JP6317934B2 - 医療用ナイフ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば白内障手術などの眼科手術において眼球の角膜に切開創を形成する際に適した医療用ナイフに関するものである。
下記の特許文献1で開示された医療用ナイフにおいては、先端部側に刃部を有する刃板の基端部側に対し柄を設けて、この柄に設けた把持部の延設方向と刃板の延設方向とを互いに交差させている。この刃板の刃部は、刃板の厚み方向の上下両側のうち、柄の把持部の延設向き側である上側に形成した表部と、柄の把持部の延設向きに対する反対向き側である下側に形成した裏部とを有している。この厚み方向に対し交差する刃板の幅方向の両側でこの刃部の表部には、刃部の裏部との間の厚み方向間隔を幅方向中央部側から幅方向外縁部側へ向かうに従い狭めるように傾斜する刃付面を形成している。この刃部の表部で幅方向両側の刃付面間に設けた中間面は、平坦に形成されている。この刃部の幅方向両側で表部と裏部とが互いに交差する外縁部には、それぞれ、刃部の先端部から基端部側へ延びる刃先縁を形成している。この刃部の両刃先縁の間隔は、刃部の先端部から基端部側へ向かうに従い大きくなるように設けられている。幅方向の両側の刃先縁のうち刃部の先端部から基端部側へ延びる両先端側刃先縁間における交差角度は、この両先端側刃先縁から刃部の基端部側へ延びる両基端側刃先縁間における交差角度より大きく設定されている。この刃部の裏部はこの中間面に対し平行に形成された平坦な裏面を有している。
特開2013−150675号公報
例えば、顕微鏡下で行われる白内障手術において眼球の角膜には、虹彩の付近でナイフの刃部が前房に向けてほぼ直線的に刺入され、眼内レンズの挿入や各種器具の挿脱に利用される切開創が形成される。切開創は、角膜の外周面に形成された外方切開線と角膜の内周面に形成された内方切開線との間で、刃部の形態に合わせて平坦なトンネル状をなす。角膜の内周面には前房内の液により眼球の半径方向へ圧力が生じるため、外方切開線と内方切開線とを結ぶ切開創の延設方向が角膜の厚み方向に対し斜めになれば、トンネル状の切開創において相対向する内面間にはその圧力により接触圧が生じる。そのため、刃部を角膜に対し虹彩とほぼ平行に刺入すれば、虹彩や角膜中心部に接近し過ぎず、切開創において外方切開線と内方切開線との間の延設長さが長くなるとともに、切開創の相対向内面間の接触長さも長くなり、前房内の液が切開創から漏れにくくなって自己閉鎖性を高めることができる。
上記の特許文献1で開示された医療用ナイフにおいては、刃部の裏部の全体で平坦な裏面を有しているため、刃部の裏面に沿う方向へ刃部を角膜に刺入した場合、その裏面には刺入抵抗力が働きにくくなり、刃部は角膜に対する当初の刺入向きのまま前房に向けてほぼ直線的に刺入され、または、少し虹彩に近付く方向に移動し易い。そのため、刃部を少し虹彩に向けて刺入してしまった場合、刃部はその刺入向きのまま前房に向けてほぼ直線的に角膜に刺入されて虹彩とほぼ平行に刺入されなくなって虹彩や角膜中心部に接近し過ぎるおそれがある。
この発明は、例えば白内障手術などにおいて眼球の角膜に対し虹彩の付近で刃部を前房に向けてほぼ直線的に刺入する際、刃部に対し虹彩から離れる向きの力が働き易いように刃部の形態を改良することにより、刃部を角膜に対し虹彩とほぼ平行に刺入し易くし、前房内の液を切開創から漏れにくくして自己閉鎖性を高めることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜5)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる医療用ナイフにおいては、刃部(6)の厚み方向(Z)の両側のうち、一方の側に形成した第一面(7)と、他方の側に形成した第二面(8)とを刃部(6)に設け、この厚み方向(Z)に対し交差する幅方向(Y)の両側でこの刃部(6)の第一面(7)と第二面(8)とが互いに交差する外縁部には、それぞれ、刃部(6)の先端部(12)から基端部(17)側へ延びる刃先縁(10)を形成している。前記刃部(6)の第二面(8)は、幅方向(Y)の両側の刃先縁(10)のうち刃部(6)の先端部(12)から基端部(17)側へ延びる両先端側刃先縁(20)間に設けた先端片面(23)と、その先端片面(23)から刃部(6)の基端部(17)側へ延びる両基端側刃先縁(21)間に設けた基端片面(24)とを有している。この先端片面(23)はこの基端片面(24)に対し刃部(6)の第二面(8)側から刃部(6)の第一面(7)側へ傾斜して形成されている。前記刃部(6)の第二面(8)で先端片面(23)と基端片面(24)とは、それぞれ、平坦に形成されている。
請求項1の発明では、例えば白内障手術などにおいて、眼球(25)の角膜(26)に対し刃部(6)の第二面(8)が虹彩(29)の付近で面した状態で、刃部(6)を前房(30)に向けてほぼ直線的に刺入する際、刃部(6)の第二面(8)で両先端側刃先縁(20)間に設けた先端片面(23)に働く刺入抵抗力により、刃部(6)の先端部(12)が虹彩(29)から離れる向きの力が特許文献1の場合と比較して働き易くなる。そのため、刃部(6)を少し虹彩(29)に向けて刺入してしまった場合でも、刃部(6)が角膜(26)に対し虹彩(29)とほぼ平行に刺入し易くなる。従って、角膜(26)の外周面(26a)に形成された外方切開線(28a)と角膜(26)の内周面(26b)に形成された内方切開線(28b)との間の切開創(28)においてその延設方向(X28)が角膜(26)の厚み方向に対し斜めになり易く、切開創(28)の延設長さ(L28)が長くなって前房(30)内の液が切開創(28)から漏れにくくなる。また、刃部(6)の第二面(8)で先端片面(23)と基端片面(24)とを平坦に形成したので、刺入抵抗力を小さくして刺入操作を行い易い。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明において、前記刃部(6)は刃板(4)の先端部側に設けられ、この刃板(4)の基端部側に柄(1)を設けてこの柄(1)に設けた把持部(2)の延設方向(X1)と刃板(4)の延設方向(X4)とを互いに交差させ、この刃板(4)の厚み方向(Z)の上下両側のうち、前記刃部(6)の第一面は柄(1)の把持部(2)の延設向き側である上側に形成した表部(7)であり、前記刃部(6)の第二面は柄(1)の把持部(2)の延設向きに対する反対向き側である下側に形成した裏部(8)である。前記刃部(6)の刃先縁(10)は、刃板(4)の厚み方向(Z)に対し交差する刃板(4)の幅方向(Y)の両側においてこの刃部(6)の表部(7)と裏部(8)とが互いに交差する外縁部にそれぞれ刃部(6)の先端部(12)から基端部(17)側へ延びている。前記刃部(6)の裏部(8)は、幅方向(Y)の両側の刃先縁(10)のうち刃部(6)の先端部(12)から基端部(17)側へ延びる両先端側刃先縁(20)間に設けた前記先端片面としての先端側裏面(23)と、その先端側裏面(23)から刃部(6)の基端部(17)側へ延びる両基端側刃先縁(21)間に設けた前記基端片面としての基端側裏面(24)とを有している。この先端側裏面(23)はこの基端側裏面(24)に対し刃部(6)の裏部(8)側から表部(7)側へ傾斜して形成されている。
請求項2の発明では、例えば白内障手術などにおいて、眼球(25)の角膜(26)に対し刃部(6)の裏部(8)が虹彩(29)の付近で面した状態で、刃部(6)を前房(30)に向けてほぼ直線的に刺入する際、刃部(6)の裏部(8)で両先端側刃先縁(20)間に設けた先端側裏面(23)に働く刺入抵抗力により、刃部(6)の先端部(12)が虹彩(29)から離れる向きの力が特許文献1の場合と比較して働き易くなる。そのため、刃部(6)を少し虹彩(29)に向けて刺入してしまった場合でも、刃部(6)が角膜(26)に対し虹彩(29)とほぼ平行に刺入し易くなる。従って、角膜(26)の外周面(26a)に形成された外方切開線(28a)と角膜(26)の内周面(26b)に形成された内方切開線(28b)との間の切開創(28)においてその延設方向(X28)が角膜(26)の厚み方向に対し斜めになり易く、切開創(28)の延設長さ(L28)が長くなって前房(30)内の液が切開創(28)から漏れにくくなる。また、刃部(6)の裏部(8)で先端側裏面(23)と基端側裏面(24)とを平坦に形成したので、刺入抵抗力を小さくして刺入操作を行い易い。
請求項1または請求項2の発明を前提とする請求項3の発明において、前記両先端側刃先縁(20)は前記両基端側刃先縁(21)に対し刃部(6)の第二面(裏部8)側から刃部(6)の第一面(表部7)側へ傾斜して形成されている。請求項3の発明では、刃部(6)の第二面(裏部8)において、基端片面(基端側裏面24)に対する先端片面(先端側裏面23)の傾斜に合わせて、先端片面(先端側裏面23)の幅方向(Y)の両側に設けた先端側刃先縁(20)も、基端片面(基端側裏面24)の幅方向(Y)の両側に設けた基端側刃先縁(21)に対し傾斜しているので、角膜(26)を両先端側刃先縁(20)により切開する際に先端片面(先端側裏面23)に働く刺入抵抗力により、刃部(6)の先端部(12)が虹彩(29)から離れる向きの力が働き易くなる。
請求項1〜3のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項4の発明において、前記刃部(6)の第二面(裏部8)で先端片面(先端側裏面23)と基端片面(基端側裏面24)との間の境界部(22)は、刃部(6)の基端部(17)よりも刃部(6)の先端部(12)側に寄った位置に設けられている。請求項4の発明では、刃部(6)の第二面(裏部8)において先端片面(先端側裏面23)と基端片面(基端側裏面24)との間に境界部(22)を設けたので、眼球(25)の角膜(26)に対し刃部(6)を虹彩(29)の付近で前房(30)に向けてほぼ直線的に刺入する際、境界部(22)が切開創(28)の内方切開線(28b)を前房(30)側に越えると、先端片面(先端側裏面23)に働く刺入抵抗力が小さくなって切開創(28)の延設方向(X28)が角膜(26)の厚み方向に対し必要以上に斜めになりにくい。
請求項1〜4のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項5の発明において、前記刃部(6)の両刃先縁(10)の間隔は、刃部(6)の先端部(12)から基端部(17)側へ向かうに従い大きくなるように設けられている。請求項5の発明では、刃部(6)の刺入抵抗力が小さくなって外方切開線(28a)と内方切開線(28b)との間で矩形状または台形状の切開創(28)を形成し易い。
請求項5の発明を前提とする請求項6の発明において、前記両先端側刃先縁(20)が互いに交差する刃部(6)の先端部(12)における交差角度(θ20)は、前記両基端側刃先縁(21)の延長線が互いに交差する交差角度(θ21)より大きく設定されている。請求項6の発明では、刃部(6)において両先端側刃先縁(20)の交差角度(θ20)が両基端側刃先縁(21)の交差角度(θ21)より大きいので、刃部(6)を眼球(25)の角膜(26)に対し虹彩(29)の付近で前房(30)に向けてほぼ直線的に刺入する当初に、角膜(25)を不用意に切開し過ぎず、刺入操作を行い易い。
請求項1〜6のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項7の発明において、前記刃部(6)の第一面(表部7)で幅方向(Y)の両側には、刃部(6)の第二面(裏部8)の先端片面(先端側裏面23)との間の厚み方向(Z)の間隔を幅方向(Y)の中央部側から幅方向(Y)の外縁部側へ向かうに従い狭めるように傾斜する刃付面(9)を形成した。請求項7の発明では、刃部(6)において第一面(表部7)の刃付面(9)が第二面(裏部8)の先端片面(先端側裏面23)との間で先端側刃先縁(20)を形成することができるとともに第二面(裏部8)の基端片面(基端側裏面24)との間で基端側刃先縁(21)を形成することができる。
請求項7の発明を前提とする第8の発明において、前記刃部(6)の第一面(表部7)で幅方向(Y)の両側の刃付面(9)間に設けた中間面(15)は、平坦に形成されている。第8の発明では、刺入抵抗力を小さくして刺入操作を行い易い。
第8の発明を前提とする第9の発明において、前記刃部(6)の第二面(裏部8)で平坦に形成された基端片面(基端側裏面24)は、第一面(表部7)の中間面(15)のうち、第一面(表部7)の両刃付面(9)の刃先縁(10)に対する対辺(11)が交差する頂端部(13)から刃部(6)の基端部(17)側へ延びる所定範囲に対し平行に形成されている。第9の発明では、刺入抵抗力を小さくして刺入操作を行い易い。
本発明は、例えば白内障手術などにおいて、刃部(6)が角膜(26)に対し虹彩(29)とほぼ平行に刺入し易くなり、前房(30)内の液が切開創(28)から漏れにくくなって自己閉鎖性を高めることができる。
(a)は後記実施形態にかかる医療用ナイフを示す正面図であり、(b)は(a)の部分拡大正面図であり、(c)は(a)の部分拡大平面図であり、(d)は(a)の部分拡大底面図である。 (a)は図1(b)の部分拡大正面図であり、(b)は刃部の表側を示す図1(c)の部分拡大平面図であり、(c)は刃部の裏側を示す図1(d)の部分拡大底面図である。 図1(b)の部分拡大側面図である。 (a)は図1(c)のA1−A1線部分拡大断面図であり、(b)は図1(c)のA2−A2線部分拡大断面図であり、(c)は図1(c)のA3−A3線部分拡大断面図である。 (a)は医療用ナイフの使用方法を説明するために示す眼球の部分断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1(a)に示す医療用ナイフは、合成樹脂からなる把持部2とステンレス鋼などの金属からなる支持板3を有する柄1と、ステンレス鋼などの金属とからなる刃板4とを備えている。図1(b)に示すように、支持板3は把持部2の先端部に挿着され、それらの延設方向X1は互いに一致している。刃板4は、支持板3から一体に連続して延設され、刃板4の基端部に設けられた屈曲部5で支持板3に対し屈曲されている。柄1における把持部2及び支持板3の延設方向X1と刃板4の延設方向X4とが屈曲角度αで互いに交差している。図1(c)(d)に示すように、刃板4の先端部側には刃部6が設けられている。刃板4の刃部6は、刃板4の厚み方向Zの上下両側のうち、柄1の把持部2及び支持板3の延設向き側(屈曲向き側)である上側に形成された表部7(第一面)と、柄1の把持部2及び支持板3の延設向きに対する反対向き側である下側に形成された裏部8(第二面)とを有している。
図2(a)(b)(c)、図3及び図4(a)(b)(c)に示すように、前記刃部6の表部7で厚み方向Zに対し直交する幅方向Yの両側には、それぞれ、刃板4の幅方向Yの中央部側から幅方向Yの両側の外縁部側へ裏部8に対する厚み方向Zの間隔を狭めるように傾斜する刃付面9が形成されている。表部7の両刃付面9の外縁部で刃部6の先端部から基端部側へ延びる刃先縁10が形成されている。表部7の両刃付面9には刃先縁10に対する対辺11が刃部6の先端部側から基端部側へ延びている。刃部6の表部7において、幅方向Yの両側の刃付面9における刃先縁10が互いにV字状に交差する尖端部12(刃板4及び刃部6の先端部に該当)と、両刃付面9の対辺11が互いにV字状に交差する頂端部13との間には、両刃付面9間の先端側境界縁14が直線状に形成されているとともに、両刃付面9の対辺11間には平坦な中間面15が形成されている。中間面15は両対辺11の頂端部13と両対辺11の終端部16とを互いに結ぶ二等辺三角形状をなす。刃部6の基端部は、両対辺11の終端部16を互いに結ぶ想定線分17を含む面に該当する。刃部6の表部7において、幅方向Yの両側の刃付面9間の先端側境界縁14を通る厚み方向面に対し両刃付面9は対称形状に形成されている。
幅方向Yの両側の刃先縁10は、尖端部12と終端部18との間で外側へ膨らむ中間部19を有し、尖端部12と中間部19とを直線状に結ぶ先端側刃先縁20と、中間部19と終端部18とを対辺11と平行に直線状に結ぶ基端側刃先縁21とからなる。両先端側刃先縁20が互いになす交差角度θ20は、両基端側刃先縁21の想定延長線が互いになす交差角度θ21より大きく設定されている。両刃先縁10の幅方向Yの間隔のうち、両基端側刃先縁21の終端部18間の幅方向間隔W18は、両中間部19を互いに結ぶ想定線分の幅方向間隔W19より大きく設定されて最大になっている。刃板4の幅方向Yの両側の外縁部において、刃部6の両刃先縁10の終端部18から両対辺11の終端部16を経て刃板4の基端部の屈曲部5側へ延びる領域には刃先縁が形成されていない。その領域の刃板4において、刃部6の両刃先縁10の終端部18と両対辺11の終端部16との間で両対辺11間の中間面15上の想定線分15aから刃板4の基端部の屈曲部5までの間の厚みTについては、想定線分15aから屈曲部5に向かうに従い次第に大きくなるように設定されている。
また、前記刃部6の裏部8においては、幅方向Yの両側の刃先縁10における中間部19を互いに結ぶ境界縁22(境界部)が直線状に形成され、幅方向Yの両側の先端側刃先縁20と境界縁22とで囲まれた平坦な先端側裏面23(先端片面)が形成されているとともに、両刃先縁10の終端部18を互いに結ぶ想定線分24aと幅方向Yの両側の基端側刃先縁21と境界縁22とで囲まれた平坦な基端側裏面24(基端片面)が形成されている。先端側裏面23は基端側裏面24に対し刃部6の裏部8側から表部7側へ傾斜角度βで傾斜して形成されている。先端側刃先縁20は基端側刃先縁21に対し刃部6の裏部8側から表部7側へ先端側裏面23の傾斜角度βと同一の傾斜角度βで傾斜して形成されている。刃部6の裏部8で平坦に形成された基端側裏面24は、表部7の中間面15のうち、両対辺11の頂端部13から想定線分15aまでの範囲に対し平行に形成されている。
図示しないが、両基端側刃先縁21の想定延長線を第一段階の刃先縁として形成してその両想定延長線の交差部分と両終端部18を結ぶ二等辺三角形状の平坦な裏面を形成し、次にその裏面の先端部側を切り欠いて前記基端側裏面24に対し傾斜した先端側裏面23を形成する。その際、両刃先縁10に前記中間部19が形成される。
前述した医療用ナイフについては、各部を下記の範囲に設定することが好ましい。
・ 図2(a)に示すように、前記先端側裏面23の傾斜角度βを1度以上15度以下にさらに好ましくは1度以上10度以下に設定する。具体的には、傾斜角度βを約4.5度に設定している。
・ 図1(b)に示すように、前記刃板4の屈曲角度αを0度以上60度以下にさらに好ましくは30度以上50度以下に設定する。具体的には、屈曲角度αを約45度に設定している。
・ 図2(a)に示すように、刃部6の厚みTを0.05mm以上3mm以下にさらに好ましくは0.1mm以上1.0mm以下に設定する。具体的には、厚みTを約0.2mmに設定している。
・ 図1(b)に示すように、両先端側刃先縁20の尖端部12と刃板4の屈曲部5との間の長さL5を3mm以上15mm以下にさらに好ましくは5mm以上10mm以下に設定する。具体的には、長さL5を約8mmに設定している。
・ 図2(a)に示すように、両刃先縁10の中間部19を互いに結ぶ想定線分と両先端側刃先縁20の尖端部12との間の長さL20を0.5mm以上3mm以下にさらに好ましくは0.7mm以上2mm以下に設定する。具体的には、長さL20を約1.5mmに設定している。
・ 図2(a)に示すように、両刃先縁10の中間部19を互いに結ぶ想定線分と両基端側刃先縁21の終端部18を互いに結ぶ想定線分との間の長さL21を0.5mm以上4mm以下にさらに好ましくは1mm以上3mm以下に設定する。具体的には、長さL21を約1.7mmに設定している。
・ 図2(a)に示すように、両先端側刃先縁20の尖端部12と両基端側刃先縁21の終端部18とを互いに結ぶ想定線分との間の長さL10(長さL20+長さL21)を1mm以上6mm以下にさらに好ましくは2mm以上5mm以下に設定する。具体的には、長さL10を約3.2mmに設定している。
・ 図2(b)に示すように、両先端側刃先縁20が互いになす交差角度θ20を45度以上90度以下にさらに好ましくは50度以上75度以下に設定するとともに、両基端側刃先縁21の想定延長線が互いになす交差角度θ21を20度以上75度以下にさらに好ましくは30度以上60度以下に設定する。具体的には、交差角度θ20を約60度に設定しているとともに、交差角度θ21を約40度に設定している。
・ 図2(b)に示すように、両刃先縁10の中間部19間の幅方向間隔W19を0.5mm以上4mm以下にさらに好ましくは1mm以上3mm以下に設定する。具体的には、幅方向間隔W19を約1.8mmに設定している。
・ 図2(b)に示すように、両基端側刃先縁21の終端部18間の最大幅方向間隔W18を1mm以上6mm以下にさらに好ましくは1.5mm以上5mm以下に設定する。具体的には、最大幅方向間隔W18を約3mmに設定している。
次に、医療用ナイフを白内障手術に使用する場合について説明する。
図5(a)(b)及び図2に示すように、眼球25の角膜26には水晶体27を中心とする所定の円周角度を有する位置に切開創28が虹彩29の付近で形成される。その形成の際には、まず、眼球25の角膜26に対し刃部6の裏部8が虹彩29の付近で面した状態で、刃部6を角膜26に対しほぼ直線的に刺入すると、両刃先縁10の尖端部12が角膜26の外周面26aに当たった後、両先端側刃先縁20が角膜26を切開する。次いで、その尖端部12が角膜26の内周面26bに当たった後、両刃先縁10の中間部19と終端部18とが、順次、角膜26の内周面26bを通り過ぎるまで、刃部6を前房30に向けて刺入すると、両基端側刃先縁21が角膜26を切開する。切開創28は、角膜26の外周面26aと内周面26bとの間で、外周面26aに形成された外方切開線28aと、内周面26bに形成された内方切開線28bとを結ぶ矩形状に形成される。内方切開線28bは刺入向き側へ若干膨らみ易い。なお、両刃先縁10の終端部18が角膜26の内周面26bを通り過ぎる前まで、刃部6を前房30に向けて刺入した場合には、切開創28は台形状に形成される。
このようにして刃部6を角膜26に対しほぼ直線的に刺入すると、刃部6の裏部8で両先端側刃先縁20間に傾斜して形成された先端側裏面23に対し働く刺入抵抗力により、刃部6の尖端部12が虹彩29から離れる向きに傾き易い。
本実施形態は下記の効果を有する。
(1) 白内障手術などにおいて、眼球25の角膜26に対し刃部6の裏部8が虹彩29の付近で面した状態で、刃部6を角膜26に対し前房30に向けてほぼ直線的に刺入する際、刃部6の裏部8で先端側裏面23に働く刺入抵抗力により、刃部6の尖端部12が虹彩29から離れる向きの力が働き易くなり、刃部6を少し虹彩29に向けて刺入してしまった場合でも、刃部6が角膜26に対し虹彩29とほぼ平行に刺入し易くなる。従って、角膜26の外方切開線28aと角膜26の内方切開線28bとの間の切開創28において、その延設方向X28が角膜26の厚み方向に対し斜めになり易くなって切開創28の延設長さL28が長くなり、前房30内の液が切開創28から漏れにくくなって自己閉鎖性を高めることができる。
(2) 刃部6の裏部8において、基端側裏面24に対する先端側裏面23の傾斜に合わせて、先端側刃先縁20も基端側刃先縁21に対し傾斜しているので、角膜26を両先端側刃先縁20により切開する際に先端側裏面23に働く刺入抵抗力により、刃部6の尖端部12が虹彩29から離れる向きの力が働き易くなる。
(3) 刃部6の裏部8において先端側裏面23と基端側裏面24との間に境界縁22を設けたので、眼球25の角膜26に対し刃部6を虹彩29の付近で前房30に向けてほぼ直線的に刺入する際、境界縁22が切開創28の内方切開線28bを前房30側に越えると、先端側裏面23に働く刺入抵抗力が小さくなって切開創28の延設方向X28が角膜26の厚み方向に対し必要以上に斜めになりにくい。
(4) 刃部6の両刃先縁10の間隔は、刃部6の尖端部12から基端部17側へ向かうに従い大きくなるように設けられているので、刃部6の刺入抵抗力が小さくなって外方切開線28aと内方切開線28bとの間で矩形状の切開創28を形成し易い。
(5) 刃部6において両先端側刃先縁20の交差角度θ20が両基端側刃先縁21の交差角度θ21より大きいので、刃部6を眼球25の角膜26に対し虹彩29の付近で前房30に向けてほぼ直線的に刺入する当初に、角膜26を不用意に切開し過ぎず、刺入操作を行い易い。
(6) 刃部6の裏部8で先端側裏面23及び基端側裏面24は平坦に形成されているとともに、刃部6の表部7で幅方向Yの両側の刃付面9間に設けた中間面15は基端側裏面24に対し平行にかつ平坦に形成されているので、刺入抵抗力を小さくして刺入操作を行い易い。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 先端側裏面23の傾斜角度βと先端側刃先縁20の傾斜角度βとは互いに同一に設定されているが、それらの傾斜角度βのうち一方を他方より大きくしたり、先端側裏面23のみを傾斜させて先端側刃先縁20を基端側刃先縁21に対し傾斜させずに延設したりしてもよい。
・ 先端側裏面23や基端側裏面24を平坦に設定することなく厚み方向Zで凹ませたり凸状に膨らませたりしてもよい。また、先端側刃先縁20や基端側刃先縁21を直線状に設定することなく幅方向Yで凹ませたり凸状に膨らませたりしてもよい。
・ 表部7において刃付面9を傾斜して設けるとともに、裏部8において平坦な刃付面を先端側裏面23及び基端側裏面24と面一で先端側刃先縁20及び基端側刃先縁21に沿って設けているが、表部7ばかりでなく裏部8にも刃付面を傾斜して設けたり、表部7において平坦な刃付面を設けるとともに裏部8において刃付面を傾斜して設けたりしてもよい。
・ 両先端側刃先縁20の交差角度θ20を両基端側刃先縁21の交差角度θ21より大きく設定しているが、両基端側刃先縁21の交差角度θ21を両先端側刃先縁20の交差角度θ20より大きく設定したり、それらの交差角度θ20及び交差角度θ21を互いに同一にしたりしてもよい。
・ 刃部6において表部7の刃付面9や中間面15に尖端部12からの距離を表す目盛りや印を付してもよい。
・ 柄1の把持部2及び支持板3と刃板4との屈曲角度αを0度に設定してもよい。
1…柄、2…把持部、4…刃板、6…刃部、7…刃部の表部(第一面)8…刃部の裏部(第二面)、10…刃部の刃先縁、12…刃部の尖端部(先端部)、15…中間面、17…刃部の基端部、20…先端側刃先縁、21…基端側刃先縁、23…裏部の先端側裏面(先端片面)、24…裏部の基端側裏面(基端片面)、Z…厚み方向、Y…幅方向、X1…柄の延設方向、X4…刃部の延設方向、X28…切開創の延設方向、θ20…先端側刃先縁の交差角度、θ21…基端側刃先縁の交差角度、L28…切開創の延設長さ。

Claims (7)

  1. 刃部の厚み方向の両側のうち、一方の側に形成した第一面と、他方の側に形成した第二面とを刃部に設け、この厚み方向に対し交差する幅方向の両側でこの刃部の第一面と第二面とが互いに交差する外縁部には、それぞれ、刃部の先端部から基端部側へ延びる刃先縁を形成した医療用ナイフにおいて、
    前記刃部の第二面は、幅方向両側の刃先縁のうち刃部の先端部から基端部側へ延びる両先端側刃先縁間に設けた先端片面と、その先端片面から刃部の基端部側へ延びる両基端側刃先縁間に設けた基端片面とを有し、この先端片面はこの基端片面に対し刃部の第二面側から刃部の第一面側へ傾斜して形成され、
    前記刃部の第二面で先端片面と基端片面とは、それぞれ、平坦に形成されている
    ことを特徴とする医療用ナイフ。
  2. 前記刃部は刃板の先端部側に設けられ、この刃板の基端部側に柄を設けてこの柄に設けた把持部の延設方向と刃板の延設方向とを互いに交差させ、
    この刃板の厚み方向の上下両側のうち、前記刃部の第一面は柄の把持部の延設向き側である上側に形成した表部であり、前記刃部の第二面は柄の把持部の延設向きに対する反対向き側である下側に形成した裏部であり、
    前記刃部の刃先縁は、刃板の厚み方向に対し交差する刃板の幅方向の両側において、この刃部の表部と裏部とが互いに交差する外縁部でそれぞれ刃部の先端部から基端部側へ延び、
    前記刃部の裏部は、幅方向両側の刃先縁のうち刃部の先端部から基端部側へ延びる両先端側刃先縁間に設けた前記先端片面としての先端側裏面と、その先端側裏面から刃部の基端部側へ延びる両基端側刃先縁間に設けた前記基端片面としての基端側裏面とを有し、
    この先端側裏面はこの基端側裏面に対し刃部の裏部側から表部側へ傾斜して形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療用ナイフ。
  3. 前記両先端側刃先縁は前記両基端側刃先縁に対し刃部の第二面側から刃部の第一面側へ傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療用ナイフ。
  4. 前記刃部の第二面で先端片面と基端片面との間の境界部は、刃部の基端部よりも刃部の先端部側に寄った位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つの請求項に記載の医療用ナイフ。
  5. 前記刃部の両刃先縁の間隔は、刃部の先端部から基端部側へ向かうに従い大きくなるように設けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つの請求項に記載の医療用ナイフ。
  6. 前記両先端側刃先縁が互いに交差する刃部の先端部における交差角度は、前記両基端側刃先縁の延長線が互いに交差する交差角度より大きく設定されていることを特徴とする請求項5に記載の医療用ナイフ。
  7. 前記刃部の第一面で幅方向の両側には、刃部の第二面の先端片面との間の厚み方向の間隔を幅方向の中央部側から幅方向の外縁部側へ向かうに従い狭めるように傾斜する刃付面を形成したことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一つの請求項に記載の医療用ナイフ。
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