JP6321970B2 - 芝刈機 - Google Patents

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Description

本発明は、芝刈作業を行う複数のブレードを有する作業装置を具備した芝刈機の技術に関する。
従来、芝刈作業を行う複数のブレードを有する作業装置を具備した芝刈機の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、作業装置としてのモーアユニットを具備する芝刈機が記載されている。モーアユニットはブレードを複数有している。この芝刈機は、エンジンからの動力がモーアユニットへと伝達されていることが検出された場合に、アイソクロナス制御で当該エンジンを制御することができる。
このように、動力がモーアユニットへと伝達されている場合には、当該モーアユニットが芝刈作業中であると判断され、アイソクロナス制御でエンジンが制御される。これによって、エンジンにかかる負荷が変動してもエンジン回転数が一定に維持され、ひいては複数のブレードの回転数を一定に維持することができる。
しかしながら特許文献1に記載の芝刈機では、複数のブレードが1本のベルト(ベルト伝動機構)を介して駆動されるため、当該複数のブレードは同一回転数で回転することになり、省エネルギー(省エネ)性に関して改善の余地があった。以下、具体的に説明する。
通常、複数のブレードは左右方向に並べて配置されている。したがって、芝刈機が左右に旋回する際には、地面に対する複数のブレードの速度が互いに異なることになる。具体的には、旋回方向内側に配置されたブレード(以下、単に「内側のブレード」と記す)の速度は、旋回方向外側に配置されたブレード(以下、単に「外側のブレード」と記す)の速度よりも小さく(遅く)なる。この場合には、内側のブレードの回転数を外側のブレードの回転数より小さくしても、地面に対して当該外側のブレードと同等の精度で作業(芝刈作業)を行うことができるため、複数のブレードが同一回転数で回転する従来の技術では、仕事に無駄が有り、省エネ性に改善の余地があった。
特開2013−253510号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、省エネ性を向上させることが可能な芝刈機を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、回転動力によって駆動され、芝刈作業を行う複数のブレードを有する作業装置と、前記複数のブレードにそれぞれ回転動力を伝達すると共に、当該複数のブレードに伝達される回転動力の回転数をそれぞれ任意に変更することが可能な動力装置と、地面に対する前記複数のブレードの速度をそれぞれ検出するブレード速度検出手段と、検出された前記複数のブレードの速度の増減に応じて、前記複数のブレードに伝達される回転動力の回転数をそれぞれ増減させる省エネ制御を行う制御装置と、前記作業装置が連結され、地面を走行可能な走行機体と、を具備し、前記ブレード速度検出手段は、地面に対する前記走行機体の速度及び角速度を検出する機体速度検出手段と、検出された前記走行機体の速度及び角速度に基づいて、地面に対する前記複数のブレードの速度をそれぞれ算出する第一算出手段と、を含むものである。
請求項2においては、前記動力装置は、前記複数のブレードにそれぞれ対応して設けられ、電力を用いて回転動力を発生させる複数の作業用モータを含むものである。
請求項3においては、前記走行機体を支持する左右一対の駆動輪をさらに具備し、前記機体速度検出手段は、地面に対する前記左右一対の駆動輪の速度を検出する駆動輪速度検出手段と、検出された前記左右一対の駆動輪の速度に基づいて、地面に対する前記走行機体の速度及び角速度をそれぞれ算出する第二算出手段と、を含むものである。
請求項4においては、前記制御装置は、前記省エネ制御を行っている際に、前記ブレードに加わる作業負荷が所定の閾値よりも高くなった場合には、当該ブレードに伝達される回転動力の回転数を減少させないものである。
請求項5においては、前記制御装置は、前記ブレードに伝達される回転動力の回転数を、地面に対する前記複数のブレードの速度にかかわらず一定の回転数に制御する非省エネ制御を行うことが可能であるものである。
請求項6においては、前記省エネ制御又は前記非省エネ制御のいずれか一方を選択して前記制御装置に実行させることが可能な選択手段をさらに具備するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、地面に対する複数のブレードの速度の増減に応じて当該ブレードに伝達される回転動力の回転数を増減させることで、過剰な回転動力が当該ブレードへと伝達されるのを防止し、ひいては省エネ性を向上させることができる。特に、各ブレードの速度が異なる場合には、当該ブレードに伝達される回転動力の回転数を個別に増減させることができ、効果的に省エネ性の向上を図ることができる。
また、複数のブレードの速度を、走行機体の速度及び角速度から容易に検出することができる。また、複数のブレードの速度を検出するための検出手段(センサ等)が不要なため、部品点数及びコストの削減を図ることができる。
請求項2においては、過剰な作業用モータの回転を抑制し、消費電力を削減することで、省エネ性を向上させることができる。
請求項3においては、走行機体の速度及び角速度を、左右一対の駆動輪の速度から容易に検出することができる。また、走行機体の速度及び角速度を検出するための検出手段(センサ等)が不要なため、部品点数及びコストの削減を図ることができる。
請求項4においては、省エネ制御を行っている最中であっても、作業負荷が高い(すなわち、ブレードによる積極的な芝刈作業が必要である)場合には、ブレードに伝達される回転動力の回転数の減少を防止することができる。これによって、作業精度の低下を防止することができる。
請求項5においては、複数のブレードの速度にかかわらず、一定の回転数で当該ブレードを回転させながら芝刈作業を行うことができる。
請求項6においては、作業の目的に応じて省エネ制御と非省エネ制御を任意に選択することができる。
本発明の一実施形態に係る芝刈機に作業者が搭乗した様子を示した側面図。 同じく、芝刈機の側面図。 同じく、背面図。 同じく、後方斜視図。 同じく、平面図。 走行機体及び搭乗部を示した側面図。 同じく、背面図。 搭乗部を示した分解斜視図。 同じく、平面図。 芝刈機の制御に関する構成を示した模式図。 芝刈機の諸元を示した平面概略図。 省エネ制御の内容を示したフローチャート。 回転数マップを示した図。 消費電力閾値マップを示した図。 芝刈機による芝刈作業の様子を示した平面模式図。 芝刈機が旋回する際のブレードの速度の違いを示した平面概略図。 回転数マップの他の例を示した図。
以下では、図中に示した矢印Uの方向を上方向、矢印Dの方向を下方向、矢印Lの方向を左方向、矢印Rの方向を右方向、矢印Fの方向を前方向、矢印Bの方向を後方向とそれぞれ定義して、説明を行う。
以下では、図1から図5までを用いて、本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る芝刈機1の全体的な構成について説明する。
芝刈機1は、作業者が搭乗して走行すると共に、地面に対して所定の作業(芝刈作業)を行うことが可能なものである。芝刈機1は、主として走行機体10、原動部20、駆動輪30L及び駆動輪30R、搭乗部40、従動輪60L及び従動輪60R、ハンドル70並びにモーアユニット90を具備する。
走行機体10は、左右一対の駆動輪30L及び駆動輪30Rによって支持される。走行機体10には、左右一対の駆動輪30L及び駆動輪30Rを駆動するための原動部20が設けられる。走行機体10の後部には作業者が搭乗する搭乗部40が連結される。搭乗部40の左右両端部には、従動輪60L及び従動輪60Rがそれぞれ設けられる。走行機体10の上部にはハンドル70が連結され、上方に向かって延びるように設けられる。走行機体10の前部には、草刈り(特に、芝刈り)用の作業装置であるモーアユニット90が連結される。
このように構成された芝刈機1において、作業者は搭乗部40に乗ってハンドル70を手で掴むことで、芝刈機1に安定して搭乗することができる。また作業者は、所定の操作を行うことで、左右一対の駆動輪30L及び駆動輪30Rをそれぞれ独立して駆動させ、芝刈機1を任意に走行させることができる。すなわち作業者は、芝刈機1を左右へ任意に操舵しながら前進又は後進させ、またその場で旋回させることができる。また作業者は、所定の操作を行うことで、モーアユニット90を駆動させ、芝刈作業を行うことができる。
以下では、芝刈機1の各部の構成について説明する。
図1から図7までに示す走行機体10は、主として機体フレーム11及び機体カバー12を具備する。
図4から図7までに示す機体フレーム11は、走行機体10の主たる構造体となるものである。機体フレーム11は、適宜折り曲げられた複数の円筒状の部材や、板状の部材を組み合わせて形成される。機体フレーム11によって囲まれた空間が、後述する原動部20の構成部材を収容するための収容空間Sとなる。
図1及び図2に示す機体カバー12は、機体フレーム11の収容空間Sを覆うように当該機体フレーム11に固定される。当該機体カバー12によって、機体フレーム11や当該機体フレーム11に設けられる機器(後述する原動部20)を覆い隠すことができる。
図4から図7までに示す原動部20は、駆動輪30L及び駆動輪30Rを駆動するための動力を発生させると共に当該動力を駆動輪30L及び駆動輪30Rへと伝達するためのものである。原動部20は、主としてバッテリ21、左側モータ22L及び右側モータ22R、左側動力伝達機構23L及び右側動力伝達機構23R並びにコントローラボックス24を具備する。
バッテリ21は、芝刈機1を運転させるための電力が蓄えられるものである。バッテリ21は、収容空間Sの下部において、当該収容空間Sの前端部から後端部までに亘るように配置される。
左側モータ22L及び右側モータ22Rは、左右一対の駆動輪30L及び駆動輪30Rをそれぞれ独立して駆動させるための動力源である。左側モータ22L及び右側モータ22Rは、供給される電力を用いて回転動力を発生させることができる。左側モータ22L及び右側モータ22Rは、収容空間S内に左右に並べて配置される。左側モータ22L及び右側モータ22Rは、バッテリ21のすぐ上方で、かつ収容空間Sの前後略中央部に配置される。
左側動力伝達機構23L及び右側動力伝達機構23Rは、左側モータ22L及び右側モータ22Rからの動力を適宜減速させた後に、左右一対の駆動輪30L及び駆動輪30Rにそれぞれ伝達するためのものである。左側動力伝達機構23Lは左側モータ22Lに連結され、機体フレーム11の左側面に固定される。右側動力伝達機構23Rは右側モータ22Rに連結され、機体フレーム11の右側面に固定される。左側動力伝達機構23Lの車軸(出力軸)は駆動輪30Lに、右側動力伝達機構23Rの車軸は駆動輪30Rに、それぞれ連結される。左側動力伝達機構23Lの車軸と右側動力伝達機構23Rの車軸は同一軸線上に配置されているため、左右一対の駆動輪30L及び駆動輪30Rが同一軸線上に配置されることになる。
コントローラボックス24は、芝刈機1の運転を制御するための機器(具体的には、後述する制御部24a、左側インバータ24b、右側インバータ24c、左側作業用インバータ24d及び右側作業用インバータ24e等)を収容するものである。コントローラボックス24は、収容空間Sの上部において、左側モータ22L及び右側モータ22Rの前方から上方を介して後方に亘るように配置される。
なお、コントローラボックス24に収容された制御部24a等については後述する。
駆動輪30L及び駆動輪30Rは、走行機体10を支持すると共に、回転することで当該走行機体10を走行させるためのものである。駆動輪30L及び駆動輪30Rは、原動部20(左側動力伝達機構23L及び右側動力伝達機構23R)を介して走行機体10を支持する。
図6から図9までに示す搭乗部40は、走行機体10の後方に配置されると共に当該走行機体10に連結され、作業者が搭乗可能なものである。搭乗部40は、主として第一部材41及び第二部材43を具備する。
第一部材41は、板状の部材である。第一部材41は、主として中央部41a、左側部41b及び右側部41cを具備する。
中央部41aは、平面視矩形状に形成された部分である。左側部41b及び右側部41cは、第一部材41の左端部及び右端部をそれぞれ盛り上がるように折り曲げて形成された部分である。中央部41aの底面は、機体フレーム11の後端部に連結される。
第二部材43は、板状の部材である。第二部材43は、平面視において、第一部材41の中央部41aよりも一回り小さい矩形状に形成される。第二部材43の左右中央部には、仕切り部43aが形成される。仕切り部43aは、第二部材43の左右中央部を前後に亘って盛り上げるように形成された部分である。仕切り部43aの前端部には、当該仕切り部43aの内部と外部とを連通する開口部43bが形成される。仕切り部43aによって、第二部材43の上面が左右に仕切られることになる。
このように仕切られた第二部材43の上面のうち左側の面を、作業者の左足を載せるための左側足載せ面44Lとする。また同様に、第二部材43の上面のうち右側の面を、作業者の右足を載せるための右側足載せ面44Rとする。第二部材43に仕切り部43aを形成することで、作業者の左足を載せる部分及び右足を載せる部分を明確に区別することができる。第二部材43は、第一部材41の中央部41aの上部に配置される。
また、第一部材41と第二部材43との間には、複数の荷重センサ(左前部荷重センサ50a、左後部荷重センサ50b、右前部荷重センサ50c及び右後部荷重センサ50d)が配置される。具体的には、第一部材41の上面に配置された当該複数の荷重センサの上に第二部材43が載置される。当該複数の荷重センサは、第二部材43に加わる荷重(具体的には、第二部材43に搭乗した作業者による荷重)を検出することができる。
左前部荷重センサ50aは、平面視において第二部材43の左側足載せ面44Lの前端部近傍に配置される。
左後部荷重センサ50bは、平面視において左前部荷重センサ50aの後方、かつ第二部材43の左側足載せ面44Lの後端部近傍に配置される。
右前部荷重センサ50cは、平面視において第二部材43の右側足載せ面44Rの前端部近傍(仕切り部43aを挟んで左前部荷重センサ50aと対称な位置)に配置される。
右後部荷重センサ50dは、平面視において第二部材43の右側足載せ面44Rの後端部近傍(仕切り部43aを挟んで左後部荷重センサ50bと対称な位置)に配置される。
このように、左前部荷重センサ50a及び右前部荷重センサ50cと、左後部荷重センサ50b及び右後部荷重センサ50dとは、前後方向に位置をずらして配置される。また、左前部荷重センサ50a及び左後部荷重センサ50bと、右前部荷重センサ50c及び右後部荷重センサ50dとは、左右方向に位置をずらして配置される。
左前部荷重センサ50a、左後部荷重センサ50b、右前部荷重センサ50c及び右後部荷重センサ50dに接続された配線51は、左右中央へと集められ、第二部材43の仕切り部43a内の空間を通って前方へと案内される。当該配線51は、開口部43bを介して仕切り部43aの外部へと案内され、後述する制御部24aに接続される。
従動輪60L及び従動輪60Rは、搭乗部を支持するものである。従動輪60L及び従動輪60Rは、それぞれ第一部材41の左側部41b及び右側部41cの下部に設けられる。従動輪60L及び従動輪60Rは非駆動輪であり、芝刈機1の移動に応じて自在に向きを変えながら回転することが可能である。
図2から図7までに示すハンドル70は、走行機体10に対して左右に揺動可能に連結されるものである。ハンドル70は、主として支点軸71、ハンドル本体部72、把持部73、作業スイッチ74及び制御切替スイッチ75を具備する。
図6及び図7に示す支点軸71は、ハンドル70の揺動支点となるものである。支点軸71は、その長手方向を前後方向に向けた状態で、機体フレーム11の上端部に回動可能に支持される。
図2から図4までに示すハンドル本体部72は、ハンドル70の主たる構造体となるものである。ハンドル本体部72は、走行機体10の後上部から上方に向かって延びるように設けられる。ハンドル本体部72の下端部は、支点軸71の後端部に固定される。これによって、ハンドル本体部72が走行機体10に対して左右に揺動可能に連結される。
図2から図4までに示す把持部73は、搭乗部40に搭乗した作業者が手で握ることが可能な部分である。把持部73は、ハンドル本体部72の上端部から左右に向かって延びるように形成される。把持部73の高さ(すなわち、ハンドル本体部72の上端部の高さ)は、搭乗部40に搭乗した作業者が手で握り易い高さ(例えば、作業者の胸と同等の高さ(図1参照))になるように予め設定される。
作業スイッチ74は、後述するモーアユニット90の運転の入り切りを切り替えるための操作具である。作業スイッチ74は、ハンドル本体部72の上下中途部に設けられる。
制御切替スイッチ75は、本発明に係る選択手段の実施の一形態であり、後述する制御部24aにより行われる制御を切り替えるための操作具である。制御切替スイッチ75は、ハンドル本体部72の上下中途部に設けられる。
このように構成されたハンドル70において、作業者は、把持部73を握って、支点軸71を揺動支点としてハンドル本体部72(ハンドル70)を左右に揺動操作することができる。
また、図6に示すように、支点軸71の前端部には回転角センサ80が連結される。回転角センサ80は、ポテンショメータによって構成される。回転角センサ80は、機体フレーム11の上端部に固定されると共に、支点軸71の前端部に連結される。これによって、回転角センサ80は支点軸71の回転角度を検出することができ、ひいてはハンドル70の揺動操作量を検出することができる。
図4から図6までに示すモーアユニット90は、本発明に係る作業装置の実施の一形態であり、芝刈作業を行うためのものである。モーアユニット90は、主としてモーアデッキ95、ブレード91、ブレードモータ92、ゲージ輪93及び昇降リンク94を具備する。
モーアデッキ95は、モーアユニット90の主たる構造体となるものである。モーアデッキ95は、底面が開放された略箱状に形成される。モーアデッキ95の右端部には、当該モーアデッキ95の内部と外部とを連通する排出口95a(図5参照)が形成される。当該排出口95aは、案内部材95bによって上方から覆われる。
ブレード91は、回転動力によって駆動され、芝を刈り取る(芝刈作業を行う)ものである。ブレード91は、モーアデッキ95内に略左右方向に2つ並べて配置される。以下では、左側に配置されるブレード91を左側ブレード91L、右側に配置されるブレード91を右側ブレード91Rと記す。
ブレードモータ92は、本発明に係る動力装置及び作業用モータの実施の一形態であり、電力を用いてブレード91を回転させるための回転動力を発生させるものである。ブレードモータ92は、2つのブレード91にそれぞれ対応して設けられる。ブレードモータ92はモーアデッキ95の上部に設けられる。ブレードモータ92の出力軸は下方(モーアデッキ95内)に向かって延びるように設けられ、ブレード91にそれぞれ連結される。2つのブレードモータ92の回転数は、それぞれ任意に変更することができる。以下では、左側ブレード91Lに対応して設けられるブレードモータ92を左側ブレードモータ92L、右側ブレード91Rに対応して設けられるブレードモータ92を右側ブレードモータ92Rと記す。
ゲージ輪93は、モーアデッキ95を支持するものである。ゲージ輪93は、モーアデッキ95の前端部に設けられる。ゲージ輪93は非駆動輪であり、芝刈機1の移動に応じて自在に向きを変えながら回転することが可能である。
昇降リンク94は、モーアデッキ95を走行機体10に対して昇降可能に連結するためのものである。昇降リンク94の一端(前端)は、モーアデッキ95の後端部に連結される。昇降リンク94の他端(後端)は、走行機体10の機体フレーム11の前端部に連結される。昇降リンク94は、電動シリンダ94aを具備する。電動シリンダ94aを伸縮させることで、走行機体10に対してモーアデッキ95を昇降させることができる。
以下では、図10を用いて、芝刈機1の運転を制御するための構成について説明する。
制御部24aは、本発明に係る制御装置、第一算出手段及び第二算出手段の実施の一形態であり、接続された各機器の動作を制御するものである。制御部24aは、記憶部、演算処理部等により構成される。制御部24aには、各機器を制御するためのプログラムや種々のデータが記憶される。
制御部24aは左前部荷重センサ50a、左後部荷重センサ50b、右前部荷重センサ50c及び右後部荷重センサ50dに接続され、これらの荷重センサによる荷重の検出結果を受信することができる。
制御部24aは回転角センサ80に接続され、当該回転角センサ80によるハンドル70の揺動操作量の検出結果を受信することができる。
制御部24aは作業スイッチ74に接続され、当該作業スイッチ74の操作に関する信号を受信することができる。
制御部24aは制御切替スイッチ75に接続され、当該制御切替スイッチ75の操作に関する信号を受信することができる。
制御部24aは左側インバータ24bに接続され、当該左側インバータ24bの運転を制御することができる。制御部24aは、左側インバータ24bを介してバッテリ21からの電力を左側モータ22Lへと任意に供給することで、駆動輪30Lの回転速度を任意に制御することができる。
制御部24aは右側インバータ24cに接続され、当該右側インバータ24cの運転を制御することができる。制御部24aは、右側インバータ24cを介してバッテリ21からの電力を右側モータ22Rへと任意に供給することで、駆動輪30Rの回転速度を任意に制御することができる。
制御部24aは左側作業用インバータ24dに接続され、当該左側作業用インバータ24dの運転を制御することができる。制御部24aは、左側作業用インバータ24dを介してバッテリ21からの電力を左側ブレードモータ92Lへと任意に供給することで、左側ブレード91Lの回転速度を任意に制御し、芝刈作業を行うことができる。また制御部24aは、左側作業用インバータ24dを介して、左側ブレードモータ92Lで消費されている電力(消費電力)を検出することができる。
制御部24aは右側作業用インバータ24eに接続され、当該右側作業用インバータ24eの運転を制御することができる。制御部24aは、右側作業用インバータ24eを介してバッテリ21からの電力を右側ブレードモータ92Rへと任意に供給することで、右側ブレード91Rの回転速度を任意に制御し、芝刈作業を行うことができる。また制御部24aは、右側作業用インバータ24eを介して、右側ブレードモータ92Rの消費電力を検出することができる。
また制御部24aは、昇降リンク94の電動シリンダ94aに接続され、当該電動シリンダ94aの長さを変更することができる。ハンドル70に設けられるモーア高さ調節スイッチ(不図示)が操作されると、制御部24aは当該モーア高さ調節スイッチの操作量に応じて電動シリンダ94aの長さを変更し、ひいてはモーアデッキ95の高さを変更することができる。
以下では、上述の如く構成された芝刈機1を作業者が運転する際に、制御部24aによって行われる制御について説明する。
まず、芝刈機1を走行(前進又は後進)させる際に、制御部24aによって行われる制御について説明する。
芝刈機1を運転する場合、作業者は搭乗部40に搭乗し、ハンドル70の把持部73を手で握る(図1参照)。この際、作業者の左足は左側足載せ面44Lに、右足は右側足載せ面44Rにそれぞれ載置される(図9参照)。
作業者が体重を前後に移動させる(具体的には、爪先又は踵に体重をかける)と、制御部24aは当該作業者の前後への体重移動に基づいて、芝刈機1を前進又は後進させる。以下、具体的に説明する。
制御部24aは、複数の荷重センサ(左前部荷重センサ50a、左後部荷重センサ50b、右前部荷重センサ50c及び右後部荷重センサ50d)によって常時検出される荷重に基づいて、作業者の前後への体重移動を算出する。具体的には、制御部24aは、左前部荷重センサ50a及び右前部荷重センサ50cによって検出される荷重の合計値と、左後部荷重センサ50b及び右後部荷重センサ50dによって検出される荷重の合計値とのバランスの変化から、作業者の体重移動を算出する。
なお、体重移動の算出の基準となる前記複数の荷重センサの検出値(前進も後進もしない時の検出値)は任意の方法で設定することができる。例えば、予め制御部24aに記憶させておくことや、作業者が搭乗部40に搭乗した際の前記複数の荷重センサの検出値を制御部24aに記憶させる構成とすることが可能である。
制御部24aは、作業者の体重移動が発生したと判断した場合には左側モータ22L及び右側モータ22Rに電力を供給し、駆動輪30L及び駆動輪30Rを駆動させる。具体的には、前方への体重移動が発生した場合には、制御部24aは駆動輪30L及び駆動輪30Rを前転させ、芝刈機1を前進させる。また、後方への体重移動が発生した場合には、制御部24aは駆動輪30L及び駆動輪30Rを後転させ、芝刈機1を後進させる。また制御部24aは、作業者の体重移動量が大きいほど駆動輪30L及び駆動輪30Rの回転速度を増加させ、芝刈機1を高速で前進又は後進させる。
また、作業者がハンドル70を左右に揺動させると、制御部24aは当該ハンドル70の揺動操作量に基づいて、芝刈機1を左又は右に旋回させる。以下、具体的に説明する。
制御部24aは、回転角センサ80によって常時検出されるハンドル70の揺動操作量に基づいて、左側モータ22L及び右側モータ22Rに電力を供給し、駆動輪30L及び駆動輪30Rを駆動させる。具体的には、制御部24aは、ハンドル70が左へと揺動操作されると、駆動輪30Lを後転させると共に駆動輪30Rを前転させ、芝刈機1をその場で左方向へと旋回させる。また制御部24aは、ハンドル70が右へと揺動操作されると、駆動輪30Lを前転させると共に駆動輪30Rを後転させ、芝刈機1をその場で右方向へと旋回させる。
さらに制御部24aは、作業者の体重移動とハンドル70の揺動操作が同時に行われると、芝刈機1を前進又は後進させながら左右へと旋回(すなわち、左折又は右折)させることができる。このように、作業者は体重移動とハンドル70の揺動操作を行うことで、直感的に芝刈機1を運転することができる。
次に、芝刈機1のモーアユニット90を用いて芝刈作業を行う際に、制御部24aによって行われる制御について説明する。
作業者が作業スイッチ74を操作(ON操作)すると、制御部24aはブレードモータ92に電力を供給し、ブレード91を回転させる。この状態で芝刈機1を走行させることで、芝刈作業を行うことができる。さらに作業者が作業スイッチ74を操作(OFF操作)すると、制御部24aはブレードモータ92への電力の供給を停止し、ブレード91の回転を停止させる。
また、制御部24aは、ブレード91の回転数の制御方法として、非省エネ制御又は省エネ制御のいずれか一方を選択して実行することができる。
非省エネ制御とは、2つのブレード91の回転数を一定の回転数に制御するものである。具体的には、非省エネ制御が選択された場合、制御部24aは2つのブレード91(左側ブレード91L及び右側ブレード91R)を常時最高回転数で回転させる。非省エネ制御においてはブレード91の回転数が変化(特に、減少)することがないため、当該ブレード91の回転によって発生する風を利用して、刈り取られた芝や枯れ葉等を吹き飛ばして排出口95aから排出する作業を行う場合には、後述する省エネ制御よりも非省エネ制御の方が適している。
なお、非省エネ制御におけるブレード91の回転数は、最高回転数に限るものではなく、任意の値に予め設定することもできる。
省エネ制御とは、地面に対する2つのブレード91の速度の増減に応じて、当該2つのブレード91の回転数をそれぞれ増減させるものである。具体的には、制御部24aには、地面に対するブレード91の速度と、当該速度に適したブレード91(ブレードモータ92)の回転数と、の関係を示す回転数マップ(図13参照、詳細については後述する)が予め記憶されている。前記回転数マップは、地面に対するブレード91の速度が減少するほど当該ブレード91の回転数も減少するように設定されている。制御部24aは、省エネ制御が選択された場合、前記回転数マップに基づいて、地面に対する2つのブレード91の速度の増減に応じて、当該2つのブレード91の回転数をそれぞれ増減させる。
制御部24aは、このような省エネ制御を行うことによって、地面に対するブレード91の速度が減少した場合には当該ブレード91の回転数を減少させ、当該ブレード91を回転させるために消費される電力を削減することができる。
なお、省エネ制御の詳細な内容については後述する。
制御部24aは、作業者によって制御切替スイッチ75が操作されるたびに、上述の非省エネ制御と省エネ制御を切り替える。すなわち、作業者は制御切替スイッチ75を操作するだけで、非省エネ制御又は省エネ制御を任意に選択して実行することができる。
以下では、制御部24aが行う省エネ制御の詳細について説明する。制御部24aは、作業者によって省エネ制御が選択された場合、図12に示す処理を順に行う。
ここで、後述する図12のステップS101及びステップS102の処理を行う際には、芝刈機1の各種諸元(寸法)が用いられる。具体的には、図11に示すように、左右の駆動輪(駆動輪30L及び駆動輪30R)の中心間の距離(トレッド)XD、左右の駆動輪の中間点Gから左側ブレード91Lの中心までの左右方向の距離XL、中間点Gから右側ブレード91Rの中心までの左右方向の距離XR、中間点Gから左側ブレード91Lの中心までの前後方向の距離YL、並びに中間点Gから右側ブレード91Rの中心までの前後方向の距離YRが用いられる。
上記距離XD、距離XL及び距離XRは一定の値(芝刈機1の構成によって定まる値)であり、予め制御部24aに記憶される。
上記距離YL及び距離YRは、昇降リンク94によって昇降されるモーアデッキ95の高さ(すなわち、電動シリンダ94aの長さ)に応じて変化する。そこで制御部24aには、電動シリンダ94aの長さと距離YL及び距離YRとの関係を示すマップが予め記憶される。制御部24aは、電動シリンダ94aの長さ及び当該マップに基づいて、距離YL及び距離YRを算出することができる。
なお、図12に示したフローチャートにおいては、左側ブレード91L(左側ブレードモータ92L)と右側ブレード91R(右側ブレードモータ92R)について、同様の制御を行う。よって以下では、主に左側ブレード91L(左側ブレードモータ92L)に着目して説明を行い、必要に応じて右側ブレード91R(右側ブレードモータ92R)についての説明を付け加える。
図12のステップS101において、制御部24aは、地面に対する走行機体10の(より詳細には、中間点Gにおける)速度V及び角速度ωを検出する。具体的には、まず制御部24aは、以下の数1及び数2を用いて、地面に対する駆動輪30Lの速度VL及び地面に対する駆動輪30Rの速度VRを算出(検出)する。
Figure 0006321970
Figure 0006321970
ここで、上記数1及び数2におけるV0Lは左側モータ22Lの単位時間あたりの回転数、V0Rは右側モータ22Rの単位時間あたりの回転数、Nは左側動力伝達機構23L及び右側動力伝達機構23Rの減速比、Dは駆動輪30L及び駆動輪30Rの直径をそれぞれ意味している。
このように、左側モータ22L及び右側モータ22R、並びに制御部24aによって、駆動輪30Lの速度VL及び駆動輪30Rの速度VRを検出する手段(本発明に係る駆動輪速度検出手段)が構成されている。
次に制御部24aは、以下の数3を用いて走行機体10の速度Vを算出(検出)する。
Figure 0006321970
また制御部24aは、以下の数4を用いて走行機体10の角速度ωを算出する。
Figure 0006321970
このように、前記駆動輪速度検出手段及び制御部24aによって、走行機体10の速度V及び角速度ωを検出する手段(本発明に係る機体速度検出手段)が構成されている。
制御部24aは、ステップS101の処理を行った後、ステップS102に移行する。
ステップS102において、制御部24aは、地面に対する左側ブレード91Lの(より詳細には、左側ブレード91Lの中心の)速度VBLを検出する。具体的には、まず制御部24aは、以下の数5を用いて、平面視(図11参照)における中間点Gから左側ブレード91Lの中心までの距離RLを算出する。
Figure 0006321970
次に制御部24aは、以下の数6を用いて、地面に対する左側ブレード91Lの速度VBLを算出(検出)する。
Figure 0006321970
なお、制御部24aは、右側ブレード91Rの(より詳細には、右側ブレード91Rの中心の)速度VBRを検出する場合には、まず以下の数7を用いて、平面視(図11参照)における中間点Gから右側ブレード91Rの中心までの距離RRを算出する。
Figure 0006321970
次に制御部24aは、以下の数8を用いて、地面に対する右側ブレード91Rの速度VBRを算出(検出)する。
Figure 0006321970
このように、前記機体速度検出手段及び制御部24aによって、左側ブレード91Lの速度VBL及び右側ブレード91Rの速度VBRを検出する手段(本発明に係るブレード速度検出手段)が構成されている。
制御部24aは、ステップS102の処理を行った後、ステップS103に移行する。
ステップS103において、制御部24aは、左側ブレード91Lの回転数の目標値、すなわち左側ブレードモータ92Lの回転数の目標値(目標回転数)VMLを決定する。具体的には、制御部24aは、予め記憶されている回転数マップ(図13参照)、並びにステップS102において検出された地面に対する左側ブレード91Lの速度VBLに基づいて、左側ブレードモータ92Lの目標回転数VMLを決定する。
ここで、図13を用いて前記回転数マップについて説明する。
回転数マップには、ブレード91の速度(左側ブレード91Lの速度VBL及び右側ブレード91Rの速度VBR)と、当該速度で移動するブレード91が芝刈作業を行うのに適したブレードモータ92の目標回転数(左側ブレードモータ92Lの目標回転数VML及び右側ブレードモータ92Rの目標回転数VMR)と、の関係が示されている。当該回転数マップは、実験や数値解析等に基づいて予め設定される。
なお、当該回転数マップにおいては、速度VBLと目標回転数VMLとの関係と、速度VBRと目標回転数VMRとの関係は同一となるように設定されている。よって以下では、速度VBLと目標回転数VMLとの関係に着目して当該回転数マップの説明を行う。
当該回転数マップにおいては、左側ブレード91Lの速度VBLが0の場合、左側ブレードモータ92Lの目標回転数VMLはVM0となるように設定されている。
また当該回転数マップにおいては、左側ブレード91Lの速度VBLが0より大きくVB1以下の範囲内(0<VBL≦VB1)である場合、左側ブレードモータ92Lの目標回転数VMLはVM1(VM0より大きい値)となるように設定されている。この目標回転数VMLの値VM1は、ブレード91による芝刈作業を行うために最低限必要な回転数に設定される。
ここで、左側ブレード91Lの速度VBLが増加すればするほど、当該左側ブレード91Lが単位時間あたりに芝刈作業を行う面積は増加する。したがって、適切に芝刈作業を行うためには、速度VBLの増加に伴って左側ブレード91Lの回転数を増加させる必要がある。
一方、速度VBLが減少すればするほど、左側ブレード91Lが単位時間あたりに芝刈作業を行う面積は減少する。この場合には、速度VBLが速い時に比べて左側ブレード91Lの回転数を下げても芝刈作業の精度が低下することはない。したがって、速度VBLの減少に伴って左側ブレード91Lの回転数を減少させることで、省エネ性の向上(左側ブレードモータ92Lで消費される電力の削減)を図ることができる。
そこで、前記回転数マップにおいては、左側ブレード91Lの速度VBLがVB1より大きくVB2以下の範囲内(VB1<VBL≦VB2)である場合、左側ブレードモータ92Lの目標回転数VMLは左側ブレード91Lの速度VBLの増減に伴って増減するように設定されている。これによって、適切に芝刈作業を行いながら、省エネ性の向上を図ることができる。
また前記回転数マップにおいては、左側ブレード91Lの速度VBLがVB2より大きい範囲内(VB2<VBL)である場合、左側ブレードモータ92Lの目標回転数VMLはVM2(VM1より大きい値)となるように設定されている。この目標回転数VMLの値VM2は、左側ブレード91Lの速度VBLがいかなる値であっても、精度良く刈取作業を行うことができる程度に十分高い回転数に設定される。
このように、VBLが小さい範囲(0<VBL≦VB1)では、目標回転数VMLを最低限の値VM1に一定に保持することで、芝刈作業を行うために最低限必要な左側ブレード91Lの回転数を確保している。また、VBLが大きい範囲(VB2<VBL)では、目標回転数VMLを最大限の値VM2に一定に保持することで、必要以上に左側ブレード91Lの回転数が増加するのを防止している。
制御部24aは、上述の如く設定された回転数マップ、並びに検出された左側ブレード91Lの速度VBLに基づいて、左側ブレードモータ92Lの目標回転数VMLをそれぞれ決定する。
なお、制御部24aは、右側ブレード91Rの回転数の目標値、すなわち右側ブレードモータ92Rの目標回転数VMRを決定する場合には、予め記憶されている回転数マップ(図13参照)、並びにステップS102において検出された地面に対する右側ブレード91Rの速度VBRに基づいて、当該目標回転数VMRを決定する。
制御部24aは、ステップS103の処理を行った後、ステップS104に移行する。
ステップS104において、制御部24aは、ステップS103において決定された左側ブレードモータ92Lの目標回転数VMLが、現在の左側ブレードモータ92Lの実回転数VMLaよりも小さいか否かを判定する。
制御部24aは、左側ブレードモータ92Lの目標回転数VMLが、現在の左側ブレードモータ92Lの実回転数VMLaよりも小さいと判定した場合、ステップS105に移行する。
制御部24aは、左側ブレードモータ92Lの目標回転数VMLが、現在の左側ブレードモータ92Lの実回転数VMLa以上であると判定した場合、ステップS106に移行する。
なお、制御部24aは、ステップS104において、右側ブレードモータ92Rの目標回転数VMRが、現在の右側ブレードモータ92Rの実回転数VMRaよりも小さいか否かについての判定も行う。
ステップS105において、制御部24aは、左側ブレードモータ92Lの消費電力PLが、所定の閾値PLSよりも大きいか否かを判定する。具体的には、制御部24aは、予め記憶されている消費電力閾値マップ(図14参照)、現在の左側ブレードモータ92Lの実回転数VMLa、及び検出された左側ブレードモータ92Lの消費電力PLに基づいて、左側ブレードモータ92Lの消費電力PLが、所定の閾値PLSよりも大きいか否かを判定する。
なお、ブレードモータ92の消費電力は、当該ブレードモータ92に連結されたブレード91に加わる作業負荷に比例して増減する。したがって、制御部24aがブレードモータ92の消費電力を検出するということは、ブレード91に加わる作業負荷を検出することを意味する。
ここで、図14を用いて前記消費電力閾値マップについて説明する。
消費電力閾値マップには、左側ブレードモータ92Lの消費電力PLについての閾値PLS、及び右側ブレードモータ92Rの消費電力PRについての閾値PRSが設定されている。当該閾値PLS及び閾値PRSは、ブレードモータ92を無負荷の状態(芝刈作業を行わず、ブレード91を空転させている状態)で回転させる際の消費電力(図14中の破線で示した電力)よりも所定の割合(又は、所定の値)だけ大きい値になるように設定される。したがって、例えば左側ブレードモータ92Lの消費電力PLが閾値PLSよりも大きい場合(図14の領域Tに含まれる場合)には、左側ブレード91Lが芝刈作業中であり、左側ブレードモータ92Lに高い負荷がかかっていると判断することができる。
なお、本実施形態においては、閾値PLSと閾値PRSは同じ値であるものとするが、それぞれ別個の値に設定することも可能である。
制御部24aは、上述の如く設定された消費電力閾値マップを用いて、左側ブレードモータ92Lの消費電力PLが、現在の左側ブレードモータ92Lの実回転数VMLaについての閾値PLSよりも大きいか(消費電力PLが、図14の領域Tに含まれるか)否かを判定する。
制御部24aは、消費電力PLが閾値PLSよりも大きいと判定した場合、再度ステップS101に移行する。
制御部24aは、消費電力PLが閾値PLS以下であると判定した場合、ステップS106に移行する。
なお、制御部24aは、ステップS105において、右側ブレードモータ92Rの消費電力PRが、現在の右側ブレードモータ92Rの実回転数VMRaについての閾値PRSよりも大きいか否かについての判定も行う。
図12に示すステップS106において、制御部24aは、左側ブレードモータ92Lが、ステップS103で決定された目標回転数VMLで回転するように、当該左側ブレードモータ92Lの動作を制御する。
同様に、制御部24aは、右側ブレードモータ92Rが目標回転数VMRで回転するように、当該右側ブレードモータ92Rの動作を制御する。
制御部24aは、当該ステップS106の処理を行った後、再度ステップS101に移行する。
制御部24aは、上述のような省エネ制御(図12参照)を行うことで、省エネ性の向上を図ることができる。すなわち、制御部24aは、左側ブレード91Lの速度VBL及び右側ブレード91Rの速度VBRの増減に応じて、左側ブレードモータ92Lの実回転数VMLa及び右側ブレードモータ92Rの実回転数VMRaをそれぞれ増減させ、省エネを図ることができる。
例えば、図15に示すように、芝刈機1が芝刈作業の対称となる領域Lの一端から他端までを往復しながら芝刈作業を行っている際に、当該芝刈機1(走行機体10)の速度Vが減少(減速)した場合(図15における破線矢印Aの部分)には、左側ブレード91Lの速度VBL及び右側ブレード91Rの速度VBRが減少する。この場合、制御部24aは左側ブレードモータ92Lの実回転数VMLa及び右側ブレードモータ92Rの実回転数VMRaをそれぞれ減少させ、省エネを図る。
また、芝刈機1が旋回する場合(図15における破線矢印Bの部分)にも、芝刈機1は通常減速するため、左側ブレード91Lの速度VBL及び右側ブレード91Rの速度VBRは減少する。この場合にも、制御部24aは左側ブレードモータ92Lの実回転数VMLa及び右側ブレードモータ92Rの実回転数VMRaをそれぞれ減少させ、省エネを図る。
さらに、芝刈機1が旋回する場合には、旋回半径の差によって、内側に位置するブレード91の速度は、外側に位置するブレード91の速度よりも小さくなる。例えば、図16に示すように芝刈機1が右方向に旋回する場合、芝刈機1(走行機体10)の旋回中心Cから右側ブレード91Rの中心までの距離(旋回半径)R1は、旋回中心Cから左側ブレード91Lの中心までの距離(旋回半径)R2よりも小さくなる。このため、右側ブレード91Rの速度VBRは左側ブレード91Lの速度VBLよりも小さくなる。
制御部24aは、左側ブレード91Lの速度VBL及び右側ブレード91Rの速度VBRのそれぞれの値に基づいて、左側ブレードモータ92Lの実回転数VMLa及び右側ブレードモータ92Rの実回転数VMRaをそれぞれ個別に減少させる。このため、内側のブレードモータ92(図16においては、右側ブレードモータ92R)の実回転数を、外側のブレードモータ92(図16においては、左側ブレードモータ92L)の実回転数よりも小さくすることができる。このように、それぞれのブレード91の速度に応じてブレードモータ92の実回転数を個別に制御することで、より効果的に省エネを図ることができる。
このように、制御部24aによって省エネ制御を行うことで、ブレードモータ92で消費される電力を削減することができる。これに伴って、当該芝刈機1の稼動時間の延長、並びにバッテリ21の搭載量の削減に伴う軽量化及びコスト削減を図ることができる。特に、芝刈作業を行う芝刈機1は往復しながら作業を行うことが多いため、周囲確認のための減速や旋回を行う機会が多く、省エネ制御による大きな省エネ効果が期待できる。また、省エネ制御におけるブレードモータ92の回転数の減少に伴って、騒音を低減することもできる。
また制御部24aは、ブレード91の速度が減少した場合であっても、ブレードモータ92の消費電力が所定の閾値よりも大きい場合には、当該ブレード91には高い負荷がかかっている(芝刈作業を行っている最中である)と判断し、当該ブレードモータ92の回転数を減少させる制御を行わない。これによって、省エネ制御を行っている最中であっても、作業負荷が高い場合にはブレードモータ92の回転数が減少するのを防止し、積極的な芝刈作業を行うことで、当該芝刈作業の精度の低下(刈り残しの発生等)を防止することができる。
なお、本実施形態において示した芝刈機1の車体構成は一例であり、本発明は当該芝刈機1に限定するものではない。
例えば、芝刈機1は左右一対の駆動輪(駆動輪30L及び駆動輪30R)を駆動させるための動力源として左側モータ22L及び右側モータ22Rを用いるものとしたが、その他の動力源(例えば、エンジン)を用いる構成であっても良い。また、エンジンの動力によって発電された電力を用いて各モータ(左側モータ22L及び右側モータ22R、並びにブレードモータ92)を駆動させる構成であっても良い。
また、芝刈機1は左右一対の駆動輪を有するものとしたが、駆動輪やその他の車輪の個数を限定するものではない。例えば、芝刈機1は一般的なトラクタ等の作業車両の如く四輪駆動が可能なものであっても良い。
また、芝刈機1は搭乗部40に搭乗した作業者の体重移動及び当該作業者によるハンドル70の揺動操作に基づいて運転されるものとしたが、その他の運転方法(例えば、芝刈機1を増減速させるペダルを用いた運転方法等)で運転される構成であっても良い。
また、モーアユニット90は、走行機体10の前部に設けられる構成に限るものではなく、走行機体10の後部や下部に設けられる構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、本発明に係る動力装置として電力を用いるブレードモータ92(作業用モータ)を用いる構成としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、エンジン、及び各ブレード91にそれぞれ対応して設けられ、前記エンジンからの動力を適宜変速して当該ブレード91に伝達することが可能な変速装置(例えば、HST(静油圧式無段変速装置))を用いることも可能である。
また、本実施形態においては、動力装置(ブレードモータ92)をモーアユニット90に設ける構成としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、動力装置を走行機体10に設け、当該動力装置からの回転動力をモーアユニット90のブレード91へと適宜伝達する構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、ブレード91を2つ設ける構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、ブレード91の個数を限定するものではない。
また、本実施形態においては、制御部24aは、地面に対する走行機体10の速度V及び角速度ωに基づいて、ブレード91の速度を検出する構成としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、各種センサ(例えば、対地速度センサ等)を用いて当該ブレード91の速度を検出する構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、制御部24aは、左右一対の駆動輪の速度に基づいて、走行機体10の速度V及び角速度ωを検出する構成としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、各種センサ(例えば、対地速度センサや、ジャイロセンサ等)を用いて当該速度V及び角速度ωを検出する構成とすることも可能である。
また、本実施形態において例示した回転数マップ(図13参照)及び消費電力閾値マップ(図14参照)は一例であり、その内容は任意に設定することができる。例えば、図17には、回転数マップの他の設定の例を示している。図17(a)は、0<VBL≦VB2の範囲内で、目標回転数VMLが左側ブレード91Lの速度VBLの増減に伴って増減するように設定した例を示している。また図17(b)は、VB1<VBLの範囲内で、目標回転数VMLが左側ブレード91Lの速度VBLの増減に伴って増減するように設定した例を示している。また図17(c)は、0<VBLの範囲内で、目標回転数VMLが左側ブレード91Lの速度VBLの増減に伴って増減するように設定した例を示している。
また、回転数マップにおけるブレードモータ92の目標回転数(目標回転数VML及び目標回転数VMR)の値は、ブレード91の径に応じて適切な値に設定することが望ましい。
また、芝刈機1に、現在非省エネ制御又は省エネ制御のうちのどちらが選択されているかを作業者に報知するための報知手段(例えば、液晶モニタやブザー等)を設けても良い。
1 芝刈機
10 走行機体
20 原動部
24 コントローラボックス
24a 制御部
30L 駆動輪
30R 駆動輪
40 搭乗部
70 ハンドル
75 制御切替スイッチ
90 モーアユニット
91 ブレード
92 ブレードモータ

Claims (6)

  1. 回転動力によって駆動され、芝刈作業を行う複数のブレードを有する作業装置と、
    前記複数のブレードにそれぞれ回転動力を伝達すると共に、当該複数のブレードに伝達される回転動力の回転数をそれぞれ任意に変更することが可能な動力装置と、
    地面に対する前記複数のブレードの速度をそれぞれ検出するブレード速度検出手段と、
    検出された前記複数のブレードの速度の増減に応じて、前記複数のブレードに伝達される回転動力の回転数をそれぞれ増減させる省エネ制御を行う制御装置と、
    前記作業装置が連結され、地面を走行可能な走行機体と、
    を具備し、
    前記ブレード速度検出手段は、
    地面に対する前記走行機体の速度及び角速度を検出する機体速度検出手段と、
    検出された前記走行機体の速度及び角速度に基づいて、地面に対する前記複数のブレードの速度をそれぞれ算出する第一算出手段と、
    を含む、
    芝刈機。
  2. 前記動力装置は、
    前記複数のブレードにそれぞれ対応して設けられ、電力を用いて回転動力を発生させる複数の作業用モータを含む、
    請求項1に記載の芝刈機。
  3. 前記走行機体を支持する左右一対の駆動輪をさらに具備し、
    前記機体速度検出手段は、
    地面に対する前記左右一対の駆動輪の速度を検出する駆動輪速度検出手段と、
    検出された前記左右一対の駆動輪の速度に基づいて、地面に対する前記走行機体の速度及び角速度をそれぞれ算出する第二算出手段と、
    を含む、
    請求項1又は請求項2に記載の芝刈機。
  4. 前記制御装置は、
    前記省エネ制御を行っている際に、前記ブレードに加わる作業負荷が所定の閾値よりも高くなった場合には、当該ブレードに伝達される回転動力の回転数を減少させない、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の芝刈機。
  5. 前記制御装置は、
    前記ブレードに伝達される回転動力の回転数を、地面に対する前記複数のブレードの速度にかかわらず一定の回転数に制御する非省エネ制御を行うことが可能である、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の芝刈機。
  6. 前記省エネ制御又は前記非省エネ制御のいずれか一方を選択して前記制御装置に実行させることが可能な選択手段をさらに具備する、
    請求項5に記載の芝刈機。
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