JP6320095B2 - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、ズーム操作によって焦点距離を変化させた際に焦点位置が変化するバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットを備えた撮像装置に関する。
一般に、ズーム操作によって焦点距離を変化させるとその焦点位置が変化するバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットが知られている。この撮影レンズユニットは、一般的なズームレンズよりも小型化を図ることができ、さらに、近接距離の被写体を撮影できるという利点がある。
一方で、バリフォーカルタイプの撮影レンズユニット(以下単にバリフォーカルレンズと呼ぶ)では、ズーム操作によって焦点距離を変化させても焦点位置が変わらないように、ズーム操作に連動してフォーカスレンズを追従させることが必要となる。つまり、バリフォーカルレンズが装着された撮像装置においては、ズーム操作に伴うフォーカスレンズの駆動量を予め記憶して、ズーム操作量に応じてフォーカスレンズを駆動することが必要となる。
さらに、バリフォーカルレンズを交換レンズユニットとして撮像装置本体に装着する撮像装置がある。この場合には、撮像装置本体に被写体の焦点検出を行うための焦点検出部を備えて、当該焦点検出部による焦点検出結果に応じて、撮像装置本体が交換レンズユニットに備えられたフォーカスレンズを合焦位置に駆動する。
上述のバリフォーカルレンズが装着された撮像装置において、ズーム操作中に焦点検出を行ってフォーカスレンズを駆動して合焦させる際、ズーム操作と焦点検出とを行うタイミングのずれを考慮して、ズーム操作中に焦点検出を行っても高精度な焦点合わせを行うようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開平4−350612号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の撮像装置においては、ズーム操作に応じた焦点位置の変化に対するフォーカスレンズの駆動が間に合わず、焦点位置のずれ量が大きくなって、焦点検出が困難なことがある。特に、一眼レフタイプの撮像装置においては、撮影者の手動によるズーム操作機構が採用されており、撮影者によるズーム操作の速度が速いと、フォーカスレンズの駆動速度が間に合わない。その結果、焦点位置のずれが大きくなってしまう。
この場合、焦点検出部で光学像は所謂大ボケ状態となるので、焦点検出可能な像が検出されるまでフォーカスレンズをサーチ駆動する必要がある。そして、サーチ駆動の方向が合焦方向と逆方向になると、合焦するまでの時間が極めて長くなってしまう。
従って、本発明の目的は、ズーム操作による焦点位置のずれ量が大きく焦点検出が困難な場合においても、短時間で正確に焦点検出を行うことができる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、ズームレンズおよびフォーカスレンズを備え、ズーム操作によって焦点距離を変化させると前記フォーカスレンズの焦点位置が変化するバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットを備え、前記撮影レンズユニットを介して結像した光学像に応じた画像を得る撮装置であって、前記ズーム操作による焦点位置の変化に応じて所定の焦点位置となるように前記フォーカスレンズを駆動制御する焦点追従手段と、前記撮影レンズユニットを介して得た光学像に応じて焦点検出を行う焦点検出手段と、ズーム操作中又はズーム操作後に前記焦点検出を行う際、前記所定の焦点位置と現在の焦点位置とのずれ量が所定の閾値よりも大きいと、前記フォーカスレンズを前記ずれ量が小さくなる方向に駆動し、前記焦点検出手段によって焦点検出が可能となるまで前記フォーカスレンズを駆動する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、ズームレンズおよびフォーカスレンズを備え、ズーム操作によって焦点距離を変化させると前記フォーカスレンズの焦点位置が変化するバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットを備え、前記撮影レンズユニットを介して結像した光学像に応じた画像を得る撮像装置の制御方法であって、前記ズーム操作による焦点位置の変化に応じて所定の焦点位置となるように前記フォーカスレンズを駆動制御する焦点追従ステップと、前記撮影レンズユニットを介して得た光学像に応じて焦点検出を行う焦点検出ステップと、ズーム操作中又はズーム操作後に前記焦点検出を行う際、前記所定の焦点位置と現在の焦点位置とのずれ量が所定の閾値よりも大きいと、前記フォーカスレンズを前記ずれ量が小さくなる方向に駆動し、前記焦点検出手段によって焦点検出が可能となるまで前記フォーカスレンズを駆動する制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、ズームレンズおよびフォーカスレンズを備え、ズーム操作によって焦点距離を変化させると前記フォーカスレンズの焦点位置が変化するバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットを備え、前記撮影レンズユニットを介して結像した光学像に応じた画像を得る撮像装置で用いられる制御プログラムであって、前記撮像装置が備えるコンピュータに、前記ズーム操作による焦点位置の変化に応じて所定の焦点位置となるように前記フォーカスレンズを駆動制御する焦点追従ステップと、前記撮影レンズユニットを介して得た光学像に応じて焦点検出を行う焦点検出ステップと、ズーム操作中又はズーム操作後に前記焦点検出を行う際、前記所定の焦点位置と現在の焦点位置とのずれ量が所定の閾値よりも大きいと、前記フォーカスレンズを前記ずれ量が小さくなる方向に駆動し、前記焦点検出手段によって焦点検出が可能となるまで前記フォーカスレンズを駆動する制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ずれ量が所定の閾値よりも大きいと、フォーカスレンズをずれ量が小さくなる方向に駆動して、焦点検出が可能となるまでフォーカスレンズを駆動する。つまり、ズーム操作による焦点位置のずれ量が大きく焦点検出が困難な場合には、ずれ量を小さくした後に焦点検出を行う。この結果、短時間で正確に焦点検出を行うことができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置に装着されるバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットについてその光学系を説明するための断面図である。 図1に示すバリフォーカルレンズの焦点距離とフォーカスレンズの位置との関係を説明するための図である。 図1に示すバリフォーカルレンズが装着された撮像装置の一例を説明するためのブロック図である。 図3に示す撮像装置においてズーム操作における追従遅れを説明するための図であり、(A)は広角端において無限遠物体に合焦している状態で所定の速度で望遠端に向けてズームした後の焦点位置のずれ量を示す図、(B)は広角端で至近距離物体に合焦している状態で所定の時間をかけて望遠端に向けてズームした直後の焦点位置のずれ量を示す図である。 図1に示す撮像装置においてズーム操作による焦点追従動作を説明するためのフローチャートである。 図3に示す撮像装置において追従遅れが生じた際の焦点検出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による撮像装置で行われる焦点検出処理を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。なお、ここでは、撮影レンズユニットが撮像装置本体に対して交換可能な撮像装置を例に挙げて説明するが、撮影レンズユニットが撮像装置本体と一体になった撮像装置についても同様にして適用することができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置に装着されるバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットについてその光学系(撮影光学系)を説明するための断面図である。
バリフォーカルタイプの撮影レンズユニット(以下単にバリフォーカルレンズと呼ぶ)は第1〜第6のレンズ群L1〜L6と第3のレンズ群L3の近傍に配置された絞りを有している。第1のレンズ群L1は正の屈折力を有しており、第2のレンズ群L2は負の屈折力を有している。また、第3のレンズ群L3は正の屈折力を有し、第4のレンズ群L4は正の屈折力を有している。そして、第5のレンズ群L5は負の屈折力を有し、第6のレンズ群L6は正の屈折力を有している。なお、図中、第6レンズ群L6の右側には撮像面(図示せず)が規定されて、当該撮像面にCMOSイメージセンサなどの撮像素子が配置される。
図1に示すバリフォーカルレンズは広角端の状態で示されており、望遠端側へのズームの際には、第1のレンズ群L1および第3のレンズ群L3が図中左側に移動し、さらに、第4のレンズ群L4、第5のレンズ群L5、および第6レンズ群L6が一体に図中左側に移動する。
なお、ズームに伴って焦点位置が変化するので、焦点位置を一定に保つように、第5のレンズ群L5を単独で移動させる必要がある。この点については後述する。
図示のバリフォーカルレンズは、無限遠の物体から至近距離の物体にフォーカスを行う際には、第5のレンズ群L5を撮像面側に移動させる所謂リアフォーカス構成となっている。よって、高倍ズームを行ってもフォーカスレンズ(第5のレンズ群L5)を小型化することができる。
また、第5のレンズ群L5を小型化できるので、安価で小型のアクチュエータを用いて、例えば、動画撮影のためのウォブリング動作と静止画撮影のための高速駆動を両立させることができる。なお、図示のバリフォーカルレンズでは、無限遠の物体から至近距離の物体にフォーカスを行う際、広角端および望遠端において第5のレンズ群L5の移動量は異なり、広角端側から望遠端側に行く程、第5のレンズ群L5の移動量は大きくなる。
図2は、図1に示すバリフォーカルレンズの焦点距離とフォーカスレンズの位置との関係を説明するための図である。
図2において、横軸はズーム操作による焦点距離を示し、原点側が広角端であり、図中右側が望遠端となる。縦軸はフォーカスレンズ(第5のレンズ群L5)の光軸方向の位置を示し、原点側が図1における物体側となる。そして、図中、上側が図1に示す像面側に対応する。また、移動軌跡101は、至近距離物体に対するフォーカスレンズの移動軌跡を示し、移動軌跡102は無限遠物体に対するフォーカスレンズの移動軌跡を示す。移動軌跡103は標準距離物体に対するフォーカスレンズの移動軌跡を示す。
広角端から望遠端側にズームする際には、第4のレンズ群L4、第5のレンズ群L5、および第6のレンズ群L6は一体で移動する。この際、第5のレンズ群L5については、ズームによる焦点位置の変化に対して焦点位置を一定に保つため、図2に示す移動軌跡101、102、又は103に沿って移動させる。
つまり、被写体が至近距離に存在する場合には、移動軌跡101に沿って第5のレンズ群L5を移動させる。これによって、フォーカスレンズである第5のレンズ群L5は図中至近Wから至近Tに移動することになって、その移動量は大きい。
一方、被写体が無限遠に存在する場合には、移動軌跡102に沿って第5のレンズ群L5を移動させる。これによって、フォーカスレンズである第5のレンズ群L5は図中無限遠Wから無限遠Tに移動することとなって、その移動量は小さい。
このように、広角端から望遠端側にズーム操作を行う際には、無限遠物体よりも至近側物体の方がフォーカスレンズである第5のレンズ群L5を大きく移動させる必要があることが分かる。そして、ズーム操作中においても、図2に示す移動軌跡に沿ってフォーカスレンズを移動させると、焦点位置を一定に保つことができる。
図3は、図1に示すバリフォーカルレンズが装着された撮像装置の一例を説明するためのブロック図である。なお、図3において、破線よりも右側が撮像装置(つまり、撮像装置本体)であり、破線よりも左側がバリフォーカルレンズ(以下撮影レンズともいう)に対応する。そして、撮影レンズはマウント機構(図示せず)によって撮像装置本体に交換可能に連結されている。
撮像装置本体は撮像装置制御部201を有しており、この撮像装置制御部201は撮像装置全体の制御を行う。撮像装置入出力部202は撮影レンズとデータの入出力を行う。同様に、撮影レンズ制御部301は撮影レンズの制御を行う。なお、図示はしないが、撮像装置本体には、CMOSイメージセンサなどの撮像素子が備えられ、撮影レンズを介して撮像素子に結像した光学像に応じた画像を出力する。
撮影レンズは撮影レンズ入出力部302を備えており、当該撮影レンズ入出力部302は、撮像装置入出力部201を介して撮像装置本体と撮影レンズに係るデータの入出力を行う。
撮像装置本体には、焦点検出部203が備えられており、焦点検出部203は、撮影レンズを通過した光束に応じてフォーカスレンズの焦点位置を検出する。撮像装置制御部201は、焦点調節プログラムに従って、焦点検出部203による検出結果に応じてフォーカスレンズ群LF(図1に示す第5のレンズ群L5)を駆動制御して焦点調節を行う。
前述のように、撮影レンズはズームレンズ群LZを備えており、このズームレンズ群LZはズーム操作に応じて移動する第1のレンズ群L1、第3のレンズ群L3、第4のレンズ群L4、第5のレンズ群L5、および第6のレンズ群L6に対応する(図1参照)。
撮影レンズには、ズーム操作部材303が備えられ、撮影者はズーム操作部材303を直接操作してズームを行う。このズーム操作部材303はメカ機構(図示せず)によってズームレンズ群LZに連結されている。これによって、撮影者による操作量および操作時間に応じてダイレクトにズームレンズ群LZが光軸に沿って移動する。
ズーム位置検知部304はメカ機構(図示せず)によってズーム操作部材201に連結されている。ズーム位置検知部304はズーム操作部材201の操作量、操作方向、および操作速度を検知して、ズーム操作情報として撮影レンズ制御部301に出力する。
フォーカス操作部材305は撮影者によって直接操作される。フォーカス操作部材305は、メカ機構などによって直接フォーカスレンズ群LFには連結されず、後述するように、フォーカス操作部材305の操作に応じてフォーカスレンズ群LFはフォーカスモータ307によって光軸に沿って駆動される。
フォーカス操作量検知部306は、フォーカス操作部材305の操作量、操作方向、および操作速度を検知して、フォーカス操作情報としてレンズ制御部301に出力する。
フォーカスレンズ群LFはフォーカスモータ307とメカ機構(図示せず)によって連結され、フォーカスモータ307によって駆動される。ここでは、フォーカスモータ307として、例えば、所定のステップ単位でフォーカスレンズ群LFを駆動するステッピングモータが用いられる。そして、フォーカスモータ307の回転軸に一体的に設けられたスクリューネジ(図示せず)にフォーカスレンズ群LFを保持する鏡筒がラック係合し、ネジ送りによってフォーカスレンズ群LFが駆動される。
フォーカスレンズ位置検知部308は、フォーカスレンズ群LFの位置を検出する。前述のように、フォーカスモータ307としてステッピングモータが用いられている。よって、フォーカスレンズ位置検知部308は、フォトインタラプタと遮光版とを用いてステッピングモータの原点位置を検出し、ステッピングモータの駆動パルスをインクリメント(つまり、カウント)することによってフォーカスレンズ群LFの位置検出を行う。
いま、例えば、広角端の距離である被写体に合焦している際に、撮影者によってズーム操作部材303が操作されて望遠端までズームしたとする。ここでは、ズーム操作前において、撮影レンズ制御部301は焦点距離とフォーカスレンズ位置に応じて、現在の焦点位置に対応する被写体までの距離(被写体距離)を求める。
ズーム操作の後、ズーム位置検知部304の出力であるズーム操作情報が撮影レンズ制御部301に送られる。撮影レンズ制御部301には、ズーム位置が変化した際、焦点位置が変化しないようにフォーカスレンズ群LFを駆動ための移動軌跡を示すデータ(図2参照)が予め記憶されている。撮影レンズ制御部301は、上記の被写体距離に応じて前述して移動軌跡を選択して、当該移動軌跡に基づいてフォーカスモータ307を駆動制御する。これによって、撮影者は焦点位置の変化がなく違和感のないズーム操作を行うことができる。
ところが、撮影者によるズーム操作が速いと、フォーカスモータ307の速度が限界に達してしまい、フォーカスレンズ群LFの駆動に遅れが生じる。特に、ズーム操作部材303は、メカ機構によってズームレンズ群LZに直接連結されているので、撮影者は、その操作次第で高速なズーム操作を簡単に行うことができる。これによって、上述の追従遅れが発生する。さらに、望遠ズームにおいては、図2で説明したように、至近端においてフォーカスレンズ群LFの駆動範囲が非常に大きくなるので、追従遅れが発生しやすい。
図4は、図3に示す撮像装置においてズーム操作における追従遅れを説明するための図である。そして、図4(A)は広角端において無限遠物体に合焦している状態で所定の速度で望遠端に向けてズームした後の焦点位置のずれ量を示す図であり、図4(B)は広角端で至近距離物体に合焦している状態で所定の時間をかけて望遠端に向けてズームした直後の焦点位置のずれ量を示す図である。
図4において、横軸はズーム位置を示し、左側の原点位置が広角端であり、右側が望遠端である。また、縦軸は焦点位置のずれ量、つまり、ピントずれ量を示す。図4(A)に示す破線401は、広角端において無限遠物体に合焦している状態で所定の速度で望遠端に向けてズームした後の焦点位置のずれ量である。また、図4(B)に示す破線402は広角端で至近距離物体に合焦している状態で所定の時間をかけて望遠端に向けてズームした直後の焦点位置のずれ量である。
図4(A)に示す例では、被写体が無限遠物体であるので、図2に関連して説明したように、ズーム操作に伴うフォーカスレンズ群LFの駆動範囲は小さい。よって、フォーカスモータ307の駆動速度が限界に達することはなく、フォーカスレンズ群LFの駆動は十分に間に合う。この結果、図示のように、焦点位置のずれ量は発生していない。つまり、焦点追従に遅れがない状態となる。
図4(B)に示す例では、被写体が至近距離物体であるので、図2に関連して説明したように、ズーム操作に伴うフォーカスレンズ群LFの駆動範囲は非常に大きい。よって、フォーカスモータ307の駆動速度が限界に達して、フォーカスレンズ群LFの駆動が
間に合わなくなる。この結果、図示のように、途中から焦点位置のずれが発生して望遠端で、ズレ量が最大となる。つまり、焦点追従による遅れが発生している状態となる。
上述のように、フォーカスレンズ群LFの駆動範囲が大きいと、焦点追従に遅れが発生しやすくなる。この追従遅れは、ズーム操作部材303の操作速度にも依存しており、操作速度が速い程、追従遅れが発生しやすい。
一方、ズーム操作部材303の操作速度がゆっくりであれば、追従遅れは発生しない。また、この追従遅れはフォーカスモータ307の速度限界に起因するので、時間が経過すると次第に遅れがなくなって、合焦状態に戻る。
しかしながら、追従遅れが大きくなって、焦点位置のずれ量が大きい状態において焦点検出部203による焦点検出が行われると、光学像は大ボケの状態であるので焦点検出が困難となる。よって、焦点検出部203による焦点検出可能な光学像となるまでフォーカスレンズLFをサーチ駆動する必要がある。この際、前述のように、サーチ駆動の方向が合焦の方向と逆方向であると合焦状態となるまで時間が大きくなってしまう。
そこで、図3に示す撮像装置では、焦点追従よる遅れが発生している状態で焦点検出を行う際には、後述する焦点検出アルゴリズムを用いて、短時間で正確な焦点検出ができるようにする。
図5は、図1に示す撮像装置においてズーム操作による焦点追従動作を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は撮影レンズ制御部301に格納された動作プログラムの実行によって行われる。
焦点追従動作を開始すると、撮影レンズ制御部301はズーム操作部材303によるズーム操作が実行された否かを判定する(ステップS501)。ズーム操作が行われないと(ステップS501において、NO)、撮影レンズ制御部301は待機する。
ズーム操作が行われると(ステップS501において、YES)、撮影レンズ制御部301は、ズーム位置検出部304によってズーム操作方向、ズーム操作量、およびズーム速度を検出して、ズーム操作情報を得る(ステップS502)。
続いて、撮影レンズ制御部301はズーム操作直前の焦点距離およびフォーカスレンズ群の位置に応じて被写体距離を算出する(ステップS503)。そして、撮影レンズ制御部310はズーム操作情報と被写体距離とに基づいて、フォーカスレンズ群LFの駆動量および移動速度を求める。
なお、被写体距離に対応付けてズーム操作情報に応じたフォーカスレンズ群LFの駆動量は図2に示す移動軌跡として予めレンズ制御部301のメモリ領域に格納されている。
次に、撮影レンズ制御部301は、算出した駆動量および移動速度に基づいて、フォーカスモータ307を駆動制御して、フォーカスレンズ群LFを駆動する(ステップS505)。そして、撮影レンズ制御部301は焦点追従動作を終了する。
ステップS501〜S505の処理は、数十msecの周期で繰り返し行われる。これによって、撮影者によるズーム操作に対して、応答性を高めて焦点追従を行うことができる。
ところが、図4(B)に示すように、ズーム操作に対する焦点追従に遅れが発生すると、ズーム操作情報に応じたフォーカスレンズLFの駆動が間に合わない状態となる。つまり、ステップS505の処理においてフォーカスモータ307の駆動に遅れが生じて、恰もフォーカスモータ307が待機した状態となってしまう。
図6は、図3に示す撮像装置において追従遅れが生じた際の焦点検出処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は撮像装置制御部201に格納された動作プログラムの実行によって行われる。
焦点検出処理の開始の際、撮像装置制御部201は撮像装置において撮影者によって焦点検出指示が行われたか否かを実行されたか否かを判定する(ステップS601)。焦点検出指示が行われないと(ステップS601において、NO)、撮像装置制御部201は待機する。
焦点検出指示が行われると(ステップS601において、YES)、撮像装置制御部201は、ズーム操作による焦点追従のためフォーカスレンズ群LFが駆動中であるか否かを示す駆動情報を撮影レンズから受ける。そして、撮像装置制御部201は当該駆動情報に応じてフォーカスレンズ群LFが駆動中であるか否かを判定する(ステップS602)。
フォーカスレンズ群LFが駆動中であると(ステップS602において、YES)、撮像装置制御部201は、焦点検出指示が行われた時点におけるズーム操作による焦点位置のずれ量を算出する指示を撮影レンズに行う。そして、撮像装置制御部201は撮影レンズ制御部301から焦点位置のずれ量を得る(ステップS603:焦点位置のずれ量算出)。
続いて、撮像装置制御部201は、焦点位置のずれ量が予め設定された閾値より大きいか否かを判定する(ステップS604)。
ところで、図3に示す撮像装置においては、2次結像光学系を用いた位相差方式による焦点検出部(以下第1の焦点検出部という)と、CMOSイメージセンサなとの撮像素子の出力を用いた位相差方式による焦点検出部(以下第2の焦点検出部)とを備えているものとする。この場合には、第1および第2の焦点検出部によって検出可能な焦点位置のずれ量(デフォーカス量)が異なる。
例えば、第1の焦点検出部においては比較的大きいデフォーカス量まで検出することが可能であるが、第2の焦点検出部においては検出可能なデフォーカス量が小さい。よって、上記の閾値は、第1および第2の焦点検出部に対応して設定されている(つまり、第1および第2の閾値が設定されている)。そして、撮像装置制御部201は撮影者によって指定された焦点検出部に応じて第1および第2の閾値を切り替える(つまり、閾値を変更する)。
これによって、焦点検出手法に応じて最適な焦点検出を行うことができる。なお、ここでは、2つの焦点検出部を備えるものとしたが、さらに複数の焦点検出部を備える場合においても同様にして適用することができる。
焦点位置のずれ量が閾値より大きいと(ステップS604において、YES)、撮像装置制御部201は、ステップS603で得られた焦点位置のずれ量に応じたずれがフォーカスレンズ群LFの合焦位置に対していずれの方向にずれているかを検出する。そして、撮像装置制御部201は、ずれの方向に応じて、つまり、ずれ量が小さくなる方向に応じてフォーカスレンズ群LFの駆動方向を決定する(ステップS605)。
次に、撮像装置制御部201は撮影レンズに対して、ステップS605で決定した駆動方向およびずれ量に応じたフォーカスレンズ群LFの駆動量を送る。そして、撮影レンズ制御部301は当該駆動方向および駆動量に応じてフォーカスモータ307を駆動制御してフォーカスレンズLFを光軸に沿って駆動する(ステップS606)。なお、このときのフォーカスモータ307の駆動速度は、図5による焦点追従動作時の駆動速度より速い速度での駆動が可能となる。なぜなら、図5による焦点追従動作時には撮影者によるズーム操作部材の操作による追従動作であるため、高速で駆動しすぎると応答性が悪くなる。一方、ステップ605における駆動は、所定の駆動量を最短で駆動するためフォーカスモータ307の最高速を用いることが可能となる。
続いて、撮像装置制御部201は焦点検出部203によって焦点検出を行う(ステップS607)。なお、フォーカスレンズ群LFが駆動中でないと(ステップS602において、NO)、撮像装置制御部201はステップS607の処理に進む。同様に、焦点位置のずれ量が閾値以下であると(ステップS604において、NO)、撮像装置制御部201はステップS607の処理に進む。
次に、撮像装置制御部201は、焦点検出部203に送られる像信号に応じて焦点検出可能であるか否かを判定する(ステップS608)。焦点検出が可能でないと(ステップS608において、NO)、撮像装置制御部210はステップS606の処理に戻って、撮影レンズ制御部301によってフォーカスモータ307を駆動制御する。ステップS605〜ステップS608の処理は、所定の間隔で繰り返し行われ、駆動方向が決定されると、焦点検出可能となるまでフォーカスレンズLFを当該駆動方向に駆動しつつ焦点検出が行われることになる。
これによって、焦点位置のずれ量は小さくなって焦点検出可能な状態となる。なお、一般的な静止被写体であれば、フォーカスレンズLFの駆動(ステップS606)は1回のみで焦点検出可能となる。しかしながら、被写体のコントラストによっては焦点検出不能となることもある。従って、フォーカスレンズ群LFを駆動端まで駆動した際には、図示はしないが、撮像装置制御部201は、焦点検出不能である旨を撮影者に通知して焦点検出処理を終了する。
焦点検出が可能であると(ステップS608において、YES)、撮像装置制御部201は、焦点検出部203による焦点検出結果に基づいてフォーカスレンズLFの駆動量を算出する(ステップS609)。そして、撮像装置制御部201は、撮影レンズ制御部301によって、ステップS609で求めた駆動量に応じてフォーカスモータ307を駆動制御してフォーカスレンズ群LFを駆動する(ステップS610)。これによって、フォーカスレンズ群LFは合焦位置に至る。その後、撮像装置制御部201は焦点検出処理を終了する。
このようにして、本発明の第1の実施形態では、ズーム操作中又はズーム操作後に焦点検出指示があると、その際の焦点位置のずれ量が所定の閾値より大きいと、焦点位置のずれ量が小さくなる方向に向かってフォーカスレンズ群LFを駆動しつつ焦点検出を行う。よって、ズーム操作による焦点位置のずれ量が大きい場合に、ずれ量がさらに大きくなる方向にフォーカスレンズ群LFが駆動されることがなくなって、短時間で正確に合焦を行うことができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態による撮像装置の一例について説明する。なお、第2の実施形態による撮像装置の構成は、図3に示す撮像装置と同様である。また、バリフォーカルレンズ、つまり、撮影レンズの構成は図1に示す撮影レンズと同様である。
図7は、本発明の第2の実施形態による撮像装置で行われる焦点検出処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図示のフローチャートに係る処理は撮像装置制御部201に格納された動作プログラムの実行および撮影レンズ制御部301に格納された動作プログラムの実行によって行われる。また、図7において、図6に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付す。
ステップS601において、撮影者による焦点検出指示があると、撮像装置制御部201はその旨を撮影レンズ制御部301に送る。そして、撮影レンズ制御部301はフォーカスレンズ群LFが駆動中であるか否かを判定する(ステップS702)。
フォーカスレンズ群LFが駆動中であると(ステップS702において、YES)、撮影レンズ制御部301は、焦点検出指示が行われた時点におけるズーム操作による焦点位置のずれ量を算出する(ステップS703)。続いて、撮影レンズ制御部301は、撮像装置制御部201からずれ量を判定するための所定の閾値を得て、焦点位置のずれ量が当該閾値より大きいか否かを判定する(ステップS704)。
焦点位置のずれ量が閾値より大きいと(ステップS704において、YES)、撮影レンズ制御部301は、ステップS703で得られた焦点位置のずれ量に応じたずれがフォーカスレンズ群LFの合焦位置に対していずれの方向にずれているかを検出する。そして、撮影レンズ制御部301は、ずれの方向に応じて、つまり、ずれ量が小さくなる方向に応じてフォーカスレンズ群LFの駆動方向を決定する(ステップS705)。
次に、撮影レンズ制御部301は、ステップS705で決定した駆動方向およびずれ量に応じたフォーカスレンズ群LFの駆動量に応じてフォーカスモータ307を駆動制御してフォーカスレンズLFを光軸に沿って駆動する(ステップS706)。その後、撮影レンズ制御部301はステップS704の処理に戻る。
焦点位置のずれ量が閾値以下であると(ステップS704において、NO)、撮影レンズ制御部301は、その旨を撮像装置制御部201に送る。これによって、撮像装置制御部201は、ステップS607において焦点検出部203によって焦点検出を行う。なお、フォーカスレンズ群LFが駆動中でないと(ステップS702において、NO)、撮影レンズ制御部301は、その旨を撮像装置制御部201に送る。これによって、撮像装置制御部201はステップS607の処理を行う。
その後、撮像装置制御部201は、ステップS609において、焦点検出部203による焦点検出結果に基づいてフォーカスレンズLFの駆動量を算出する。そして、撮像装置制御部201は、ステップS610において、撮影レンズ制御部301によって、ステップS609で求めた駆動量に応じてフォーカスモータ307を駆動制御してフォーカスレンズ群LFを駆動する。これによって、フォーカスレンズ群LFは合焦位置に至る。その後、撮像装置制御部201は焦点検出処理を終了する。
このようにして、本発明の第2の実施形態では、ズーム操作中又はズーム操作後に焦点検出指示があると、その際の焦点位置のずれ量が所定の閾値より大きいと、焦点位置のずれ量が小さくなる方向に向かってフォーカスレンズ群LFを駆動しつつ焦点検出を行う。よって、ズーム操作による焦点位置のずれ量が大きい場合に、ずれ量がさらに大きくなる方向にフォーカスレンズ群LFが駆動されることがなくなって、短時間で正確に合焦を行うことができる。
そして、第2の実施形態では、ステップS702〜S706の処理を撮影レンズ制御部で行うようにしてので、撮像装置本体と撮影レンズとの通信量を削減することができる。この結果、焦点検出処理を高速化して省電力化を図ることができる。
上述の説明から明らかなように、図3に示す例においては、撮影レンズ制御部301およびフォーカスモータ307が焦点追従手段として機能し、焦点検出部203および撮像装置制御部201が焦点検出手段として機能する。また、撮像装置制御部201は制御手段として機能する。さらに、撮影レンズ制御部301は第1の制御部として機能し、撮像装置制御部201は第2の制御部として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも焦点追従ステップ、焦点検出ステップ、および制御ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
201 撮像装置制御部
203 焦点検出部
301 撮影レンズ制御部
303 ズーム操作部材
304 ズーム位置検出部
305 フォーカス操作部材
306 フォーカス操作量検知部
307 フォーカスモータ
308 フォーカスレンズ位置検出部

Claims (8)

  1. ズームレンズおよびフォーカスレンズを備え、ズーム操作によって焦点距離を変化させると前記フォーカスレンズの焦点位置が変化するバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットを備え、前記撮影レンズユニットを介して結像した光学像に応じた画像を得る撮装置であって、
    前記ズーム操作による焦点位置の変化に応じて所定の焦点位置となるように前記フォーカスレンズを駆動制御する焦点追従手段と、
    前記撮影レンズユニットを介して得た光学像に応じて焦点検出を行う焦点検出手段と、
    ズーム操作中又はズーム操作後に前記焦点検出を行う際、前記所定の焦点位置と現在の焦点位置とのずれ量が所定の閾値よりも大きいと、前記フォーカスレンズを前記ずれ量が小さくなる方向に駆動し、前記焦点検出手段によって焦点検出が可能となるまで前記フォーカスレンズを駆動する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記焦点検出手段は、撮影者からの焦点検出指示に応じて焦点検出を行い、
    前記制御手段は、前記焦点追従手段による前記フォーカスレンズの駆動制御中に前記焦点検出指示が行われた際に、前記所定の焦点位置と現在の焦点位置とのずれ量が所定の閾値よりも大きいと、前記フォーカスレンズを前記ずれ量が小さくなる方向に駆動し、前記焦点検出手段によって焦点検出が可能となるまで前記フォーカスレンズを駆動することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮影レンズユニットには、前記バリフォーカルタイプの撮影光学系、前記ズーム操作を行うためのズーム操作部材、および前記焦点追従手段が備えられており、
    前記撮影レンズユニットが交換可能に装着される撮像装置本体に前記焦点検出手段および前記制御手段が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記焦点検出手段によって焦点検出が可能となると、前記焦点検出手段による焦点検出結果に基づいて前記フォーカスレンズの駆動量を求めて、当該駆動量に応じて前記フォーカスレンズを駆動制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 互いに検出手法が異なる複数の焦点検出手段を備え、
    前記制御手段は、焦点検出の際に用いる焦点検出手段に応じて前記閾値を変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記ずれ量が所定の閾値よりも大きいと、前記フォーカスレンズを前記ずれ量が小さくなる方向に駆動する第1の制御部と、
    前記第1の制御部によって前記ずれ量が所定の閾値以下となったと判定されると、前記焦点検出手段による焦点検出を行わせる第2の制御部とを有し、
    前記撮影レンズユニットには、前記バリフォーカルタイプの撮影光学系、前記ズーム操作を行うためのズーム操作部材、前記焦点追従手段、および前記第1の制御部が備えられており、
    前記撮影レンズユニットが交換可能に装着される撮像装置本体に前記焦点検出手段および前記第2の制御部が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. ズームレンズおよびフォーカスレンズを備え、ズーム操作によって焦点距離を変化させると前記フォーカスレンズの焦点位置が変化するバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットを備え、前記撮影レンズユニットを介して結像した光学像に応じた画像を得る撮像装置の制御方法であって、
    前記ズーム操作による焦点位置の変化に応じて所定の焦点位置となるように前記フォーカスレンズを駆動制御する焦点追従ステップと、
    前記撮影レンズユニットを介して得た光学像に応じて焦点検出を行う焦点検出ステップと、
    ズーム操作中又はズーム操作後に前記焦点検出を行う際、前記所定の焦点位置と現在の焦点位置とのずれ量が所定の閾値よりも大きいと、前記フォーカスレンズを前記ずれ量が小さくなる方向に駆動し、前記焦点検出手段によって焦点検出が可能となるまで前記フォーカスレンズを駆動する制御ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  8. ズームレンズおよびフォーカスレンズを備え、ズーム操作によって焦点距離を変化させると前記フォーカスレンズの焦点位置が変化するバリフォーカルタイプの撮影レンズユニットを備え、前記撮影レンズユニットを介して結像した光学像に応じた画像を得る撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記ズーム操作による焦点位置の変化に応じて所定の焦点位置となるように前記フォーカスレンズを駆動制御する焦点追従ステップと、
    前記撮影レンズユニットを介して得た光学像に応じて焦点検出を行う焦点検出ステップと、
    ズーム操作中又はズーム操作後に前記焦点検出を行う際、前記所定の焦点位置と現在の焦点位置とのずれ量が所定の閾値よりも大きいと、前記フォーカスレンズを前記ずれ量が小さくなる方向に駆動し、前記焦点検出手段によって焦点検出が可能となるまで前記フォーカスレンズを駆動する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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