JP6365314B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物への取付作業性に優れた乗物用シートに関する。
ワンボックスカーの2列目のシートのようにロングサイズのスライドレールを備え、前後方向の位置調整範囲を大きくしたものが知られている。かかるロングスライド乗物用シートにおいては、乗物フロアに予めスライドレールを設置しておき、スライドレールのアッパレールに乗物用シートを取付ける方法を採用することが通常である。かかる場合に、特許文献1に開示されているように、アッパレールの上面に上方に向けて突設されたボルトもしくは位置決め用ピンを、クッションフレーム下面に設けられた孔に通すべく乗物用シートを載置してボルト、ナット等で固定する方法がある。この方法では、乗物用シートの下側側方からアッパレール上のボルトもしくは位置決め用ピンの位置を見極めながらそこにフレーム下面の孔を対応させるべく上方からシートを降ろしていくという作業が必要であった。
特開2005−67557号公報
上記のような取付方法を採る乗物用シートにおいて、多くの機能を具備するがゆえに重量が大きかったり、シートの外観見栄えを良くするためにシートクッション側面にシールド部材が取付けられていたりする場合がある。かかる場合には、シートの取付け位置を調整しながらシートをアッパレール上に降ろしていく作業が難しく、二人で作業せざるを得なかったり、シートを上げ降ろすのに特殊な装置を使う必要があったりして作業性が悪いという問題があった。
このような問題に鑑み本発明の課題は、スライドレールを備えた乗物用シートにおいて、予め乗物フロアに取付けられたスライドレールに、乗物用シートを取付ける作業性を向上した乗物用シートを提供することにある。
本発明の第1発明は、シートクッションの骨格をなすクッションフレームと、該クッションフレームを取付けてフロアに対し摺動可能に支持する一対のスライドレールと、を備えた乗物用シートであって、前記スライドレールのアッパレールには、それぞれ、該アッパレールに沿って離隔した状態でブロック状の係合部が2つ設けられ、前記クッションフレームには前記係合部に当接して嵌合可能な嵌合部が4つ設けられ、該嵌合部のそれぞれは少なくとも2つの上下方向に延びる壁部により構成されるとともに、該壁部の下部には、前記クッションフレームを上方から、前記フロアに取付けられた前記スライドレールの前記アッパレールに対して接近させたとき、前記嵌合部が前記係合部に嵌合するように誘導する案内部が設けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、スライドレールを備えた乗物用シートにおいて、予め乗物フロアに設置されたスライドレールに乗物用シートを取付ける際、アッパレールに設けられたブロック状の係合部にクッションフレームに設けられた嵌合部を嵌合させて取付ける。このとき、嵌合部を形成する少なくとも2つの壁部には案内部が設けられているので、アッパレールの係合部に対してクッションフレームを容易に位置合わせして嵌め合わせることができる。これによって、乗物用シートの下側側方から視認しながら乗物用シートを乗物に取付ける必要がなくなり、重量の大きいシートやシールドが取付けられたシートであってもシート取付けの作業性を向上させることができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記案内部は、前記嵌合部が前記係合部に嵌め合わされたときに、前記板状の壁部の下端部が下方に向かうにつれて前記係合部から離れる方向に拡開された傾斜面であることを特徴とする。
第2発明によれば、嵌合部を形成する壁部の下端部に傾斜面を設けるという簡潔な構造の案内部で,係合部の一部が傾斜面に摺接しながら案内されることにより、第1発明の作用効果を達成できる。
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記嵌合部の前記壁部の少なくとも1つには、該壁部を前記係合部に対してボルト締結するためのボルト孔が設けられていることを特徴とする。
第3発明によれば、シートの前後面もしくは側面からボルト締結することができる。これによって、シートの外側からボルト締結が可能でシートクッションフレームの内側に手を入れなくて済むのでシート取付けの作業性をさらに向上させることができる。
本発明の一実施形態の自動車用シートを斜め前方から見た斜視図である。 上記実施形態のクッションフレームの一部を斜め前方から見た斜視図である。 上記実施形態のクッションフレームの一部の正面図である。 上記実施形態のクッションフレームの一部の背面図である。 上記実施形態のクッションフレームの一部の左側面図である。 上記実施形態のクッションフレームの一部の右側面図である。 上記実施形態のクッションフレームの一部の平面図である。 上記実施形態のクッションフレームの一部の底面図である。 上記実施形態のクッションフレームの一部をスライドレールに取付けた状態における、図7のIX−IX矢視線断面である。 上記実施形態のクッションフレームの一部をスライドレールに取付けた状態における、図7のX−X矢視線断面である。
図1〜10は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、自動車用シートに本発明を適用した例を示す。各図中、矢印により自動車用シートを自動車に取付けたときの各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。本実施形態の自動車用シート1は、着座部となるシートクッション10と、背凭れとなるシートバック20と、頭部を支持するヘッドレスト30と、アームレスト40と、スライドレール50を備えている。
図1に示すように、シートクッション10とシートバック20とヘッドレスト30は、それぞれ、骨格を成すフレーム11、21、31と、クッション材であるパッド12、22、32と、表皮材である表皮13、23、33と、を備えている。シートバック20、ヘッドレスト30、アームレスト40については、公知の構成のものであるので説明を省略し、シートクッション10とスライドレール50について説明していく。ここで、自動車用シート1が特許請求の範囲の「乗物用シート」に相当する。
図2に示すように、シートクッション10のフレーム11は、アンダーフレーム60と、アンダーフレーム60上に載置固定されパッド12を載置して支持するアッパフレーム(図示せず)とから構成される。アッパフレームの後端部には一対のリクライナ(図示せず)を介してシートバック20のフレーム21の下端部が取付けられ、シートクッション10に対してシートバック20を傾動可能とされている。アンダーフレーム60は、左右方向に平行に延びる一対の横フレームである前横フレーム61a及び後横フレーム61bと、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの左端部同士を連結する左縦フレーム62aと、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの右端部同士を連結する2本の右縦フレーム62bと、を備えている。前横フレーム61a及び後横フレーム61bは断面が矩形の角パイプ状フレームであり、左縦フレーム62a及び右縦フレーム62bは断面が円形の丸パイプ状フレームである。前横フレーム61a、後横フレーム61b、左縦フレーム62a、右縦フレーム62bは上面視で略矩形状に形成されている。前横フレーム61aの上面部にはアッパフレームを固定するためのスタッドボルト61a1が、左側に1本、右側に2本の計3本が立設されている。後横フレーム61bの上面部にはアッパフレームを固定するためのスタッドボルト61b1が、左側に1本、右側に2本の計3本が立設されている。ここで、フレーム11が特許請求の範囲の「クッションフレーム」に相当する。
前横フレーム61a及び後横フレーム61bの左端部下側には左ブラケット63が取付けられ、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの右端部からややシート内側寄りの下側には右ブラケット64が取付けられている。左ブラケット63は、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの左端部下側同士を連結して前後方向に延びる左メインブラケット63aと、左メインブラケット63aの前端部に連結されて左前嵌合部63Fを形成するサブブラケット63bと、左メインブラケット63aの後端部に連結されて左後嵌合部63Rを形成するサブブラケット63cと、を備えている。
左メインブラケット63aは、上面部63a1と、上面部63a1の左側部から下方に向って延びる側面部63a2と、上面部63a1の前側部から下方に向って延びる前面部63a3と、上面部63a1の後側部から下方に向って延びる後面部63a4と、を備える。上面部63a1は、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの下面と平行に前後方向に延び、前横フレーム61a及び後横フレーム61bにボルトで連結される部分である。
図2、図3及び図8に示すように、サブブラケット63bは、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの下面と平行な面で切った断面が左方向に開口を持つ略U字状の部材で前面部63b1と、右面部63b2と、後面部63b3と、を備える。前面部63b1が左メインブラケット63aの前面部63a3の後側の面に溶接結合され、後面部63b3の左端部に後方に向って延びるように設けられたフランジ部が左メインブラケット63aの側面部63a2の右側の面に溶接結合されて、断面が矩形の角筒状の左前嵌合部63Fを形成している。前面部63b1の下端部には、前下方に向って延びる案内部63b11が形成され、左メインブラケット63aの前面部63a3の下端部から前下方に向って突出している。左メインブラケット63aの側面部63a2の、サブブラケット63bの右面部63b2に対向する部分の下端部には、左下方に向って延びる案内部63a21が形成されている。前面部63b1の下側と、前面部63a3の下側には左メインブラケット63aにサブブラケット63bを取付けた状態で同軸同径のボルト孔63b12とボルト孔63a31が設けられている。
図2、図4及び図8に示すように、サブブラケット63cは、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの下面と平行な面で切った断面が左方向に開口を持つ略U字状の部材で前面部63c1と、右面部63c2と、後面部63c3と、を備える。後面部63c3が左メインブラケット63aの後面部63a4の前側の面に溶接結合され、前面部63c1の左端部に前方に向って延びるように設けられたフランジ部が左メインブラケット63aの側面部63a2の右側の面に溶接結合されて、断面が矩形の角筒状の左後嵌合部63Rを形成している。後面部63c3の下端部には、後下方に向って延びる案内部63c31が形成され、左メインブラケット63aの後面部63a4の下端部から後下方に向って突出している。サブブラケット63cの右面部63c2の下端部には、右下方に向って延びる案内部63c21が形成されている。後面部63c3の下側と、後面部63a4の下側には左メインブラケット63aにサブブラケット63cを取付けた状態で同軸同径のボルト孔63c32とボルト孔63a41が設けられている。サブブラケット63cの前面部63c1の下側にはボルト孔63c32、ボルト孔63a41と同軸同径のボルト孔63c11が設けられている。これは、ボルト孔63c32、ボルト孔63a41にボルトを通して左ブラケット63を、後述するアッパレール51の係合部の1つである後側ブロック体51bに対して締結するとき長軸のボルトを使用するので該ボルトとの干渉を回避するためのものである。
図2に示すように、右ブラケット64は、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの右端部からややシート内側寄りの下側同士を連結して前後方向に延びる右メインブラケット64aと、右メインブラケット64aの前端部に連結されて右前嵌合部64Fを形成するサブブラケット64bと、右メインブラケット64aの後端部に連結されて右後嵌合部64Rを形成するサブブラケット64cと、を備えている。右メインブラケット64aは、上面部64a1と、上面部64a1の右側部から下方に向って延びる側面部64a2と、上面部63a1の前側部から下方に向って延びる前面部64a3と、上面部64a1の後側部から下方に向って延びる後面部64a4と、を備える。上面部64a1は、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの下面と平行に前後方向に延び、前横フレーム61a及び後横フレーム61bにボルトで連結される部分である。
図2、図3及び図8に示すように、サブブラケット64bは、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの下面と平行な面で切った断面が右方向に開口を持つ略U字状の部材で前面部64b1と、左面部64b2と、後面部64b3と、を備える。前面部64b1が右メインブラケット64aの前面部64a3の後側の面に溶接結合され、後面部64b3の右端部に後方に向って延びるように設けられたフランジ部が右メインブラケット64aの側面部64a2の左側の面に溶接結合されて、断面が矩形の角筒状の左前嵌合部64Fを形成している。前面部64b1の下端部には、前下方に向って延びる案内部64b11が形成され、右メインブラケット64aの前面部64a3の下端部から前下方に向って突出している。右メインブラケット64aの側面部64a2の、サブブラケット64bの左面部64b2に対向する部分の下端部には、右下方に向って延びる案内部64a21が形成されている。前面部64b1の下側と、前面部64a3の下側には右メインブラケット64aにサブブラケット64bを取付けた状態で同軸同径のボルト孔64b12とボルト孔64a31が設けられている。
図2、図4及び図8に示すように、サブブラケット64cは、前横フレーム61a及び後横フレーム61bの下面と平行な面で切った断面が右方向に開口を持つ略U字状の部材で前面部64c1と、左面部64c2と、後面部64c3と、を備える。後面部64c3が右メインブラケット64aの後面部64a4の前側の面に溶接結合され、前面部64c1の右端部に前方に向って延びるように設けられたフランジ部が右メインブラケット64aの側面部64a2の左側の面に溶接結合されて、断面が矩形の角筒状の右後嵌合部64Rを形成している。後面部64c3の下端部には、後下方に向って延びる案内部64c31が形成され、右メインブラケット64aの後面部64a4の下端部から後下方に向って突出している。サブブラケット64cの左面部64c2の下端部には、左下方に向って延びる案内部64c21が形成されている。後面部64c3の下側と、後面部64a4の下側には右メインブラケット64aにサブブラケット64cを取付けた状態で同軸同径のボルト孔64c32とボルト孔64a41が設けられている。サブブラケット64cの前面部64c1の下側にはボルト孔64c32、ボルト孔64a41と同軸同径のボルト孔64c11が設けられている。これは、ボルト孔64c32、ボルト孔64a41にボルトを通して右ブラケット64を、後述するアッパレール51の係合部の1つである後側ブロック体51bに対して締結するとき長軸のボルトを使用するので、締結する際に該ボルトとの干渉を回避するためのものである。また、サブブラケット64cの前面部64c1の下端部には、略逆U字形状の切り欠き部64c12が設けられている。これは、アッパレールの一部に係合してスライドレール50に対するアンダーフレーム60の左右方向の位置決めをより正確に行うためのものである。切り欠き部64c12上部両端の拡開部64c13は、アッパレール一部である係合部に形成されたRを回避して干渉を避けるためのものである。なお、図8に示すように、サブブラケット64bの後面部64b3の下端部にも切り欠き部64c12と同様な切り欠き部64b31が設けられている。切り欠き部64b31も切り欠き部64c12と同様に、スライドレール50に対するアンダーフレーム60の左右方向の位置決めをより正確に行うためのものである。
図2〜図4に示すように、右ブラケット64が取付けられた部分から右方向に向かって前横フレーム61a及び後横フレーム61bはオーバハング部分を有している。このオーバハング部分を支えるために前横フレーム61aと右ブラケット64との間に前支持部材65aが取付けられ、後横フレーム61bと右ブラケット64との間に後支持部材65bが取付けられている。なお、後支持部材65bの右メインブラケット64aの後面部64a4に対応する部分にはボルト孔64c32、ボルト孔64a41と同軸同径のボルト孔が設けられている。
図1、図9及び図10に示すように、自動車用シート1は、フロアFに配設された左右一対のスライドレール50のアッパレール51に取付けられ、前後方向に摺動可能となる。スライドレール50は、フロアFに対し前後方向に延びて互いに平行な一対のロアレール52と、ロアレール52に対して摺動可能に組みつけられたアッパレール51と、を備える。ロアレール52は、標準状態における自動車用シート1の前後長の2倍程度の長さがあるロングスライドタイプである。アッパレール51は、シートクッション10の前後長とほぼ等しい長さを有する。アッパレール51の上面には、断面が矩形の角パイプ状の部材である係合部フレーム51aが長手方向をアッパレール51の長手方向(摺動方向)に合わせて取付けられている。係合部フレーム51aの前端上部には、切り欠き51a1が設けられ、そこに、中央にボルト孔51b1が形成された正四角柱状のブロック体51bが、ボルト孔51b1を前後方向に向けて取付けられている。また、係合部フレーム51aの後端部近傍の上部には、側面視で略U字状の切り欠き51a2が設けられその後端部にブロック体51bがボルト孔51b1を前後方向に向けて取付けられている。ブロック体51bの左右方向および上下方向の長さは、係合部フレーム51aの左右方向の長さより長く設定されている。係合部フレーム51aの後端部には、左右方向の長さがブロック体51bと同じで中央にボルト通し孔51c1が設けられた矩形状のプレート51cが、ブロック体51bのボルト孔51b1とボルト通し孔51c1が同軸となるように取付けられている。係合部フレーム51aの前側に取付けられたブロック体51bと、係合部フレーム51aの後側に取付けられたブロック体51b及びプレート51cとが、それぞれ、特許請求の範囲の「係合部」に相当する。
図9に示すように、左側のアッパレール51上に取付けられた係合部フレーム51aの前側ブロック体51bに、左ブラケット63の左前嵌合部63Fが係合する。また、左側のアッパレール51上に取付けられた係合部フレーム51aの後側ブロック体51bとプレート51cとに、左ブラケット63の左後嵌合部63Rが係合する。この状態で、前側ブロック体51bのボルト孔51b1は、左前嵌合部63Fのボルト孔63a31、63b12と同軸配置となり前側からボルト締結が可能となる。また、後側ブロック体51bのボルト孔51b1とプレート51cのボルト通し孔51c1は、左後嵌合部63Rのボルト孔63a41、63c32、63c11と同軸配置となり後側からボルト締結が可能となる。このとき、前側ブロック体51bの前面がサブブラケット63bの前面部63b1の後側面に当接し、前側ブロック体51bの左側面が左メインブラケット63aの側面部63a2の右側面に当接している。また、プレート51cの後面がサブブラケット63cの後面部63c3の前側面に当接し、後側ブロック体51bとプレート51cの左側面が左メインブラケット63aの側面部63a2の右側面に当接している。これによって、左側のアッパレール51に対して左ブラケット63が、前後方向及び右方向に不動に位置決めされる。
図10に示すように、右側のアッパレール51上に取付けられた係合部フレーム51aの前側ブロック体51bに、右ブラケット64の右前嵌合部64Fが係合する。また、右側のアッパレール51上に取付けられた係合部フレーム51aの後側ブロック体51bとプレート51cとに、右ブラケット64の右後嵌合部64Rが係合する。この状態で、前側ブロック体51bのボルト孔51b1は、右前嵌合部64Fのボルト孔64a31、64b12と同軸配置となり前側からボルト締結が可能となる。また、後側ブロック体51bのボルト孔51b1とプレート51cのボルト通し孔51c1は、右後嵌合部64Rのボルト孔64a41、64c32、64c11と同軸配置となり後側からボルト締結が可能となる。このとき、前側ブロック体51bの前面がサブブラケット64bの前面部64b1の後側面に当接し、前側ブロック体51bの右側面が右メインブラケット64aの側面部64a2の左側面に当接している。また、プレート51cの後面がサブブラケット64cの後面部64c3の前側面に当接し、後側ブロック体51bとプレート51cの右側面が右メインブラケット64aの側面部64a2の左側面に当接している。これによって、右側のアッパレール51に対して右ブラケット64が、前後方向及び左方向に不動に位置決めされる。
以上のように構成される実施形態は、以下のような作用効果を奏する。図1に示すように、自動車用シート1をフロアFに配設された左右一対のスライドレール50のアッパレール51に対して取付ける場合、まず左右のアッパレール51の前後方向位置を合わせる。この状態で、左右のアッパレール51の前側ブロック体51bと後側ブロック体51b及びプレート51cに対して自動車用シート1の嵌合部63F、63R、64F、64Rを上から近づけていく。このとき、シート左側については、左前嵌合部63Fの案内部63b11が左側のアッパレール51の前側ブロック体51bの前上コーナ部に当接するか、左後嵌合部63Rの案内部63c31が左側のアッパレール51のプレート51cの後上コーナ部に当接する。また、左前嵌合部63Fの案内部63a21が左側のアッパレール51の前側ブロック体51bの左上コーナ部に当接するか、左後嵌合部63Rの案内部63c21が左側のアッパレール51の後側ブロック体51b及びプレート51cの右上コーナ部に当接する。この状態で自動車用シート1を降ろしていくことにより、前側ブロック体51bは、左前嵌合部63Fの案内部63b11と案内部63a21に摺接しながら案内されて左前嵌合部63Fに対して位置決めされ、後側ブロック体51bとプレート51cは、左後嵌合部63Rの案内部63c31と案内部63c21に摺接しながら案内されて左後嵌合部63Rに対して位置決めされる。同様にシート右側についても、右前嵌合部64Fの案内部64b11が右側のアッパレール51の前側ブロック体51bの前上コーナ部に当接するか、右後嵌合部64Rの案内部64c31が右側のアッパレール51のプレート51cの後上コーナ部に当接する。また、右前嵌合部64Fの案内部64a21が右側のアッパレール51の前側ブロック体51bの右上コーナ部に当接するか、右後嵌合部64Rの案内部64c21が右側のアッパレール51の後側ブロック体51b及びプレート51cの左上コーナ部に当接する。この状態で自動車用シート1を降ろしていくことにより、前側ブロック体51bは、右前嵌合部64Fの案内部64b11と案内部64a21に摺接しながら案内されて右前嵌合部64Fに対して位置決めされ、後側ブロック体51bとプレート51cは、右後嵌合部64Rの案内部64c31と案内部64c21に摺接しながら案内されて右後嵌合部64Rに対して位置決めされる。これによって、自動車用シート1の下側側方から視認しながら自動車用シート1をアッパレール51に取付ける必要がなくなり、自動車用シート1の重量が大きくても、またはシールドが取付けられていても、シート取付けの作業性を向上させることができる。
また、左右のアッパレール51の前側ブロック体51bと、後側ブロック体51b及びプレート51cに対して自動車用シート1の取付け位置を調整していく案内部63b11、63a21、63c31、63c21、64b11、64a21、64c31、64c21は、いずれも嵌合部63F、63R、64F、64Rを構成する壁部の下端部を折り曲げて形成されている。これによって、簡潔な構造で自動車用シート1の取付け位置の調整が可能である。さらに、嵌合部63Fと嵌合部64Fは、シート前方向から前側ブロック体51bに対しボルト締結が可能であり、嵌合部63Rと嵌合部64Rは、シート後方向から後側ブロック体51bに対しボルト締結が可能である。これによって、シートクッション10のフレーム11の内側に手を入れなくて済むのでシート取付けの作業性をさらに向上させることができる。なお、自動車用シート1の外周にシールドが取付けられている場合においては、該シールドのボルト締結部に開閉可能な扉部を設ければよい。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、アッパレール51の上面に取付けた係合部フレーム51aの前端部及び後端部近傍にそれぞれ前側ブロック体51bと後側ブロック体51bを取付ける構造としたが、これに限らず、前側ブロック体51bと後側ブロック体51bを別体として、それぞれ直接アッパレール51の上面に取付ける構造としてもよい。
2.上記実施形態においては、各嵌合部63F、63R、64F、64Rにおいて案内部を2つずつ設けたが、これに限らず、3つずつでもよいし4つずつでもよい。さらに、各嵌合部において2つ以上であれば、嵌合部ごとで案内部の個数が異なっていてもよい。
3.上記実施形態においては、嵌合部63Fと嵌合部64Fはシートの前側からアッパレール51の前側ブロック体51bに、嵌合部63Rと嵌合部64Rはシートの後側からアッパレール51の後側ブロック体51bにボルト締結した。しかし、これに限らず、シートの側方(左右方向外側)からボルト締結するようにしてもよい。
4.上記実施形態においては、各嵌合部63F、63R、64F、64Rをシートクッション10のフレーム11側に、前側ブロック体51bと後側ブロック体51b及びプレート51cをアッパレール51側に配設した。しかし、これに限らず、これと逆に、各嵌合部63F、63R、64F、64Rをアッパレール51側に、前側ブロック体51bと後側ブロック体51b及びプレート51cをシートクッション10のフレーム11側に配設してもよい。
5.上記実施形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、船、電車等に取付けるシートに適用しても良い。
1 自動車用シート(乗物用シート)
10 シートクッション
11 フレーム
60 アンダーフレーム
63 左ブラケット
63F 左前嵌合部(嵌合部)
63b11、63a21 案内部
63a31、63b12 ボルト孔
63b1 前面部(壁部)
63a2 側面部(壁部)
63b2 右面部(壁部)
63b3 後面部(壁部)
63R 左後嵌合部(嵌合部)
63c31、63c21 案内部
63a41、63c32、63c11 ボルト孔
63c1 前面部(壁部)
63a2 側面部(壁部)
63c2 右面部(壁部)
63c3 後面部(壁部)
64 右ブラケット
64F 右前嵌合部(嵌合部)
64b11、64a21 案内部
64a31、64b12 ボルト孔
64b1 前面部(壁部)
64a2 側面部(壁部)
64b2 左面部(壁部)
64b3 後面部(壁部)
64R 右後嵌合部(嵌合部)
64c31、64c21 案内部
64a41、64c32、64c11 ボルト孔
64c1 前面部(壁部)
64a2 側面部(壁部)
64c2 左面部(壁部)
64c3 後面部(壁部)
50 スライドレール
51 アッパレール
52 ロアレール
51a 係合部フレーム
51b ブロック体(係合部)
51b1 ボルト孔
51c プレート(係合部)
51c1 ボルト通し孔
F フロア


Claims (3)

  1. シートクッションの骨格をなすクッションフレームと、該クッションフレームを取付けてフロアに対し摺動可能に支持する一対のスライドレールと、を備えた乗物用シートであって、
    前記スライドレールのアッパレールには、それぞれ、該アッパレールに沿って離隔した状態でブロック状の係合部が2つ設けられ、前記クッションフレームには前記係合部に当接して嵌合可能な断面が矩形の角筒状の嵌合部が4つ設けられ、該嵌合部のそれぞれを構成する上下方向に延びる壁部のうち少なくとも隣り合う2つの該壁部の下部には、前記クッションフレームを上方から、前記フロアに取付けられた前記スライドレールの前記アッパレールに対して接近させたとき、前記嵌合部が前記係合部に嵌合するように誘導する案内部が設けられている乗物用シート。
  2. 請求項1において、前記案内部は、前記嵌合部が前記係合部に嵌め合わされたときに、前記壁部の下端部が下方に向かうにつれて前記係合部から離れる方向に拡開された傾斜面である乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記嵌合部の前記壁部の少なくとも1つには、該壁部を前記係合部に対してボルト締結するためのボルト孔が設けられている乗物用シート。



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