JP6320290B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、半導体集積回路に関する。
近年、半導体集積回路の低消費電力化が、推進されている。
半導体集積回路の消費電力の削減のための一手法として、半導体集積回路内で駆動されていない回路ブロックに対する電力の供給が遮断される。
回路ブロックに対する電力の遮断は、回路ブロックと電源線(又はグランド線)との間に配置されたスイッチ回路によって、実行される。
特開2013−125774号公報
半導体集積回路の動作中における電源のスイッチング時間の短縮及び電力の削減を図る技術を提案する。
本実施形態の半導体集積回路は、第1の電圧が印加される電圧線と、信号処理を行う第1の回路と、前記電圧線と前記第1の回路との間に接続され、前記第1の回路に対する第1の電圧の供給を制御するスイッチ回路と、を含み、前記スイッチ回路は、第1の制御信号に基づいて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を第1の制御方式で制御する1以上の第1のスイッチブロックと、複数のスイッチセクションを含み、前記第1の制御信号と異なる複数の第2の制御信号に基づいて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を前記第1の制御方式と異なる第2の制御方式で制御する第2のスイッチブロックと、を含み、前記第1のスイッチブロックは、前記第1の回路と前記電圧線との接続が完了したことを示す第3の制御信号を、前記第2のスイッチブロックに出力し、前記第2のスイッチブロックは、前記第3の制御信号を用いて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を制御する。
実施形態の半導体集積回路を含む半導体システムの全体構成を示す図。 実施形態の半導体集積回路内のスイッチ回路の構成例を示す図。 実施形態の半導体集積回路の内部構成の一例を示す図。 実施形態に半導体集積回路の動作例を説明するための図。 実施形態の半導体集積回路におけるスイッチ回路の構成例を示す図。 実施形態の半導体集積回路のスイッチ回路の内部構成の一例を示す図。 実施形態の半導体集積回路のスイッチ回路の内部構成の一例を示す図。 実施形態の半導体集積回路におけるスイッチ回路の動作例を示す図。 実施形態の半導体集積回路におけるスイッチ回路の動作例を示す図。 実施形態の半導体集積回路におけるスイッチ回路の動作例を示す図。 実施形態の半導体集積回路におけるスイッチ回路の動作例を示す図。 実施形態の半導体集積回路におけるスイッチ回路の動作例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本実施形態について詳細に説明する。以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下の実施形態において、末尾に区別化のための数字/英字を伴った参照符号(例えば、スイッチ素子及び制御信号など)が相互に区別されない場合、末尾の数字が省略された表記が、各参照符号に用いられる。
[実施形態]
図1乃至図12を参照して、実施形態に係る半導体集積回路及びその制御方法が、説明される。
(1)第1の実施形態
図1乃至図9を参照して、第1の実施形態の半導体集積回路の構成例が、説明される。
(a)基本構成
(a−1)全体構成
図1は、本実施形態の半導体集積回路を含む半導体システムを示す図である。
例えば、図1に示されるように、本実施形態の半導体集積回路1は、半導体システム800内に、設けられている。本実施形態の半導体集積回路1を含む半導体システム800は、携帯端末、無線通信デバイス、パーソナルコンピュータなどの様々な電子機器に、搭載される。
半導体システム800は、本実施形態の半導体集積回路1に加え、システムコントローラ70、省電力コントローラ(Low Power Controller)79などを、含む。
システムコントローラ70は、半導体システム800内の全体の管理及び制御を、実行する。
省電力コントローラ79は、システムコントローラ70の制御と連動して、半導体集積回路1の動作の一部や電源のオン/オフを制御する。また、省電力コントローラ79は、半導体集積回路1からの処理結果を、システムコントローラ70又は他のデバイスへ、転送する。以下では、説明の簡略化のために、システムコントローラ70及び省電力コントローラ79の少なくとも一方は、外部制御デバイス7ともよばれる。
尚、半導体システム800において、半導体集積回路1、システムコントローラ70及び省電力コントローラ79は、互いに信号の送受信が可能なように、直接的又は間接的に、接続されている。また、半導体システム800は、有線ケーブル、無線通信、又は、インターネットによって、半導体システム800の外部の他のデバイスと、直接的又は間接的に、結合されている。
半導体集積回路1、システムコントローラ70及び省電力コントローラ79のそれぞれは、2つの電圧線900,990間に接続されている。
電源電圧VDDは、第1の電圧線(以下では、電源線とよばれる)900に印加され、グランド電圧VSSは、第2の電圧線(以下では、グランド線とよばれる)990に印加されている。電源線900及びグランド線990によって、半導体システム800の駆動のための電圧が、半導体システム800内の各回路(デバイス)1,70,79に、供給される。
図1に示されるように、本実施形態の半導体集積回路(以下では、LSIデバイスとも表記される)1は、SoC(System on Chip)方式のデバイスである。
LSIデバイス1は、複数の回路(マクロ、回路ブロック)を含む。LSIデバイス1は、電源のオン/オフ(電力の供給/遮断)が制御される回路(回路ブロック)10、及び、電源のオン/オフが制御されない回路11を、含む。また、LSIデバイス1において、電源電圧VDDが常時供給されることが好ましい記憶素子やロジック素子を含む回路12が、回路10内に設けられる場合がある。
例えば、本実施形態のLSIデバイス1は、通信処理回路11、メモリ回路12及びCPU(Central Processing Unit)10などを含む。
通信処理回路11は、例えば、WiFi又はブルートゥースなどの無線通信規格に基づいた他の外部デバイス(サーバー、アクセスポイント又は通信端末)と半導体システム800との接続(及びインターフェイス)の制御及びデータの送受信のための各種の信号処理を、実行する。尚、通信処理回路11は、無線通信機能を有していてもよい。
メモリ回路12は、LSIデバイス1の外部からのデータ、LSIデバイス1の内部で生成されたデータ、及び、LSIデバイス1内の各回路の設定情報及び制御情報を、記憶する。メモリ回路12は、SRAMなどのメモリデバイス、フリップフロップ回路及びラッチ回路などを含む。
CPU(内部制御回路)10は、LSIデバイス1内の各回路11,12の動作を、管理及び制御する。CPU10は、LSIデバイス1の内部の動作状況を、システムコントローラ70及び省電力コントローラ79に、通知できる。CPU10は、LSIデバイス1の外部からの信号に対する計算処理、及び、LSIデバイス1の内部で生成された信号に対する計算処理を実行する。
CPU10は、複数の回路ブロックを含む。CPU10は、複数の回路ブロックのそれぞれが有する機能によって、回路の管理及び制御、データ転送の制御、インターフェイス処理、及び、各種の信号処理などを実行する。回路ブロックは、CPU10の各種の処理を実行するために、論理演算及び信号処理を実行する。
CPU10は、例えば、CPU10及びLSIデバイス1の消費電力の削減のために、LSIデバイス1の動作状況に応じて、複数の動作モードのうちの1つのモードで、駆動される。CPU10は、CPU10に設定された動作モードに応じて、CPU10内の複数の回路ブロックのうち1以上を非駆動状態にできる。
以下では、本実施形態のシステム及び回路の動作状態に関して、駆動状態は、オン状態又はラン(RUN)状態ともよばれ、非駆動状態は、オフ状態又はスリープ状態ともよばれる。
ラン状態において、回路ブロックによる各種の処理が実行される。スリープ状態(待機状態又は電源遮断状態ともよばれる)において、回路ブロックに対する電力(電圧/電流)の供給が遮断される。尚、本実施形態において、計算処理及びデータ転送が実行されない状態においてデータ(例えば、CPU10の設定情報やキャッシュ内の情報)の保持が継続される状態は、リテンション状態とよばれる。
CPU10は、CPU10の内部回路の動作状態をラン状態又はスリープ状態に設定するために、スイッチ回路20を含む。
スイッチ回路20は、CPU10に対する電力(例えば、電源電圧VDD)の供給を制御する。以下では、電力(電源電圧/電流)の供給を制御するスイッチ回路20は、パワースイッチ回路20とよばれる。
パワースイッチ回路20は、処理を実行する回路ブロック(駆動状態に設定されるべき回路ブロック)に対して、電源電圧VDDを供給する。これによって、回路ブロックは、ラン状態(オン状態)に設定される。
CPU10の動作状況に応じて、回路ブロックがラン状態からスリープ状態へ移行される時、パワースイッチ回路20は、外部制御デバイス7の制御に基づいて、CPU10内の回路ブロック内の内部電源線909を、電源線900から電気的に分離できる。
これによって、複数の回路ブロックのうち電源線900から電気的に分離された回路ブロックは、スリープ状態(オフ状態)に設定される。この結果として、CPU10の消費電力のうち、スリープ状態の回路ブロックの消費電力は、削減される。
複数の回路ブロックのうち少なくとも1つの回路ブロックの動作状態が、スリープ状態からラン状態へ移行される時、パワースイッチ回路20は、外部制御デバイス7の制御に基づいて、ラン状態に移行される回路ブロックを、電源線900に導通させる。これによって、駆動されるべき回路ブロックに電源電圧VDDが供給され、回路ブロックは、ラン状態に復帰する。尚、本実施形態において、回路ブロックがスリープ状態からラン状態へ移行される動作(復帰動作、再起動)は、ウェイクアップ(又はウェイクアップ動作)ともよばれる。
本実施形態のLSIデバイス1のCPU10内のパワースイッチ回路20は、制御方式の異なる複数のスイッチブロック(スイッチ回路)210,290を含む。
(a−2) パワースイッチ回路の基本構成
図2は、本実施形態のLSIデバイスに用いられるパワースイッチ回路の概略を説明するための図である。
図2に示されるように、本実施形態において、パワースイッチ回路20は、第1及び第2のスイッチブロック210,290を、含む。スイッチブロック210,290は、電源線900とCPU10の回路ブロック190内の内部電源線(仮想電源線ともよばれる)909との間に接続されている。回路ブロック190内において、内部電源線909に、素子及びモジュールが接続されている。尚、複数の内部電源線909が、1つの回路ブロック190内に、設けられてもよい。
第1及び第2のスイッチブロック210,290のそれぞれは、並列に配列された1以上のスイッチセルSCを含む。スイッチセルSCは、1以上のスイッチ素子PSWを含む。スイッチ素子PSWは、例えば、Pチャネル型電界効果トランジスタ(以下では、P型トランジスタと表記される)である。スイッチ素子PSWの電流経路は、電源線900,909間に直列に接続されている。
第1のスイッチブロック210は、回路ブロック190に対する電源電圧の供給の開始時(例えば、回路ブロックのオフ状態からオン状態への移行時)において、連続的にある程度一定なランプアップスピードで、電源電圧VDDを回路ブロック190に供給できる。
第1のスイッチブロック210は、外部制御デバイス7からの第1の制御信号PSW_ENaを、受ける。第1のスイッチブロック210は、第1の制御信号PSW_ENaに基づいて、スイッチ素子PSWをオン状態又はオフ状態にする。例えば、第1の制御信号PSW_ENaは、インバータ204を介して、スイッチセルSCのスイッチ素子(P型トランジスタ)PSWへ供給される。
尚、制御信号PSW_ENaは、外部制御デバイス7の制御に基づいて、CPU10内で生成されてもよい。システムコントローラ70及び省電力コントローラ79の少なくとも一方が、制御信号PSW_ENaを生成する。
第1のスイッチブロック210は、通知信号PSW_ACKを、第1のスイッチブロック210の外部に出力する。通知信号(完了通知信号)PSW_ACKは、第1のスイッチブロック210の制御(スイッチ素子のオン/オフ)が完了したことを示す信号である。
第2のスイッチブロック290は、複数のスイッチセクション(スイッチグループ)291−1〜291−5を含む。1つの回路ブロック190に対して、複数のスイッチセクション291が設けられている。複数のスイッチセクション291−1〜291−5のそれぞれは、互いに並列に、電源線900と回路ブロック190内の内部電源線909との間に接続されている。複数のスイッチセクション291−1〜291−5のそれぞれは、電源線900と内部電源線909との間に接続された1以上のスイッチセルSCを含む。
本実施形態において、第2のスイッチブロック290は、第1のスイッチブロック210からの通知信号PSW_ACKを、受ける。通知信号PSW_ACKによって、複数のスイッチセクション291−1〜291−5の少なくとも1つが、制御される。
これによって、パワースイッチ回路20は、通知信号PSW_ACKに基づいた外部制御デバイス7からの制御を待たずに、CPU10内部で、第1のスイッチブロック210の動作に連動して、第2のスイッチブロック290の動作(活性化及び非活性化)を、実行できる。
第2のスイッチブロック290は、外部制御デバイス7から、複数の第2の制御信号PSW_ENb1〜PSW_ENb5を受ける。複数の第2の制御信号PSW_ENb1〜PSW_ENb5のうち1つの制御信号が、複数のスイッチセクション291−1〜291−5のうち1つのスイッチセクションに、それぞれに供給される。
システムコントローラ70及び省電力コントローラ79の少なくとも一方が、制御信号PSW_ENb1〜PSW_ENb5を生成する。
尚、制御信号PSW_ENb1〜PSW_ENb5は、外部制御デバイス7の制御に基づいて、CPU10内で生成されてもよい。
複数のスイッチセクション291−1〜291−5は、例えば、複数の第2の制御信号PSW_ENb1〜ENb5によって、互いに異なるタイミングで、活性化(オン状態)又は非活性化(オフ状態)できる。
一例としては、回路ブロック(ここでは、CPU10の内部回路)のウェイクアップ時において、複数のスイッチセクション291−1〜291−5は、互いにずれたタイミングで、オン状態にされる。この場合、複数のスイッチセクション291−1〜291−5がオン状態となる順序に応じて、内部電源線909と電源線900との間に形成される電流経路が、各スイッチセクション291−1〜291−5内に形成される。
このように、第2のスイッチブロック290は、例えば、回路ブロック190のウェイクアップ時において、互いに独立な複数のスイッチセクション291によって、時分割(異なるタイミング)で、電源電圧(電力)を、回路ブロック190内の内部電源線909に供給できる。
尚、本実施形態において、パワースイッチ回路20、特に第2のスイッチブロック290が、どのように制御されるかは、ユーザーの仕様、CPU10(LSIデバイス1)が適用される半導体システム800の規格、LSIデバイスの適正な駆動条件を得るためのテスト工程の結果などに基づいて、ソフトウェア又はファームウェアによって調整及び選択できる。
パワースイッチ回路20の制御方式を示す制御情報(設定情報)CIは、例えば、システムコントローラ70又は省電力コントローラ79内のメモリ領域内に格納される。制御情報CIは、ソフトウェア(プログラム)又はファームウェアによって、ユーザーによって、外部から書き換え可能である。尚、パワースイッチ回路20の制御情報CIは、LSIデバイス1内のメモリ回路、又は、CPU10内のメモリ領域に、格納されてもよい。
(b) 具体例
以下、図3乃至図7を参照して、本実施形態のLSIデバイス1内のパワースイッチ回路の構成例について、より具体的に説明される。
(b−1) 内部構成
<電源遮断領域>
図3は、本実施形態のLSIデバイス1内に含まれるCPU10の内部構成(レイアウト)の一例を示している。尚、後述の複数の回路ブロックが設けられる回路は、CPU以外の回路でもよい。
図3に示されるように、CPU10は、複数の回路ブロック100,101,102,103を含んでいる。
回路ブロック100〜103のそれぞれは、互いに異なる電源系統(電源遮断領域、電圧分割領域)に属している。以下では、説明の明確化のために、互いに異なる電源系統に属する回路ブロック(及び回路ブロックが設けられる領域)は、パワードメインとよばれる。尚、パワードメインは、ALUなどの演算器のようなある論理機能を有する回路領域である場合もあるし、論理機能とは関係なしに区画された回路領域である場合もある。
各パワードメイン100〜103は、CPU10の処理を実行するための回路(素子又はモジュール)及び機能(ファームウェア/ソフトウェア)を、それぞれ有する。
例えば、パワードメイン(PD0)100は、ポート領域である。パワードメイン100は、複数のポートを含む。これらのポートは、例えば、リテンションフリップフロップ回路(以下、RFFと表記される)、リテンションSRAM(以下、RSRAMと表記される)、リテンションラッチ、AOB(Always On Buffer)、及び、アイソレーションセルなどに用いられる入出力ポート(制御ポート)を、含む。パワードメイン100内の入出力ポートは、RFFなどのセルの電源のオン/オフの制御信号や、それらのセルの電源のオン/オフの管理のための制御信号の入出力に、用いられる。尚、RFF、RSRAM及びリテンションラッチのようなリテンション回路のための入出力ポートは、パワードメイン100内に設けられずともよい。
RFF、RSRAM及びリテンションラッチは、CPU10の設定情報などのデータを、一時的に保持する。AOBは、パワードメインがオフ状態であっても制御信号の送受信が可能なように、電源電圧が常時供給されているバッファである。アイソレーションセルは、オフ状態からオン状態へ切り替えられた回路(パワードメイン)の不定状態の信号が他の回路に伝搬しないように制御するための回路である。
入出力ポートに対する信号を送受信するために、例えば、バッファ回路のような入出力回路(図示せず)が、パワードメイン100内に設けられている。入出力ポートは、入出力回路に接続されている。
パワードメイン101〜103のそれぞれは、所定の信号処理及び計算処理を実行するための複数のモジュールを含む。
複数のパワードメインのうち、各パワードメイン(PD1,PD2,PD3)101,102,103は、半導体システム及びLSIデバイス1の動作状況に応じた所定の信号処理及び計算処理を実行する。パワードメイン(PD1)101は、例えば、パワードメイン(PD2,PD3)102,103の両方がオフ状態された場合にのみ、オフ状態に設定することが可能な回路ブロックである。パワードメイン101に対する電源電圧VDDの供給が、遮断された場合、入出力ポートを除くCPU10全体がスリープ状態となる。
尚、CPU10内のパワードメインの個数は、4つに限定されない。
また、パワードメイン101,102,103内に、RFF/RSRAM及びAOBなどが設けられる場合、パワードメイン101,102,103内部に、電源電圧VDDが常時印加されるポート領域が、設けられてもよい。
<動作モードの一例>
複数のパワードメイン100〜103を含むCPU10は、半導体システム800及びLSIデバイス1の動作状況に応じて、複数の動作モードで駆動される。
CPU10は、CPU10の動作モードに応じて、信号処理が実行されないパワードメイン100〜103を、非駆動状態(スリープモード)に設定できる。
図4は、CPU10の動作モードと各パワードメインの動作状態との対応関係の一例を示す図である。
図4に示されるように、CPU10は、複数の動作モードのうち、半導体システムの動作状況に応じたいずれか1つの動作モードに、設定される。半導体システム800の動作状況に応じて、CPU10の動作モードは、随時切り替わる。例えば、CPU10は、5つの動作モードを含む。
パワードメイン100〜103のそれぞれは、CPU10に設定された動作モードに応じて、オン状態(ラン状態)及びオフ状態(スリープ状態)のいずれか一方に、設定される。
例えば、図3に示されるように、ポートが設けられたパワードメイン(PD0)100は、信号の送受信のため、及び、回路の機能の維持のために、全ての動作モード1〜5で、オン状態に設定される。
CPU10がスリープ状態に設定される場合(CPU10の動作モードがモード5である場合)、3つのパワードメイン101〜103は、オフ状態に設定される。
さらに、CPU10の動作モード(例えば、動作モードがモード2〜4である場合)に応じて、信号処理が実行されない1以上のパワードメイン101〜103は、オフ状態に設定される。
例えば、本実施形態の半導体システムは、パワードメインの状態をオフ状態からオン状態へ切り替える際、1つのパワードメインのみをウェイクアップでき、複数のパワードメインを、同時にウェイクアップできる。
このように、CPU10内部のパワードメイン単位の制御によって、CPU10に対する電源電圧VDDの供給が、制御できる。
(b−2) パワースイッチ回路の内部構成
パワースイッチ回路20は、パワードメインに対する電力の供給及び遮断によって、各パワードメイン100〜103のオフ状態/オン状態を制御できる。
例えば、パワースイッチ回路20は、パワードメイン100〜103間の境界領域199内及びパワードメイン100〜103内の少なくとも一方に、設けられている。これによって、各パワードメイン100〜103は、互いに分離され、パワードメイン100〜103のオン/オフ(電源電圧の供給)は、互いに独立に制御される。
オン状態のパワードメイン100〜103に関して、パワースイッチ回路20は、電源電圧VDDを、パワードメイン100〜103に供給する。オフ状態のパワードメイン100〜103に関して、パワースイッチ回路20は、パワードメイン100〜103を電源線900から電気的に分離し、パワードメイン100〜103に対する電源電圧VDDの供給を、遮断する。
図5は、あるパワードメインにおけるパワースイッチ回路の構成例を模式的に示す図である。図5に示される各構成要素のレイアウトは、本実施形態を説明するために模式的に示されたもので、図5に示されるレイアウトに限定されない。
本実施形態のLSIデバイス1において、パワースイッチ回路20は、2種類のスイッチブロック210,290を含む。
本実施形態において、スイッチブロック210は、スルーレート(Slew-Rate)制御型とよばれる構成及び制御方式を有し、スイッチブロック290は、時分割制御型とよばれる構成及び制御方式を有する。
本実施形態において、説明の明確化のため、第1のスイッチブロック210は、スルーレート制御型スイッチブロック210とよばれ、第2のスイッチブロック290は、時間分割制御型スイッチブロックとよばれる。
<スルーレート制御型スイッチブロックの内部構成例>
図5(及び図3)に示されるように、スルーレート制御型スイッチブロック210において、複数のスイッチセルSCは、例えば、パワードメイン190(101〜103)の周囲に配置される。但し、スルーレート制御型スイッチブロック210において、スイッチセルSCは、パワードメイン190及びスイッチブロック210の設計ルールを満たし、且つ、パワードメイン190内に所望の電位を印加することが可能であれば、パワードメイン190の内部に、設けられてもよい。
各スイッチセルSCは、内部電源線909を電源線900に接続するための電流経路として、電源線900と内部電源線909との間に接続されている。
複数のスイッチセルSCは、共通の制御信号線に接続されている。以下では、共通の制御信号線に接続された複数のスイッチセルSCは、スイッチストリングともよばれる。
スルーレート制御型スイッチブロック210において、制御信号PSW_ENaは、配列されたスイッチセル(スイッチストリング)SCの一端側から、供給される。制御信号PSW_ENaは、配列された複数のスイッチセルのうち一端側(スイッチストリングの一端側)から配列された複数のスイッチセルのうち他端側(スイッチストリングの他端側)へ向かって、制御信号線上を伝搬する。スイッチストリングの他端側へ到達した制御信号PSW_ENaは、スイッチストリングの他端側から一端側へ向かって、逆方向に制御信号線上を伝搬する。
尚、バッファ、インバータ及びリピーターセルRCが、スイッチセルSCの所定の周期で、制御信号線に接続されるように、スイッチストリング内に設けられてもよい。
図6は、本実施形態におけるパワースイッチ回路のスイッチセルの構成例を示す等価回路図である。
図6において、スルーレート制御型スイッチブロック210のスイッチセルの内部構成の一例が、示されている。
図6に示されるように、スイッチセルSCは、少なくとも2種類のスイッチ素子WS1,SS1(PSW)を含む。以下では、2つのスイッチ素子のうち、一方のスイッチ素子WS1は、ウィークスイッチWS1とよばれ、他方のスイッチ素子SS1は、ストロングスイッチSS1とよばれる。
例えば、ウィークスイッチWS1としてのP型トランジスタWS1の駆動力は、ストロングスイッチSS1としてのP型トランジスタSSの駆動力より小さい。換言すると、P型トランジスタWS1の素子サイズ(例えば、実効的なチャネル幅/チャネル長)は、P型トランジスタSS1の素子サイズより小さい。
小さい駆動力を有するウィークスイッチWS1がオンされた後に、大きい駆動力を有するストロングスイッチSS1がオンされる。これによって、パワードメインの内部電位VDDVは、緩やかに、上昇する。このように、ウィークスイッチWS1及びストロングスイッチSS1の利用によるパワードメイン190に対する電源電圧VDDの供給によって、パワードメイン190(及びハードマクロ)における貫通電流(ラッシュカレント)が、低減される。
2つのP型トランジスタWS1,SS1は、電源線900と内部電源線909との間において、互いに並列に接続されている。
ウィークスイッチWS1に関して、P型トランジスタWS1のソース/ドレインの一方(例えば、ソース)は、電源線900に接続され、P型トランジスタWS1のソース/ドレインの他方(例えば、ドレイン)は、内部電源線909に接続される。
ストロングスイッチSS1に関して、P型トランジスタSS1のソース/ドレインの一方(例えば、ソース)は、電源線900に接続され、P型トランジスタSS1のソース/ドレインの他方(例えば、ドレイン)は、内部電源線909に接続される。
P型トランジスタWS1のゲートは、制御信号線950に接続されている。P型トランジスタSS1のゲートは、制御信号線951に接続されている。制御信号線950は、インバータ204の出力端子に接続されている。制御信号線950は、バッファ952を介して、制御信号線951に接続されている。
例えば、リピーターセルRCとしてのバッファ959が、制御信号線950,951に接続されている。バッファ959によって、信号遅延の過剰な増加が、配線長に比例する程度に抑制される。
例えば、スルーレート制御型スイッチブロック210は、2種類のスイッチセルを含む。スイッチセルSC1の回路構成は、スイッチセルSC2の回路構成と異なる。
スイッチセルSC1は、キャパシタ(例えば、Metal-Oxide-Metal構造のキャパシタ)954を含む。キャパシタ954は、P型トランジスタ(ウィークスイッチ)WS1に接続されている。キャパシタ954の一端は、P型トランジスタWS1のゲートに接続され、キャパシタ954の他端は、P型トランジスタWSのパワードメイン(仮想電源線)側のソース/ドレイン(ここでは、ドレイン)に接続されている。
キャパシタ954の容量結合によって、ウィークスイッチWS1のドレイン電位の上昇に伴ったゲート−ドレイン間電位の降下が、抑制される。これによって、ウィークスイッチWS1のランプアップスピードが調整される。
スルーレート制御型スイッチブロック210において、スイッチセルSC2は、キャパシタを含まない。キャパシタの有無以外の構成に関して、スイッチセルSC2の内部構成は、スイッチセルSC1の内部構成と、実質的に同じである。
例えば、キャパシタ954を含むスイッチセルSC1は、イネーブル信号PSW_ENaの入力側(スイッチストリングの一端側)に設けられている。キャパシタを含まないスイッチセルSC2は、制御信号線950,951の延在方向に沿って、スイッチセルSC1に続いて、配列されている。
外部制御デバイス7から出力された制御信号PSW_ENaが、各スイッチセルSCのスイッチの制御端子(トランジスタのゲート)に供給されることによって、スイッチセル(スイッチ素子)のオン/オフが、制御される。
制御信号PSW_ENaの信号レベルが、L(Low)レベルである場合、インバータ204を介して、H(High)レベルの信号が、P型トランジスタWS1,SS1のゲートに供給される。この場合、P型トランジスタWS1,SS1は、オフ状態(ディスイネーブル状態、非活性化状態)である。
制御信号PSW_ENaの信号レベルが、H(High)レベルである場合(制御信号PSW_ENaがアサートされた場合)、インバータ204を介して、Lレベルの信号が、P型トランジスタWS1,SS1のゲートに供給される。この場合、P型トランジスタWS1,SS1は、オン状態(イネーブル状態、活性化状態)である。
以下では、制御信号PSW_ENaは、イネーブル信号ともよばれる。
イネーブル信号PSW_ENaは、バッファ952を介して制御信号線950から制御信号線951に、伝搬する。例えば、バッファ952によって、信号レベルが増幅される。
スルーレート制御型スイッチブロック210において、イネーブル信号PSW_ENaの入力側のスイッチセルSC1からスイッチブロック210の終端側のスイッチセルSC2へ向かって、ウィークスイッチWS1が順次オン状態にされる。その後、終端側(バッファ952側)のスイッチセルSC2からイネーブル信号の入力側(インバータ204側)のスイッチセルSC1へ向かって、ストロングスイッチSS1が、順次オン状態にされる。
制御信号線950,951のそれぞれは、容量成分と抵抗成分とを含む。この容量成分及び抵抗成分に基づく時定数に応じた速度で、イネーブル信号PSW_ENaの信号レベルは、HレベルからLレベルへ遷移する。信号レベルの遷移速度に応じた速度で、スイッチ素子としてのP型トランジスタWS1,SS1は、徐々にオフ状態からオン状態になる。
各P型トランジスタWS1,SS1の駆動力及びゲート電圧に応じた大きさを有する電流(ドレイン電流)が、各スイッチセルSC1,SC2を介して、電源線900からパワードメイン190内の内部電源線909に流れ、内部電源線909の電位が、徐々に上昇する。
ウェイクアップ動作時における内部電源線909の電位が低い初期状態において、P型トランジスタWS1,SS1は完全なオン状態ではなく、トランジスタWS1,SS1の出力電流は、比較的小さい。そのため、スイッチセルSCを介して電源線900から内部電源線909に流れる電流(電流量)は、小さく、ラッシュカレントは抑制される。
ここで、制御信号線950,951に含まれる容量成分は、制御信号線950,951に接続されるキャパシタ954、制御信号線950,951に接続されるトランジスタWS1,SS1のゲート容量、配線容量などである。制御信号線950,951に含まれる抵抗成分は、制御信号線950,951に接続されたインバータ/バッファ内のトランジスタのオン抵抗、配線抵抗などである。
あるパワードメインに対応するスルーレート制御型スイッチブロック210におけるスイッチセルSC1,SC2の個数は、制御信号線950,951の信号レベルの遷移速度を決める時定数(制御信号線の容量成分及び抵抗成分)及びその時定数に対応したパワードメインの内部電源線の電位VDDVの変化速度が、所望の値(例えば、ラッシュカレントの大きさ及びパワードメインの起動期間を考慮した値)になるように、設定される。
このように、各スイッチセルSCのスイッチ素子WS1,SS1が徐々にオン状態となることによって、各スイッチセルSCは、スイッチ素子WS1,SS1としてのP型トランジスタの駆動状態に応じた大きさを有するドレイン電流を、内部電源線909に、供給する。内部電源線909に対するドレイン電流の供給の結果として、内部電源線909が充電され、内部電源線909の電位が、電源線900と同じ電位VDDVになるまで、アナログ的(連続的)に上昇する。
このようなスイッチ素子WS1,SS1におけるオフ状態からオン状態への制御によって、スルーレート制御型スイッチブロック210内のスイッチは、連続的にある一定のランプアップスピードで、立ち上がり(オンし)、スイッチのオンによって発生する電流が、平坦化される。この結果として、パワードメインの復帰動作(ウェイクアップ)時において、スルーレート制御型スイッチブロック210を含むパワースイッチ回路20は、過大な貫通電流の発生を、抑制できる。
スルーレート制御型スイッチブロック210は、イネーブル信号PSW_ENaに対応するように、通知信号PSW_ACKを、スイッチブロック210の外部に出力する。例えば、通知信号PSW_ACKは、制御信号線951上のイネーブル信号PSW_ENaがインバータ953を介して出力されることによって生成される信号である。
以上のような回路構成及び制御方式によって、スルーレート制御型スイッチブロック210は、パワードメイン190内の内部電位VDDVを、アナログ的に上昇させることができる。
尚、1つのパワードメイン190に対して、複数のスルーレート制御型スイッチブロック210が、設けられてもよい。複数のスルーレート制御型スイッチブロック210は、互いに異なる制御信号(イネーブル信号)によって、1つのパワードメイン190(101〜103)に対する電力の供給及び遮断を制御する。複数のスルーレート制御型スイッチブロック210は、互いに独立に、通知信号PSW_ACKを出力できる。例えば、互いに独立に制御される複数のスイッチストリングが、複数のスルーレート制御型スイッチブロック210として、機能する。
<時分割制御型スイッチブロックの構成例>
時分割制御型スイッチブロック290は、複数のスイッチセクション291−1,291−2,291−3,291−4,291−5を含む。
図5(及び図3)に示されるように、スイッチセクション291−1〜291−5は、パワードメイン190内部に、分散して配置されている。但し、スイッチセクション291−1〜291−5は、電源電圧VDDの供給及び遮断の制御の対象のパワードメイン190の外周領域内(例えば、パワードメイン間の境界領域199内)に、配置されてもよい。
尚、図5において、5つのスイッチセクション291−1〜291−5が、設けられる例が、示されている。但し、パワードメイン190の回路規模などに応じて、時分割制御型スイッチブロック290内のスイッチセクションの数は、4以下、又は、6以上でもよい。
スイッチセクション291−1〜291−5のそれぞれは、例えば、外部制御デバイス7からの制御信号(イネーブル信号)PSW_ENb1〜PSW_ENb5によって、制御される。複数のスイッチセクション291−1〜291−5のそれぞれに、互いに独立なイネーブル信号PSW_ENb1〜PSW_ENb5が、供給される。
時分割制御型スイッチブロック290は、イネーブル信号PSW_ENbに加えて、スルーレート制御型スイッチブロック210からの通知信号PSW_ACKを用いて、制御することが可能である。
例えば、複数のスイッチセクション291のうち、1以上のスイッチセクションに、スルーレート制御型スイッチブロック210からの通知信号PSW_ACKが、供給される。
本実施形態において、2つのスイッチセクション291−1,291−2に、通知信号PSW_ACKが、供給される。スイッチセクション291−1,291−2は、イネーブル信号PSW_ENb1,PSW_ENb2に加え、通知信号PSW_ACKを、スイッチセル(スイッチ素子)のオン/オフの制御信号の1つとして、用いる。
通知信号PSW_ACKは、インバータ205を介して、各スイッチセクション291−1,291−2に供給される。
時分割制御型スイッチブロック290において、スイッチセクション内のスイッチセルの構成は、スイッチセクション毎に、異なる場合がある。
図7は、本実施形態におけるパワースイッチ回路のスイッチセルの構成例を示す等価回路図である。
図7の(a)及び(b)において、時分割制御型スイッチブロック290のスイッチセクション291の内部構成の一例が、示されている。
図7の(a)に示されるように、通知信号PSW_ACKが供給されるスイッチセクション291−1(及びスイッチセクション291−2)において、スイッチセルSC3は、図6のスイッチセルと同様に、ウィークスイッチWS2とストロングスイッチSS2とを、含む。
ウィークスイッチWS2としてのP型トランジスタWS2の電流経路は、電源線900と内部電源線909との間に接続されている。P型トランジスタWS2のゲートは、制御信号線960に接続される。
ストロングスイッチSS2としてのP型トランジスタSS2の電流経路は、電源線900と内部電源線909との間に接続されている。P型トランジスタSS2のゲートは、制御信号線961に接続される。制御信号線961は、制御信号線960から分離され、2つの制御信号線960,961は互いに独立である。
ウィークスイッチWS2としてのP型トランジスタWS2のゲートに、イネーブル信号PSW_ENb1が、供給される。ストロングスイッチSS2としてのP型トランジスタSS2のゲートに、通知信号PSW_ACKが、供給される。
このように、時分割制御型スイッチブロック290の一部のスイッチセルSC3において、ウィークスイッチWS2のオン/オフは、イネーブル信号PSW_ENb1によって、制御される。ストロングスイッチSS2のオン/オフは、通知信号PSW_ACKによって、制御される場合もある。
図7の(b)は、図7の(a)のスイッチセルと異なる構成のスイッチセルが示されている。
図7の(b)に示されるように、時分割制御型スイッチブロック290に、1種類のスイッチ素子を含むスイッチセルが、用いられてもよい。
イネーブル信号PSW_ENb3〜PSW_ENb5が供給されるスイッチセクション291−3〜291−5において、スイッチセルSC4は、例えば、ウィークスイッチを含まずに、ストロングスイッチSS3のみを、含む。
スイッチセルSC4において、ストロングスイッチSS3としてのP型トランジスタSS3の電流経路は、電源線900と内部電源線909との間に接続されている。P型トランジスタSS3のゲートは、制御信号線970に接続される。
このように、時分割制御型スイッチブロック290の一部のスイッチセルSC4において、P型トランジスタSS3のオン/オフは、イネーブル信号PSW_ENbによって、制御される。
各スイッチセルSC3,SC4内のスイッチ素子によって、スイッチ素子としてのP型トランジスタの駆動力/駆動状態に応じた大きさの電流が、内部電源線909に供給される。これによって、内部電源線909が充電され、内部電源線909の電位が上昇する。
スイッチセクション291が活性化されるタイミング(時間)及びスイッチセクション291内のスイッチセルの個数/特性は、例えば、スルーレート制御型スイッチブロック210の電圧制御特性(例えば、スイッチブロック210による内部電源線の充電速度)やラッシュカレントの許容値に応じて、適宜設計される。
例えば、電位の低い初期状態の内部電源線909に、多数のスイッチセルから多量の電流が流れ込む場合、大きなラッシュカレントが生じる可能性がある。それゆえ、複数のスイッチセクション291のうち、互いに異なるタイミングで活性化される場合に最初(内部電位VDDVが低い時)に活性化されるスイッチセクション(ここでは、イネーブル信号PSW_ENb1で制御されるスイッチセクション291−1)のスイッチセルの個数は、ラッシュカレントを抑制するために、後続に活性化されるスイッチセクションのスイッチセルの個数よりも少ないことが好ましい。そして、スイッチセクション291のスイッチセルの個数は、スイッチセクションが活性化される順序にしたがって、多くされる。
尚、時分割制御型スイッチブロック290のスイッチセルに、図6に示されたキャパシタを有するスイッチセルが用いられてもよい。
以上のような回路構成及び制御方式によって、時分割制御型スイッチブロック290は、例えば、複数のスイッチセクション291の制御によって、パワードメイン190の内部電位VDDVを、デジタル的(非連続的に)に上昇させることができる。
例えば、パワードメイン(回路ブロック)が、オフ状態(スリープ状態)からオン状態(ラン状態)へ移行される場合、時分割制御型スイッチブロック290内の複数のスイッチセクション291のそれぞれは、スルーレート制御型スイッチブロック210による電源電圧VDDの供給と平行して、複数の制御信号PSW_ENbと通知信号PSW_ACKとに基づいて、互いに異なるタイミングで、パワードメイン190に対する電源電圧VDDの供給を、開始する。
スイッチセクション291が活性化されるタイミングで、スイッチセクション291からの電流によって内部電源線909に供給される電流が増加し、スルーレート制御型スイッチブロック210のみによる電力(電圧/電流)の供給に比較して、内部電位の上昇速度が向上する。このように、時分割制御型スイッチブロック290は、スルーレート制御型スイッチブロック210による電力の供給に対して補助的に機能させることができる。
以上のように、互いに異なる制御方式(電力供給方式)を有する複数のスイッチブロック210,290によって電力の供給が実行されることによって、回路ブロックの復帰動作を、高速化できる。
尚、スルーレート制御型及び時分割制御型スイッチブロック210,290を含むパワースイッチ回路20は、CPU10内のパワースイッチ回路に限定されない。図3乃至図7のパワースイッチ回路20は、LSIデバイス1全体のパワースイッチ回路、又は、LSIデバイス1内のCPU以外の回路内のパワースイッチ回路に、適用できる。
また、図6及び図7に示されるスイッチセルの構成は、一例であって、図6及び図7に示される構成以外のスイッチセルが、スルーレート制御型及び時分割制御型スイッチブロック210,290に、用いられてもよい。
さらに、各スイッチブロック210,290及びスイッチセクション291が、所定の制御が可能であれば、各スイッチブロック210,290及びスイッチセクション291の入出力端子に、バッファ又はインバータが、接続されてもよい。
(c)作用及び効果
LSIデバイスにおいて、回路ブロック(パワードメイン)に対する電源供給のオン及びオフの切り替え回数が多くなると、回路ブロックのオフ状態からオン状態への切り替えのための時間のオーバーヘッドが、半導体システムの動作に、悪影響を及ぼし始める。この結果として、半導体システムは、ある単位時間当たりの仕事量を実行できなくなり、システム(信号処理)の動作不良(システムの破たん)が発生する可能性がある。
また、単位時間当たりの仕事量を増やすために、回路ブロックのオフ状態からオン状態への切り替え時間が短くされる場合、過大なラッシュカレントによるIRドロップが、ウェイクアップ対象の回路ブロック及び他の回路において発生する可能性がある。大きなIRドロップが発生した場合、オフ状態からオン状態に切り替えられた回路ブロック及びその回路ブロック以外の回路の誤動作が、発生する可能性がある。
そのため、システムの動作が破たんしない程度に、回路ブロックに対する電源電圧(電力/電流)の供給が遮断される機会が、削減され、オーバーヘッドの発生が少なくなるように、システムの動作不良に対する対策が、施される。しかし、この場合、LSI及び半導体システムは、期待される低消費電力(特に、リーク電力の削減)を、実現できない。
本実施形態のLSIデバイスのパワースイッチ回路20は、複数のスイッチブロック210,290を含む。
一方のスイッチブロック210は、ラッシュカレントが発生しないように、緩やかに回路ブロックの内部電位を上昇させる。他方のスイッチブロック290は、電源電圧(電力)の供給期間が短縮されるように、急峻に内部電位を上昇させる。このように、本実施形態のLSIデバイス内のスイッチ回路20は、電源電圧の供給に関する制御方式が異なる2つのスイッチブロック210,290によって、ウェイクアップの対象の回路ブロック190に対する電源電圧の供給を、実行する。
これによって、本実施形態のLSIデバイスは、本実施形態のパワースイッチ回路20によって、過大なラッシュカレント及びそれに起因するIRドロップが抑制された状態で、回路ブロックの動作状態を高速にオフ状態からオン状態に切り替えられる。
この結果として、本実施形態のパワースイッチ回路を含むLSIデバイスは、システム動作を満足しつつ、省電力のために期待される電源電圧の遮断の要求に応えられ、消費電力を低減できる。
以上のように、本実施形態の半導体集積回路は、回路(及びシステム)の消費電力を低減でき、動作を高速化できる。
(d) 動作例
図8及び図9を参照して、本実施形態の半導体集積回路の動作例(LSIデバイスの制御方法)が、説明される。ここでは、図1乃至図7も適宜参照して、半導体集積回路内に含まれているパワースイッチ回路の動作が、説明される。
図8は、本実施形態のLSIデバイスの動作例を説明するためのタイミングチャートである。図8において、CPU10のあるパワードメイン(回路ブロック)190がオフ状態(スリープ状態、非駆動状態)からオン状態(ラン状態、駆動状態)へ復帰される場合における、各制御信号の信号の変化のタイミングが、示されている。
図8に示されるように、CPU10のパワードメイン190がオフ状態である場合、外部制御デバイス7(システムコントローラ70及び省電力コントローラ79の少なくとも一方)は、パワースイッチ回路20に供給されるイネーブル信号(制御信号)PSW_ENa,PSW_ENbを、Lレベルに設定する。
スルーレート制御型及び時分割制御型スイッチブロック210,290において、Lレベルのイネーブル信号PSW_ENa,PSW_ENbが、図6及び図7のスイッチセルSCに供給される場合、イネーブル信号PSW_ENa,PSW_ENbの信号レベルは、インバータ204,208によって、LレベルからHレベルに反転される。Hレベルの各信号PSW_ENa,PSW_ENbによって、P型トランジスタのスイッチ素子WS1,WS2,SS1,SS3は、オフする。
この時、スルーレート制御型スイッチブロック210が非駆動状態であるため、通知信号PSW_ACKの信号レベルは、Lレベルである。このため、時分割制御型スイッチブロック290の通知信号PSW_ACKが供給されるスイッチセクション291−1,291−2において、P型トランジスタのスイッチSS2は、オフ状態である。
このように、オフ状態のスイッチ素子WS,SSによって、パワードメイン190は、電源線900から電気的に分離され、オフ状態に設定される。
外部制御デバイス7の要求に基づいて、オフ状態のパワードメイン190を用いた信号処理が実行される場合、少なくとも1つのパワードメイン190の動作モードが、オフ状態からオン状態へ、移行(ウェイクアップ)される。
そのため、図8に示されるように、外部制御デバイス7は、ウェイクアップされるパワードメイン190に対応するパワースイッチ回路20のイネーブル信号PSW_ENa,PSW_ENbの信号レベルを、制御する。
これによって、パワースイッチ回路20は、オフ状態のパワードメイン190に対する電源電圧VDDの供給を、開始する。
外部制御デバイス7は、スルーレート制御型スイッチブロック210に対するイネーブル信号PSW_ENaをアサートする。これによって、イネーブル信号PSW_ENaの信号レベルは、時間taにおいて、LレベルからHレベルに遷移する。
イネーブル信号PSW_ENaの信号レベルは、インバータ204によって反転される。スイッチブロック210内において、Lレベルのイネーブル信号PSW_ENaが、制御信号線950を経由して、スイッチセルSC1,SC2のそれぞれに供給される。これによって、スイッチセルSC内の2つのスイッチ素子のうち、ウィークスイッチWS1が、オンする。
さらに、ウィークスイッチWS1がオン状態にされた後、ストロングスイッチSS1が、制御信号線951上のLレベルのイネーブル信号PSW_ENaによって、オンする。
スルーレート制御型スイッチブロック210による電源電圧VDDの供給によって、パワードメイン190の内部電位VDDVは、複数のスイッチ素子WS1,SS1の特性(時定数又は駆動力など)に基づいたランプアップ速度に応じた速度で、上昇する。この結果として、パワードメイン内における電流の発生は平坦化され、大きな貫通電流の発生が、抑制される。
イネーブル信号PSW_ENaがアサートされた後、時分割制御型スイッチブロック290の複数のイネーブル信号PSW_ENbが、例えば、外部制御デバイス7によってアサートされる。これによって、スルーレート制御型スイッチブロック210による電源電圧VDDの供給と平行処理で、時分割制御型スイッチブロック290は、ウェイクアップの対象のパワードメイン190に対して、電源電圧VDDの供給を、開始する。
図8に示される例において、複数のイネーブル信号PSW_ENb1〜PSW_ENb5の信号レベルは、互いに異なるタイミング(時間tb1〜tb5)で、LレベルからHレベルにそれぞれ遷移される。これによって、複数のスイッチセクションが互いに異なるタイミングで、順次オン状態になる。
例えば、時間taの後の時間tb1において、イネーブル信号PSW_ENb1の信号レベルが、LレベルからHレベルに遷移される。時間tb1に続く時間tb2において、イネーブル信号PSW_ENb2が、Hレベルに設定される。インバータ208を介して、Lレベルの信号PSW_ENb1,PSW_ENb2が、各スイッチセクション291−1,291−2のスイッチセルSC3に、異なるタイミングで供給される。
ここで、イネーブル信号PSW_ENb1,PSW_ENb2によって制御されるスイッチセクション291−1,291−2において、それらのスイッチセクション291−1,291−2のスイッチセルSC3は、ウィークスイッチWS2とストロングスイッチSS2とを含む。イネーブル信号PSW_ENb1,ENb2によってオンされるスイッチは、ウィークスイッチWS2である。ストロングスイッチSS2は、通知信号PSW_ACKによって制御されるスイッチ素子である。そのため、ストロングスイッチSS2は、時間tb1,tb2において、オンされない。
時間tb3において、イネーブル信号PSW_ENb3がHレベルに設定される。イネーブル信号PSW_ENb3の信号レベルは、インバータ208によって反転され、Lレベルの信号が、スイッチセクション291−3内のスイッチセルSC4に供給される。
ここで、イネーブル信号PSW_ENb3によって制御されるスイッチセクション291−3において、スイッチセルSC4は、ウィークスイッチを含まない。スイッチセルSC4において、ストロングスイッチSS3が、イネーブル信号PSW_ENb3によって制御される。それゆえ、イネーブル信号PSW_ENb3によって、ストロングスイッチSS3が、オンされる。
時間tb4において、イネーブル信号PSW_ENb4が、Hレベルに設定され、時間tb5において、イネーブル信号PSW_ENb5が、Hレベルに設定される。
時間tb4,tb5のそれぞれにおいて、イネーブル信号PSW_ENb4,PSW_ENb5は、その信号レベルがインバータ208によってHレベルからLレベルに反転され状態で、スイッチセクション291−4,291−5に、順次供給される。
スイッチセクション291−4,291−5のスイッチセルSC3は、スイッチセクション291−3と同様に、ウィークスイッチを含まない。それゆえ、イネーブル信号PSW_ENb4,PSW_ENb5によって、スイッチセクション291−4,291−5のストロングスイッチSS3が、それぞれ異なるタイミングで、オンされる。
尚、時間tb3から時間tb5の期間において、通知信号PSW_ACKはLレベルである。それゆえ、スイッチセクション291−3〜291−5のストロングスイッチSS3がオンされた時、スイッチセクション291−1,291−2のストロングスイッチSS2は、オフ状態である。
アサートされたイネーブル信号PSW_ENbが、時分割制御型スイッチブロック290のスイッチセクション291にそれぞれ供給された後、時間tzにおいて、スイッチ素子のオンが完了したスルーレート制御型スイッチブロック210は、アサート状態の通知信号PSW_ACKを出力する。通知信号PSW_ACKの信号レベルは、LレベルからHレベルに遷移される。尚、アサート状態の通知信号PSW_ACKの出力タイミングは、外部制御デバイス7のファームウェア(及びソフトウェア)、又は、スイッチブロック290に付加された遅延回路によって、あらかじめ設定されている。
Hレベルの通知信号PSW_ACKが、スルーレート制御型スイッチブロック210から出力される。通知信号PSW_ACKは、外部制御デバイス7に供給されるとともに、時分割制御型スイッチブロック290に、供給される。
通知信号PSW_ACKの信号レベルは、インバータ208によって、HレベルからLレベルに反転され、Lレベルの信号PSW_ACKが、スイッチセクション291−1,291−2内のストロングスイッチSS2に供給される。これによって、スイッチセクション291−1,291−2において、ストロングスイッチSS2がオンする。
このように、時分割制御型スイッチブロック290の各スイッチセクション291は、時間的に分割されたタイミング(互いに異なるタイミング)で、活性化され、複数のスイッチセクションを含むパワードメインに対する電源電圧の供給を、互いに独立に、開始及び実行する。
パワードメインの電源がオン状態になった後(例えば、時間tzと同時又は時間tzの後)、外部制御デバイス7は、例えば、スリープ状態から復帰させるための制御信号を、CPU10に送信する。
以上のように、パワードメイン(回路ブロック)のオフ状態からオン状態への復帰動作において、外部制御デバイス7からの制御信号PSW_ENa,PSW_ENb及びパワースイッチ回路20の内部で生成される通知信号PSW_ACKによって、本実施形態のLSIデバイスが含むパワースイッチ回路20の制御が、完了する。これによって、電源電圧が、パワースイッチ回路20を介して、パワードメインに供給される。
尚、パワードメインの動作状態がオン状態からオフ状態へ切り替わる場合、各スイッチブロック210,290は、制御信号制御信号PSW_ENa,PSW_ENbによって、一括にオフ状態(非活性化状態)にされる。
ここでは、1つのパワードメインのウェイクアップ動作について説明されたが、上述の動作によって、複数のパワードメイン101〜103のウェイクアップ動作が、同時に実行されてもよい。
図9は、本動作例における復帰動作時におけるパワードメインの内部電位の変化を示す図である。図9の横軸は、時間に対応し、図9の縦軸は、パワードメインの内部電位(仮想電源線の電位)VDDVに対応している。
図9において、実線L1は、本実施形態のパワースイッチ回路による復帰動作時におけるパワードメインの内部電位の変化を示している。図9において、破線L2は、スルーレート制御型スイッチブロックのみを含むパワースイッチ回路を用いたLSIデバイスの復帰動作時における、パワードメインの内部電位の変化を、比較例として、示している。
図9に示されるように、時間taにおいて、スルーレート制御型スイッチブロック210による電圧の供給が開始された後、時間tb1〜tb5において、時分割制御型スイッチブロック290内のスイッチセクション291が、順次、オン状態にされる。
スイッチセクション291がオン状態になるタイミングで、オン状態のスイッチセクション291からの電流が、スルーレート制御型スイッチブロック210からの電流とは別途に、内部電源線909に供給される。このスイッチセクション291による内部電源線909の充電の追加によって、スイッチセクション291がオンされたタイミングにおける内部電位VDDVの上昇率は、スルーレート制御型スイッチブロック210のみによる電力の供給時の電位の上昇率に比較して、高くなる。
このように、スルーレート制御型スイッチブロック210による電力の供給に加えて、時分割制御型スイッチブロック290のスイッチセクションによる電力の供給が、実行される結果として、パワードメインの内部電位VDDVが、目標とする電圧値(電源電圧VDD)に到達するまでの時間を、早くできる。この結果として、ウェイクアップ対象のパワードメインの駆動が開始されるまでの期間(パワードメインのオフ状態からオン状態への切り替え時間)が、短縮される。
このように、本実施形態におけるスルーレート制御型及び時分割制御型スイッチブロック210,290を含むパワースイッチ回路20によって、スルーレート制御型スイッチブロック210によるアナログ的な内部電位の変化と共に、時分割制御型スイッチブロック290による補助的な内部電位VDDVの変化が、生じる。
尚、パワードメインの内部電位が電源電圧VDDに達するまでの期間の全体を通しては、スルーレート制御型スイッチブロック210の制御下で、内部電位は上昇する。それゆえ、本実施形態において、パワードメイン190の動作状態がオフ状態からオン状態に切り替わる時、過大なラッシュカレントは、生じない。
スイッチセクション291がオン状態となるタイミングで、内部電位VDDVが上昇したとしても、その際に発生するラッシュカレントの大きさは、スイッチセクション291内のスイッチセルSCの個数によって制御された許容値内の大きさであり、大きなノイズ及びリーク電力の発生は、抑制される。
以上のように、本実施形態のLSIデバイスのパワースイッチ回路20の制御方法によって、過大なラッシュカレントの発生及び回路ブロックのオン/オフの切り替え時間に起因する処理時間のオーバーヘッドが抑制された状態で、パワードメイン190を、オフ状態からオン状態に、再起動できる。
この結果として、本実施形態のLSIデバイスは、消費電力の削減とデバイスの高速化を実現できる。
(2) 第2の実施形態
図10乃至図12を参照して、第2の実施形態のパワースイッチ回路を含むLSIデバイスについて、説明される。
本実施形態のLSIデバイスにおいて、パワースイッチ回路が、異なる制御方式の2つのスイッチブロックを含む結果として、ユーザーの仕様やLSI/システムの規格に応じて、パワースイッチ回路20の制御方式(パワードメインに対する電源電圧の供給方式)を、変更できる。
外部制御デバイス7内の制御情報CIが、ソフトウェア又はファームウェアによって書き換えられることによって、パワースイッチ回路20の制御方式は、変更される。
制御情報CI内に示されたイネーブル信号のアサートのタイミングが変更されることによって、パワースイッチ回路20は、第1の実施形態と同じ回路構成で、パワードメインに対する電源電圧の供給方式を、変更できる。
例えば、時分割制御型スイッチブロック290は、ユーザーの仕様及び半導体システムに適用される規格などに応じて、外部制御デバイス7からの制御信号PSW_ENbのみで、制御されてもよい。
ユーザーの仕様及び半導体システムの規格に応じて、時分割制御型スイッチブロック290による電力の供給の依存無しに、スルーレート制御型スイッチブロック210のみで、パワードメインに対する電源電圧の供給の制御が、実行されてもよい。
図10を用いて、本実施形態のLSIデバイスの動作例が、説明される。
図10は、本実施形態のLSIデバイスの動作例を説明するためのタイミングチャートである。図10において、パワースイッチ回路の各制御信号の信号の変化のタイミングが、示されている。
例えば、本実施形態のLSIデバイスに含まれるパワースイッチ回路20に関して、ユーザーの仕様及びLSIの規格に応じて、パワースイッチ回路20の制御情報CIがソフトウェア(又はファームウェア)的に変更されることによって、パワースイッチ回路20の動作を、変更できる。
例えば、本実施形態のLSIデバイスにおいて、パワースイッチ回路20内の時分割制御型スイッチブロック290は、ユーザーの仕様及びLSIの規格に応じたソフトウェア的な制御方式の変更(ファームウェアによる制御情報の変更)によって、複数のスイッチセクション291を、一括にオン状態できる。
図10に示されるように、外部制御デバイス7は、スルーレート制御型スイッチブロック210のイネーブル信号PSW_ENaを、LレベルからHレベルに遷移させる。
スルーレート制御型スイッチブロック210は、スイッチブロック210内の動作が完了すると、Hレベルの通知信号PSW_ACKを出力する。
外部制御デバイス7は、制御情報CIに基づいて、時分割制御型スイッチブロック290のイネーブル信号PSW_ENbを、実質的に同じタイミングで、LレベルからHレベルに遷移させる。
例えば、イネーブル信号PSW_ENbの信号レベルは、通知信号PSW_ACKがHレベルに設定されるタイミングと同期して、Hレベルに設定される。尚、イネーブル信号PSW_ENbの信号レベルがHレベルに設定されるタイミングは、通知信号PSW_ACKがHレベルに設定されるタイミングと異なっていてもよい。
本動作例のように、複数のスイッチセクション291が一括にオン状態にされるような時分割制御型スイッチブロック290の制御は、スルーレート制御型スイッチブロック210からの通知信号PSW_ACKに依存しない。
尚、スイッチセクション291−1,291−2内のスイッチセルSC3に対する供給される制御信号が外部制御デバイス7によって選択可能なように、イネーブル信号PSW_ENbと通知信号PSW_ACKとが供給されるセレクタ(図示せず)が、制御信号線961の入力部(例えば、インバータ205の前段)に接続されてもよい。
以上の動作によって、電源電圧VDDが、パワースイッチ回路20を介して、パワードメイン190(101〜103)に供給される。
また、本実施形態のLSIデバイスは、図11に示されるように、図10の動作と異なるLSIデバイスの動作を実行できる。、
図11を用いて、本実施形態のLSIデバイスの動作例が、説明される。
図11は、本実施形態のLSIデバイスの動作例を説明するためのタイミングチャートである。図11において、パワースイッチ回路の各制御信号の信号の変化のタイミングが、示されている。
時分割制御型スイッチブロック290の駆動が開始された後に、スルーレート制御型スイッチブロック210の駆動が開始されてもよい。このようなパワースイッチ回路20の制御方法は、外部制御デバイス7によるソフトウェア(又はファームウェア)を用いた制御情報CIの書き換えによって、変更できる。
図11に示されるように、イネーブル信号PSW_ENaが、Lレベルに維持された状態で、複数のイネーブル信号PSW_ENb1〜PSW_ENb5の信号レベルが、Hレベルに順次設定される。複数のスイッチセクション291が、互いに異なるタイミングで、順次活性化され、パワードメイン190は、オン状態の時分割制御型スイッチブロック290を介して、電源線900に導通する。各スイッチセクション291による電源電圧(電力)の供給は、互いに異なるタイミングで、開始される。
イネーブル信号PSW_ENbがHレベルに維持された状態で、イネーブル信号PSW_ENaが、Hレベルに設定される。例えば、イネーブル信号PSW_ENb5がHレベルに設定されるタイミングと実質的に同時に、イネーブル信号PSW_ENaは、Hレベルに設定される。
スルーレート制御型スイッチブロック210のウィークスイッチWS1及びストロングスイッチSS2が、順次活性化される。これによって、パワードメイン190は、オン状態のスルーレート制御型スイッチブロック210を介して、電源線900と導通する。
このように、時分割制御型スイッチブロック290による電源電圧VDDの供給が開始された後、スルーレート制御型スイッチブロック210による電源電圧VDDの供給が開始される。
スルーレート制御型スイッチブロック210からの通知信号PSW_ACKに基づいて、時分割制御型スイッチブロック290内のストロングスイッチSS2が、活性化される。
以上の動作によって、電源電圧VDDが、パワースイッチ回路20を介して、パワードメインに供給される。
図11に示される動作で駆動されたパワースイッチ回路20を含むCPU及びLSIデバイスは、図8に示される動作で駆動されたパワースイッチ回路20の制御(パワードメインの復帰動作)と実質的に同様の効果を得ることができる。
図12を用いて、本実施形態のLSIデバイスの動作例が、説明される。
図12は、本実施形態のLSIデバイスの動作例を説明するためのタイミングチャートである。図12において、パワースイッチ回路の各制御信号の信号の変化のタイミングが、示されている。
例えば、図12に示されるように、パワードメインのスリープ(オフ状態)時に、パワースイッチ回路20内のスイッチ素子の一部(例えば、1つ又は2つのスイッチセクション)が、オン状態に維持されていてもよい。例えば、イネーブル信号PSW_ENb1が、常時Hレベルに設定され、スイッチセクション291−1のスイッチ素子がオン状態に設定されている。
オン状態のスイッチ素子(スイッチセクション)によって、スリープ動作時において、小さい電力(例えば、小さい電流)が、電源線900から内部電源線909に、供給され、内部電源線909は、パワードメイン190が駆動しない程度の弱い充電状態となる。
これによって、スリープ時にパワースイッチ回路20内の全てのスイッチ素子がオフ状態に設定される場合に比較して、図12に示される動作で駆動されたパワースイッチ回路20を含むCPU及びLSIデバイスは、パワードメイン190の高速な復帰動作(ウェイクアップ)を実現できる。
図12の例において、スリープ時にパワードメイン190が駆動されないように、スリープ状態時にオン状態に設定されるスイッチ素子(スイッチセクション)の個数は、オフ状態に設定されるスイッチ素子の個数より少ない。また、スリープ状態時にオン状態に設定されるスイッチ素子の個数は、パワードメイン190内の消費電力の低減が満たされるように、設定されることが好ましい。
尚、図12において、図8に示されるパワースイッチ回路20の制御方法において、スイッチ素子の一部(スイッチセクション)が、パワードメイン190のオフ状態時に、オンされている例が示されている。但し、図10及び図11のパワースイッチ回路20の制御方法において、パワードメイン190の高速な復帰動作のために、パワードメイン190のスリープ時に、一部のスイッチ素子(スイッチセクション)がオンされていてもよい。
本実施形態のように、パワースイッチ回路20の制御情報CIが、ソフトウェア的に書き換えられることによって、2つの異なる制御方式のスイッチブロック210,290を含むパワースイッチ回路20の動作を、パワースイッチ回路20の内部構成を大きく変更すること無しに、ユーザーの仕様又はLSIデバイスの規格/設計などに応じて、フレキシブルに変更できる。
この結果として、本実施形態のLSIデバイスは、システムLSIの設計のフレキシビリティを向上でき、LSIデバイス及び半導体システムの設計期間を短縮でき、LSIデバイス及び半導体システムの製造コストを削減できる。
[その他]
上述の各実施形態の半導体集積回路内に含まれるスイッチ回路20は、CPU以外のデバイス、例えば、イメージセンサ、半導体メモリなどに、適用できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組合せ、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10:CPU、20:パワースイッチ回路、210:第1のスイッチブロック、290:第2のスイッチブロック、291:スイッチセクション、SC:スイッチセル、WS,SS:スイッチ素子(トランジスタ)。

Claims (5)

  1. 第1の電圧が印加される電圧線と、
    信号処理を行う第1の回路と、
    前記電圧線と前記第1の回路との間に接続され、前記第1の回路に対する第1の電圧の供給を制御するスイッチ回路と、
    を具備し、
    前記スイッチ回路は、
    第1の制御信号に基づいて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を第1の制御方式で制御する1以上の第1のスイッチブロックと、
    複数のスイッチセクションを含み、前記第1の制御信号と異なる複数の第2の制御信号に基づいて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を第2の制御方式で制御する第2のスイッチブロックと、
    を含み、
    前記第1のスイッチブロックは、前記第1の回路と前記電圧線との接続が完了したことを示す第3の制御信号を、前記第2のスイッチブロックに出力し、
    前記第2のスイッチブロックは、前記第3の制御信号を用いて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を制御する、
    半導体集積回路。
  2. 第1の電圧が印加される電圧線と、
    信号処理を行う第1の回路と、
    前記電圧線と前記第1の回路との間に接続され、前記第1の回路に対する第1の電圧の供給を制御するスイッチ回路と、
    を具備し、
    前記スイッチ回路は、
    第1の制御信号に基づいて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を第1の制御方式で制御する1以上の第1のスイッチブロックと、
    複数のスイッチセクションを含み、前記第1の制御信号と異なる複数の第2の制御信号に基づいて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を第2の制御方式で制御する第2のスイッチブロックと、
    を含み、
    前記第1のスイッチブロックは、第1のスイッチセルを含み、
    前記第1のスイッチセルは、前記第1の制御信号によって制御される第1及び第2のスイッチ素子を含み、
    前記複数のスイッチセクションのうち少なくとも1つは、第2のスイッチセルを含み、
    前記第2のスイッチセルは、前記複数の第2の制御信号のうち1つによって制御される第3のスイッチ素子と、前記第1の回路と前記電圧線との接続が完了したことを示す第3の制御信号によって制御される第4のスイッチ素子と、を含む、
    半導体集積回路。
  3. 第1の電圧が印加される電圧線と、
    信号処理を行う第1の回路と、
    前記電圧線と前記第1の回路との間に接続され、前記第1の回路に対する第1の電圧の供給を制御するスイッチ回路と、
    を具備し、
    前記スイッチ回路は、
    第1の制御信号に基づいて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を第1の制御方式で制御する1以上の第1のスイッチブロックと、
    複数のスイッチセクションを含み、前記第1の制御信号と異なる複数の第2の制御信号に基づいて、前記第1の回路と前記電圧線との接続を第2の制御方式で制御する第2のスイッチブロックと、
    を含み、
    前記第1の回路が、非駆動状態に設定されている期間において、
    前記第1のスイッチブロックがオフされ、
    前記複数のスイッチセクションのうち、一部のスイッチセクションがオフされ、残りのスイッチセクションがオンされる、
    半導体集積回路。
  4. 前記複数の第2の制御信号は、互いに異なるタイミングで、アサートされ、
    前記複数のスイッチセクションは、互いに異なるタイミングで、オン状態にされる、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の半導体集積回路。
  5. 前記複数の第2の制御信号は、同時のタイミングで、アサートされ、
    前記複数のスイッチセクションは、同時のタイミングで、オン状態にされる、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の半導体集積回路。
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