JP6347678B2 - 編出し方法 - Google Patents

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本発明は、横編機で編地の編成を開始する際に、編幅の一端側から他端側に向って一目ずつ編目を形成しながら行う編出し方法に関する。
従来から、横編機では、少なくとも前後に針床を備えているので、表目と裏目とがコース方向で混在するリブ組織の編地を編成可能である。リブ組織は、セーターなどの衣料品編地の裾などに用いられる。衣料品編地を横編機で編成する際には、裾から編成を開始するので、リブ組織の編地を編出す必要がある(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されているような編出し方法では、編出し部分で、リブ状の編目(第6図b,c)の編成後、平袋編コース(第6図d〜g)を編成することで、編目組織が固定される一方、編出し部分に繋がるリブ編地は縮むので、編糸やループ長などの編成条件により編出し部分がリブ組織に対して少し広がる場合が生じる。また、前後に分岐する編地に対する編出しに、割増やしを使用する編出し方法も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2では、抜き糸の編目に続いて、編出しの基端コースを、編幅の一端側から他端側に向って、一目ずつ割増やしながら編目を形成することで、緩みのない編出し部が編成可能であると説明されている。
特開昭60−194154号公報 特開2012−102410号公報
特許文献1に示されるような編出し方法では、編出し部分が広がり気味に固定されてしまう。したがって、特に編組織が縮むリブ組織を編出す場合、編出し部分の編地幅がリブ組織の編地の編幅に比べて大きくなるおそれがある。特許文献2に示される編出し方法は、2枚のブレードに分れるスライダーを備える複合針を編針として使用する横編機を用いた分岐する編地に対する編出し方法で、編出し部分に続く編地の編組織による伸縮量に係わらず同じ組織を繰返す編出し部分が形成される。
本発明の目的は、編出し後にウエール方向で連続する編地に、編出し部分の広がりを抑え、編地幅を合せることが可能な、編出し方法を提供することである。
本発明は、前後に針床を有する横編機で、表目と裏目とが混在するリブパターンの編地編成を開始するための編出し方法において、
編幅の一端側に最初の起点編目を形成し、
起点編目を他端側に位置する空き針に移動し、該起点編目に続く次の起点編目を形成することを繰り返すことで、順次一端側から他端側に向って延びる複数の起点編目で形成されたウエール組織を形成するとともに、
起点編目と次の起点編目との間に少なくとも一方の起点編目に繋がる増し目を編地の表目と裏目の配列に対応する位置に形成するステップ、および
形成された増し目に続けて編地を編成するステップを有する、
ことを特徴とする編出し方法である。
また本発明で、起点編目が形成する一連のウエール組織は、表目と裏目とがウエール方向に混在する、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記起点編目列は、前記リブパターンの表目と裏目の配列とは逆となるように、起点編目としてリブパターンの表目の位置では裏目、裏目の位置では表目を形成する、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記増し目は、前記起点編目の移動によって設ける空き針に対する掛け目で形成する、ことを特徴とする。
また本発明で、前記増し目は、前後の一方の針床の編針に係止する前記起点編目を、割増やしで、他方の針床で対向する編針に移動させるとともに、該一方の針床の編針に新たな編目として形成する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、編地の編成を開始するための編目で、一端側から他端側に向って延びる複数の起点編目がウエール組織を形成する。編目がコース方向に並ぶことでコース方向に伸び易い状態となる特許文献1等の編出し部分に対し、伸びが抑えられるウエール方向に編目が繋がる状態となり、編出し部分の広がりを抑え、編地幅を合せることが可能となる。
また本発明によれば、複数の起点編目における一連のウエール組織は、表目と裏目とがウエール方向に混在することで、表目と裏目が変化する箇所で折れ曲がるウエール方向に縮み、編出し部分の広がりを抑え、コース方向に縮めることができる。
また本発明によれば、起点編目列で、リブパターンの表目と裏目とは逆となるように、起点編目をリブパターンの表目の位置では裏目、裏目の位置では表目を形成する。リブパターンの編目がカールしやすい特性に合わせた編出し部分を形成して、リブパターンの編地に追従させて、編出し部分の編地幅を合わせることが可能になる。
また本発明によれば、増し目は、起点編目の移動によって設ける空き針に対する掛け目で形成するので、ウエール方向に繋がる掛け目を残しながら一目ずつ起点編目を形成することができる。
また本発明によれば、増し目は、割増やしで、起点編目に対して新たな編目として形成するので、増し目を形成する際に渡り糸長が抑えられ、目の詰んだ編出しを行うことができる。
図1は、本発明の実施例1として、増し目を掛け目で形成する編出し方法を、2枚ベッドの横編機で実施する状態を示す編成図である。 図2は、図1の編出し方法、およびその応用によって編出された編地3,10の編目構造を示す図である。 図3は、図1の編出し方法で、起点編目列9の編目構造でリブ編地の巻き特性による凹凸に合わせやすくする効果を示す図である。 図4は、本発明の実施例2として、増し目を割増やしで形成する編出し方法を、2枚ベッドの横編機で実施する状態を示す編成図である。
以下、図1、図2および図3で、本発明の実施例1としての編出し方法を説明する。図4で、本発明の実施例2としての編出し方法を説明する。いずれの実施例でも、編目構造として表目1と裏目2とが2目ずつコース方向に混在する2×2リブパターンの編地3について説明するけれども、リブパターンとしては、1×1や3×3、2×1や4×2なども同様に対応させることができる。
各実施例で、同等の部分は、同一の参照符を付して重複する説明を省略することがある。また、説明対象の図には記載されていない部分について、他の図に記載される参照符を付して言及する場合がある。編出す方向としては、左方から右方に向う場合について説明するけれども、右方から左方に向う場合も同様に行うことができる。なお、横編機で使用する編針は、べら針でも、2枚のブレードに分れるスライダーを備える複合針でもよい。さらに、2枚ベッドの横編機を使用して編出す場合を説明しているけれども、前後に上下2段の針床を備える4枚ベッドの横編機では、前針床下段および後針床上段と、後針床下段および前針床上段とで、それぞれリブ組織の編地を編出す方法として本発明を適用することができる。
なお、図1および図4の編成図は、左側に示すSおよびTにそれぞれ続く数字で編成工程を、右側で前後の針床における編針での編出し状態を示す。編出し状態のうち、矩形の枠内部は編針の係止状態として、丸印は編目を、V字印は掛け目を、黒点は空き針を、矢印は目移し方向を、それぞれ示す。編目および掛け目が新たに形成された直後は、黒丸印および太字によるV字印でそれぞれ示す。編針は、説明の便宜上、実際の編成に使用する場合よりも少なく表示し、前針床(以下、FBと表記する)と、後針床(以下、BBと表記する)とに属するものを、編針A,B,C,D,E,F,Gと編針a,b,c,d,e,f,gとで、それぞれ示す。各編成工程は、編成カムおよび目移しカムを搭載するキャリッジの移動と、キャリッジの移動に連動する給糸口の移動とに対応する。ただし、キャリッジに搭載するカムの数や構成に応じて、キャリッジの移動が複数の編成工程に対応する場合や、キャリッジの複数回の移動が一つの編成工程に対応する場合がある。
図1は、本発明の実施例1として、前後に針床を有する2枚ベッドの横編機で編地3を編成するための編成図である。編成図の枠外部で、逆三角印は給糸口を、矢印は給糸口の移動方向を、それぞれ示す。編成工程は、S0からS13で示す。
図1での編出しの前の準備として、編針A〜Gに抜き糸4による編目を形成する。ただし、抜き糸4による編目は、S0のみで示し、他では省略する。また、抜き糸4を使用しないことも可能である。編出しは、編幅の一端側となる編針Aから他端側となる編針Gに向って一目ずつ掛け目7を形成しながら行う。
S0では、編幅の一端側となるFBの編針Aに最初の起点編目5を設定する。次のS1では、FBの編針AからBBの編針aに抜き糸の編目を目移しし、給糸口6を右行させて編針aでニットし、新たな編目として次の起点編目5aを形成する。起点編目5aは、BBで形成されるので、裏目2となる。
S2では、給糸口6を左方に移動し、起点編目5aを編針aから編針Bに、針床のラッキングと目移しとで移動させる。これによって、起点編目5aは、編幅の他端側に隣接する空き針Bに移動する。S3では、給糸口6を右行させて、編針Aに掛け目7を形成し、編針Bに、掛け目7にコース方向に繋がる起点編目5bを形成する。S4では、給糸口6を左行させるとともに、起点編目5bは、表目1として針床のラッキングと目移しとで、編針Bから編針Cに移動させて編針Bを空き針とし、掛け目7は、そのまま編針Aに残す。
S5では、給糸口6を右行させて、編針Bに掛け目7、編針Cに係止する起点編目5bに新たな編目として起点編目5cを表目1で形成する。S6では、給糸口6を左行させて、S5で形成した掛け目7を編針Bから移動させてBBの編針bに配置し、起点編目5cは編針dに移動させる。
S7では、給糸口6を右行させて、編針cに掛け目7、編針dに係止する起点編目5cに新たな編目として起点編目5dを裏目2で形成する。S8では、給糸口6を左行させて、S7で形成した掛け目7を編針cに残し、起点編目5dは編針eに移動させて、編針dを空き針にする。
S9では、給糸口6を右行させて、編針dに掛け目7、編針eに係止する起点編目5dに新たな編目として起点編目5eを裏目2で形成する。S10では、給糸口6を左行させて、S9で形成した掛け目7を編針dから移動させて編針Dに配置し、起点編目5eは編針Fに移動させる。
S11では、給糸口6を右行させて、編針Eに掛け目7、編針Fに係止する起点編目5eに新たな編目として起点編目5fを表目1で形成する。S12では、給糸口6を左行させて、S11で形成した掛け目7を編針Eに残し、起点編目5fは編針Gに移動させて、編針Fを空き針にする。
S13では、給糸口6を右行させて、編針Fに掛け目7、編針Gに係止する起点編目5fに新たな編目として起点編目5gを表目1で形成する。以下、起点編目に繋がる増し目を掛け目7で形成する工程と、増し目にウエール方向で繋がるリブパターンの編目構造(表目または裏目)に合わせて、増し目7を前針床FBまたは後針床BBに配置して残す工程と、起点編目を編幅の他端側に隣接する空き針に移動し、次の起点編目新たな編目として形成する工程とを、繰返している。これによって、前の起点編目を空き針に移動させ、繋がった編糸で掛け目7とともにニットとで形成することを繰返したものが起点編目5a,5b,5c,5d,5e,5f,5gとなる。以下、起点編目5a,5b,5c,5d,5e,5f,5gを総称する場合、起点編目5として表記する。複数の起点編目5は、ウエール方向に繋がる起点編目列9となり、表目1と裏目2とがウエール方向に混在する編目組織としてのウエール組織を形成する。
以上の手順は、順次一端側から他端側に向って延びる複数の起点編目5a,5で形成されたウエール組織の起点編目列9を形成するとともに、起点編目5a,5と次の起点編目5との間に少なくとも一方の起点編目5a,5に繋がる増し目7を編地3,10の表目1と裏目2の配列に対応する位置に形成するステップ、および形成された増し目7に続けて編地を編成するステップを有する。
なお、S3、S5、S7、S9、S11、S13では、掛け目7と起点編目5の新たな編目の形成とを隣接する編針で行っているけれども、同じ針床、または異なる針床に離れている編針に形成することもできる。隣接する編針に形成する場合は、渡り糸を短くすることができる。
図2は、図1の編出し方法、およびその応用によって編出された編地3,10の編目構造をそれぞれ示す。なお、編地3,10には、抜き糸4による編目も示しているけれども、抜き糸4を除去することによって、起点編目列9,11が編地3,10の編端部となる。図2(a)では、本実施例1に従い、増し目となる掛け目7と、起点編目列9を形成する起点編目5a,5b,5c,5d,5eの形成とを一回ずつ行いながら編出しを行っている。起点編目5a,5b,5c,5d,5eは、掛け目7間を繋ぐ編目であり、図1のS1,S3,S5,S7,S9でそれぞれ裏目2、表目1、表目1、裏目2、裏目2として形成している。起点編目5a,5b,5c,5d,5eにコース方向で繋がる掛け目7には、編地3のリブパターンの表目1、裏目2、裏目2、表目1、表目1がそれぞれウエール方向に繋がっているので、それぞれの掛け目7に繋がる起点編目5とは異なる編目になる。すなわち、起点編目5は、掛け目7に繋がる編地3のリブパターンの編目が表目1であれば裏目2、裏目2であれば表目1として形成する。起点編目5の編成では、旧ループに関係なく、新たにニットする際に表目1とするか裏目2とするかで、形成箇所での折り曲がり易い方向が決まる。起点編目5を、リブパターンに合わせて、ただし、リブパターンとは表目1と裏目2とを逆の組織にすることによって、図3で説明するように、リブパターンの巻き特性に合わせることができる。なお、掛け目7による増し目は、該掛け目7に隣接する編針に形成される新たな起点編目5と、新たな起点編目5の形成直前の起点編目5との両方に繋がっている。
図2(b)では、実施例1の応用として、一回の増し目に対し、起点編目5の形成を二回ずつ行う起点編目列11を形成して編出している。起点編目列11を形成する起点編目5が多くなるので、伸びが少ない編糸を使用する場合、編地3のリブパターンの伸びに編出し部分の伸びを合わせることができる。
図3は、図1の編出し方法で、起点編目列9の編目構造でリブパターンの巻き特性による凹凸に合わせやすくする効果を示す。図3(a)に示すように、リブパターンでコース方向に表目1と裏目2とが連続して並ぶ場合、表目1は中間部分が凸、裏目2は中間部分が凹になるような巻き特性1c,2cをそれぞれ有する。図3(b)は、ウエール方向に表目1と裏目2とが連続して並ぶ場合の巻き特性1w,2wをそれぞれ示す。表目1の巻き特性1wでは中間部分が凹、裏目2の巻き特性2wでは中間部分が凸になる。図3(c)に示すように、編地3の編地組織が表目1の部分であれば起点編目列9で裏目2の起点編目5で繋ぎ、編地3の編地組織が裏目2の部分であれば起点編目列9で表目1の起点編目5で繋ぐ。そのため、編地3のリブ組織がカールする方向に編出し部分の起点編目列9を追従して伸縮させ、編地幅を合わせることができる。
図4は、本発明の実施例2として、増し目を割増やしで形成する編出し方法を、2枚ベッドの横編機で実施する状態を示す。横編機は、割増やしが可能であるものを使用する。編出し後には、実施例1と同様な2×2リブパターンの編地3を、割増やしで増し目を形成することを除いて、同等の条件で編成する。編成図は、給糸口を省略する点を除き、図1と同様に示す。
T0では、編幅の一端側となるFBの編針Aに最初の起点編目15aを表目1として形成する。T1では、割増やしで、起点編目15aをBBの編針aに移動させながら、FBの編針Aに表目1として増し目17を形成する。T2では、起点編目15aを、FBを経由してBBの編針bに移動させる。
T3では、編針bの起点編目15aにニットして起点編目15bを裏目2として新たな編目を形成する。T4では、割増やしで、起点編目15bをFBの編針Bに移動させながら、BBの編針bに裏目2として増し目17を形成する。T5では、起点編目15bをBBの編針cに移動させる。
T6では、編針cの起点編目15bにニットして起点編目15cを裏目2として新たな編目を形成する。T7では、割増やしで、起点編目15cをFBの編針Cに移動させながら、BBの編針cに裏目2として増し目17を形成する。T8では、起点編目15cをFBの編針Dに移動させる。
T9では、編針Dの起点編目15cにニットして起点編目15dを表目1として新たな編目を形成する。T10では、割増やしで、起点編目15dをBBの編針dに移動させながら、FBの編針Dに表目1として増し目17を形成する。T11では、起点編目15dをFBの編針Eに移動させる。
以下、同様にして、起点編目15a,15b,15c,15dを総称する起点編目15にウエール方向で繋がる増し目17を形成する工程と、起点編目15を編幅の他端側に隣接する空き針に移動して次の起点編目15を形成する工程とを行う。増し目17は、ウエール方向で繋がるリブパターンの編目構造に合わせて、前針床FBまたは後針床BBに配置する。これらの工程の繰返しで、編出しを行う。増し目17は、割増やしで、起点編目15に対して新たな編目として形成するので、増し目17を形成する際に渡り糸長が抑えられ、目の詰んだ編出しを行うことができる。割増やしによる増し目17は、割増やしで移動した起点編目15に対して新たな編目として形成する次の起点編目15とは縁が切れるけれども、割増やしで移動する起点編目15には繋がっている。
なお、本実施例2では、起点編目15a,15での編目の配列がリブパターンの表目1と裏目2の配列と同じになるけれども、一端側から他端側に向ってウエール方向に繋がる編目組織を形成する。編目がコース方向に並ぶことでコース方向に伸び易い状態となる特許文献1等の編出し部分に対し、伸びが抑えられるウエール方向に編目が繋がる状態の編出し部分となり、編出し部分の広がりを抑えて、編出し部分の編地幅を合せることが可能となる。ただし、割増やしの前に、起点編目を対向する針床に目移ししておけば、編目組織の配列をリブパターンの配列と逆になるようにして、実施例1と同様に、リブパターンの編目がカールしやすい特性に合わせた編出し部分を形成して、リブパターンの編地に追従させて、編出し部分の編地幅を合わせることが可能になる。
1 表目
2 裏目
3,10 編地
4 抜き糸
5,5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g;15,15a,15b,15c,15d 起点編目
6 給糸口
7 掛け目
9,11 起点編目列
17 増し目

Claims (5)

  1. 前後に針床を有する横編機で、表目と裏目とが混在するリブパターンの編地編成を開始するための編出し方法において、
    編幅の一端側に最初の起点編目を形成し、
    起点編目を他端側に位置する空き針に移動し、該起点編目に続く次の起点編目を形成することを繰り返すことで、順次一端側から他端側に向って延びる複数の起点編目で形成されたウエール組織の起点編目列を形成するとともに、
    起点編目と次の起点編目との間に少なくとも一方の起点編目に繋がる増し目を編地の表目と裏目の配列に対応する位置に形成するステップ、および
    形成された増し目に続けて編地を編成するステップを有する、
    ことを特徴とする編出し方法。
  2. 前記起点編目列の一連のウエール組織は、表目と裏目とがウエール方向に混在する、
    ことを特徴とする請求項1記載の編出し方法。
  3. 前記起点編目列は、前記リブパターンの表目と裏目の配列とは逆となるように、起点編目としてリブパターンの表目の位置では裏目、裏目の位置では表目で形成する、
    ことを特徴とする請求項2記載の編出し方法。
  4. 前記増し目は、前記起点編目の移動によって設ける空き針に対する掛け目で形成する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の編出し方法。
  5. 前記増し目は、前後の一方の針床の編針に係止する前記起点編目を、割増やしで、他の針床で対応する編針に移動させるとともに、該一方の針床の編針に新たな編目として形成する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の編出し方法。


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