JP6323358B2 - 貯湯式電気給湯機 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1による貯湯式の電気給湯機を示す構成図である。この図に示すように、電気給湯機35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、運転動作指令や設定値の変更操作をするリモコン44とを備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14及びHP戻り配管15を介して接続されると共に、図示しない配線を介して電気的に接続されている。タンクユニット33には、制御部36が内蔵されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える各種の弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。制御部36とリモコン44とは、相互通信可能に接続されている。リモコン44には、図示を省略するが、電気給湯機35の状態等の情報を表示する表示部、ユーザが操作するスイッチ等の操作部、スピーカ、マイク等が搭載されている。
次に、電気給湯機35の各運転形態について説明する。まず、沸き上げ運転は、HPユニット7により沸き上げた湯を貯湯タンク8に貯留するものである。制御部36は、貯湯温度センサ42,43を用いて貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の貯湯熱量を算出し、例えば貯湯熱量が基準値よりも減少したときに、沸き上げ運転を実行する。沸き上げ運転では、三方弁11をa−c経路に切換え、四方弁18をc−d経路に切換えた状態で、HPユニット7及び熱源ポンプ12を駆動する。これにより、沸き上げ運転では、貯湯タンク8の水導出口8bから水導出口配管10に低温水が取出される。この低温水は、三方弁11及びHP往き配管14を経由してHPユニット7の水冷媒熱交換器3に導入され、水冷媒熱交換器3により加熱されて高温の湯となる。そして、水冷媒熱交換器3から流出した湯は、HP戻り配管15、四方弁18及び送湯配管13を経由して貯湯タンク8の温水導入出口8dに流入し、貯湯タンク8の上部に貯留される。沸き上げ運転によれば、貯湯タンク8内の貯湯熱量を増やすことができる。
沸き増し運転は、例えば昼間の湯切れ等を回避するために、沸き上げ運転を電力制限時間帯に実行するものである。沸き増し運転は、電力料金の増加及び他の電気機器に対する動作制限等を招くことになり易い。このため、EMU50によるデマンド制御中には、原則として電気給湯機35の沸き増し運転が制限される。
湯張り運転は、リモコン44等により湯張り操作が行われたときに、貯湯タンク8内の湯を浴槽30に供給し、浴槽30に湯を張るものである。湯張り運転では、ふろ循環ポンプ29を駆動し、ふろ用電磁弁26を開弁する。このとき、三方弁11は、温水導出配管20bの端部を閉塞し、四方弁18は、送湯配管13の端部を閉塞した状態に保持される。これにより、貯湯タンク8の温水導入出口8dから高温の湯が流出し、この湯は、給湯配管21、ふろ用混合弁23、第2給湯配管25及びふろ用電磁弁26を順次経由してふろ往き配管27に流入し、更に、ふろ往き配管27を通って浴槽30に供給される。これにより、浴槽30の湯張りを行うことができる。
保温運転は、浴槽水の湯温をユーザによる設定温度に保持するものである。保温運転では、三方弁11をb−c経路に切換え、四方弁18をa−b経路に切換えると共に、ふろ用電磁弁26を閉弁した状態で、熱源ポンプ12及びふろ循環ポンプ29を駆動する。これにより、貯湯タンク8の温水導入出口8dから高温の湯が流出し、この湯は、送湯配管13、温水導入配管20a、ふろ用熱交換器20の1次側、温水導出配管20b、三方弁11、HP往き配管14、熱源ポンプ12、第2バイパス配管17、四方弁18及び第1バイパス配管16を順次経由して貯湯タンク8の温水導入口8cに戻される。一方、浴槽30内の浴槽水は、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28及びふろ循環ポンプ29を通ってふろ用熱交換器20の2次側との間を循環する。この結果、浴槽水は、貯湯タンク8の湯を用いてふろ用熱交換器20により加熱される。従って、保温運転では、例えばふろ往き温度センサ37及びふろ戻り温度センサ38の検出結果に基いて、熱源ポンプ12を断続的に駆動することにより、浴槽水の温度をユーザによる設定温度に保温することができる。
次に、制御部36により実行される湯張り設定制御について説明する。湯張り設定制御は、ユーザにより電力制限時間帯中に湯張り操作が行われた場合に、湯張りに使用する湯熱量等をユーザにより選択させ、電力が効率的に使用されるようにユーザを案内するものである。なお、電力制限時間帯についての情報は、前述のように、EMU50から取得される。また、本明細書において、「湯熱量」とは、「貯湯熱量」と同様に、湯の量または当該湯の量に湯温を加味した蓄熱量を意味するものとする。この点は、後述の「残湯熱量」についても同様である。
次に、ステップS2の判定が不成立となった場合の処理について説明する。この場合には、湯張り後に最低限の残湯量を確保できないので、ステップS6に移行し、節約選択制御を実行する。節約選択制御は、湯張りに使用する湯熱量を節約するか否かをユーザにより選択させるものである。図3は、本発明の実施の形態1において、節約選択制御によりユーザの選択肢をリモコン44に表示させた状態の一例を示す説明図である。
(第1の選択肢)湯張りに使用する湯の量を前記初期設定値から減少させる
(第2の選択肢)湯張りに使用する湯の温度を初期設定値から低下させる
(第3の選択肢)湯張り後にふろ自動機能(前述の保温運転)を停止する
(第4の選択肢)湯熱量を節約せずに、初期設定値のまま通常の湯張りを実行する
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態の特徴は、前記実施の形態1に対して、節約なしの湯張りが選択された場合の制御を追加したことにある。図4は、本発明の実施の形態2において、ユーザにより節約なしの湯張りが選択された場合の制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、前記実施の形態1(図2)のステップS6において、ユーザが第4の選択肢(通常の湯張り)を選択した場合に実行される。
Claims (6)
- 温水を沸き上げる加熱装置と、
前記加熱装置により沸き上げた温水を貯湯する貯湯タンクと、
前記貯湯タンクに貯留された温水を浴槽に供給する湯張りを行う給湯回路と、
複数の電気機器の消費電力を制御するデマンド制御手段と接続され、前記デマンド制御手段から取得した電力制限時間帯の情報に基いて貯湯式電気給湯機を制御する制御部と、
当日の電力制限時間帯が終了する前にユーザが浴槽の湯張り操作を実行した場合に、前記湯張り操作の時点における前記貯湯タンクの貯湯熱量から前記湯張りに使用する湯熱量を減算することにより前記湯張り後の残湯熱量を算出する残湯熱量算出手段と、
前記残湯熱量が予め設定された下限値以下である場合に、前記湯張りに使用する湯熱量を節約するか否かをユーザにより選択させる湯張り選択手段と、
を備えた貯湯式電気給湯機。 - 前記湯張り選択手段は、前記湯張りに使用する湯の量を初期設定値から減少させる第1の選択肢と、前記湯張りに使用する湯の温度を初期設定値から低下させる第2の選択肢と、前記湯張り後に浴槽水の保温を停止する第3の選択肢と、前記湯張りに使用する湯熱量を節約しない第4の選択肢とを備え、前記第1から第4の選択肢のうち何れか1つをユーザにより選択させる構成とした請求項1に記載の貯湯式電気給湯機。
- ユーザにより前記湯張り操作が実行された場合に、前記湯張りの完了後に前記貯湯タンクから給湯可能な湯熱量に関する情報を報知する報知手段を備えた請求項1または2に記載の貯湯式電気給湯機。
- 前記湯張りが完了してから前記電力制限時間帯が終了するまでの間に発生する給湯負荷の予測量を過去の給湯実績データに基いて算出する給湯負荷予測手段を備え、
前記報知手段は、前記湯張り後の残湯熱量から前記給湯負荷の予測量を減算した値が前記下限値未満である場合に、給湯使用量の抑制を促す報知を行う構成とした請求項3に記載の貯湯式電気給湯機。 - ユーザにより前記湯張りに使用する湯熱量を節約しないことが選択された場合に、前記貯湯タンクに温水を貯湯する沸き上げ運転の実行を前記電力制限時間帯中に許可するか否かをユーザにより選択させる沸き上げ沸き増し選択手段を備えた請求項1から4のうち何れか1項に記載の貯湯式電気給湯機。
- ユーザにより前記電力制限時間帯中の前記沸き上げ運転が許可された場合に、前記複数の電気機器のうち貯湯式電気給湯機以外の少なくとも1つの電気機器の消費電力を前記デマンド制御手段により制限させる構成とした請求項5に記載の貯湯式電気給湯機。
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