JP6336848B2 - 直流遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば過電流等の電路異常が発生すると電路を遮断する直流遮断器に関し、特に遮断動作する接点部を配置した消弧室に消弧装置を設けた直流遮断器に関するものである。
従来より直流遮断器では、電路に過電流等の異常電流が流れると電路を遮断するようになっているが、この遮断時に接点間にアーク放電が発生する。このアーク放電は周囲に悪影響を及ぼすため、遮断動作する接点部を消弧室で囲むとともに消弧室内に消弧装置を設けることで、アーク放電を短時間で消弧するように構成している。
そして、上記消弧装置としては、消弧板に複数のグリッドを重ねて取り付けたものや、接点部の近傍に磁石を配置したものが広く採用されている。たとえば特許文献1に記載の発明では、その両方の構成を採用しており、接点部の前方において上下方向へ重なるように配設された複数のグリッドと、固定接点を左右両側から挟むようにU字状に折り曲げられた磁石とを備えた消弧装置を設置している。そして、発生するアークをグリッド側へ引っ張り、グリッドに接触させることにより、速やかな消弧を可能としている。
特開2005−216807号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、消弧板、固定接点を有する固定金具、及び磁石等を夫々別個に設置しなければならないため、消弧装置や接点部の設置作業が煩わしいという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、消弧装置や接点部を容易に設置することができる直流遮断器を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、遮断器ケースの前側に電源側端子が、後側に負荷側端子が夫々設けられているとともに、前記電源側端子と前記負荷側端子との間に配設された電路上に、固定接点及び可動接点からなる接点部が設けられ、さらに前記接点部が配置される消弧室に消弧装置が設置されており、前記電路に異常電流が流れると前記接点部を開操作して電路を遮断する直流遮断器であって、前記固定接点は金属板状の固定接点部の表面に設けられている一方、前記消弧装置は、前記接点部を左右から挟むように取り付けられる一対の消弧板と、前記消弧板間に積層される複数のグリッドと、前記固定接点の左右両側に取り付けられる一組の永久磁石とを有し、さらに、前記永久磁石を保持する磁石保持部と、前記固定接点部を差し込み可能な接点保持部とを一体的に備えた保持部材を設け、前記磁石保持部に前記永久磁石を、前記接点保持部に前記固定接点部を夫々保持させた前記保持部材を継鉄により覆うとともに、前記継鉄に位置決め係合部を、前記遮断器ケース側に前記位置決め係合部が係合可能な被位置決め係合部を夫々設けたことを特徴とする。
本発明によれば、永久磁石を保持する磁石保持部と、固定接点部を差し込み可能な接点保持部とを一体的に備えた保持部材を設け、磁石保持部に永久磁石を、接点保持部に固定接点部を夫々保持させた保持部材を継鉄により覆うとともに、継鉄に位置決め係合部を、遮断器ケース側に位置決め係合部が係合可能な被位置決め係合部を夫々設けている。したがって、位置決め係合部を被位置決め係合部に係合させるだけで、永久磁石、継鉄、及び固定接点を位置決めすることができるため、消弧装置及び接点部を従来よりも容易に設置することができる。
直流遮断器を上面側から示した説明図である。 図1中のA−A線断面を示した説明図である。 分解状態にある消弧装置と第1固定金具とを後側から示した斜視説明図である。 分解状態にある消弧装置と第1固定金具とを前側から示した斜視説明図である。 組み付け状態にある消弧装置、第1固定接点、及び第1可動接点の位置関係を示した断面説明図である。 組み付け状態にある消弧装置、第1固定接点、及び第1可動接点の位置関係を上方から示した説明図である。 永久磁石によりアークが引っ張られる様子を示した説明図である。 直流遮断器への消弧装置の設置構造を示した説明図である。 保持部材の更なる変更例を示した説明図である。
以下、本発明に係る直流遮断器について、図面にもとづき詳細に説明する。
(第1実施例)
まず、第1実施例となる直流遮断器1について説明する。
図1は、直流遮断器1を上面側から示した説明図である。図2は、図1中のA−A線断面を示した説明図である。
直流遮断器1は、合成樹脂製の遮断器ケース2の前部に電源側端子3を、後部に負荷側端子4を夫々備えてなるものであって、遮断器ケース2内には電源側端子3と負荷側端子4とを電気的に接続すべく、前後方向へ延びる2つの電路が左右に並べて配設されている。そして、各電路は、後端に第1固定接点5を有し、電源側端子3側へと延びて前側電路を構成する第1固定金具6と、前端に第2固定接点7を有し、負荷側端子4側へと延びて後側電路を構成する第2固定金具8と、前端に第1可動接点9を、後端に第2可動接点10を夫々有し、左右方向を軸とした回転動作によって両可動接点9、10を両固定接点5、7に対して接触/離隔させることにより、前側電路と後側電路とを電気的に接続/遮断させる可動接点部材11とを備えている。また、各電路毎に、可動接点部材11を両可動接点9、10が両固定接点5、7に対して離隔する方向へ回転動作させるための従来周知の遮断機構部(図示せず)、電路に短絡電流等の過電流が流れると遮断機構部を動作させるべく作動する電磁引き外し装置12、及び電磁引き外し装置12の作動をうけて遮断機構部を直接動作させる操作部材(図示せず)等も設けられている。さらに、各電路には、固定接点5、7と可動接点9、10とからなる接点部を囲むように消弧室22、22が形成されているとともに、各消弧室22内には、遮断動作をうけて両可動接点9、10が両固定接点5、7から離隔した際に生じるアークを速やかに消弧するための消弧装置21が設置されている。なお、13は、電路をオン/オフ操作するための操作レバーである。
ここで、本発明の要部となる消弧装置21について、図3〜図7にもとづき詳細に説明する。
図3は、分解状態にある消弧装置21と第1固定金具6とを後側から示した斜視説明図である。図4は、分解状態にある消弧装置21と第1固定金具6とを前側から示した斜視説明図である。図5は、組み付け状態にある消弧装置21、第1固定接点5、及び第1可動接点9の位置関係を示した断面説明図である。図6は、組み付け状態にある消弧装置21、第1固定接点5、及び第1可動接点9の位置関係を上方から示した説明図である。図7は、永久磁石25によりアークが引っ張られる様子を示した説明図である。なお、図5及び図6では、保持部材26を省略している。
消弧装置21は、接点部を左右から挟むように取り付けられる一対の消弧板23、23と、消弧板23、23間に上下方向へ重なるように架設される複数のグリッド24、24・・と、第1固定接点5の左右両側に所定の向きで取り付けられる一組の永久磁石25、25と、永久磁石25、25を保持する保持部材26とを備えてなる。消弧板23は、絶縁性及び耐アーク性に優れた合成樹脂(たとえば充填剤としてガラス繊維が約30%添加された6ナイロン等)により成形された板状体であって、消弧室22の左壁面若しくは右壁面を覆うように配置される。また、消弧板23の下辺には、保持部材26の磁石保持部29を嵌入可能な前後方向へ所定の幅を有する切り欠き27が設けられている。
各グリッド24は、平行に延びる一対の脚部と、脚部の一端同士を繋ぐ連結部とを有する上面視略U字状に成形された金属板である。そして、グリッド24、24・・は、連結部が前方を向くような姿勢で消弧板23、23間を上下方向へ所定の間隔毎に複数枚積層された状態となっている。なお、各グリッド24は、グリッド24の左右両側部に夫々外方へ突設された係合片24a、24aを、各消弧板23に開設された係合孔へ差し込むことによってグリッド23、23間に架設される。
保持部材26は、消弧板23同様、絶縁性及び耐アーク性に優れた合成樹脂により成形されたものであって、第1固定金具6の固定接点部17を保持する接点保持部28と、接点保持部28から上方へ立設される一対の磁石保持部29、29とを備えてなる。接点保持部28は、方形状のブロック体の上面に上方と前方とに開口する凹部28aを設けてなるもので、該凹部28aは第1固定金具6の固定接点部17の上下方向での厚みと略同じ上下方向深さを有しており、凹部28a内へ固定接点部17を差し込み可能となっている。また、凹部28aよりも後側における接点保持部28の上面部28bは、固定接点部17を差し込んだ際に固定接点部17の後端面が当接するストッパとして機能するとともに、保持部材26と消弧板23とを組み付けた際に消弧板23の下辺部が当接するストッパとしても機能する。一方、各磁石保持部29は、夫々左右外側に開口する箱状に形成され、その開口から内部へ収納される永久磁石25を保持可能となっている。また、磁石保持部29の前後方向での長さは、消弧板23の下辺部に設けられた切り欠き27の前後方向長さと同じになっている。さらに、磁石保持部29の左右方向での内側部は、凹部28a上へ突出しており、その下面が凹部28aへ差し込まれた固定接点部17の上面に当接しするようになっており、固定接点部17を保持する機構としても作用するようになっている。
なお、第1固定金具6についても説明すると、第1固定金具6は、後方へ略水平に延びる板状の固定接点部17を有しており、該固定接点部17の先端(後端)上面に第1固定接点5が設けられている。また、固定接点部17における第1固定接点5の前側には、発生したアークの伸張を助長するためのアーク走行部18が切り起こし状に設けられている。
上記構成要素からなる消弧装置21と第1固定金具6とは、以下のようにして組み立てられる。
まず、グリッド24、24・・を消弧板23、23間に架設し、グリッド24、24・・と消弧板23、23とを一体化する。一方、第1固定接点5を上方へ向けた姿勢で第1固定金具6の固定接点部17を接点保持部28の凹部28a内へ差し込み、第1固定金具6と保持部材26とを一体化する。また、各磁石保持部29に永久磁石25を保持させ、永久磁石25、25と保持部材26とを一体化する。このとき、電流の流れる方向を参酌し、一方の永久磁石25はN極が、他方の永久磁石25はS極が夫々左右方向で内側を向くような姿勢で磁石保持部29、29に保持させる。たとえば図7(a)に示すように、紙面の裏から表へ向かって(第1固定接点5から第1可動接点9へ向かって)電流が流れるのであれば、磁界の向きが左から右となるように永久磁石25、25を配置する。すると、両接点間に発生したアークに対し前側へ力がかかることになり、図7(b)に示すように、アークは前側、すなわちアーク走行部18及びグリッド24、24・・側へ伸張することになる。最後に、グリッド24、24・・と一体化された消弧板23、23の切り欠き27、27内に、第1固定金具6及び永久磁石25、25と一体化された保持部材26の磁石保持部29、29を嵌め込み、両者を一体化することにより、消弧板23、23、グリッド24、24・・、永久磁石25、25、及び固定接点部17が後述の如き位置に位置決めされた状態で、消弧装置21及び第1固定金具6が組み立てられる。
そして、組み立てられた消弧装置21及び第1固定金具6では、永久磁石25、25が、第1固定接点5の後端からアーク走行部18の中程(すなわち、アーク走行部18の前端を越えない位置)にわたって側面視で重なるように位置している。また、図5に示すように、全てのグリッド24、24・・の脚部が永久磁石25、25の前端よりも後側まで突出するとともに、全てのグリッド24、24・・の連結部の前端が永久磁石25、25の前端よりも前側に位置した状態となっている。つまり、第1固定接点5と、永久磁石25、25と、グリッド24、24・・とが好適な位置に位置決めされた状態となる。したがって、後は消弧装置21及び第1固定金具6を、消弧装置21が消弧室22内に位置するように設置するとともに、第1可動接点9がグリッド24、24・・の脚部間を移動しながら第1固定接点5に接触/離隔するように可動接点部材11を設置すれば、直流遮断器1における接点部及び消弧装置21の設置は完了となる。なお、第2固定接点7及び第2可動接点10側の消弧装置としては、上記消弧装置21を上下及び前後逆さにしたものを使用すればよい。
以上のような構成を有する直流遮断器1によれば、永久磁石25、25を保持する保持部材26に、第1固定金具6の固定接点部17を差し込んで一体化可能とした接点保持部28を設けるとともに、消弧板23、23に保持部材26の磁石保持部29、29を嵌め込んで一体化可能とした切り欠き27、27を設けている。そして、磁石保持部29、29に永久磁石25、25を、接点保持部28に固定接点部17を夫々保持させるとともに、グリッド24、24・・が取り付けられた消弧板23と保持部材26とを係合させて一体化させることにより、消弧板23、23、グリッド24、24・・、永久磁石25、25、アーク走行部18、及び第1固定接点5(ひいては接点部)が位置決めされるようになっている。したがって、速やかな消弧に必要な構成要素を容易且つ確実に好適な位置関係で配置させることができ、消弧作用の向上を図ることができる上、消弧装置21が1つのユニットとして組み立てられることになり、消弧装置21の設置作業が容易となる。
また、磁石保持部29、29を消弧板23との係合に利用しているため、保持部材26の構成の合理化を図ることができ、保持部材26の構造を簡素化することができる等の効果がある。
さらに、永久磁石25、25が、第1固定接点5の後端からアーク走行部18の中程にわたって側面視で重なるように位置している一方、全てのグリッド24、24・・の脚部が永久磁石25、25の前端よりも後側まで突出するとともに、全てのグリッド24、24・・の連結部の前端が永久磁石25、25の前端よりも前側に位置した状態となっている。したがって、消弧作用に極めて優れた直流遮断器1とすることができる。
(第2実施例)
次に、第2実施例となる直流遮断器について説明する。
図8は、直流遮断器への消弧装置(保持部材36及び継鉄38)の設置構造を示した説明図である。なお、図8において、上記第1実施例の構成要素と同じ構成要素については、同じ符号を付している。
第2実施例の直流遮断器は、上記第1実施例の直流遮断器1と比べると、消弧装置及び消弧装置の設置に係る構成が異なっている。直流遮断器に設置される消弧装置を構成する保持部材36は、上記保持部材26同様、固定接点部17を保持する接点保持部28、及び永久磁石25を保持する一対の磁石保持部29、29を備えている。一方、保持部材36の接点保持部28の底面には、保持部材36(ひいては消弧装置)の設置位置を位置決めするための位置決め突起37が下方へ突設されている。加えて、保持部材36には、永久磁石25、25の集磁作用を向上させるための継鉄38が取り付けられている。該継鉄38は、磁石保持部29、29に永久磁石25、25を保持させた状態にある保持部材36の左右両側面及び底面に沿うような形状に折り曲げ形成されている。したがって、継鉄38を取り付けることにより、磁石保持部29の開口が覆われるとともに、位置決め突起37の表面が継鉄38により覆われてなる位置決め凸部が形成されることになる。
そして、上記保持部材36を有する消弧装置は、第1実施例の消弧装置21同様に、消弧板、グリッド、第1固定金具6、永久磁石25、25、及び継鉄38を取り付けた状態にある保持部材36を一体化した後、遮断器ケース2側に形成された位置決め凹部39に位置決め凸部を嵌入させて、消弧装置の設置位置を位置決めする。それから、位置決め凹部39内に穿設されているネジ孔40を介して、固定ネジ41を継鉄38へねじ込み、消弧装置をネジ止めすれば、直流遮断器1における接点部及び消弧装置の設置は完了となる。なお、図8において、継鉄38側のネジ孔は省略している。
以上のような消弧装置を有する直流遮断器によれば、消弧装置をユニット化することによる第1実施例の効果に加え、保持部材36に位置決め凸部を設けており、遮断器ケース2側に形成された位置決め凹部39内へ位置決め凸部を嵌入させることによって消弧装置を位置決め可能としている。したがって、消弧装置の設置作業が非常に容易となる。
また、継鉄38により磁石保持部29、29の開口を覆っているため、磁石保持部29からの永久磁石25の脱落を防止することができる。
なお、本発明に係る直流遮断器は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、直流遮断器の全体的な構成は勿論、消弧装置等の構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、1つの電路に固定接点と可動接点とを夫々2つずつ設けているが、本発明に係る消弧装置は、1つの電路に固定接点と可動接点とが夫々1つずつしか設けられていないタイプの直流遮断器に対しても好適に採用することができる。
また、上記実施形態では、磁石保持部を被係合部としているが、消弧板に係合部としての係合突起を、保持部材に被係合部としての係合孔を設ける等してもよく、消弧板と保持部材とをどのように係合させるかについては適宜設計変更可能である。
さらに、消弧板、グリッド、永久磁石、アーク走行部、及び接点部の位置決めについて、上記実施形態の位置は好適な位置の一例にすぎず、各要素をどのような位置に配置させるかについても設計変更可能である。
さらにまた、保持部材に位置決め凸部を設けるにあたり、第2実施例に記載したような構成以外に、図9に示すような構成により位置決め凸部を設けることも可能である。たとえば、図9(a)では、保持部材としては第1実施例の保持部材26と同様のものを用い、継鉄38の底面部に、下方へ突出する位置決め凸部51を折り曲げ形成している。すなわち、保持部材に位置決め突起を設けていない。このような構成を採用しても、消弧装置の設置作業が簡易となるという第2実施例に記載の直流遮断器と同様の効果を奏することができる。また、図9(b)に示すように、位置決め凸部51をどこに設けるかについては適宜設計変更可能である。さらに、図9(c)に示すように、2枚の継鉄38A、38Bにより保持部材26を覆っても何ら問題はない。加えて、図9(d)に示すように、遮断器ケース2側に凸部48を、保持部材46側に凸部48が嵌まり込む凹部47を夫々設け、消弧装置の位置決めを行っても何ら問題はない。
またさらに、第2実施例では、位置決め凹部内にネジ孔を設けて消弧装置をネジ止めするように構成しているが、消弧装置をどのように固定するかについても適宜変更可能である。
加えて、上記第2実施例では、第1実施例同様、消弧板と保持部材とを係合させるとしているが、消弧板と保持部材とを一体化せずともよい。すなわち、接点保持部及び磁石保持部を備えた保持部材を容易に固定可能とすることで、少なくとも永久磁石、継鉄、及び第1固定金具の設置が容易となるため、消弧装置の設置作業の容易化を図るといった上記課題を達成することができる。
1・・直流遮断器、2・・遮断器ケース、3・・電源側端子、4・・負荷側端子、5・・第1固定接点(固定接点、接点部)、6・・第1固定金具、9・・第1可動接点(可動接点、接点部)、11・・可動接点部材、17・・固定接点部、18・・アーク走行部、21・・消弧装置、22・・消弧室、23・・消弧板、24・・グリッド、25・・永久磁石、26、36、46・・保持部材、28・・接点保持部、29・・磁石保持部、38・・継鉄、39・・位置決め凹部(被位置決め係合部)、47・・凹部(位置決め係合部)、48・・凸部(被位置決め係合部)、51・・位置決め凸部(位置決め係合部)。

Claims (1)

  1. 遮断器ケースの前側に電源側端子が、後側に負荷側端子が夫々設けられているとともに、前記電源側端子と前記負荷側端子との間に配設された電路上に、固定接点及び可動接点からなる接点部が設けられ、さらに前記接点部が配置される消弧室に消弧装置が設置されており、前記電路に異常電流が流れると前記接点部を開操作して電路を遮断する直流遮断器であって、
    前記固定接点は金属板状の固定接点部の表面に設けられている一方、
    前記消弧装置は、前記接点部を左右から挟むように取り付けられる一対の消弧板と、前記消弧板間に積層される複数のグリッドと、前記固定接点の左右両側に取り付けられる一組の永久磁石とを有し、
    さらに、前記永久磁石を保持する磁石保持部と、前記固定接点部を差し込み可能な接点保持部とを一体的に備えた保持部材を設け、前記磁石保持部に前記永久磁石を、前記接点保持部に前記固定接点部を夫々保持させた前記保持部材を継鉄により覆うとともに、前記継鉄に位置決め係合部を、前記遮断器ケース側に前記位置決め係合部が係合可能な被位置決め係合部を夫々設けたことを特徴とする直流遮断器。
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