JP6336432B2 - 吸収性物品の包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品と、吸収性物品を個別に包む包装シートと、を備えた吸収性物品の包装体に関する。
特許文献1は、吸収性物品と、吸収性物品を個別に包む包装シートと、を備えた吸収性物品の包装体を開示している。吸収性物品は、下着に固定するための感圧接着剤層を有する。感圧接着剤層は、離型シートに覆われている。離型シートは、接着剤を用いた接着固定領域によって包装シートに固定されている。吸収性物品及び包装シートは、包装シートが外側に位置するように折り畳まれることによって、包装体を構成する(特許文献の図8参照)。
特許文献1に記載された発明では、離型シートが音を発し難くすることを目的として、接着固定領域の端部と、離型シートの端部との距離の最大値が、20mm以下となっている。さらに、包装シートと離型シートとの対向面積に対して、接着固定領域の占める割合が、好ましくは30%以上、さらに好ましくは50%以上であるとされている。
特開2006−280522号公報
特許文献1では、離型シートは、音の発生を抑制するため、多くの量の接着固定領域で包装シートに接着されている。離型シートの、包装シートと直接接着された部分は、包装シートに密着する。一方、離型シートの、包装シートと直接接着されていない部分は、包装シートから浮き上がるように変形することができる。離型シートを包装シートに接着する接着固定領域が大きくなると、包装シートが浮き上がるような変形の自由度が小さくなる。
吸収性物品の包装状態において、吸収性物品及び包装シートは折り畳まれる。包装シートの変形の自由度が小さいと、吸収性物品及び包装シートは折り畳まれたときに、包装シートに歪や皺が生じることがある。これらの歪や皺によって、包装シートの封止が綺麗に行えないことがある。
また、接着固定領域が特定の箇所に集中しすぎると、接着剤が染み出してしまうこともある。さらに、接着固定領域が特定の箇所に集中しすぎると、包装シートと離型シートとが互いに接着された領域が大きくなりすぎるので、包装シートの風合いを損ねる虞もある。
したがって、上述した課題の少なくともいずれかを解決することができる吸収性物品の包装体を提供することが望まれる。
一態様に係る吸収性物品の包装体は、前後方向と前記前後方向に直交する幅方向とを有する吸収性物品と、展開状態で前記吸収性物品に重なっており、包装状態で前記吸収性物品を個別に包む包装シートと、前記包装状態で前記前後方向の外縁に位置し、 前記吸収性物品及び前記包装シートを折り返す第1折り部及び第2折り部と、前記吸収性物品と前記包装シートとの間の離型紙と、前記離型紙と前記包装シートとを互いに接合する複数の接合部と、を有する吸収性物品の包装体であって、前記離型紙は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の第1領域と、前記第1折り部に関して前記第1領域とは反対側の第2領域と、を含み、前記複数の接合部は、前記幅方向に沿って延びており、少なくとも前記第1領域及び前記第2領域で前記前後方向に互いに間隔をあけて設けられており、前記第1領域における前記前後方向の前記接合部どうしの間隔は、前記第2領域における前記前後方向の前記接合部どうしの間隔よりも広いことを特徴とする。
上記態様に係る吸収性物品の包装体によれば、包装シートの歪や皺を抑制し、包装シートの風合いを確保することができる。
図1は、一実施形態における展開状態での吸収性物品の包装体の平面図である。 図2は、図1に示す2A−2A線に沿った吸収性物品の包装体の断面図である。 図3は、第2折り線のところで展開し、第1折り線で折られた状態における吸収性物品の包装体の斜視図である。 図4は、包装状態での吸収性物品の包装体の斜視図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一実施形態に係る吸収性物品の包装体は、
前後方向と前記前後方向に直交する幅方向とを有する吸収性物品と、
展開状態で前記吸収性物品に重なっており、包装状態で前記吸収性物品を個別に包む包装シートと、
前記包装状態で前記前後方向の外縁に位置し、前記吸収性物品及び前記包装シートを折り返す第1折り部及び第2折り部と、
前記吸収性物品と前記包装シートとの間の離型紙と、
前記離型紙と前記包装シートとを互いに接合する複数の接合部と、を有する吸収性物品の包装体であって、
前記離型紙は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の第1領域と、前記第1折り部に関して前記第1領域とは反対側の第2領域と、を含み、
前記複数の接合部は、前記幅方向に沿って延びており、少なくとも前記第1領域及び前記第2領域で前記前後方向に互いに間隔をあけて設けられており、
前記第1領域における前記前後方向の前記接合部どうしの間隔は、前記第2領域における前記前後方向の前記接合部どうしの間隔よりも広いことを特徴とする。
本実施形態に係る吸収性物品の包装体では、複数の接合部80は、前後方向Lにおいて、互いに間隔をあけて設けられている。これにより、離型紙60に対し、全体的に接合部80を配置することができる。包装シート100が離型紙60に接合された部分が全体的に配置されていることで、包装シート100が離型紙60から浮き上がるように変形する自由度が過度に高くなることを抑制することができる。
また、接合部80どうしの間の接合されていない領域も、前後方向Lに間隔をあけて配置されることになる。これにより、包装シートが離型紙60から浮き上がるように変形できる領域が、包装シート100に全体的に配置される。これにより、包装シート100及び吸収性物品1を折り曲げたときに、包装シート100に生じる歪や皺が緩和され易くなる。したがって、例えば包装シート100及び吸収性物品1を折り畳んで封止する際に、包装シート100の封止を綺麗に行うことができる。
上記のように、接合部80と、接合部80どうしの間の非接合部とをバランスよく配置することで、接合部80の領域が過度に大きくなることを抑制することができる。したがって、接合部80が接着剤から構成される場合には、接着剤の染み出しを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、第1領域R1における前後方向の接合部80aどうしの間隔は、第2領域R2における前後方向の接合部80bどうしの間隔よりも広い。第1領域R1は、包装状態で、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間に位置し、包装体の裏面側に相当する。包装シート100の裏面は、接合テープ102が存在しない領域であり、包装シート100を過度に離型紙60に接着させる必要性も低い。この第1領域R1において、接合部80aどうしの間隔を比較的広げることで、包装シート100の変形の自由度を高めることにより、包装シート100の風合いを確保することができる。
一実施形態によれば、前記接合部は、前記第1折り部と前記第2折り部を避けて設けられている。第1折り部FL1及び第2折り部FL2は、包装シート100上で最も歪や皺が生じやすい箇所となる。本実施形態では、第1折り部FL1及び第2折り部FL2に接合部80が設けられていないため、包装シート100の変形の自由度は、第1折り部FL1及び第2折り部FL2において比較的高くなる。これにより、包装シート100及び吸収性物品1を折り曲げたときに、包装シート100に生じる歪や皺がより緩和され易くなる。したがって、例えば包装シート100及び吸収性物品1を折り畳んで封止する際に、包装シート100の封止を綺麗に行うことができる。
一実施形態によれば、前記第1領域において、前記前後方向における前記接合部の幅は、前記前後方向における前記接合部どうしの間隔よりも小さい。これにより、第1領域R1の接合部80aどうしの間隔が十分に広くなるので、接合部80aどうしの間の、包装シート100の変形の自由度が高い領域も十分に広くなる。その結果、包装体の裏面に露出する第1領域R1において、包装シート100の風合いを十分に確保することができる。
また、第1領域R1で接合部80cが設けられた領域を比較的小さくすることができるため、接合部80cを構成する接着剤の染み出しを抑制することができる。
一実施形態によれば、前記第2領域において、前記前後方向における前記接合部の幅は、前記前後方向における前記接合部どうしの間隔よりも小さい。これにより、包装体の裏面以外の領域に相当する第2領域R2においても、前述したように包装シート100の風合いを確保することができるようになる。
また、第2領域R2で接合部80bが設けられた領域を比較的小さくすることができるため、接合部80bを構成する接着剤の染み出しを抑制することができる。
一実施形態によれば、前記吸収性物品は、下着の内側に粘着させるための複数の粘着領域を有し、前記複数の粘着領域の少なくとも一部は、前記前後方向に沿って延び、前記吸収性物品の前記幅方向の中心を挟んで両側に設けられており、前記離型紙は、前記複数の粘着領域を覆っており、前記幅方向における前記接合部の長さは、前記幅方向における前記少なくとも1つの粘着領域全体の長さよりも小さい。本実施形態によれば、前後方向Lに沿って延び、吸収性物品1の幅方向Wの中心を挟んで両側に粘着領域70が設けられているので、粘着領域70どうしの間にゴミや埃が進入することを抑制することができる。ここで、幅方向Wにおける接合部80の長さが、幅方向Wにおける少なくとも1つの粘着領域70全体の長さよりも大きいと、接合部80に引きずられて幅方向外側に位置する粘着領域70において離型紙60が部分的に吸収性物品から外れ易くなることがある。これにより、吸収性物品1と離型紙60との間に意図しない隙間が生じ、当該隙間からゴミや埃が進入してしまうことがある。本実施形態では、幅方向Wにおける接合部80の長さが、幅方向Wにおける少なくとも1つの粘着領域70全体の長さよりも小さいため、接合部80に引きずられて離型紙60が部分的に吸収性物品1から外れ易くなることを抑制することができる。
一実施形態によれば、吸収性物品の包装体は、前記包装状態において、前記包装シートを閉じる接合テープを有し、前記接合テープは、剥離されない固定部と、剥離可能な剥離部と、を有し、前記接合テープの前記固定部は、前記包装シートの、前記前後方向において前記第1折り部よりも第2折り部に近い方の第1端部に位置し、前記接合テープの前記剥離部は、前記包装シートの、前記第1折り部に関して前記接合テープとは反対側の領域に位置する。これにより、接合テープ102の剥離部102aを引き剥がしたときに、接合テープ102は、包装シート100の第1端部100eに位置することになる。したがって、使用者は、接合テープ102を掴んだまま、包装シート100を吸収性物品1から取り外すことができる。この一連の動作において、使用者は、吸収性物品1を掴む箇所を持ち変える必要がなく、容易に包装体を開封することができる。このとき、離型紙60は、包装シート100に接合されているため、包装シート100とともに吸収性物品1から取り外される。
一実施形態によれば、前記接合テープの前記剥離部は、前記第2領域における前記接合部と重複している。包装シート100を開く際、使用者は接合テープ102の剥離部102aを引き剥がす。この際に、接合テープ102の剥離部102aに接合されている包装シート100の部分には、大きな力が加わる。本実施形態では、接合テープ102の剥離部102aは第2領域R2における接合部80bと重複している。ここで、第2領域R2の接合部80bどうしの間隔は、第1領域R1の接合部80aどうしの間隔よりも狭いので、離型紙60と包装シート100が互いに強く接合された領域となる。したがって、接合テープ102を引きはがすときに強い引っ張り力が包装シート100に加わったとしても、剥離部102aに接合されていた包装シートの部分が離型紙60から浮き上がってしまうことを抑制することができる。
一実施形態によれば、前記吸収性物品は、前記前後方向に沿って延び、下着の内側に粘着させるための少なくとも1つの粘着領域を有し、前記離型紙は、前記粘着領域を覆っており、前記複数の接合部のうちの前記第1端部に最も近い接合部は、前記少なくとも1つの粘着領域の前記第1端部側の縁よりも、前記第1端部側に設けられている。前述したように、包装シート100の開封時に離型紙60は包装シート100とともに吸収性物品1から取り外される。ここで、離型紙60を包装シート100に接合している接合部80のうちの第1端部(接合テープ側の端部)100e側の接合部80cが、離型紙60を吸収性物品1に接合している粘着領域70よりも第1端部100e側に設けられている。これにより、使用者が接合テープ102を掴んだ状態で包装シート100を開封しようとすると、離型紙60は、粘着領域70よりも第1端部100eに近い接合部80cを介して包装シート100に引っ張られる。これに伴い、離型紙60は、粘着領域70の第1端部100e側の端から、前後方向Lに沿って、吸収性物品1から取りはずされていく。したがって、使用者が接合テープ102を掴んだ状態で、包装シート100を開封したときに、より確実に、離型紙60を包装シート100とともに取り外すことができる。
(2)吸収性物品の構成
図1〜図4を参照して、一実施形態に係る吸収性物品の包装体について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
図1は、一実施形態に係る吸収性物品の包装体の展開平面図である。図2は、図1における2A−2A線に沿った断面図である。図3は、吸収性物品1と包装シート100を第2折り線FL2のところで展開し、かつ第1折り線FL1では折られた状態における吸収性物品1の包装体を示している。図4は、吸収性物品1が包装シート100に包まれた状態の吸収性物品の包装体を示している。図1,3,4では、吸収性物品の包装体の各構成の位置関係を明確にするため、実際には見えない位置にある構成も描かれていることに留意されたい。吸収性物品の厚み方向における各構成の位置関係については、図2及び以下の説明により特定される。なお、以下では、「吸収性物品の包装体」を単に「包装体」と略称することがある。
本実施形態において、吸収性物品1は、生理用ナプキンである。この代わりに、吸収性物品1は、パンティーライナー(おりものシート)や失禁パッド等の任意の吸収性物品であってよい。
吸収性物品の包装体は、吸収性物品1及び包装シート100を有する。包装シート100は、包装状態で吸収性物品1を個別に包んでいる(図4参照)。展開状態において、包装シート100は、吸収性物品1に重なっている。包装シート100は、例えば不織布から構成することができる。不織布は、肌触りが良く、心地よい風合いを使用者に与えることができる。
吸収性物品1は、展開状態で吸収性物品の長手に延びる前後方向Lと、前後方向Lに直交する幅方向Wと、を有する。
包装体は、包装状態において、包装シート100を閉じる接合テープ102を有する。接合テープ102は、展開状態において、前後方向Lにおける包装シート100の第1端部100eに固定されている。
包装体は、吸収性物品1及び包装シート100を折り曲げるための第1折り部F1及び第2折り部F2を有する。第1折り部F1及び第2折り部F2は、幅方向Wに沿って設けられる。第1折り部FL1は、第2折り部FL2よりも、包装シート100の第1端部100eから遠い方に位置する。なお、吸収性物品1は厚みを有するため、第1折り部FL1及び第2折り部FL2は、前後方向Lに若干の幅を持っている。
展開状態の吸収性物品1及び包装シート100を、まず第1折り部FL1を基点に肌面側へ折り返し、その後、第2折り部FL2を基点に肌面側へ折り返すことによって、包装状態の吸収性物品1及び包装シート100が得られる。
本実施形態において、第1折り部FL1及び第2折り部FL2は、包装状態でそれぞれ前後方向Lの外縁に位置する(図4参照)。図面に示す実施態様では、包装体は2つの折り部FL1,FL2を有するが、包装体は、3つの折り部を有していてもよい。この場合、第1折り部FL1及び第2折り部FL2は、包装状態で前後方向Lの外縁に位置する折り部に相当することに留意すべきである。
接合テープ102は、包装状態で、包装シート100の第1端部100eを跨がって、包装シート100の一端部と包装シート100の別の部分とを互いに接合している。これにより、包装シート100が自然に開かないようになっている。接合テープ102は、剥離可能な剥離部102aと、剥離されない固定部102bと、を有する。接合テープ102の固定部102bは、包装シート100の、前後方向Lにおいて第1折り部FL1よりも第2折り部FL2に近い方の第1端部100eに位置する。接合テープ102の剥離部102aは、包装シート100の、第1折り部FL1に関して接合テープ102とは反対側の領域に貼り付けられる。これにより、接合テープ102の剥離部102aを引き剥がしたときに、接合テープ102は、包装シート100の第1端部100eに位置することになる。したがって、使用者は、接合テープ102を掴んだまま、包装シート100を吸収性物品1から取り外すことができる。この一連の動作において、使用者は、吸収性物品1を掴む箇所を持ち変える必要がなく、容易に包装体を開封することができる。
包装状態において、前後方向Lに沿った包装シート100の端辺100a,100bは、例えば熱圧着によって封止されていてよい。これにより、包装シート100内の吸収性物品1にゴミや埃が付着する虞を低減することができる。
吸収性物品1は、吸収体30と、吸収体30よりも肌面側に位置する肌面シート10と、吸収体30よりも非肌面側に位置する非肌面シート20と、を少なくとも備える。肌面シート10は、吸収体30の肌面側を覆う。肌面シート10は、例えば不織布又は開孔フィルムから構成することができる。
非肌面シート20は、液不透過性のシートである。非肌面シート20は、少なくとも吸収体30の非肌面側を覆う。非肌面シート20は、例えば、非通気性や通気性のフィルム、不織布等を用いることができる。
吸収体30は、パルプやSAP等の吸収材料を有する吸収コアと、吸収コアを覆うコアラップと、を有する。吸収コアは、例えば、親水性繊維、高分子吸水ポリマー、又はこれらの組み合わせを用いることができる。コアラップは、ティッシュ又は不織布を用いることができる。
非肌面シート20は、吸収性物品1を下着の内側に粘着させるための複数の粘着領域70を有する。複数の粘着領域70は、前後方向Lに沿って延びており、幅方向Wに間隔をあけて設けられている。複数の粘着領域70のうち、幅方向の両外側の一対の粘着領域70は、幅方向における吸収性物品の中心CLを挟んで両側に設けられる。前後方向Lに沿って延び、吸収性物品1の幅方向Wの中心を挟んで両側に粘着領域70が設けられているので、粘着領域70どうしの間にゴミや埃が進入することを抑制することができる。
吸収性物品の包装体は、離型紙60と、離型紙60を包装シート100に接合する複数の接合部80と、を有する。離型紙60は、吸収性物品1の非肌面シート20と包装シート100との間に設けられている。離型紙60は、複数の粘着領域70を覆っており、粘着領域70を保護している。接合部80は、例えば接着剤で構成することができる。離型紙60は、接合部80で包装シート100に接合されているため、使用者が包装シート100を開封する作業中に、包装シート100とともに吸収性物品1から取り外される。
離型紙60は、第1折り部FL1と第2折り部FL2の間の領域から、前後方向Lに延びている。離型紙60は、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の第1領域R1と、第1折り部FL1に関して第1領域R1とは反対側の第2領域R2と、第2折り部FL2に関して第1領域R1とは反対側の第3領域R3と、を含む。
複数の接合部80は、幅方向Wに沿って延びている。複数の接合部80は、前後方向Lに間隔をあけて設けられている。複数の接合部80は、前後方向Lにおいて、互いに間隔をあけて設けられている。これにより、離型紙60に対し、全体的に接合部80を配置することができる。包装シート100が離型紙60に接合された部分が全体的に配置されていることで、包装シート100が離型紙60から浮き上がるように変形する自由度が過度に高くなることを抑制することができる。また、接合部80どうしの間の接合されていない領域も、前後方向Lに間隔をあけて配置されることになる。これにより、包装シートが離型紙60から浮き上がるように変形できる領域が、包装シート100に全体的に配置される。これにより、包装シート100及び吸収性物品1を折り曲げたときに、包装シート100に生じる歪や皺が緩和され易くなる。したがって、例えば包装シート100及び吸収性物品1を折り畳んで封止する際に、包装シート100の封止を綺麗に行うことができる。このように、接合部80と、接合部80どうしの間の非接合部とをバランスよく配置することで、接合部80の領域が過度に大きくなることを抑制することができる。したがって、接合部80が接着剤から構成される場合には、接着剤の染み出しを抑制することができる。
複数の接合部80は、第1領域R1に設けられた第1接合部80aと、第2領域R2に設けられた第2接合部80bと、第3領域R3に設けられた第3接合部80cと、を有する。
第1領域R1における前後方向Lの第1接合部80aどうしの間隔は、第2領域R2における前後方向Lの接合部80bどうしの間隔よりも広い。第1領域R1は、包装状態で、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間に位置し、包装体の裏面側に相当する。包装シート100の裏面は、接合テープ102が存在しない領域であり、包装シート100を過度に離型紙60に接着させる必要性も低い。この第1領域R1において、接合部80aどうしの間隔を比較的広げることで、包装シート100の変形の自由度を高めることにより、包装シート100の風合いを確保することができる。
接合部80は、第1折り部FL1と第2折り部FL2を避けて設けられていることが好ましい。具体的には、第1折り部FL1を挟んで互いに隣接する第1接合部80aと第2接合部80bとの間隔は、前後方向Lにおける第1接合部80aどうしの間隔、及び前後方向Lにおける第2接合部80bどうしの間隔よりも大きくなっている。第1折り部FL1及び第2折り部FL2は、包装シート100上で最も歪や皺が生じやすい箇所となる。第1折り部FL1及び第2折り部FL2に接合部80が設けられていない場合、包装シート100の変形の自由度は、第1折り部FL1及び第2折り部FL2において比較的高くなる。これにより、包装シート100及び吸収性物品1を折り曲げたときに、包装シート100に生じる歪や皺がより緩和され易くなる。したがって、例えば包装シート100及び吸収性物品1を折り畳んで封止する際に、包装シート100の封止を綺麗に行うことができる。
第1領域R1において、前後方向Lにおける第1接合部80aの幅は、前後方向Lにおける第1接合部80aどうしの間隔よりも小さいことが好ましい。これにより、第1領域R1の第1接合部80aどうしの間隔が十分に広くなるので、第1接合部80aどうしの間の、包装シート100の変形の自由度が高い領域も十分に広くなる。その結果、包装体の裏面に露出する第1領域R1において、包装シート100の風合いを十分に確保することができる。また、第1領域R1で第1接合部80cが設けられた領域を比較的小さくすることができるため、第1接合部80cを構成する接着剤の染み出しを抑制することができる。
第2領域R2において、前後方向Lにおける第2接合部80bの幅は、前後方向Lにおける第2接合部80bどうしの間隔よりも小さいことが好ましい。これにより、包装体の裏面以外の領域に相当する第2領域R2においても、前述したように包装シート100の風合いを確保することができるようになる。また、第2領域R2で第2接合部80bが設けられた領域を比較的小さくすることができるため、第2接合部80bを構成する接着剤の染み出しを抑制することができる。
さらに、第3領域R3において、前後方向Lにおける第3接合部80cの幅は、前後方向Lにおける第3接合部80cどうしの間隔よりも小さいことが好ましい。これにより、第3接合部80cどうしの間隔が十分に広くなるので、第3接合部80cどうしの間の、包装シート100の変形の自由度が高い領域も十分に広くなる。その結果、第3領域R3においても包装シート100の風合いを十分に確保することができる。また、第3接合部80cが設けられた領域を比較的小さくすることができるため、第3接合部80cを構成する接着剤の染み出しを抑制することができる。
幅方向Wにおける接合部80の長さは、幅方向Wにおける粘着領域70全体の長さよりも小さい。具体的には、幅方向Wにおける接合部80は、幅方向の両外側の一対の粘着領域70に達していない。ここで、幅方向Wにおける接合部80の長さが、幅方向Wにおける少なくとも1つの粘着領域70全体の長さよりも大きいと、接合部80に引きずられて幅方向外側に位置する粘着領域70において離型紙60が部分的に吸収性物品から外れ易くなることがある。これにより、吸収性物品1と離型紙60との間に意図しない隙間が生じ、当該隙間からゴミや埃が進入してしまうことがある。本実施形態では、幅方向Wにおける接合部80の長さが、幅方向Wにおける少なくとも1つの粘着領域70全体の長さよりも小さいため、接合部80に引きずられて離型紙60が部分的に吸収性物品1から外れ易くなることを抑制することができる。
包装状態において、接合テープ102の剥離部102aは、第2領域R2における接合部80bと重複することが好ましい(図4参照)。すなわち、剥離部102aは、第1領域R1の接合部80aどうしの間隔よりも狭い間隔で並んだ接合部80bと重複する。包装シート100を開く際、使用者は接合テープ102の剥離部102aを引き剥がす。この際に、接合テープ102の剥離部102aに接合されている包装シート100の部分には、大きな力が加わる。本実施形態では、接合テープ102の剥離部102aは第2領域R2における接合部80bと重複している。ここで、第2領域R2の接合部80bどうしの間隔は、第1領域R1の接合部80aどうしの間隔よりも狭いので、離型紙60と包装シート100が互いに強く接合された領域となる。したがって、接合テープ102を引きはがすときに強い引っ張り力が包装シート100に加わったとしても、剥離部102aに接合されていた包装シートの部分が離型紙60から浮き上がってしまうことを抑制することができる。
複数の接合部80のうちの第1端部100eに最も近い接合部80cは、粘着領域70の第1端部100e側の縁よりも、第1端部100e側に設けられていることが好ましい。すなわち、複数の接合部80のうちの第1端部100eに最も近い接合部80cは、粘着領域70よりも接合テープ102に近い位置に存在することが好ましい。前述したように、包装シート100の開封時に離型紙60は包装シート100とともに吸収性物品1から取り外される。ここで、離型紙60を包装シート100に接合している接合部80のうちの第1端部(接合テープ側の端部)100e側の第3接合部80cが、離型紙60を吸収性物品1に接合している粘着領域70よりも第1端部100e側に設けられている。これにより、使用者が接合テープ102を掴んだ状態で包装シート100を開封しようとすると、離型紙60は、粘着領域70よりも第1端部100eに近い第3接合部80cを介して包装シート100に引っ張られる。これに伴い、離型紙60は、粘着領域70の第1端部100e側の端から、前後方向Lに沿って、吸収性物品1から取りはずされていく。したがって、使用者が接合テープ102を掴んだ状態で、包装シート100を開封したときに、より確実に、離型紙60を包装シート100とともに取り外すことができる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 :吸収性物品
10 :表面シート
20 :裏面シート
30 :吸収体
60 :離型紙
70 :粘着領域
80,80a,80b,80c :接合部
100 :包装シート
102 :接合テープ
102a :剥離部
102b :固定部
FL1 :第1折り部
FL2 :第2折り部
R1 :第1領域
R2 :第2領域
R3 :第3領域
L :前後方向
W :幅方向

Claims (8)

  1. 前後方向と前記前後方向に直交する幅方向とを有する吸収性物品と、
    展開状態で前記吸収性物品に重なっており、包装状態で前記吸収性物品を個別に包む包装シートと、
    前記包装状態で前記前後方向の外縁に位置し、前記吸収性物品及び前記包装シートを折り返す第1折り部及び第2折り部と、
    前記吸収性物品と前記包装シートとの間の離型紙と、
    前記離型紙と前記包装シートとを互いに接合する複数の接合部と、を有する吸収性物品の包装体であって、
    前記離型紙は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の第1領域と、前記第1折り部に関して前記第1領域とは反対側の第2領域と、を含み、
    前記複数の接合部は、前記幅方向に沿って延びており、少なくとも前記第1領域及び前記第2領域で前記前後方向に互いに間隔をあけて設けられており、
    前記第1領域における前記前後方向の前記接合部どうしの間隔は、前記第2領域における前記前後方向の前記接合部どうしの間隔よりも広いことを特徴とする、吸収性物品の包装体。
  2. 前記接合部は、前記第1折り部と前記第2折り部を避けて設けられている、請求項1に記載の吸収性物品の包装体。
  3. 前記第1領域において、前記前後方向における前記接合部の幅は、前記前後方向における前記接合部どうしの間隔よりも小さい、請求項1又は2に記載の吸収性物品の包装体。
  4. 前記第2領域において、前記前後方向における前記接合部の幅は、前記前後方向における前記接合部どうしの間隔よりも小さい、請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  5. 前記吸収性物品は、下着の内側に粘着させるための複数の粘着領域を有し、
    前記複数の粘着領域の少なくとも一部は、前記前後方向に沿って延び、前記吸収性物品の前記幅方向の中心を挟んで両側に設けられており、
    前記離型紙は、前記複数の粘着領域を覆っており、
    前記幅方向における前記接合部の長さは、前記幅方向における前記少なくとも1つの粘着領域全体の長さよりも小さい、請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  6. 前記包装状態において、前記包装シートを閉じる接合テープを有し、
    前記接合テープは、剥離されない固定部と、剥離可能な剥離部と、を有し、
    前記接合テープの前記固定部は、前記包装シートの、前記前後方向において前記第1折り部よりも第2折り部に近い方の第1端部に位置し、
    前記接合テープの前記剥離部は、前記包装シートの、前記第1折り部に関して前記接合テープとは反対側の領域に位置する、請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  7. 前記接合テープの前記剥離部は、前記第2領域における前記接合部と重複している、請求項6に記載の吸収性物品の包装体。
  8. 前記吸収性物品は、前記前後方向に沿って延び、下着の内側に粘着させるための少なくとも1つの粘着領域を有し、
    前記離型紙は、前記粘着領域を覆っており、
    前記複数の接合部のうちの前記第1端部に最も近い接合部は、前記少なくとも1つの粘着領域の前記第1端部側の縁よりも、前記第1端部側に設けられている、請求項6又は7に記載の吸収性物品の包装体。
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