JP6354063B2 - 車両用テールゲート - Google Patents

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Description

本発明は、ドアラッチ機構のオープンスイッチを備えた車両用テールゲートに関する。
自動車の車両後方部に設けられるテールゲートには、ストライカとラッチとの係合等によるロック機構が備えられ、テールゲートをロックすることができるようになっている。また、テールゲートには、当該ロック機構と電気的に接続されたオープンスイッチが備えられ、オープンスイッチを操作することにより、ロック機構によるテールゲートのロックを解除することができるようになっている。
近年では、この電気式のオープンスイッチに関する種々の技術が開示されている。例えば、特許文献1には、オープンスイッチの取り付け作業を容易化する技術が記載され、特許文献2には、後突時におけるオープンスイッチの誤作動を防止する技術が記載されている。
これら特許文献1および特許文献2に記載の技術において、テールゲートの開扉動作は、テールゲートのロックを解除するためにオープンスイッチを押圧する車両上方への動作の後に、開錠(アンロック)されたテールゲートを引き上げて開扉する車両後方への動作によってなされる。
このように、オープンスイッチを押圧する車両上方への動作と、テールゲートを引き上げる車両後方への動作とが異なる方向の動作であり、使用者は、テールゲートの開扉動作を二つの動作(2モーション)で行わなければならず、煩わしい(煩雑)と感じることがある。
このようなテールゲートの開扉動作の煩わしさを低減する技術として、例えば特許文献3がある。特許文献3には、オープンスイッチとしてレバー式スイッチをテールゲートのアウタパネルに取り付ける技術が記載されている。これによれば、テールゲートの開操作方向とレバー式スイッチのレバー操作方向とを一致させることで、スイッチ操作からテールゲート開操作までをスムーズに行うことができる。
特開2013−39852号公報 特開2011−63146号公報 特許第4381927号公報
しかし、上記特許文献3に開示されたようなレバー式スイッチは、構造が複雑となり部品点数が増えるため、コストが嵩むとともにオープンスイッチ(ユニット)自体が大型化してしまう。また、オープンスイッチは、固定のためのブラケット等を有してユニット化されてアウタパネルに取り付けられるが、オープンスイッチ(ユニット)の取り付け角度などが操作性に大きく影響するため、アウタパネルをオープンスイッチの操作方向を考慮して形成する必要が生じるためアウタパネルの形状が複雑となり、成形性が悪くなる虞があった。
また、オープンスイッチ(ユニット)を外側から覆うようにガーニッシュが設けられているが、オープンスイッチ(ユニット)とガーニッシュとをアウタパネルに対して別々で組み付ける必要があるので、組み付け作業性が悪い上、部品の製造誤差や組み付け誤差によるバラツキ等によって、オープンスイッチ(ユニット)とガーニッシュとの間の隙間が大きくなり、見栄えが悪くなる虞があった。さらに、アウタパネルには、オープンスイッチ(ユニット)を組み付けるための比較的大きな開口部が形成される上、ガーニッシュを固定するための穴が形成されるので、防水のためのシール部材等を多数設けなければならず、組み付け作業が煩雑になり、より作業性が悪くなる虞があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成でテールゲートの開扉動作を簡素化できるとともにオープンスイッチの組み付け作業性を向上させることができるテールゲートの構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係る車両用テールゲートは、車両後方部に形成された開口部を開閉可能に覆う本体部と、前記本体部の後面に設けられるガーニッシュと、前記本体部を閉扉状態でロックするロック機構と、前記ロック機構によるロックを解除するためのオープンスイッチと、を備えた車両用テールゲートであって、前記本体部を開扉操作する際に手を掛ける取手部が、前記本体部の後面と対向するよう前記ガーニッシュに設けられ、前記オープンスイッチが、押圧することによって操作される感圧スイッチであって、同オープンスイッチの操作方向と前記本体部の開扉方向とが略同一の方向となるように前記取手部に設置されており、前記オープンスイッチは、前記取手部の下端部近傍において、前記本体部の後面に向かい突出すると共に車幅方向に亘って延設されるスイッチ支持部に、車幅方向に亘って取り付けられることを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係る車両用テールゲートは、第一の発明に係る車両用テールゲートにおいて、前記ガーニッシュの前記取手部の車幅方向両側近傍には、前記車両前方側に延設されて当該ガーニッシュを前記本体部に固定する取り付け部が設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係る車両用テールゲートは、第二の発明に係る車両用テールゲートにおいて、前記ガーニッシュに車両後方側から衝撃荷重が作用した際に、前記取り付け部が収縮変形して前記ロック機構と前記オープンスイッチとを電気的に接続するハーネスを断線する断線手段を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係る車両用テールゲートは、第三の発明に係る車両用テールゲートにおいて、前記ハーネスが前記取り付け部を横切るように配策されており、前記断線手段は、車幅方向左右のいずれか一方の前記取り付け部に設けられ、車両後方側からの衝撃荷重によって変形される屈曲部と、前記屈曲部の変形によって前記ハーネスに突き当てられる切断部とから構成されることを特徴とする。
第一の発明に係る車両用テールゲートによれば、より簡単な構成でオープンスイッチを押す操作とテールゲートを開扉する操作とを一連の操作で行うことができるので、開扉操作を簡素化することができる。しかもガーニッシュに感圧式のオープンスイッチをサブASSYした状態で、ガーニッシュを本体部に組み付けるだけでよいので、部品点数を削減するとともに組み付け作業性を大幅に向上させることができる。
また、テールゲートの本体部(アウタパネル等)にオープンスイッチを取り付けないので、取り付けのための開口部を設ける必要もなく、本体部(アウタパネル等)の形状を簡素化することができ、成形性を向上することができる。
また、第一の発明に係る車両用テールゲートによれば、扉操作時に力のかかる下端部近傍に車幅方向に亘ってオープンスイッチが設置されるので、取手部に手を掛け車両後方側に引くだけの単純な操作で確実かつ自然にオープンスイッチの押圧操作が行われ、ロック機構のロック解除と同時に本体部(テールゲート)を開くことができる。従ってオープンスイッチを探す必要がなく、テールゲートの開扉操作をより一層簡素化することができる。
第二の発明に係る車両用テールゲートによれば、テールゲートを開扉した際に、取手部に作用する荷重を取り付け部を介して確実かつ効率よく本体部側に伝達することができる。
第三の発明に係る車両用テールゲートによれば、車両後方側から衝突荷重が作用した際すなわち後突時にはハーネスを断線させるので、車両後方側からの衝突荷重によってオープンスイッチが誤って操作され、テールゲートが誤って開扉されることはない。
第四の発明に係る車両用テールゲートによれば、車両後方側から衝突荷重が作用した際すなわち後突時には、衝撃荷重によってガーニッシュの屈曲部が変形して収縮変形するので、切断部によってハーネスを切断(断線)させることができる。よって、車両後方側からの衝突荷重によってオープンスイッチが誤って操作され、テールゲートが誤って開扉されることはない。
実施例1に係るテールゲートが搭載される自動車の車両後方部を示す概略斜視図である。 実施例1に係るテールゲートのオープンスイッチ周辺構造を示す説明図(図1におけるII−II矢視断面図)である。 実施例1に係るテールゲートのオープンスイッチ周辺構造を示す概略斜視図である。 実施例1に係るテールゲートのオープンスイッチ周辺構造を示す説明図(図2におけるIV−IV矢視断面図)である。 後突時における実施例1に係るテールゲートのオープンスイッチ周辺構造(図4における要部拡大図)を示す説明図である。
以下に、本発明に係る車両用テールゲートの実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の実施例1に係る車両用テールゲートの構造について、図1から図5を参照して説明する。
図1に示すように、自動車1は、車両後方部にゲート開口部10と、ゲート開口部10の車両上方側端縁部10aに連結されて車両後方側へ向かって上下方向に開閉する扉部材であるテールゲート(車両用テールゲート)20とを備えている。テールゲート20は、ゲート開口部10を覆うゲート本体(本体部)30と、ゲート本体30に取り付けられる装飾部材であるガーニッシュ40とから構成される。
テールゲート20の車両幅方向略中央部においては、図2に示すように、ゲート本体30の外板部材であるアウタパネル31に、凹部31aが設けられている。そして、アウタパネル31の凹部31aの後方を覆うように配置されるガーニッシュ40の車両幅方向略中央部は下方側が開口されており、当該部位におけるガーニッシュ40の裏側(アウタパネル31の凹部31aと対向する裏面)に、ゲート本体30(テールゲート20)を開扉する際に使用者が手を掛けるための取手部41が構成されている。
つまり、ゲート本体30(テールゲート20)を開扉操作する際に手を掛ける取手部41が、ゲート本体30の後面と対向するようガーニッシュ40に設けられ、取手部41(ガーニッシュ40)とアウタパネル31との間には、使用者が手を挿入可能に下方側が開口された空間50が形成されている。使用者は、当該空間50に手を差し入れて取手部41(ガーニッシュ40の下端)に手を掛けることにより、テールゲート20を車両後方側へ向かって車両上方側へ容易に引き上げることができる。
テールゲート20は、図示しないロック機構を備えることにより、閉扉時にロック(施錠)することができるようになっていると共に、当該ロック機構と電気的に接続されたオープンスイッチ60を備えることにより、オープンスイッチ60を操作(押圧)してテールゲート20のロックを解除(アンロック、開錠)することができるようになっている。なお、テールゲート20の図示しないロック機構としては、例えば、ストライカとラッチの係合によるものなどがある。
オープンスイッチ60は、使用者が押圧することによって操作される感圧スイッチであり、ハーネス70を介して図示しないロック機構と電気的に接続されている(図3および図4参照)。オープンスイッチ60は、図1および図3に示すように、車両幅方向に延びる断面丸形状(チューブ型)の感圧スイッチ部61と、感圧スイッチ部61から一方側(車両後方側)へ延びる上下一対の挟持部62,63とから成る。オープンスイッチ60は、使用者が感圧スイッチ部61を押圧して変形する(潰れる)ことによって当該使用者の押圧操作を検出し、図示しないロック機構によるテールゲート20のロックを解除するようになっている。
取手部41の下端部(ガーニッシュ40の下端部40a)の近傍には、アウタパネル31側(車両前方側)へ突出する平板状のスイッチ支持部41aが取手部41の車幅方向に亘って形成されており、このスイッチ支持部41aにオープンスイッチ60が取り付けられている。つまりチューブ型のオープンスイッチ60(感圧スイッチ部61)が取手部41の下端部近傍において、取手部41の車幅方向に亘って延設されている。これにより、取手部41のどこに、どのように手を掛けてもオープンスイッチ60(感圧スイッチ部61)に触れることができるとともに押圧操作が可能となる。
なお、オープンスイッチ60は、上下一対の挟持部62,63によってスイッチ支持部41aを挟持することにより、取手部41に容易に取り付けることができるようになっている。
また、オープンスイッチ60における上下一対の挟持部62,63の少なくとも一方(本実施例においては車両上方側の挟持部62)の内面部(凹部)には、内側へ突出するリップ部62aが設けられている(図1参照)。リップ部62aが取手部41のスイッチ支持部41aと当接することにより、オープンスイッチ60は、より確実に取手部41(ガーニッシュ40)に保持されるようになっている。なお、リップ部62aは、オープンスイッチ60の取り付け作業を容易にすると共に、抜け防止のために車両前方側へ傾斜して設けることが好ましい。
なお、ガーニッシュ40(取手部41)の下端部40aは、オープンスイッチ60の挟持部63の下方側を覆うように内側(車両前方側)に延びるフランジ状に形成されている。これは、ガーニッシュ40の下端部40aの強度を確保するとともに、車両後方からオープンスイッチ60が見えないようにして見栄えの向上を図っている。
オープンスイッチ60は、取手部41の車両前方側へ突出したスイッチ支持部41aを上下一対の挟持部62,63で挟み込むように取り付けられているので、感圧スイッチ部61が車両前方側を向いた状態(姿勢)、すなわち、感圧スイッチ部61がアウタパネル31と対向するよう設置されている。よって、オープンスイッチ60の操作(押圧)方向D60は、感圧スイッチ部61の向きと反対方向の車両後方側、すなわち、テールゲート20の開扉方向D20と略同一の方向となっている。
図4に示すように、ガーニッシュ40における取手部41の車幅方向左右両側には、ガーニッシュ40をアウタパネル31に取り付けるための取り付け部42が一対で備えられている。つまりオープンスイッチ60が設けられる取手部41の左右両側に隣接して取り付け部42が設けられている。これにより、テールゲート20を開閉操作する時に取手部41(ガーニッシュ40)に作用する荷重をアウタパネル31側に確実かつ効率よく伝達することができる。
また、一対の取り付け部42の一方(図4における上方側)の取り付け部42aには、オープンスイッチ60と図示しないロック機構とを電気的に接続するハーネス70を通す配線機構および車両後方側からの衝突時にオープンスイッチ60の誤作動を防止するための誤作動防止機構(断線手段)が備えられている。なお、図4には、オープンスイッチ60近傍の二つの取り付け部42のみを示しているが、ガーニッシュ40は、取り付け部42の他にも取り付け部を備えている。
取り付け部42aは、ガーニッシュ40の裏面からアウタパネル31側(車両前方側)へ延びる二つの側壁部43,44と、二つの側壁部43,44における車両前方側の端部を連結すると共にアウタパネル31と当接する当接部45とから成る中空状に形成されている。
側壁部43,44には、車両上方側が開口する切り欠き部43a,44aが設けられ、当該切り欠き部43a,44aにハーネス70が挿入されて取り付け部42aを横切るように保持(配策)されている。この切り欠き部43a,44aによって、本実施例におけるオープンスイッチ60のハーネス70を通す配線機構が構成されている。
また、側壁部43,44には、屈曲部43b,44bが設けられ、車両後方側から衝撃荷重が作用した際に取り付け部42aが車両前後方向に収縮することができるようになっている。具体的には、一方(図4における上側)の側壁部43における屈曲部43bは、取り付け部42aの内側(図4における下方側)へ突出するように山形に屈曲し、他方(図4における下方側)における側壁部44の屈曲部44bは、側壁部44の一部が取り付け部42aの内側(図4における上方側)に入り込んで段差となるように屈曲(屈折)している。
さらに、両側壁部43,44の間には、車両前方側へ突出して当接部45と所定の距離離間する切断部46が形成されている。車両後方側からガーニッシュ40に衝撃荷重が作用した際には、二つの側壁部43,44が屈曲部43b,44bの変形によって取り付け部42aがアウタパネル31側(車両前方側)へ収縮し、ガーニッシュ40の当接部45に対してガーニッシュ40の切断部46が近づくように移動する。このとき、ハーネス70は、当接部45と切断部46によって挟まれることにより、切断(断線)されるようになっている(図5参照)。なお、切断部46の先端(車両前方端)は、ハーネス70を容易に切断することができるように、鋭部(鋭角)となっていることが好ましい。
もちろん、本発明における切断部は、本実施例のように車両前方側へ突出する切断部46に限定されず、逆方向すなわち車両後方側へ突出するものとしても良い。つまり、切断部46は、側壁部43,44の収縮変形によってハーネス70に突き当てられ、他の部分(本実施例においては当接部45)とハーネス70を挟んで切断することができる構成であれば良い。
このように、本実施例においては、両側壁部43,44の屈曲部43b,44bおよび切断部46によって、誤作動防止機構が構成されている。すなわち、本実施例における誤作動防止機構は、ガーニッシュ40に車両後方側から衝撃荷重が作用した際に、当該ガーニッシュ40が変形して図示しないロック機構とオープンスイッチ60とを電気的に接続するハーネス70を断線する機構である。
なお、一対の取り付け部42は、左右で対象な形状とされており、他方の取り付け部42(図4における下方側)は、切り欠き部43a,44aと切断部46とが備えられていないこと以外は、基本的に一方の取り付け部42aと同じ構造である。
本発明の実施例1に係るテールゲートの動作について、図1から図5を参照して説明する。
テールゲート20を開扉する際には、使用者は、ガーニッシュ40の取手部41とアウタパネル31との間の空間50に手を差し入れ、取手部41に取り付けられたオープンスイッチ60を押圧すると共に、取手部41に手を掛けてテールゲート20を車両後方側へ向かって車両上方側へ引き上げることにより、容易にテールゲート20を開扉することができる。
このとき、オープンスイッチ60の感圧スイッチ部61を、取手部41前方の空間50(車両前方)側へ向けて設けたことにより、感圧スイッチ部61を押圧する動作方向D60とテールゲート20を開扉する動作方向D20とが一致して、一連の動作(1モーション)で行うことができる。しかも、オープンスイッチ60が取手部41の車幅方向に亘って設けられ、取手部41のどこに手を掛けてもオープンスイッチ60に触れることができるので、開扉操作時にオープンスイッチ60を探す必要がない。したがって、使用者が取手部41に手を掛けて車両後方側に引くだけで、ロック機構のロックを解除するとともにテールゲート20を後方に開扉させることができるので、テールゲート20の開扉動作がより容易となり、使用者が煩わしく感じることはない。
また、車両後方側から衝突荷重が作用した際、すなわち後突時には、衝撃荷重によってガーニッシュ40の一対の取り付け部42が収縮変形される。具体的には、取り付け部42の両側壁部43,44が屈曲部43b,44bで変形される。そして、このとき、一方の取り付け部42aでは、アウタパネル31およびガーニッシュ40の当接部45に対して切断部46が近づくように移動し、ハーネス70は、当接部45と切断部46によって挟まれて切断される。
よって、車両後方側からの衝突荷重によってオープンスイッチ60の感圧スイッチ部61が押圧されたとしても、オープンスイッチ60と図示しないロック機構との電気的接続が断たれているので、誤ってテールゲート20が開扉されることはない。
以上のように、本実施例によれば、より簡単な構成でオープンスイッチ60を押す操作とテールゲート20を開扉する操作とを一連の操作で行うことができるので、開扉操作を簡素化することができる。しかもガーニッシュ40に感圧式のオープンスイッチ60をサブASSYした状態で、ガーニッシュ40をゲート本体30に組み付けるだけでよいので、部品点数を削減するとともに組み付け作業性を大幅に向上させることができる。また、テールゲート20のゲート本体30(アウタパネル31等)にオープンスイッチ60を取り付けないので、取り付けのための開口部を設ける必要もなく、ゲート本体30(アウタパネル31等)の形状を簡素化することができ、成形性を向上することができる。なお、本実施例におけるガーニッシュ40は樹脂製であり、取手部41におけるスイッチ支持部41aは、容易に形成することができるものである。
もちろん、本発明に係るテールゲートは、本実施例のように車両後方側へ向かって上下方向に開閉する扉部材に限定されず、例えば、ゲート開口部の左右一方の端縁部と連結され、車両後方側へ向かって左右方向に開閉する扉部材であっても良い。
1 自動車
10 ゲート開口部
10a ゲート開口部における車両上方側の端縁部
20 テールゲート
30 ゲート本体(本体部)
31 アウタパネル
40 ガーニッシュ
40a ガーニッシュの車両下方側端部
41 ガーニッシュの取手部
41a 取手部のスイッチ支持部
42,42a ガーニッシュの取り付け部
43,44 取り付け部の側壁部
43a,44a 側壁部の切り欠き部
43b,44b 側壁部の屈曲部
45 取り付け部の当接部
46 取り付け部の切断部
50 アウタパネルとガーニッシュとの間の空間
60 オープンスイッチ(感圧スイッチ)
61 感圧スイッチ部
62,63 挟持部
70 ハーネス

Claims (4)

  1. 車両後方部に形成された開口部を開閉可能に覆う本体部と、前記本体部の後面に設けられるガーニッシュと、前記本体部を閉扉状態でロックするロック機構と、前記ロック機構によるロックを解除するためのオープンスイッチと、を備えた車両用テールゲートであって、
    前記本体部を開扉操作する際に手を掛ける取手部が、前記本体部の後面と対向するよう前記ガーニッシュに設けられ、
    前記オープンスイッチが、押圧することによって操作される感圧スイッチであって、同オープンスイッチの操作方向と前記本体部の開扉方向とが略同一の方向となるように前記取手部に設置されており、
    前記オープンスイッチは、前記取手部の下端部近傍において、前記本体部の後面に向かい突出すると共に車幅方向に亘って延設されるスイッチ支持部に、車幅方向に亘って取り付けられる
    ことを特徴とする車両用テールゲート。
  2. 前記ガーニッシュの前記取手部の車幅方向両側近傍には、前記車両前方側に延設されて当該ガーニッシュを前記本体部に固定する取り付け部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用テールゲート。
  3. 前記ガーニッシュに車両後方側から衝撃荷重が作用した際に、前記取り付け部が収縮変形して前記ロック機構と前記オープンスイッチとを電気的に接続するハーネスを断線する断線手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用テールゲート。
  4. 前記ハーネスが前記取り付け部を横切るように配策されており、
    前記断線手段は、車幅方向左右のいずれか一方の前記取り付け部に設けられ、車両後方側からの衝撃荷重によって変形される屈曲部と、前記屈曲部の変形によって前記ハーネスに突き当てられる切断部とから構成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用テールゲート。
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