JP6316266B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、複写機能及びプリンタ機能を有する複合機、ファクシミリ等に適応可能な画像形成装置に関するものである。本発明はその中でも特に、搬送されるシートの両面に画像を形成するために、シートを反転して搬送する機能を有する画像形成装置に関するものである。
従来の複写機、プリンタ、複写機能及びプリンタ機能を有する複合機、ファクシミリ等の画像形成装置はシートの両面に印字する機能を搭載している。両面印字は一般的に排出トレイ近傍の排出両面機構によって行われる。
片面印字の場合、印字が完了したシートは排出ローラ対により排出トレイに排出、積載される。両面印字の場合、1面目の印字が終了したシートは反転ローラによりスイッチバックされ、両面印字用の搬送路に再給送され、2面目の印字工程へと送られる。
これらの動作は各搬送ローラ対を正逆回転させる駆動機構と、フラッパによる搬送路の切替え機構によって行われる。近年求められる装置の簡素化を実現するためには、それぞれの機構を連動させ全体の部品点数を削減することが重要となる。
特許文献1には、シートの排出及び反転動作を1つの駆動ローラと2つの従動ローラにて行う構成(以下、適宜3連ローラという。)が記載されている。また、特許文献2にはシートの排出及び反転動作を1つの搬送ローラ対にて行う構成が記載されている。
特開2000−26002 特開2012−140200
しかしながら特許文献1の構成においては、搬送ローラ対の反転動作を行う際に搬送ローラ対の近傍に設けられた排出トレイ上のシート13が巻き込まれ、シート13が搬送路内を逆流し、搬送不良になることがあった。
図1は特許文献1に基づいた従来構成の排出両面機構10の概略断面図である。図1に示すように、従来構成の排出両面機構10は、排出及び反転動作用の3連ローラ11、装置内部の搬送ガイド12等により構成されている。また図1では、排出両面機構10によって排出されたシート13が排出トレイ14に積載しきれず搬送ローラ対近傍で留まっている様子を表している。
この状態で反転動作を行うと、搬送ローラ対は図1の実線矢印に示したように排出動作時と逆方向に回転する。その際シート13は搬送ローラ対によって搬送力を受けて図1の一点鎖線矢印方向に搬送され、画像形成装置内の搬送路に逆流してしまう。逆流が発生すると、搬送路内の点線矢印に示す経路で搬送ガイド12の段差部15に引っ掛かる現象や、不図示の連続印字中の後続紙と搬送路内で干渉する現象が発生し通紙不良を引き起こすおそれがある。
特許文献1の構成では、3連ローラ付近にシートの逆流を防止する機能をもった部材がないため、積載紙の一部が搬送ローラ対に接触してしまうことで上記の現象が発生する可能性がある。
また、特許文献2には、排出トレイの領域に突出する規制部材を設けており積載紙の逆流を防いでいる。しかしながら、特許文献2には、3連ローラを用いた場合に積載紙の逆流を防止することについては記載されていない。また、特許文献2に記載の構成では、規制部材が排出ローラ対のニップ部よりも大きく下方に設けられているため、図1に示すようにシートが排出しきれずに排出ローラ対に接触している場合は規制部材の効果が得られないため、逆流を防止できない領域が存在する。
本発明は、3連ローラを用いた構成において、両面に画像を形成するために反転動作を行う際に、積載されたシートの逆流を防止することを目的とする。
本発明の一つの側面は、シートに画像を形成する画像形成部と、シートに形成された前記画像を加熱して前記画像をシートに定着する定着部と、前記定着部で定着処理されたシートが積載される積載部と、前記定着部で定着処理されたシートを搬送する搬送部であって、第1方向及び前記第1方向と逆方向である第2方向に回転可能に構成された第1ローラと、前記第1ローラと共に第1ニップ部を形成するローラであって、前記第1ローラが前記第1方向に回転することによって前記第1ニップ部においてシートを前記積載部に排出する第2ローラと、前記第1ローラと共に第2ニップ部を形成するローラであって、前記第1ローラが前記第2方向に回転した後に前記第1方向に回転することによって、前記第2ニップ部において第1の面に画像が形成されたシートの前記第1の面と反対側の第2の面に画像を形成するためにシートを前記画像形成部へ向けて搬送する第3ローラと、を有する搬送部と、前記第1ローラの回転軸方向から見た場合に、前記第1ニップ部におけるシートの前記積載部への排出方向において前記第1ニップ部の出口側を塞いで前記積載部にあるシートが前記第1ニップ部に進入することを規制する位置である規制位置と、前記規制位置から前記第1ニップ部の出口側のシートが通過する領域の外へ退避する方向に移動した位置であって前記第1ニップ部の出口側を開放する位置である退避位置と、の間を移動可能に構成された規制部と、前記第1ローラの回転方向と、前記規制部の移動と、を制御する制御部と、を有する画像形成装置において、記規制部、前記第1ローラが前記第1方向に回転している場合、前記第1ニップ部と前記第2ニップ部のいずれでシートを搬送している時であっても前記退避位置にあり、前記第1ローラが前記第2方向に回転している場合は前記規制位置にあるように、前記制御部によって制御されることを特徴とする。
本発明によれば、駆動ローラが逆回転している状態において、規制部が規制位置に位置している。すなわち、駆動ローラと第1の従動ローラの近傍に積載部上のシート存在する状況で駆動ローラが逆回転しても、規制部によって駆動ローラと第1の従動ローラとのニップ部よりも下流側の領域を遮蔽することができる。これにより両面に画像を形成するために反転動作を行った際に、シートが装置本体の内部に逆流することに起因する搬送不良(搬送路内の逆段差部での引っ掛かりや、連続印字中の後続紙との干渉など)を防止することができる。
従来構成の排出両面装置の概略断面図 第1実施形態の画像形成装置の概略断面図 (a)第1実施形態の排出両面装置の概略斜視図、(b)第1実施形態の排出両面装置の概略上面図 第1実施形態の排出両面装置の概略断面図 第1実施形態の片面印字時における排出両面装置の排出動作を表した概略断面図 (a)第1実施形態の両面印字時における排出両面装置の反転動作を表した概略断面図その2、(b)第1実施形態の両面印字時における排出両面装置の反転動作を表した概略断面図その3、(c)第1実施形態の両面印字時における排出両面装置の反転動作を表した概略断面図その4 第1実施形態の両面連続印字時における排出両面装置の反転動作と排出動作を表した概略断面図 第1実施形態の両面印字時に排出トレイに排出積載されたシートが存在する状態における排出両面装置の反転動作を表した概略断面図 第2実施形態の排出両面装置の概略斜視図 (a)第2実施形態の排出両面装置の排出動作時の姿勢を表した概略断面図、(b)第2実施形態の排出両面装置の反転動作時の姿勢を表した概略断面図 第1の実施形態のブロック図
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について説明をする。以下、画像形成装置の一例としてレーザビームプリンタに、第1の実施形態を適用した場合を例示して説明する。先ず図2を用いて、レーザビームプリンタである画像形成装置100の構成と画像形成プロセスについて説明する。
図2は画像形成装置100の概略断面図である。図2に示すように、画像形成装置100は画像形成部101、給送装置102、レーザスキャナユニット104、定着装置103、排出両面装置105、排出トレイ(積載部)106を備えている。
給送装置102は給送カセット21、分離パッド22及び給送ローラ23を有し、積載されたシートSを給送ローラ23によって給送する。その後シートSは搬送方向下流側に設けられた給送搬送ローラ24及び給送搬送コロ25により形成される給送搬送ローラ対によりさらに下流側に搬送される。また給送装置102はシートSを一旦停止させてトナー画像とシートSとの位置合わせを行うためのレジストレーションローラ26及びレジストレーションコロ27のレジストレーションローラ対(以下、レジローラ対という。)を備えている。給送搬送ローラ対により搬送されたシートSは、レジローラ対によって位置及びタイミング合わせが行われ、その後画像形成部101へ搬送される。
画像形成部101は、画像形成装置100本体(装置本体)に対して着脱可能なプロセスカートリッジ200を有し、プロセスカートリッジ200内には像担持体となる感光ドラム29を備えている。また画像形成部101は感光ドラム29に対向して配置される転写ローラ28を備えている。プリント命令と共に画像情報に基づき、帯電装置により一様に帯電された感光ドラム29の表面上にレーザスキャナユニット104からレーザ光が照射され、これにより感光ドラム29の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像を現像装置30によって現像することにより、感光ドラム29の表面上にトナー画像が形成される。感光ドラム29の表面上に形成されたトナー画像は、レジローラ対によって感光ドラム29と転写ローラ28とのニップ部に送り込まれたシートSに転写される。画像が転写されたシートSは、定着装置103へ搬送される。
定着装置103は加熱ローラ32、これに圧接する加圧ローラ31、定着搬送ローラ33及び定着搬送コロ34を有している。定着装置103に送られたシートSは、定着装置103の加熱ローラ32とこれを圧接する加圧ローラ31とのニップ部へ導かれる。この際にトナー画像は加熱及び加圧されてシートSに定着される。この後、シートSは定着搬送ローラ33と定着搬送コロ34からなる定着搬送ローラ対により担持されて、排出両面装置105へ搬送される。
排出両面装置105は、シートを排出する機能及び反転する機能をもつ3連ローラ、及び搬送路を切り替えるフラッパ(切り替え部)421を有する。排出両面装置105はプリント命令に応じて排出または反転の動作を選択する。排出する場合、シートSはそのまま排出トレイ106に排出、積載される。反転する場合、シートSは所定のタイミングで搬送方向が逆転し、反転用の搬送路へと送られる。その後、シートSは、両面搬送ローラ39と両面搬送コロ38からなる両面搬送ローラ対、及び、再給送ローラ41と再給送コロ40からなる再給送ローラ対によって再給送される。再給送されたシートSは、再び画像形成部101、定着装置103を通ることで、1面目と同様、2面目に印字がされる。その後、2面目に印字がされたシートは、排出両面装置105によって排出トレイ106に排出、積載される。
次に図3(a)から図4を用いて、排出両面装置105の構成について詳細に説明する。なお、排出両面装置105の説明のため、各部品の支持部や説明に不要な搬送ガイド等は省略してある。
図3(a)は排出両面装置105の概略斜視図である。図3(a)に示すように、排出両面装置105は排出駆動ローラ361、排出従動ローラ(第1の従動ローラ)351、反転従動ローラ(第2の従動ローラ)371から成る3連ローラ及びフラッパ421を有する。
排出駆動ローラ361は、駆動力を発生するモータM(駆動源)からの駆動力を受けて回転し、ソレノイド90による駆動列の切り替えに応じて回転方向(正回転または逆回転)が決定される。図11は、第1の実施形態のブロック図である。図11に示すように、CPU110はモータM及びソレノイド90と接続されている。また、CPU110は、ROM及びRAMと接続されており、CPU110は、RAMをワークメモリとして使用することで、ROMに格納されているプログラムを実行する。第1の実施形態においては、CPU110とROMとRAMが制御部を構成する。制御部は、ソレノイド90を制御することによって、モータMからの駆動力を排出駆動ローラ361に伝達する駆動列を切り替える。
また排出従動ローラ351は、排出駆動ローラ361の下方に設けられ、排出駆動ローラ361に向かって圧接されている。排出従動ローラ351と排出駆動ローラ361はニップ部を形成しており、排出従動ローラ351は排出駆動ローラ361の回転に従動して回転する。排出従動ローラ351は、シートを積載部に排出する際に、正回転する排出駆動ローラ361に従動して回転する。
また反転従動ローラ371は、排出駆動ローラ361の上方に設けられ、排出駆動ローラ361に向かって圧接されている。反転従動ローラ371と排出駆動ローラ361はニップ部を形成しており、反転従動ローラ371は排出駆動ローラ361の回転に従動して回転する。反転従動ローラ371は、シートを再度、画像形成部へ搬送する際に、逆回転した後に正回転する排出駆動ローラ361に従動して回転する。
フラッパ421は回動中心422、搬送ガイド部423、接続部424及び逆流防止部(規制部)425から構成される。フラッパ421は回動中心422を中心に回動可能に支持され、回動中心422の一部と、上記した排出駆動ローラ361の駆動列が連結されている。これにより、ソレノイド90による駆動列の切り替え時にモータMからの回転駆動力を受けたフラッパ421は回転する。このときフラッパ421の回転方向は、排出駆動ローラ361の回転方向(正回転または逆回転)と同様に、ソレノイド90の切り替えに応じて決まる。
第1の実施形態は、排出駆動ローラ361が時計方向に回転するときはフラッパ421も時計方向(正回転)に、排出駆動ローラ361が反時計方向に回転するときはフラッパ421も反時計方向(逆回転)に回転するよう構成されている。すなわち、排出駆動ローラ361とフラッパ421は連動して同方向に回転する。
フラッパ421が回転すると、フラッパ421の突き当て部が画像形成装置100のもつ部材の一部に突き当たり、フラッパ421は所定の位置にて係止する。従ってフラッパ421は、排出駆動ローラ361の正回転方向と逆回転方向によって決まる2種類の係止位置をもつ。またフラッパ421の搬送ガイド部423と逆流防止部425は接続部424を介して接続されている。
図3(b)は排出両面装置105の概略上面図である。図3(b)でも、説明に不要な搬送ガイド、ローラ等は省略している。図3(b)に示すように、フラッパ421はシートSの搬送領域Lの中心Mに対して左右対称に配置されている。また接続部424はフラッパ421の左右両端、かつ画像形成装置100が搬送可能なシートの種類のうち最大のシートにおける長手方向(搬送方向と直交するシートの幅方向)における搬送領域Lの外に構成されている。これはフラッパ421が取ることのできるいかなる姿勢においても、搬送されるシートSが接続部424に接触しないようにするためである。また逆流防止部425はフラッパ421の左右両端に配置され、長手方向における搬送領域Lの内側に配置されている。
図4は排出両面装置105の概略断面図である。図4に示すように、排出両面装置105には搬送領域PA、PB、PCの3種類がある。搬送領域PAは内側搬送ガイド43、フラッパ421の搬送ガイド面423a及び中央搬送ガイド44から成る領域であり、主に排出動作が行われるシートSが通過する領域である。搬送領域PBは3連ローラの下流側搬送領域であり、排出動作及び反転動作が行われるシートSが通過する領域である。搬送領域PCは中央搬送ガイド44、フラッパ421の搬送ガイド面423b及び外側搬送ガイド45から成る領域であり、反転動作が行われたシートSが通過する領域である。
次に図5から図6(c)を用いて、排出両面装置105の動作について説明する。
図5は片面印字時を行う場合の排出両面装置105の排出動作を表した概略断面図である。図5に示すように、片面印字時における排出駆動ローラ361は時計方向に回転し、排出従動ローラ351及び反転従動ローラ371は反時計方向に従動回転する。またフラッパ421は排出駆動ローラ361の時計方向の回転に連動してFAの姿勢にて係止する。FAの姿勢にて係止しているフラッパ421の逆転防止部425は、排出両面装置105がもつ搬送領域PA、PB、PCに対して突出せず、退避位置に退避している。シートSは搬送領域PAを通り、定着搬送ローラ対によって3連ローラに向かい搬送される。その後フラッパ421の搬送ガイド面423aにより排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351のニップ領域へ案内され、それらによって排出トレイ106に排出される。
次に図6(a)から図6(c)は両面印字時を行う場合の排出両面装置105の反転動作を表した概略断面図である。図6(a)に示すように、両面印字時における排出駆動ローラ361は反時計方向に回転し、排出従動ローラ351及び反転従動ローラ371は時計方向に従動回転する。またフラッパ421は排出駆動ローラ361の反時計方向の回転方向に連動して回転し、FBの姿勢にて係止する。このときフラッパ421の逆転防止部425は搬送領域PBに突出した位置(規制位置)にて係止しており、排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351によるニップ領域の搬送領域PB側を遮蔽している。逆流防止部425の規制位置は、排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351により排出されるシートが通過する経路とオーバーラップする位置である。また、逆流防止部材425は、排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351とのニップ部(それぞれの回転中心を結んだ直線)よりも下流側の領域を遮蔽することで、シートの逆流を防止している。
すなわち、逆流防止部425は、退避位置と規制位置との間を移動可能に設けられており、ソレノイド(移動部)90により移動させられる。
ユーザーからプリント命令がなされた場合、1枚目のシートSは給送、印字された後、定着搬送ローラ対によって3連ローラに向かい搬送される。その後、シートSは搬送ガイド面423bにより排出駆動ローラ361及び反転従動ローラ371のニップへ案内される。その後、図6(b)に示すように、シートSの後端が中央搬送ガイド44の端部よりも下流側に位置したタイミングまで搬送されたとき、ソレノイド90により排出駆動ローラ361の回転方向が逆回転に切り替えられる。すると図6(c)に示すように、フラッパ421の姿勢も連動してFAに切り替わる。シートSは排出駆動ローラ361と反転従動ローラ371によって、今までと逆の方向に搬送され、中央搬送ガイド44及び外側搬送ガイド45から成る反転用の搬送領域PC側へ搬送される。その後シートSは両面印字用の搬送路を通り、画像形成部101、定着装置103を経て、再び図5のように排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351によって排出される。
上記に記載した一連の動作は、ユーザーからのプリント命令が両面印字かつ1枚のみ場合であった。しかしながら実際には、複数枚の両面連続印字のプリント命令の場合も多い。複数枚の両面連続印字の場合は、1枚目のシートSは、片面に印字→両面印字用の搬送路に反転して搬送→再給送して裏面側に印字→排出という流れを取る。そして上記の動作間に2枚目のシートSは給送装置102によって給送され、片面印字された後に1枚目のシートSと同じ流れを取る。ただし1枚目と2枚目のシートSはそれぞれ搬送路内で重なりあうことがないよう、センサ信号に基づくタイミングで給送、搬送される。このように1枚目と2枚目のシートSをタイミングよく搬送することで、高速両面連続印字が達成される。
図7は両面連続印字時における排出両面装置105の反転動作と排出動作を表した概略断面図である。図7に示すように、排出駆動ローラ361が時計方向に回転している場合、排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351はシートSを排出する方向に回転し、排出駆動ローラ361と反転従動ローラ371はシートSを反転する方向に回転する。このように3連ローラの構成では、印字が完了したシートSを排出する動作と反転されるシートSを反転する動作を同時に行うことができ、これにより両面に連続して印字行う動作の高速化を達成している。
図8は両面印字時に排出トレイ106に排出積載されたシートが存在する状態における排出両面装置105の反転動作を表した概略断面図である。図8に示すように、連続印刷が行われると排出トレイ106には印字が完了したシートSが積載され溜められる。このとき印字条件、周辺環境、シート自体の状態により、シートS’のように排出トレイ106に積載しきれず、端部が排出従動ローラ351に接触した状態のままになる場合がある。この状態で排出両面装置105の反転動作を行うと、排出駆動ローラ361は反時計方向に回転し、シートS’は排出従動ローラ351との接触位置で生じる摩擦力によって搬送方向上流側に搬送されてしまう。
第1の実施形態では、排出駆動ローラ361が反時計方向に回転すると同時に、フラッパ421の姿勢はFAからFBに切り替わり、それに伴い逆流防止部425は退避位置から規制位置へ移動し、搬送領域PBに突出する。これによりシートS’が上流側に搬送されて排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351のニップ領域に侵入する前に逆転防止部425がシートS’を遮蔽することで逆流を防止することができる。つまり、規制位置に位置した逆流防止部425が、排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351とのニップ領域の搬送領域PB側を遮蔽して排出トレイ106上のシートS’の位置を規制する。逆流防止部425が排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351とのニップ領域の搬送領域PB側を遮蔽するので、排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351とのニップ部へ排出トレイ106上のシートS’が移動しない。
シートS’の逆流に関しては、シートS’と排出従動ローラ351との接触位置が排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351のニップ領域に近いほど発生する可能性が高くなる。またフラッパ421の姿勢FAから姿勢FBに切り替わるタイミングと動作が早ければ早いほど逆流を防止できる可能性が高くなる。
第1の実施形態ではフラッパ421の姿勢切り替え動作を排出駆動ローラ361の回転方向に連動させているため、排出駆動ローラ361の逆回転に伴いシートS’が上流側に搬送されると同時にフラッパ421の切り替え動作が行われる。これによりシートS’が上流側に搬送されるタイミングと、逆転防止部425が逆流を防止する位置まで姿勢が切り替わるタイミングはほぼ同時になる。またフラッパ421の姿勢がFAのとき、逆流防止部425は排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351のニップ領域近傍にて待機しているため、姿勢FBに切り替える際の動作時間が少ない。これによりシートS’の逆流を防止できる領域が広くなる効果がある。
以上のように、第1の実施形態では排出両面装置105の反転動作時に3連ローラの回転方向を逆回転させると同時にフラッパ421の姿勢を切り替え、フラッパ421の逆転防止部425を搬送領域PBに突出させる。こうすることで、積載されたシートSが排出従動ローラ351に接触していたとしても、シートの逆流による搬送不良を防止することができる
なお、以上の第1の実施形態の説明では、フラッパ421と逆流防止部425が一体的に設けられている構成について説明したが、本発明はこれに限定されるべきではなく、逆流防止部425とフラッパ421を別々に構成してもよい。例えば、フラッパに逆流防止部が連動するようにリンク部材を介して互いを接続するように構成する。
また、以上の第1の実施形態の説明では、排出駆動ローラ361の回転方向とフラッパ421の動作の切り替えを、共通のソレノイド90で行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるべきではなく、それぞれを別のソレノイドで切り替えてもよい。つまり、フラッパを移動させるためのソレノイドを別途に設け、回転方向の切り換るタイミングで、フラッパを移動させるソレノイドを動作させる。
また、以上の第1の実施形態の説明では、フラッパ421及び逆流防止部425の位置が切り替えられるタイミングと、排出駆動ローラ361の回転方向が切り替えられるタイミングは同時である構成について説明したが、本発明はこれに限定されるべきではない。排出駆動ローラ361の回転方向が切り替えられるタイミングよりも少し先に逆流防止部425が規制位置に位置していることが好ましいが、逆流防止部425が規制位置に位置するタイミングが少し後であってもよい。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について説明をする。第2の実施形態において、本発明が適用される画像形成装置100の基本構成は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同一もしくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
先ず、図9を用いて第2の実施形態における画像形成装置100が備える排出両面装置107について説明する。
図9は排出両面装置107の概略斜視図である。図9に示すように、排出両面装置107は第1の実施形態と同様の3連ローラ、フラッパ461及び逆流防止部材47を有する。3連ローラ及びこれらの回転方向に連動して姿勢が変わるフラッパ461は第1の実施形態と同様の構成である。またフラッパ461は回動中心462によって回転可能に支持される。逆流防止部材47は排出駆動ローラ361と同軸上かつ回転可能に支持され、実施形態1の図3(b)と同様にシートSの搬送領域Lの中心Mに対して左右対称かつ搬送領域L内に配置される。逆流防止部材47は排出駆動ローラ361の軸と嵌合しており、排出駆動ローラ361が回転したとき、排出駆動ローラ361の軸との摩擦によって逆流防止部材47も同方向に回転する。そして、逆流防止部材47の一部が周辺部材に突き当たる位置までくると姿勢が決まり係止するよう構成されている。すなわち、逆流防止部材47は、排出駆動ローラ361の正回転と逆回転に対応した2種類の係止位置をもつ。
次に図10(a)及び図10(b)を用いて排出両面装置107の動作について説明する。
図10(a)は排出両面装置107が排出動作をする際の構成を表した概略断面図である。図10(a)に示すように、排出動作をする際には排出駆動ローラ361は時計方向に回転し、排出従動ローラ351及び反転従動ローラ371は反時計方向に従動回転する。またフラッパ461は排出駆動ローラ361の時計方向の回転に連動してFCの姿勢にて係止する。逆流防止部材47は排出駆動ローラ361の軸との摺動により時計方向に回転し、フラッパ461の一部と突き当たることで姿勢が決まる。このとき逆流防止部材47はシートSの片面印字及び両面印字の搬送を妨げない位置(退避位置)にて係止する。
図10(b)は排出両面装置107が反転動作をする際の構成を表した概略断面図である。図10(b)に示すように、反転動作をする際には排出駆動ローラ361は反時計方向に回転し、排出従動ローラ351及び反転従動ローラ371は時計方向に従動回転する。またフラッパ461は排出駆動ローラ361の時計方向の回転に連動してFDの姿勢にて係止する。逆流防止部材47は排出駆動ローラ361の軸との摺動により時計方向に回転し、内側搬送ガイド43の一部と突き当たることで姿勢が決まる。このとき逆流防止部材47は排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351のニップ領域を遮蔽し、搬送領域PBからシートSが逆流することを防止する位置(規制位置)にて係止する。こうすることで排出トレイ106に積載しきれず排出従動ローラ351に接触した状態のシートS’に対して、排出駆動ローラ361と排出従動ローラ351のニップ領域への逆流を防止することができる。
以上のように第2の実施形態の構成においても、排出ローラ対のニップ近傍の領域においてシートSの逆流を防止できるため、装置が大型化することなく第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
100 画像形成装置
101 画像形成部
102 給送装置
103 定着装置
104 レーザスキャナユニット
105 排出両面装置
106 排出トレイ
107 排出両面装置(第2実施形態)
200 プロセスカートリッジ
21 給送カセット
22 分離パッド
23 給送ローラ
24 搬送ローラ
25 搬送コロ
26 レジストローラ
27 レジストコロ
28 転写ローラ
29 感光ドラム
30 現像装置
31 加圧ローラ
32 加熱ローラ
33 定着搬送ローラ
34 定着搬送コロ
351 排出従動ローラ(第1の従動ローラ)
361 排出駆動ローラ
371 反転従動ローラ(第2の従動ローラ)
38 両面搬送コロ
39 両面搬送ローラ
40 再給送コロ
41 再給送ローラ
421 両面フラッパ
422 回動中心
423 搬送ガイド部
423a 搬送ガイド面
423b 搬送ガイド面
424 接続部
425 逆流防止部
43 内側搬送ガイド
44 中央搬送ガイド
45 外側搬送ガイド
461 両面フラッパ(第2実施形態)
462 回動中心(第2実施形態)
47 逆流防止部材(第2実施形態)
L 搬送領域
M 搬送領域中心
S シート材
S’ 所定の場所に排出しきれないシート材
FA 排出動作時フラッパ姿勢
FB 反転動作時フラッパ姿勢
FC 排出動作時フラッパ姿勢(第2実施形態)
FD 反転動作時フラッパ姿勢(第2実施形態)
PA 片面通紙搬送領域
PB 排出通紙領域
PC 両面反転通紙領域

Claims (5)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    シートに形成された前記画像を加熱して前記画像をシートに定着する定着部と、
    前記定着部で定着処理されたシートが積載される積載部と、
    前記定着部で定着処理されたシートを搬送する搬送部であって、第1方向及び前記第1方向と逆方向である第2方向に回転可能に構成された第1ローラと、前記第1ローラと共に第1ニップ部を形成するローラであって、前記第1ローラが前記第1方向に回転することによって前記第1ニップ部においてシートを前記積載部に排出する第2ローラと、前記第1ローラと共に第2ニップ部を形成するローラであって、前記第1ローラが前記第2方向に回転した後に前記第1方向に回転することによって、前記第2ニップ部において第1の面に画像が形成されたシートの前記第1の面と反対側の第2の面に画像を形成するためにシートを前記画像形成部へ向けて搬送する第3ローラと、を有する搬送部と、
    前記第1ローラの回転軸方向から見た場合に、前記第1ニップ部におけるシートの前記積載部への排出方向において前記第1ニップ部の出口側を塞いで前記積載部にあるシートが前記第1ニップ部に進入することを規制する位置である規制位置と、前記規制位置から前記第1ニップ部の出口側のシートが通過する領域の外へ退避する方向に移動した位置であって前記第1ニップ部の出口側を開放する位置である退避位置と、の間を移動可能に構成された規制部と、
    前記第1ローラの回転方向と、前記規制部の移動と、を制御する制御部と、
    を有する画像形成装置において、
    記規制部、前記第1ローラが前記第1方向に回転している場合は、前記第1ニップ部と前記第2ニップ部のいずれでシートを搬送している時であっても前記退避位置にあり、前記第1ローラが前記第2方向に回転している場合は前記規制位置にあるように、前記制御部によって制御されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1ローラの回転方向を切り替える動作に連動して、前記規制部を移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部において前記画像が形成されたシートを前記1ニップ部へガイドする第1位置と、前記画像が形成されたシートを前記第2ニップ部へガイドする第2位置と、の間を移動可能に構成されたガイド部を有する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記規制部は、前記ガイド部と一体的に移動することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記規制部と、前記ガイド部と、は同軸線上で回転することを特徴とする請求項3又は4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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