JP6323263B2 - 可変圧縮比内燃機関の制御装置および制御方法 - Google Patents

可変圧縮比内燃機関の制御装置および制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6323263B2
JP6323263B2 JP2014176711A JP2014176711A JP6323263B2 JP 6323263 B2 JP6323263 B2 JP 6323263B2 JP 2014176711 A JP2014176711 A JP 2014176711A JP 2014176711 A JP2014176711 A JP 2014176711A JP 6323263 B2 JP6323263 B2 JP 6323263B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression ratio
egr rate
combustion engine
internal combustion
throttle valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014176711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016050537A (ja
Inventor
忍 釜田
忍 釜田
太介 碇
太介 碇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2014176711A priority Critical patent/JP6323263B2/ja
Publication of JP2016050537A publication Critical patent/JP2016050537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6323263B2 publication Critical patent/JP6323263B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

この発明は、機械的圧縮比を変更する可変圧縮比機構を備えるとともに、排気の一部を吸気通路へ還流する排気還流装置を備えた内燃機関の制御装置および制御方法に関する。
内燃機関の機械的圧縮比を変更する可変圧縮比機構は、従来から種々の形式のものが知られている。例えば、特許文献1に開示されているように、複リンク式ピストンクランク機構のリンクジオメトリの変更によってピストン上死点位置を上下に変位させるようにした可変圧縮比機構が本出願人らによって多数提案されている。
このような可変圧縮比機構においては、基本的には、ノッキング等の異常燃焼を生じない範囲でできるだけ高い圧縮比とすることが望ましく、従って、目標圧縮比の一般的な傾向としては、負荷が低いほど高い圧縮比となる。
一方、排気の一部を吸気通路へ還流する排気還流装置は公知であり、近時では、燃費向上のためにより多くの排気還流がなされる傾向にある。この排気還流は、ノッキングの抑制に寄与するので、上記の目標圧縮比は、各運転条件の下での目標EGR率(目標排気還流率)を考慮したものとして設定される。つまり、同一の負荷・回転速度であっても、排気還流が行われる場合には、相対的に高い目標圧縮比が与えられる。
特開2010−285873号公報
還流排気の流量は、排気系から吸気系に至る排気還流通路に設けられた排気還流制御弁の開度制御により、運転条件に応じた目標EGR率となるように制御される。従って、内燃機関の加速あるいは減速の過渡時には、筒内の実際のEGR率の変化が遅れて生じ、その結果、過渡的にノッキングが発生したり、逆に一時的に過度に低い圧縮比となって燃費の悪化を生じる懸念がある。
図4および図9、図10に基づいて具体的に説明すると、例えば図9は、図4に「過渡シーン1」として示すようなEGR領域外のP1点からEGR領域内のP2点へと運転条件が変化する加速時におけるEGR率および目標圧縮比の変化を示している。破線で示す目標EGR率は、定常時と同じEGR率マップに従って変化し、加速開始に伴って排気還流が開始されることとなるが、筒内のEGR率は、実際には、実線で示すように遅れて上昇する。これに対し、目標圧縮比は、図9に破線の「比較例」として示すように、P2点で与えられるEGR率を前提として、負荷の上昇にも拘わらず例えば「14」程度の高い圧縮比が維持されるので、筒内のEGR率が実際に上昇するまでの間、過渡的にノッキングが発生する。
逆に、図4に「過渡シーン2」として示すようなEGR領域内のP3点からEGR領域外のP4点へと運転条件が変化する減速時においては、図10に示すように、目標EGR率が破線のように急激に減少しても実際の筒内のEGR率の減少は実線のように遅れて生じる。そのため、目標圧縮比が破線の「比較例」として示すように一時的に不必要に低い圧縮比に制御されてしまい、燃費の悪化が生じる。
特に、スロットル弁上流側に排気還流通路を介して排気を還流する構成では、過渡時に、EGR率マップに基づくEGR率の値と実際の筒内のEGR率との乖離が大きくなり、圧縮比の適切な制御が行えない。なお、特許文献1は、過渡時の排気還流の遅れについて記載しているものの、スロットル弁上流側に排気を還流する場合の具体的な解決手段を開示するものではない。
この発明に係る可変圧縮比内燃機関の制御装置は、
可変圧縮比機構を備えるとともに、排気通路から吸気通路のスロットル弁上流側へ排気還流通路を介して排気の一部を還流する排気還流装置を備えた内燃機関において、
内燃機関の運転条件に応じて上記可変圧縮比機構の目標圧縮比を設定する目標圧縮比設定手段と、
内燃機関の過渡時に、排気還流通路との合流点とスロットル弁との間の吸気通路容積内でのEGR率を推定するスロットル弁上流側EGR率推定手段と、
スロットル弁から吸気ポートまでの吸気通路内での輸送遅れに相当する伝達関数を用いて、上記スロットル弁上流側におけるEGR率から吸気ポートでのEGR率を求める吸気ポート内EGR率推定手段と、
推定した上記吸気ポートでのEGR率に基づいて上記目標圧縮比を補正する圧縮比補正手段と、
を備えて構成されている。
上記圧縮比補正手段は、推定した上記吸気ポートでのEGR率が定常時の目標EGR率よりも高いときに目標圧縮比を高圧縮比側へ補正する。
すなわち、スロットル弁上流側EGR率推定手段によってスロットル弁上流側におけるEGR率(排気還流通路との合流点とスロットル弁との間の吸気通路容積内でのEGR率)が推定され、この推定EGR率に、スロットル弁から吸気ポートまでの吸気通路内での輸送遅れに相当する伝達関数を用いて遅れを与えることにより、過渡時における吸気ポートでのEGR率が推定される。なお、筒内のEGR率は、この吸気ポートでのEGR率と実質的に等しい。そして、この吸気ポートでのEGR率に基づいて目標圧縮比が補正される。
この発明によれば、過渡時においても筒内に吸入されるガスのEGR率が正しく推定され、推定したEGR率が定常時の目標EGR率よりも高いときには目標圧縮比が高圧縮比側へ補正されるので、不必要に低い圧縮比となることによる燃費の悪化を回避することができる。
この発明に係る可変圧縮比内燃機関の制御装置の構成を模式的に示す説明図。 可変圧縮比機構の構成説明図。 圧縮比制御の機能ブロック図。 定常圧縮比設定のマップの特性を示す説明図。 過渡EGR率推定手段の詳細を示す機能ブロック図。 吸気ポート内EGR率推定手段の詳細を示す機能ブロック図。 EGR流量/(総流量−スロットルガス流量)とEGR率との関係を示した特性図。 過渡時のEGR率の偏差に対する圧縮比補正量の関係を示した特性図。 過渡シーン1における動作を示すタイムチャート。 過渡シーン2における動作を示すタイムチャート。
図1は、この発明に係る可変圧縮比内燃機関の制御装置の構成を模式的に示した説明図である。内燃機関1は、後述するように機械的圧縮比を変更する可変圧縮比機構2を備えており、この可変圧縮比機構2は、コントロールユニット3によって、その目標圧縮比が可変制御される。
図1において、5は内燃機関1の吸気通路を模式的に示し、6は内燃機関1の排気通路を模式的に示している。吸気通路5には、上流側から順に、エアクリーナ7、ターボ過給機のコンプレッサ8、過給された吸気を冷却するインタークーラ9、スロットル弁10、が配置されている。エアクリーナ7とコンプレッサ8との間には、吸入空気量(新気量)Qaを検出するエアフロメータ11が設けられている。また、スロットル弁10の前後には、スロットル弁10上流側の過給圧PAを検出する第1圧力センサ12と、スロットル弁10下流側のコレクタ内圧PBを検出する第2圧力センサ13と、が設けられている。なお、14は、例えば減速時などにコンプレッサ8の下流側から上流側に過給吸気を開放するリサーキュレーションバルブを示している。
排気通路6には、上流側から順に、ターボ過給機のタービン16、プリ触媒コンバータ17、メイン触媒コンバータ18、消音器19、が設けられている。タービン16は、過給圧制御のために排気の一部を逃がすウェストゲートバルブ20を備えている。
また、排気還流装置として、排気通路6のプリ触媒コンバータ17とメイン触媒コンバータ18との間から排気還流通路21が分岐しており、この排気還流通路21の先端は、吸気通路5に対し、エアフロメータ11とコンプレッサ8との間に位置する合流点22において合流している。この排気還流通路21には、還流排気を冷却するEGRガスクーラ23と、排気還流量を目標のEGR率(排気還流率)に沿って制御するEGRバルブ24と、が設けられている。EGRバルブ24は、例えばその前後の圧力差から実際のEGRガス流量Qegrを検出する流量検出センサ25を備えている。
この流量検出センサ25等の上述したセンサ類の検出信号は、いずれもコントロールユニット3に入力されている。
内燃機関1の可変圧縮比機構2は、特開2004−116434号公報等に記載の公知の複リンク式ピストンクランク機構を利用したものであって、図2に示すように、クランクシャフト31のクランクピン31aに回転自在に支持されたロアリンク32と、このロアリンク32の一端部のアッパピン33とピストン34のピストンピン34aとを互いに連結するアッパリンク35と、ロアリンク32の他端部のコントロールピン36に一端が連結されたコントロールリンク37と、このコントロールリンク37の他端を揺動可能に支持するコントロールシャフト38と、を主体として構成されている。上記コントロールシャフト38は、該コントロールシャフト38の回動に伴って位置が変化する偏心軸部38aを有し、上記コントロールリンク37の端部は、詳しくは、この偏心軸部38aに回転可能に嵌合している。上記コントロールシャフト38の回動位置は、電動モータなどからなるアクチュエータ39によって制御される。上記の可変圧縮比機構2においては、コントロールシャフト38の回動位置に応じてピストン34の上死点位置が上下に変位し、従って、機械的な圧縮比が変化する。
図3は、上記コントロールユニット3における圧縮比制御を示す機能ブロック図である。定常圧縮比設定手段41は、図示せぬクランク角センサが検出する機関回転速度Neとエアフロメータ11による吸入空気量(新気量)Qaとに基づいて、機関運転条件に対応した定常時の目標圧縮比を出力する。過渡EGR率推定手段42は、その詳細は後述するが、実際に検出したEGRガス流量Qegrと、第1圧力センサ12による過給圧PAと、第2圧力センサ13によるコレクタ内圧PBと、エアフロメータ11による新気量Qaと、に基づいて、過渡時の吸気ポートにおけるEGR率(これは筒内のEGR率と実質的に等しい)を推定する。定常EGR率推定手段43は、機関運転条件つまり機関回転速度Neと吸入空気量Qaとに基づいて、例えば所定のマップから定まる定常時の目標EGR率を出力する。過渡EGR圧縮比修正手段44は、過渡EGR率推定手段42が出力する過渡時の吸気ポートにおけるEGR率と定常時の目標EGR率との差に基づき、必要な圧縮比補正量を出力する。この圧縮比補正量を加算点45において定常時の目標圧縮比に加算することで、最終的な目標圧縮比が得られる。
図4は、定常圧縮比設定手段41による定常時の目標圧縮比の特性を示したものである。定常圧縮比設定手段41は、例えば機関回転速度Neと吸入空気量Qaとをパラメータとするマップに基づいて、定常時の目標圧縮比を設定する。また、図4には、排気還流通路21を介して排気還流が行われる排気還流領域を併せて示してあるが、定常時の目標圧縮比は、この排気還流を考慮したものとなっている。
図5は、過渡EGR率推定手段42の詳細を示す機能ブロック図である。スロットル流量推定手段51は、スロットル弁10上流側の過給圧PAとスロットル弁10下流側のコレクタ内圧PBとに基づいて、スロットル弁10を通過するスロットルガス流量Qthを出力する。また、EGRガス流量Qegrとエアフロメータ11による新気量Qaとは加算点52において加算することで、吸気通路5の合流点22とスロットル弁10との間の吸気通路容積へ流入する総流量Qttを求める。そして、減算点53において、総流量Qttからスロットルガス流量Qthを差し引いて、差分ガス流量Qgを求める。なお、スロットルガス流量Qthは、吸気通路5の合流点22とスロットル弁10との間の吸気通路容積内から流出するガス量に相当する。吸気ポート内EGR率推定手段54は、上記の差分ガス流量QgとEGRガス流量Qegrとから吸気ポート内EGR率推定値を出力する。
図6は、吸気ポート内EGR率推定手段54の詳細を示しており、この吸気ポート内EGR率推定手段54は、スロットル弁上流側EGR率マップ61と、スロットル弁10から吸気ポート10までのガスの輸送遅れに相当する伝達関数からなる吸気管内モデル62と、を含んでいる。スロットル弁上流側EGR率マップ61は、「総流量Qtt−スロットルガス流量Qth」の差分ガス流量QgとEGRガス流量Qegrとから、合流点22とスロットル弁10との間の吸気通路容積内におけるEGR率つまりスロットル弁10上流側のEGR率を求める。図7は、上記スロットル弁上流側EGR率マップ61の特性を示している。吸気管内モデル62は、簡易的には一次遅れ要素として構成することができ、スロットル弁上流側EGR率マップ61から得たスロットル弁10上流側のEGR率に輸送遅れに相当する遅れを与えて、吸気ポート内EGR率推定値を出力する。
このような構成により、過渡時において、筒内に吸入されるガスのEGR率に相当する吸気ポート内EGR率を精度よく推定することができる。
そして、過渡時には、推定された吸気ポート内EGR率と定常時の目標EGR率との差に応じて、過渡EGR圧縮比修正手段44から必要な圧縮比補正量が出力される。図8は、過渡EGR圧縮比修正手段44が出力する圧縮比補正量の特性を示したものであり、「定常時目標EGR率−吸気ポート内EGR率推定値」の差が負の値であれば圧縮比補正量が正の値として出力され、差が正の値であれば圧縮比補正量が負の値として出力される。つまり、過渡時に推定した吸気ポートでのEGR率が定常時の目標EGR率よりも高いときには、定常時の目標圧縮比を高圧縮比側へ補正し、過渡時に推定した吸気ポートでのEGR率が定常時の目標EGR率よりも低いときには、定常時の目標圧縮比を低圧縮比側へ補正する。
図9は、前述した過渡シーン1(EGR領域外のP1点からEGR領域内のP2点へと運転条件が変化する加速時)におけるEGR率および目標圧縮比の変化を示している。前述したように、破線で示す目標EGR率は、定常時と同じEGR率マップに従って変化するが、筒内のEGR率は、実線で示すように遅れて上昇する。上記実施例の構成では、この実線に沿った特性でもって吸気ポート内EGR率推定値が得られる。そのため、目標圧縮比は、図に実線の「実施例」として示すように、定常時の特性よりも一時的に低圧縮比側に補正される。従って、過渡的なノッキングの発生が抑制される。
図10は、前述した過渡シーン2(EGR領域内のP3点からEGR領域外のP4点へと運転条件が変化する減速時)におけるEGR率および目標圧縮比の変化を示している。前述したように、破線で示す目標EGR率は、定常時と同じEGR率マップに従って変化するが、筒内のEGR率は、実線で示すように遅れて減少する。上記実施例の構成では、この実線に沿った特性でもって吸気ポート内EGR率推定値が得られる。そのため、目標圧縮比は、図に実線の「実施例」として示すように、定常時の特性よりも早期に高い圧縮比となる。従って、一時的な燃費の悪化が抑制される。
以上、この発明の一実施例を説明したが、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施例では、ピストン34の上死点位置を上下に変位させることで圧縮比を変化させる複リンク式可変圧縮比機構が用いられているが、どのような形式の可変圧縮比機構であっても、本発明は同様に適用が可能である。
1…内燃機関
2…可変圧縮比機構
3…コントロールユニット
41…定常圧縮比設定手段
42…過渡EGR率推定手段
43…定常EGR率推定手段
44…過渡EGR圧縮比修正手段44
62…吸気管内モデル(伝達関数)

Claims (6)

  1. 可変圧縮比機構を備えるとともに、排気通路から吸気通路のスロットル弁上流側へ排気還流通路を介して排気の一部を還流する排気還流装置を備えた内燃機関において、
    内燃機関の運転条件に応じて上記可変圧縮比機構の目標圧縮比を設定する目標圧縮比設定手段と、
    内燃機関の過渡時に、排気還流通路との合流点とスロットル弁との間の吸気通路容積内でのEGR率を推定するスロットル弁上流側EGR率推定手段と、
    スロットル弁から吸気ポートまでの吸気通路内での輸送遅れに相当する伝達関数を用いて、上記スロットル弁上流側におけるEGR率から吸気ポートでのEGR率を求める吸気ポート内EGR率推定手段と、
    推定した上記吸気ポートでのEGR率に基づいて、上記目標圧縮比を補正する圧縮比補正手段と、
    を備え
    上記圧縮比補正手段は、推定した上記吸気ポートでのEGR率が定常時の目標EGR率よりも高いときに目標圧縮比を高圧縮比側へ補正する、可変圧縮比内燃機関の制御装置。
  2. 上記排気還流通路を流れるEGRガス流量を検出するEGRガス流量検出手段を備え、
    上記スロットル弁上流側EGR率推定手段は、上記EGRガス流量を用いて、上記吸気通路容積内でのEGR率を推定する、ことを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。
  3. 上記スロットル弁上流側EGR率推定手段は、
    新気流量と上記EGRガス流量とから上記吸気通路容積へ流入する総流量を求めるとともに、この総流量からスロットル弁を通過するガス流量を差し引いた差分ガス流量を求め、この差分ガス流量と上記EGRガス流量とから上記吸気通路容積内でのEGR率を求める、ことを特徴とする請求項1または2に記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。
  4. 上記圧縮比補正手段は、推定した上記吸気ポートでのEGR率が定常時の目標EGR率よりも低いときに目標圧縮比を低圧縮比側へ補正する、ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。
  5. 上記内燃機関はターボ過給機を備えており、上記排気還流装置は、排気通路のタービン下流側から吸気通路のコンプレッサ上流側へ排気を還流する、ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。
  6. 可変圧縮比機構を備えるとともに、排気通路から吸気通路のスロットル弁上流側へ排気還流通路を介して排気の一部を還流する排気還流装置を備えた内燃機関において、
    内燃機関の運転条件に応じて上記可変圧縮比機構の目標圧縮比を設定し、
    内燃機関の過渡時に、排気還流通路との合流点とスロットル弁との間の吸気通路容積内でのEGR率を推定し、
    このスロットル弁上流側のEGR率に、スロットル弁から吸気ポートまでの吸気通路内での輸送遅れに相当する遅れを与えて、吸気ポートでのEGR率を推定し、
    推定した上記吸気ポートでのEGR率に基づいて、当該EGR率が定常時の目標EGR率よりも高いときに上記目標圧縮比を高圧縮比側へ補正する、可変圧縮比内燃機関の制御方法。
JP2014176711A 2014-09-01 2014-09-01 可変圧縮比内燃機関の制御装置および制御方法 Active JP6323263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176711A JP6323263B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 可変圧縮比内燃機関の制御装置および制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176711A JP6323263B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 可変圧縮比内燃機関の制御装置および制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016050537A JP2016050537A (ja) 2016-04-11
JP6323263B2 true JP6323263B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=55658233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176711A Active JP6323263B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 可変圧縮比内燃機関の制御装置および制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6323263B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6583313B2 (ja) 2017-02-28 2019-10-02 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004225605A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Nissan Motor Co Ltd エンジンのegr制御装置
JP4677935B2 (ja) * 2006-03-14 2011-04-27 日産自動車株式会社 NOx排出低減装置
JP4265667B2 (ja) * 2007-02-23 2009-05-20 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気システム
JP5347734B2 (ja) * 2009-06-09 2013-11-20 日産自動車株式会社 内燃機関
JP5907339B2 (ja) * 2011-05-27 2016-04-26 株式会社デンソー 内燃機関の筒内流入egrガス流量推定装置
JP2014034948A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のegr率推定装置およびegr率推定方法
JP6005543B2 (ja) * 2013-02-11 2016-10-12 愛三工業株式会社 過給機付きエンジンの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016050537A (ja) 2016-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4375369B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2005220888A (ja) 過給機付き内燃機関の過給圧推定装置
JP5775509B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5218669B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5092962B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
KR101563831B1 (ko) 내연 기관의 제어 장치
JP6630814B2 (ja) 内燃機関のegr制御装置及びegr制御方法
CN108026840B (zh) 内燃机的控制装置以及内燃机的控制方法
JP5420473B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6691498B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6565109B2 (ja) 内燃機関の制御方法及び制御装置
JP6127906B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6323263B2 (ja) 可変圧縮比内燃機関の制御装置および制御方法
JPWO2018142510A1 (ja) 内燃機関の吸気制御方法及び吸気制御装置
JP6542592B2 (ja) ターボ過給機付きエンジンの制御装置
JP2016050481A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6439875B2 (ja) エンジンの制御装置及びエンジンの制御方法
JP2015206307A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2014231821A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2014240630A (ja) 内燃機関のegr制御装置
JP2019152122A (ja) 内燃機関システム
JP2011241723A (ja) 過給機付き内燃機関のegr装置
JP6483463B2 (ja) 内燃機関の制御装置
WO2011141998A1 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6065850B2 (ja) 過給機付きエンジンの過給診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180326

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6323263

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151