JP6332121B2 - 電池の昇温装置 - Google Patents

電池の昇温装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6332121B2
JP6332121B2 JP2015082199A JP2015082199A JP6332121B2 JP 6332121 B2 JP6332121 B2 JP 6332121B2 JP 2015082199 A JP2015082199 A JP 2015082199A JP 2015082199 A JP2015082199 A JP 2015082199A JP 6332121 B2 JP6332121 B2 JP 6332121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
battery
period
control
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015082199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016201321A (ja
Inventor
雄介 來間
雄介 來間
崇 村田
崇 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015082199A priority Critical patent/JP6332121B2/ja
Publication of JP2016201321A publication Critical patent/JP2016201321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6332121B2 publication Critical patent/JP6332121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、外部電源に接続可能な車両に搭載される電池の昇温装置に関する。
特開2011−238428号公報(特許文献1)には、電池を外部から加熱するヒータと、ヒータで電池を加熱することによって電池を昇温する制御装置とを備えた昇温システムが開示されている。制御装置は、電池温度が所定温度以下である場合にヒータを作動させ、所定時間が経過するとヒータを停止する。
特開2011−238428号公報
特開2011−238428号公報(特許文献1)に開示された昇温システムにおいては、所定時間が経過するとヒータが停止されるため無駄な消費電力が抑えられるが、ヒータ停止後に電池が極低温環境下に長期間放置されると、電池の電解液が凍結し、電池の入出力が一切できない状態に陥るおそれがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ヒータの消費電力の増大を抑制しつつ、電池の電解液の凍結をより長い期間抑制することである。
この発明に係る昇温装置は、外部電源に接続可能な車両に搭載され、外部電源から供給される電力を用いて充電可能に構成された電池の昇温装置であって、電池を外部から加熱するヒータと、ヒータで電池を加熱することによって電池を昇温する昇温制御を実行する制御装置とを備える。制御装置は、外部電源から電池に電力を供給可能な状態になってから第1期間が経過するまでの間は、電池の温度を第1下限温度以上にするようにヒータを制御する第1昇温制御を行ない、第1期間が経過した後は、電池の温度を第2下限温度以上にするようにヒータを制御する第2昇温制御を行なう。第2下限温度は、第1下限温度よりも低く、かつ電池の電解液が凍結する温度よりも高い。
このような構成によれば、第1期間経過後も、電池の温度が第2下限温度以上になるようにヒータが継続して作動される。第2下限温度は、第1期間中の第1下限温度よりも低い温度であるため、第1期間中よりもヒータの消費電力が抑制される。さらに、第2下限温度は、電池の電解液が凍結する温度よりも高い。そのため、ヒータの消費電力の増大を抑制しつつ、電池の電解液の凍結をより長い期間抑制することができる。
好ましくは、車両は、電池の電力を用いてモータを作動させることによって車両駆動力を発生する。第1下限温度は、電池の温度が第2下限温度である時よりも高い電力を電池がモータに出力することができる温度である。
このような構成によれば、第1期間中に車両走行を開始する場合には、第1期間後に車両走行を開始する場合よりも、大きい車両駆動力で車両走行を開始することができる。
好ましくは、制御装置は、第2昇温制御を開始してから第2期間が経過した場合、第2昇温制御を停止する。
このような構成によれば、第2昇温制御を開始してから第2期間が経過したときは、車両が使用されないと想定されるため、第2昇温制御を停止することでヒータの消費電力が無駄に増大することを抑制することができる。
好ましくは、第2期間は、第1期間よりも長い。
このような構成によれば、消費電力の低い第2期間を消費電力の高い第1期間よりも長くすることで、ヒータの消費電力の増大を抑制しつつ、電池の電界液の凍結をより長い期間抑制することができる。
好ましくは、第1昇温制御は、電池の温度を第1下限温度以上かつ第1上限温度未満の第1温度領域に維持するようにヒータを作動および停止する制御である。第2昇温制御は、電池の温度を第2下限温度以上かつ第2上限温度未満の第2温度領域に維持するようにヒータを作動および停止する制御である。第2上限温度は、第1上限温度よりも低い。
このような構成によれば、第2期間中の第2上限温度が第1期間中の第1上限温度よりも低いため、第2期間中のヒータの消費電力を第1期間中のヒータの消費電力よりも抑えることができる。
車両の全体構成図である。 昇温制御による電池温度Tbの変化の一例を示す図である。 制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態による電池の昇温装置を備えた車両1の全体構成図である。車両1は、駆動用バッテリ10と、DC/DCコンバータ20と、補機バッテリ30と、ヒータ40と、充電器50と、インレット51と、タイマ60と、制御装置100とを備える。
車両1は、駆動用バッテリ10に蓄えられた電力で図示しないモータを駆動することによって走行することができる電動車両である。なお、車両1は、動力源として上記モータに加えてエンジンを備えてもよい。すなわち、車両1は、電気自動車であってもハイブリッド自動車であってもよい。
駆動用バッテリ10は、モータを作動させるための電力を蓄える二次電池である。駆動用バッテリ10は、たとえばリチウムイオン電池セルやニッケル水素電池セルなどを含んで構成される。
DC/DCコンバータ20は、駆動用バッテリ10を含む高圧系の電圧(たとえば200ボルト程度)を、補機バッテリ30を含む低圧系の電圧(たとえば12ボルト程度)に降圧して出力する。これにより、高圧系の電力が低圧系にも供給される。DC/DCコンバータ20は、制御装置100からの制御信号に基づいて制御される。
補機バッテリ30は、車両1の補機(ヒータ40や制御装置100など)を作動させるための電力を蓄える二次電池である。補機バッテリ30は、代表的には鉛蓄電池を含んで構成される。補機バッテリ30の電圧は、上述したようにたとえば12ボルト程度の比較的低い値である。
ヒータ40は、通電時にジュール熱を発生することによって駆動用バッテリ10を外部から加熱する。制御装置100からの制御信号によってスイッチ41が閉じられると、ヒータ40は、補機バッテリ30から供給される電力、DC/DCコンバータ20を介して駆動用バッテリ10から供給される電力、DC/DCコンバータ20を介して外部電源200から供給される電力の少なくともいずれかの電力によって発熱する。
インレット51は、車両1のボディ表面に設けられ、外部電源200のコネクタ201に接続可能に構成される。外部電源200のコネクタ201がインレット51に接続されると、インレット51には外部電源200からの交流電力(以下「外部電力」ともいう)が入力される。
充電器50は、制御装置100からの制御信号によって制御され、外部電源200からインレット51に入力された外部電力(交流電力)を、駆動用バッテリ10に充電可能な電力(直流電力)に変換し、高圧系に供給する。これにより、駆動用バッテリ10が外部電力によって充電される。以下、駆動用バッテリ10を外部電力によって充電することを「外部充電」という。
外部電源200のコネクタ201がインレット51に接続された場合、インレット51には、外部電源200の充電ケーブル202からコントロールパイロット信号(以下「CPLT信号」という)が入力される。CPLT信号は、外部電源200から車両1に供給可能な電流に応じたデューティサイクルで発振する。CPLT信号は、インレット51を介して制御装置100に入力される。
車両1は、駆動用バッテリ10の状態、具体的には温度(以下「電池温度Tb」ともいう)、電流、電圧などを検出する監視ユニット11を備える。さらに、車両1は、補機バッテリ30の状態(電圧、電流、温度など)、アクセルペダルポジション、車速など、車両1の走行を制御するのに必要な情報を検出する複数のセンサ(いずれも図示せず)を備える。各センサは、検出結果を制御装置100に出力する。
タイマ60は、制御装置100から指示された開始タイミングからの経過時間tを計測して、制御装置100に出力する。タイマ60は、たとえば車載の時計やナビゲーション装置で実現することができる。なお、図1に示す例では、タイマ60は制御装置100の外部に設けられているが、タイマ60を制御装置100の内部に設けるようにしてもよい。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、メモリを含み、当該メモリに記憶された情報や各センサの検出結果などに応じて車両1の各機器を制御する。なお、図1においては、制御装置100を1つのユニットとしているが、機能ごとに分割してもよい。
制御装置100は、外部電源200がインレット51に接続されると、充電ケーブル202からのCPLT信号に基づいて外部充電が可能な状態であるか否かを判定する。外部充電が可能な状態であると判定されると、制御装置100は、充電器50を作動させて外部充電を開始する。制御装置100は、外部充電によって駆動用バッテリ10の蓄電量が目標値に達した場合に充電器50を停止させて外部充電を終了する。
以上のような構成を有する車両1が外部充電中あるいは外部充電完了後において極低温環境下で放置されると、電池温度Tbが低下し、駆動用バッテリ10の出力性能(出力可能電力)が低下した状態となる。このような状態では、ユーザが次に車両1を走行させようとしても、十分な電力を駆動用バッテリ10からモータに供給することができず、モータ走行性能が悪化することが懸念される。
このような点に鑑み、制御装置100は、外部充電中あるいは外部充電完了後において、ヒータ40を作動させて駆動用バッテリ10を昇温する制御(以下「昇温制御」ともいう)を実行する。外部充電開始後においては、外部電源200がインレット51に接続された状態であり外部電力を用いてヒータ40を作動させることができるため、駆動用バッテリ10の蓄電量を低下させることなく駆動用バッテリ10の昇温を行なうことができる。
しかしながら、車両1が長期間(たとえば数十日以上)使用されずに放置される場合も想定される。このような場合に、次に車両1が使用されるまで長期間に亘って昇温制御を継続すると、駆動用バッテリ10の昇温に要するエネルギが無駄になってしまう。その一方で、昇温制御を継続する期間が短期間(たとえば数日程度)であると、昇温制御の停止後にユーザが車両1を走行させようとしても、駆動用バッテリ10の電解液が凍結して駆動用バッテリ10の入出力が一切できず車両1を退避走行させることもできない状態に陥るおそれがある。
上記のような問題に鑑み、本実施の形態による制御装置100は、昇温制御を継続する期間を第1期間と第2期間とに分け、各期間で昇温の目標温度を変更する。前半の第1期間は、ユーザが車両1を使用する可能性が比較的高い期間であると定義し、走行開始時からモータによる一定の走行性能(本来のモータ走行性能)を保証することを目的とした比較的高い目標温度とする。後半の第2期間は、ユーザが車両1を使用する可能性が比較的低い期間であると定義し、駆動用バッテリ10の電解液の凍結を防ぐための必要最低限の目標温度とする。
図2は、制御装置100が行なう昇温制御による電池温度Tbの変化の一例を示す図である。図2において、横軸はプラグイン状態(外部電源200がインレット51に接続されて外部充電が可能な状態)になってからの経過時間tを示し、縦軸は電池温度Tbを示す。
図2において、プラグイン状態になってからの経過時間tが時間t1になるまでの期間が、上記の第1期間である。第1期間中、制御装置100は、電池温度Tbを上限温度T1と下限温度T2との間の目標温度領域R1に維持するようにヒータ40を作動および停止する。より具体的には、制御装置100は、電池温度Tbが下限温度T2に低下するとスイッチ41を閉じてヒータ40を作動させ、ヒータ40の作動によって電池温度Tbが上限温度T1に上昇するとスイッチ41を開いてヒータ40を停止する。以下、第1期間中に実行される昇温制御を「第1昇温制御」ともいう。
第1昇温制御中における目標温度領域R1は、上述したように、走行開始時からモータによる一定の走行性能(本来のモータ走行性能)を保証することを目的とした比較的高い目標温度に設定される。言い換えれば、第1昇温制御中における目標温度領域R1は、第2昇温制御中における目標温度領域R2(後述)に電池温度Tbが維持される時よりも高い電力を駆動用バッテリ10がモータに出力することができる温度領域である。したがって、第1期間中においては、第2期間中よりも、大きい車両駆動力で車両走行を開始することができる。すなわち、ユーザが第1期間中に車両1を使用する場合には、外気温が極低温であったとしても、車両走行開始時から本来のモータ走行性能を発揮することができる。
図2において、プラグイン状態になってからの経過時間tが時間t1になった後から時間t2になるまでの期間が、上記の第2期間である。第2期間中、制御装置100は、電池温度Tbを上限温度T3と下限温度T4との間の目標温度領域R2に維持するようにヒータ40を作動および停止する。より具体的には、制御装置100は、電池温度Tbが下限温度T4に低下するとスイッチ41を閉じてヒータ40を作動させ、ヒータ40の作動によって電池温度Tbが上限温度T3に上昇するとスイッチ41を開いてヒータ40を停止する。以下、第2期間中に実行される昇温制御を「第2昇温制御」ともいう。
第2昇温制御中における目標温度領域R2の下限温度T4は、第1昇温制御中における目標温度領域R1の下限温度T2よりも低く、かつ駆動用バッテリ10の電解液が凍結する温度よりも高い温度に設定される。本実施の形態においては、各温度T1〜T4の間に、図2に示すようにT1>T2>T3>T4の関係式が成立する。なお、たとえば各温度T1〜T4の間にT1>T3>T2>T4の関係式が成立するようにしてもよい。
このように、第1期間が経過した後も、電池温度Tbの上限温度T3を第1期間中の上限温度T1よりも低い温度に維持し、電池温度Tbの下限温度T4を第1期間中の上限温度T2よりも低くかつ駆動用バッテリ10の電解液が凍結する温度よりも高い温度に維持するようにヒータ40を継続して作動することで、ヒータ40の消費電力の増大を抑制しつつ駆動用バッテリ10の電解液の凍結をより長い期間抑制することができる。そのため、ユーザが車両1を第2期間中に使用する場合には、外気温が極低温であったとしても、駆動用バッテリ10の電解液は凍結しておらず、車両1を少なくとも退避走行させることができる。
本実施の形態においては、第2期間は、第1期間よりも長い期間に設定される。たとえば、第1期間を数日程度、第2期間を数十日程度に設定することができる。このように、ヒータ40の消費電力の低い第2期間を、ヒータ40の消費電力の高い第1期間よりも長くすることで、ヒータ40の消費電力の増大を抑制しつつ、電解液の凍結をより長い期間抑制することができる。
なお、制御装置100は、第2期間が経過した後は、車両1が使用されないと想定されるため、昇温制御(第2昇温制御)を停止する。これにより、ヒータ40の消費電力が無駄に増大することを抑制することができる。
図3は、制御装置100が昇温制御を行なう場合の処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、プラグイン状態(外部電源200がインレット51に接続されて外部充電が可能な状態)になった場合に開始される。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)11にて、制御装置100は、プラグイン状態になってからの経過時間tのカウントを開始させる指令をタイマ60に出力する。
S12にて、制御装置100は、経過時間tをタイマ60から取得する。S13にて、制御装置100は、経過時間tが時間t1(たとえば数日程度)を超えたか否かを判定する。
経過時間tが時間t1を超えていない場合(S13にてNO)、制御装置100は、S14にて、目標上限温度Thighおよび目標下限温度Tlowを、それぞれ上限温度T1および下限温度T2(図2参照)に設定する。
経過時間tが時間t1を超えた場合(S13にてYES)、制御装置100は、S15にて、目標上限温度Thighおよび目標下限温度Tlowを、それぞれ上限温度T3および下限温度T4(図2参照)に設定する。
S16にて、制御装置100は、電池温度Tbを監視ユニット11から取得する。S17にて、制御装置100は、電池温度Tbが目標上限温度Thighと目標下限温度Tlowとの間に維持されるようにヒータ40の作動(オン)および停止(オフ)を切り替える。この処理が昇温制御(第1昇温制御あるいは第2昇温制御)に相当する。
S18にて、制御装置100は、経過時間tが時間t2(たとえば数十日程度)を超えたか否かを判定する。
経過時間tが時間t2を超えていない場合(S18にてNO)、制御装置100は、処理をS12に戻し、S12〜S18の処理を繰り返す。
経過時間tが時間t2を超えた場合(S18にてYES)、制御装置100は、自らを含む昇温システム全体をシャットダウンする。これにより、第2昇温制御が停止される。
以上のように、本実施の形態による制御装置100は、プラグイン状態になってからの経過時間tが時間t1になるまでの第1期間中においては電池温度Tbを本来のモータ走行性能を保証可能な温度領域R1に維持する第1昇温制御を実行し、第1期間が経過した後の第2期間中においては電池温度Tbを目標温度領域R1よりも低くかつ駆動用バッテリ10の電解液が凍結する温度よりも高い温度領域R2に維持する第2昇温制御を実行する。これにより、ヒータ40の消費電力の増大を抑制しつつ駆動用バッテリ10の電解液の凍結をより長い期間抑制することができる。
<変形例>
上述の実施の形態においては、昇温制御(第1昇温制御および第2昇温制御)の実行中は制御装置100を含む昇温システムが作動状態に維持されていた。
しかしながら、昇温制御(第1昇温制御および第2昇温制御)の実行中において、昇温システムを間欠的に停止するようにしてもよい。たとえば、制御装置100は、外気温の変化波形を学習し、外気温の変化波形の学習結果と電池温度Tbが目標上限温度Thighに到達した時の外気温とから電池温度Tbが目標下限温度Tlowに低下する時刻を予測し、予測された時刻を次回のシステム起動時刻に設定した上で昇温システムを一時的に停止するようにしてもよい。このようにすると、駆動用バッテリ10の昇温に要するエネルギをより低減することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 駆動用バッテリ、11 監視ユニット、20 DC/DCコンバータ、30 補機バッテリ、40 ヒータ、41 スイッチ、50 充電器、51 インレット、60 タイマ、100 制御装置、200 外部電源、201 コネクタ、202 充電ケーブル。

Claims (5)

  1. 外部電源に接続可能な車両に搭載され、前記外部電源から供給される電力を用いて充電可能に構成された電池の昇温装置であって、
    前記電池を外部から加熱するヒータと、
    前記ヒータで前記電池を加熱することによって前記電池を昇温する昇温制御を実行する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記外部電源から前記電池に電力を供給可能な状態になってから第1期間が経過するまでの間は、前記電池の温度を第1下限温度以上にするように前記ヒータを制御する第1昇温制御を行ない、
    前記第1期間が経過した後は、前記電池の温度を第2下限温度以上にするように前記ヒータを制御する第2昇温制御を行ない、
    前記第2下限温度は、前記第1下限温度よりも低く、かつ前記電池の電解液が凍結する温度よりも高い、電池の昇温装置。
  2. 前記車両は、前記電池の電力を用いてモータを作動させることによって車両駆動力を発生し、
    前記第1下限温度は、前記電池の温度が前記第2下限温度である時よりも高い電力を前記電池が前記モータに出力することができる温度である、請求項1に記載の電池の昇温装置。
  3. 前記制御装置は、前記第2昇温制御を開始してから第2期間が経過した場合、前記第2昇温制御を停止する、請求項1または2に記載の電池の昇温装置。
  4. 前記第2期間は、前記第1期間よりも長い、請求項3に記載の電池の昇温装置。
  5. 前記第1昇温制御は、前記電池の温度を前記第1下限温度以上かつ第1上限温度未満の第1温度領域に維持するように前記ヒータを作動および停止する制御であり、
    前記第2昇温制御は、前記電池の温度を前記第2下限温度以上かつ第2上限温度未満の第2温度領域に維持するように前記ヒータを作動および停止する制御であり、
    前記第2上限温度は、前記第1上限温度よりも低い、請求項1〜4のいずれかに記載の電池の昇温装置。
JP2015082199A 2015-04-14 2015-04-14 電池の昇温装置 Active JP6332121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015082199A JP6332121B2 (ja) 2015-04-14 2015-04-14 電池の昇温装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015082199A JP6332121B2 (ja) 2015-04-14 2015-04-14 電池の昇温装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016201321A JP2016201321A (ja) 2016-12-01
JP6332121B2 true JP6332121B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=57424429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015082199A Active JP6332121B2 (ja) 2015-04-14 2015-04-14 電池の昇温装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6332121B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6841194B2 (ja) * 2017-09-06 2021-03-10 トヨタ自動車株式会社 車両

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4390609B2 (ja) * 2004-03-31 2009-12-24 三洋電機株式会社 車両用の電源装置
JP4636815B2 (ja) * 2004-05-26 2011-02-23 三洋電機株式会社 車両用の電源装置
US20060001399A1 (en) * 2004-07-02 2006-01-05 Lembit Salasoo High temperature battery system for hybrid locomotive and offhighway vehicles
JP2010097923A (ja) * 2008-09-16 2010-04-30 Toyota Motor Corp 蓄電装置及び車両
JP2011238428A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Kansai Electric Power Co Inc:The 二次電池の充電システム及び充電方法
US9431688B2 (en) * 2010-05-21 2016-08-30 GM Global Technology Operations LLC Method for heating a high voltage vehicle battery
JP5720322B2 (ja) * 2011-03-11 2015-05-20 日産自動車株式会社 バッテリ温度制御装置
JP2013183523A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Nissan Motor Co Ltd 電動車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016201321A (ja) 2016-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101896581B1 (ko) 차량 탑재 전지의 승온 장치 및 승온 방법
JP5699702B2 (ja) 車両の充電制御装置
JP6191042B2 (ja) 電動車両の充電システム
JP5517644B2 (ja) 車両用バッテリ温調装置および車両用バッテリの温調方法
JP6229539B2 (ja) 車両のバッテリ制御装置
JP6136784B2 (ja) 車両
JP6206275B2 (ja) 車両
WO2015114434A1 (en) Vehicle and method of controlling vehicle
JP2012214060A (ja) プレヒート用電源供給システム
US20150162771A1 (en) Secondary battery control apparatus
WO2014167914A1 (ja) バッテリ充電システム及びバッテリ充電方法
CN110945734B (zh) 电源***及其控制方法
JP2016207383A (ja) 電池の昇温装置
JP6332131B2 (ja) 電動車両
KR20190073151A (ko) 배터리 충전 방법 및 시스템
CN110945696B (zh) 电源***及其控制方法
JP2015156765A (ja) 電動車両、および電動車両のバッテリ加温方法
JP2005304179A5 (ja)
JP6107805B2 (ja) 車両
JP6332121B2 (ja) 電池の昇温装置
JP6127855B2 (ja) 充電システムの制御装置および充電システムの制御方法
JP2013165041A (ja) 電池温度制御装置
JP6508161B2 (ja) 燃料電池システム
JP6354632B2 (ja) 車両
JP6530334B2 (ja) 車両用充電制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180416

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6332121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151