JP6360645B2 - 物品の整列収納方法及び整列収納装置 - Google Patents

物品の整列収納方法及び整列収納装置 Download PDF

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Description

本願発明は、順次供給される物品を所定個数ずつ一列に整列させて収納する方法、及びその方法を実施するための装置に関するものである。
物品の生産工場においては、製造工程で順次製造される物品を、次工程に移送すべく、所定個数ずつ整列させて移送容器に収納する技術は極めて重要な技術であり、そのためこれに関して従来から種々の技術が提案されている(例えば、引用文献1、引用文献2参照)。
引用文献1に示されるものは、順次一個ずつ上流側から送給される物品を複数の物品群に整列させた後、この整列された複数の物品群を、その外側を囲むように設けられた互いに対向する二組の把持ガイドの間隔を狭めて周囲から押圧することにより一括把持し、次工程へ移送すべく、例えばパレットに移載するようにしたものである。
引用文献2に示されるものは、複数の物品を互いに並列に揃えた安定した整列状態で荷受具へ移載する技術であって、複数の物品を荷受トレーの上に互いに並列に仮置きし、仮置きされた各物品を荷把持装置により挟んで把持し、その後、各物品を並列状態のまま荷受コンベヤへ移載するようにしたものである。
特開2004−323160号公報 特開平8−127423号公報
ところが、特許文献1の物品移送方法では、整列された複数の物品群を、二組の把持ガイドにより把持してこれを移載する構成であって、この物品の移送方法が適用できるのは該物品がプラスチック容器等の硬質物である場合であって、例えば、これが軟質物である場合には、把持ガイドによって物品を把持したとき、その把持力を受けて物品が潰れたり変形したりするおそれがあり、物品の品質保持等の観点において、適用できないものである。
また、特許文献2の物品の移載方法においても、仮置きされた各物品を荷把持装置により挟んで把持する構成であることから、特許文献1の場合と同様に、物品が軟質物である場合には適用できない。
その一方、現実社会においては、全物品に占める軟弱物品(例えば、おにぎり、焼き菓子、生菓子、果実、野菜等)の比率は高く、これらの生産現場においては、これらの軟弱物品を、潰したり変形させたりすることなく一列に整列させ、且つこの整列状態のまま収納(あるいは移載)するための技術の開発が望まれているが、現在のところ係る要請に応え得る技術は提案されていない。
そこで本願発明は、軟弱物品を潰すとか変形させることなく整列状態で収納するための整列収納方法及び該方法の実施に供せられる整列収納装置を提供することを目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、複数個の略三角形状の物品を一列に整列させた状態でトレー内に収納する物品の整列収納方法において、ロボットアームに備えられた略筐体状の物品受取ハンドを物品供給コンベアの走行方向前方に位置させ、該物品供給コンベア上を、その一つの底面を該物品供給コンベアに当接させた正立姿勢で移送される上記複数個の物品をその移送終期において側方へ傾倒させて傾倒姿勢とし、この傾倒姿勢のまま上記物品受取ハンド内に一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させることで該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させ、しかる後、上記物品受取ハンドを上記トレー側に移動させ、該物品受取ハンド内に一列に整列している上記複数の物品をその整列状態のまま上記トレー側へ移し入れて収納することを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る物品の整列収納方法において、上記物品受取ハンドを上記物品供給コンベアの前方に位置させるとき、該物品受取ハンドが鉛直線に対して、上記物品供給コンベアの走行方向の前方側と側方側の二方向へそれぞれ傾斜するように該物品受取ハンドの姿勢を設定し、この設定姿勢において上記物品受取ハンド内に上記物品を受け取ることを特徴としている。
本願の第3の発明では、複数個の物品を一列に整列させた状態でトレー内に収納する物品の整列収納方法であって、複数個の物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドを備えたロボットアームを用い、上記物品受取ハンドを物品供給コンベアの走行方向前方に位置させた状態で該物品受取ハンド内に上記物品供給コンベアから順次供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させることで該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させ、しかる後、上記物品受取ハンドを上記トレー側に移動させ、該物品受取ハンド内に一列に整列している上記複数の物品をその整列状態のまま上記トレー側へ移し入れて収納するに際して、少なくとも最初の一列の物品の移し入れ時には上記物品受取ハンドの開口面を上記トレーの一方の側壁側へ向けた姿勢で行う一方、少なくとも最後の一列の物品の移し入れ時には上記物品受取ハンドの開口面を上記トレーの他方の側壁側へ向けた姿勢で行うことを特徴としている。
本願の第4の発明では、複数個の物品を一列に整列させた状態でトレー内に収納する物品の整列収納方法において、複数個の物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドを備えたロボットアームを用い、上記物品受取ハンドを物品供給コンベアの走行方向前方に位置させた状態で該物品受取ハンド内に上記物品供給コンベアから順次供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させることで該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させ、しかる後、上記物品受取ハンドを上記トレー側に移動させ、該物品受取ハンド内に一列に整列している上記複数の物品をその整列状態のまま上記トレー側へ移し入れて収納するに際して、上記複数の物品の上記トレーへの移し入れを、上記物品の先端部を該トレーの底面に接触させながら行うことを特徴としている。
本願の第5の発明では、略三角形状の物品を1個ずつ供給する物品供給コンベアと、上記物品供給コンベアから供給される物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドと、アーム先端に上記物品受取ハンドが取り付けられたロボットアームを備えた物品の整列収納装置であって、上記物品供給コンベアは、上記物品をその一つの底面を上記物品供給コンベアに当接させた正立姿勢で送給するとともに、送給終期においては該物品を側方へ傾倒させた状態で送給し、上記ロボットアームは、上記物品供給コンベアから傾倒姿勢で供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させて該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させる物品受取動作と、該物品受取ハンド内の一列に整列した複数の物品をその整列状態のままトレー側へ移し入れて収納する物品収納動作を実行するように構成されていることを特徴としている。
本願の第6の発明では、上記第5の発明に係る物品の整列収納装置において、上記ロボットアームが2基並設されていることを特徴としている。
本願の第7の発明では、上記第5または第6の発明に係る物品の整列収納装置において、上記物品受取ハンドは、上記物品供給コンベアの走行方向前方側への配置状態において、鉛直線に対して、上記物品供給コンベアの走行方向の前方側と側方側の二方向へそれぞれ傾斜していることを特徴としている。
本願の第8の発明では、上記第7の発明に係る物品の整列収納装置において、上記物品受取ハンドの上記物品供給コンベアの走行方向の前方側への傾斜角が5°〜30°、及び側方側への傾斜角が10°〜40°であることを特徴としている。
本願の第9の発明では、物品を1個ずつ供給する物品供給コンベアと、上記物品供給コンベアから供給される物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドと、アーム先端に上記物品受取ハンドが取り付けられたロボットアームを備えるとともに、上記ロボットアームは、上記物品受取ハンドを上記物品供給コンベアの走行方向前方側に配置した状態で、上記物品供給コンベアから供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させて該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させる物品受取動作と、該物品受取ハンド内の一列に整列した複数の物品をその整列状態のままトレー側へ移し入れて収納する物品収納動作を実行するように構成され、さらに、上記物品受取ハンドは、その開口面からの奥行寸法が、該奥行方向における上記物品の幅寸法よりも小さく設定されていることを特徴としている。
本願の第10の発明では、物品を1個ずつ供給する物品供給コンベアと、上記物品供給コンベアから供給される物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドと、アーム先端に上記物品受取ハンドが取り付けられたロボットアームを備えるとともに、上記ロボットアームは、上記物品受取ハンドを上記物品供給コンベアの走行方向前方側に配置した状態で、上記物品供給コンベアから供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させて該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させる物品受取動作と、該物品受取ハンド内の一列に整列した複数の物品をその整列状態のままトレー側へ移し入れて収納する物品収納動作を実行するように構成され、さらに、上記物品受取ハンドには上記物品が当接する物品受面が設けられるとともに、該物品受面の形状を変更可能としたことを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(1)物品の整列収納方法における効果
(1−1)物品供給コンベアから供給される物品を受取りこれを一列に整列させる作業工程と、一列に整列された物品を整列状態のままトレーに収納する作業工程には、物品を挟んだり押圧したりする動作が存在しないことから、物品が軟弱物、例えば、おにぎり、焼き菓子、生菓子、果実等であっても、これを押し潰すとか変形させたりすることなく本来の形状を維持したまま整列収納させることができる。
(1−2)物品受取ハンドにおいて複数の物品を上下方向に一列に整列させることから、順次積み上げられる複数の物品の整列姿勢が物品相互間の摩擦力によって維持され、安定した整列状態が実現される。
(1−3)上記物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させるようにしていることから、上記物品受取ハンド4はこれを一方向へ直線的に移動させれば良く、このため、例えば、該物品受取ハンド4を平面上を移動させる構成の場合に比して、物品受取工程における上記物品受取ハンドの作動制御が簡略化される。
(1−4)物品受取ハンドが鉛直線に対して、物品供給コンベアの走行方向の前方側と側方側の二方向へそれぞれ傾斜していることから、物品供給コンベアから物品受取ハンドに受け取られる物品は、物品自重の上記二方向への分力によって上記物品受取ハンドの二面にそれぞれ接触する方向に付勢される。この結果、上下方向に積み上げ状態で一列に整列される複数の物品は、横方向に凹凸を生じることなく直線的に整列されるとともに、この整列形体が保持されることから、該物品受取ハンドにおける物品の整列作業の信頼性が向上する。
(1−5)少なくとも最初の一列の物品の移し入れ時、及び、少なくとも最後の一列の物品の移し入れ時に上記物品受取ハンドの開口面をトレーの対応する側壁側に向けることで、上記物品受取ハンドをトレーの側壁に干渉させることなく、物品を物品受取ハンドの開口面側から側壁の近傍位置に移し入れることができる。したがって、側壁の高さが高いトレー(深いトレー)を使用する場合でも、該トレーの隅部まで物品をきれいに収納することができ、トレーの収納性、収納効率が向上する。
(1−6)複数の物品のトレーへの移し入れを、該物品の先端部を該トレーの底面に接触させながら行うようにしているので、移し入れ時における物品の姿勢が安定し、これをきれいに並べることができる。
(2)物品の整列収納装置における効果
(2−1)物品を1個ずつ供給する物品供給コンベアと、上記物品供給コンベアから供給される物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドと、アーム先端に上記物品受取ハンドが取り付けられたロボットアームを備えるとともに、上記ロボットアームを、上記物品受取ハンドを上記物品供給コンベアの走行方向前方側に配置した状態で、上記物品供給コンベアから供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させて該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させる物品受取動作と、該物品受取ハンド内の一列に整列した複数の物品をその整列状態のままトレー側へ移し入れて収納する物品収納動作を実行するように構成したことで、物品供給コンベアから供給される物品を受取ってこれを一列に整列させる作業工程と、一列に整列された物品を整列状態のままトレーに収納する作業工程には、物品を挟んだり押圧したりする動作が存在せず、この結果、物品が軟弱物、例えば、おにぎり、焼き菓子、生菓子、果実等であっても、これを押し潰すとか変形させたりすることなく本来の形状を維持したまま整列収納させることができる。
(2−2)物品受取ハンドにおいて複数の物品を上下方向に一列に整列させることから、順次積み上げられる複数の物品の整列姿勢が物品相互間の摩擦力によって維持され、これによって安定した整列状態が実現される。
(2−3)ロボットアームを2基並設し、これらを交互に使用することで、物品受取ハンドにおける物品の受取り及び整列作業と、受け取った物品のトレーへの移し入れ作業を連続的に行うことが可能となり、整列収納装置の稼働効率が向上する。
(2−4)上記物品受取ハンドを、上記物品供給コンベアの走行方向前方側への配置状態において、鉛直線に対して、上記物品供給コンベアの走行方向の前方側と側方側の二方向へそれぞれ傾斜させたことで、物品供給コンベアから物品受取ハンドに受け取られる物品は、物品自重の上記二方向への分力によって上記物品受取ハンドの二面にそれぞれ接触する方向に付勢される。この結果、上下方向に積み上げ状態で一列に整列される複数の物品は、横方向に凹凸を生じることなく直線的に整列されるとともに、この整列形体が保持され、該物品受取ハンドにおける物品の整列作業の信頼性が向上する。
(2−5)上記物品受取ハンドの上記物品供給コンベアの走行方向の前方側への傾斜角を5°〜30°、及び側方側への傾斜角を10°〜40°に設定したことで、物品に作用する上記物品受取ハンドの二面側への付勢力が適正となり、上記(g)に記載の効果がより確実に得られる。
(2−6)上記物品受取ハンドを、その開口面からの奥行寸法が、該奥行方向における上記物品の幅寸法よりも小さくなるように設定したので、該物品受取ハンドによって物品を受け取った場合、物品の先端部が上記開口面から前方へ突出することになる。この結果、物品のトレーへの移し入れ時には、該物品の先端部を該トレーの底面に接触させながら行うことで、物品の姿勢が安定し、これをきれいに並べることができるなど、上記(d)に記載した上記第4の発明における物品の整列収納方法の場合と同様の効果が得られる。
(2−7)上記物品受取ハンドに上記物品が当接する物品受面を設けるとともに、該物品受面の形状を変更可能としたので、該物品受面の形状を適宜変更設定することにより、様々な形状の物品に適用することができ、装置の汎用性が向上する。
本願発明に係る整列収納装置の平面図である。 上記整列収納装置の側面図である。 ロボットアームの構造説明図である。 ロボットアームに装着される物品受取ハンドの全体視図である。 図4のa矢視図である。 図4のb矢視図である。 図4のc矢視図である。 物品供給コンベア装置の平面図である。 図8のd矢視図である。 物品受取工程における物品供給コンベア装置と物品受取ハンドとの相対関係を示す平面図である。 図10のe―e矢視図である。 図10のf―f矢視図である。 物品収納工程における第1の動作説明図である。 物品収納工程における第2の動作説明図である。 物品収納工程における第3の動作説明図である。
図1及び図2には、本願発明の実施形態に係る物品の整列収納装置Zを示している。この整列収納装置Zは、その主要部をなす物品整列収納部Bと、該物品整列収納部Bの上流側に設置された物品供給部Aと、下流側に設置されたトレー管理部Cを備えて構成される。
そして、この整列収納装置Zは、上記物品供給部Aから順次供給される物品9を上記物品整列収納部Bにおいて受け取り、該物品整列収納部Bでこれを複数個ずつ一列に整列させるとともに、この整列した複数個の物品9を、その整列状態を維持したままトレ−管理部Cに備えられたトレー7に収納し、さらに該トレ−管理部Cでは、収納された物品9で満杯となったトレー7を空のトレー7に順次取り換えることで、物品9の受取りからトレー7への収納までの一連の動作を連続して行い得るように構成されている。以下、この整列収納装置Zを構成する各動作部A〜Cのそれぞれについて、その構成、動作等を具体的に説明する。
なお、この実施形態では、整列収納装置Zにおける整列収納の対象となる物品9として、略三角形状に握り成形された「おにぎり」を例示しており、以下においては、「物品9」を「おにぎり9」として説明する。
1:物品供給部A
上記物品供給部Aは、図1、図2に示すように、上流側コンベア装置1とその下流側に連設された物品供給コンベア装置2で構成される。
1−1:上流側コンベア装置1
上記上流側コンベア装置1は、図示しない製造ラインで作られるおにぎり9を上記物品供給コンベア装置2まで移送し、これを上記物品供給コンベア装置2側へ移載するものであって、コンベア15とその両側に設置されたガイドバー16を備えて構成される(図8、図9参照)。
なお、おにぎり9は、図4に鎖線図示するように、その製造工程において略三角形状に握り成形されたおにぎり本体91の外側を包装袋92により被包した状態とされており、この被包状態のまま、上記整列収納装置Zから末端販売店まで流通される。そして、この上流側コンベア装置1側においては、上記おにぎり9は、その底面9bを上記コンベア15に当接させた正立姿勢(図11において鎖線図示するおにぎり9Aの姿勢を参照)で移送され、さらに上記物品供給コンベア2側へ移載される。
1−2:物品供給コンベア装置2
上記物品供給コンベア装置2は、図1、図2及び図8、図9のそれぞれに示すように、上記上流側コンベア装置1のコンベア15の下流端にその上流端部20aを接近させて配置されたコンベア20を備えており、上流側コンベア装置1の上記コンベア15から正立姿勢で順次移送されるおにぎり9を上記コンベア20によって受け取って走行方向前方側へ順次移送し、これを次述の物品受取ハンド4側へ受け渡すものである。そして、その際、上記おにぎり9の移送終期、即ち、上記おにぎり9が上記コンベア20の下流端部20b寄り位置に達した時点以降おいて、該おにぎり9を正立姿勢から次第に側方に傾倒させ(図10〜図12において鎖線図示するおにぎり9Bの姿勢を参照)、この傾倒姿勢で上記物品受取ハンド4側へ受け渡すようになっている。
このように、上記コンベア20での移送中に上記おにぎり9の姿勢を正立姿勢から傾倒姿勢へ次第に変更させる手段として、この実施形態では上記コンベア20に次述の第1ガイドバー21、第2ガイドバー22、第3ガイドバー23及び第4ガイドバー24を備えている。
上記第1ガイドバー21は、図8、図9に示すように、上記コンベア20の一側縁に、該コンベア20の略全長に亘って設けられたもので、その上流端部21aは上流側に向かうにつれてコンベア幅方向の外方へ折曲する一方、その下流端部21bは下流側に向かうにつれて上記コンベア20の一側縁側から他側縁に接近するように折曲されている。
上記第2ガイドバー22は、直状体で構成され、上記コンベア20の他側縁に設けられ、且つその配置高さは上記第1ガイドバー21の配置高さと略同等とされる。
上記第3ガイドバー23は、上記第1ガイドバー21の下流端部21bに対応するように上記コンベア20の下流側の他側縁に、且つ上記第1ガイドバー21よりも低位に位置するようにして設けられている。そして、その平面形体は、その下流端部23aが上記第1ガイドバー21の下流端部21bに略平行となるように上記コンベア20の幅方向外方へ折曲している。
上記第4ガイドバー24は、上記第1ガイドバー21の上流端部21aに対応する
ように上記コンベア20の上流側の他側縁に、且つ上記第1ガイドバー21よりも低位に位置するようにして設けられている。
1−3:物品供給コンベア装置2の動作
以上のように構成された上記物品供給コンベア装置2では、図10〜図12に示すように、上記上流側コンベア装置1側から上記コンベア20の上流端部20a側に正立姿勢で順次移載されるおにぎり9(図10〜図12で鎖線図示するおにぎり9A)は、上記第1ガイドバー21と第2ガイドバー22及び第4ガイドバー24のガイド作用を受けながら、正立姿勢のまま上記コンベア20の下流側へ移送される。
そして、この移送の進行に伴って上記おにぎり9が上記コンベア20の下流端部20b側に達すると、該おにぎり9の上記第1ガイドバー21に対向する側面の上部寄り部位に、該第1ガイドバー21の下流端部21bが接触し、次第にこれを側方(即ち、上記コンベア20の他側縁寄り)に傾倒させる力が働くと同時に、該おにぎり9の他方の側面の下部寄り部位に対応していた上記第3ガイドバー23が次第に側方へ偏移し該下部寄り部位に対する規制力が減少変化する。これら双方の作用によって、おにぎり9は、図10〜図12に符号9Aで示す正立姿勢から符号9Bで示す傾倒姿勢にその姿勢が変化され、この傾倒姿勢のまま次述の物品受取ハンド4側へ受け渡される。
なお、上記おにぎり9の傾倒姿勢における傾倒角度は、後述する物品受取ハンド4の傾斜角度(即ち、図12に示すように、上記コンベア20の走行方向から見た場合における上記物品受取ハンド4の鉛直線Lに対する傾斜角(β))と略同等とされる。
2:物品整列収納部B
上記物品整列収納部Bは、アーム先端に後述の物品受取ハンド4を取り付けた左右一対のロボットアーム3を備えて構成され、上記物品受取ハンド4に上記物品供給コンベア装置2から順次供給される複数個(この実施形態では10個)のおにぎり9を一列整列にさせるとともに、この整列した複数個のおにぎり9をその整列状態のまま別設置のトレー7に収納するものである。なお、以下においては、説明の便宜上、一列に整列した10個のおにぎりを「おにぎり群90」という。
2−1:ロボットアーム3
上記ロボットアーム3は、図1〜図3に示すように、旋回体31と第1アーム32と第2アーム33を備えて多次元方向に移動可能に構成されたものであって、取付基台30に固定されている。また、このロボットアーム3の先端、即ち、上記第2アーム33の先端には、次述の物品受取ハンド4が取り付けられている。
なお、この実施形態では、上記ロボットアーム3を2基並設しており、これら2基のロボットアーム3を連係作動させることで、後述するように、上記上流側コンベア装置1側から所定速度で順次供給されるおにぎり9を物品受取ハンド4において一個ずつ受け取って複数個のおにぎり9を一列に整列させておにぎり群90とする「物品受取動作」と、該おにぎり群90をその整列状態のままトレー7側へ移し入れて収納する「物品収納動作」とを間断なく連続して行えるようにしている。
以下、上記ロボットアーム3を用いた物品受取動作と物品収納動作を、該各動作に係わる具体的構造、制御手法等を交えて説明する。
2−2:物品受取動作
(a)物品受取ハンド4の構成
先ず、おにぎり9の受取り・整列に供される上記物品受取ハンド4の構成について説明する。
上記物品受取ハンド4は、図4に示すように、略長矩形の背壁41と、該背壁41の長辺側の一側縁に略直交状態で接続された略長矩形の底壁42と、これら背壁41と底壁42の両端縁にそれぞれ取付けられた一対の側壁43からなる二面開口状箱体を基本形体とし、さらにこの基本形体における上記背壁41側に次述の形状調整材44を取付けて構成される。
上記形状調整材44は、上記物品受取ハンド4において整列されるおにぎり9の形状に対応してその形状・寸法が設定されるものであって、図4及び図7に示すように、略台形の断面形状をもつブロック体で一体構成され、その一側面44aを上記物品受取ハンド4の上記背壁41に締着されるとともに、該一側面44aに対向する他側面44bを、上記おにぎり9を受ける物品受面45としている。
そして、図7に示すように、上記物品受取ハンド4内に上記おにぎり9を順次受けとってこれを整列させる場合、該おにぎり9の底面9bを上記底壁42に当接させるとともに、該底面9bに隣接する一側面9cを上記形状調整材44の物品受面45に当接させ、これら両面(即ち、物品受取ハンド4の底壁42と上記形状調整材44の物品受面45)の規制作用によって上記物品受取ハンド4に対する上記おにぎり9の位置決めを行うようにしている。このおにぎり9の位置決めを確実とするために、上記背壁41への取付状態における上記形状調整材44の上記物品受面45を、上記底壁42に対して「角度θ」をもつ傾斜面とするとともに、この「角度θ」を、上記おにぎり9の頂角に対応させて「略60°」としている。
また、上記物品受取ハンド4の底壁42の奥行寸法は、図7に示すように、上記物品受取ハンド4の底壁42と上記形状調整材44の物品受面45の間に上記おにぎり9を位置させたとき、該底壁42の先端縁42aよりも上記おにぎり9の先端部9a(即ち、一側面9cに対向する頂部)が前方へ突出するように設定されている。
なお、この実施形態では、上述のように上記物品受取ハンド4内におにぎり9を10個整列させるようにしており(図5、図6参照)、このため上記物品受取ハンド4の一対の側壁43の対向間隔、即ち、上記物品受取ハンド4の内幅寸法を、10個のおにぎり9の厚さ寸法に、おにぎり9の受取り時におけるスペース的な余裕寸法を加えた寸法とし、さらに後述のトレー7に収納後のおにぎり群90の整列状態を考慮した寸法としている。なお前記余裕寸法は、おにぎり9の厚さに略相当する寸法より狭くすることが好ましい。
以上のように構成された上記物品受取ハンド4は、図3、図7に示すように、その背壁41部分を上記ロボットアーム3の先端に締着することで該ロボットアーム3側に取り付けられる。
(b)物品受取ハンド4の作動
上記物品受取ハンド4では、上記物品供給コンベア装置2側から所定間隔で順次供給される上記おにぎり9を1個ずつ、最大10個まで受け取ってこれらを一列に整列させておにぎり群90とする。この場合、
(イ)おにぎり9の受取りに際しては、上記物品受取ハンド4の位置及び姿勢を、上記物品供給コンベア装置2との関係において設定する(位置・姿勢の初期設定)とともに、
(ロ)初期設定後におけるおにぎり9の受取動作中においては、上記物品受取ハンド4の上記物品供給コンベア装置2に対する相対位置を、おにぎり9の受取個数の増加に追従して変化させる(受取位置の制御)必要がある。以下、この物品受取ハンド4の位置・姿勢の初期設定と、該物品受取ハンド4の受取位置の制御についてそれぞれ説明する。
(b−1)位置・姿勢の初期設定
先ず、上記物品受取ハンド4の上記物品供給コンベア装置2に対する位置及び姿勢の初期設定について説明する。
上記物品受取ハンド4は、上述のように上記ロボットアーム3の先端に取り付けられており、該ロボットアーム3が多次元方向へ移動制御されることで、所定の位置へ、所定の姿勢で位置決めされる。
ここで、上記おにぎり9は、上記物品供給コンベア装置2のコンベア20側から上記物品受取ハンド4側へ傾倒姿勢で供給されることは既述の通りである。一方、上記物品受取ハンド4はその内部に10個のおにぎり9を一列に整列させながら受け取る必要上、図10及び図11の示すように、その長手方向(幅方向)を略上下に向けた縦置き姿勢をその基本姿勢とする。しかし、上述のように傾倒姿勢で上記コンベア20から受け渡されるおにぎり9を、上記物品受取ハンド4で大きな衝撃を伴うことなく的確に受取るためには、該コンベア20と物品受取ハンド4の間に、上記基本姿勢を基調としつつ、以下のような適正な「相対位置」及び「相対姿勢」を設定することが必要となる。
(b−1−1)相対位置
上記物品受取ハンド4と上記コンベア20の相対位置であるが、この実施形態では、上記コンベア20から傾倒姿勢で且つ所定速度で物品受取ハンド4側へ放出されるおにぎり9を、さほど衝撃を与えることなく且つ傾倒姿勢を保持した状態で上記物品受取ハンド4に受け取るために、図10に示すように、上記コンベア20の走行方向(略水平方向)における該コンベア20の先端と上記物品受取ハンド4の底壁42との間の横方向間隔「S」と、図11に示すように上下方向における上記コンベア20の上面と上記物品受取ハンド4の下側の側壁43との間の縦方向間隔「H」を、それぞれ設定している。
さらに、図12に示すように、上記コンベア20の走行方向前方側から見た場合(走行方向前方視)、上記コンベア20の走行方向に直交する面方向において、上記物品受取ハンド4の下部側(即ち、一番目のおにぎり9の受取り位置の近傍部分)が上記コンベア20に略対応するように設定している。
なお、以下においては、説明の便宜上、上記横方向間隔「S」と縦方向間隔「H」で規定される上記物品受取ハンド4の上記コンベア20に対する位置関係、及びコンベア20の走行方向前方視における位置関係を上記物品受取ハンド4の「初期設定位置」という。
(b−1−2)相対姿勢
上記コンベア20に対する上記物品受取ハンド4の姿勢(上記「初期設定位置」における姿勢)であるが、この物品受取ハンド4の姿勢は、上記コンベア20側から物品受取ハンド4側に受け取ったおにぎり9を、該物品受取ハンド4の上記底壁42と上記形状調整材44の上記物品受面45の二面のそれぞれに沿わせて一列にきれいに整列させ且つこの整列状態を保持させるという観点から設定される。
先ず、図11に示すように、上記物品受取ハンド4を、鉛直線Lに対して上記コンベア20の走行方向の前方側へ傾斜角「α」だけ傾斜させている。この物品受取ハンド4の傾斜に対応して、上記コンベア20の走行方向においてこれと対向している上記形状調整材44の物品受面45も、鉛直線Lに対して走行方向の前方側へ傾斜角「α」だけ傾斜している。この結果、上記コンベア20側から上記物品受取ハンド4側に受け渡されるおにぎり9は、その自重の上記走行方向の前方側への分力によって、その一側面9cが上記物品受面45に接触するように付勢されることになる(図7参照)。
また、図12に示すように、上記物品受取ハンド4を、鉛直線Lに対して上記コンベア20の走行方向の側方側で且つ上記おにぎり9の傾倒方向とは逆方向側へ傾斜角「β」だけ傾斜させている。この物品受取ハンド4の傾斜に伴って、その底壁42も鉛直線Lに対して傾斜角「β」だけ傾斜している。この結果、上記コンベア20側から傾倒姿勢で上記物品受取ハンド4側へ受け渡される上記おにぎり9は、その自重の上記走行方向の側方側への分力によって、その底面9bが該底壁42に接触する方向へ付勢されることになる(図7参照)。
このように、上記コンベア20側から上記物品受取ハンド4側へ受け渡される際、該おにぎり9の一側面9cは上記形状調整材44の物品受面45に、底面9bは上記底壁42に、それぞれ接触するように付勢されることで、後述するように、上記物品受取ハンド4内に上記おにぎり9が1個ずつ順次積み上げ状態で一列に受け取られる場合、上記おにぎり9の一側面9cの上記物品受面45側における停止位置と、底面9bの上記底壁42側における停止位置が、共に一定位置に規制されるため、上記物品受取ハンド4内に順次積み重ね状態で受け取られる複数のおにぎり9は、横方向に凹凸を生じることなく直線的に一列に整列され、これにより該物品受取ハンドにおける物品の整列作業の信頼性が向上する。
また、この場合、上記おにぎり9には、上記物品受面45及び底壁42側への付勢力の他に、各おにぎり9相互の接触面にその自重による摩擦力が作用していることから、これら両者の共働によって、上記各おにぎり9相互間の位置ずれが抑制され、上記物品受取ハンド4内におけるおにぎり9の整列状態、即ち、上記おにぎり群90の形体が保持される。
なお、上記傾斜角「α」及び傾斜角「β」は、上記おにぎり9に作用する付勢力が適正となるように(即ち、おにぎり9に過度の潰れとか変形を与えないように)設定する必要があり、係る観点から、上記傾斜角「α」は5°〜30°、上記傾斜角「β」は10°〜40°とするのが好ましい。
(b−2)受取位置の制御
上記物品受取ハンド4の位置・姿勢の初期設定を行った後、おにぎり9の受取り動作が行われるが、このおにぎり9の上記物品受取ハンド4への受取りは、上記コンベア20側から順次1個ずつ供給されるおにぎり9を、順次1個ずつ積み上げて一列に整列させて行われることは既述の通りである。
このように、おにぎり9を上記物品受取ハンド4内に1個ずつ積み上げて一列に整列させるには、上記物品受取ハンド4を初期設定時の位置のまま固定していたのでは、先に受け取られたおにぎり9が邪魔になって次のおにぎり9を受け取ることができないことになる。このため、この実施形態では、初期設定後におけるおにぎり9の受取動作中においては、図12に矢印Pで示すように、おにぎり9を受け取る毎に上記物品受取ハンド4を、上記初期設定における姿勢のままで、上記おにぎり9の厚さに略相当する寸法ずつ該物品受取ハンド4の幅方向の下方側へ移動させるようにしている。
このように上記物品受取ハンド4を移動させることで、先に受け取られたおにぎり9の上側に、次に受け取られるおにぎり9の受取りスペースが確保されるので、上記物品受取ハンド4内に1個ずつおにぎり9を受け取って一列に整列させて上記おにぎり群90を得ることができる。
したがって、上記物品受取ハンド4を、おにぎり9を受け取る毎に該おにぎり9の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させる構成とすれば、上記物品受取ハンド4はこれを単に直線的に移動させれば良いことから、例えば、該物品受取ハンド4を平面上を移動させる構成とする場合に比して、おにぎり9の受取工程における上記物品受取ハンド4の作動制御が簡略化される。
2−3:物品収納動作
物品収納動作は、上記「物品受取動作」において上記物品受取ハンド4内に10個のおにぎり9を一列に整列させてなる上記おにぎり群90を、その整列状態のままトレー7側へ移し入れて収納する動作であって、上記「物品受取動作」と同様に、上記ロボットアーム3を用いて行われる。
図1及び図2に示すように、左右一対の上記ロボットアーム3の後方側に設けたトレー載置台8上に、上面が開口した矩形箱状のトレー7が、上記一対のロボットアーム3の並設方向に2個並置されている。そして、上記トレー7は、この載置状態においては、図13〜図15に示すように、上記ロボットアーム3寄りの端縁が下位に位置するように傾斜配置されている。
ここで、上記ロボットアーム3による上記トレー7への収納動作について説明する。上記ロボットアーム3の先端に装着された上記物品受取ハンド4には、上述の物品受取動作によって上記おにぎり群90が保持されている。なお、この物品受取ハンド4での上記おにぎり群90の保持状態においては、図7に示すように、上記おにぎり群90の各おにぎり9の先端部9aが上記物品受取ハンド4の底壁42の先端縁42aから前方へ突出していることは既述の通りである。なお、上記底壁42の先端部42aから上記おにぎり9の先端部9aまでの距離は、上記おにぎり9の底面9bの長手方向の長さに対し0.25〜0.5であることが好ましい。
また、上記トレー7は、図1及び図15に示すように、10個のおにぎり9が一列に整列した上記おにぎり群90を5列に収容できる大きさを持つとともに、その側壁高さは、トレー7を上下方向に積み重ねても該トレー7内に収納されているおにぎり群90の各おにぎり9が潰れとか変形をしないように、該トレー7内に上記おにぎり群90を収納した状態においてその上方側に十分な空きスペースを確保できるような高さに設定されている(即ち、深さの深いトレーとなっている)。したがって、上記物品受取ハンド4を上記トレー7側へ移動させて該物品受取ハンド4内のおにぎり群90を上記トレー7側へ移し入れて収納する際には、該物品受取ハンド4と上記トレー7の側壁とが干渉しないように上記物品受取ハンド4の動作を制御することが必要となる。
そこで、この実施形態においては、上記物品受取ハンド4を上記トレー7側へ移動させて上記おにぎり群90を上記トレー7側へ移し入れる際における上記物品受取ハンド4の姿勢を、上記おにぎり群90の収納列数に応じて変更設定している。
即ち、少なくとも最初の一列のおにぎり群90の移し入れ時には、図13に示すように、上記物品受取ハンド4の開口面4aを上記トレー7の下位側の側壁7a側へ向けた姿勢で移し入れ動作を行う(以下、「第1の動作方向」という)一方、少なくとも最後の一列の上記おにぎり群90の移し入れ時には、図15に示すように、上記物品受取ハンド4の開口面4aを上記トレー7の上位側の側壁7b側へ向けた姿勢で移し入れ動作を行う(以下、「第2の動作方向)」という)ことを基本としている。なお、この実施形態では、図13〜図15に示すように、最初の一列から三列までの移し入れ時には「第1の動作方向」を採用し、第4列から最後の列までの移し入れ時には「第2の動作方向」を採用している。
このように、上記おにぎり群90の上記トレー7側への移し入れ時における上記物品受取ハンド4の姿勢を規定することで、上記物品受取ハンド4を上記トレー7の側壁7a、7bに干渉させることなく、上記おにぎり群90を上記物品受取ハンド4の開口面4a側から各側壁7a,7bの近傍位置に移し入れることができる。したがって、上記トレー7として側壁の高さが高いものを使用する場合でも、該トレー7の側壁に近い隅部まで物品をきれいに収納することができ、トレー7の収納性、収納効率が向上することになる。
さらに、上記物品受取ハンド4から上記トレー7側への上記おにぎり群90の移し入れ時(収納時)には、図13〜図15に示すように、上記おにぎり群90の各おにぎり9の先端部9aを上記トレー7の底壁7cに接触させながら行うようにしている。このようにすることで、移し入れ時における上記おにぎり群90の姿勢が安定し、これをきれいに並べることができる。
3:トレー管理部C
上記トレー管理部Cは、図1及び図2に示すように、アームの先端にトレー把持ハンド6を備えたロボットアーム5を備えて構成され、該ロボットアーム5によって上記トレー7の管理を行うものである。
即ち、上記ロボットアーム5は、トレーストック部10にストックされた空のトレー7を上記トレー把持ハンド6によって把持し、これを上記物品整列収納部Bの上記トレー載置台8へ載置するトレー載置作業と、おにぎり群90の収納が完了した満杯のトレー7を上記トレー把持ハンド6によって把持して上記トレー載置台8から取り出し、これをトレー仮置き部11に仮置きする仮置き作業を行う。
4:整列収納装置Zにおける作業の流れ
以上のように上記物品供給部Aと上記物品整列収納部B及び上記トレ−管理部Cを備えて構成される整列収納装置Zの全体を通じた作業の流れは以下の通りである。
上記物品供給部Aの上記物品供給コンベア装置2からそのコンベア20によって順次供給されるおにぎり9は、上記物品整列収納部Bの上記ロボットアーム3の先端に取付けられた上記物品受取ハンド4に順次受け取られ、10個のおにぎり9が一列に整列されておにぎり群90とされ、ここに保持される。
上記物品受取ハンド4に保持された上記おにぎり群90は、10個のおにぎり9が一列に整列した形体のまま、上記ロボットアーム3によって、上記トレ−管理部Cのトレー載置台8に載置された上記トレー7に順次収納される。
上記おにぎり群90の収納によって満杯となったトレー7は、上記ロボットアーム5によって上記トレー載置台8から取り出されて、トレー仮置き部11に仮置きされる。
また、満杯のトレー7が上記トレー載置台8から取り除かれると、これに代わって、トレーストック部10にストックされていた空のトレー7が上記ロボットアーム5によって上記トレー載置台8に載置される。
この場合、上記物品整列収納部Bに上記ロボットアーム3が二基備えられており、これら二基のロボットアーム3が連携して、上記物品受取ハンド4へのおにぎり9の受取り作業と、該物品受取ハンド4内のおにぎり群90の上記トレー7側への収納作業を交互に行うことで、上記おにぎり9の受取り・整列及び上記トレー7への収納の各作業が連続的に行われるものである。
5:その他
上記実施形態においては、整列収納装置Zで処理される物品として、三角形のおにぎり9を例にとって説明しているが、本願発明における物品はこの三角形のおにぎり9に限定されるものではなく、上記物品受取ハンド4の形状調整材44における物品受面45の形状を変更することで、形状的に特徴がある物品、例えば、円形のおにぎりとか、長方形状のカステラ、球状の饅頭等の物品の整列収納に適用できるものである。
また、上記物品受取ハンド4は、必ずしも上記形状調整材44を備える必要はなく、該形状調整材44の装着の有無に拘わらず、例えば、焼き菓子、生菓子、果実、野菜等の軟弱物品の整列収納に広く適用できるものである。
本願発明に係る整列収納装置及び整列収納方法は、おにぎり等の軟弱物品の製造分野において、該物品の整列収納作業に利用されるものである。
1 ・・上流側コンベア装置
2 ・・物品供給コンベア装置
3 ・・ロボットアーム
4 ・・物品受取ハンド
5 ・・ロボットアーム
6 ・・トレー把持ハンド
7 ・・トレー
8 ・・トレー載置台
9 ・・物品(おにぎり)
10 ・・トレーストック部
11 ・・トレー仮置き部
15 ・・コンベア
16 ・・ガイドバー
20 ・・コンベア
21〜24 ・・ガイドバー
30 ・・取付基台
31 ・・旋回体
32〜33 ・・アーム
44 ・・形状調整材
45 ・・物品受面
90 ・・おにぎり群
A ・・物品供給部
B ・・物品整列収納部
C ・・トレー管理部
Z ・・整列収納装置

Claims (10)

  1. 複数個の略三角形状の物品を一列に整列させた状態でトレー内に収納する物品の整列収納方法であって、
    ロボットアームに備えられた略筐体状の物品受取ハンドを物品供給コンベアの走行方向前方に位置させ、該物品供給コンベア上を、その一つの底面を該物品供給コンベアに当接させた正立姿勢で移送される上記複数個の物品をその移送終期において側方へ傾倒させて傾倒姿勢とし、この傾倒姿勢のまま上記物品受取ハンド内に一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させることで該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させ、
    しかる後、上記物品受取ハンドを上記トレー側に移動させ、該物品受取ハンド内に一列に整列している上記複数の物品をその整列状態のまま上記トレー側へ移し入れて収納することを特徴とする物品の整列収納方法。
  2. 上記物品受取ハンドを上記物品供給コンベアの前方に位置させるとき、
    該物品受取ハンドが鉛直線に対して、上記物品供給コンベアの走行方向の前方側と側方側の二方向へそれぞれ傾斜するように該物品受取ハンドの姿勢を設定し、この設定姿勢において上記物品受取ハンド内に上記物品を受け取ることを特徴とする請求項1に記載の物品の整列収納方法。
  3. 複数個の物品を一列に整列させた状態でトレー内に収納する物品の整列収納方法であって、
    複数個の物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドを備えたロボットアームを用い、
    上記物品受取ハンドを物品供給コンベアの走行方向前方に位置させた状態で該物品受取ハンド内に上記物品供給コンベアから順次供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させることで該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させ、
    しかる後、上記物品受取ハンドを上記トレー側に移動させ、該物品受取ハンド内に一列に整列している上記複数の物品をその整列状態のまま上記トレー側へ移し入れて収納するに際して、
    少なくとも最初の一列の物品の移し入れ時には上記物品受取ハンドの開口面を上記トレーの一方の側壁側へ向けた姿勢で行う一方、少なくとも最後の一列の物品の移し入れ時には上記物品受取ハンドの開口面を上記トレーの他方の側壁側へ向けた姿勢で行うことを特徴とする物品の整列収納方法。
  4. 複数個の物品を一列に整列させた状態でトレー内に収納する物品の整列収納方法であって、
    複数個の物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドを備えたロボットアームを用い、
    上記物品受取ハンドを物品供給コンベアの走行方向前方に位置させた状態で該物品受取ハンド内に上記物品供給コンベアから順次供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させることで該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させ、
    しかる後、上記物品受取ハンドを上記トレー側に移動させ、該物品受取ハンド内に一列に整列している上記複数の物品をその整列状態のまま上記トレー側へ移し入れて収納するに際して、上記複数の物品の上記トレーへの移し入れを、上記物品の先端部を該トレーの底面に接触させながら行うことを特徴とする物品の整列収納方法。
  5. 略三角形状の物品を1個ずつ供給する物品供給コンベアと、
    上記物品供給コンベアから供給される物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドと、
    アーム先端に上記物品受取ハンドが取り付けられたロボットアームを備えた物品の整列収納装置であって、
    上記物品供給コンベアは、上記物品をその一つの底面を上記物品供給コンベアに当接させた正立姿勢で送給するとともに、送給終期においては該物品を側方へ傾倒させた状態で送給し、
    上記ロボットアームは、上記物品供給コンベアから傾倒姿勢で供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させて該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させる物品受取動作と、
    該物品受取ハンド内の一列に整列した複数の物品をその整列状態のままトレー側へ移し入れて収納する物品収納動作を実行するように構成されていることを特徴とする物品の整列収納装置。
  6. 上記ロボットアームが2基並設されていることを特徴とする請求項5に記載の物品の整列収納装置。
  7. 上記物品受取ハンドは、上記物品供給コンベアの走行方向前方側への配置状態において、鉛直線に対して、上記物品供給コンベアの走行方向の前方側と側方側の二方向へそれぞれ傾斜していることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の物品の整列収納装置。
  8. 上記物品受取ハンドの上記物品供給コンベアの走行方向の前方側への傾斜角は5°〜30°、及び側方側への傾斜角は10°〜40°であることを特徴とする請求項7に記載の物品の整列収納装置。
  9. 物品を1個ずつ供給する物品供給コンベアと、
    上記物品供給コンベアから供給される物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドと、
    アーム先端に上記物品受取ハンドが取り付けられたロボットアームを備えるとともに、
    上記ロボットアームは、上記物品受取ハンドを上記物品供給コンベアの走行方向前方側に配置した状態で、上記物品供給コンベアから供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させて該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させる物品受取動作と、
    該物品受取ハンド内の一列に整列した複数の物品をその整列状態のままトレー側へ移し入れて収納する物品収納動作を実行するように構成され、
    さらに、上記物品受取ハンドは、その開口面からの奥行寸法が、該奥行方向における上記物品の幅寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする物品の整列収納装置。
  10. 物品を1個ずつ供給する物品供給コンベアと、
    上記物品供給コンベアから供給される物品を受け取る略筐体状の物品受取ハンドと、
    アーム先端に上記物品受取ハンドが取り付けられたロボットアームを備えるとともに、
    上記ロボットアームは、上記物品受取ハンドを上記物品供給コンベアの走行方向前方側に配置した状態で、上記物品供給コンベアから供給される物品を一個ずつ受け取るとともに、該物品を受け取る毎に上記物品受取ハンドを上記物品の厚さに略相当する寸法ずつ下方へ移動させて該物品受取ハンド内に上記複数個の物品を上下方向に一列に整列させる物品受取動作と、
    該物品受取ハンド内の一列に整列した複数の物品をその整列状態のままトレー側へ移し入れて収納する物品収納動作を実行するように構成され、
    さらに、上記物品受取ハンドには上記物品が当接する物品受面が設けられるとともに、該物品受面の形状を変更可能としたことを特徴とする物品の整列収納装置。
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