JP6320569B2 - 宅内制御装置および宅内制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、ホームネットワークを介して宅内の家電機器を制御する宅内制御装置および宅内制御システムに関する。
ネットワーク技術の進歩により、通信デバイスが安価で小型に実現可能となり、これに伴い、今日ではさまざまな種類の機器がネットワークに接続されて動作するようになっている。家庭内に設置される家電機器についても、機器単体ではなく他の機器と連携して動作するための通信機能を備えるものが多くなった。
このように家電機器のネットワーク化の流れを受けて、現在では宅内の家電機器を制御することで、ユーザに快適な住環境を提供しつつエネルギー消費量を抑制するスマートハウスと呼ばれる、宅内制御システムを構築するための研究開発が盛んになっている。環境問題への意識の高まりや、電力不足に対する懸念が、このようなエネルギー消費量の抑制を目的としたスマートハウスに対する研究開発を加速化させている。
スマートハウスにおいては、宅内の家電機器は他の機器と連携動作する為に、ホームネットワークと呼ばれる家庭内のネットワークに接続されている。
スマートハウスを実現するシステムでは、ホームネットワークに接続された機器から情報を収集し、家電機器を制御するための専用コントローラを宅内に配置し、専用コントローラが各家電機器の制御を一元的に行う方法が一般的である。
一方、省エネではなく快適性を目的とした家電機器の高機能化も始まっており、インターネットを経由して制御することが可能なエアコン等の製品が発売されるようになっている。これに伴い、最近、スマートフォン、タブレット端末などの基本ソフトウェアを開発している会社では、基本ソフトウェアに家電機器を制御するためのインタフェースを定義することで、スマートフォンなどを家電機器の制御が可能なコントローラとして利用できるような機能拡張を進めている。
このような背景を受けて、従来のエネルギー消費量抑制を目的としたスマートハウスの専用コントローラだけでなく、スマートフォンなどが特定の家電に対するコントローラの役割を果たすようになることで、宅内に複数のコントローラが存在するマルチコントローラ環境が出現してきている。
マルチコントローラ環境では、家電機器はいずれかのコントローラに収容され、一般的には、収容されたコントローラからのみ、情報収集の要求、制御などを受け付け可能に構成されている。すなわち、各コントローラは、自コントローラに収容された家電機器を直接制御することはできるが、他のコントローラに収容された家電機器を直接制御することはできない。このようなシステム構成では異なるコントローラに収容された家電機器を連携させたアプリケーションを実現する為には、家電機器の制御で必要な情報を他のコントローラとの間でやり取りして連携する機能を、各コントローラに実装することが必要となる。
従来のホームネットワークにおけるマルチコントローラ環境での技術として、特許文献1に示された技術が知られている。特許文献1に記載されたホームネットワークシステムは、クライアントとサーバで構成され、クライアントとサーバの立ち上げシーケンスを同期させることで、機器を利用可能になるまでの立ち上げ時間を短縮している。
特許第4835511号公報
ホームネットワーク上に複数のコントローラが存在する環境において、コントローラが互いに連携するシステムでは、複数のコントローラは無線LANを使ったネットワークで接続されることが多い。このコントローラ間接続の為のネットワークは、コントローラと家電機器を接続する専用ネットワークではなく、インターネットへのアクセスを行うためのPC等を接続するネットワークと同一である。同一のネットワークを使うことから、ユーザがインターネットにアクセスする為のネットワークが共有されるため、ユーザがPCによるインターネットへのアクセスを実施している状況では、ホームネットワークのトラヒック状況により、コントローラ間の通信が影響を受けて、コントローラ間通信に遅延が発生する。コントローラ間の通信に遅延が発生した場合には、コントローラを跨って家電機器を連携するシステムでは、複数の家電機器の連携動作に遅延時間が発生してしまう、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ホームネットワークに接続された家電機器を低遅延で制御することが可能な宅内制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、家電機器が接続される第1のネットワークおよび第2のネットワークと、前記第1のネットワークに接続された家電機器および前記第2のネットワークに接続された家電機器を制御可能なメインコントローラと、前記第2のネットワークに接続された家電機器を制御可能なサブコントローラとを備えた宅内制御システムにおいて、前記メインコントローラとして動作する宅内制御装置であって、前記第2のネットワークに接続された家電機器の自動制御を開始する条件および自動制御の内容が登録された制御規則を管理する規則管理データベースと、前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果に基づいて、前記第2のネットワークに接続された家電機器を自動制御するための動作を前記サブコントローラに開始させる必要があるか否かを判定し、開始させる必要がある場合には、前記規則管理データベースで管理されている制御規則に登録されている情報の一部を前記サブコントローラへ送信して前記第2のネットワークに接続された家電機器自動制御を行うか否かを前記サブコントローラに判定させるコントローラ連携部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる宅内制御装置は、家電機器を低遅延で制御することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる宅内制御システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかるメインコントローラの構成例を示す図 実施の形態1にかかるサブコントローラの構成例を示す図 実施の形態1にかかるメインコントローラおよびサブコントローラを実現するためのハードウェア構成例を示す図 実施の形態1にかかる規則管理データベースの構成例を示す図 実施の形態1にかかるセンサ情報データベースの構成例を示す図 実施の形態1にかかる家電情報データベースの構成例を示す図 実施の形態1にかかる簡易規則管理データベースの構成例を示す図 実施の形態1にかかる規則管理データベースの設定例を示す図 実施の形態1にかかる宅内制御システムの全体動作の一例を示す図 実施の形態1にかかる簡易規則管理データベースの状態を示す図 実施の形態1にかかるメインコントローラが、サブコントローラに簡易規則の設定を行う動作の一例を示すフローチャート 実施の形態2にかかる規則管理データベースの構成例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる宅内制御装置および宅内制御システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる宅内制御システムの構成例を示す図である。本実施の形態にかかる宅内制御システムは、宅内の各種家電機器を制御する複数のコントローラ、具体的にはメインコントローラ1およびサブコントローラ2を含んで構成されている。なお、以下の説明においては、家電機器を単に「家電」と称する場合がある。また、メインコントローラ1から見てサブコントローラ2を他のコントローラと称する場合があり、同様に、サブコントローラ2から見てメインコントローラ1を他のコントローラと称する場合がある。
宅内制御装置であるメインコントローラ1はホームネットワーク100および300に接続され、ホームネットワーク100に接続されている家電を制御する。サブコントローラ2はホームネットワーク200および300に接続され、ホームネットワーク200に接続されている家電を制御する。ホームネットワーク100および200は、家電を制御するためのネットワークである。第1のネットワークであるホームネットワーク100には、メインコントローラ1の他に家電3−1およびセンサ4−1が接続されている。第2のネットワークであるホームネットワーク200には、サブコントローラ2の他に家電3−2およびセンサ4−2が接続されている。図示は省略しているが、ホームネットワーク300には、通常のインターネットアクセス用のパーソナルコンピュータ(PC)や、インターネットへ接続するためのゲートウェイなども接続される。メインコントローラ1およびサブコントローラ2は、各家電から状態情報を収集することが可能であるとともに、各家電を個別に制御して動作状態を変更させることが可能である。また、メインコントローラ1およびサブコントローラ2は、センサ4−1,4−2などで検出された情報を収集することが可能である。センサ4−1,4−2は、例えば、温度、湿度、照度、振動などを検知するセンサ、人の所在を検知するセンサなどであるが、センサ4−1,4−2の種別をこれらに限定するものではない。図1では、家電およびセンサを独立した個別の装置としているが、一体型の機器、すなわち、センサを備えた家電機器としてもよい。
ホームネットワーク100および200は、メインコントローラ1およびサブコントローラ2が家電を制御するための家電用ホームネットワークである。一方、ホームネットワーク300は、メインコントローラ1とサブコントローラ2が通信するためのコントローラ用ホームネットワークである。
メインコントローラ1は、家電3−1についてはホームネットワーク100を介して直接制御することが可能である。また、メインコントローラ1は、ホームネットワーク200に接続されている家電3−2については、サブコントローラ2を介して間接的に制御することが可能である。サブコントローラ2は、メインコントローラ1からの指示内容に従って家電3−2を制御するものとする。
本実施の形態にかかる宅内制御システムにおいて、メインコントローラ1は、自装置配下の家電、すなわち、自装置に収容されている家電3−1を自動制御するための条件と、サブコントローラ2配下の家電3−2を自動制御するための条件とを保持している。そして、メインコントローラ1は、システム内のセンサ4−1および4−2から定期的に、センシング結果であるセンサ情報を収集し、収集したセンサ情報が自装置配下の家電3−1を自動制御するための条件を満たしている場合、家電3−1を制御する。同様に、収集したセンサ情報がサブコントローラ2配下の家電3−2を自動制御するための条件を満たしていれば、家電3−2を制御する。ただし、メインコントローラ1は、サブコントローラ2配下の家電3−2を制御する際には、自装置配下のセンサ4−1から得られるセンサ情報についてのみ、家電3−2を自動制御するための条件を満たしているかどうかを判断する。サブコントローラ2配下のセンサ4−2から得られるセンサ情報が家電3−2を自動制御するための条件を満たしているかどうかは、サブコントローラ2が判断する。センサ4−1から得られるセンサ情報およびセンサ4−2から得られるセンサ情報の双方が家電3−2を自動制御するための条件を満たしている場合、サブコントローラ2は、メインコントローラ1に代わって家電3−2を制御する。このとき、サブコントローラ2は、自装置配下のセンサ4−2から得られるセンサ情報についてのみ、家電3−2を自動制御するための条件を満たしているかどうかを判断する。
図2は、メインコントローラ1の構成例を示す図である。メインコントローラ1は、家電の識別情報、家電の自動制御を開始する条件および自動制御の内容が登録された制御規則を管理する規則管理データベース(DB)11と、家電を制御する家電自動制御部12と、自動制御の対象とされている各家電の種別および動作状態を示す家電情報が格納されている家電情報DB13と、家電情報を収集して家電情報DB13に格納する家電情報収集部14と、サブコントローラ2などである他のコントローラと情報交換などを行って連携し、他のコントローラに接続されている家電を間接的に制御するコントローラ連携部15と、センサ情報が格納されているセンサ情報DB16と、センサ情報を収集してセンサ情報DB16に格納するセンサ情報収集部17と、コントローラ用ホームネットワークに接続して他のコントローラと通信するためのコントローラ用ホームネットワーク接続I/F(interface)部18と、家電用ホームネットワークに接続して家電、センサなどと通信するための家電用ホームネットワーク接続I/F部19と、を備える。
図3は、サブコントローラ2の構成例を示す図である。サブコントローラ2は、他のコントローラから取得した制御規則、具体的には、サブコントローラ2が収容している家電の自動制御を開始する条件などが登録された制御規則、を管理する簡易規則管理DB21と、他のコントローラに代わって家電を制御する家電代理制御部22と、家電情報を収集する家電情報収集部23と、メインコントローラ1などである他のコントローラと情報交換などを行って連携し、他のコントローラからの指示に従って自装置に収容されている家電を制御するコントローラ連携部24と、センサ情報を収集するセンサ情報収集部25と、コントローラ用ホームネットワークに接続して他のコントローラと通信するためのコントローラ用ホームネットワーク接続I/F部26と、家電用ホームネットワークに接続して家電、センサなどと通信するための家電用ホームネットワーク接続I/F部27と、を備える。なお、本実施の形態では、図1に示したシステム構成を想定しているため、簡易規則管理DB21は、家電3−2の自動制御を開始する条件などが登録された制御規則を管理する。
図4は、メインコントローラ1およびサブコントローラ2を実現するためのハードウェア構成例を示す図である。メインコントローラ1およびサブコントローラ2は、プロセッサ51と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などで構成されるメモリ52と、ネットワークに接続するための入出力インタフェース53とにより実現することが可能である。プロセッサ51、メモリ52および入出力インタフェース53はバス50に接続され、バス50を介してデータ、制御情報などの受け渡しを相互に行うことが可能である。
メインコントローラ1を実現する場合、メインコントローラ用のプログラムをメモリ52に格納しておき、このプログラムをプロセッサ51が実行することにより、図2に示した家電自動制御部12、家電情報収集部14、コントローラ連携部15およびセンサ情報収集部17が実現される。メインコントローラ1の規則管理DB11、家電情報DB13およびセンサ情報DB16は、メモリ52に必要な情報を記憶させることにより実現される。また、コントローラ用ホームネットワーク接続I/F部18および家電用ホームネットワーク接続I/F部19は入出力インタフェース53により実現される。また、サブコントローラ2を実現する場合、サブコントローラ用のプログラムをメモリ52に格納しておき、このプログラムをプロセッサ51が実行することにより、図3に示した家電代理制御部22、家電情報収集部23、コントローラ連携部24およびセンサ情報収集部25が実現される。サブコントローラ2の簡易規則管理DB21はメモリ52に必要な情報を記憶させることにより実現される。また、コントローラ用ホームネットワーク接続I/F部26および家電用ホームネットワーク接続I/F部27は入出力インタフェース53により実現される。
なお、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携してメインコントローラ1の各部、サブコントローラ2の各部を実現するようにしてもよい。
図5は、メインコントローラ1が備えている規則管理DB11の構成例を示す図である。制御管理DB11は、1つ以上の制御規則エントリにより構成される。各制御規則エントリは、制御規則の識別情報である規則番号111と、規則の制御条件を表す複数の条件112と、条件112が表す制御条件が満たされた場合に実施する動作を規定する制御115とにより構成される。また、複数の条件112の各々は、家電用ホームネットワークに接続しているセンサの1つを示すセンサID113と、センサID113が示しているセンサの状態を表す状態114とにより構成される。制御115は、条件112に設定されている条件の全てが満たされた場合に実施する制御の対象とする家電を示す家電ID116と、条件112に設定されている条件の全てが満たされた場合に実施する制御を表す制御117とにより構成される。センサID113が示しているセンサが温度センサの場合、状態114には温度の条件が設定される。例えば、「XX℃以上」、「YY℃以下」、「XX℃以上かつYY℃以下」、などの条件が設定される。
規則管理DB11の制御規則エントリは、利用者が、図2では記載を省略している入力部を利用して1つ以上の条件112を入力するとともに制御115を入力するなどして生成する。具体的には、利用者は、センサID113および状態114の組を1つ以上入力するとともに、家電ID116および制御117を入力する。
図6は、メインコントローラ1が備えているセンサ情報DB16の構成例を示す図である。センサ情報DB16は、1つ以上のセンサ情報エントリにより構成され、各センサ情報エントリは、上記のセンサID113と同様の情報であるセンサID161と、センサの種別を示すセンサ種別162と、センサの状態を示す状態163と、センサを収容しているコントローラを示す収容先164とにより構成される。センサの状態は、センサが温度を検出するためのものであれば、センサにより検出された温度とする。すなわち、センサの状態は、センサによる検知結果を示すものとする。収容先164には、メインコントローラの識別情報またはサブコントローラの識別情報が格納される。
図7は、メインコントローラ1が備えている家電情報DB13の構成例を示す図である。家電情報DB13は、1つ以上の家電情報エントリにより構成され、各家電情報エントリは、家電用ホームネットワークに接続している家電の1つを示す家電ID131と、家電ID131が示す家電の種別を示す家電種別132と、家電ID131が示す家電の状態を表す状態133と、家電を収容しているコントローラを示す収容先134とにより構成される。収容先134には、メインコントローラの識別情報またはサブコントローラの識別情報が格納される。
図8は、サブコントローラ2が備えている簡易規則管理DB21の構成例を示す図である。簡易規則管理DB21は、1つ以上の簡易制御規則エントリにより構成される。各簡易制御規則エントリは、簡易制御規則の識別情報である簡易規則番号211と、簡易規則の制御条件を表す条件212と、条件212が表す制御条件が満たされた場合に実施する動作を規定する制御215とにより構成される。また、条件212は、家電用ホームネットワークに接続しているセンサの1つを示すセンサID213と、センサID213が示しているセンサの状態を表す状態214とにより構成される。制御215は、条件212に設定されている条件が満たされた場合に実施する制御の対象とする家電を示す家電ID216と、条件212に設定されている条件が満たされた場合に実施する制御を表す制御217とにより構成される。
以下、実施の形態1にかかる宅内制御システムを構成しているメインコントローラ1とサブコントローラ2の連携動作について説明する。
図9は、メインコントローラ1の規則管理DB11の設定例を示す図である。本設定例では、条件#1=「センサ4−1のセンサ情報が20℃以上」、条件#2=「センサ4−2のセンサ情報が18℃以上」、という2つの条件が満たされた時に、「家電3−2を省エネ運転モードで動作させる」という制御規則を定義し、規則番号が「1」の制御規則エントリに登録した例を示している。ここでは、センサ4−1およびセンサ4−2はいずれも温度センサであり、家電3−2は省エネモード運転に対応可能なエアコンであることを想定している。
メインコントローラ1の動作を簡単に説明すると、メインコントローラ1は、宅内制御システム内の各センサから定期的にセンサ情報を収集し、収集したセンサ情報と規則管理DB11の設定内容に基づいて、宅内制御システム内の各家電を制御する。ただし、メインコントローラ1は、自コントローラが接続されているホームネットワーク100とは異なるホームネットワーク200に接続されているセンサ4−2からセンサ情報を収集する場合、サブコントローラ2経由でセンサ情報を収集する。すなわち、メインコントローラ1は、ホームネットワーク300、サブコントローラ2およびホームネットワーク200を介して、センサ4−2からセンサ情報を収集する。
図10は、メインコントローラ1の規則管理DB11の設定状態が図9に示したもの、すなわち、規則管理DB11で管理されている制御規則エントリが1つのみである場合の宅内制御システムの全体動作の一例を示す図である。
宅内制御システムにおいて、メインコントローラ1は、まず、直接収容しているセンサ、すなわち、自コントローラと同様にホームネットワーク100に接続されているセンサ4−1からセンサ情報を収集する。具体的には、メインコントローラ1がセンサ4−1に対して情報収集要求を送信し(ステップS11)、センサ4−1は、情報収集要求を受信すると、温度を測定し、測定結果を示すセンサ情報を含んだ情報収集応答を返送する(ステップS12)。ここでは、温度の測定結果が20℃である場合を想定している。なお、ステップS11ではメインコントローラ1のセンサ情報収集部17が家電用ホームネットワーク接続I/F部19経由でセンサ4−1に情報収集要求を送信する。メインコントローラ1のセンサ情報収集部17は、情報収集応答を受信すると、情報収集応答に含まれているセンサ情報をセンサ情報DB16に登録してセンサ情報DB16を更新する。具体的には、図6に示した構成のセンサ情報DB16の状態163へセンサ情報を登録する。ここでは「20℃」を登録する。なお、センサID161にはセンサ4−1を示すセンサID「センサ4−1」を登録し、センサ種別162には「温度センサ」を登録する。センサ4−1を示すセンサIDが登録済みのセンサ情報エントリが既に存在している場合には、センサ情報を上書きしてセンサ情報エントリを更新する。
メインコントローラ1は、次に、センサ情報DB16の内容と規則管理DB11の内容とに基づいて、簡易規則設定条件の一致検出を行い(ステップS13)、条件一致を検出した場合にはサブコントローラ2へ簡易規則設定要求を送信する(ステップS14)。「簡易規則設定」とは、サブコントローラ2の簡易規則管理DB21に簡易規則を設定する処理を意味する。よって、ステップS13では、サブコントローラ2の簡易規則管理DB21に簡易規則を設定する必要があるか否かを判定する。ここでは、規則管理DB11が図9に示した状態、すなわち、サブコントローラ2に収容された家電3−2を制御対象とする規則番号「1」の制御規則エントリが管理され、かつセンサ情報DB16にはセンサ4−1から収集したセンサ情報が登録された状態である。そのため、メインコントローラ1は、センサ4−1に対応する条件である条件#1を満たしているかどうかを確認し、条件#1を満たしていれば、簡易規則設定条件に一致したと判断する。
このように、メインコントローラ1は、自装置が接続されている家電用ホームネットワークであるホームネットワーク100に接続されているセンサ4−1から取得したセンサ情報が、制御規則エントリに登録されている条件のうち、センサ4−1に対応する条件を満たし、かつ制御対象の家電がサブコントローラ2に収容されている家電3−2の場合、簡易規則設定条件に一致したと判断する。なお、制御規則エントリにセンサ4−1に対応する条件が複数登録されている場合、メインコントローラ1は、センサ4−1から取得したセンサ情報がセンサ4−1に対応する条件の全てを満たし、かつ制御対象が家電3−2の場合に、簡易規則設定条件に一致したと判断する。また、ホームネットワーク100に接続されているセンサが複数の場合、メインコントローラ1は、複数のセンサ各々から取得したセンサ情報が、複数のセンサ各々に対応する条件を満たし、かつ制御対象が家電3−2の場合に、簡易規則設定条件に一致したと判断する。
上記のステップS12で収集したセンサ情報は「20℃」を示しているため、メインコントローラ1は、条件#1を満たしていると判断する。すなわち、メインコントローラ1は、簡易規則設定条件の一致を検出したと判断する。ステップS14において、メインコントローラ1は、サブコントローラ2に収容されているセンサ4−2の条件を示した条件#2、すなわちセンサ4−2を示す「センサID」および18℃以上を示す「状態」と、制御動作に関する情報とを含んだ簡易規則設定要求を送信する。制御動作に関する情報とは、自動制御対象の家電を示す「家電ID」および自動制御動作を示す「制御」である。ここでは、「家電ID」は家電3−2を示し、「制御」は省エネ運転を示す。ステップS13およびS14の処理はコントローラ連携部15が行う。
サブコントローラ2は、メインコントローラ1から簡易規則設定要求を受信すると、簡易規則を設定する(ステップS15)。具体的には、サブコントローラ2は、受信した簡易規則設定要求から「センサID」、「状態」、「家電ID」、および「制御」を取り出し、図8に示した構成の簡易規則管理DB21に設定する。なお、サブコントローラ2においては、コントローラ連携部24がステップS15の処理を実行する。図11は、ステップS15を実行した後の簡易規則管理DB21の状態を示す図である。図11に示した簡易規則番号が「1」の簡易制御規則エントリは、「センサ4−2のセンサ情報が18℃以上を示す場合に家電3−2を省エネ運転させる」という内容の制御規則を示している。
メインコントローラ1は、サブコントローラ2へ簡易規則設定要求を送信すると、次に、サブコントローラ2に対し、センサ4−2を指定する情報を含んだ情報代理収集要求を送信してセンサ情報の収集を要求する(ステップS16)。なお、メインコントローラ1においては、センサ情報収集部17が情報代理収集要求を送信する。
サブコントローラ2は、情報代理収集要求を受信すると、情報代理収集要求の内容に従った情報を収集する。受信した情報代理収集要求にはセンサ4−2を指定する情報が含まれているため、サブコントローラ2は、センサ4−2に対して情報収集要求を送信し(ステップS17)、センサ4−2から情報収集応答を受信することによりセンサ情報を収集する(ステップS18)。これらのステップS17およびS18は、上記のステップS11およびS12の処理、すなわち、メインコントローラ1がセンサ4−1からセンサ情報を収集する処理と同様である。サブコントローラ2においては、センサ情報収集部25が、情報収集要求の送信および情報収集応答の受信を行う。
センサ4−2は、情報収集要求を受信すると、温度を測定し、測定結果を示すセンサ情報を含んだ情報収集応答を返送する。ここでは、19℃を示すセンサ情報を含んだ情報収集応答を返送する(ステップS18)。
サブコントローラ2は、センサ情報を収集すると、センサ情報が簡易規則管理DB21に設定されている条件に一致するかどうかを確認する。収集したセンサ情報は19℃を示し、一方、簡易規則管理DB21に設定されている条件には「18℃以上」が設定されている。そのため、サブコントローラ2は、条件一致を検出し(ステップS19)、さらに、簡易規則管理DB21に設定されている制御内容に従った動作、具体的には、「家電ID」が示す家電3−2に対して、省エネ運転を指示する情報を含んだ家電制御要求を送信する動作を実行する(ステップS20)。このように、サブコントローラ2は、収集したセンサ情報、および簡易規則管理DB21に設定されている条件に基づいて、家電3−2を制御する。サブコントローラ2においては、家電代理制御部22が、ステップS19およびS20の処理を実行する。
サブコントローラ2は、さらに、上記のステップS16でメインコントローラ1から受信した情報代理収集要求に対する応答として、上記のステップS18で収集したセンサ情報を含んだ情報代理収集応答をメインコントローラ1へ送信する(ステップS21)。このステップS21は、上記のステップS19およびS20の実施の有無に関係なく実行する。すなわち、サブコントローラ2は、センサ4−2から収集したセンサ情報が簡易規則管理DB21に設定されている条件を満たしていない場合でも、ステップS21を実行して情報代理収集応答を送信する。サブコントローラ2においては、センサ情報収集部25が情報代理収集応答を送信する。メインコントローラ1は、情報代理収集応答で送信されたセンサ情報を受け取ると、受け取ったセンサ情報を確認し、家電3−1を自動制御する必要があるか否かを判定する。また、メインコントローラ1は、情報代理収集応答で送信されたセンサ情報を確認することにより、家電3−2の動作状態を把握することができる。よって、図2では記載を省略している表示部などに家電3−2の動作状態を表示させて利用者に知らせることができる。
家電3−2は、上記のステップS20で送信された家電制御要求を受信すると、省エネ運転モードで動作する。すなわち、家電3−2は、省エネ運転モードとは異なる運転モードでの動作中に家電制御要求を受信した場合は省エネ運転モードに切り替え、省エネ運転モードでの動作中に家電制御要求を受信した場合は省エネ運転モードでの動作を継続する。
以上のステップS11〜S21の動作により、センサ4−2からセンサ情報を収集したサブコントローラ2は、メインコントローラ1にセンサ情報を転送する前に家電自動制御における制御規則の条件が一致したことを検知し、家電3−2に対して制御を実施することが可能になる。そのため、サブコントローラ2からメインコントローラ1へセンサ情報を転送する処理、転送されたセンサ情報に基づきメインコントローラ1が制御規則の条件一致を検知する処理、メインコントローラ1がサブコントローラ2へ家電制御要求を送信する処理、が必要なくなる。従って、メインコントローラ1がセンサ情報の収集を開始してから、サブコントローラ2に収容されている家電3−2に対して動作モードの変更を指示するまでの所要時間を短縮することができる。
なお、メインコントローラ1およびサブコントローラ2は、ステップS11〜S21を定期的に実行する。上述した説明から分かるように、ステップS11〜S21のうち、ステップS13〜S15、S19、S20については、実行される場合と実行されない場合がある。そのため、ステップS12に続いてステップS16が実行される場合がある。また、ステップS18に続いてステップS21が実行される場合もある。
また、図10に示した動作はサブコントローラが1つの場合を想定しているが、サブコントローラが複数の場合もありうる。仮に、図1に示した構成の宅内制御システムがメインコントローラ1およびサブコントローラ2に加えてサブコントローラ5を有し、サブコントローラ5はホームネットワーク300に接続され、かつ配下にセンサ4−5および家電3−5を有する場合、メインコントローラ1の動作は以下に示したものとなる。メインコントローラ1は、センサ4−1から取得したセンサ情報およびセンサ4−5から取得したセンサ情報の双方が、規則管理DB11で管理されている制御規則エントリのうち、サブコントローラ2配下の家電3−2を制御対象とする制御規則エントリに登録されている条件を満足している状態を検知すると、サブコントローラ2に簡易規則を設定する条件に一致したと判断する。この場合、メインコントローラ1は、サブコントローラ2宛に簡易規則設定要求を送信し、サブコントローラ2に簡易規則を設定する。同様に、メインコントローラ1は、センサ4−1から取得したセンサ情報およびセンサ4−2から取得したセンサ情報の双方が、規則管理DB11で管理されている制御規則エントリのうち、サブコントローラ5配下の家電3−5を制御対象とする制御規則エントリに登録されている条件を満足している状態を検知すると、サブコントローラ5に簡易規則を設定する条件に一致したと判断する。この場合、メインコントローラ1は、サブコントローラ5宛に簡易規則設定要求を送信し、サブコントローラ5に簡易規則を設定する。
また、図10に示したステップS11〜S21のシーケンスは、説明が複雑になるのを回避して特徴的な動作を分かり易くするために、規則管理DB11で管理されている制御規則エントリが1つの場合を想定したものである。しかし、実際には、規則管理DB11で管理されている制御規則エントリが複数の場合が多い。規則管理DB11で管理されている制御規則エントリが複数の場合、図10に示したステップS13〜S15に相当する処理として、図12に示したフローチャートに従った処理を実行する。図12は、メインコントローラ1が、規則管理DB11およびセンサ情報DB16に基づいて、サブコントローラ2に簡易規則の設定を行う必要があるか否かを判定し、簡易規則を設定する動作の一例を示すフローチャートである。
メインコントローラ1は、規則管理DB11で管理している制御規則エントリが複数の場合、センサ4−1からセンサ情報を収集した後、複数の制御規則エントリの各々を対象として、図12に示したステップS31〜S35を繰り返し実行する。すなわち、メインコントローラ1のコントローラ連携部15は、複数の制御規則エントリの中の1つを選択し、選択した制御規則エントリとセンサ4−1から収集したセンサ情報が登録済のセンサ情報DB16とを比較して簡易規則設定が必要か否かを判断し(ステップS31〜S33に相当する処理)、簡易規則設定が必要と判断した場合には、サブコントローラ2に簡易規則設定要求を送信する(ステップS34およびS35に相当する処理)。ここでは図1に示した構成の場合について説明しているため、簡易規則設定が必要と判断した場合の設定先は一意に決まり、サブコントローラ2となる。しかし、サブコントローラが複数の場合もあるため、その場合には、コントローラ連携部15は、簡易規則の設定先のサブコントローラを特定する処理も行う。この処理がステップS34に相当する処理である。コントローラ連携部15は、図7に示した家電情報DB13の収容先134を参照することにより、簡易規則の設定先のサブコントローラを特定できる。コントローラ連携部15は、簡易規則設定が不要と判断するか、サブコントローラ2に簡易規則設定要求を送信すると、制御規則エントリを再選択し、再選択した制御規則エントリについて、同様の処理を実行する。以下、メインコントローラ1は、規則管理DB11で管理されている全ての制御規則エントリについて同様の処理を実行するまで、制御規則エントリの再選択、簡易規則設定が必要か否かの判定、簡易規則設定要求の送信、を繰り返し行う。図12に示した制御手順は、規則管理DB11内の各制御規則エントリに設定されている条件のうち、サブコントローラ2配下のセンサ4−2から得られるセンサ情報についての条件が1つの場合を前提としたものである。以下にステップS31〜S35の動作を詳しく説明する。
コントローラ連携部15は、複数の制御規則エントリの中の1つを選択すると、まず、選択した制御規則エントリ(以下、選択中規則と称する)に設定されている条件の各々とセンサ4−1から収集されてセンサ情報DB16に登録済みのセンサ情報(以下、単に、「センサ4−1のセンサ情報」と記載する)を比較し、センサ情報と条件の一致数を求める(ステップS31)。すなわち、センサ4−1のセンサ情報が満足している条件の数を確認する。コントローラ連携部15は、次に、選択中規則に設定された条件の数から1を減算した数がステップS31で求めた一致数に等しいか否かを確認する(ステップS32)。両者が等しくない場合(ステップS32:No)、選択中規則を対象とした処理を終了し、これまでに選択していない制御規則エントリが存在する場合には、制御規則エントリを再選択してステップS31〜S35の処理を繰り返す。これまでに選択していない制御規則エントリが存在しない場合には、ステップS31〜S35に示した繰り返し処理を終了する。
また、コントローラ連携部15は、選択中規則に設定された条件の数から1を減算した数がステップS31で求めた一致数に等しい場合(ステップS32:Yes)、制御対象の家電がサブコントローラの配下か否かを確認する(ステップS33)。制御対象の家電がサブコントローラの配下か否かは、選択中規則の家電ID116をキーとして家電情報DB13を探索し、発見した家電情報エントリの収容先134を確認することにより判別できる。すなわち、収容先134にメインコントローラ1以外の識別情報が格納されていれば、サブコントローラの配下と判断する。制御対象の家電がサブコントローラの配下であれば(ステップS33:Yes)、コントローラ連携部15は、制御対象の家電を収容しているサブコントローラを特定する(ステップS34)。家電情報エントリの収容先134に格納されている識別情報が制御対象の家電を収容しているサブコントローラとなる。ここでは、制御対象の家電を収容しているサブコントローラがサブコントローラ2であるため、コントローラ連携部15は、ステップS34の処理を終了すると、サブコントローラ2に対して簡易規則設定要求を送信して簡易規則を設定する(ステップS35)。制御対象の家電がサブコントローラの配下ではない場合(ステップS33:No)、選択中の制御規則エントリを対象とした処理を終了し、これまでに選択していない制御規則エントリが存在する場合には、制御規則エントリを再選択してステップS31〜S35の処理を繰り返す。
なお、上記ステップS33の判定処理をステップS31およびS32の前に実行するようにしてもよい。ステップS33の判定処理を先に実施することにより、ステップS31およびS32の実行回数を削減でき、処理負荷が必要以上に増大するのを防止できる。また、上記のステップS31において、コントローラ連携部15は、センサ情報と条件の一致数を求めることとしたが、不一致数を求めても構わない。また、コントローラ連携部15は、センサ情報と条件の一致数を求めるのではなく、メインコントローラ1配下のセンサ4−1のセンサ情報が、選択中規則に設定されている条件のうち、センサ4−1を対象とした条件の全てを満たしているか否かを確認するようにしてもよい。
本実施の形態においては、メインコントローラ1とサブコントローラ2が連携してサブコントローラ2配下の家電3−2を制御し、省エネ運転モードを開始させる場合の例について、図10を用いて説明したが、省エネ運転モードを終了させる場合の動作も同様である。すなわち、家電3−2を通常運転モードに切り替える条件が登録された制御規則エントリである省エネモード終了規則をメインコントローラ1の規則管理DB11が保持しておき、メインコントローラ1のコントローラ連携部15は、センサ4−1のセンサ情報が省エネモード終了規則に登録されている条件を満たしている場合、省エネモード終了規則に登録されている条件のうち、サブコントローラ2配下のセンサ4−2から得られるセンサ情報が満たすべき条件と、家電3−2を示す家電IDと、センサ4−2のセンサ情報が条件を満たした場合に省エネモードを終了させることを示す情報とを含んだ簡易規則設定要求をサブコントローラ2へ送信して簡易規則を設定し、さらに、情報代理収集要求をサブコントローラ2へ送信する。
以上のように、本実施の形態にかかる宅内制御システムにおいて、メインコントローラ1は、自動制御の対象とする家電の情報、各家電の自動制御を開始する条件、自動制御動作の内容などが登録された規則管理DB11を備え、自装置配下のセンサからセンサ情報を取得すると、取得したセンサ情報および規則管理DB11に登録されている情報に基づいて、サブコントローラ2配下の家電3−2の自動制御を開始する条件、自動制御動作の内容をサブコントローラ2に通知する必要があるかどうかを判断し、通知する必要がある場合には、家電3−2の自動制御を開始する条件、自動制御動作の内容を通知する。サブコントローラ2は、自装置配下の家電3−2の自動制御を開始する条件、自動制御動作の内容がメインコントローラ1から通知されてきた場合、センサ4−2から取得したセンサ情報が家電3−2の自動制御を開始する条件を満たしているかどうかを確認し、条件を満たしている場合には家電3−2の自動制御を実施する。これにより、サブコントローラ2は、センサ4−2からセンサ情報を収集した場合、メインコントローラ1にセンサ情報を転送する前に家電3−2に対して動作モードの変更を指示する必要があるかどうかを判定し、変更が必要な場合には動作モードの変更を指示することができる。すなわち、サブコントローラ2からメインコントローラ1へセンサ情報を転送し、メインコントローラ1が制御規則の条件一致を検知してサブコントローラ2経由で家電制御要求を送信する必要がなくなるため、メインコントローラ1がセンサ情報の収集を開始してから家電3−2に対して動作モードの変更を指示するまでの所要時間を短縮することができる。よって、サブコントローラ2配下の家電3−2を低遅延で制御することができる。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる宅内制御システムについて説明する。なお、システムの全体構成は、実施の形態1と同様とする。また、メインコントローラ1およびサブコントローラ2の構成も実施の形態1と同様とする。ただし、メインコントローラ1が備えている規則管理DB11の構成を図13に示したものとする。
図13に示した規則管理DB11は、図5に示した実施の形態1の規則管理DB11に対して優先度118を追加したものである。優先度118は、制御規則エントリの処理優先度を示す情報である。優先度118には、処理優先度を示す情報として数値などが設定される。単に、優先度が高いか低いかを示す2値の情報を設定してもよい。優先度が高い場合に設定される優先度フラグとしてもよい。
本実施の形態において、メインコントローラ1は、優先度が高い制御規則エントリを対象として、実施の形態1で説明した制御動作を行う。すなわち、メインコントローラ1は、優先度が高い制御規則エントリを対象として、図12に示した制御動作を行い、必要な条件を満たしていると判断すると、サブコントローラ2に対して簡易規則設定要求を送信して簡易規則を設定する。
このように、本実施の形態にかかる宅内制御システムにおいて、メインコントローラ1は、優先度の高い制御規則エントリに基づいてサブコントローラ2配下の家電3−2を制御する場合、実施の形態1で説明した制御手順に従い、優先度の低い制御規則エントリに基づいて家電3−2を制御する場合には、コントローラ用ホームネットワークであるホームネットワーク300およびサブコントローラ2を介してセンサ4−2からセンサ情報を取得し、家電3−2の制御が必要か否かを判定する。これにより、優先度の高い制御規則エントリに設定された条件に基づいてサブコントローラ2配下の家電3−2を制御する際には低遅延で制御することができる。また、家電3−2の制御が必要か否かの判定処理をサブコントローラ2において実施する頻度を下げることができ、サブコントローラ2の負荷を軽減させることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 メインコントローラ、2 サブコントローラ、3−1,3−2 家電、4−1,4−2 センサ、11 規則管理データベース、12 家電自動制御部、13 家電情報データベース、14,23 家電情報収集部、15,24 コントローラ連携部、16 センサ情報データベース、17,25 センサ情報収集部、18,26 コントローラ用ホームネットワーク接続I/F部、19,27 家電用ホームネットワーク接続I/F部、21 簡易規則管理データベース、22 家電代理制御部、50 バス、51 プロセッサ、52 メモリ、53 入出力インタフェース、100,200,300 ホームネットワーク。

Claims (7)

  1. 家電機器が接続される第1のネットワークおよび第2のネットワークと、前記第1のネットワークに接続された家電機器および前記第2のネットワークに接続された家電機器を制御可能なメインコントローラと、前記第2のネットワークに接続された家電機器を制御可能なサブコントローラとを備えた宅内制御システムにおいて、前記メインコントローラとして動作する宅内制御装置であって、
    前記第2のネットワークに接続された家電機器の自動制御を開始する条件および自動制御の内容が登録された制御規則を管理する規則管理データベースと、
    前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果に基づいて、前記第2のネットワークに接続された家電機器を自動制御するための動作を前記サブコントローラに開始させる必要があるか否かを判定し、開始させる必要がある場合には、前記規則管理データベースで管理されている制御規則に登録されている情報の一部を前記サブコントローラへ送信して前記第2のネットワークに接続された家電機器自動制御を行うか否かを前記サブコントローラに判定させるコントローラ連携部と、
    を備えることを特徴とする宅内制御装置。
  2. 前記制御規則には、前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が満足すべき条件である第1の条件と、前記第2のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が満足すべき条件である第2の条件と、自動制御の対象とする家電機器の識別情報と、前記第1の条件および前記第2の条件が満足されている場合に前記識別情報に対応する家電機器に対して実施する制御の内容を示す制御内容情報と、が登録されており、
    前記コントローラ連携部は、前記規則管理データベースで管理されている制御規則の1つを選択し、前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が選択中の制御規則に登録されている前記第1の条件を満足している場合、選択中の制御規則に登録されている、前記第2の条件、前記識別情報および前記制御内容情報を前記サブコントローラへ送信する処理、を前記規則管理データベースで管理されている全ての制御規則を対象として実施する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の宅内制御装置。
  3. 前記制御規則には、前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が満足すべき条件である第1の条件と、前記第2のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が満足すべき条件である第2の条件と、自動制御の対象とする家電機器の識別情報と、前記第1の条件および前記第2の条件が満足されている場合に前記識別情報に対応する家電機器に対して実施する制御の内容を示す制御内容情報と、制御規則の優先度と、が登録されており、
    前記コントローラ連携部は、前記規則管理データベースで管理されている制御規則の1つを選択し、前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が選択中の制御規則に登録されている前記第1の条件を満足し、かつ選択中の制御規則が高優先度に設定されている場合、選択中の制御規則に登録されている、前記第2の条件、前記識別情報および前記制御内容情報を前記サブコントローラへ送信する処理、を前記規則管理データベースで管理されている全ての制御規則を対象として実施する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の宅内制御装置。
  4. 前記制御規則には、前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が満足すべき条件である第1の条件と、前記第2のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が満足すべき条件である第2の条件と、自動制御の対象とする家電機器の識別情報と、前記第1の条件および前記第2の条件が満足されている場合に前記識別情報に対応する家電機器に対して実施する制御の内容を示す制御内容情報と、が登録されており、
    前記サブコントローラが複数の場合、
    前記メインコントローラは、前記第2のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果を前記複数のサブコントローラの各々から取得し、前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が前記第1の条件を満足し、かつ前記複数のサブコントローラの中の1台を除いた残り全てのサブコントローラから取得したセンシング結果が前記第2の条件を満足している場合、前記制御規則に登録されている前記第2の条件、前記識別情報および前記制御内容情報を前記第2の条件を満足していないセンシング結果の取得元のサブコントローラへ送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の宅内制御装置。
  5. 家電機器が接続される第1のネットワークおよび第2のネットワークと、前記第1のネットワークに接続された家電機器および前記第2のネットワークに接続された家電機器を制御可能なメインコントローラと、前記第2のネットワークに接続された家電機器を制御可能なサブコントローラとを備えた宅内制御システムであって、
    前記メインコントローラは、
    前記第2のネットワークに接続された家電機器の自動制御を開始する条件および自動制御の内容が登録された制御規則を管理する規則管理データベースと、
    前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果に基づいて、前記第2のネットワークに接続された家電機器を自動制御するための動作を前記サブコントローラに開始させる必要があるか否かを判定し、開始させる必要がある場合には、前記規則管理データベースで管理されている制御規則に登録されている情報の一部を前記サブコントローラへ送信して前記第2のネットワークに接続された家電機器を自動制御するための動作を開始させるコントローラ連携部と、
    を備え、
    前記サブコントローラは、
    前記コントローラ連携部から送信された、前記規則管理データベースで管理されている制御規則に登録されている情報の一部を受け取り、前記第2のネットワークに接続された家電機器の制御規則として管理する簡易規則管理データベースと、
    前記第2のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果と前記簡易規則管理データベースで管理されている制御規則とに基づいて、前記第2のネットワークに接続されている家電機器を制御する家電代理制御部と、
    を備えることを特徴とする宅内制御システム。
  6. 前記メインコントローラは、前記第2のネットワークに接続されたセンサからセンシング結果を収集するよう、前記サブコントローラに対して定期的に要求し、
    前記サブコントローラは、前記第2のネットワークに接続されたセンサからセンシング結果を収集するよう、前記メインコントローラから要求されると、要求されたセンシング結果を収集して前記メインコントローラへ送信するとともに、収集したセンシング結果および前記簡易規則管理データベースで管理されている制御規則に基づいて、前記第2のネットワークに接続されている家電機器を制御する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の宅内制御システム。
  7. 前記サブコントローラを複数備え、
    前記制御規則には、前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が満足すべき条件である第1の条件と、前記第2のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が満足すべき条件である第2の条件と、自動制御の対象とする家電機器の識別情報と、前記第1の条件および前記第2の条件が満足されている場合に前記識別情報に対応する家電機器に対して実施する制御の内容を示す制御内容情報と、が登録されており、
    前記複数のサブコントローラの各々は、センシング結果の収集要求を前記メインコントローラから受けると、前記第2のネットワークに接続されたセンサのうち、自コントローラと対応付けられているセンサにおけるセンシング結果を前記メインコントローラへ送信し、
    前記メインコントローラは、前記第1のネットワークに接続されたセンサによるセンシング結果が前記第1の条件を満足し、かつ前記複数のサブコントローラの中の1台を除いた残り全てのサブコントローラから受信したセンシング結果が前記第2の条件を満足している場合、前記制御規則に登録されている前記第2の条件、前記識別情報および前記制御内容情報を前記第2の条件を満足していないセンシング結果の送信元のサブコントローラへ送信する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の宅内制御システム。
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