JP6361672B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される車両用表示装置に関する。
従来、車両に搭載される車両用表示装置が知られている。例えば、特許文献1に開示の車両用表示装置は、車両の状態を表示する表示部と、表示部よりも視認側に配置され、表示部の状態表示内容を透過する透過部材と、を備えている。
また、特許文献2に開示の車両用表示装置は、透過率可変反射板と、当該透過率可変反射板に、画像表示内容を投影して透過率可変反射板を介して視認側に画像表示内容を指向させる投影器と、を備えている。
特開2014−228356号 特許第5689657号
特許文献1に開示されるような車両用表示装置と、特許文献2に開示されるような車両用表示装置とを、それぞれ別個に設けると、視認者が両表示内容をそれぞれ視認するための視線移動等の負荷が発生する。このような負荷によって、両表示内容の視認性が悪化することが懸念されている。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、視認性の高い車両用表示装置を提供することにある。
本発明の車両用表示装置は、車両の状態を表示する表示部(10,20,310)と、
表示部材の少なくとも視認側を開放して表示部を外側から囲む遮光部材(30,330)と、
過部材(40)と、
像表示内容を投影する投影器(50)と、を備え
透過部材は、表示部よりも視認側に配置され、表示部の状態表示内容を透過する部分、及び遮光部材よりも外側に張り出した部位に位置して投影器から投影された画像表示内容を視認側に指向する部分を有していることを特徴とする。
このような発明によると、透過部材が表示部よりも視認側に配置されている。そして、表示部において、車両の状態が表示されると、当該表示部の状態表示内容は、透過部材を透過する。さらに、同透過部材に、投影器により画像表示内容が投影されて、視認側に画像表示内容が指向される。したがって、視認者は、状態表示内容をはっきりと視認できると共に、このように共通の透過部材を利用した両表示内容間を視線移動の負荷を軽減して視認できる。以上により、視認性の高い車両用表示装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。
第1実施形態における車両用表示装置を示す斜視図である。 第1実施形態における車両用表示装置を示す断面図である。 第2実施形態における車両用表示装置を示す斜視図である。 第2実施形態における車両用表示装置を示す断面図である。 第2実施形態における表示板、ドラム体、反射体、及びステッパモータを示す分解斜視図である。 第3実施形態における車両用表示装置を示す斜視図である。 第3実施形態における車両用表示装置を示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態における車両用表示装置100は、図1,2に示すように、車両のインストルメントパネル2に搭載されている。具体的に、インストルメントパネル2の上部には、車両のウインドシールド6と対向した箇所に、パネル面から窪んで形成される窪み部3が設けられており、車両用表示装置100は、当該窪み部3に設置される。車両用表示装置100は、車両の座席に着席し、当該装置100よりも視認側に位置する視認者に対し、表示内容を視認させることが可能となっている。すなわち視認者は、ウインドシールド6を通して道路及び道路標識等を含む前景を視認すると共に、前景からの視線移動によって車両用表示装置100の表示内容を視認することとなる。
このような車両用表示装置100の構成を、以下に詳細に説明する。車両用表示装置100は、表示部10、遮光部材30、透過部材40、及び投影器50を主体として構成される。
第1実施形態の表示部10は、表示板11、基板13、表示板用光源14、ステッパモータ15、指針16、アンビエント用光源17、及び反射板18を有している。
表示板11は、一般的には文字板とも呼ばれており、例えば半円状の透光性を有する合成樹脂からなる板状基材の表面に、遮光性の印刷層、又は半透光性の印刷層が形成された平板状を呈している。詳細に、表示板11は、ウインドシールド6側に半円状の円弧11aが向く配置となっている。表示板11には、半透光性の印刷層が形成された箇所、又は印刷層が形成されない箇所が目盛12a及び文字12bの形状をなすことで、指標12が形成されている。指標12のうち目盛12aは、表示板11の円弧11aに沿って配列されて設けられている。
基板13は、表示板11よりも視認側とは反対側の背面側に配置され、例えば合成樹脂により形成されている。基板13には、電子回路、表示板用光源14、アンビエント用光源17が実装されていると共に、ステッパモータ15が保持されている。
表示板用光源14は、基板13の視認側に実装され、例えば発光ダイオード素子により構成される。表示板用光源14が表示板11を背面側から照明することで、指標12は点灯表示されるようになっている。
ステッパモータ15は、基板13の視認側に配置され、電子回路を通じて駆動を制御されて、機械的に接続される指針16に対して回転を出力する。
指針16は、表示板11よりも視認側に配置される針状部材である。ステッパモータ15の駆動により、指針16は、表示板11を貫通して設けられる回転軸16aの周りに回動するようになっている。指針16は、回転軸16aの周りを、表示板11の円弧11aに応じた例えば180°未満の範囲で回動して、指標12としての目盛12aを指示する。このようにして、表示部10は、指標12を指示する指針16を用いたアナログ表示により、車両の状態を表示するようになっている。特に第1実施形態では、指標12及び指針16により、車両の状態としてエンジン回転数が表示される。
アンビエント用光源17は、表示部10のうち外側に形成され、基板13の視認側に実装されている。アンビエント用光源17は、例えば発光ダイオード素子を用いて、電子回路を通じて制御されて、赤、緑、又は青等の任意の色で発光することが可能となっている。
反射板18は、アンビエント用光源17と対向して配置されており、当該光源の光を反射するようになっている。反射された光は、表示板11の円弧11aと遮光部材30との間の導光路19を通じて表示部10の視認側に到達することで、間接照明として光が漏れたような雰囲気を醸し出す。アンビエント用光源17が車両の状態として燃費に対応した色で発光することで、間接照明によっても車両の状態は表示されるのである。
また、反射板18は、遮光性を有し、基板13まで到達して表示板用光源14が存在する空間とアンビエント用光源17が存在する空間とを区切ることで、互いの光源の光は、混ざらないようになっている。
遮光部材30は、例えば合成樹脂により、遮光性を有する曲面板状に形成されている。遮光部材30は、表示部10を外側から表示板11の円弧11aに沿って囲んでいる。また、遮光部材30は、表示部10の背面側全体を覆う一方、視認側には開口部32を有している。
透過部材40は、例えばアクリル樹脂ないしはポリカーボネイト樹脂等の合成樹脂により、透光性を有する板状に形成されている。透過部材40は、表示部10よりも視認側に配置され、遮光部材30の視認側端部34と当接することで、開口部32の全面を覆っている。したがって、透過部材40及び遮光部材30により、表示部10の全体が被覆され、表示部10は、塵や埃、及び興味を持った乗員がこれに触れること等から保護される。
透過部材40は、表示部10に対して、遮光部材30よりも外側に張り出している。具体的に、透過部材40は、表示板11の円弧11aが形成される全方向に亘って、遮光部材30よりも外側に張り出している。ここで、透過部材40の張り出し寸法は、ウインドシールド6と対向する方向において、側部42の方向よりも小さくなっている。また、透過部材40は、その中央部が背面側に凹む曲面板状となっている。
特に図1に示すように、さらに透過部材40は、遮光部材30よりも外側において、スモーク調の着色部44を有している。着色部44は、透過部材40において表示部10の状態表示内容を透過させる内側の透過率よりも、透過率が低くなるように着色されている。本実施形態の着色部44は、ウインドシールド6と対向する方向に形成され、透過部材40の側部42は、着色されていない。着色部44は、当該着色部44の中央から内側に向かう程透過率が高くなるグラデーション部44aを有している。グラデーション部44aの一部は、遮光部材30よりも内側の領域にも亘って形成されているが、当該領域においては状態表示内容の透過に支障の少ない透過率に設定されている。なお、図1では、着色部44、グラデーション部44aがドットにて示されている。
なお、本実施形態の着色部44は、半透過又は半透明のスモーク色に着色されるが、他の色に着色されていてもよい。また、当該着色部44への着色方法としては、染料による透過部材40の染色、透過部材40表面への着色フィルムの貼り付け、又は透過部材40表面への印刷等の方法が採用され得る。
こうして、表示部の状態表示内容は、透過部材40を透過する。したがって、視認者は、透過部材40を介して、状態表示内容を光として知覚し、認識することが可能となっている。
投影器50は、透過部材40よりも視認側において配置されている。詳細に、投影器50は、インストルメントパネル2の窪み部3において、ウインドシールド6とは対向して傾斜する傾斜面4においてさらに凹んで設けられた凹部4aに配置されている。本実施形態において投影器50は、画像を投影する液晶パネル52を有している。液晶パネル52は、例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用い、2次元方向に配列された複数の液晶画素から形成されるアクティブマトリクス型が採用されている。また、投影器50は、投影用バックライト54を有しており、当該投影用バックライト54の光が液晶パネル52に入射する。液晶パネル52において、投影用バックライト54からの光の透過率が液晶画素毎に制御されることで、投影器50は、透過部材40に画像表示内容を投影することが可能となっている。
投影された画像表示内容は、透過部材40における反射により、当該透過部材40を介して視認側に指向される。したがって、視認者は、透過部材40を介して、画像表示内容を光として知覚し、認識することが可能となっている。
本実施形態では、画像表示内容は、透過部材40のうち着色部44に投影され、例えば車両の速度となっている。このようにして両表示内容(すなわち、状態表示内容及び画像表示内容)は、完全に重ならずに、ずれた状態で視認され得る。
なお、投影器50は、透過部材40に画像表示内容を投影可能なものであれば、液晶パネル52以外の、例えば有機ELディスプレイ等を用いたものであってもよい。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
第1実施形態によると、透過部材40が表示部10よりも視認側に配置されている。そして、表示部10において、車両の状態が表示されると、当該表示部10の状態表示内容は、透過部材40を透過する。さらに、同透過部材40に、投影器50により画像表示内容が投影されて、視認側に画像表示内容が指向される。したがって、視認者は、状態表示内容をはっきりと視認できると共に、このように共通の透過部材40を利用した両表示内容間を視線移動の負荷を軽減して視認できる。以上により、視認性の高い車両用表示装置を提供することができる。
また、第1実施形態によると、透過部材40よりも視認側に配置される投影器50は、透過部材40における反射により、画像表示内容を指向させる。このような画像表示内容は、奥行きのある虚像として表示されることとなるので、視認者の焦点調整の負荷を軽減することにより、視認性を高めることができる。
また、第1実施形態によると、表示部10を外側から囲む遮光性の遮光部材30を備え、透過部材40は、表示部10に対して、遮光部材30よりも外側に張り出している。これによれば、投影器50による透過部材40への投影範囲の自由度が高まるので、例えば両表示内容の表示位置が完全に重なることを避けること等により、視認性を高めることができる。
また、第1実施形態によると、透過部材40は、遮光部材30よりも外側において、内側よりも透過率が低くなるように着色された着色部44を有する。これによれば、透過部材40において遮光部材30よりも内側では、高透過率で表示部10の状態表示内容を透過でき、また、透過部材40において遮光部材30より外側では、画像表示内容のコントラストを高めて視認側に指向させることが可能となるので、視認性が高まる。
また、第1実施形態によると、着色部44は、内側に向かう程、透過率が高くなるグラデーション部44aを有する。このようなグラデーション部44aにより、境目を生じさせずに両表示内容の視認性を高めることができる。
また、第1実施形態によると、表示部10は、指標12を指示する指針16を用いて、車両の状態を表示する。これによれば、投影器50の投影だけでは不可能な実体物を用いた表示が可能となるので、視認性が高まる。
(第2実施形態)
図3〜5に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態における車両用表示装置200の表示部20は、表示板21、バックライトユニット23、基板24、アンビエント用光源25、ステッパモータ26、ドラム体27、及び反射体28を有している。
表示板21は、第1実施形態の表示板11と同様に形成されているが、指標22のうち目盛22aは、第1実施形態とは異なり、車両の状態(本実施形態ではエンジン回転数)を表す文字22bと一対となるように、表示板21の円弧21aに沿って形成されている。すなわち、文字22b間の中間値を示す副目盛は設けられていない。なお、図5においては、指標22の図示が省略されている。
バックライトユニット23は、バックライト光源23a及び導光板23bにより、表示板21を背面側から照明する。例えば発光ダイオード素子からなるバックライト光源23aが、表示板21の背面側に配置された導光板23bの側部に向けて発光することで、導光板23bが表示板21に向けて光を導光する。これにより、指標22は点灯表示されるようになっている。また、導光板23bの背面側には遮光板23cが設けられており、導光板23bを通る光が他の空間に漏れないようになっている。
基板24は、第1実施形態の基板13と同様に、表示板21よりも背面側に配置されている。基板24には、電子回路、アンビエント用光源25が実装されていると共に、ステッパモータ26が保持されている。
アンビエント用光源25は、第1実施形態と同様である。アンビエント用光源25からの光は、表示部20の最も外側において遮光部材30に沿って形成された導光路29を通じて表示部20の視認側に到達することで、間接照明として光が漏れたような雰囲気を醸し出す。
ステッパモータ26は、基板24の視認側に配置され、電子回路を通じて駆動を制御されて、機械的に接続されるドラム体27に対して回転を出力する。
ドラム体27は、表示板21及びバックライトユニット23よりも背面側かつステッパモータ26よりも視認側に配置される照明部材であり、例えば円筒状に形成されている。ドラム体27の視認側及び背面側の両底面部27a,27bは、例えば合成樹脂により、遮光性を有する円板状に形成されている。ドラム体27の内部において、視認側の底面部27aには、例えば発光ダイオード素子からなる、反射照明用光源27cが配置されている。
また、ドラム体27の側面部27dは、両底面部27a〜bの縁部に合わせてスライド板27eが形成されるスライド部となっている。スライド板27eは、例えば合成樹脂により、遮光性を有する帯板状となっている。スライド板27eは、ステッパモータ26の駆動により、その一部がスライドするようになっており、スライドにより、スライド板27e間の開口としての照明窓27fが開閉して、当該照明窓27fの範囲が変化する。このような側面部27dにより、ドラム体27は、照明窓27fを通じて反射体28の反射面28aを照明するようになっている。
反射体28は、導光路29の内側、かつ、ドラム体27及び表示板21の円弧21aの外側において、ドラム体27からの光を、反射面28aによって視認側に向けて反射する。具体的に、反射体28の反射面28aは、視認側から見えるように円弧21aに沿って円環状に形成されることで、指標22のうち目盛22aの隣に配置されている。反射面28aは、例えば反射体28の基材の表面にアルミニウム等の金属蒸着膜を設けること等により、形成されている。
そして、ドラム体27により、照明窓27fの範囲に応じて、反射面28aの一部又は全部が照明される。こうして、表示部20は、車両の状態を表示する。すなわち、視認者は、表示板21の指標22と、反射面28aにおける照明範囲LR(図3,5参照)とを照合することで、車両の状態を認識できるようになっているのである。
なお、図4では、光がドラム体27から反射面28aに反射される経路が、破線の矢印によって示されている。
以上説明した第2実施形態においても、透過部材40が表示部20よりも視認側に配置され、当該表示部20の状態表示内容を透過する。また、投影器50が透過部材40に画像表示内容を投影して、当該透過部材40を介して視認側に画像表示内容を指向させる。したがって、第1実施形態に準じた作用効果を奏することが可能となる。
また、第2実施形態によると、表示部20は、指標22が形成される表示板21と、指標22の隣に配置される反射面28aと、反射面28aのうち一部又は全部を照明することで、車両の状態を表示する照明部材としてのドラム体27と、を有する。これによれば、ドラム体27による反射面28aを介した照明により、状態表示内容の視認性を高めることができる。
(第3実施形態)
図6,7に示すように、本発明の第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第3実施形態における車両用表示装置300の表示部310は、画像表示素子311を有している。画像表示素子311は、液晶パネル312及び表示用バックライト313を有した平板状に形成されている。
液晶パネル312は、画像表示素子311のうち視認側に、透過部材40と対向して配置されている。液晶パネル312は、例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用い、2次元方向に配列された複数の液晶画素から形成されるアクティブマトリクス型となっている。
表示用バックライト313は、液晶パネル312よりも背面側に、当該液晶パネル312と隣接して配置されている。表示用バックライト313は、例えば発光ダイオード素子等の発光素子313a、導光板313b等により構成されている。表示用バックライト313は、発光素子313aが発した光を導光板313bの導光により液晶パネル312の背面側から当該液晶パネル312に入射させる。
液晶パネル312において、表示用バックライト313からの光の透過率が液晶画素毎に制御されることで、画像表示素子311は、投影器50による画像表示内容とは別の画像IM1,IM2を表示可能となっている。
本実施形態の画像表示素子311は、矩形状に形成されている。このため、表示部310を外側から囲む遮光部材330は、当該矩形状の画像表示素子311に合わせて角張った外観形状となっている。一方、遮光部材330において開口部332が設けられた視認側の視認側端部334は、第1実施形態と同様に、円弧状に透過部材40と当接している。そして、液晶パネル312は、視認側の表面の一部を遮光部材330の隠蔽部336に隠されることで、ウインドシールド6側に円弧が向く半円状に、視認側に露出している。
なお、図7では、遮光部材330内の画像表示素子311よりも背面側に空間314が設けられているが、当該空間314を設けずに、車両用表示装置300を小型化してもよい。
図6に示すように、画像表示素子311は、表示する画像が目盛及び文字の形状をなすことで、指標画像IM1を表示する。指標画像IM1のうち目盛画像IM1aは、上述の円弧に沿って配置されている。指標画像IM1のうち文字画像IM1bは、上述の円弧に沿って、目盛画像IM1aよりも内側に配列されている。
加えて画像表示素子311は、バー画像IM2を表示する。バー画像IM2は、上述の円弧に沿って、目盛画像IM1aと文字画像IM1bとの間に配列されている。バー画像IM2のうち、指標画像IM1の車両状態の表示値以下となる範囲の表示色CLが、当該表示値よりも大きい範囲の表示色CHと異なって表示されることで、画像表示素子311により表示部310は、車両の状態(例えばエンジン回転数)を表示する。特に本実施形態では、表示色CHが背景色と同じ暗色(例えば黒色)であり、表示色CLが表示色CHよりも明度が高い明色(例えば青色)となっている。
また、画像表示素子311は、上述の画像IM1,IM2に留まらず、様々な画像を表示することができる。例えば、視認者の好みに応じて、バー画像IM2の代わりに、指針状の指針画像を表示することができる。この他、画像表示素子311は、例えば道路情報、視界補助情報、電子メール等も画像として表示することができる。
以上説明した第3実施形態においても、透過部材40が表示部310よりも視認側に配置され、当該表示部310の状態表示内容を透過する。また、投影器50が透過部材40に画像表示内容を投影して、当該透過部材40を介して視認側に画像表示内容を指向させる。したがって、第1実施形態に準じた作用効果を奏することが可能となる。
また、第3実施形態によると、表示部310は、画像表示内容とは別の画像IM1,IM2を表示する画像表示素子311を有する。このようにすることで、表示部310の表示の汎用性が高まるので、視認性の高い車両用表示装置300を提供することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に、変形例1としては、表示部10が表示する車両の状態としては、エンジン回転数及び燃費以外にも、燃料残量、エンジン冷却水の水温、電動モータの電流値、又はこれらの組み合わせ等を採用することが可能である。
変形例2としては、投影器50が投影する画像としては、車両の速度以外にも、エンジン回転数、燃料残量、エンジン冷却水の水温、電動モータの電流値、警報、道路情報、視界補助情報、電子メール、又はこれらの組み合わせ等が表示されてもよい。
変形例3としては、画像表示内容は、透過部材40のうち着色部以外の箇所に投影されてもよい。画像表示内容は、表示部10の状態表示内容と重なる箇所に投影されてもよい。
変形例4としては、着色部44は、グラデーション部44aを有していなくてもよい。すなわち、着色部44と着色部以外の箇所との間に明瞭な境目が視認されてもよい。
変形例5としては、透過部材40は、着色部44を有していなくてもよい。
変形例6としては、透過部材40のうち遮光部材30よりも外側に張り出している箇所よりも背面側に、投影器50を配置し、この投影器50からの画像表示内容をこの張り出し箇所に投影して、この該張り出し箇所を透過させることにより、画像表示内容を視認側に指向させるようにしてもよい。この場合、透過部材40は、画像表示内容が透過する箇所に着色部44を有していてもいなくてもよいが、着色部44を有する場合は透過する画像表示内容の視認性を阻害しない程度の透過率に設定することが好ましい。
第3実施形態に関する変形例7としては、画像表示素子311には、矩形状の液晶パネル312以外に、円形状又は半円状の液晶パネル、有機ELディスプレイを用いた素子等を採用することができる。
第3実施形態に関する変形例8としては、表示部310は、実体の指針をさらに有し、当該実体の指針が、画像表示素子311に表示された指標画像IM1を指示するようにしてもよい。
100 車両用表示装置、10,20,310 表示部、12 指標、16 指針、20 表示部、21 表示板、22 指標、27 ドラム体(照明部材)、28a 反射面、30 遮光部材、40 透過部材、44 着色部、44a グラデーション部、50 投影器、311 画像表示素子、IM1 指標画像、IM2 バー画像

Claims (8)

  1. 車両の状態を表示する表示部(10,20,310)と、
    前記表示部材の少なくとも視認側を開放して前記表示部を外側から囲む遮光部材(30,330)と、
    過部材(40)と、
    像表示内容を投影る投影器(50)と、を備え
    前記透過部材は、前記表示部よりも視認側に配置され、前記表示部の状態表示内容を透過する部分、及び前記遮光部材よりも外側に張り出した部位に位置して前記投影器から投影された前記画像表示内容を視認側に指向する部分を有していることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記表示部の状態表示内容を透過する部分と、前記遮光部材よりも外側に張り出した部分とは、一体構成とされており、
    前記遮光部材よりも外側に張り出した部分は、前記表示部に対して上方であって、かつ前記車両のインストルメントパネル(2)より起立した方向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記投影器は、前記透過部材よりも視認側に配置され、前記透過部材における反射により、前記画像表示内容を指向させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記透過部材は、前記遮光部材よりも外側において、内側よりも透過率が低くなるように着色された着色部(44)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  5. 前記着色部は、内側に向かう程、透過率が高くなるグラデーション部(44a)を有することを特徴とする請求項4に記載の車両用表示装置。
  6. 前記表示部(10)は、指標(12)を指示する指針(16)を用いて、前記車両の状態を表示することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記表示部(20)は、
    指標(22)が形成される表示板(21)と、
    前記指標の隣に配置される反射面(28a)と、
    前記反射面のうち一部又は全部を照明することで、前記車両の状態を表示する照明部材(27)と、を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  8. 前記表示部(310)は、前記画像表示内容とは別の画像(IM1,IM2)を表示する画像表示素子(311)を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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