JP6362428B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真方式のFAX、プリンタを有する複合機等の画像形成装置に関し、特に、メンテナンス用の開閉扉を有する画像形成装置に関する。
画像形成装置のほとんどで、ジャム発生時の機内残留紙の取り除く操作やメンテンナンス等々で搬送機能を含めた扉を開閉可能な構成が採用されている。その中でも、リンク機構を用いて扉もしくは扉内の搬送ガイドの開閉に連動することで、様々な機能を有するものが提案されている。
例えば、ジャムを検知した際に、検知個所に応じて必要な扉を自動で開口するというものがある。その中でも、特にラック状にギアが切られたリンクと電磁クラッチを含む駆動系で扉の開口を行うものが提案されている(特許文献1参照)。
また、搬送ガイド及び二次転写外ローラを保持するユニットが一体となった扉が開閉し、二次転写ガイドユニットにローラ軸と同軸状に設けられた軸を用いて、扉を閉めた際に本体との位置が決まるように構成されている(特許文献2参照)。さらには、その軸を回動中心として二次転写外ローラを保持するユニット自体も扉に対して回動可能になっている。
その他には、外装及び搬送装置をからなる扉と、その内側に中間搬送装置の設けてあり、扉を開くと中間搬送装置も開口することで画像形成部内に残留した紙を取り出せる構成がある(特許文献3参照)。ここでは、中間搬送装置はリンクを通して本体に設けられたドラムを保護するシャッタ連結しており、扉を開ける操作と連動してシャッタが閉まりドラムを保護する構成になっている。
上述のような扉を有する画像形成装置では、搬送ガイド及び二次転写外ローラがユニット化されたもの(内部ユニット)が外装を形成する扉と一体となった開閉扉は、装置本体の枠体に設けられた回動中心を中心に回動する。開閉扉は装置本体とは開口角度を規制するストッパ部材により連結される。また、内部ユニットは扉内部に配置された弾性部材により扉から内部側に付勢される。このため、扉が開いた状態において、内部ユニットは扉から離間した状態(フロート状態)にある。
また、装置本体には、内部ユニットを所定位置に収めて適切に装置本体に固定するためのカム形状のアーム部材が設けられる。アーム部材があることにより、開閉扉を閉じる際に、前記アーム部材が前記内部ユニットの一部を装置本体側に付勢するように引き込み、ロックする。これにより、扉に付帯された二次転写ローラや搬送ローラは、装置本体側に配設された対向ローラに対して、正確な位置決めがされる。
特開2006−36432号 特開2008−216595号 特開2008−261926号
しかし、上述のように内部ユニットが扉に対してフロート状態にある開閉扉の構成の場合、内部ユニットの扉に対する相対位置が異なると、アーム部材が前記内部ユニットの引き込み動作を安定的に行うことが困難になる。また、フロート状態の内部ユニットの位置によっては、アーム部材の引き込み動作に負荷がかかり、開閉扉を閉じる際のユーザの操作力を高くしてしまうおそれもある。
そこで本発明は、画像形成装置の開閉扉を確実かつ安定的に閉じることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、画像形成部と、前記画像形成部を備える装置本体に対して回動自在な開閉扉と、前記画像形成部によって画像が形成された記録材を再度前記画像形成部へ案内するための搬送路を前記開閉扉と共に形成し、前記開閉扉に下端部を回動自在に支持されるガイドユニットと、を有し、前記開閉扉が開かれて且つ前記開閉扉に対して前記ガイドユニットが回動することによって前記搬送路が開放される画像形成装置であって、前記開閉扉を開いたときに前記搬送路が開放された状態となるように前記ガイドユニットを保持する保持部と、前記開閉扉を閉じる操作と連動して前記保持部による前記ガイドユニットの保持を解除する解除部と、前記開閉扉の閉状態において前記ガイドユニットをロックするロック部と、を有し、前記解除部は、前記開閉扉を閉じる操作の過程で、前記ロック部によるロックが開始される前に、前記ガイドユニットの保持を解除することを特徴とする。
本願発明により、画像形成装置の開閉扉を確実かつ安定的に閉じることができる。
画像形成装置の全体構成を示す断面図。 開閉扉の全体構成を示す斜視図。 各ユニットが開閉扉に組み付いた状態を示す斜視図。 開閉扉の斜視図。 ガイドユニットの斜視図。 二次転写ユニットの斜視図。 レジストローラユニットの斜視図。 ストッパ部材の詳細構成を示す斜視図。 ガイドレール部のレール形状を示す図。 開閉扉に保持される各ユニットの保持状態を説明する図。 開閉扉が装置本体側のロック部に対して固定される状態を説明する図。 装置本体側のロック部の詳細構成を示す斜視図。 ガイドユニットの保持を解除する前後の状態を説明する図。 ガイドユニットの保持を解除する前後のストッパ部材の状態を説明する図。 ガイドユニット保持の操作順序を示すフローチャート。
(画像形成装置)
画像形成装置100の全体構成について説明する。図1は画像形成装置の全体構成を示す断面図である。画像形成装置100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成部を備える。各色の画像形成部の構成は、収納するトナー色によって異ならない。このため、以下の説明では、Y、M、C、Kの添え字を省略して説明する。
感光体ドラム11(像担持体)は、帯電ローラ12によって表面を一様に帯電された後、伝送された画像情報の信号に基づいて駆動されるレーザスキャナ13によって、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像器14によってトナー像として顕在化される。
感光体ドラム11上のトナー像は、一次転写ローラ1により所定の加圧力及び静電的負荷バイアスを付与されることで、中間転写ベルト61(中間転写体)に順次転写(一次転写)される。一次転写後、感光体ドラム11上に残った僅かな残トナーは、ドラムクリーナ15によって除去回収され、再び、次の画像形成に備える。なお、中間転写ベルト61は、中間転写ベルト61を張架する駆動ローラ62を含む複数の張架ローラと一体的にユニット化され、中間転写ユニット60を構成している。
一方、記録材Pは、給送カセット2から1枚ずつ給送され、レジストローラ対(レジスト対向ローラ3、レジスト駆動ローラ25)の2つの搬送ローラによって挟持されつつ、メイン搬送路71を搬送される。レジストローラ対のニップ部では、記録材Pの先端にループを形成することで、記録材Pの斜行を補正する。その後、レジストローラ対は、中間転写ベルト61上のトナー像と同期を取って、中間転写ベルト61を駆動する駆動ローラ62と二次転写ローラ35(二次転写部材)との間に記録材Pを搬送する。なお、二次転写ローラ35は、後述の二次転写ユニット30に一体的に組み付けられ、開閉扉90を開いた状態のときには駆動ローラ62から離間する。
対向配置された駆動ローラ62及び二次転写ローラ35のニップ部において、所定の加圧力と静電的負荷バイアスが付与される。これにより、中間転写ベルト61上のカラーのトナー像は、記録材Pに転写(二次転写)される。転写後、中間転写ベルト61上に残った僅かな残トナーは、ベルトクリーナ7によって除去回収され、再び、次の画像形成に備える。
記録材P上に転写されたトナー像は、定着器4(定着部)によって、加熱加圧されることで定着され、排出ローラ対5により排出トレイ6上に排出される。記録材Pの両面に画像を形成する際には、排出ローラ対5を逆転させて両面搬送路72を通過させる。両面搬送路72によって案内された記録材Pに中間転写ベルト61上のカラーのトナー像を転写して、記録材Pの両面に画像を形成する。
また、画像形成装置100の図1に示す側面には、装置本体に対して開閉自在な開閉扉90が形成される。開閉扉90は、その下方に配設される回動中心90aを中心として回動する。また、開閉扉90の上方には係止部90bが形成され、係止部90bは画像形成装置100本体(装置本体)に形成される係止部に対して係止される。係止部90bにて係止されることにより、開閉扉90は装置本体に対して閉じられる。開閉扉90の側面にはガイドレール部93が配設され、装置本体に配設される後述のストッパ部材150(回動規制部材)にて画像形成装置100に対する開閉扉90の開口角度を規制する構成になっている。
詳細は後述するが、開閉扉90の内側には、記録材Pの搬送路が表裏に形成されるガイドユニットが配設される。ガイドユニット本体40は、回動中心40aを中心として開閉扉90に対して回動自在(可動自在)に配設される。また、ガイドユニット本体40の内側には、二次転写ユニット30がガイドユニット本体40と一体的に配設される。互いの一体構成は、二次転写ユニット30の長手方向端部とガイドユニット本体40の長手方向端部が互いに遊嵌してなされる。
また、二次転写ユニット30とガイドユニット本体40との間にはフローティングバネ32(付勢部材)が配設される。これにより、二次転写ユニット30はガイドユニット本体40から中間転写ユニット60側に向かって付勢され、ガイドユニット本体40は二次転写ユニット30をいわゆるフロート状態となるように保持する。
装置本体に設けられた搬送ガイドと二次転写ユニット30とによってメイン搬送路71が形成されている。更に、二次転写ユニット30の下部で且つ記録材Pの搬送路側に、レジストローラユニット20(ローラユニット)が配置される。レジストローラユニット20は、ガイドユニット本体40の下部に対して遊嵌され、ガイドユニット本体40と一体的に配設される。レジストローラユニット20は、装置本体側のレジスト対向ローラ3に対して対向配置され、搬送路内の記録材Pが斜行しないように、記録材Pの姿勢を矯正する。なお、ガイドユニット本体40と、二次転写ユニット30と、レジストローラユニット20とによって本発明のガイドユニットが構成される。
(開閉扉周辺の構成及び動作)
開閉扉90の内部に配置されるユニットの構成及び動作を概略説明する。図2は開閉扉の全体構成を示す斜視図である。図2において、(a)は開閉扉90が完全に閉じた状態、(b)は開閉扉90を途中まで開けた状態、(c)は開閉扉90を完全に開けた状態である。それぞれ、(a)は通常時または画像形成動作時、(b)はジャム処理時、(c)はユニット交換時における開閉扉90の状態を示している。
開閉扉90は、上述のように、レジストローラユニット20、二次転写ユニット30、ガイドユニット本体40、と一体的に構成される。開閉扉90と、ガイドユニット本体40との間で両面搬送路72が形成されている。図2に示すように、開閉扉90が回動中心90aを中心として回動する。開閉扉90が開いた状態で、レジストローラユニット20、二次転写ユニット30、ガイドユニット本体40が一体に開閉扉90に対して回動することによって、両面搬送路72が開放される。
また、開閉扉90の開口角度は、装置本体に配設され回動中心150aを中心に回動するストッパ部材150によって規制される。具体的には、開閉扉90側面にあるガイドレール部93にはレールが形成され、当該レールにはストッパ部材150に配設される規制ボスが係合する。このため、ストッパ部材150は、規制ボスがレール内を動くことができる範囲内でのみ、開閉扉90の回動を許容することになる。
(開閉扉周辺の部材の詳細構成)
開閉扉90に対して一体的に組み付く上述の各部材の詳細構成を、図3乃至図10を用いて順に説明する。
図3は各ユニットが開閉扉に組み付いた状態を示す斜視図である。図3に示すように、レジストローラユニット20、二次転写ユニット30、ガイドユニット本体40の各ユニットは開閉扉90に一体的に組み付いている。また、図3に示すように、各ユニットの表面側の一部は記録材Pの搬送路を構成している。
図4は開閉扉の斜視図である。各ユニットを除いた開閉扉90の状態を示す図4を参照してわかるように、開閉扉90の内面は、記録材Pの両面搬送を可能とする両面用の搬送路やローラが配設される。
図3及び図4に示すように、開閉扉90の下部側面には、装置本体に対して回動するように突出している回動中心90aが配設され、回動中心90aの上方にガイドレール部93が配設される。また、上部側面には、装置本体に対して係止する係止部90bが配設される。
また、ガイドレール部93の装置内部方向の側方には、回動支持部91が突出するように構成される。回動支持部91は、図3に示す、ガイドユニット本体40の下端に配設される回動中心40aを回動可能に支持する。この構成により、ガイドユニット本体40は、下端を回動支持部91に支持されつつ、回動中心40aを中心として回動する。
また、ガイドレール部93の上端に近い部分の装置内部方向の側方には、弾性部材によってユニット保持部材92が配設される。ユニット保持部材92は、後述のように、ガイドユニット本体40に形成される保持用突起41を保持する。
図5はガイドユニット本体40の斜視図である。図5では両面搬送路がある側、すなわち記録材Pの裏面搬送側からみている。図5に示すように、ガイドユニット本体40は側面下端に突起状の回動中心40aを有する。回動中心40aが開閉扉90の回動支持部91に支持されることでガイドユニット本体40は開閉扉90と連動する。
また、回動中心40aよりやや上方に搬送路の幅方向に突出する2つの突起(保持用突起41、解除用突起42)が配設される。保持用突起41は、ユニット保持部材92が当接可能な位置に配設され、解除用突起42はストッパ部材150の解除用突部152(後述)が当接可能な位置に配設される。
図5に示すように、ガイドユニット本体40の両側面には、複数の係合穴(転写ユニット上部係合穴40b、転写ユニット下部係合穴40c、レジストローラ係合穴40d)が形成される。転写ユニット上部係合穴40bと転写ユニット下部係合穴40cは、二次転写ユニット30と係合し、レジストローラ係合穴40dはレジストローラユニット20のレジスト駆動ローラ25の軸受26(図7参照)と係合する。
また、ガイドユニット本体40の両側面には、装置本体に配設される複数のロックアーム(転写ロックアーム110、レジストロックアーム120)の回動を補助するため、複数のガイド部が形成される。具体的には、転写ロックアーム110の先端部をガイドする上部アームガイド43と、レジストロックアーム120の先端部をガイドする下部アームガイド44の2つの斜面を有する。
図6は二次転写ユニットの斜視図である。(a)が表面側から見た図であり、(b)が裏面側から見た図である。図6(a)に示すように、二次転写ユニット30は駆動ローラ62(図1参照)と対向する二次転写ローラ35を軸支するユニットである。二次転写ローラ35の前後は記録材Pの表面側の搬送路となっている。
また、二次転写ユニット30の両側面には、上端の位置決め突起30aと、複数の係合突起(上部係合突起30b、下部係合突起30c)が形成される。位置決め突起30aは、転写ロックアーム110によって位置決めがなされる。上部係合突起30bは、ガイドユニット本体40の転写ユニット上部係合穴40bと係合し、下部係合突起30cは、転写ユニット下部係合穴40cと係合する。
また、図6(b)に示すように、二次転写ユニット30の裏面にはガイドユニット本体40と離間する方向に付勢するためのフローティングバネ32が配設される。このように、二次転写ユニット30は、ガイドユニット本体40に対して係合しつつも、フローティングバネ32によって離間する側に付勢されるため、二次転写ユニット30はガイドユニット本体40に対して浮いているようなフロート状態で保持される。
図7はレジストローラユニットの斜視図である。レジストローラユニット20は、レジスト駆動ローラ25と、それと同軸に付帯される駆動ギア27で構成される。駆動ギア27は不図示のモータ(駆動部)によって駆動される。レジストローラユニット20は、レジスト駆動ローラ25の両端部にある軸受26がガイドユニット本体40の転写ユニット下部係合穴40cに係合することで保持される。
図8はストッパ部材の詳細構成を示す斜視図である。図8はストッパ部材150を裏面(開閉扉90と係合する側の面)からみている。ストッパ部材150は、図2でも示したように、回動中心150aを中心に回動し、開閉扉90の開口角度を規制する。
ストッパ部材150は、回動中心150aの位置と反対側の端部に、規制ボス151と解除用突部152(引掛部)という突部が形成される。規制ボス151は、ガイドレール部93と係合することにより開閉扉90の回動角度を規制する。解除用突部152は、後述の構成により、ガイドユニット本体40の開閉扉90からの離間を解除するための突起である。
図9はガイドレール部のレール形状を示す図である。図9に示すように、開閉扉90の側面にはガイドレール部93が形成される。ガイドレール部93には、ストッパ部材150の規制ボス151をガイドするためのガイドレール93aが形成される。ガイドレール93aのレール形状は、分岐Cで二股に分岐している。分岐の先には回動規制位置Aと回動規制位置Bが形成される。
このようにガイドレール93aが分岐し、二つの回動規制位置があるため、開閉扉90は選択的または2段階に開閉可能である。すなわち、ストッパ部材150の規制ボス151がガイドレール93aをスライドし、回動規制位置Aにガイドされた場合には、図2(b)に示すように開閉扉90が途中まで開いた状態で保持される。この場合、上方から紙が取り出しやすい角度に開閉扉90が保持されるため、ジャム処理を行いやすくなる。また、ストッパ部材150の規制ボス151が回動規制位置Bにガイドされた場合には、図2(c)に示すように開閉扉90が全開した状態となるため、装置本体の内部のメンテナンスが行いやすくなる。
図10は開閉扉に保持される各ユニットの保持状態を説明する図である。(a)が各ユニットが保持された状態を示す側面図であり、(b)がユニット保持部材92の拡大図である。
図10(a)に示すように、二次転写ユニット30はガイドユニット本体40に対して2箇所で係合している。具体的には、二次転写ユニット30の上部係合突起30bは、ガイドユニット本体40の転写ユニット上部係合穴40bの内部に遊嵌しており、下部係合突起30cは、転写ユニット下部係合穴40cの内部に遊嵌している。二次転写ユニット30はガイドユニット本体40との間に配置されるフローティングバネ32によって図中左方向に付勢されている。
また、レジストローラユニット20のレジスト駆動ローラ25の軸受26は、レジストローラ係合穴40dに係合され保持される。これにより、レジストローラユニット20もガイドユニット本体40に対して一体的に保持される。
更に、ガイドユニット本体40は、開閉扉90に対して、回動支持部91とユニット保持部材92の2箇所で保持される。すなわち、C字状に開口した回動支持部91は、ガイドユニット本体40下端に配設された回動中心40aを保持する。また、ユニット保持部材92は、その表面側で、ガイドユニット本体40の保持用突起41を保持する。ここで、ユニット保持部材92のうち保持用突起41を保持する部分は凹部92Dが形成される。このため、開閉扉90の開口時には保持用突起41が凹部92Dに引っ掛かり、ガイドユニット本体40の開口状態を保持しやすくなっている。
(開閉扉の装置本体への係合構成)
図11は開閉扉が装置本体側のロック部に対して固定される状態を説明する図である。(a)はロック部が開閉扉に対して係合を開始する直前の状態であり、(b)はロック部が開閉扉に対してのロックを完了した状態である。 ロック部の概略は次のとおりである。
図11に示すように、装置本体には、転写ロックアーム110(第一ロック部)とレジストロックアーム120(第二ロック部)の2つのロック部が配置されている。転写ロックアーム110は、二次転写ユニット30の上端にある位置決め突起30aに係合し、レジストロックアーム120はレジストローラユニット20の軸受26に係合する。
図12は装置本体側のロック部の詳細構成を示す斜視図である。(a)が転写ロックアーム110であり、(b)がレジストロックアーム120である。図12に示すように、転写ロックアーム110は、回動中心110aを中心として回動し、ガイド突起111をガイドされることにより先端を移動させられ、アーム形状のロック部112により位置決め突起30aをロックする。レジストロックアーム120は、回動中心120aを中心として回動し、ガイド突起121をガイドされることにより先端を移動させられ、アーム形状のロック部122により軸受26をロックする。
この構成によりロック部は次のように動作する。まず、図11(a)に示すように、開閉扉90が閉じられる前において、転写ロックアーム110は装置本体に配置された下端規制部119によって下端を支持されている。同様に、レジストロックアーム120も、装置本体に配置された下端規制部129によって下端を支持されている。
そして、開閉扉90が閉じてくると、転写ロックアーム110のガイド突起111は、ガイドユニット本体40に形成された上部アームガイド43に当接する。すると、開閉扉90が閉じられるにしたがい、ガイド突起111が矢印方向にガイドされる。これにより、転写ロックアーム110が反時計回りに回動する。同様に、レジストロックアーム120のガイド突起121は、ガイドユニット本体40に形成された下部アームガイド44に当接する。すると、開閉扉90が閉じられるにしたがい、ガイド突起121が矢印方向にガイドされる。これにより、レジストロックアーム120が反時計回りに回動する。
図11(b)に示すように、開閉扉90が閉状態になると、転写ロックアーム110のガイド突起111が上部アームガイド43の上端に移動する。この状態でロック部112が二次転写ユニット30の位置決め突起30aと係合する。このように、転写ロックアーム110が二次転写ユニット30の上部を位置決めする。一方、レジストロックアーム120のガイド突起121も下部アームガイド44の上端に移動する。この状態で、ロック部122がレジスト駆動ローラ25の軸受26と係号する。このように、レジストロックアーム120はレジストローラユニット20を位置決めすることになる。
(ガイドユニットがロック部材に至る直前の挙動)
次に、図13を用いて、開閉扉を閉める際にガイドユニット本体40が、装置本体に配設された2つのロック部材(転写ロックアーム110、レジストロックアーム120)に至る直前の挙動を説明する。図13はガイドユニットの保持を解除する前後の状態を説明する図である。(a)はガイドユニット本体40がユニット保持部材92により保持されている状態、(b)はガイドユニット本体40のユニット保持部材92による保持が解除された状態を示す図である。
開閉扉90の回動中心90aと、ガイドユニット本体40の回動中心40aとは異なる。また、図13(a)に示すように、開閉扉90を閉める際、ガイドユニット本体40は、開閉扉90に対して離間した状態である。このため、ガイドユニット本体40に形成される2つのガイド部(上部アームガイド43、下部アームガイド44)と、装置本体に形成される2つのロック部材(転写ロックアーム110、レジストロックアーム120)の相対位置が異なる。
従来、このような開閉扉の装置本体に対する位置決め操作を確実に行うために、開閉扉側のガイド部材の形状と装置本体側のロック部材の形状の最適化を行っていた。しかしながら、最適化を行ったとしても、開閉扉の操作性を十分に高めることは困難であり、関係部品に負荷がかかるような問題もあった。
そこで、本実施形態においては、開閉扉の装置本体に対する位置決め操作を確実に行いつつも、開閉扉の操作性を高めるため、以下のような構造としている。すなわち、開閉扉90を閉じる際、ロック部材による位置決めが行われる直前に、ガイドユニット本体40の開閉扉90に対する離間が解除される。
より具体的には、開閉扉90を閉じる動作に伴い、図13(a)に示す開閉扉90とガイドユニット本体40とが離間した状態から、図13(b)に示す開閉扉90とガイドユニット本体40とが当接した状態となる。この状態において、上部アームガイド43は転写ロックアーム110と接近した位置にあり、下部アームガイド44はレジストロックアーム120と接近した位置にある。これにより、二次転写ユニット30及びレジストローラユニット20の、転写ロックアーム110及びレジストロックアーム120による位置決め操作を常に同じ条件で行うことが可能となる。
(ガイドユニットの保持を解除する詳細構成)
上述のように、本実施形態では、ロック部材による位置決めが行われる前に、ガイドユニット本体40の開閉扉90に対する離間が解除される。この構成をより詳細に図14を用いて説明する。図14はガイドユニットの保持を解除する前後のストッパ部材の状態を説明する図である。(a)はガイドユニット本体40がユニット保持部材92により保持されている状態、(b)はガイドユニット本体40のユニット保持部材92による保持が解除された状態を示す。なお、説明のために、図14においてはストッパ部材150を透過させた状態で示し、ガイドユニット本体40の状態がわかるようにしている。
図14(a)に示すように、開閉扉90が閉じられていくと、ガイドレール部93に係合するストッパ部材150の規制ボス151が、ガイドレール93aに導かれて上方に移動する。これに伴い解除用突部152も移動するが、このとき、解除用突部152がガイドユニット本体40の解除用突起42に引っ掛かる。すると、解除用突部152は解除用突起42を押圧し、解除用突起42に隣接して配設される保持用突起41も間接的に押圧される。すると、凹部92Dに保持されている保持用突起41は、ユニット保持部材92を矢印方向に押圧して弾性変形させ、凹部92Dとの係合を解除する。
その後、保持用突起41は、図14(b)に示すように、ユニット保持部材92の下方に潜り込むように移動する。保持用突起41はガイドユニット本体40と一体的に構成されているため、保持用突起41のユニット保持部材92による保持解除されたガイドユニット本体40は、回動中心40aを中心として開閉扉90側に移動する。なお、開閉扉90を開いた後に、両面搬送路72を開放するようにガイドユニットを回動させると保持用突起41がユニット保持部材92を弾性変形させ、やがて保持用突起41が凹部92Dに係合する。これによってガイドユニットが開いた位置で保持される。
これにより、ガイドユニット本体40が開閉扉90側に倒れ、図13(b)に示すように、ガイドユニット本体40の上部アームガイド43と下部アームガイド44とが、確実に転写ロックアーム110、レジストロックアーム120をガイド可能な状態となる。
以上の一連の操作順序を示す。図15はガイドユニット保持の操作順序を示すフローチャートである。図15に示すように、開閉扉90の閉動作を行っているとき(ステップS1)、ガイドユニット本体40が開閉扉90のユニット保持部材92により保持されているかが問題となる(ステップS2)。
開閉扉90がユニット保持部材92により保持されている場合、図14に示すように、ストッパ部材150の解除用突部152がガイドユニット本体40の解除用突起42に当接し、押圧する。すると、解除用突起42と一体に構成される保持用突起41は、ユニット保持部材92を弾性変形させ、保持用突起41が凹部92Dから外れてユニット保持部材92の下方へもぐりこむ。すると、ユニット保持部材92によるガイドユニット本体40の保持が解除される(ステップS3)。
ステップS3の後、またはステップS2で開閉扉90がユニット保持部材92により保持されていない場合、2つのロック部材(転写ロックアーム110、レジストロックアーム120)が回動し、位置決め動作を開始する(ステップS4)。そして、図11に示すように、上部アームガイド43がガイド突起111をガイドし、下部アームガイド44がガイド突起121をガイドすることにより、位置決め動作が完了する(ステップS5)。これにより、開閉扉90が装置本体に対して固定される(ステップS6)。
以上のように、本実施形態においては、転写ロックアーム110、レジストロックアーム120による位置決め動作が開始する直前に、開閉扉90によるガイドユニット本体40の保持を解除する。これにより、ガイドユニット本体40の上部アームガイド43及び下部アームガイド44を、確実に転写ロックアーム110、レジストロックアーム120に案内することができる。ロック部材を各ガイドに確実に案内する構成であるため、操作力が大きくなりすぎることがない。よって、画像形成装置の開閉扉を確実かつ安定的に閉じることができる。
以上のように、開閉扉90を開いたときには、保持部(保持用突起41、ユニット保持部材92)によって、ガイドユニット本体40が開閉扉90に対して離間した状態で保持される。一方、開閉扉90を閉じるときには、閉じる操作と連動して、解除部(解除用突起42、解除用突部152)の作用によりガイドユニット本体40の開閉扉90に対する保持を解除する。
前記開閉扉を閉じる操作の過程で、解除用突部152の解除用突起42の押圧により、ガイドユニット本体40の保持が解除されるが、そのタイミングは、ロック部によるロックが開始する直前である。すると、ロック部のロック動作が開始する段階では、必ずガイドユニット本体40の保持が解除されて、ガイドユニット本体40が開閉扉90に当接した状態となっている。このため、開閉扉は確実かつ安定的に閉じられることとなる。
P…記録材
20…レジストローラユニット
25…レジスト駆動ローラ
30…二次転写ユニット
35…二次転写ローラ
40…ガイドユニット本体
41…保持用突起
42…解除用突起
90…開閉扉
90a…回動中心
91…回動支持部
92…ユニット保持部材
93…ガイドレール部
93a…ガイドレール
100…画像形成装置
110…転写ロックアーム
120…レジストロックアーム
150…ストッパ部材
152…解除用突部

Claims (7)

  1. 画像形成部と、
    前記画像形成部を備える装置本体に対して回動自在な開閉扉と、
    前記画像形成部によって画像が形成された記録材を再度前記画像形成部へ案内するための搬送路を前記開閉扉と共に形成し、前記開閉扉に下端部を回動自在に支持されるガイドユニットと、
    を有し
    前記開閉扉が開かれて且つ前記開閉扉に対して前記ガイドユニットが回動することによって前記搬送路が開放される画像形成装置であって
    前記開閉扉を開いたときに前記搬送路が開放された状態となるように前記ガイドユニットを保持する保持部と、
    前記開閉扉を閉じる操作と連動して前記保持部による前記ガイドユニットの保持を解除する解除部と、
    前記開閉扉の閉状態において前記ガイドユニットをロックするロック部と、
    を有し、
    前記解除部は、前記開閉扉を閉じる操作の過程で、前記ロック部によるロックが開始される前に、前記ガイドユニットの保持を解除することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイドユニットは、前記画像形成部によって形成されたトナー像を転写部において転写する転写ローラを具備する転写ユニットと、前記転写部に記録材を搬送する搬送ローラを具備するローラユニットとを保持しており、
    前記ロック部は、前記転写ユニットの位置決めする第一ロック部材と、前記ローラユニットの位置決めをする第二ロック部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記開閉扉の側面に配設されるガイドレールにガイドされつつ前記開閉扉の回動角度を規制する回動規制部材を備え、
    前記保持部は、前記開閉扉に配置され前記ガイドユニットの保持用突起係合るユニット保持部材により構成され、
    前記解除部は、前記ガイドユニットの解除用突起と、前記回動規制部材に配設され前記解除用突起を引っ掛けて係合を解除する引掛部とにより構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写ユニットと前記ガイドユニットとの間には、前記転写ユニットと前記ガイドユニットを離間する方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記ローラユニットの前記搬送ローラは、駆動部に付帯され記録材の斜行を矯正するローラであることを特徴とする請求項2または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記開閉扉の開口角度を、第一開口角度と前記第一開口角度より大きい第二開口角度とを選択的に切り替えられるように、前記ガイドレールを二股に分けたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記保持部は前記開閉扉に配置され
    前記保持部は、前記搬送路における記録材が通過する領域の、記録材の搬送方向に直交する記録材の幅方向における外側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置
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