帯情報端末と接続可能なホルダとアクセスポイントとしての情報検知装置を利用して無線通信で駐車場の入出管理および駐車料精算管理を行うことに利用される。
10 駐車場
10A 入口ゲート
10B 出口ゲート
11 ゲートバー装置
12 情報検知装置
13 ゲートバー装置
14 情報検知装置
15 車両
16,17 人間(乗員)
18,19 スマートフォン
20 ホルダ
21 メモリ
21a 車両特定情報
22 演算処理部
23 管理装置
31 通信部
32 タイマ
33 入場時刻計数部
34 記録部
35 制御部
41 通信部
42 タイマ
43 出場時刻計数部
44 記録部
45 制御部

Claims (6)

  1. 駐車場を利用する車両に乗る者の携帯情報機器と通信を行う情報検知手段を前記駐車場の入口ゲートおよび出口ゲートに備えた駐車場システムにおいて、前記車両は車両特定情報を保存するメモリと演算処理手段とホルダとを備え、前記携帯情報機器は前記ホルダに電気的接続状態にてセットされかつ前記ホルダを介し前記演算処理手段によって前記メモリから前記車両特定情報を取得可能に前記車両に設けられ、前記情報検知手段は、前記携帯情報機器との通信で前記車両特定情報と前記携帯情報機器の機器ID情報を取得し、これらの情報は管理手段で前記車両の駐車管理のために保存・使用されることを特徴とする駐車場システム。
  2. 前記携帯情報機器が前記車両に設けられた状態で前記駐車場の前記入口ゲートまたは前記出口ゲートを通過するとき、前記管理手段は、前記情報検知手段が前記通信で取得した前記車両特定情報に基づいて前記車両の到来を認識することを特徴とする請求項1記載の駐車場システム。
  3. 前記携帯情報機器は、前記車両に備えられた前記ホルダにセットされたとき前記車両特定情報を前記メモリから取得し、前記車両特定情報と前記機器ID情報を紐付けることを特徴とする請求項1または2記載の駐車場システム。
  4. 前記車両の中にそれぞれ携帯情報機器を有する少なくとも2人の前記乗る者がいる場合において、前記車両に関係付けられた前記携帯情報機器が入場時に前記情報検知手段から応答情報を受けたときには当該携帯情報機器はその他の前記携帯情報機器に対して前記応答情報を送信し、前記その他の携帯情報機器の各々は前記応答情報を保存することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の駐車場システム。
  5. 前記その他の携帯情報機器を前記車両に関係付けて前記駐車場の出口ゲートを通過するとき、前記管理手段は、前記情報検知手段を介して得られる前記その他の携帯情報機器から送信される前記応答情報と前記車両特定情報に基づいて、精算管理を行うことを特徴とする請求項4記載の駐車場システム。
  6. 前記車両特定情報は車両IDまたは車両ナンバーであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の駐車場システム。
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