JP6326360B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
また、中栓の注出口を開封した後に中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
(1)本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、前記連通孔を閉塞する閉塞部と、前記装着筒に、容器軸方向に沿った前記容器本体の内側に向けてスライド移動可能に装着された操作部材と、を備え、前記操作部材は、前記装着筒に外挿され、前記本容器の注入口内に挿入される外挿筒と、前記外挿筒から径方向外側に向けて突設され、前記注入口の開口端縁に係止する係止片と、前記外挿筒に連結されると共に前記装着筒の内側に配設され、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動に伴って前記閉塞部を前記容器本体の内側に向けて押し込み、前記連通孔を開放させる押下部と、を備え、前記装着筒は、径方向内側に向けて変位可能な可動片と、前記可動片から前記外挿筒よりも径方向外側に向けて突設され、前記外挿筒に容器軸方向に係止して、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動を規制する規制部と、を備え、前記規制部は、前記注入口内への前記外挿筒の挿入時、前記注入口に押圧されることで前記外挿筒に対する前記係止が解除されると共に、前記可動片を径方向内側に向けて変位させ、前記押下部は、前記外挿筒における容器軸方向の中間部分に連結され、且つ前記外挿筒における容器軸方向に沿う前記容器本体の外側の開口部分から前記容器本体の内側に離れて位置していることを特徴とする。
このとき、規制部は外挿筒の挿入に伴って本容器の注入口に押圧されるので、外挿筒に対する係止が解除されると共に、可動片を径方向内側に変位させる。そのため、規制部による装着筒に対する操作部材のスライド移動の規制を解除することができる。従って、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させることで、注入口に係止されている操作部材を、装着筒に対して容器本体の内側に向けてスライド移動させることができる。すると、このスライド移動に伴って押下部が閉塞部を容器本体の内側に向けて押し込み、連通孔を開放させる。
その結果、外挿筒を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
特に、閉塞部と押下部とが一体に形成されているので、連通孔を開放した後、例えば閉塞部が本容器内に落下することがないうえ、閉塞部が変形(折れ曲がり等)することによって内容物の流れを妨げるといった懸念をなくすことができる。従って、内容物の詰め替え作業をより安定して行うことができる。さらに、操作部材を元の位置に戻すことにより、連通孔を再び閉塞部で閉塞することが可能であるので、例えば詰め替え作業を複数回に亘って行うことができる。
また、操作部材を規制解除位置に配することにより、支持部が可動片から容器軸回りに離間することで可動片が径方向内側に変位可能になる。従って、規制部による装着筒に対する操作部材のスライド移動の規制が、上述したように容器本体と本容器とを組み合わせるといった簡便な作業によって容易に解除され、装着筒に対して操作部材がスライド移動可能になる。
以下、本発明に係る詰め替え容器の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜3に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される容器本体2を備え、この容器本体2から別体の本容器100(図4〜6参照)に内容物を詰め替える容器である。
連結環12は、容器本体2の口部2aの開口端縁上に配置され、内縁部が口部2aよりも径方向内側に位置している。この連結環12には、容器本体2の口部2aの内側に例えば液密に嵌合されるシール筒13が下方に向けて突設されている。
閉塞部15は、例えば厚みの薄い円板状に形成され、全周に亘って破断可能な弱化部16を介して注出筒11の内周面に一体的に連結されている。
切欠孔20は、周方向に沿った長さよりも容器軸O方向に沿った長さの方が長い側面視長方形状に形成されている。図示の例では、切欠孔20は容器軸Oを挟んで径方向に向かい合うように2つ形成されている。
開口部21は、周方向に沿った長さよりも容器軸O方向に沿った長さの方が長い側面視長方形状に形成され、注出壁部11aにおける周方向の中央部分に配置されている。これにより、2つの開口部21は第2方向L2に対向して配置されている。
可動片22は、上端縁22aが開口部21の内周縁のうち、上方に位置する上縁部に連結され、上端縁22aを支点に径方向に弾性変位可能とされている。なお、可動片22は、開口部21の内周縁のうち、周方向の両側に位置する側縁部、及び下縁部との間にU字状の隙間をあけて配置されている。
このストッパ25は、下端面が第2方向L2に沿って延びる第1係止面25aとされ、上端面のうち、径方向内側に位置する部分が第2方向L2に沿って延びる第2係止面25bとされている。また、ストッパ25の上端面のうち、径方向外側に位置する部分は、径方向外側に向かうに従い下方に向けて延びるテーパ面25cとされている。したがって、ストッパ25は、径方向外側に向かうに従い容器軸O方向の長さが漸次縮小している。
窓孔37内には、上述したストッパ25が係止されている。具体的に、窓孔37の内周縁のうち、下縁部がストッパ25の第1係止面25aに近接または当接し、上縁部がストッパ25の第2係止面25bに近接または当接している。これにより、ストッパ25は、外挿筒30に容器軸O方向に係止されている。従って、操作部材5は、装着筒4に対する下方へのスライド移動が規制されている。
なお、第1押下部32は、注出壁部11aのさらに内側に配置されており、周方向に沿った長さは切欠孔20の周方向に沿った長さよりも長い。第1押下部32の下端縁は、上述した弱化部16に容器軸O方向で対向すると共に、側面視V字状に形成されている。
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器100に内容物を詰め替える方法について説明する。
まず、詰め替え容器1を倒立姿勢にすると共に本容器100を正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器100の上方に配置させる。なお、詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った操作部材5側が下側、容器本体2側が上側となる。
これにより、ストッパ25と窓孔37との係止が解除される。従って、ストッパ25による装着筒4に対する操作部材5のスライド移動の規制を完全に解除することができる。
これにより、連通孔3を開放することができる。
なお、内容物の詰め替え時、空気通路36を通じて本容器100の内部と外部とが連通するので、本容器100内の空気置換を適切に行うことができる。従って、本容器100内に内容物をスムーズに移動させて、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
また、容器本体2と本容器100とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、閉塞部15によって連通孔3が閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることがない。しかも、詰め替え時、係止片31を注入口101の開口端縁に係止させるので、倒立姿勢となった容器本体2を安定した姿勢で本容器100に組み合わせることができる。これによっても、内容物をこぼし難い。
さらに、上述したように係止片31を注入口101の開口端縁に係止させることで、容器本体2を安定させることができるので、操作部材5を容器軸O方向に沿って滑らかにスライド移動させることができる。従って、過大な力を必要とせずに閉塞部15を押圧でき、連通孔3を容易に開放させ易い。よって、この点においても詰め替え作業を行い易い。
その一方で、図5に示すように、ストッパ25は外挿筒30が本容器100内に挿入される際に、注入口101に押圧されて可動片22を径方向内側に向けて弾性変位させるので、容器本体2と本容器100との容器軸O方向に沿う接近移動に伴って、外挿筒30に対する操作部材5のスライド移動の規制を確実に解除することができる。
ストッパ25にテーパ面25cが形成されているので、操作部材5の外挿筒30が本容器100内に挿入される際に、可動片22を径方向内側に向けて弾性変位させ易くなる。
これにより、さらに過大な力を必要とせずにストッパ25による外挿筒30に対する操作部材5のスライド移動の規制を解除でき、更なる操作性を具備することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について図面を参照して説明する。
第1実施形態では操作部材と閉塞部とが別体であったが、第2実施形態では一体とされている。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
閉塞部51は、第1実施形態よりも厚みを有する円板状に形成され、注出筒11の下端部側に配置されて連通孔3を閉塞している。第1押下部32及び第2押下部33は、第1実施形態よりもさらに下方に延び、閉塞部51に対して一体に接続されている。
さらに、操作部材5を元の位置に戻すことにより、連通孔3を再び閉塞部51で閉塞できるので、詰め替え作業を複数回に亘って行うこともできる。
次に、本発明に係る第3実施形態について図面を参照して説明する。
第3実施形態が第1実施形態と主に異なるところは、操作部材に、可動片を径方向内側から支持する支持部を設けた点にある。なお、この第3実施形態においても、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
従って、その後、第1実施形態の詰め替え容器1と同様にして容器本体2と本容器100とを組み合わせることにより、装着筒4に対して操作部材5をスライド移動させることができる。
例えば、第3実施形態では、第1実施形態に対して、規制位置と規制解除位置との間で操作部材5が容器軸O回りに回転自在となる構成を付加したが、このような構成を第2実施形態に対して付加してもよい。その場合にも、操作部材5を規制位置に配した際には、不測の外力によってストッパ25による規制が解除され、装着筒4に対して操作部材5がスライド移動する誤作動を防止することができる。
また、ストッパ25が、装着筒4に対する操作部材5の容器軸O方向の両側へのスライド移動を規制したが、これに限られない。ストッパ25は、少なくとも装着筒4に対する操作部材5の容器軸O方向に沿った容器本体2側へのスライド移動を規制する構成であれば構わない。
さらに、押下部は、装着筒4に対する操作部材5のスライド移動に伴って閉塞部15、51を押し込む構成であれば、棒状等、適宜設計変更が可能である。
1、50、60…詰め替え容器
2…容器本体
3…連通孔
4…装着筒
5…操作部材
15、51…閉塞部
22…可動片
25…ストッパ(規制部)
30…外挿筒
31…係止片
32、64…第1押下部(押下部)
33、65…第2押下部(押下部)
62…支持部
100…本容器
101…注入口
Claims (3)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、
前記連通孔を閉塞する閉塞部と、
前記装着筒に、容器軸方向に沿った前記容器本体の内側に向けてスライド移動可能に装着された操作部材と、を備え、
前記操作部材は、
前記装着筒に外挿され、前記本容器の注入口内に挿入される外挿筒と、
前記外挿筒から径方向外側に向けて突設され、前記注入口の開口端縁に係止する係止片と、
前記外挿筒に連結されると共に前記装着筒の内側に配設され、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動に伴って前記閉塞部を前記容器本体の内側に向けて押し込み、前記連通孔を開放させる押下部と、を備え、
前記装着筒は、
径方向内側に向けて変位可能な可動片と、
前記可動片から前記外挿筒よりも径方向外側に向けて突設され、前記外挿筒に容器軸方向に係止して、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動を規制する規制部と、を備え、
前記規制部は、前記注入口内への前記外挿筒の挿入時、前記注入口に押圧されることで前記外挿筒に対する前記係止が解除されると共に、前記可動片を径方向内側に向けて変位させ、
前記押下部は、前記外挿筒における容器軸方向の中間部分に連結され、且つ前記外挿筒における容器軸方向に沿う前記容器本体の外側の開口部分から前記容器本体の内側に離れて位置していることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1に記載の詰め替え容器において、
前記閉塞部と前記押下部とは一体に形成され、
前記押下部は、前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動に伴って、前記閉塞部を前記容器本体の内側に向けて押し込んで前記連通孔を開放させることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1又は2に記載の詰め替え容器において、
前記操作部材は、前記外挿筒に連結されると共に前記装着筒の内側に配設され、前記可動片を径方向内側から支持する支持部を備え、
前記操作部材は、前記装着筒に、前記支持部が前記可動片を径方向内側から支持する規制位置と、前記支持部が前記可動片から容器軸回りに離間する規制解除位置と、の間を容器軸回りに回転自在に装着されていることを特徴とする詰め替え容器。
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