JP6362943B2 - 鋏 - Google Patents

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Description

本発明は、鋏に関する。
鋏は古くから様々な場面で用いられている。例えば、オフィスや家庭等様々な場面で用いられている。また鋏の用途も、事務用、調理用、裁縫用、理容・美容用…、と枚挙に暇がない。
鋏は一般に、2つの鋏体を互いに回動可能に連結部材で接続して構成されている。各鋏体はともに、内側に沿って刃を有するその先端側の刃部と、取っ手を有するその基端側の把持部と、刃部とアーム部との間に位置する連結部とを有する。上述の連結部材による2つの鋏体の接続は、両鋏体の連結部で行われ、それにより鋏体は、連結部材を中心として互いに回転できるようになる。2つの鋏体の両アーム部にユーザが指を入れ、2つの鋏体の角度を、角度が大きな状態から小さな状態に変化させるようにして回転させることにより、ユーザは2つの鋏体における刃部の刃の間に挟まれた切る対象となる物である対象物を切ることができる。
鋏の本質的な機能は対象物を切るということであるが、鋏のユーザに、女性や子供もいることを考慮すれば、鋏を用いて対象物を、確実に軽く切れるような鋏の需要は高い。
本願出願人は、鋏体が開いた状態から閉じた状態に移行する間のすべての時点において、鋏角が一定の角度範囲を保つような鋏を開発し、そのような発明についての特許出願を行っている(特許文献1)。この鋏は、各鋏体の刃に鋏体の内側(刃が存在する側)方向に膨らむようなカーブを与えることにより(本願では、そのような、鋏体の内側に膨らむようにカーブした鋏における刃のことを「カーブ刃」と呼ぶ。)、鋏体が開いた状態から閉じた状態に移行する間のすべての時点において、鋏角を一定の範囲に保つものとなっている。
特開2013−240399号
上述の如きカーブ刃を有する鋏は、特に各鋏体が有する刃が直線状である場合と比較すると確かに、対象物を確実に、且つ軽く切ることができる。
しかしながら、本願発明者が、更なる改良点を見出すためにこの鋏について研究を継続した結果、以下の2つの課題が見出された。
まず第1に、鋏の先端付近で対象物を切ろうとした場合において対象物を切るときにユーザが要する力が大きくなる、という課題である。
これは、テコや力のつりあい等から明らかなように、把持部をテコの力点、連結部材をテコの支点、刃部のうちの今まさに切断を行っている部分をテコの作用点と考えた場合において、作用点である刃部のうちの今まさに切断を行っている部分が、支点である連結部材から離れる程、ユーザが操作する力点たる把持部においてより大きい力が必要となる、という理由から生じる。
例えば、刃部の先端は中央に比べて、支点たる連結部材から2倍程度の距離にあるため、力点たる把持部にユーザが加える力が同じであるとすると、刃部が切断の対象物に与える力は1/2程度になる。
このため、鋏体の先端付近で対象物を切るときには、連結部材よりの基端付近で対象物を切断するときに比べて対象物を切るのに要する力が大きくなるのである。
その第2は、2つの刃部間の隙間が、鋏の構造上、連結部材から遠ざかる程大きくなり易いので、刃部の先端付近で対象物を切断しようとした場合に、刃部の間に対象物が入り込む(或いは、対象物が刃部の間に挟まる)という現象が生じ易くなる、という課題である。
鋏体の刃部の間に対象物が入り込むという現象を防ぐには、例えば連結部材によって2つの鋏体の連結部同士をより強固に締め付けることが考えられるが、そうすると2つの鋏体の間の摩擦が大きくなり、鋏の開閉動作に、より強い力を必要とすることになる。
本願発明は、上述の2つの課題を解決すること、即ち、対象物を軽く切れるカーブ刃を有する鋏を、鋏体の刃部の先端付近で対象物を切る場合において、より軽く対象物を切ることができ、且つ対象物が2つの刃部間に入り込み難くするように改良することを目的とするものである。
本願発明は、内側に沿って刃を有するその先端側の刃部と、取っ手を有するその基端側のアーム部と、刃部とアーム部との間に位置する連結部とをそれぞれ有する、2つの鋏体と、2つの前記鋏体を、各鋏体の前記連結部で互いに回転可能にかしめる連結部材と、を備え、前記刃部に設けられた刃は、その内側に向けて膨らむカーブを有するカーブ刃である、鋏である。
そして、この鋏における2つの前記刃が接するときの接点における2つの前記刃の接線がなす角である鋏角は、前記刃のうちの前記連結部側からの所定の範囲である基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときよりも、前記刃のうちの前記基端ゾーンよりも先端側の範囲である先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの方が大きくなるようになっている。
鋏体の刃部の先端付近で対象物を切ろうとした場合には、上述のように、テコ比が悪くなることにより、ユーザが把持部を操作するのに要する力が大きくなる。そして、かかるテコ比についての問題は、鋏の構造上改良の余地がない。そこで、本願出願人は、テコ比の改良とは異なるアプローチで、軽い力で対象物を切断できるようにしようと考えた。それは鋏角に着目したアプローチである。鋏における2つの刃が接するときの接点における2つの刃の接線がなす角が、この出願で言う鋏角であるが、かかる鋏角が小さいときには、同じ角度だけ2つの鋏体を相互に回転させたときにおける対象物と刃の接する量が、鋏角が大きいときよりも大きくなる。これは、鋏体が対象物から大きな抗力を受けることを意味し、ユーザが把持部を操作するのに要する力を大きくする。他方、鋏角を大きくすれば、ユーザが把持部を操作するのに要する力は小さくて済む。
本願発明の鋏における鋏角は、刃のうちの連結部側からの所定の範囲である基端ゾーンにおいて2つの刃が接するときよりも、刃のうちの基端ゾーンよりも先端側の範囲である先端ゾーンにおいて2つの刃が接するときの方が大きくなるようになっている。つまり大雑把に言えば、本願発明の鋏の刃は全体としてカーブ刃になってはいるが、その刃部の基端付近で対象物を切るときの鋏角よりも、刃部の先端付近で対象物を切るときの鋏角の方が大きくなるように、その刃部が構成されている。このように、テコ比が基端ゾーンよりも悪くなる先端ゾーンで対象物を切るときの鋏角を、基端ゾーンで対象物を切るときの鋏角よりも大きくすることにより、本願の鋏は、鋏体の刃部の先端付近で対象物を切る場合に、より軽く対象物を切ることができるようになる。
また、このようにして、先端ゾーンで対象物を切るときに要する力を小さくすることで、刃が対象物へ与える抗力も小さくなるから、対象物が2つの刃の間に入り込むことも抑制できる。
本願の鋏における前記先端ゾーンは、その基端よりの第1先端ゾーンと、その先端よりの第2先端ゾーンに分割されており、前記鋏角は、前記第1先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときよりも、前記第2先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの方が大きくなるようになっていても良い。
そのようにすることで、特にテコ比が悪くなる第2先端ゾーンにおいて対象物を切断するときの鋏角を、より大きくすることができるようになる。
本願の鋏では、上述のように、先端ゾーンにおいて2つの刃が接するときの鋏角よりも、基端ゾーンにおいて2つの刃が接するときの鋏角の方が小さい。
前記基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、例えば、20°から35°の間とすることができる。テコ比を考慮すれば、基端ゾーンで2つの刃が接するときの鋏角が、この程度の範囲となっていれば、基端ゾーンで対象物を切るときに、対象物を軽く切ることができるとともに、2つの刃の間に対象物が入り込むことを抑制し易くなる。
前記先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、例えば、25°から45°の間とすることができる。テコ比を考慮すれば、先端ゾーンで2つの刃が接するときの鋏角が、この程度の範囲となっていれば、先端ゾーンで対象物を切るときに、対象物をある程度軽く切ることができ、また、刃部の間に対象物が入り込むことを抑制することができる。もっとも、先端ゾーンにおける鋏角は、45°よりも大きくすることも可能ではあり、そうした方が対象物を軽く切る効果も、刃部の間に対象物が入り込むことを抑制する効果も、より期待できるようになる。それにも限られず、先端ゾーンに採用しうる鋏角を上述の範囲として本願出願人が提案するのは、先端ゾーンにおける鋏角があまりにも大きくなると、鋏の特に刃部のデザイン性が損なわれてしまうからである。つまり、上述の鋏角の範囲は、鋏のデザイン性と、テコ比を考慮した場合における、対象物を軽く切る効果、及び刃部の間に対象物が入り込むことを抑制する効果との両立を得られる範囲である。
なお、先端ゾーンにおける鋏角は25°から45°の範囲とすることができ、基端ゾーンにおいて採用しうる鋏角である20°から35°と重複するが、基端ゾーンにおける鋏角よりも先端ゾーンにおける鋏角の方が大きいという条件と、先端ゾーンにおける鋏角と基端ゾーンにおける鋏角の双方が上述の数値範囲内となるという条件とは、矛盾なく両立し得る。
先端ゾーンが第1先端ゾーンと第2先端ゾーンに分かれている場合、 前記第1先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、25°から38°の間とすることができ、また前記第2先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、38°から45°の間とすることができる。テコ比を考慮すれば、先端ゾーンで2つの刃が接するときの鋏角が、この程度の範囲となっていれば、先端ゾーンで対象物を切るときに、対象物をある程度軽く切ることができ、また、刃部の間に対象物が入り込むことを抑制することができる。
基端ゾーンは、上述のように、刃部の刃のうち連結部材に近い基端側に存在する。これには限られないが、前記基端ゾーンは、前記鋏体における、前記連結部材から、前記鋏体の先端までの長さのうちの、その先端側の70%〜75%までの位置から、前記鋏体の刃部の基端までを占めるようになっていれば良い。その程度までは、対象物を軽く切ることが簡単に達成されるし、2つの鋏体の刃部の間に対象物が入り込むという現象も生じにくいからである。
刃のうち、基端ゾーンの残部が先端ゾーンとなる。先端ゾーンが第1先端ゾーンと、第2先端ゾーンに分かれている場合、前記第1先端ゾーンは、前記鋏体における長さ方向で、前記先端ゾーンのうちの50%〜60%を占めていても良い。先端ゾーンを、この程度の比率で第1先端ゾーンと第2先端ゾーンに分けることにより、対象物をある程度軽く切ることができ、また、刃部の間に対象物が入り込むことを抑制するという効果を得られやすくなる。
前記基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記基端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定であっても良いし、そうでなくても良い。
前記先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記先端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定であっても良いし、そうでなくても良い。
先端ゾーンが第1先端ゾーンと、第2先端ゾーンに分かれている場合、 前記第1先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記第1先端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定であっても良いし、そうでなくても良い。
前記第2先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記第2先端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定であっても良いし、そうでなくても良い。
基端ゾーンにおいて2つの刃が接するときの鋏角が、基端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定である鋏は、設計が比較的容易である。他について、即ち、先端ゾーン、及び先端ゾーンが第1先端ゾーンと第2先端ゾーンに分かれている場合については、それらについても同様である。
前記基端ゾーンにおける刃の形状は、対数螺旋であっても良い。また、 前記先端ゾーンにおける刃の形状は、対数螺旋であっても良い。先端ゾーンが第1先端ゾーンと第2先端ゾーンに分かれている場合については、それら第1先端ゾーンと第2先端ゾーンにおける刃の形状が対数螺旋であっても良い。対数螺旋を用いれば、基端ゾーン、先端ゾーン(先端ゾーンが第1先端ゾーンと第2先端ゾーンに分かれている場合においてはそのそれぞれ)のある範囲において2つの刃が接するときの鋏角が常に一定となるように設計することが容易である。
第1実施形態による鋏の鋏体の閉じた状態を示す平面図。 図1に示した鋏の鋏体が35°程度に開いた状態を示す平面図。 図1に示した鋏の鋏体が13°程度に開いた状態を示す平面図。 図1に示した鋏の鋏体が8°程度に開いた状態を示す平面図。 図1に示した鋏の鋏体の側面図。 図1に示した鋏の刃の形状として採用された対数螺旋のグラフ。
以下、本発明の好ましい一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4にこの実施形態による鋏を図示する。図1〜4はいずれも平面図であり、図1は後述する2つの鋏体が閉じた状態、図2は鋏体が図1に示した状態から(以下、同じ。)35°程度に開いた(つまりθ=35°、以下同じ。)状態、図3は、鋏体が13°程度に開いた状態、図4は鋏体が、8°程度に開いた状態をそれぞれ示している。
鋏は、2つの鋏体100を有している。
両鋏体100は、その先端側の刃部110、その中程の連結部120、及び、その基端側のアーム部130をそれぞれ有している。
2つの鋏体100は、連結部120において、連結部材200により互いに回転可能として接続されている。連結部材200による2つの鋏体100の連結部120同士の接続方法は、かしめや、ネジ止めなどの、公知、或いは周知のどのような技術を採用しても良いので、その説明は省略する。
刃部110は例えば金属製であり、板状である。刃部110の内側には刃111が設けられている。刃111は刃部110の略全長にわたって設けられている。図1〜図3において手前側に位置する鋏体100における刃111は、その外側から内側に向けて刃部110の厚さを薄くすることによって形成されている。図1〜図3において奥側に位置する鋏体100における刃111も、各図での図示は省略するが、同様に形成されている。
連結部120は刃部110とアーム部130とを繋ぐ板状体である。連結部120は連結部材200で、2つの鋏体100の連結部120同士を接続できるようにするために、ある程度の面積が与えられている。2つの鋏体100における連結部120は、その互いに対向しあう面である裏側面同士を、少なくともその一部で当接し合っている。2つの連結部120の互いに当接する部分は、これには限られないがこの実施形態では平面状である。2つの鋏体100は、2つの連結部120の裏面側同士を互いに摺動させることにより、安定した状態で、がたを生じることなく互いに回転することができる。
両アーム部130にはそれぞれ、鋏をユーザが使用するときにユーザが鋏を把持するための、例えば輪状の取っ手131が設けられている。一方の取っ手131には通常、ユーザの親指が、他方の取っ手131には通常、ユーザの人差指と中指が通される。取っ手131はそれに都合の良い大きさ、形状にされている。この実施形態における2つの取っ手131は同じものとされているが、必ずしもこの限りではない。
なお、鋏体100の刃部110、連結部120は一体である。アーム部130も、連結部120と一体であっても良いが、そうでなくても良い。例えば、アーム部130の取っ手131の内部にも、刃部110、連結部120に連なる部材が至っており、取っ手131の内部に至る図示を省略の部材に、例えば樹脂製、ゴム製等の取っ手131が取付けられていても良い。
2つの刃部110に設けられた刃111はともに、内側に向かって膨らむようなカーブ形状が与えられている。つまり、2つの刃部110に設けられた刃111はともに、いわゆるカーブ刃である。
刃111に与えられたカーブの形状について、図5を用いて以下詳細に説明する。
刃111は、全体としては一連のカーブを形成しているが、図5に示されたように、刃部110の基端よりの、連結部120から所定の範囲の基端ゾーン140と、刃部110の基端ゾーン140よりも先端よりの先端ゾーン150とに分けられている。また、この実施形態では、必ずしもこの限りではないが、先端ゾーン150は、その基端よりの第1先端ゾーン151と、その先端よりの第2先端ゾーン152とに分けられている。
基端ゾーン140は、必ずしもこの限りではないが、この実施形態では、鋏体100における連結部材200から(より正確には、連結部材200の回転の軸の中心から)、鋏体100の先端までの長さのうち、その先端側の70%〜75%(これには限られないが、この実施形態では75%である。)までの位置から、刃部110の基端までを占めている。基端ゾーン140より先端側が、先端ゾーン150となる。
また、第1先端ゾーン151は、必ずしもこの限りではないが、この実施形態では、鋏体100の長さ方向で考えて、先端ゾーン150のうちの50%〜60%(これには限られないが、この実施形態では60%である。)を占めるようになっている。
なお、これには限られないが、この実施形態における2つの刃111に与えられるカーブは、鏡像の関係にある。
基端ゾーン140に与えられたカーブと、先端ゾーン150に与えられたカーブは、2つの鋏体100の2つの刃111が接するときの接点における2つの刃の接線がなすである鋏角が、基端ゾーン140で刃111が接するときの鋏角が、先端ゾーン150で刃111が接するときの鋏角よりも小さくなるようなものとなっている。
この実施形態の鋏では、基端ゾーン140において2つの刃111が接するときの鋏角が、20°から35°の間となるようになっている。この数値は、例えば、30°±2°程度の範囲が好ましい。必ずしもこの限りではないが、この実施形態の鋏では、基端ゾーン140において2つの刃111が接するときの鋏角は、20°から35°の間の一定の角度となるようになっている。それは、以下のようにして設計可能である。
極座標表示の以下の数式(数1)を用いて求められる対数螺旋が知られている。基端ゾーン140の刃111に与えられるカーブを対数螺旋に即したものにすれば、基端ゾーン140において2つの刃111が接するときの鋏角が、常に一定の角度となる。
[数1]
r=aekθ
ここで、aは定数である。kも定数であるが、kは基端ゾーン140において2つの刃111が接するときの鋏角を決定するものである。例えば、鋏角を30°としたいのであれば、2つの刃111の間にできる鋏角を、2つの刃111がその半分ずつを担当するとして、15°とすればよく、その場合kは以下の数式(数2)のθに15°という値を代入することで求められる。
[数2]
k=1/tanθ
上述のようにして求めたkを、数1の数式に代入して適当な正の数であるaを選択して作った対数螺旋を、図6に示す。なお、aの値は、θを0としたとき、r = a となる値である。つまり、aの値を適切に決定することにより、対数螺旋の始線の位置が決定される。これは即ち、aの値を適切に選択することにより、刃先のカーブ形状を所望のように決定することができることを意味する。
刃部110の幅方向をx軸方向とし、刃部110の長さ方向をy軸方向とした図6の対数螺旋において、その下端(原点の位置)は、鋏における連結部材200の回転の軸に一致し、そのy軸と交わっている上端は、鋏体100の刃111の先端に一致する。その条件を満たすようにして、刃111の基端ゾーン140のカーブを、図6に示す対数螺旋に一致させるように設計することで、基端ゾーン140において2つの刃111が接するときの鋏角が常に30°となるようになる。
また、この実施形態の鋏では、先端ゾーン150において2つの刃111が接するときの鋏角が、25°から45°の間であり、且つ基端ゾーン140で2つの刃111が接するときの鋏角よりも大きくなるようになっている。先端ゾーン150が第1先端ゾーン151と第2先端ゾーン152に分かれていないとき、先端ゾーン150において2つの刃111が接するときの鋏角は、これには限られないが、25°から45°の間の一定の角度となるようにすることができる。先端ゾーン150が第1先端ゾーン151と第2先端ゾーン152に分かれていないとき、この値は、例えば、35°以上であるのが好ましい。
先端ゾーン150における刃111に与えるべきカーブは、基端ゾーン140の刃111に与えるべきカーブを決定した上述の場合と同じ方法で決定できる。
例えば、先端ゾーン150において2つの刃111が接するときの鋏角を常に、40°にしようとするのであれば、上述の数2の数式のθに40°の半分の20°を代入して得られたkと、適当な正の数であるaを上述の数1の数式に代入して、図6に示したのと同様の対数螺旋を得る。そのカーブを、先端ゾーン150における刃111の形状として採用することにより、先端ゾーン150の刃111の形状は、先端ゾーン150において2つの刃111が接するときの鋏角が常に、40°を保つものとなる。なお、この場合のaの値は、基端ゾーン140の最も先端側の刃111と、先端ゾーン150の最も基端側の刃111の合わせ目が滑らかに繋がるように決定する。
もっとも、この実施形態の鋏は、先端ゾーン150が第1先端ゾーン151と第2先端ゾーン152に分かれている。その場合における第1先端ゾーン151と第2先端ゾーン152の刃111に与えるカーブは、以下のようにすれば良い。なお、第1先端ゾーン151における鋏角よりも、第2先端ゾーン152における鋏角の方が、この実施形態の鋏では常に大きく、第1先端ゾーン151における鋏角と、第2先端ゾーン152における鋏角は、基端ゾーン140における鋏角よりも大きくなるようにされている。
これには限られないが、この実施形態における第1先端ゾーン151の刃111に与えるカーブは、第1先端ゾーン151において2つの刃111が接するときの鋏角が、25°から38°の間で、且つ基端ゾーン140で2つの刃111が接するときの鋏角よりも大きくなるようになっている。また、第1先端ゾーン151において2つの刃111が接するときの鋏角は、これには限られないが、25°から38°の間の一定の角度となるようにすることができる。
第1先端ゾーン151における刃111に与えるべきカーブは、基端ゾーン140の刃111に与えるべきカーブを決定した上述の場合と同じ方法で決定できる。
例えば、第1先端ゾーン151において2つの刃111が接するときの鋏角を常に、35°にしようとするのであれば、上述の数2の数式のθに35°の半分の17.5°を代入して得られたkと、先端ゾーン150の対数螺旋を得る場合において説明したのと同様の方法で決定されたaを上述の数1の数式に代入して、図6に示したのと同様の対数螺旋を得る。そのカーブを、第1先端ゾーン151における刃111の形状として採用することにより、第1先端ゾーン151の刃111の形状は、第1先端ゾーン151において2つの刃111が接するときの鋏角が常に、35°を保つものとなる。なお、この場合のaの値は、基端ゾーン140の最も先端側の刃111と、第1先端ゾーン151の最も基端側の刃111の合わせ目が滑らかに繋がるように決定する。
これには限られないが、この実施形態における第2先端ゾーン152の刃111に与えるカーブは、第2先端ゾーン152において2つの刃111が接するときの鋏角が、38°から45°の間となるようになっている。また、第2先端ゾーン152において2つの刃111が接するときの鋏角は、これには限られないが、38°から45°の間の一定の角度となるようにすることができる。
第2先端ゾーン152における刃111に与えるべきカーブは、基端ゾーン140の刃111に与えるべきカーブを決定した上述の場合と同じ方法で決定できる。
例えば、第2先端ゾーン152において2つの刃111が接するときの鋏角を常に、40°にしようとするのであれば、上述の数2の数式のθに40°の半分の20°を代入して得られたkと、先端ゾーン150の対数螺旋を得る場合において説明したのと同様の方法で決定されたaを上述の数1の数式に代入して、図6に示したのと同様の対数螺旋を得る。そのカーブを、第2先端ゾーン152における刃111の形状として採用することにより、第2先端ゾーン152の刃111の形状は、第2先端ゾーン152において2つの刃111が接するときの鋏角が常に、40°を保つものとなる。なお、この場合のaの値は、第1先端ゾーン151の最も先端側の刃111と、第2先端ゾーン152の最も基端側の刃111の合わせ目が滑らかに繋がるように決定する。
以上のように構成されているこの実施形態の鋏の使用方法と、その動作を説明する。
この鋏は、通常の鋏と同様に、アーム部130の取っ手にユーザが指を通し、2つの鋏体100を連結部材200を中心にして互いに回転させて用いる。このとき、開いた状態の2つの刃部110の間に、切断の対象となる対象物を置き、2つの刃部110が互いに重なり合うような図1に示した状態まで、2つの刃部110が閉じるまでの間に、刃部110に存在する刃111で対象物を切断する。
このとき、刃部110の刃111には上述のようなカーブが与えられているから、基端ゾーン140において2つの刃111が接するときには(例えば、図2に示した状態)では、鋏角が常に30°となる。このとき対象物の切断は軽く行え、また刃部110の間に対象物が鋏込まれることも抑制される。
また、第1先端ゾーン151において2つの刃111が接するときには(例えば、図3に示した状態)では、鋏角が常に35°となるようになっており、第2先端ゾーン152において2つの刃111が接するときには(例えば、図4に示した状態)では、鋏角が常に40°となるようになっており、いずれの場合でもその鋏角は、基端ゾーン140において2つの刃111が接するときの鋏角よりも大きくなっている。テコ比が悪くなっていくに連れ、鋏角が大きくなっていくので、先端ゾーン150においても、対象物の切断は軽く行え、また刃部110の間に対象物が鋏込まれることも抑制される。もっとも、先端ゾーン150における鋏角が過度には大きくないので、鋏のデザイン性は損なわれていない。
次に上述の実施形態による鋏の変形例について説明する。変形例の鋏は、基本的に、以上で説明した鋏と同じである。
変形例による鋏が上述の実施形態で説明した鋏と唯一異なるのは、刃部110の刃111に与えられたカーブの形状のみである。
変形例による鋏の刃111に与えられたカーブは、その最も基端側の部分で2つの刃111が接するときから、その最も先端側の部分で2つの刃111が接するときまでの間の鋏角が、漸増していくような鋏角となっている。もっとも、かかる鋏における鋏角は、上述の基端ゾーン140、及び先端ゾーン150(先端ゾーン150が第1先端ゾーン151、第2先端ゾーン152に分割されている場合には、そのそれぞれ)において2つの刃111が接するときの鋏角が満たすべき角度の大きさを充足するようになっている。この変形例の鋏における鋏角は、例えば、その最も基端側の部分で2つの刃が接するときが20°〜30°の間で、その最も先端側の部分で2つの刃が接するときの鋏角が30°〜45°の間となるようなものであっても良い。
なお、この鋏における鋏角は、かしめ部材200の回転の軸から、2つの刃111が接する部分までの、鋏体100の長さ方向における距離に比例して大きくなって行く必要はなく、例えば、鋏体100の先端付近で、急激に大きくなって行くものであっても良い。
変形例の鋏の使用方法と動作は、上述の実施形態の鋏の使用方法と、その動作と変わらない。
100 鋏体
110 刃部
111 刃
120 連結部
130 アーム部
131 取っ手
140 基端ゾーン
150 先端ゾーン
151 第1先端ゾーン
152 第2先端ゾーン

Claims (12)

  1. 内側に沿って刃を有するその先端側の刃部と、取っ手を有するその基端側のアーム部と、刃部とアーム部との間に位置する連結部とをそれぞれ有する、2つの鋏体と、
    2つの前記鋏体を、各鋏体の前記連結部で互いに回転可能にかしめる連結部材と、
    を備え、
    前記刃部に設けられた刃は、その内側に向けて膨らむカーブを有するカーブ刃である、
    鋏であって、
    2つの前記刃が接するときの接点における2つの前記刃の接線がなす角である鋏角は、前記刃のうちの前記連結部側からの所定の範囲である基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときよりも、前記刃のうちの前記基端ゾーンよりも先端側の範囲である先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの方が大きくなるようになっており
    前記基端ゾーンは、前記鋏体における、前記連結部材から、前記鋏体の先端までの長さのうちの、その先端側の70%〜75%までの位置から、前記鋏体の刃部の基端までを占めるようにされているとともに、
    前記先端ゾーンは、その基端よりの第1先端ゾーンと、その先端よりの第2先端ゾーンに分割されており、
    前記鋏角は、前記第1先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときよりも、前記第2先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの方が大きくなるようになっており、
    前記第1先端ゾーンは、前記鋏体における長さ方向で、前記先端ゾーンのうちの50%〜60%を占めるようにされており、
    前記第1先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、25°から38°の間であり、
    前記第2先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、38°から45°の間である、
    鋏。
  2. 内側に沿って刃を有するその先端側の刃部と、取っ手を有するその基端側のアーム部と、刃部とアーム部との間に位置する連結部とをそれぞれ有する、2つの鋏体と、
    2つの前記鋏体を、各鋏体の前記連結部で互いに回転可能にかしめる連結部材と、
    を備え、
    前記刃部に設けられた刃は、その内側に向けて膨らむカーブを有するカーブ刃である、
    鋏であって、
    2つの前記刃が接するときの接点における2つの前記刃の接線がなす角である鋏角は、前記刃のうちの前記連結部側からの所定の範囲である基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときよりも、前記刃のうちの前記基端ゾーンよりも先端側の範囲である先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの方が大きくなるようになっており
    前記基端ゾーンは、前記鋏体における、前記連結部材から、前記鋏体の先端までの長さのうちの、その先端側の70%〜75%までの位置から、前記鋏体の刃部の基端までを占めるようにされているとともに、
    前記先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記先端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定である、
    鋏。
  3. 内側に沿って刃を有するその先端側の刃部と、取っ手を有するその基端側のアーム部と、刃部とアーム部との間に位置する連結部とをそれぞれ有する、2つの鋏体と、
    2つの前記鋏体を、各鋏体の前記連結部で互いに回転可能にかしめる連結部材と、
    を備え、
    前記刃部に設けられた刃は、その内側に向けて膨らむカーブを有するカーブ刃である、
    鋏であって、
    2つの前記刃が接するときの接点における2つの前記刃の接線がなす角である鋏角は、前記刃のうちの前記連結部側からの所定の範囲である基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときよりも、前記刃のうちの前記基端ゾーンよりも先端側の範囲である先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの方が大きくなるようになっており
    前記基端ゾーンは、前記鋏体における、前記連結部材から、前記鋏体の先端までの長さのうちの、その先端側の70%〜75%までの位置から、前記鋏体の刃部の基端までを占めるようにされているとともに、
    前記先端ゾーンは、その基端よりの第1先端ゾーンと、その先端よりの第2先端ゾーンに分割されており、
    前記鋏角は、前記第1先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときよりも、前記第2先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの方が大きくなるようになっており、
    前記第1先端ゾーンは、前記鋏体における長さ方向で、前記先端ゾーンのうちの50%〜60%を占めるようにされており、
    前記第1先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記第1先端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定であり、
    前記第2先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記第2先端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定である、
    鋏。
  4. 内側に沿って刃を有するその先端側の刃部と、取っ手を有するその基端側のアーム部と、刃部とアーム部との間に位置する連結部とをそれぞれ有する、2つの鋏体と、
    2つの前記鋏体を、各鋏体の前記連結部で互いに回転可能にかしめる連結部材と、
    を備え、
    前記刃部に設けられた刃は、その内側に向けて膨らむカーブを有するカーブ刃である、
    鋏であって、
    2つの前記刃が接するときの接点における2つの前記刃の接線がなす角である鋏角は、前記刃のうちの前記連結部側からの所定の範囲である基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときよりも、前記刃のうちの前記基端ゾーンよりも先端側の範囲である先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの方が大きくなるようになっており
    前記基端ゾーンは、前記鋏体における、前記連結部材から、前記鋏体の先端までの長さのうちの、その先端側の70%〜75%までの位置から、前記鋏体の刃部の基端までを占めるようにされているとともに、
    前記鋏角は、前記基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときも、前記先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときも、2つの前記刃が接する位置が、前記鋏体の先端に近づくにつれ漸増するようになっている、
    鋏。
  5. 前記先端ゾーンは、その基端よりの第1先端ゾーンと、その先端よりの第2先端ゾーンに分割されており、
    前記鋏角は、前記第1先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときよりも、前記第2先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの方が大きくなるようになっており
    前記第1先端ゾーンは、前記鋏体における長さ方向で、前記先端ゾーンのうちの50%〜60%を占めるようにされている
    請求項2又は4記載の鋏。
  6. 前記基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、20°から35°の間である、
    請求項2〜4のいずれかに記載の鋏。
  7. 前記先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、25°から45°の間である、
    請求項2〜4のいずれかに記載の鋏。
  8. 前記基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記基端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定である、
    請求項1〜3のいずれかに記載の鋏。
  9. 前記第1先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記第1先端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定であり、
    前記第2先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときの前記鋏角は、前記第2先端ゾーンのどこで2つの前記刃が接するかにかかわらず一定である、
    請求項記載の鋏。
  10. 前記鋏角は、前記基端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときも、前記先端ゾーンにおいて2つの前記刃が接するときも、2つの前記刃が接する位置が、前記鋏体の先端に近づくにつれ漸増するようになっている、
    請求項記載の鋏。
  11. 前記基端ゾーンにおける刃の形状は、対数螺旋である、
    請求項1又は2記載の鋏。
  12. 前記先端ゾーンにおける刃の形状は、対数螺旋である、
    請求項1又は2記載の鋏。
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