JP6324469B2 - 回転電機の冷却構造 - Google Patents
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Description
本発明は、冷却油を使用して発熱部位の冷却を行う回転電機の冷却構造に関する。
車両駆動やエンジンアシスト用の回転電機は、エンジンとトランスミッション等の間に配置されることが多く、その搭載環境に合わせて、薄型扁平構造が多く採用されている。この種の回転電機において、ステータコアに巻回されたコイルへの通電時にはその発熱量が増加するため、水冷や油冷等の各種の冷却方式を用いた構造が多く採用されている。
特許文献1にはコイルエンド上方から冷却用液体を供給して冷却を行う回転電機において、回転電機の低回転時には、二つの供給管から同じ流量で冷却用流体を供給し、高回転時には下流側供給管からの供給流量より上流側供給管からの供給流量を多くする。これにより、ロータの回転に起因する旋回流の影響を低くし、冷却用液体の供給流量の偏りが低減される手法が記載されている。
また、特許文献2には、ハウジングの左側合せ面には、当接することにより冷却用油路を構成する孔と溝が形成され、孔は軸方向に延びる供給孔を有し、溝は周方向に延びる分配溝と、分配溝を臨む内周側の壁部を切り欠く複数の切り欠きとを有し、複数の切り欠きからコイルエンドに冷却用油が油滴される構成のものが記載されている。
また、特許文献2には、ハウジングの左側合せ面には、当接することにより冷却用油路を構成する孔と溝が形成され、孔は軸方向に延びる供給孔を有し、溝は周方向に延びる分配溝と、分配溝を臨む内周側の壁部を切り欠く複数の切り欠きとを有し、複数の切り欠きからコイルエンドに冷却用油が油滴される構成のものが記載されている。
上記特許文献1はロータの回転時の冷却油の掻き揚げ量と供給冷却油量を最適化することで冷却状態の向上を図ったものであるが、油量をコントロールするための機構が2つ必要となるため、冷却パイプやオイルポンプ等の追加機構が必要となり、部品のコストが増加するという課題があった。
また、上記特許文献2は、ハウジングの左側合せ面には、当接することにより冷却用油路を構成する孔と溝が形成され、孔は軸方向に延びる供給孔を有し、溝は周方向に延びる分配溝と、分配溝を臨む内周側の壁部を切り欠く複数の切り欠きとを有し、複数の切り欠きからコイルエンドに冷却用油が油滴されることを特徴としているが、このような構造を実現するためにはハウジングに複雑な加工を施す必要が有り、加工コストが大幅に増加するという課題があった。
本発明の目的は、ハウジングに流入する冷却油の量を簡易な構造で調整することで、複雑な機構を設けず冷却性能の向上を図ることにある。
本発明に係る回転電機の冷却構造は、複数の分割コアと前記分割コアに巻回されたコイルを中空のフレームによって一体化したステータと、前記ステータから径方向に延伸し斜め上方に突出する給電端子と、前記ステータの外周側に配置され冷却油供給口を有するハウジングと、前記ステータ内に配置されその回転によって内部から径方向に冷却油を吐出するロータとを有する回転電機において、前記ハウジングの上部の前記冷却油供給口から冷却油が供給される位置を基点に前記給電端子の近傍へ向かうにしたがって前記ハウジングの内周部と前記フレームの外周の隙間が徐々に拡大される流路を構成するとともに、前記給電端子近傍において、前記流路は前記給電端子が延伸する方向に向けてさらに径方向に拡大される開口部を設けたものである。
本発明によれば、給電端子近傍に冷却油がより多く流入されて、局所的なコイル温度の上昇を抑えることが可能となり、通電電流密度の高い給電端子を効果的に冷却することも可能となる。
図1はこの発明の実施の形態における回転電機の構成を示す斜視図である。図1に示すように回転電機はステータ1とロータ2と備えており、ロータ2の外周側には積層鋼板によって構成されているロータコアが配置され、その内部に永久磁石が配置されている。また、ステータ1は内周に同じく積層鋼板によって構成されているステータコアを圧入して構成されている。ステータコアの内周と対向するロータコアの外周の間には所定の隙間が設けられている。また、ステータコア端面には配電部品が配置されている。
外部ハーネスより、この配電部品を経由して、ステータ1のコアに巻回されたコイルへの給電を行い、回転磁界を発生させることによってロータ2を駆動し、発生したトルクを駆動軸へ伝達する機構となっている。ステータ1とロータ2はそれぞれハウジング5の内部に配置される。
外部ハーネスより、この配電部品を経由して、ステータ1のコアに巻回されたコイルへの給電を行い、回転磁界を発生させることによってロータ2を駆動し、発生したトルクを駆動軸へ伝達する機構となっている。ステータ1とロータ2はそれぞれハウジング5の内部に配置される。
本発明の回転電機のステータ1は、図1に示すように、複数のステータコアが整列された状態で形成されたスロットに集中的に巻回されたコイルが格納されて構成される。また、ステータ1はステータコアの端面に突出して形成され、湾曲された形状を持つコイルエンド11を構成する。コイルが巻回されたステータ1は内部が中空となっているフレーム12に圧入されることによって一体化される。また、このステータ1の外周には回転電機を格納するハウジング5が設けられる。
実施の形態1.
本発明に係る実施の形態1を図2および図3について説明する。図2は実施の形態1における回転電機の冷却構造の全体構成を示す正面図である。図3は実施の形態1における給電端子近傍の開口部を示す斜視図である。
この回転電機における冷却構造について説明する。冷却油の供給手段としては2つの機構が有り、一つはロータ2の内部からの遠心力によって半径方向に冷却油を飛び出させる手段で、もう一つは図2に示すようにステータ1の上部のハウジング5の供給口8から矢印Aのように冷却油を供給することによってステータ1の外周全体を冷却する手段である。また、冷却油はモータの下部に設けた冷却油溜り14に貯められたのち外部に排出される。
本発明に係る実施の形態1を図2および図3について説明する。図2は実施の形態1における回転電機の冷却構造の全体構成を示す正面図である。図3は実施の形態1における給電端子近傍の開口部を示す斜視図である。
この回転電機における冷却構造について説明する。冷却油の供給手段としては2つの機構が有り、一つはロータ2の内部からの遠心力によって半径方向に冷却油を飛び出させる手段で、もう一つは図2に示すようにステータ1の上部のハウジング5の供給口8から矢印Aのように冷却油を供給することによってステータ1の外周全体を冷却する手段である。また、冷却油はモータの下部に設けた冷却油溜り14に貯められたのち外部に排出される。
ハウジング5は広い範囲において、その内周とフレーム12の外周との間に均等な間隔を有しているが、図2の冷却油13の経路を示す矢印Bに示されているように、給電端子3の近傍へ向かうにしたがってより開口された流路を構成しており、これによって冷却油供給口8より入った冷却油13は給電端子3側により多く流入することになる。さらに図3の斜視図に示すように開口部6は給電端子3が延伸する方向に向けて半径方向に大きく拡大されており、より多くの冷却油が流入される構造となっている。
ロータ2に記されている矢印Cに示す通りロータ2の回転によって冷却油が掻き揚げられる範囲はモータ上部までは届かないため、給電端子3近傍の範囲は相対的にコイル温度が高くなってしまう傾向にあるが、それに対して上記の開口部6を設けることにより多くの冷却油が流入されて、局所的なコイル温度の上昇を抑えることが可能となる。また、これによって通電電流密度の高い給電端子3を効果的に冷却することも可能となる。
本発明に係る実施の形態1における回転電機の冷却構造は、複数の分割コアと前記分割コアに巻回されたコイルを中空の外周フレーム12によって一体化したステータ1と、前記ステータ1から半径方向に延伸し斜め上方に突出した前記回転電機の上方に配置される給電端子3と、前記ステータ1の外周側に配置され冷却油供給口8を有するハウジング5と、前記ステータ1内に配置されその回転によって内部から半径方向に冷却油を吐出するロータ2とを有する回転電機において、前記ハウジング5の上部の冷却油供給口8から冷却油が供給される位置を基点に前記給電端子3の近傍へ向かうにしたがって前記ハウジング5の内周部と前記フレーム12の外周の隙間が徐々に拡大される流路を構成するとともに、前記給電端子3近傍において、前記流路は前記給電端子3が延伸する方向に向けてさらに半径方向に拡大される開口部6を設けたことを特徴とする。
油中冷却をする回転電機において、ロータの回転によって掻き揚げられる影響で、コイル温度は円周方向で冷却状態に差異が生じる場合がある。その要因はロータの回転によって掻き揚げられる冷却油のコイルへの飛散が少ない箇所があることにある。比較的高温となるのは、冷却油の掻き揚げ分が届かない範囲であり、その範囲に上方からの冷却油を最適に分配することで冷却状態を均一化することによって通電可能な電流を増やし、最大出力性能を上昇させることができる。しかし、上部からの供給の分配に対して複雑な機構を用いてしまうと、構造の複雑化とコストの増大を招いてしまう。これに対し、上述した本発明に係る実施の形態1における構成によれば、外周のハウジング12に給電端子3を格納する開口部6を設け、流入する冷却油の量を多くすることで、複雑な機構を設けず、かつ構造上の必要な部品の搭載範囲を確保したうえで冷却性能を向上することが可能となる。
すなわち、ロータの回転によって冷却油が掻き揚げられる範囲はモータ上部までは届かないため、給電端子近傍の範囲は相対的にコイル温度が高くなってしまう傾向にあるが、上記構成によれば、給電端子近傍に給電端子側に向かって徐々に広くなる開口部を設けることにより多くの冷却油が流入されて、給電端子近傍への冷却油の流入が促進され、局所的なコイル温度の上昇を抑えることが可能となる。また、これによって通電電流密度の高い給電端子を効果的に冷却することも可能となる。
油中冷却をする回転電機において、ロータの回転によって掻き揚げられる影響で、コイル温度は円周方向で冷却状態に差異が生じる場合がある。その要因はロータの回転によって掻き揚げられる冷却油のコイルへの飛散が少ない箇所があることにある。比較的高温となるのは、冷却油の掻き揚げ分が届かない範囲であり、その範囲に上方からの冷却油を最適に分配することで冷却状態を均一化することによって通電可能な電流を増やし、最大出力性能を上昇させることができる。しかし、上部からの供給の分配に対して複雑な機構を用いてしまうと、構造の複雑化とコストの増大を招いてしまう。これに対し、上述した本発明に係る実施の形態1における構成によれば、外周のハウジング12に給電端子3を格納する開口部6を設け、流入する冷却油の量を多くすることで、複雑な機構を設けず、かつ構造上の必要な部品の搭載範囲を確保したうえで冷却性能を向上することが可能となる。
すなわち、ロータの回転によって冷却油が掻き揚げられる範囲はモータ上部までは届かないため、給電端子近傍の範囲は相対的にコイル温度が高くなってしまう傾向にあるが、上記構成によれば、給電端子近傍に給電端子側に向かって徐々に広くなる開口部を設けることにより多くの冷却油が流入されて、給電端子近傍への冷却油の流入が促進され、局所的なコイル温度の上昇を抑えることが可能となる。また、これによって通電電流密度の高い給電端子を効果的に冷却することも可能となる。
実施の形態2.
本発明に係る実施の形態2を図4から図6までについて説明する。図4は実施の形態2における回転電機の冷却構造の全体構成を示す正面図である。図5は本発明に係る回転電機のステータの上下左右方向のコイルの温度を示すグラフである。図6は本発明に係る回転電機の給電端子近傍の状態を示す断面図である。
図4に示す通り、給電端子3近傍の開口部6を通った冷却油は下流側にて、矢印Dに示すように再び幅が狭くなるように構成すれば、この狭くなった部分に冷却油が滞留することによって特にコイル温度の上がりやすい箇所における温度上昇を抑制することが可能となる。このように流路を狭くするには、絶縁物からなるガイド板を設けるなどの手段で実現できる。
本発明に係る実施の形態2を図4から図6までについて説明する。図4は実施の形態2における回転電機の冷却構造の全体構成を示す正面図である。図5は本発明に係る回転電機のステータの上下左右方向のコイルの温度を示すグラフである。図6は本発明に係る回転電機の給電端子近傍の状態を示す断面図である。
図4に示す通り、給電端子3近傍の開口部6を通った冷却油は下流側にて、矢印Dに示すように再び幅が狭くなるように構成すれば、この狭くなった部分に冷却油が滞留することによって特にコイル温度の上がりやすい箇所における温度上昇を抑制することが可能となる。このように流路を狭くするには、絶縁物からなるガイド板を設けるなどの手段で実現できる。
図5は本発明を実施した場合の回転電機のコイル温度上昇試験を実施した結果である。開口部6を設けた場合の方が全体のコイル温度が低減され、かつ上下左右のコイル温度の分布もより均一化が図れており、定格出力を向上させることが可能となる。
また、図6に示すように給電端子3は軸方向においてフレーム12の外周側とは重ならない位置に構成されているため、冷却油13が外周部を流れる際には給電端子3自体によってその流れを大きく阻害することが無くステータ1全体の冷却性能を向上させることが可能となる。さらに、前出の開口部6を利用した冷却油の分配構造をより効果的に利用することができる。
本発明に係る実施の形態2における回転電機の冷却構造は、上述した実施の形態1での構成において、前記徐々に拡大される流路は、前記開口部6よりも下流側においては、前記ハウジング5の内周と前記フレーム12の外周で構成される流路幅が狭くなるよう構成したことを特徴とする。
また、本発明に係る実施の形態2における回転電機の冷却構造は、上述した実施の形態1での構成において、前記給電端子3は回転軸方向において前記外周フレーム12と重ならない位置に配置されていることを特徴とする。
この構成により、冷却油13が外周部を流れる際には給電端子3自体によってその流れを大きく阻害することが無くステータ1全体の冷却性能を向上させることが可能であり、開口部6を利用した冷却油の分配構造をより効果的に利用することができる。また、給電端子3近傍における冷却流路による軸方向の冷却位置がコイルエンド側を冷却できる位置にあることによって、冷却効果を高めることができる。
この構成により、冷却油13が外周部を流れる際には給電端子3自体によってその流れを大きく阻害することが無くステータ1全体の冷却性能を向上させることが可能であり、開口部6を利用した冷却油の分配構造をより効果的に利用することができる。また、給電端子3近傍における冷却流路による軸方向の冷却位置がコイルエンド側を冷却できる位置にあることによって、冷却効果を高めることができる。
実施の形態3.
本発明に係る実施の形態3を前述した図2、図4および図6について説明する。
本発明のモータの構成部品として開口部6には給電端子3が配置されるが、図2、図4に示す通り中心軸を通る鉛直平面20に対して開口部6とは反対側の位置に小開口部7が設けられ、この小開口部7に温度センサー等の低圧配線4からなる補助配線が格納される。
本発明に係る実施の形態3を前述した図2、図4および図6について説明する。
本発明のモータの構成部品として開口部6には給電端子3が配置されるが、図2、図4に示す通り中心軸を通る鉛直平面20に対して開口部6とは反対側の位置に小開口部7が設けられ、この小開口部7に温度センサー等の低圧配線4からなる補助配線が格納される。
通常、これらの部品はモータ構成範囲外に構成されることが多く、搭載範囲を確保するためにハウジング側に突出部を設ける等の対応が必要な場合が有るが、本発明では冷却性向上のために設けた開口部6および小開口部7をそれぞれ給電端子3、低圧配線4の搭載範囲に利用することができる。このように簡易的な構造で冷却油の量を最適化することで全体の冷却性を均一化ができる。
各開口部内にモータの給電端子3と温度センサー等の低圧配線4の配置箇所として利用することで、スペースを有効に活用することができる。
また、図6に示す通りハウジングの開口部6は前記フレーム5の軸方向全域に及んでいるため、冷却油をより多く供給することがとなり、より冷却性を向上することが可能となる。
また、図6に示す通りハウジングの開口部6は前記フレーム5の軸方向全域に及んでいるため、冷却油をより多く供給することがとなり、より冷却性を向上することが可能となる。
本発明に係る実施の形態3における回転電機の冷却構造は、上述した実施の形態1または実施の形態2での構成において、前記開口部6の中心軸を通る鉛直面に対して前記給電端子3と反対側に、給電端子3に印加されるモータ駆動電圧が供給される給電用主配線よりも低い電圧が印加され温度センサー等に用いられる低圧配線4からなる補助配線が配置される小開口部7を設けたことを特徴とする。
この構成により、開口部6および小開口部7からなる各開口部をモータの給電端子3と温度センサー等の低圧配線4からなる補助配線の配置箇所として利用することで、スペースを有効に活用できる。
この構成により、開口部6および小開口部7からなる各開口部をモータの給電端子3と温度センサー等の低圧配線4からなる補助配線の配置箇所として利用することで、スペースを有効に活用できる。
また、本発明に係る実施の形態3における回転電機の冷却構造は、上述した実施の形態1または実施の形態2あるいは前項での構成において、前記ハウジング5の前記開口部6は前記フレーム12の軸方向全域に及んでいることを特徴とする。
この構成により、ハウジング5の開口部はフレーム12の軸方向全域に及んでいることで、冷媒をより多く供給することなり冷却性を向上することができる。
この構成により、ハウジング5の開口部はフレーム12の軸方向全域に及んでいることで、冷媒をより多く供給することなり冷却性を向上することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 ステータ、 2 ロータ、 3 給電端子、 4 低圧配線、 5 ハウジング、 6 開口部、 7 小開口部、 8 冷却油供給口、 11 コイルエンド、 12 フレーム、 13 冷却油、 14 冷却油溜り、 20 中心軸を通る鉛直平面。
Claims (5)
- 複数の分割コアと前記分割コアに巻回されたコイルを中空のフレームによって一体化したステータと、前記ステータから径方向に延伸して斜め上方に突出する給電端子と、前記ステータの外周側に配置され冷却油供給口を有するハウジングと、前記ステータ内に配置されその回転によって内部から径方向に冷却油を吐出するロータとを有する回転電機において、前記ハウジングの上部の前記冷却油供給口から冷却油が供給される位置を基点に前記給電端子の近傍へ向かうにしたがって前記ハウジングの内周部と前記フレームの外周の隙間が徐々に拡大される流路を構成するとともに、前記給電端子近傍において、前記流路は前記給電端子が延伸する方向に向けてさらに径方向に拡大される開口部を設けたことを特徴とする回転電機の冷却構造。
- 前記徐々に拡大される流路は、前記開口部よりも下流側においては、前記ハウジングの内周と前記フレームの外周で構成される流路幅が狭くなるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記給電端子は回転軸方向において前記フレームと重ならない位置に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記開口部の中心軸を通る鉛直面に対して前記給電端子と反対側に低圧配線が配置される小開口部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の回転電機の冷却構造。
- 前記ハウジングの前記開口部は前記フレームの軸方向全域に及んでいることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の回転電機の冷却構造。
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