JP6358158B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転子間の磁気的な結合力により動力を伝達する回転電機に関する。
従来、2つの回転子間の磁気的な結合力により動力を伝達するものとして、特許文献1に記載の回転電機がある。特許文献1に記載の回転電機は、複数の永久磁石を備える第1回転子と、複数の磁極片を備える第2回転子と、複数の永久磁石及び三相巻線を備える固定子とを含んで構成されている。この回転電機では、内部回転子の永久磁石により生ずる回転磁界と、三相巻線への通電により生ずる回転磁界とを相互作用させ、第1回転子と第2回転子とを磁気的に結合させる。そして、この磁気的な結合を利用して、第1回転子と第2回転子との間での動力の伝達を可能としている。
特開2013−141400号公報
特許文献1に記載の回転電機では、固定子に巻かれた巻線と回転子との間に永久磁石を備え、その永久磁石を介して磁束のやり取りを行うため、永久磁石による磁気抵抗が大きくなる。加えて、磁束が永久磁石を通ることにより渦電流損失も生じる。これらの結果として、第1回転子と第2回転子との間での動力の伝達効率が低下するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、動力の伝達効率を向上させることが可能な回転電機を提供することにある。
本発明は、固定子と、第1回転軸に接続される第1回転子と、第1回転子と同軸である第2回転軸に接続される第2回転子と、を備え、第1回転子と第2回転子とを磁気的に結合させ、第1回転軸と第2回転軸との間で動力を伝達する回転電機であって、第1回転子は、周方向において交互に異なる極性となるように並び、且つ、その並び方向に直交する方向に磁力を生じさせる、極対数がmである永久磁石を備え、第2回転子は、軟磁性体で形成され、環状に配置されたk個の磁気変調子を備え、固定子は、軟磁性体で形成され、環状に配置されたn個の磁気誘導子、及び、通電により極対数がmである回転磁界を生じさせる巻線を備え、kとnとの和又は差の絶対値が、mの2倍であることを特徴とする。
上記構成では、第1回転子の回転に伴い生ずる回転磁界と、三相巻線への通電により生ずる回転磁界との極対数が同じであるため、これらを相互作用させることができる。第1回転子の永久磁石から生ずる磁束は、第2回転子の磁気変調子を介して磁気誘導子へと流入し、磁気誘導子から、その磁気変調子に隣接する磁気変調子を介して、第1回転子の永久磁石へと流入する。このとき、磁気変調子の数であるkと磁気誘導子の数であるnとの和又は差の絶対値が、極対数であるmの2倍であれば、第1回転子と第2回転子とは磁気的に結合する。これにより、第1回転子以外に永久磁石を設けることなく、第1回転子と第2回転子とを磁気的に結合させることができる。ゆえに、第1回転子以外に永久磁石を設けることにより生ずる磁気抵抗の増大、及び、第1回転子以外に永久磁石を設けることにより生ずる渦電流損を抑制することができ、第1回転子と第2回転子との間での動力の伝達効率を向上させることができる。
第1実施形態に係る回転電機の回転軸に垂直な断面図である。 第1実施形態に係る回転電機のII−II断面図である。 第2実施形態に係る回転電機の回転軸に垂直な断面図である。 第3実施形態に係る回転電機の回転軸に垂直な断面図である。 第4実施形態に係る回転電機の回転軸に垂直な断面図である。 第5実施形態に係る回転電機の回転軸に垂直な断面図である。 第6実施形態に係る回転電機のII−II断面図である。 第7実施形態に係る回転電機の回転軸方向の断面図である。
以下、各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
<第1実施形態>
本実施形態に係る回転電機は、内燃機関やモータ等を動力源として備える車両に搭載され、その動力源の回転軸を駆動軸側に接続し、車軸を従動軸側に接続している。そして、動力源からの動力を回転電機を介して車軸に伝達させ、車両を走行させるために用いられる。
図1は、本実施形態に係る回転電機10の、回転軸に垂直な断面図であり、図2は、回転軸に平行な方向のII−II断面図である。回転電機10は、固定子11、第1回転子12、及び第2回転子13を含んで構成されている。固定子11、第1回転子12、及び第2回転子13の、回転軸に垂直な断面は回転軸方向について均一な形状である。すなわち、固定子11、第1回転子12及び第2回転子13は、いずれも、円環形状である。固定子11、第1回転子12、及び第2回転子13は、第1回転子12及び第2回転子13の回転軸を中心軸14とする同心円状に配置されている。すなわち、本実施形態に係る回転電機10は、ラジアルギャップ型である。径方向において、第1回転子12が最も中心軸14側に配置され、固定子11が最も外側に配置されている。第1回転子12の回転軸は、第1回転軸である駆動軸15に接続されており、第2回転子13の回転軸は、第2回転軸である従動軸16に接続されている。これら駆動軸15及び従動軸16は同軸に配置されている。
固定子11の形状は、径方向に所定の厚みを有し、内部に中空部を有する円筒形状である。固定子11の内周面には、同形状である24個の凸部11aが、周方向について等間隔に設けられている。凸部11aの中心軸14側の先端面の形状は、円筒の内周面の一部をなす円弧状である。これら凸部11aが設けられることにより、その凸部11a間のそれぞれには凹部11bが形成されている。凹部11bの数は、凸部11aの数と同じく24個である。凹部11bの底面の形状は、円筒の内周面の一部をなす円弧状である。また、凹部11bは凸部11aの間に形成されていることから、凹部11bは凸部11aと側面を共有している。すなわち、固定子11の内周面の形状は、凸部11aと凹部11bとが交互に設けられた略矩形波状となっている。
凸部11aの先端には、磁気誘導子列17が接するように設けられている。この磁気誘導子列17は、周方向に等間隔で設けられた、同形状の磁気誘導子17aにより構成されている。これら磁気誘導子17aは、軟磁性体により形成されている。磁気誘導子17aの断面形状は、図2に示すように、中心軸14を通る直線を対象軸とする左右対称な形状であり、且つ、図1に示すように、凸部11a側(外周側)が狭く中心軸14側が広い略扇形である。本実施形態では、磁気誘導子17aの数は14である。
固定子11の凹部11bには、3相の巻線18u,18v,18wが巻かれている。これら巻線18u,18v,18wは、各相について、2つおきの凹部11bに同じ相の巻線18u,18v,18wが巻き方向を逆にして巻かれている。また、隣接する凹部11bにおいて、巻線18u,18v,18wの巻方向は逆にして巻かれている。これら3相の巻線18u,18v,18wが巻かれる凹部11bの数は上述したとおり24であるため、巻線18u,18v,18wにより発生させることができる磁界の極対数は、4である。
第1回転子12は軟磁性体で形成されており、その形状は、径方向に所定の厚みを有し、内部に中空部を有する円筒形状である。第1回転子12の径方向の表面には、複数の永久磁石19が設けられている。永久磁石19は、周方向おいてそれぞれ接するように設けられている。すなわち、永久磁石19により断面円環形状を形成しているといえる。永久磁石19は径方向に着磁されており、互いに隣接する永久磁石39において、その極性は逆方向となっている。この着磁方向は、図1では矢印で示している。本実施形態では、永久磁石19を8個設けているため、永久磁石19により発生させることができる磁界の極対数は4である。
第2回転子13は、周方向に等間隔で設けられた、同形状の磁気変調子13aにより構成されている。これら磁気変調子13aは、軟磁性体により形成されている。磁気変調子13aは、従動軸16側の端部において、その従動軸16に接続されている。磁気変調子13aの断面形状は、略正方形である。本実施形態では、磁気変調子13aの数は22である。
なお、磁気誘導子17a及び/又は磁気変調子13aについて、周方向の機械強度を高めるべく、非磁性体で形成された、中心軸14を中心線とする円筒形のフレームに収容する構造としてもよい。
インバータ100は、車両に搭載されたバッテリ等から供給される直流電力を交流電力に変換し、その交流電力を巻線18u,18v,18wへ、位相を120°ずらして供給する。
続いて、本実施形態に係る回転電機10の動作について説明する。なお、以下の説明において、巻線18u,18v,18wにより発生する磁界の極対数及び永久磁石19の極対数をm(=4)とし、磁気変調子13aの数をk(=22)とし、磁気誘導子17aの数をn(=14)とする。
巻線18u,18v,18wにより発生する磁界の極対数及び永久磁石19の極対数が等しいことから、第1回転子12の回転により生ずる磁界と、巻線18u,18v,18wにより生ずる回転磁界とは、相互作用する。このとき、外側がN極であり内側(中心軸14側)がS極である永久磁石19により生ずる磁束は、磁気変調子13aを介して磁気誘導子17aへと流れる。この磁気誘導子17a内を通過した磁束は、その磁気変調子13aの周方向に隣接する磁気変調子13aを通過し、外側がS極であり内側がN極である永久磁石19へと流れる。
第1回転子12及び第2回転子13の回転時には、永久磁石19から生じた磁束は、その永久磁石19の極対数に基づく周波数成分の磁束であり、その永久磁石19に隣接する永久磁石19に戻る磁束も、永久磁石19の極対数に基づく周波数成分の磁束である。そのため、磁気変調子13aを介して磁気誘導子17aがキャッチする磁束の周波数成分は、その磁気変調子13aの数と、永久磁石19の極対数の2倍との和又は差の絶対値である必要がある。これら周波数成分は、極対数、又は磁気変調子13aの数に比例するものである。したがって、kとnの差の絶対値が、mの2倍となる。このようにして、第1回転子12と第2回転子13とが磁気的に結合することにより、トルクが伝達される。
上記構成により、本実施形態に係る回転電機10は、以下の効果を奏する。
・巻線18u,18v,18wと永久磁石19との間に他の永久磁石を設けていないため、巻線18u,18v,18wと永久磁石19との間の磁気抵抗が小さくなる。これにより、駆動軸15から従動軸16への動力の伝達性能を向上させることができる。
・巻線18u,18v,18wと永久磁石19との間に他の永久磁石を設けていないため、永久磁石を磁束が通過することにより生ずる渦電流損を低減することができる。これにより、駆動軸15から従動軸16への動力の伝達性能を向上させることができる。
・巻線18u,18v,18wを備える固定子11と永久磁石19を備える第1回転子12との間に、磁気変調子13aを備える第2回転子13を配置しているため、磁束変調が良好に働き、動力の伝達性能を向上させることができる。
・第2回転子13において、隣接する磁気変調子13aを離間して配置している。これにより、永久磁石19から磁気変調子13aへと流入した磁束の大半は、その磁気変調子13aに隣接する磁気変調子13aではなく、磁気誘導子17aへと流出する。一方、磁気誘導子17aから磁気変調子13aへと流入した磁束の大半は、その磁気変調子13aに隣接する磁気変調子13aではなく、永久磁石19へ流出する。すなわち、隣接する磁気変調子13a間での磁束漏れを抑制することができ、動力の伝達性能を向上させることができる。
・磁気誘導子列17において、隣接する磁気誘導子17aを離間して配置している。これにより、磁気変調子13aから磁気誘導子17aへと流入した磁束の大半は、その磁気誘導子17aに隣接する磁気誘導子17aではなく、磁気変調子13aへ流入する。すなわち、隣接する磁気誘導子17a間での磁束漏れを抑制することができ、動力の伝達性能を向上させることができる。
・磁気誘導子17aの形状を、凸部11a側(外周側)が狭く中心軸14側が広い略扇形としているため、磁気誘導子17aと磁気変調子13aとの対向面積を確保しつつ、隣接する磁気誘導子17a間のギャップを広くし、且つ、固定子11との接触面積を小さくすることができる。これにより、磁気誘導子17aから隣接する磁気誘導子17aへの磁束漏れ、及び、磁気誘導子17aから固定子11への磁束漏れを抑制しつつ、磁気誘導子17aと磁気変調子13aとの間の磁気抵抗を低下させることができ、ひいては、動力の伝達性能を向上させることができる。
・磁気変調子13aの数が磁気誘導子17aの数よりも多いため、磁束変調が良好に働き、動力の伝達性能を向上させることができる。
・永久磁石は第1回転子12に設けられるもののみでよいため、永久磁石を多数設けることに起因する製造コストの増加を抑制することができる。
<第2実施形態>
図3は、本実施形態に係る回転電機10の、回転軸に垂直な断面図である。本実施形態に係る回転電機10は、第1実施形態に係る回転電機10に対して、第2回転子13の構造、及び磁気誘導子列17の構造が異なっている。
第2回転子13には、周方向に隣接する磁気変調子13aどうしを接続するブリッジ13bが設けられている。これらブリッジ13bは、径方向の厚みが磁気変調子13aよりも薄く、周方向に隣接する磁気変調子13aの径方向の外側端部どうし、及び、内側端部どうしをそれぞれ接続している。なお、外側端部どうしを接続するブリッジ13bと、内側端部どうしを接続するブリッジ13bとは、径方向の厚みが等しくなっている。
磁気誘導子列17には、周方向に隣接する磁気誘導子17aどうしを接続するブリッジ17bが設けられている。これらブリッジ17bは、径方向の厚みが磁気誘導子17aよりも薄く、周方向に隣接する磁気誘導子17aの径方向の内側端部どうしを接続している。
これらブリッジ13b,17bは、磁気変調子13a及び磁気誘導子17aと同じ材料により形成してもよく、磁気変調子13a及び磁気誘導子17aとは異なる材料、例えば非磁性体等により構成してもよい。
なお、ブリッジ13b,17bについては、例えば以下のように変更してもよい。
・磁気誘導子列17において、第2回転子13のごとく、外側端部もブリッジにより接続する。
・第2回転子13において、磁気誘導子列17のごとく、内側端部のみをブリッジにより接続する。
・第2回転子13及び磁気誘導子列17の少なくとも一方において、外側端部のみをブリッジにより接続する。
・第2回転子13及び磁気誘導子列17の少なくとも一方において、外側端部と内側端部との間の部分どうしを、ブリッジにより接続する。この場合、外側端部どうしを接続するブリッジ及び/又は内側端部どうしを接続するブリッジは、設けてもよく、設けなくてもよい。
・第2回転子13及び磁気誘導子列17の少なくとも一方において、外側端部どうし及び内側端部どうしをブリッジにより接続する場合、それぞれのブリッジの径方向の厚みを異なるものにする。
・第2回転子13のブリッジの径方向の厚みと、磁気誘導子列17のブリッジの径方向の厚みを異なるものとする。
本実施形態に係る上記構造により、第2回転子13及び磁気誘導子列17の、周方向への機械強度を高めることができる。
<第3実施形態>
図4は、本実施形態に係る回転電機10の、回転軸に垂直な断面図である。本実施形態に係る回転電機10は、第1実施形態に係る回転電機10に対して、第2回転子13の磁気変調子13cの断面形状が異なっている。
磁気変調子13cの周方向の幅は、径方向の略中央において、最も狭くなっており、径方向の両端部に向かうにつれ、それぞれ、徐々に広くなっている。すなわち、磁気変調子13cの側面は、凹形状となっている。これにより、隣接する磁気変調子13cどうしのギャップをより大きくしつつ、第1回転子12の永久磁石19と対抗する面積、及び、磁気誘導子列17の磁気誘導子17aと対向する面積を担保することができる。
したがって、各磁気変調子13cにおいて、隣接する磁気変調子13cへの磁束漏れを抑制しつつ、永久磁石19及び磁気誘導子17aとの対向面の磁気抵抗を下げ、トルクの伝達性能を向上させることができる。
<第4実施形態>
図5は、本実施形態に係る回転電機10の、回転軸に垂直な断面図である。第1実施形態では、固定子11の凸部11aに接するように磁気誘導子17aを設けている。この点、本実施形態では、固定子11の凸部11aと、磁気誘導子17cとの間に空隙を設けている。
固定子11の凸部11aと磁気誘導子17aとが接するように設けられていた場合、磁気変調子13aから磁気誘導子17aへと流入した磁束の一部は、固定子11へと漏れることとなる。本実施形態では、固定子11の凸部11aと磁気誘導子17cとの間に空隙を設けているため、磁気誘導子17cから固定子11への磁束漏れを抑制することができる。
<第5実施形態>
本実施形態に係る回転電機10の、回転軸に垂直な断面は第1実施形態に係る回転電機10と同様であり、II−II断面が第1実施形態と異なっている。図6は、回転軸に平行な方向のII−II断面図である。
固定子11cの軸方向の厚みは、第1回転子12の軸方向の厚み、第2回転子13の軸方向の厚み、及び磁気誘導子列17の軸方向の厚みよりも小さい。また、第1回転子12の軸方向の厚み、第2回転子13の軸方向の厚み、及び磁気誘導子列17の軸方向の厚みは、等しい。
回転電機10では、巻線18u,18v,18wを設けるスペースを確保する必要がある。上記構成では、固定子11cの軸方向の厚みを、第1回転子12の軸方向の厚み、第2回転子13の軸方向の厚み、及び磁気誘導子列17の軸方向の厚みよりも小さくし、生じたスペースに巻線18u,18v,18wを設けることができる。そのため、回転電機10の回転軸方向の厚みを小さくしつつ、性能を維持することができる。また、生じたスペースに巻線18u,18v,18wを設けることから、巻線18u,18v,18wの径を大きくすることができる。したがって、巻線18u,18v,18wの抵抗が小さくなり、巻線18u,18v,18wにおける電力の損失を低下させることができる。
<第6実施形態>
図7は、本実施形態に係る回転電機20の、回転軸に垂直な断面図である。回転電機20は、固定子21、第1回転子22、及び第2回転子23を含んで構成されている。固定子21、第1回転子22、及び第2回転子23の、回転軸に垂直な断面は回転軸方向について均一な形状である。固定子21、第1回転子22、及び第2回転子23は、第1回転子22及び第2回転子23の回転軸を中心軸とする同心円状に配置されている。径方向において、第1回転子22が最も中心軸側に配置され、固定子21が最も外側に配置されている。第1回転子22の回転軸は、第1回転軸である駆動軸25に接続されており、第2回転子23の回転軸は、第2回転軸である従動軸26に接続されている。これら駆動軸25及び従動軸26は同軸に配置されている。
固定子21の形状は、径方向に所定の厚みを有し、内部に中空部を有する円筒形状である。固定子21の内周面には、同形状である28個の凸部21aが、周方向について等間隔に設けられている。凸部21aの中心軸側の先端面の形状は、円筒の内周面の一部をなす円弧状である。これら凸部21aが設けられることにより、その凸部21a間のそれぞれには凹部21bが形成されている。凹部21bの底面の形状は、円筒の内周面の一部をなす円弧状である。また、凹部21bは凸部21aの間に形成されていることから、凹部21bは凸部21aと側面を共有している。すなわち、固定子21の内周面の形状は、凸部21aと凹部21bとが交互に設けられた略矩形波状となっている。
固定子21の凹部21bには、3相の巻線28u,28v,28wが巻かれている。これら巻線28u,28v,28wは、連続する6つの凹部21bに巻かれ、且つ、連続する6つの凹部21bどうしの間には、いずれの巻線28u,28v,28wも巻かれない1つの凹部21bが設けられている。すなわち、4つの凹部21bは巻線28u,28v,28wが巻かれないものとされている。連続する6つも凹部21bにおいて、巻線28u,28v,28wは、2つおきの凹部21bに同じ相の巻線28u,28v,28wが巻き方向を逆にして巻かれている。また、隣接する凹部21bにおいて、巻線28u,28v,28wの巻方向は逆にして巻かれている。3相の巻線28u,28v,28wは24個の凹部21bに巻かれるため、巻線28u,28v,28wにより発生させることができる磁界の極対数は、4である。
第1回転子22は軟磁性体で形成されており、その形状は、径方向に所定の厚みを有し、内部に中空部を有する円筒形状である。第1回転子22の径方向の表面には、複数の永久磁石29が設けられている。永久磁石29は、周方向おいてそれぞれ接するように設けられている。すなわち、永久磁石29により断面円環形状を形成しているといえる。永久磁石29は径方向に着磁されており、互いに隣接する永久磁石29において、その極性は逆方向となっている。この着磁方向は、図7では矢印で示している。本実施形態では、永久磁石29を8個設けているため、永久磁石29により発生させることができる磁界の極対数は4である。
第2回転子23は、周方向に等間隔で設けられた、同形状の磁気変調子23aにより構成されている。これら磁気変調子23aは、軟磁性体により形成されている。磁気変調子23aは、従動軸26側の端部において、その従動軸26に接続されている。磁気変調子23aの断面形状は、略正方形である。本実施形態では、磁気変調子23aの数は36である。
巻線28u,28v,28wにより発生する磁界の極対数及び永久磁石29の極対数が等しいことから、第1回転子22の回転により生ずる回転磁界と、巻線28u,28v,28wにより生ずる回転磁界とは、相互作用する。このとき、外側がN極であり内側(中心軸14側)がS極である永久磁石29により生ずる磁束は、磁気変調子23aを介して固定子21の凸部21aへと流れる。この凸部21a内を通過した磁束は、その磁気変調子23aの周方向に隣接する磁気変調子23aを通過し、外側がS極であり内側がN極である永久磁石29へと流れる。すなわち、固定子21の凸部21aが、第1実施形態の回転電機10における磁気誘導子17aとして機能する。
上記構成により、本実施形態に係る回転電機20は、第1実施形態に係る回転電機10が奏する効果に加えて、以下の効果を奏する。
・第1実施形態に係る回転電機10が磁気誘導子列17を備えているのに対し、本実施形態に係る回転電機20は、固定子21の凸部21aを磁気誘導子として機能させている。そのため、磁気誘導子を備える必要がない。したがって、回転電機20の構造の簡略化、及び、小型化を実現することができる。
<第7実施形態>
図8は、本実施形態に係る回転電機30の回転軸方向の断面図である。回転電機30は、固定子31、第1回転子32、及び第2回転子33を含んで構成されている。固定子31、第1回転子32、及び第2回転子33の外形は、回転軸に垂直な面において、略同一の円環形状である。固定子31は、第2回転子33の一方の面と軸方向において対向するように配置されており、第1回転子32は、第2回転子33の他方の面と軸方向において対向するように配置されている。すなわち、第2回転子33は、軸方向において、固定子31と第1回転子32とに挟まれるように配置されている。このように構成されているため、本実施形態に係る回転電機30は、アキシャルギャップ型である。第1回転子32の回転軸は、駆動軸35に接続されており、第2回転子33の回転軸は、従動軸36に接続されている。
固定子31の、第2回転子33と対向する側には、磁気誘導子列37が接するように設けられている。この磁気誘導子列37は、周方向に等間隔で設けられた、同形状の磁気誘導子37aにより構成されている。これら磁気誘導子37aは、軟磁性体により形成されている。磁気誘導子37aの回転軸に垂直な断面形状は、略正方形、若しくは略長方形である。本実施形態では、磁気誘導子37aの数は14である。
固定子31の、第2回転子33と対向する側の反対側には、3相の巻線38u,38v,38wが巻かれている。これら巻線38u,38v,38wは、磁極数が4となるように巻かれている。
第1回転子32の、第2回転子33と対向する側には、永久磁石39が設けられている。これら永久磁石39の形状は、径方向に均一な幅を有する円弧状であり、これら永久磁石39により円環が形成されている。周方向に隣接する永久磁石39の極性は、互いに逆方向となっている。永久磁石39の数は8であり、これら永久磁石39により形成される磁極対の数は、4である。
第2回転子33には、同形状の磁気変調子33aが周方向に等間隔で設けられている。これら磁気変調子33aは、周方向について等間隔に並べるべく、例えば、外周に等間隔の凹みを有する、非磁性体で形成されたフレームに収められている。磁気変調子33aの回転軸に垂直な断面形状は、略正方形、若しくは略長方形である。本実施形態では、磁気変調子33aの数は12である。
なお、本実施形態に係る回転電機30の動作は、第1実施形態に係る回転電機10の動作に準ずるものとなる。
上記構成により、本実施形態に係る回転電機30は、第1実施形態に係る回転電機10に準ずる効果を奏する。
<変形例>
・上記各実施形態は、互いに組み合わせて用いるものとしてもよい。
・第5実施形態において、4つの凹部21bには、いずれの巻線28u,28v,28wも巻かれないものとした。この点、巻線28u,28v,28wの相数、巻線28u,28v,28wにより生ずる磁界の極対数、凹部21bの数、及び磁気変調子23aの数によっては、巻線28u,28v,28wが巻かれない凹部21bが生じない場合も起こり得る。
・第5実施形態において、第2実施形態のごとく、磁気変調子23a間にブリッジを設けたり、第3実施形態のごとく、磁気変調子23aの周方向側面の形状を凹形状としたりしてもよい。また、第5実施形態における固定子21、第1回転子22、及び第2回転子23について、軸方向の厚みを第6実施形態に準ずるものとしてもよい。
・第7実施形態において、磁気誘導子37aの形状を、第1実施形態の磁気誘導子17aに準ずるものとしてもよい。このとき、磁気誘導子37aは、軸方向に対向する磁気変調子33aとの対向面積を確保しつつ、隣接する磁気誘導子37aとのギャップを広くし、且つ、固定子31との接触面積を小さくするために、略円錐形等とすればよい。
・第7実施形態において、磁気変調子33aの形状を、第3実施形態の磁気変調子13cに準ずるものとしてもよい。また、第2実施形態のごとく、磁気変調子33a間及び磁気誘導子37a間の少なくとも一方に、ブリッジを設けてもよい。
・第7実施形態において、第4実施形態のごとく、固定子31と磁気誘導子列37との間にギャップを設けてもよい。
・第7実施形態において、第5実施形態のごとく、磁気誘導子列37を設けないものとしてもよい。このとき、固定子31は、第5実施形態のごとく、凹凸構造とし、その凸部を磁気誘導子37aとして機能させるものとすればよい。
・各実施形態において、永久磁石の極対数、巻線により生ずる磁界の極対数、磁気誘導子の数、及び磁気変調子の数を特定しているが、これらの数は各実施形態のものに限られない。すなわち、磁気変調子の数であるkと磁気誘導子の数であるnとの和又は差の絶対値が、極対数であるmの2倍であればよい。なお、これらk、m、nは、自然数である。また、kをnよりも大きい数とすれば、磁束変調がより良好に働き、動力の伝達性能を向上させることができる。
・上記実施形態では、回転電機10,20,30を車両に搭載し、車両の動力源と車軸とを回転電機10,20,30を介して接続するものとしたが、回転電機10,20,30の用途はこれに限られない。例えば、車両に搭載された内燃機関を始動させるためのスタータモータと、その内燃機関との接続に用いてもよい。また、搭載対象は車両に限られることもない。
10…回転電機、11…固定子、11a…凸部、11b…凹部、11c…固定子、12…第1回転子、13…第2回転子、13a…磁気変調子、13b…ブリッジ、13c…磁気変調子、15…駆動軸、16…従動軸、17a…磁気誘導子、17b…ブリッジ、17c…磁気誘導子、18u…巻線、18v…巻線、18w…巻線、19…永久磁石、20…回転電機、21…固定子、21a…凸部、21b…凹部、22…第1回転子、23…第2回転子、23a…磁気変調子、25…駆動軸、26…従動軸、27…永久磁石、28u…巻線、28v…巻線、28w…巻線、29…永久磁石、30…回転電機、31…固定子、32…第1回転子、33…第2回転子、33a…磁気変調子、35…駆動軸、36…従動軸、37a…磁気誘導子、38u…巻線、38v…巻線、38w…巻線、39…永久磁石。

Claims (15)

  1. 固定子(11,21,31)と、
    第1回転軸(15,25,35)に接続される第1回転子(12,22,32)と、
    前記第1回転軸と同軸である第2回転軸(16,26,36)に接続される第2回転子(13,23,33)と、を備え、前記第1回転子と前記第2回転子とを磁気的に結合させ、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間で動力を伝達する回転電機(10,20,30)であって、
    前記第1回転子は、周方向において交互に異なる極性となるように並び、且つ、その並び方向に直交する方向に磁力を生じさせる、極対数がmである永久磁石(19,29,39)を備え、
    前記第2回転子は、軟磁性体で形成され環状に配置されたk個の磁気変調子(13a,23a,33a)を備え、
    前記固定子は、軟磁性体で形成され環状に配置されたn個の磁気誘導子(17a,17c,21a,37a)、及び、通電により極対数がmである回転磁界を生じさせる巻線(18u,18v,18w,28u,28v,28w,38u,38v,38w)を備え、
    前記kと前記nとの和又は差の絶対値が前記mの2倍であることを特徴とする、回転電機。
  2. 前記固定子は、円筒形状の中空部を有し、その中空部を囲むように複数の凹部(11b,21b)が形成されており、
    前記巻線は、前記固定子の前記凹部に巻かれていることを特徴とする、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記凹部の間に形成されている凸部(11a,21a)の数と、前記磁気誘導子の数とが同一であることを特徴とする、請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記磁気誘導子(21a)は、前記固定子(21)の前記凸部(21a)であることを特徴とする、請求項3に記載の回転電機(20)。
  5. 前記磁気変調子及び前記磁気誘導子の少なくとも一方は、互いに隣接するものどうしが離間して配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 前記磁気誘導子は、周方向において互いに隣接するものどうしが、その磁気誘導子よりも径方向の厚みが薄いブリッジ(17b)により接続されていることを特徴とする、請求項1〜3、5のいずれか1項に記載の回転電機。
  7. 前記固定子は、固定子本体と、前記固定子本体に取り付けられた前記磁気誘導子(17a,17c,37a)とを備え、
    前記磁気誘導子の前記固定子本体と対向する面の面積は、前記第1回転子又は前記第2回転子と対向する面の面積よりも小さいことを特徴とする、請求項1〜3、5、6のいずれか1項に記載の回転電機。
  8. 前記固定子は、固定子本体と、前記固定子本体に取り付けられた前記磁気誘導子(17c)とを備え、
    前記磁気誘導子は、前記固定子本体に所定の空隙を隔てて取り付けられることを特徴とする、請求項1〜3、5〜7のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 前記磁気変調子は、周方向において互いに隣接するものどうしが、その磁気変調子よりも径方向の厚みが薄いブリッジ(13b)により接続されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の回転電機。
  10. 前記磁気変調子(13c)は、周方向に互いに対向する側面が凹形状であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の回転電機。
  11. 前記kは、前記nよりも大きいことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の回転電機。
  12. 回転軸に直交する方向又は回転軸方向において、前記第2回転子が、前記第1回転子と前記固定子との間に配置されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の回転電機。
  13. 前記固定子と前記第1回転子と前記第2回転子とは、径方向に対向して配置され、
    前記固定子は、径方向の最も外側に配置されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の回転電機。
  14. 前記固定子の回転軸方向の厚みは、前記永久磁石、前記磁気変調子、及び前記磁気誘導子の回転軸方向の厚みよりも薄いことを特徴とする、請求項13に記載の回転電機。
  15. 前記固定子(31)と前記第1回転子(32)と前記第2回転子(33)とは、回転軸方向に対向して配置されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の回転電機(30)。
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