JP6349123B2 - 車両のドア部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体に対して開閉可能なドア部材を有する車両のドア部構造に関する。
自動車などの車両では、フロントドアなどのドア部材が車体に対して開閉可能に設けられる。利用者は、ドア部材を開けて乗車口から乗員室に乗車し、ドア部材を閉じる。
そして、ドア部材の外周には、閉じたドア部材と車体との間の隙間を塞ぐウェザストリップが設けられる(特許文献1、2)。
特開2013−184631号公報 特開2010−208514号公報
しかしながら、閉じたドア部材と車体との間の隙間を塞ぐウェザストリップを設けることにより、ドアを閉じる際に、ドアパネルが閉じられることによる剛性が高い破裂音の他に、数kHz程度の高い破裂音が発生することがある。
本発明は、このドアを閉じる際に発生する高い破裂音を抑制することを目的とする。
本発明に係る車両のドア部構造は、人が乗降する乗降口を有する車体と、前記乗降口を塞ぐドア部材と、前記ドア部材の前部を前記車体に回転可能に取り付けるヒンジ部材と、閉じた前記ドア部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記ドア部材と前記車体との隙間を塞ぐシール部材と、前記合わせ部分の一部に設けられ、前記ドア部材を閉じる際に前記ドア部材と前記車体との間に挟まれる複数の当接部と、を有し、前記ドア部材は、前記ヒンジ部材により前記車体に対して回動可能に取り付けられるドアパネル、前記ドアパネルの上に前記ドアパネルを下縁とする枠形状を形成するサッシュ部、および、前記ドアパネルから前記サッシュ部内へ進退可能なドアガラス、を有し、前記複数の当接部は、前記サッシュ部による枠形状の上後角となる位置に設けられる第1当接部と、前記サッシュ部による枠形状についての上後角から前下角までの間となる位置に設けられる第2当接部と、を含み、前記第2当接部は、前記サッシュ部による枠形状の後上角と前下角を結ぶ線分の中点についての垂直方向となる位置に設けられる
好適には、前記複数の当接部の中の少なくとも一部の当接部は、前記シール部材と一体に形成される、とよい。
本発明では、サッシュ部による枠形状の上後角に第1当接部が設けられ、サッシュ部による枠形状の上後角と前下角との間となる位置に第2当接部が設けられる。サッシュ部と車体との間に複数の当接部が介在する。
よって、ドア部材を閉じる際に枠形状とされているサッシュ部が撓み易く、サッシュ部が車体に対して底付きし易いが、このサッシュ部が撓むことを抑制できる。
その結果、撓んだサッシュ部が車体に対して底付きする際に発生する高い破裂音についても効果的に抑制できる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車の説明図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るフロントドアの構造の概略説明図である。 図3は、図1のフロントドアと車体との合わせ部分を示す概略部分断面図である。 図4は、第1ダンパ部材が設けられる、図2のフロントドアの後上角部分の拡大図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る、ウェザストリップと一体化した第2ダンパ部材の説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る自動車1の説明図である。図1(A)は、自動車1の車体2の側面図である。図1(B)は、フロントドア6およびリアドア7を取り外した自動車1の車体2の側面図である。自動車1は、車両の一例である。
図1の自動車1は、車体2を有する。車体2は、エンジン室3、乗員室4、荷室5を有する。乗員室4の側面には、サイドシル11、ルーフレール12、Aピラー13、Bピラー14、Cピラー15が設けられる。
サイドシル11は、乗員室4の下部で前後方向に延在する。
ルーフレール12は、乗員室4の上部で前後方向に延在する。
Aピラー13は、乗員室4の前側において、サイドシル11とルーフレール12とを連結する。
Cピラー15は、乗員室4の後側において、サイドシル11とルーフレール12とを連結する。
Bピラー14は、Aピラー13とCピラー15との間で、サイドシル11とルーフレール12とを連結する。
そして、Aピラー13、ルーフレール12、Bピラー14およびサイドシル11により、乗員室4に人員が乗り降りするためのフロント乗降口8が画成される。また、Bピラー14、ルーフレール12、Cピラー15およびサイドシル11により、乗員室4に人員が乗り降りするためのリア乗降口9が画成される。
フロント乗降口8には、フロントドア6が配置される。リア乗降口9には、リアドア7が配置される。
Aピラー13には、フロントヒンジ部材21が取り付けられる。フロントドア6は、その前縁がフロントヒンジ部材21によりAピラー13に取り付けられる。フロントドア6は、その前縁を中心として車体2の幅方向に回転可能に、車体2に取り付けられる。閉じたフロントドア6は、Bピラー14に取り付けられたフロントロック機構22により閉じた状態に保持される。
Bピラー14には、リアヒンジ部材23が取り付けられる。リアドア7は、その前縁がリアヒンジ部材23によりBピラー14に取り付けられる。リアドア7は、その前縁を中心として車体2の幅方向に回転可能に、車体2に取り付けられる。閉じたリアドア7は、Cピラー15に取り付けられたリアロック機構24により閉じた状態に保持される。
フロントドア6、およびリアドア7を閉じることで、乗員室4が外から隔離される。乗員は、フロントドア6またはリアドア7を開いて乗員室4に乗降する。
図2は、図1のフロントドア6の構造の概略説明図である。図2(A)は、フロントドア6の概略内面図である。図2(B)は、フロントドア6の概略縦断面図である。なお、図2(B)には、サイドシル11とルーフレール12とも図示されている。リアドア7も、フロントドア6と同様の構造を有する。
図2のフロントドア6は、アウターパネル31、インナーパネル32、ドアガラス33、フロントサッシュ部材34、リアサッシュ部材35、アッパサッシュ部材36、ウェザストリップ37、を有する。
アウターパネル31は、フロントドア6の外装板である。インナーパネル32は、フロントドア6の内装板である。アウターパネル31とインナーパネル32とが重ねて溶接されることにより、ドアパネル38が形成される。ドアパネル38内には、図示外のドアビームが配置される。ドアビームの前端部分において、ドアパネル38は、フロントヒンジ部材21に取り付けられる。ドアビームの後端部分において、ドアパネル38は、Bピラー14のフロントロック機構22と係合する。
フロントサッシュ部材34、リアサッシュ部材35、およびアッパサッシュ部材36は、ドアパネル38の上に、ドアパネル38を下縁とした枠形状を形成する。
フロントサッシュ部材34は、ドアパネル38の上縁の前端に取り付けられ、ドアパネル38の前上角から上へ突出する。
リアサッシュ部材35は、ドアパネル38の上縁の後端に取り付けられ、ドアパネル38の後上角から上へ突出する。
アッパサッシュ部材36は、フロントサッシュ部材34の上端とリアサッシュ部材35の上端との間に架け渡すように取り付けられる。
これにより、これらのサッシュ部材34〜36は、フロントドア6の上縁を下縁とする枠形状を形成する。フロントドア6を閉じた状態において、フロントサッシュ部材34がAピラー13の上部内側に沿って延在し、アッパサッシュ部材36がルーフレール12の内側に沿って延在し、リアサッシュ部材35がBピラー14の上部内側に沿って延在する。
なお、ここでは、フロントサッシュ部材34、リアサッシュ部材35、およびアッパサッシュ部材36でサッシュ部材を構成する例を説明しているが、これらは1つのサッシュ部材から形成されてよい。
ドアガラス33は、ドアパネル38から上へ昇降可能にドアパネル38内に配置される。ドアガラス33は、サッシュ部材34〜36内で上下に昇降する。
ウェザストリップ37は、フロントドア6についての車体2との合わせ面に設けられる。具体的には、ドアパネル38、フロントサッシュ部材34、リアサッシュ部材35、およびアッパサッシュ部材36によるフロントドア6の外周に沿って設けられる。これにより、ウェザストリップ37は、車体2のAピラー13、ルーフレール12、Bピラー14、およびサイドシル11によるフロント乗降口8の周縁部との合わせ面に沿って設けられる。
図3は、図1のフロントドア6と車体2との合わせ部分を示す概略部分断面図である。
図3には、フロントドア6のアッパサッシュ部材36、ウェザストリップ37、および車体2のルーフレール12、が図示されている。
図3のウェザストリップ37は、アッパサッシュ部材36に取り付けられる基底部41と、基底部41から上へ向かって突出するアウタリップ42と、基底部41から上へ向かって突出するインナーリップ43と、を有する。ウェザストリップ37は、ゴム、ウレタンなどの弾性部材により形成される。
そして、フロントドア6を閉じた状態では、車体2のルーフレール12が二点鎖線の位置にくる。これにより、ウェザストリップ37のアウタリップ42は、ルーフレール12に当たって押し曲げられるように変形する。また、インナーリップ43も、ルーフレール12に当たって変形する。
このように閉じたフロントドア6と車体2との間の隙間は、弾性変形したウェザストリップ37により塞がれる。
ところで、このようにフロントドア6と車体2との間に、弾性変形するウェザストリップ37を設けた場合、開いているドアを閉める際に、ドアパネル38を閉じたことによる剛性が高い破裂音の他に、数kHz程度の高い破裂音が発生することがある。
そして、この数kHz程度の高い破裂音は、ドアパネル38が閉じられた後にサッシュ部材34〜36が振れて車体2に対して底付きし、底付きしたサッシュ部材34〜36と車体2との間から空気が勢い良く漏れ出ることにより、高い破裂音が生じていると考えられる。また、この高い破裂音は、ドアパネル38を閉じた後に速度が増加すると考えられるアッパサッシュ部材36の特に後端部分から発生していると考えられる。そして、Aピラー13の上部、ルーフレール12周りの逃げ場を失った空気がウェザストリップ37から高速に吹き出すことで、破裂音が生じていると考えられる。
そこで、本実施形態では、図2に点線円で示すように、サッシュ部材34〜36による枠形状に対して、第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52を設ける。本実施形態では、サッシュ部材34〜36による枠形状についての後上角の位置に、第1ダンパ部材51を設け、枠形状の後上角と前下角を結ぶ線分の中点についての垂直方向となる位置に、第2ダンパ部材52を設ける。
また、第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52は、サッシュ部材34〜36による枠形状に対して、ドアの開閉方向の内側へ突出して設けられる。
第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52は、サッシュ部材34〜36による枠形状についての、撓みやすくて変形し易い上部に設けられる。
図4は、第1ダンパ部材51が設けられる、図2のフロントドア6の後上角部分の拡大図である。
図4には、リアサッシュ部材35、アッパサッシュ部材36、カバー部材61、第1ダンパ部材51、が図示されている。
カバー部材61は、リアサッシュ部材35とアッパサッシュ部材36とにより形成される枠形状の後上角の内側に取り付けられる。
第1ダンパ部材51は、たとえば衝撃吸収性能に優れたシリコンその他の弾性を有する樹脂成型部品である。第1ダンパ部材51を弾性部品とすることで、車体2に当たった後に第1ダンパ部材51が跳ね返り難くなる。第1ダンパ部材51が二度当たりなどして、別の音源とならないようにできる。第1ダンパ部材51は、カバー部材61についての、ドアの開閉方向の内側に取り付けられる。
これにより、第1ダンパ部材51は、リアサッシュ部材35およびアッパサッシュ部材36よりドアパネル38の開閉方向の内側へ突出して設けられる。よって、フロントドア6を閉じる際に車体2と当たり、第1ダンパ部材51が車体2に対して直接に底付きし難くなる。また、アッパサッシュ部材36がドアパネル38に対して振れようとするエネルギを吸収できる。
なお、第2ダンパ部材52についても、第1ダンパ部材51と同様に取り付けてよい。すなわち、フロントサッシュ部材34に対してカバー部材を取り付け、このカバー部材についてのドアの開閉方向の内側に第2ダンパ部材52を取り付けるようにしてよい。
このようにサッシュ部材34〜36の枠形状の上部に第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52を取り付けることにより、ドアパネル38が閉じられると略同時に第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52が車体2に当たる。これにより、ドアパネル38を閉じた後にサッシュ部材34〜36の振れが減速され、サッシュ部材34〜36と車体2との間から漏れる空気による高い破裂音が効果的に抑制される。
また、このように第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52を配置することにより、車両のデザイン性に影響を与えることなく、高い破裂音の発生を抑制できる。また、側面衝突時のドアパネル38の変形などに対して影響を与えることもない。
以上のように、本実施形態では、サッシュ部材34〜36による枠形状の上後角に第1ダンパ部材51が設けられ、サッシュ部材34〜36による枠形状の上後角と前下角との間となる位置に第2ダンパ部材52が設けられる。サッシュ部材34〜36と車体2との間に複数のダンパ部材が介在する。よって、ドア部材を閉じる際に枠形状とされているサッシュ部材34〜36が撓み易く、サッシュ部材34〜36が車体2に対して底付きし易いが、このサッシュ部材34〜36の撓みを抑制できる。その結果、サッシュ部材34〜36が車体2に対して底付きする際に発生する高い破裂音の発生についても効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、第2ダンパ部材52が、サッシュ部材34〜36による枠形状の後上角と前下角を結ぶ線分の中点についての垂直方向となる位置に設けられる。よって、枠形状の上後角に設けられた第1ダンパ部材51と相まって、車体2に対してサッシュ部材34〜36が底付きすることを効果的に抑制できる。第1ダンパ部材51と第2ダンパ部材52とのみにより、高い破裂音の発生を効果的に抑制できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態では、第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52を、ウェザストリップ37と一体に形成する。ウェザストリップ37に、ダンパ部が設けられる。
図5は、ウェザストリップ37と一体化した第2ダンパ部材52の説明図である。
図5の、ウェザストリップ37は、アッパサッシュ部材36に取り付けられる基底部41と、基底部41から上へ向かって突出するアウタリップ42と、基底部41から上へ向かって突出するインナーリップ43と、アウタリップ42とインナーリップ43との間に突出する第2ダンパ部71と、を有する。第2ダンパ部71は、ウェザストリップ37用のゴム、ウレタンなどの弾性部材により形成される。
そして、フロントドア6を閉じた状態では、車体2のルーフレール12が二点鎖線の位置にくる。これにより、ウェザストリップ37のアウタリップ42は、ルーフレール12に当たって押し曲げられるように変形する。また、インナーリップ43も、ルーフレール12に当たって変形する。この際、第2ダンパ部71の先端は、ルーフレール12の凹角に突き当たる。
このようにサッシュ部材34〜36の枠形状の上部に、ウェザストリップ37と一体化した第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52を取り付けることにより、ドアパネル38が閉じられると略同時に第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52が車体2に当たる。これにより、ドアパネル38を閉じた後にサッシュ部材34〜36が振れ難くなり、サッシュ部材34〜36と車体2との間から漏れる空気による高い破裂音が効果的に抑制される。
また、このように第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52をウェザストリップ37と一体化することにより、車両のデザイン性に影響を与えることなく、高い破裂音の発生を抑制できる。また、側面衝突時のドアパネル38の変形などに対して影響を与えることもない。
以上のように、本実施形態では、第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52がウェザストリップ37と一体に形成されるので、部品点数の増加を抑制できる。また、梁状のサッシュ部材34〜36に対して、別体のダンパ部材を取り付けるための十分な取り付け位置を確保できない場合でも、該位置にダンパ部を設けることができる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば第1実施形態では、第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52は、サッシュ部材34〜36による枠形状に対して取り付けられている。第2実施形態では、第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52は、ウェザストリップ37と一体化されている。
この他にもたとえば、第1ダンパ部材51は、サッシュ部材34〜36による枠形状に対して取り付けられ、第2ダンパ部材52は、ウェザストリップ37と一体化されてもよい。
また、ダンパ部材は、1つでも、3つ以上でもよい。ただし、1つのダンパ部材では、枠形状のサッシュ部材34〜36の全体が車体2に対して底付きし難くするためには、不十分である。サッシュ部材34〜36の全体が車体2に対して底付きし難くするためには、少なくとも2つ以上のダンパ部材を用いる必要がある。
上記実施形態では、第1ダンパ部材51および第2ダンパ部材52は、フロントドア6側に設けられている。この他にもたとえば、複数のダンパ部材の少なくとも一部は、車体2側に設けてよい。
上記第2実施形態では、ウェザストリップ37と一体に形成される第1ダンパ部および第2ダンパ部71が、第1当接部および第2当接部として、サッシュ部材34〜36と車体2との間に橋渡しされて振動を吸収している。
この他にもたとえばウェザストリップ37のリップの一部を、他の部分より柔らかく形成し、これを当接部としてもよい。この場合、当接部から空気が漏れ出易くなる。空気を積極的に漏れ出させて、高い破裂音を生じ難くできる可能性がある。
上記実施形態では、第2ダンパ部材52は、サッシュ部材34〜36による枠形状の後上角と前下角を結ぶ線分の中点についての垂直方向となる位置に設けられている。
この他にもたとえば、第2ダンパ部材52は、フロントサッシュ部材34とアッパサッシュ部材36との接続部分などに設けてもよい。
あるいは、第2ダンパ部材52は、フロントサッシュ部材34の前下端からアッパサッシュ部材36の上後端までの長さの半分となる位置に設けてもよい。
これらの場合でも、高い破裂音の発生を効果的に抑制できる。
上記実施形態では、本発明を自動車1のフロントドア6に適用した例である。
この他にも本発明は、サッシュ部材34〜36を用いるリアドア7に適用してよい。
また、自動車1以外の車両において、ドアなどの開閉部分に本発明を適用してよい。
1 自動車(車両)、2 車体、4 乗員室、6 フロントドア(ドア部材)、7 リアドア(ドア部材)、8 フロント乗降口(乗降口)、9 リア乗降口(乗降口)、21 フロントヒンジ部材(ヒンジ部材)、23 リアヒンジ部材(ヒンジ部材)、33 ドアガラス、34 フロントサッシュ部材(サッシュ部)、35 リアサッシュ部材(サッシュ部)、36 アッパサッシュ部材(サッシュ部)、37 ウェザストリップ(シール部材)、38 ドアパネル、51 第1ダンパ部材(第1当接部)、52 第2ダンパ部材(第2当接部)、71 第2ダンパ部(第2当接部)

Claims (2)

  1. 人が乗降する乗降口を有する車体と、
    前記乗降口を塞ぐドア部材と、
    前記ドア部材の前部を前記車体に回転可能に取り付けるヒンジ部材と、
    閉じた前記ドア部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記ドア部材と前記車体との隙間を塞ぐシール部材と、
    前記合わせ部分の一部に設けられ、前記ドア部材を閉じる際に前記ドア部材と前記車体との間に挟まれる複数の当接部と、
    を有し、
    前記ドア部材は、
    前記ヒンジ部材により前記車体に対して回動可能に取り付けられるドアパネル、前記ドアパネルの上に前記ドアパネルを下縁とする枠形状を形成するサッシュ部、および、前記ドアパネルから前記サッシュ部内へ進退可能なドアガラス、を有し、
    前記複数の当接部は、
    前記サッシュ部による枠形状の上後角となる位置に設けられる第1当接部と、
    前記サッシュ部による枠形状についての上後角から前下角までの間となる位置に設けられる第2当接部と、
    を含み、
    前記第2当接部は、前記サッシュ部による枠形状の後上角と前下角を結ぶ線分の中点についての垂直方向となる位置に設けられる
    車両のドア部構造。
  2. 前記複数の当接部の中の少なくとも一部の当接部は、前記シール部材と一体に形成される、
    請求項1記載の車両のドア部構造。
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