JP6321421B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリ電圧に基づく動作電源電圧を車両電装品に供給する車両用電源装置についての技術分野に関する。
特開2007−223385号公報 特開2011−174414号公報 特開2010−247556号公報
アイドリングストップシステム(ISS)として、信号待ちやその他の一時的な停車の際に無用なアイドリングを行わないよう、車両のエンジンを停止するものが知られている。
上記特許文献1には、アイドリングストップ中に一時的に車両を停車させて無人状態で放置したような場合に、バッテリの上がりや劣化を抑制するために電力消費を抑制する技術が記載されている。
上記特許文献2には、アイドリングストップ装置が、バッテリの電圧低下を把握して、バッテリの劣化を示す情報を運転手等に報知できる技術が記載されている。
上記特許文献3には、 アイドリングストップの回数や時間等に基づいてバッテリの劣化状態を認識(出力電圧等を測定)する技術が記載されている。
ところでISS搭載車では、アイドリングストップ状態からのエンジン再始動時にセルモータを回すために比較的大きなバッテリ電力を用いる。
一方、アイドリングストップ中は、車両の電装品は電源オン状態のままである。例えばカーオーディオ、ナビゲーション装置、ヘッドライト、バックライト、フロントパネルディスプレイ、エアコンディショナー等の電装品は、アイドリングストップ前にオンであれば、アイドリングストップ中も電源オンのままで継続して動作する。
従ってアイドリングストップ後のエンジン再始動時には、車両の電装品が電源オン状態のままスタータ(セルモータ)を動作させことになるので、電気的負荷が一時的に増大し、バッテリの電源電圧が瞬低してしまう。
バッテリ電圧が瞬低することで、一部の電装品には大きな不都合が生ずる。例えばナビゲーション装置やカーオーディオでは、音が一時的に停止したり、ナビゲーションコントロールがリセットされて初期画面になってしまい、乗員に不快や不都合を与え、また操作負担を強いることになってしまう。
そこで、本発明はアイドリングストップ動作過程での以上のような不都合を回避し、電装品の適切な動作を維持しつつ、バッテリ負担をむやみに増大させないことを目的とする。
発明に係る車両用電源装置は、バッテリ側からの入力電圧を車両電装品の動作電源電圧として出力する車両用電源装置であって、前記入力電圧を昇圧して前記車両電装品への出力電圧を得る昇圧部と、前記昇圧部と並列に接続され、前記昇圧部をバイパスした電圧が出力電圧とされるようにするバイパス部と、車両のエンジンのアイドリングストップ状態からの再始動期間に、前記バイパス部を遮断し、前記昇圧部により昇圧された出力電圧が得られるように制御するとともに、前記バッテリの劣化判定を行い、該劣化判定の結果に応じて、前記昇圧部の出力電圧値を可変設定する処理を行う制御部と、を備えものである。
アイドリングストップ状態からのエンジン再始動の際にはスタータの動作によりバッテリ電圧が瞬間的に低下する。この間、車両電装品には十分な駆動電力を供給できないことが生ずる。そこで再始動時には昇圧部によりバッテリ側からの電圧を昇圧して車両電装品に供給する。またこの動作によりバッテリ負担が過大にならないように、バッテリの劣化の度合に応じて、昇圧出力電圧値を可変設定する。
そして前記制御部は、前記劣化判定により、前記バッテリが劣化しているとの判定結果を得た場合に、前記昇圧部の出力電圧値を、劣化していないとの判定結果を得た場合の出力電圧値より劣化判定の結果に応じた低い値に設定する。
これによりバッテリの劣化時には、昇圧による負担を軽減し、バッテリの消耗度合を少なくする。
記した本発明に係る車両用電源装置においては、前記制御部は、エンジン稼働中のバッテリ電圧値と、アイドリングストップ中のバッテリ電圧値と、前記再始動期間のバッテリ電圧低下量との、全部又は一部を用いて、前記劣化判定を行うことが望ましい。
これらによりバッテリの劣化度合を適切に判定できる。
記した本発明に係る車両用電源装置においては、前記制御部は、アイドリングストップ中の前記バッテリの出力電流が所定値以上であるか否かの判定結果も、前記昇圧部の出力電圧値の設定条件に用いることが望ましい。
電流負荷が大きい場合も、昇圧電圧値を低下させることで負荷増大を抑え、各電装品の正常動作を維持する。
記した本発明に係る車両用電源装置においては、前記制御部は、前記再始動期間以外は、前記バイパス部を機能させて、前記昇圧部を介さない出力電圧が前記車両電装品へ供給されるように制御することが望ましい。
エンジン再始動時以外は、昇圧動作を行わないことで、昇圧によるバッテリへの負担を最小限とする。
本発明によれば、アイドリングストップからの再始動時に車両電装品の動作に不都合が生じることを回避しつつ、バッテリの負担を最小限化し、バッテリ劣化の進行が早まらないようにすることができる。
本発明の実施の形態の車両用電源装置及び周辺装置のブロック図である。 実施の形態の車両用電源装置の制御処理のフローチャートである。 実施の形態の車両用電源装置のバッテリ劣化判定及びコンバータ出力設定の処理のフローチャートである。 実施の形態の電圧瞬低及び昇圧電圧値設定の説明図である。
<実施の形態の構成>
以下、本発明の実施の形態の車両用電源装置について説明する。
図1は実施の形態の車両用電源装置としてのコンバータ装置7及びその周辺装置を示している。ここでは主に車両に搭載されたバッテリ1から各種車両電装品への電源供給経路を示している。なお、実線は電源供給経路とし、破線は各種信号(制御信号や検出信号等)の経路としている。
バッテリ1は車両に搭載されるバッテリであり、電源電圧として例えば12.6Vを出力する。バッテリ1からの電源電圧は、電流センサ2、メインフューズ3を介して各部に供給される。電流センサ2は例えば電流検出用の抵抗(シャント抵抗)などにより形成できる。
メインフューズ3以降は、個別のフューズ(4a,4b,4c・・・4x)を介して各車両電装品(5a,5b,5c・・・5x)に供給される。車両電装品(5a,5b,5c・・・5x)とは、ヘッドライト、バックライト、ターンシグナルランプその他の灯具、室内灯、フロントディスプレイユニット、パワーウインドウ、ECU(Electronic Control Unit)等の制御ユニット、撮像ユニット、カーオーディオ装置、ナビゲーション装置など多様である。但し、ここでは車両電装品5xは、例えばナビゲーション装置やカーオーディオ装置を想定している。
即ち各車両電装品(5a,5b,5c・・・)にはそれぞれフューズ(4a,4b,4c・・・)を介してバッテリ電源電圧が供給されるが、ナビゲーション装置やカーオーディオ装置である車両電装品5xに対しては、フューズ4x及びコンバータ装置7を介してバッテリ電源電圧が供給される構成としている。
またメインフューズ3以降のバッテリ電源電圧は、フューズ11、スタータスイッチ10を介してセルモータ部9にも供給される。例えば図示しない制御ユニット(ECU)からのセルスタート信号SSによってスタータスイッチ10がオンとされ、バッテリ電源電圧がセルモータ部9に供給され、セルモータ駆動によるクランキングが実行される。
メインフューズ3の負荷側にはオルタネータ8が接続されている。オルタネータ8はエンジンの回転に応じて発電を行い、発電による充電電流をバッテリ1へ供給する。オルタネータ8による出力電圧は例えば14V程度である。
アイドリングストップ制御部6は、ISS動作として、アイドリングストップに関する制御を行う部位として示している。実際には、アイドリングストップ制御部6は、例えばマイクロコンピュータにより構成された図示しないECU内で、ソフトウエアによって実現される機能の一つとして考えることができる。
アイドリングストップ制御部6は、信号待ち等による車両の走行停止を検出した際に、図示しないエンジンの一時停止制御を行う。またアイドリングストップ制御部6は、各種センサの検出情報等によりドライバーの発進動作(ブレーキを緩める等)を監視しており、発進動作の検出に応じて、エンジンを再始動させるように制御する。
これらに加え、本実施の形態の場合、アイドリングストップ制御部6は、コンバータ装置7との間で各種情報のやりとりを行う。例えばアイドリングストップ状態からのエンジン再始動の際には、エンジン再始動信号RSをコンバータ装置7に供給する。
またアイドリングストップ制御部6とコンバータ装置7の間は、例えばCAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)等による通信によって車両情報IMの送受信を行うことができる。
またアイドリングストップ制御部6は電流センサ2からの出力によってバッテリ出力電流値を得ることができる。このバッテリ出力電流値を車両情報IMの一つとしてコンバータ装置7に供給する。
コンバータ装置7、もしくは少なくともコンバータ装置7を有する電源装置が、本発明の車両用電源装置の実施の形態となる。
コンバータ装置7は、バッテリ1側からの入力電圧を車両電装品5xの動作電源電圧として出力する。このコンバータ装置7は、バイパス回路21、昇圧回路22、制御回路23、メモリ24を有する。
フューズ4xを介した電源経路において、コンバータ装置7内では、バイパス回路21と昇圧回路22が並列に接続されている。
バイパス回路21は例えばリレーにより構成されるスイッチとされ、昇圧回路22の入力側と出力側に接続されている。このリレーは例えばノーマルクローズタイプとされ、バイパス回路21は通常はオンとされているが、制御回路23からのバイパスオープン信号Bopが供給されることでオープン(つまりバイパス経路遮断)とされる。
昇圧回路22はDC−DCコンバータとして構成されており、フューズ4xを介したバッテリ1側からの入力電圧を昇圧して、車両電装品5xへの出力電圧を生成する。昇圧回路22は、制御回路23からの昇圧指示信号S1によって昇圧動作を行う。また昇圧出力電圧値が、制御回路23からの昇圧電圧指示信号S2によって設定される。
制御回路23は、例えばマイクロコンピュータにより形成され、バイパス回路21、昇圧回路22の制御や、アイドリングストップ制御部6等との通信動作を行う。メモリ24は、制御回路23の処理のための各種情報記憶が行われる。メモリ24は制御回路23としてのマイクロコンピュータの内部メモリでもよいし、別チップのメモリでもよい。
この制御回路23は、基本的には、車両のエンジンがアイドリングストップ状態からの再始動を行う期間に、バイパス回路21をオフとしてバイパス経路を遮断し、昇圧回路22により昇圧された出力電圧が車両電装品5xに供給されるように制御する。
また制御回路23は各種情報に基づいてバッテリ1の劣化判定を行い、劣化判定の結果に応じて、昇圧回路22の出力電圧値を可変設定する処理を行う。
具体的には制御回路23は、バイパスオープン信号Bopでバイパス回路21を制御する。また昇圧指示信号S1、昇圧電圧指示信号S2によって昇圧回路22の昇圧動作を制御する。
また制御回路23はアイドリングストップ制御部6との間でエンジン再始動信号RSや車両情報IMの通信を行う。また制御回路23は、ECU等からイグニッション信号IGNを受信する。また制御回路23は入力電圧Vin、出力電圧Voutを監視している。 なお、制御回路23は昇圧回路22のコンバータ動作時に出力電圧Voutを監視してコンバータ出力の安定化のための制御を行うこともできる。
このようなコンバータ装置7を設ける理由は次のとおりである。
アイドリングストップシステム(ISS)は、信号待ちの時などに、エンジンを一時停止させ、ドライバーの発進動作の検出に伴いエンジンを再始動させるシステムである。
アイドリングストップ前に電源オンとされていた車両電装品(5a,5b,5c・・・5xの一部又は全部)は、アイドリングストップ中及び再始動時もオンのままである。再始動時には全部又は一部の車両電装品をオンとしたままセルモータ部9を駆動することになるため、電気的に負荷が一時的に増大し、バッテリ1の電源電圧が一時的に瞬低してしまう。この場合に特に不具合を生ずるのが、カーオーディオやナビゲーション装置としての車両電装品5xである。これらの装置では、例えばバッテリ電圧の瞬低により音が途切れて乗員に不快な思いをさせたり、ナビゲーション画面が初期画面になってしまい、乗員に操作負担を強いるという不都合が生ずる。
特にカーオーディオやナビゲーション装置は、他の車両電装品よりも電源電圧瞬低に対して電気的耐性が低いことが通常である。
そこで本実施の形態では、そのような電源電圧瞬低に対して電気的耐性が低い車両電装品5xに対して、昇圧回路22(DC−DCコンバータ)を適用し、電源電圧が低下した時に昇圧により動作電源電圧の瞬低を抑え、通常の電源電圧、例えば13V程度を維持するようにする。これによりエンジン再始動時の不具合を解消する。
しかし、この動作はバッテリ1が劣化している場合、その劣化を早める一因にもなる。バッテリ劣化によりバッテリ出力電圧が低下している際には、昇圧幅が大きくなることで、昇圧時の電流消費がより多くなり、バッテリ1への負担が大きくなるためである。
そこで本実施の形態のコンバータ装置7は、次のように動作する。
コンバータ装置7は、通常は、バッテリ1から供給される電源を、バイパス回路21を経由して下流の車両電装品5xに電源供給する。
制御回路23は、エンジン再始動信号RSや車両情報IMにより、アイドリングストップに関する情報を得ている。そしてアイドリングストップ後のエンジン再始動時のみ、バイパス回路21を開放して、昇圧回路22で、低下した電源電圧を例えば13Vまで昇圧させて、車両電装品5xに供給する。この昇圧はエンジンの再始動が完了するまで継続する。エンジンの再始動を確認したら、制御回路23はバイパス回路21を閉じ、昇圧回路を停止させて通常状態に復帰する。
これらの動作過程において制御回路23は、バッテリ1の劣化判定を行い、劣化判定結果に応じて、昇圧回路22の昇圧電圧値を設定するようにしている。
<実施の形態の処理例>
制御回路23による具体的な制御処理例を図2,図3で説明する。
図2は最初のエンジン始動からの制御回路23の処理を示している。
ステップS101で制御回路23は、イグニッション信号IGNによるエンジン始動を監視している。この場合のエンジンの「始動」とは、運転者が車両に乗車してイグニッション操作を行うことによる始動である。アイドリングストップからの「再始動」ではない。以下ではエンジンの「始動」と「再始動」をこの意味で区別する。
またエンジンの「停止」とは、降車時等のドライバーのキー操作等に基づくエンジン停止を意味し、ISSによるエンジン停止は「アイドリングストップ」と表記する。
ドライバーが乗車した際などのエンジンの始動の際には、ECU等の制御によりセルモータ部9が駆動されてクランキングが行われるが、この際、制御回路23はステップS102に進み、コンバータ装置7の電圧出力をオフとする。つまりバイパスオープン信号Bopを出力してバイパス回路21を開放し、かつ昇圧回路22も動作させない。このため車両電装品5xは動作電源が遮断された状態になり、動作は一時的に停止する。このようにすることで、エンジン始動時にバッテリ1の電流負荷を低減できる。またこれは乗車時などであるため、オーディオ装置で音が途切れても、乗員はさほど気にするものではなく、問題無い。
このような電圧出力をオフとする状態をステップS103で始動完了と判断するまで継続する。始動完了はイグニッション信号IGNの終了、又は車両情報IMにより確認できる。エンジン始動完了を確認したら、制御回路23はステップS104でバイパス回路21をオンとする。つまりバイパスリレーを開放していたバイパスオープン信号Bopを停止する。
なお、以上のステップS102、S103、S104の処理を省略し、エンジン始動時にバイパス回路21を機能させておくようにしてもよい。
エンジン始動後はステップS105〜S115の処理を繰り返し実行する。
ステップS105で制御回路23は、バッテリ電圧平均値Vav1を取得するとともに、メモリ24に記憶する処理を行う。制御回路23は、例えば監視している入力電圧Vinに基づいてバッテリ電圧平均値Vav1を得る。例えば入力電圧Vinの値をデジタル値として、毎回ステップS105で累積加算し、累積加算値を累積数で除することでバッテリ電圧平均値Vav1を求める。或いは、アナログ的に求めるようにしてもよい。例えば時定数回路やローパスフィルタ回路で得られた出力電圧を平均値とし、デジタルデータ化してメモリ24に記憶するなどである。
このバッテリ電圧平均値Vav1は、エンジン稼働中の平均値である。つまりオルタネータ8での発電に基づくバッテリ1への充電が行われている期間の値となる。
制御回路23は、ステップS106でエンジン停止となるまで、アイドリングストップ中以外は、ステップS107からS105に戻り、バッテリ電圧平均値Vav1の算出/記憶(記憶値の更新)を行う。
ステップS106で制御回路23は、エンジン停止(ISS以外の降車時等のエンジン停止)か否かを判断する。車両情報IMによりエンジン停止を確認したら、図2の処理を終える。
ステップS107で制御回路23は、アイドリングストップ中であるか否かを確認する。上述のようにアイドリングストップ制御部6の制御により、信号待ちなどの停車中にはアイドリングストップが行われる。制御回路23は車両情報IMによりアイドリングストップ状態を検知する。そしてアイドリングストップ中は、ステップS108に進む。
制御回路23は、ステップS108ではエンジン再始動か否かを判断して処理を分岐する。アイドリングストップ制御部6からエンジン再始動信号RSが供給されると、再始動と判断する。
エンジン再始動信号RSが供給されていない場合、つまりアイドリングストップ中でまだ再始動を開始していない期間は、制御回路23はステップS109に進み、バッテリ電圧平均値Vav2を得、メモリ24に記憶する。例えば入力電圧Vinの値をデジタル値として、アイドリングストップ中にステップS109で累積加算し、累積加算値を累積数で除することでバッテリ電圧平均値Vav2を求める。或いはこの場合も、例えば時定数回路やローパスフィルタの出力電圧をデジタルデータ化してメモリ24に記憶するなどの処理としてもよい。つまりステップS105と同一の処理でよい。
このバッテリ電圧平均値Vav2は、エンジン回転停止中の平均値である。つまりオルタネータ8での発電が行われず、バッテリ1への充電が行われていない期間の値となる。
続いてステップS110で制御回路23は、電流センサ2で得られる電流センサ値をアイドリングストップ制御部6から取得し、電流センサ平均値Iavを求めてメモリ24に記憶する。即ちアイドリングストップ中のバッテリ1からの電流量の平均値を検出する。これはアイドリングストップ中の車両電装品5(5a〜5x)による負荷の程度を判断するためである。
続いてステップS111で制御回路23は、バッテリ1の劣化判定及び昇圧出力電圧設定処理を行う。昇圧出力電圧設定とは、昇圧回路22の昇圧による出力電圧値の設定のことである。このステップS111の処理については、図3により後述する。
制御回路23はステップS111の後、ステップS106→S107→S108と進む。
このようにアイドリングストップ中は、制御回路23はステップS109,S110,S111を実行する。
そしてエンジン再始動信号RSにより再始動を検知したらステップS112に進む。この場合、制御回路23はバイパスオープン信号Bopを出力してバイパス回路21をオープンとする。同時に昇圧回路22に昇圧指示信号S1を出力し、昇圧動作を開始させる。また制御回路23は、この時点で同時に昇圧電圧指示信号S2により、ステップS111の設定による昇圧出力電圧値を昇圧回路22に指示する。
これにより再始動時には、昇圧回路22による出力電圧が車両電装品5xに供給されることになる。
なお制御回路23は、昇圧電圧指示信号S2をそれより前の時点(例えばステップS111の設定時)に昇圧回路22に与えて昇圧出力電圧を指示しておいてもよい。
ステップS113で制御回路23は、バッテリ電圧低下量Vtを取得し、メモリ24に記憶する。再始動時にはバッテリ電圧は瞬間的に低下する。再始動時にはセルモータ部9によるクランキングが行われ、バッテリ1の負荷が大きくなるためである。例えば図4Aには時点t0で再始動が開始された場合のバッテリ電圧波形の一例を示している。例えば制御回路23は入力電圧Vinについての再始動直後のボトム値を検出する。そしてアイドリングストップ中にステップS109で監視している入力電圧Vinの値(又は算出するバッテリ電圧平均値Vav2でもよい)と、ボトム値の差分を求めることで、図4Aに示すバッテリ電圧低下量Vtを検出できる。このバッテリ電圧低下量Vtの値は、次回のアイドリングストップ中のステップS111で用いる。
その後、制御回路23は再始動を完了したことを例えば車両情報IMにより検知したらステップS114からS115に進み、昇圧回路22による昇圧動作を停止させるとともに、バイパスオープン信号Bopを終了させてバイパス回路21をオン(リレークローズ)する。これによりバッテリ電圧がそのまま車両電装品5xに供給される状態としてステップS105に戻る。
制御回路23は、以上のようにエンジン稼働中及びアイドリングストップ中の処理を、ステップS106でエンジン停止を検知するまで繰り返す。
アイドリングストップ中においてステップS111で行うバッテリ劣化判定及び昇圧出力電圧設定処理について図3で詳しく説明する。
制御回路23はステップS201で、エンジン稼働中に取得してメモリ24に記憶したバッテリ電圧平均値Vav1を確認し、これが所定値(例えば12.5V)未満であるか否かを確認する。
バッテリ電圧平均値Vav1が12.5Vを越えていればステップS205に進み、通常出力判定を行う。つまり制御回路23は特にバッテリ劣化は認められないとする。この場合、昇圧回路22による出力電圧設定値を13Vとする。
ステップS201でバッテリ電圧平均値Vav1が12.5V未満であった場合は、制御回路23はステップS202で、今回のアイドリングストップ中のバッテリ電圧平均値Vav2が所定値(例えば12V)未満であるか否かを確認する。バッテリ電圧平均値Vav2は直前のステップS109で取得し、メモリ24に記憶した値である。
バッテリ電圧平均値Vav2が12Vを越えていればステップS205に進み、同様にバッテリ劣化のない通常出力と判定し、昇圧回路22による出力電圧設定値を13Vとする。
ステップS202でバッテリ電圧平均値Vav2が12V未満であった場合は、制御回路23はステップS203で、今回のアイドリングストップ中の電流センサ平均値Iavが所定値(例えば80A)未満であるか否かを確認する。電流センサ平均値Iavは直前のステップS110で取得し、メモリ24に記憶した値である。電流センサ平均値Iavが80Aを越えていればステップS206に進む。
また電流センサ平均値Iavが80A未満であった場合、制御回路23はステップS204で前回のエンジン再始動時のバッテリ電圧低下量Vtが所定値(例えば3.5V)を越えているか否かを判断する。バッテリ電圧低下量Vtは前回のエンジン再始動時にステップS113で取得し、メモリ24に記憶した値である。バッテリ電圧低下量Vtが3.5V以下であればステップS206に進む。
ステップS203からS206に進む場合とは、電流負荷が大きい場合である。またステップS204からS206に進む場合とは、バッテリ劣化の可能性が認められる場合である。
そのため制御回路23はステップS206で、バッテリ劣化又は高負荷状態との判定を行う。即ち制御回路23はバッテリ劣化の可能性や高負荷状態に鑑みて、昇圧回路22の出力電圧設定を行う。例えば図4Bの特性に従って入力電圧に応じた出力電圧設定を行う。例えば入力電圧Vinが12V以上であれば出力電圧設定値=13V、入力電圧Vinが11V以下であれば、出力電圧設定値=10V、入力電圧Vinが11〜12Vの間である場合、出力電圧設定値は10〜13Vの値とする。
また制御回路23は、ステップS204で前回のエンジン再始動時のバッテリ電圧低下量Vtが所定値(例えば3.5V)を越えていた場合、ステップS207に進み、バッテリ劣化判定を行う。つまりバッテリ1が劣化しているとし、昇圧回路22の出力電圧設定値=10Vとする。
以上の図3の処理により、ステップS205,S206,S207のいずれかで設定された出力電圧設定値が、その後の再始動時の昇圧回路22の出力電圧設定値とされる。即ち再始動時の昇圧回路22の出力電圧が、バッテリ1の劣化判断や負荷状態により可変設定されることになる。
<まとめ>
本実施の形態では、次のような効果が得られる。
実施の形態のコンバータ装置7は、バッテリ1からの入力電圧Vinを昇圧して車両電装品5xへの出力電圧Voutを得る昇圧回路22と、昇圧回路22と並列に接続され、昇圧回路22をバイパスした電圧が出力電圧Voutとされるようにするバイパス回路21を備える。そして制御回路23は、アイドリングストップ状態からの再始動期間に、バイパス回路21を遮断(リレーオープン)し、昇圧回路22により昇圧された出力電圧Voutが得られるように制御する。
アイドリングストップ状態からのエンジン再始動の際にはスタータの動作によりバッテリ電圧が瞬間的に低下するが、本実施の形態では、この間、昇圧回路22で例えば13Vに昇圧した出力電圧Voutが車両電装品5xに供給されるようにしている。このため車両電装品5xにおいて正常な動作状態が保たれ、乗員に不快や不都合を与えることを解消できる。例えばカーオーディオ装置の場合に音が途切れてしまったり、ナビゲーション装置の場合にリセットが働くなどの不具合は解消される。
さらに本実施の形態では、制御回路23はバッテリ1の劣化判定を行い、劣化判定の結果に応じて、昇圧回路22の出力電圧設定値を可変設定する。特に制御回路23は、バッテリ1が劣化しているとの判定結果を得た場合に、昇圧回路22の出力電圧設定値を、劣化していないとの判定結果を得た場合の出力電圧設定値より低い値とする。
このようにバッテリ1の劣化判断に応じて昇圧出力電圧が可変されることで、バッテリ1の負荷を低減し、バッテリ劣化の進行を抑え、結果としてバッテリ1の長寿命化に貢献できる。
そもそもセルモータ部9を動作させるための負荷が大きい状態のときに昇圧を実行することはバッテリ1への負担が大きい。そこで、劣化状態のときは、昇圧回路22の出力電圧設定値を低くする(例えば10Vとする)ことで、バッテリ負担が過大にならないようにするものである。
例えば通常時の昇圧出力電圧を13V、バッテリ劣化時の昇圧出力電圧を10Vとすれば、昇圧時の電流出力を約20%低減でき、バッテリ長寿命化とともに、バッテリ1がアイドリングストップ制御禁止領域に入るまでを遅延させることができる。
また制御回路23は、エンジン稼働中のバッテリ電圧値(バッテリ電圧平均値Vav1)と、アイドリングストップ中のバッテリ電圧値(バッテリ電圧平均値Vav2)と、再始動期間のバッテリ電圧低下量Vtを用いて、バッテリ劣化判定を行うようにしている。これによりバッテリの劣化度合を適切に判定できる。
バッテリ電圧平均値Vav1はオルタネータ8による発電中であるため、入力電圧Vinはバッテリ1のみによるものとはならないが、このバッテリ電圧平均値Vav1が十分な値であれば、バッテリ1の劣化がないことの指標になる。
バッテリ電圧平均値Vav2はオルタネータ8による発電が行われていない期間の値であるため、バッテリ1の劣化について直接的な指標になる。
バッテリ電圧低下量Vtは、劣化しているほど大きくなるため、これもバッテリ劣化判定の適切な指標となる。
従って図3の処理により劣化判定を行うことで、判定の信頼度を高くできる。
なお、例えばバッテリ電圧平均値Vav1とバッテリ電圧平均値Vav2の差分を劣化判定指標として使用してもよい。
またバッテリ電圧平均値Vav1、Vav2、バッテリ電圧低下量Vtの3つを用いなくとも、これらの1つ或いは2つの指標で劣化判定を行っても良い。
またエンジン稼働中及びアイドリングストップ中のバッテリ電圧値として平均値を用いているが、平均値ではなく、最新値を用いても良い。但し平均値を用いることで、バッテリ劣化に起因しない何らかの他の原因による電圧変動によって誤判定が生じることを回避できる。
また制御回路23は、アイドリングストップ中のバッテリの出力電流(電流センサ平均値Iav)が所定値以上であるか否かの判定結果も、昇圧回路22の出力電圧設定値の設定条件に用いている。電流負荷が大きい場合も、昇圧電圧値を低下させ、昇圧で消費する電流を抑えることで、バッテリ1への負荷の低減、各電装品の正常動作の維持の点で好適となる。
また制御回路23は、再始動期間以外は、バイパス回路21を機能させて昇圧回路22を介さない出力電圧Voutが車両電装品5xへ供給されるように制御している(図2のステップS104,S115)。エンジン再始動時以外は、昇圧動作を行わないようにすることで、昇圧によるバッテリ1への負担を最小限とすることができる。これもバッテリ劣化進行を早めないことに貢献する。
また図2の処理ではバイパス回路21をオープンとする期間は再始動時及びエンジン始動時のみであり、クローズとする期間に比べて非常に短いことが通常となる。従ってバイパス回路21をノーマルクローズのリレーで構成することが望ましい。但し、もちろんノーマルオープンのリレーを用いる例も考えられる。さらにリレー以外のスイッチ素子を用いても良い。
なお、実施の形態の構成や処理は一例である。上記以外に多様な構成例や処理例が考えられる。
図3の処理では、バッテリ1の劣化の可能性があるときに、ステップS203で電流センサ平均値Iavを確認したが、バッテリ1の劣化とは無関係に電流センサ平均値Iavを確認し、電流負荷が大きいときは、出力電圧設定値を低下させるような例も考えられる。
図3の判断で使用する所定値、即ちステップS201の12.5V、ステップS202の12V、ステップS203の80A、ステップS204の3.5Vは、全て一例である。これ以外の値を判定基準とすることも当然考えられる。
また昇圧回路22の出力電圧設定値としての13Vや10V、さらに図4Bの特性も一例にすぎない。
また制御回路23はコンバータ装置7の構成要素として説明したが、例えばECUが制御回路23として機能するようにしてもよい。
またコンバータ装置7を設ける車両電装品5xとしては、カーオーディオ装置やナビゲーション装置に限られないことはいうまでもない。
1…バッテリ、5a,5b〜5x…車両電装品、6…アイドリングストップ制御部、7…コンバータ装置、21…バイパス回路、22…昇圧回路、23…制御回路、24…メモリ

Claims (4)

  1. バッテリ側からの入力電圧を車両電装品の動作電源電圧として出力する車両用電源装置であって、
    前記入力電圧を昇圧して前記車両電装品への出力電圧を得る昇圧部と、
    前記昇圧部と並列に接続され、前記昇圧部をバイパスした電圧が出力電圧とされるようにするバイパス部と、
    車両のエンジンのアイドリングストップ状態からの再始動期間に、前記バイパス部を遮断し、前記昇圧部により昇圧された出力電圧が得られるように制御するとともに、前記バッテリの劣化判定を行い、該劣化判定の結果に応じて、前記昇圧部の出力電圧値を可変設定する処理を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記劣化判定により、前記バッテリが劣化しているとの判定結果を得た場合に、前記昇圧部の出力電圧値を、劣化していないとの判定結果を得た場合の出力電圧値より劣化判定の結果に応じた低い値に設定する
    車両用電源装置。
  2. 前記制御部は、
    エンジン稼働中のバッテリ電圧値と、アイドリングストップ中のバッテリ電圧値と、前記再始動期間のバッテリ電圧低下量との、全部又は一部を用いて、前記劣化判定を行う
    請求項1に記載の車両用電源装置。
  3. 前記制御部は、
    アイドリングストップ中の前記バッテリの出力電流が所定値以上であるか否かの判定結果も、前記昇圧部の出力電圧値の設定条件に用いる
    請求項1又は請求項2に記載の車両用電源装置。
  4. 前記制御部は、
    前記再始動期間以外は、前記バイパス部を機能させて、前記昇圧部を介さない出力電圧が前記車両電装品へ供給されるように制御する
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用電源装置。
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