JP6195189B2 - 遮断器ユニットおよび配線器具 - Google Patents

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Description

本発明は、配線用差込接続器のアウトレットとなるコンセントユニットと共に用いられる遮断器ユニット、およびそれを備えた配線器具に関する。
従来から、差込プラグ接続部を備えたコンセントユニットと、遮断機構部を備えたブレーカユニットとを組み合わせて構成される埋込型のコンセントが提案されている(たとえば特許文献1参照)。差込プラグ接続部は負荷機器の差込プラグが接続され、遮断機構部は遮断信号を受けると開閉接点を開離して差込プラグ接続部への電源供給(電路)を遮断する。
特許文献1に記載のコンセントは、コンセントユニットとブレーカユニットとを組み合わせることで、JIS規格(日本工業規格)で規格化された大角型連用配線器具の取付枠に取付可能な寸法(3個モジュール寸法)に形成される。または、コンセントユニットとブレーカユニットとを収納する収納ケース、あるいはコンセントユニットとブレーカユニットとが組み付けられるカバーが、取付枠に取付可能な寸法に形成される。
また、特許文献1には、コンセントユニットの異常を検出するとブレーカユニットに遮断信号を出力する異常検出回路を具備するアンプユニットが組み合わされることも記載されている。特許文献1に記載のコンセントでは、トラッキング、過負荷、漏電等を検出する検出部と、検出部からの信号により異常を検出して遮断信号を出力する異常検出回路とがコンセントユニットあるいはアンプユニットに設けられている。ブレーカユニットは、遮断器の機能を持ち、コンセントユニットあるいはアンプユニットからの遮断信号を受け、異常時に遮断機構部によって電路を遮断する。
特開2007−42407号公報
しかし、特許文献1に記載のコンセントでは、取付枠に取付可能な寸法および形状に形成された汎用の配線器具のユニット(コンセント)をそのままコンセントユニットして用いることはできず、専用のコンセントユニットを用いる必要がある。
すなわち、コンセントユニットは、ブレーカユニットと組み合わされる場合には、ブレーカユニットと結合するための手段が必要となるので、汎用の配線器具のユニットをそのまま用いることはできない。コンセントユニットは、ブレーカユニットと共に収納ケースに収納される場合やカバーに組み付けられる場合であっても、収納ケースに収納可能あるいはカバーに組付可能となるように構造の変更が必要であるから、汎用のユニットを用いることはできない。とくに、コンセントユニットに検出部や異常検出回路を設ける場合には、汎用の配線器具のユニットからの大幅な変更が必要となる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、汎用の配線器具のユニットをそのまま用いながらも、遮断器の機能を付加することができる遮断器ユニット、およびそれを備えた配線器具を提供することを目的とする。
本発明の遮断器ユニットは、配線用差込接続器のアウトレットとなるコンセントユニットと別体に構成され、前記コンセントユニットと共に施工面に取り付けられる遮断器ユニットであって、電源と前記コンセントユニットとの間に接続され、異常電流を検出して当該異常電流が流れたときに前記電源と前記コンセントユニットとの間の電路を遮断する遮断機能部と、前記遮断機能部を収納した器体とを有し、前記器体は、前記施工面に取り付けられ前記コンセントユニットを保持する取付部材によって保持されるように構成されており、前記取付部材は、複数種類から選択され、当該種類ごとに異なる形状の前記コンセントユニットを保持するように構成されており、前記器体は、前記複数種類の前記取付部材にて保持されるように構成されていることを特徴とする。
この遮断器ユニットにおいて、前記遮断機能部は、前記電路を遮断した状態から復旧する際に操作されるリセット釦と、前記コンセントユニットが電気的に接続される端子部とを有し、前記リセット釦は、前記器体の前面から露出する位置に設けられ、前記端子部は、前記器体の背面から露出する位置に設けられており、前記器体は、前記前面を前記コンセントユニットにおけるプラグ挿入口が形成された面と同じ向きに向けて前記取付部材に保持されるように構成されていることがより望ましい。
また、本発明の遮断器ユニットは、配線用差込接続器のアウトレットとなるコンセントユニットと別体に構成され、前記コンセントユニットと共に施工面に取り付けられる遮断器ユニットであって、電源と前記コンセントユニットとの間に接続され、異常電流を検出して当該異常電流が流れたときに前記電源と前記コンセントユニットとの間の電路を遮断する遮断機能部と、前記遮断機能部を収納した器体とを有し、前記器体は、前記施工面に取り付けられ前記コンセントユニットを保持する取付部材によって保持されるように構成されており、前記遮断機能部は、前記電路を遮断した状態から復旧する際に操作されるリセット釦と、前記コンセントユニットが電気的に接続される端子部とを有し、前記リセット釦は、前記器体の前面から露出する位置に設けられ、前記端子部は、前記器体の背面から露出する位置に設けられており、前記器体は、前記前面を前記コンセントユニットにおけるプラグ挿入口が形成された面と同じ向きに向けて前記取付部材に保持されるように構成されていることを特徴とする。
この遮断器ユニットにおいて、前記遮断機能部は、前記器体の前記前面側から視認可能となる位置に設けられ前記異常電流の有無を表示する表示部をさらに有することがより望ましい。
この遮断器ユニットにおいて、前記遮断機能部は、前記電路に挿入された接点と、前記電源と前記コンセントユニットとの間を流れる電流に基づいて漏電の発生を検知する検知部と、前記検知部で漏電が検知されたときに前記接点を開放する駆動部とを有することがより望ましい。
本発明の配線器具は、上記いずれかの遮断器ユニットと、前記コンセントユニットとを備えることを特徴とする。
本発明の遮断器ユニットは、コンセントユニットと別体であって、コンセントユニットと共に施工面に取り付けられる構成において、器体が、施工面に取り付けられコンセントユニットを保持する取付部材によって保持されるように構成されている。したがって、コンセントユニットとして汎用の配線器具のユニットをそのまま用いながらも、遮断器の機能を付加することができる、という利点がある。
実施形態1に係る配線器具の取付状態を示す正面図である。 実施形態1に係る遮断器ユニットを示す概略斜視図である。 実施形態1に係る遮断器ユニットの内部構成を示す概略ブロック図である。 実施形態1に係る配線器具を示す概略背面図である。 実施形態1に係る配線器具の取付状態を示す正面図である。 実施形態1の変形例に係る配線器具の取付状態を示す正面図である。 実施形態2に係る配線器具の取付状態を示す正面図である。 実施形態2の変形例に係る配線器具の取付状態を示す正面図である。
(実施形態1)
本実施形態に係る遮断器ユニット1は、図1に示すように、配線用差込接続器のアウトレットとなるコンセントユニット2と別体に構成され、コンセントユニット2と共に施工面100に取り付けられる。
この遮断器ユニット1は、遮断機能部11(図3参照)と、遮断機能部11を収納した器体12とを有している。遮断機能部11は、電源(図示せず)とコンセントユニット2との間に接続され、異常電流を検出して当該異常電流が流れたときに前記電源とコンセントユニット2との間の電路110(図3参照)を遮断する。
器体12は、施工面100に取り付けられコンセントユニット2を保持する取付部材3によって保持されるように構成されている。
また、本実施形態に係る配線器具10は、上記構成の遮断器ユニット1と、コンセントユニット2とを備えている。なお、配線器具10は取付部材3を含んでいてもよい。
ここにおいて、配線器具10は、コンセントユニット2として、汎用の配線器具のユニット(コンセント)をそのまま用いている。本実施形態では、コンセントユニット2は、日本や米国などで使用されているAタイプの配線用差込接続器のコンセント(アウトレット)である場合を例として説明するが、この例に限らず、Aタイプ以外のコンセントをコンセントユニット2として用いてもよい。
また、本実施形態では、住宅等の建造物における壁面を施工面100とし、配線器具10は、少なくとも後部が壁内に埋め込まれるようにして施工面100に取り付けられる埋込型の配線器具である場合を例とする。ただし、施工面100は壁面に限らず、たとえば天井面や什器の表面などであってもよい。
以下、本実施形態の配線器具10の構成について詳しく説明する。
遮断器ユニット1は、図2に示すように直方体状に形成された器体12を有し、この器体12内に電源−コンセントユニット2間の電路を遮断する遮断機能部11(図3参照)を有している。器体12は、合成樹脂製であって、その前面121には後述のリセット釦111およびテスト釦112を露出させる孔が形成され、その背面122(図4参照)には後述の端子部113,115(図4参照)を露出させる孔が形成されている。さらに、器体12の前面121には、後述の表示部114を器体12の前面121側から視認可能とするための表示窓123が形成されている。
本実施形態においては、取付部材3(図1参照)はJIS(日本工業規格)で規格化されている大角形連用配線器具の取付枠であって、器体12は、この取付部材3に保持されるように構成されている。具体的には、取付部材3に3個まで取付可能な配線器具の寸法を1個モジュール寸法としたときに、器体12は、1個モジュール寸法の配線器具を縦方向(器体12の前面121の長手方向)に2個並べた寸法、形状に形成されている。さらに、器体12は、取付部材3に保持されるための手段(係合部)として、前面121の短手方向の両側面に突起124を4個ずつ有している。
遮断機能部11は、図3に示すように、コンセントユニット2が電気的に接続される端子部としての第1の端子部113と、電源に接続される第2の端子部115と、第1の端子部113−第2の端子部115間に挿入された接点116とを有している。つまり、遮断機能部11は、電源とコンセントユニット2との間の電路110上に接点116を有しており、この接点116を開放する(開く)ことによって電路110を遮断する。
本実施形態においては、遮断機能部11は、検知部117と駆動部118とを有している。検知部117は、電源とコンセントユニット2との間を流れる電流に基づいて漏電の発生を検知するように構成されている。図3の例では、検知部117は、電路110に設けられた零相変流器119に接続されており、零相変流器119の二次出力を受けて漏電の発生を検知する。駆動部118は、検知部117で漏電が検知されたときに通電されるトリップコイル(図示せず)を有し、トリップコイルの通電時に接点116を開放するように構成された機構を持つ。
上記構成の遮断機能部11は、正常時(漏電の非発生時)には、零相変流器119の二次出力がゼロであるから駆動部118が動作せず、接点116が閉じた状態にある。一方、漏電が発生すると、遮断機能部11は、検知部117が零相変流器119の二次出力(誘起電圧)を受けて駆動部118のトリップコイルを励磁し、これにより駆動部118が接点116を開放するように動作する。したがって、遮断機能部11は、電源とコンセントユニット2との間を流れる電流に基づいて漏電の発生を検知し、漏電の発生時に電源とコンセントユニット2との間の電路110を遮断しコンセントユニット2への電力供給を遮断する。
さらにまた、本実施形態の遮断機能部11は、リセット釦111とテスト釦112と表示部114とを有している。
リセット釦111は、遮断機能部11が電路110を遮断した状態から復旧する際にユーザによって操作される。つまり、遮断機能部11は、接点116を開いた状態でリセット釦111が押操作されることにより、接点116が閉じた定常状態に復旧する。テスト釦112は、接点116が閉じた定常状態において、遮断機能部11の動作確認を行う際にユーザによって操作される。遮断機能部11は、定常状態でテスト釦112が押操作されると、漏電と同様の状態を強制的に作り出すので、漏電時における遮断機能部11の動作が正常であれば接点116が開くことになる。
表示部114は、器体12の前面121側から視認可能となる位置に設けられ、異常電流の有無を表示する。すなわち、表示部114は、器体12の前面121に露出するように形成された表示窓123の後方に設けられ、その表示状態が表示窓123を通して視認可能となる。表示窓123が表示部114に含まれていてもよい。
ここでは、表示部114は、たとえばLED(発光ダイオード)などの発光素子を具備し、定常状態では点灯し、検知部117で漏電が検知されたときに消灯することで、ユーザに対して漏電の発生を視覚的に報知する。遮断機能部11は、表示部114が消灯している状態でリセット釦111が操作されることにより、接点116が閉じるだけでなく表示部114が点灯する。なお、表示部114は、点灯と消灯とを切り替えることによって漏電の発生を報知する構成に限らず、たとえば発光色を切り替えることによって漏電の発生を報知する構成であってもよい。
遮断器ユニット1は、図4に示すように、器体12の背面122に、第1の端子部113および第2の端子部115を露出させる孔が形成されている。すなわち、端子部113,115は、器体12の背面の孔を通して電線が接続される。第1の端子部113は、コンセントユニット2の器体21の背面212に露出した端子部22に第1の電線41によって電気的に接続され、第2の端子部115は、第2の電線42によって分電盤(分岐ブレーカ)に電気的に接続される。
ここで、各端子部113,115,22は、鎖錠用のばね(図示せず)を有し、電線の先端部が挿入されるだけで、ばねにより電線との電気的接続および電線の機械的保持(抜け止め)を行ういわゆる速結端子である。なお、図4では、コンセントユニット2が接地極付きの3極コンセントであるため、第1および第2の各端子部113,115がいずれも3極を1組とした端子部からなる。
一方、コンセントユニット2は、図1に示すように、1個モジュール寸法に形成された汎用の配線器具のユニット(コンセント)である。コンセントユニット2は、1個モジュール寸法の器体21を有し、配線用差込接続器の差込プラグ(図示せず)が接続される図示しない差込プラグ接続部(刃受ばね)を器体21内に収納して構成されている。
このコンセントユニット2は、差込プラグの栓刃が挿入されるプラグ挿入口24が器体21の前面211に複数形成されており、器体21内の各プラグ挿入口24に対応する位置に差込プラグ接続部を有している。なお、ここではコンセントユニット2が接地極付きの3極コンセントであるため、図1の例ではプラグ挿入口24は3個1組で形成されている。
ところで、上記構成の遮断器ユニット1は、図1および図5に示すように、取付部材3を用いてコンセントユニット2と共に施工面100に取り付けられ、コンセントユニット2と共に配線器具10を構成する。
ここで、遮断器ユニット1およびコンセントユニット2は、いずれも一般的な埋込型の配線器具と同様に、取付部材(取付枠)3を用いて施工面100に取り付けられる。なお、図1は取付部材3に後述の化粧プレート5が装着されていない状態を表しており、図5は取付部材3に化粧プレート5が装着された状態を表している。
本実施形態に係る配線器具10は、図1に示すように、施工面100に開口した施工孔101に後部を埋め込む形で施工面100に取り付けられる。このとき、遮断器ユニット1の器体12は、前面121をコンセントユニット2におけるプラグ挿入口24が形成された面(前面211)と同じ向きに向けて取付部材3に保持されるように構成されている。
取付部材3は、上述した1個モジュール寸法の配線器具を3個まで取付可能な3個用(1連タイプ)の取付枠である。取付部材3は、合成樹脂製であって、縦方向に延びた左側辺31および右側辺32と、左側辺31および右側辺32の上端部同士を連結する上側辺33と、左側辺31および右側辺32の下端部同士を連結する下側辺34とで矩形枠状に形成されている。
左側辺31と右側辺32との各々には、器体12の両側面に4個ずつ形成された突起124が嵌る2個1組の係合孔(図示せず)が3組ずつ設けられている。さらに、右側辺32は、左側辺31との距離を広げる向きに変形可能な撓み片36が形成されている。
そのため、遮断器ユニット1は、左側辺31の係合孔に突起124を嵌めた状態で、取付部材3の後方から前方に押し込まれることにより、撓み片36を撓ませながら右側辺32の係合孔にも突起124を嵌めることができる。これにより、遮断器ユニット1は、器体12の両側面に4個ずつ形成された突起124が左側辺31および右側辺32の各2組の係合孔に嵌って、取付部材3に保持されることになる。
また、汎用の配線器具のユニットであるコンセントユニット2は、器体21の両側面に2個ずつ形成された突起23が左側辺31および右側辺32の各1組の係合孔に引っ掛かることで、取付部材3に保持される。つまり、コンセントユニット2も、遮断器ユニット1と同様の取付構造により取付部材3に取り付けられ、取付部材3に保持される。
なお、図1および図5の例では、配線器具10は、取付部材3において1個モジュール寸法の配線器具を取り付け可能な3箇所(上段、中段、下段)のうち下段にコンセントユニット2、上段および中段に遮断器ユニット1が取り付けられている。ただし、遮断器ユニット1とコンセントユニット2との位置関係はこの例に限らず、たとえばコンセントユニット2が上段、遮断器ユニット1が中段および下段に取り付けられてもよい。
取付部材3は、上側辺33および下側辺34にそれぞれ長孔37が形成されている。取付部材3は、壁裏であって施工孔101に対応する位置に配置されているスイッチボックス(図示せず)に対し、長孔37を通した固定ねじ(図示せず)を締め付けることにより固定される。このようにして取付部材3がスイッチボックスに固定されて施工面100に取り付けられることにより、取付部材3に保持されている配線器具(遮断器ユニット1およびコンセントユニット2)10は施工面100に取り付けられる。
また、取付部材3は、上側辺33および下側辺34にそれぞれねじ孔38が形成されており、その前面側に、これらのねじ孔38を用いて化粧プレート5が装着される。化粧プレート5は、図5に示すように、少なくとも施工孔101の開口周縁を覆い隠すように配線器具10の前面の周囲を覆っており、これにより配線器具10の見映えがよくなる。ここで、化粧プレート5は、取付部材3にねじ止めされるプレート枠とプレート枠の前面に装着されるプレートカバーとの2部材からなる。
なお、コンセントユニット2は、器体21の前面211が化粧プレート5の前面と略面一となるように、施工面100から前方に飛び出した状態で取付部材3に保持されている。遮断器ユニット1も同様に、器体12の前面121が化粧プレート5の前面(およびコンセントユニット2の器体21の前面211)と略面一となるように、施工面100から前方に飛び出した状態で取付部材3に保持されている。
以上説明した本実施形態の遮断器ユニット1は、コンセントユニット2と別体であって、コンセントユニット2と共に施工面100に取り付けられる構成において、器体12が取付部材3によって保持されるように構成されている。取付部材3は、施工面100に取り付けられコンセントユニット2を保持する部材である。この構成によれば、コンセントユニット2として汎用の配線器具のユニット(コンセント)をそのまま用いながらも、遮断器の機能を付加することができる。
すなわち、遮断器ユニット1は、コンセントユニット2を施工面100に取り付けるための取付部材3を用いて、コンセントユニット2と一緒に施工面100に取り付けられることになる。そのため、汎用のユニットをとくに構造変更することなくそのままコンセントユニット2として用いた場合でも、遮断器ユニット1は、このコンセントユニット2と共に取付部材3により施工面100に取付可能である。コンセントユニット2として汎用の配線器具のユニットをそのまま用いることで、結果的に、配線器具のユニットの品種を少なく抑えることができ、品種の増加による生産効率の低下を抑制できる。
また、上記実施形態のように、遮断機能部11は、電路110を遮断した状態から復旧する際に操作されるリセット釦111と、コンセントユニット2が電気的に接続される端子部113とを有していることが望ましい。この場合、リセット釦111は、器体12の前面121から露出する位置に設けられ、端子部113は、器体12の背面122から露出する位置に設けられている。そして、器体12は、前面121をコンセントユニット2におけるプラグ挿入口24が形成された面(前面211)と同じ向きに向けて取付部材3に保持されるように構成されている。
この構成によれば、遮断器ユニット1は、施工面100に取り付けられた状態で、リセット釦111がプラグ挿入口24と同じく器体12の前面121側に位置するので、施工面100から取り外すことなくリセット釦111を操作可能となる。また、遮断器ユニット1は、端子部113が器体12の背面122側に位置するので、施工面100に取り付けられた状態では、コンセントユニット2と接続するための第1の電線41を隠すことができる。
さらにこの場合において、上記実施形態のように、遮断機能部11は、器体12の前面121側から視認可能となる位置に設けられ異常電流の有無を表示する表示部114をさらに有することが望ましい。この構成によれば、遮断器ユニット1は、施工面100に取り付けられた状態で、表示部114がプラグ挿入口24と同じく器体12の前面121側から視認可能となるので、施工面100から取り外すことなく表示部114の表示を確認可能となる。
遮断機能部11は、電路110に挿入された接点116と、電源とコンセントユニット2との間を流れる電流に基づいて漏電の発生を検知する検知部117と、検知部117で漏電が検知されたときに接点116を開放する駆動部118とを有することが望ましい。この構成によれば、遮断器ユニット1を付加することで、配線器具10は、漏電の発生時にコンセントユニット2への電力供給を自動的に遮断することができる。
また、図6は、本実施形態の変形例を示している。この変形例では、遮断器ユニット1は、上述した3個用(1連タイプ)の取付枠を横方向に2つ並べた2連タイプの取付枠からなる取付部材3(図1参照)を用いて、施工面100(図1参照)に取り付けられている。この取付部材3は、1個モジュール寸法の配線器具を3個まで取付可能な3個用(1連タイプ)の取付枠を左右方向に2個並べて結合したような形状であり、左右一対の取付スペースを有している。
図6の例では、遮断器ユニット1は、1個モジュール寸法の第1のコンセントユニット2Aと共に左側の取付スペースに取り付けられている。右側の取付スペースには、1個モジュール寸法の配線器具を縦方向に3個並べた寸法、形状の第2のコンセントユニット2Bが取り付けられている。第2のコンセントユニット2Bは、3個1組のプラグ挿入口24が2組設けられた2口のコンセントである。
遮断器ユニット1は、このように複数のコンセントユニット2A,2Bと共に施工面100に取り付けられ、これら複数のコンセントユニット2A,2Bと共に配線器具10を構成するような使い方も可能である。この場合、遮断器ユニット1は、配線器具10を構成する一部のコンセントユニットへの電力供給を遮断するように接続されていてもよいし、全てのコンセントユニットへの電力供給を遮断するように接続されていてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の配線器具10は、コンセントユニット2が、英国などで使用されているBSタイプ(ここではBS1363を例とする)の配線用差込接続器のコンセント(アウトレット)である点で実施形態1の配線器具10と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態では、コンセントユニット2は、図7に示すように、取付部材3を用いて施工面100に取り付けられる。取付部材3は、実施形態1のようにJISで規格化されている大角形連用配線器具の取付枠とは異なり、汎用の配線器具のユニット(コンセント)をたとえばねじで取り付けることによって保持する。コンセントユニット2は、汎用の配線器具のユニットと同様に、たとえばねじで取付部材3に取り付けられることによって取付部材3に保持される。なお、図7の例では、コンセントユニット2への通電をオンオフするスイッチ6が設けられており、このスイッチ6も、コンセントユニット2と共に取付部材3に保持されている。
本実施形態に係る遮断器ユニット1は、その器体12が取付部材3にて保持されることにより、コンセントユニット2と共に施工面100に取り付けられ、コンセントユニット2と共に配線器具10を構成する。ここで、取付部材3は、コンセントユニット2と同様の取付構造により遮断器ユニット1が取り付けられてもよいが、取付部材3への遮断器ユニット1の取付構造は特に限定されない。たとえば、遮断器ユニット1の器体12の前面121が露出する大きさの開口を取付部材3に形成し、器体12の前端部を開口に挿入した状態で器体12が開口周縁に接着されていてもよい。
このように、取付部材3は、複数種類から選択され、当該種類ごとに異なる形状(規格)のコンセントユニット2を保持するように構成されている。遮断器ユニット1の器体12は、複数種類の取付部材3にて保持されるように構成されている。
以上説明した本実施形態の構成によれば、遮断器ユニット1は、複数種類の取付部材3に対応することができる。したがって、配線用差込接続器のコンセント(アウトレット)として異なる形状(規格)が採用されている国間であっても、遮断器ユニット1としては共通の遮断器ユニット1を用いることができる。その結果、遮断器ユニット1の品種を少なく抑えることができ、品種の増加による生産効率の低下を抑制できる。
また、図8は、本実施形態の変形例を示している。この変形例では、1つの取付部材3にコンセントユニット2Aとコンセントユニット2Bとが取り付けられている。なお、図8では、コンセントユニット2Aへの通電をオンオフするスイッチ6Aと、コンセントユニット2Bへの通電をオンオフするスイッチ6Bとが別々に設けられている。
遮断器ユニット1は、このように複数のコンセントユニット2A,2Bと共に施工面100に取り付けられ、これら複数のコンセントユニット2A,2Bと共に配線器具10を構成するような使い方も可能である。この場合、遮断器ユニット1は、配線器具10を構成する一部のコンセントユニットへの電力供給を遮断するように接続されていてもよいし、全てのコンセントユニットへの電力供給を遮断するように接続されていてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1 遮断器ユニット
11 遮断機能部
111 リセット釦
113 端子部
114 表示部
116 接点
117 検知部
118 駆動部
12 器体
121 前面
122 背面
2,2A,2B コンセントユニット
24 プラグ挿入口
3 取付部材
10 配線器具
100 施工面

Claims (6)

  1. 配線用差込接続器のアウトレットとなるコンセントユニットと別体に構成され、前記コンセントユニットと共に施工面に取り付けられる遮断器ユニットであって、
    電源と前記コンセントユニットとの間に接続され、異常電流を検出して当該異常電流が流れたときに前記電源と前記コンセントユニットとの間の電路を遮断する遮断機能部と、
    前記遮断機能部を収納した器体とを有し、
    前記器体は、前記施工面に取り付けられ前記コンセントユニットを保持する取付部材によって保持されるように構成されており、
    前記取付部材は、複数種類から選択され、当該種類ごとに異なる形状の前記コンセントユニットを保持するように構成されており、
    前記器体は、前記複数種類の前記取付部材にて保持されるように構成されている
    ことを特徴とする遮断器ユニット。
  2. 前記遮断機能部は、前記電路を遮断した状態から復旧する際に操作されるリセット釦と、前記コンセントユニットが電気的に接続される端子部とを有し、
    前記リセット釦は、前記器体の前面から露出する位置に設けられ、
    前記端子部は、前記器体の背面から露出する位置に設けられており、
    前記器体は、前記前面を前記コンセントユニットにおけるプラグ挿入口が形成された面と同じ向きに向けて前記取付部材に保持されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遮断器ユニット。
  3. 配線用差込接続器のアウトレットとなるコンセントユニットと別体に構成され、前記コンセントユニットと共に施工面に取り付けられる遮断器ユニットであって、
    電源と前記コンセントユニットとの間に接続され、異常電流を検出して当該異常電流が流れたときに前記電源と前記コンセントユニットとの間の電路を遮断する遮断機能部と、
    前記遮断機能部を収納した器体とを有し、
    前記器体は、前記施工面に取り付けられ前記コンセントユニットを保持する取付部材によって保持されるように構成されており、
    前記遮断機能部は、前記電路を遮断した状態から復旧する際に操作されるリセット釦と、前記コンセントユニットが電気的に接続される端子部とを有し、
    前記リセット釦は、前記器体の前面から露出する位置に設けられ、
    前記端子部は、前記器体の背面から露出する位置に設けられており、
    前記器体は、前記前面を前記コンセントユニットにおけるプラグ挿入口が形成された面と同じ向きに向けて前記取付部材に保持されるように構成されている
    ことを特徴とする遮断器ユニット。
  4. 前記遮断機能部は、前記器体の前記前面側から視認可能となる位置に設けられ前記異常電流の有無を表示する表示部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の遮断器ユニット。
  5. 前記遮断機能部は、前記電路に挿入された接点と、前記電源と前記コンセントユニットとの間を流れる電流に基づいて漏電の発生を検知する検知部と、前記検知部で漏電が検知されたときに前記接点を開放する駆動部とを有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遮断器ユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の遮断器ユニットと、前記コンセントユニットとを備える
    ことを特徴とする配線器具。
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