JP6315328B2 - 粉体収容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成に用いられる粉体を収容する粉体収容器、及び前記粉体収容器を備える画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置において、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたトナーカートリッジが知られている。
例えば、特許文献1(特開2014−44323号公報)には、複数のトナーカートリッジを、回動可能な容器保持部材に着脱可能にした構成が開示されている。この構成では、図43に示すように、カバー部材101を開いた状態にすることで、容器保持部材102から上方に各トナーカートリッジ30を取り外すことが可能となる。また、図44に示すように、トナーカートリッジ30が装着された状態で容器保持部材102を上方に回動させることにより、トナーカートリッジ30を容器保持部材102と一緒にプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上方から退避させることができる。このように、特許文献1に記載の構成では、トナーカートリッジ30を取り外さなくても、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkを着脱できるようになっている。
また、特許文献1に記載の構成では、図45に示すように、トナーカートリッジにシャッタ60が設けられている。一方、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上部にはシャッタ60を開放状態にするためのシャッタ開放部材110が設けられている。シャッタ開放部材110は、容器保持部材102の底部に形成された挿通孔118を通って上方へ突出している。
この場合、容器保持部材102を水平にした状態でトナーカートリッジ30を装着すると、図45の二点鎖線で示すように、シャッタ60の係合部60aがシャッタ開放部材110に係合して押し上げられることで、シャッタ60が回転して開く。また、トナーカートリッジ30を容器保持部材102に装着した状態で、当該容器保持部材102を図44に示す姿勢から下方に回動させたときも、シャッタ開放部材110が挿通孔118を通過することで係合部60aと係合するため、同様にシャッタ60が開く。このように、特許文献1に記載の構成では、トナーカートリッジ30の装着操作と、容器保持部材102の下方への回動動作の、いずれにおいても、係合部60aが外側シャッタ開放部材110と係合し、シャッタ60が開くようになっている。
ところで、上記特許文献1に記載の構成では、トナーカートリッジ30の装着操作時と容器保持部材102の回動動作時で、トナーカートリッジ30がシャッタ開放部材110に接近する軌跡が異なる。このため、係合部60aがシャッタ開放部材110に接近する軌跡も異なる。具体的には、トナーカートリッジ30を装着する場合は、トナーカートリッジ30を容器保持部材102に対してほぼ鉛直下方へ挿入するので、係合部60aの移動軌跡も上下方向の直線状となる。一方、容器保持部材102を回動させる場合は、係合部60aの移動軌跡は、容器保持部材102の回動軸を中心とした円弧状となる。
上記のように、場合に応じて係合部60aの移動軌跡が異なる構成では、軌跡ごとにシャッタ開放部材110に対する係合部60aの係合箇所が異なるため、軌跡が1つの場合に比べて、係合部60aを所定の領域内で確実に係合させ難い。また、特に小型化された装置においては、許容される係合部60aの係合領域も小さくなるため、両軌跡における確実な係合がなおさら困難となる。その結果、万が一、係合部60aが所定の領域内で係合できなかった場合は、シャッタ60が開放状態とならず、トナーカートリッジ30から現像装置等へトナーを供給することができなくなる虞がある。
上記課題を解決するため、本発明は、画像形成に用いられる粉体を収容すると共に、前記粉体を排出又は導入するための開口部と、前記開口部を開閉するシャッタとを有し、画像形成装置本体側に設けられたシャッタ開放部材に対して、第1の軌跡又はこれと異なる第2の軌跡で接近して、前記シャッタが前記シャッタ開放部材に接触することにより開放状態となるように構成された粉体収容器であって、前記第1の軌跡と前記第2の軌跡とで、前記シャッタの前記シャッタ開放部材に少なくとも最初に係合する係合部が異なり、前記シャッタは、前記第1の軌跡で前記シャッタ開放部材に最初に係合する第1の係合部と、前記第2の軌跡で前記シャッタ開放部材に最初に係合する第2の係合部とを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、異なる軌跡に応じて、少なくとも最初に係合する係合部を異ならせることで、各軌跡に適合した係合状態を確保することができる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 カバー部材を上方に回動させて開いた状態を示す図である。 カバー部材に加えて、容器保持部材も上方に回動させた状態を示す図である。 容器保持部材の斜視図である。 トナーカートリッジ及び現像装置の構成を示す断面図である。 トナーカートリッジの外観を示す斜視図である。 トナーカートリッジの外観を示す斜視図である。 図7におけるC−C線でトナーカートリッジを切断した断面図である。 トナーカートリッジを搬送スクリューの位置でその軸方向に切断した断面図である。 図9におけるI−I線で切断した断面図である。 トナーカートリッジの上ケースとギヤカバーを取り外した状態の斜視図である。 トナーカートリッジのギヤカバーを取り外した状態を示す側面図である。 トナーカートリッジのギヤカバーを取り外した状態を示す側面図である。 外側シャッタの斜視図である。 トナーカートリッジをギヤカバー側から見た側面図である。 容器保持部材に装着されたトナーカートリッジを下側から見た断面図である。 トナーカートリッジの容器保持部材への装着操作を説明するための側面図である。 内側シャッタの周辺構造を示す斜視図である。 (a)は内側シャッタが開放状態となった図、(b)は閉鎖状態となった図である。 (a)は容器保持部材に対するトナーカートリッジの装着操作を示す図、(b)は容器保持部材の回動動作を示す図である。 (a)は容器保持部材にトナーカートリッジを装着する際の係合部の軌跡を示す図、(b)は容器保持部材を回動させる際の係合部の軌跡を示す図である。 係合部が外側シャッタ開放部材に係合せず脱落する様子を示す図である。 外側シャッタの構造を示すトナーカートリッジの側面図である。 (a)は外側シャッタを図23における矢印D方向から見た拡大図、(b)は外側シャッタを図23における矢印E方向から見た拡大図である。 トナーカートリッジを装着する際の第1の係合部及び第2の係合部の外側シャッタ開放部材との係合動作を示す図である。 容器保持部材を回動させる際の第1の係合部及び第2の係合部の外側シャッタ開放部材との係合動作を示す図である。 (a)はトナーカートリッジ装着操作時に側壁が変形してトナーカートリッジが位置ずれした状態を示す図、(b)は前記位置ずれによって第1の係合部が脱落する様子を示す図である。 (a)は本発明の他の実施形態に係る外側シャッタ開放部材を拡大して示す斜視図、(b)は外側シャッタ開放部材をこれと対向する側壁側から見た側面図、(c)は外側シャッタ開放部材を各係合部の回動軌跡での移動方向手前側から見た正面図である。 トナーカートリッジを装着する際の第1の係合部及び第2の係合部の外側シャッタ開放部材との係合動作を示す図である。 容器保持部材を回動させる際の第1の係合部及び第2の係合部の外側シャッタ開放部材との係合動作を示す図である。 第1の係合部と第2の傾斜面との係合状態を示す拡大断面図である。 第2の係合部が第2の傾斜面から滑り落ちる様子を示す拡大断面図である。 第2の係合部と第1の傾斜面との係合状態を示す拡大断面図である。 各係合部と各傾斜面との係合状態を示す拡大断面図である。 各係合部と第2の傾斜面との係合状態を示す拡大断面図である。 各係合部に先鋭部を設けた構成を示す拡大断面図である。 外側シャッタ開放部材に複数の先鋭部を設けた構成を示す拡大断面図である。 各係合部に複数の先鋭部を設けた構成を示す拡大断面図である。 外側シャッタ開放部材と各傾向部との両方に複数の先鋭部を設けた構成を示す拡大断面図である。 (a)は本発明のさらに別の実施形態に係る外側シャッタの斜視図、(b)は(a)に示す矢印X方向から外側シャッタを見た斜視図、(c)は(a)に示す矢印Y方向から外側シャッタを見た側面図、(d)は(a)に示す矢印Z方向から外側シャッタを見た正面図である。 規制部によって第1の係合部の脱落方向の移動が規制された状態を示す図である。 容器保持部材を着脱可能にした構成を示す図である。 従来の画像形成装置において、カバー部材を上方に回動させて開いた状態を示す図である。 従来の画像形成装置において、カバー部材に加えて、容器保持部材も上方に回動させた状態を示す図である。 従来の画像形成装置において、トナーカートリッジの装着操作を示す側面図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1を参照して、本発明の実施の一形態であるカラーレーザープリンタの全体構成及び動作について説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。モノクロプリンタや、その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置にも本発明の構成を適用可能である。
図1に示すように、カラーレーザープリンタの装置本体(画像形成装置本体)100には、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが着脱可能に装着されている。各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkは、潜像担持体(像担持体)としてのドラム状の感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2上の潜像を可視画像化する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5などで構成されている。各感光体2に対向した位置には、それぞれ、感光体2の表面に潜像を形成する潜像形成手段としての露光装置6が設けられている。本実施形態では、露光装置6としてLEDユニットを用いている。
各現像装置4の上方には、それぞれ、画像形成用の粉体であるトナーを収容した粉体収容器としてのトナーカートリッジ30が着脱可能に装着されている。各トナーカートリッジ30は、対応する現像装置4内のトナーと同じ色のトナーが収容されており、現像装置4内のトナーが所定量を下回ると、トナーカートリッジ30からトナーが補給されるようになっている。なお、本実施形態では、画像形成用の粉体としてトナーから成る一成分現像剤を用いているが、これに限らず、トナーとキャリアから成る二成分現像剤を用いる構成にも本発明を適用可能である。
各感光体2の下方には、転写装置7が配置されている。転写装置7は、中間転写体(像担持体)としての無端状のベルトから成る中間転写ベルト8を有する。中間転写ベルト8は、支持部材としての駆動ローラ9と従動ローラ10に張架されており、駆動ローラ9が図の時計回りに回転することによって、中間転写ベルト8は図の時計回りに周回走行(回転)するように構成されている。
各感光体2に対向した位置には、それぞれ、一次転写手段としての一次転写ローラ11が配置されている。各一次転写ローラ11は、それぞれの位置で中間転写ベルト8の内周面を押圧しており、中間転写ベルト8の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が一次転写ローラ11に印加されるようになっている。
また、駆動ローラ9に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配置されている。二次転写ローラ12は、中間転写ベルト8の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。また、二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ12に印加されるようになっている。
また、中間転写ベルト8の図の右端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配置されている。このベルトクリーニング装置13から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、転写装置7の下方に配置された廃トナー収容器14の入り口部に接続されている。
装置本体100の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ15や、給紙トレイ15から用紙Pを給送する給紙ローラ16等が設けてある。ここで、用紙Pには、厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等が含まれる。また、記録媒体として、OHPシートやOHPフィルム等を用いることも可能である。
装置本体100の上部には、用紙を外部へ排出するための一対の排紙ローラ17と、排紙ローラ17によって排出された用紙をストックするための排紙トレイ18が設けられている。
また、装置本体100内には、用紙Pを給紙トレイ15から二次転写ニップを通って排紙トレイ18へ搬送するための搬送路Rが配置されている。この搬送路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向上流側には、搬送タイミングを計って用紙を二次転写ニップへ搬送するタイミングローラとしての一対のレジストローラ19が設けられている。また、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙に画像を定着する定着装置20が設けられている。
続いて、図1を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの感光体2が図1の反時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない画像読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置6から各感光体2の帯電面にレーザー光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、中間転写ベルト8を張架する駆動ローラ9が回転駆動することにより、中間転写ベルト8の周回走行が開始される。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写部において転写電界が形成される。
その後、各感光体2の回転に伴い、感光体2上の各色のトナー画像が一次転写部に達したときに、一次転写部において形成された上記転写電界によって、各感光体2上のトナー画像が中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして、中間転写ベルト8の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト8に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
装置本体100の下部では、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙トレイ15から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ19によって搬送を一旦停止される。
その後、所定のタイミングでレジストローラ19の回転駆動を開始し、中間転写ベルト8上のトナー画像が二次転写部に達するタイミングに合わせて、用紙Pを二次転写部へ搬送する。このとき、二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写部に転写電界が形成されている。そして、この転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト8上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置13によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー収容器14へ搬送され回収される。
その後、トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置20へと搬送され、定着装置20において用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、一対の排紙ローラ17によって装置外に排出され、排紙トレイ18上にストックされる。
以上の説明は、用紙にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図1に示すように、本実施形態に係るプリンタは、装置本体100の上部を開閉するカバー部材101を備える。カバー部材101は、装置本体100に設けられた回動軸103を中心に上下に回動可能となっている。また、カバー部材101の下方には、4つのトナーカートリッジ30を着脱可能に保持する容器保持部材102が配置されている。容器保持部材102は、装置本体100に設けられた回動軸104を中心に上下に回動可能となっている。
図2は、カバー部材101を上方に回動させて開いた状態、図3は、カバー部材101に加えて、容器保持部材102も上方に回動させた状態を示す。
図2に示すように、カバー部材101を開いた状態にすると、装置本体100の上部が開放されるため、その開放された箇所を通して各トナーカートリッジ30を容器保持部材102から上方へ取り外し可能な状態となる。
また、図3に示すように、容器保持部材102を水平状に配置された基本姿勢から上方へ回動させると、容器保持部材102と一緒に各トナーカートリッジ30がプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上方から退避(離間)した退避位置に配置される。また、容器保持部材102の下面には露光装置6が取り付けられており、容器保持部材102の回動に伴って、各露光装置6もプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上方から退避する。このように、容器保持部材102を、上方へ回動させた退避姿勢にすることで、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkをトナーカートリッジ30や露光装置6と干渉せずに装置本体100の上部に形成された開放箇所から取り外すことが可能となる。
図4は、容器保持部材102の斜視図である。
図4に示すように、容器保持部材102は、概略矩形状の底部111と、底部111の一辺に設けられた背面壁112と、背面壁112と交差する底部111の対向二辺に設けられた一対の側壁113,114とを有する。各トナーカートリッジ30は、一対の側壁113,114間に互いに平行に装着される。また、背面壁112には、上記回動軸104が挿入される筒状の軸受け部115が設けられている。
図5は、トナーカートリッジ30及び現像装置4の構成を示す断面図である。
図5に示すように、トナーカートリッジ30は、トナーを収容する現像剤収容部51を内部に有する容器本体50を具備する。容器本体50には、現像剤収容部51内のトナーを外部へ排出するための開口部である排出口52と、現像剤収容部51内のトナーを排出口52へ搬送する搬送部材としての搬送スクリュー53と、現像剤収容部51内の現像剤を撹拌する撹拌部材としてのアジテータ54等が設けられる。排出口52は現像剤収容部51の下部に設けられている。
搬送スクリュー53は、回転軸530の外周に、螺旋状の羽根531を設けて形成されている。アジテータ54は、搬送スクリュー53の回転軸530と平行に配置された回転軸540に、平面状の変形可能な羽根541を設けて形成されている。アジテータ54の羽根541は、例えば、PETフィルム等から成る可撓性の材料で構成される。図5に示す実施形態のように、現像剤収容部51の底面501を、羽根541の回転軌道に沿った円弧状に形成することで、羽根541によって移動されずに現像剤収容部51内に残ってしまうトナー量を減らすことができる。
トナーカートリッジ30が装着される容器保持部材102の底部111には、トナーカートリッジ30の排出口52と現像装置4の補給口39とを連通させる貫通孔49が形成されている。図5に示すように、トナーカートリッジ30を容器保持部材102に装着し、プロセスユニットの上方に配置することで、トナーカートリッジ30の排出口52は貫通孔49を介して現像装置4の補給口39と連通するように接続される。これにより、トナーカートリッジ30から現像装置4へトナーを補給可能な状態となる。
現像装置4は、トナーを収容する現像ハウジング40と、トナーを担持する現像剤担持体としての現像ローラ41と、現像ローラ41にトナーを供給する現像剤供給部材としての供給ローラ42と、現像ローラ41上に担持されたトナー量を規制する規制部材としての現像ブレード43と、トナーを搬送する搬送部材としての2つの搬送スクリュー44,45と、2つの動向部材46,47とを有する。
現像ハウジング40の内部は、連通口48aを有する隔壁48によって、図の上側の第1の領域E1と、図の下側の第2の領域E2とに分割されている。連通口48aは、隔壁48の両端部(図5の紙面に直交する方向の手前側と奥側)にそれぞれ設けられている。すなわち、第1の領域E1と第2の領域E2は、2つの連通口48aを形成した箇所で互いに連通している。
第1の領域E1には、2つの導光部材46,47、及び一方の搬送スクリュー44が配置され、第2の領域E2には、現像ローラ41、供給ローラ42、現像ブレード43、及び他方の搬送スクリュー45が配置されている。2つの搬送スクリュー44,45は、それぞれ回転軸440,450の外周に螺旋状の羽根441,451が設けられたものであり、回転することにより互いに反対方向にトナーを搬送するように構成されている。
各搬送スクリュー44,45によって互いに反対方向に搬送されるトナーは、各領域E1,E2の搬送方向下流端まで搬送されると、隔壁48の両端部に形成された各連通口48aを通って、他方の領域内(領域E1から領域E2、又は領域E2から領域E1)に送り込まれる。このため、トナーは第1の領域E1と第2の領域E2との間で循環するように搬送される。これにより、トナーカートリッジ30から補給された新しいトナーと現像ハウジング40内のトナーとが混ざり合うので、トナーの状態(トナー中の新しいトナーの割合)が均一となり、色ムラや地汚れ等の不具合の発生を防止できるようになっている。
現像ローラ41は、金属製の芯金と、その芯金の外周に配置された導電性ゴムで構成されている。本実施形態では、芯金の外径をφ6、導電性ゴムの外周をφ12、ゴム硬度Hs75に設定している。また、導電性ゴムは、体積抵抗値を約105〜107Ω程度に調整されている。導電性ゴムとしては、例えば、導電性ウレタンゴムやシリコーンゴム等を使用可能である。現像ローラ41は、図5において反時計回りの方向に回転し、表面に保持した現像剤を現像ブレード43及び感光体2との対向位置へと搬送する。
供給ローラ42には、一般に、スポンジローラなどが用いられる。スポンジローラとしては、金属製の芯金の外周に、カーボンを混合して半導電化させた発泡ポリウレタンを付着したものが適当である。本実施形態では、芯金の外径をφ6、スポンジ部分の外径をφ12に設定している。供給ローラ42は、現像ローラ41に対して当接している。供給ローラ42と現像ローラ41とが当接して形成されるニップ部は、通常約1mm〜3mm程度に設定されている。本実施形態では、ニップを2mmとしている。また、供給ローラ42は、現像ローラ41に対してカウンター方向(図5において反時計回り)に回転することで、現像ハウジング40内のトナーを現像ローラ41の表層まで効率よく供給できるようにしている。さらに、本実施形態では、現像ローラ41と供給ローラ42の回転数比を1に設定することで、良好なトナー供給機能を確保している。
上記現像ブレード43は、例えば、厚さ0.1mm程度のSUSなどの金属板で構成される。現像ブレード43は、その先端側で現像ローラ41の表面に当接している。現像ブレード43による現像ローラ41上のトナー量の制御は、現像特性を安定させ良好な画質を得るために非常に重要なパラメータである。そのため、通常の製品においては現像ローラ41に対する現像ブレード43の当接圧は20〜60N/m程度、ニップ部の位置は現像ブレード43の先端から0.5±0.5mm程度に厳しく管理されている。また、これらのパラメータは、使用するトナー、現像ローラ、供給ローラなどの特性に合わせて適宜決定される。本実施形態では、現像ブレード43を厚さ0.1mmのSUS材で構成し、当接圧45N/m、ニップ部の位置を現像ブレード43の先端から0.2mm、現像ブレード43の支持端部から自由端(先端)までの長さ(自由長)を14mmに設定することで、現像ローラ41上に安定したトナーの薄層を形成できるようにしている。
図5を参照しつつ、現像装置4における現像動作について説明する。
作像動作開始の指示があり、現像ローラ41と供給ローラ42が回転を開始すると、供給ローラ42によって現像ローラ41の表面にトナーが供給され担持される。現像ローラ41上に担持されたトナーは、現像ローラ41と現像ブレード43とのニップ部を通過することにより、トナー層の厚さが規制されると同時に摩擦荷電させられる。そして、現像ローラ41上のトナーが感光体2との対向位置(現像領域)に搬送されると、トナーが感光体2上の静電潜像へ静電的に転移してトナー画像が形成される。
続いて、現像装置へのトナー補給動作について説明する。
現像装置へのトナーの補給は、現像ハウジング40内のトナー量が所定の基準値以下となった場合に行われる。具体的に、トナー量が基準値以下であるか否かは、第1の領域E1に配置された2つの導光部材46,47の先端部間で光が透過するか否かに基づいて判定される。現像ハウジング40内のトナー量が基準値以上である場合、各導光部材46,47の先端部間にトナーが介在し、一方の導光部材から他方の導光部材に光が透過しない。一方、トナー量が基準値以下となると、各導光部材46,47の先端部間にトナーが介在しなくなるため、一方の導光部材から他方の導光部材に光が透過するようになる。この光の透過を検知することで、トナーを補給すべきタイミングを把握することができる。
トナーを補給すべきタイミングであると判定された場合は、トナーカートリッジ30内の搬送スクリュー53が回転を開始し、トナーが排出口52へ向かって搬送される。そして、トナーは排出口52から貫通孔49及び補給口39を介して現像ハウジング40内に補給される。また、トナー補給時にアジテータ54が回転することで、トナーカートリッジ30内のトナーが撹拌されると共に、搬送スクリュー53の回転領域にトナーが移送される。その後、現像ハウジング40内のトナー量が、トナー補給によって所定の基準値よりも多くなると、搬送スクリュー53とアジテータ54の回転駆動が停止してトナー補給動作を終了する。
図6及び図7は、上記トナーカートリッジ30の外観を示す斜視図である。
図6はトナーカートリッジ30を一端(矢印A方向側の端部)側から見た図であり、図7はこれとは逆にトナーカートリッジ30を他端(矢印B方向側の端部)から見た図である。
図6及び図7に示すように、トナーカートリッジ30の容器本体50は、上ケース55と下ケース56とで構成されている。両ケース55,56の接合方法としては、振動溶着や超音波溶着などの溶着、もしくは、両面粘着テープや接着剤などによる接着などの方法が用いられる。
容器本体50の一端側(A方向)の側面には、容器側端子58と、充填口を密封するキャップ部材59とが装着されている。キャップ部材59は、充填口からトナーカートリッジ30内にトナーが充填された後、充填口からのトナー漏れを防止するために取り付けられる。一方、容器本体50の他端側(B方向)の側面には、当該側面を覆うギヤカバー57と、外側シャッタ60とが設けられている。また、容器本体50の長手方向の中央部よりも他端側(B方向)には、取っ手状の把持部61が設けられている。トナーカートリッジ30を交換する際に、ユーザーがこの把持部61を把持することで、容易にトナーカートリッジ30を着脱することができる。把持部61の内面には、使用者が把持部61を認識し易くなるように環状のリブ61aが設けられている。
図8は、図7におけるC−C線でトナーカートリッジ30を切断した断面図である。
図8に示すように、トナーカートリッジ30は、排出口52を開閉するためのシャッタ機構として、排出口の外側に配置される上記外側シャッタ60のほかに、排出口52の内側に配置される内側シャッタ70を備える。すなわち、排出口52を内外にシャッタ60,70を備える二重シャッタ構造となっている。
内側シャッタ70は、円筒状の回転シャッタであり、その周方向の一部に径方向に貫通した現像剤出口70aが形成されている。内側シャッタ70は、その軸心回りに回転することにより、現像剤出口70aが排出口52と対向する開放位置と、現像剤出口70aが排出口52と対向しない(周壁が排出口52と重なった)閉鎖位置とに切換可能となっている。
外側シャッタ60は、内側シャッタ70と同心円上に回転する回転シャッタである。外側シャッタ60は、回転することにより、排出口52と対向して排出口52を閉鎖する閉鎖位置と、閉鎖位置から退避して排出口52を開放する開放位置とに切換可能となっている。
図9は、トナーカートリッジ30を搬送スクリュー53の位置でその軸方向に切断した断面図である。
図9に示すように、内側シャッタ70の外径側には、半円筒状のひさし部65が配置されている。内側シャッタ70は、このひさし部65と容器本体50の内壁面との間で回転可能に保持されている。このように、ひさし部65を設けることで、その内筒面が内側シャッタ70を回転可能に支持する軸受の役割を果たし、内側シャッタ70の回転姿勢を安定化させることができる。また、ひさし部65には、内側シャッタ70内のトナーを現像剤収容部51内に戻すための戻し口67が設けられている。
また、内側シャッタ70にも、ひさし部65と同様に、内側シャッタ70内のトナーを現像剤収容部51内に戻すための戻し口70bが設けられている。内側シャッタ70の戻し口70bは、現像剤出口70aよりもトナー搬送方向の下流側に配置されている。
内側シャッタ70内には、搬送スクリュー53の一部が挿入されている。このため、搬送スクリュー53が回転すると、搬送スクリュー53によって現像剤収容部51から内側シャッタ70内にトナーが搬送される。排出口52が開放されている場合、内側シャッタ70内に搬送されたトナーは、基本的に内側シャッタ70の現像剤出口70a及び排出口52を介して外部(現像装置側)に排出される。しかしながら、万が一、排出口52でトナーが詰まるなどによりトナーの排出が停滞した場合、内側シャッタ70内に引き続きトナーが搬送されてくると、トナーに負荷がかかって劣化したり、搬送スクリュー53に負荷がかかって破損したりする虞がある。
そのような場合、本実施形態では、内側シャッタ70の戻し口70bをひさし部65の戻し口67を対向させることで、各戻し口70b,67を介して内側シャッタ70内のトナーを現像剤収容部51へ戻すことができる。これにより、トナーや搬送スクリュー53等に負荷がかかるのを抑制することができ、トナーの劣化や搬送スクリュー53の破損を回避することが可能である。
また、図10は、図9においてI−I線で切断した断面図である。
図10に示すように、内側シャッタ70の戻し口70bは、内側シャッタ70の周方向に延在するように形成されている。これにより、排出口52が開放状態{図10(a)に示す状態}の場合と、排出口52が閉鎖状態{図10(b)に示す状態}の場合の、いずれの場合でも、内側シャッタ70の戻し口70bの一部がひさし部65の戻し口67と重なる。このため、排出口52が開いているか否かに関わらず、戻し口70b,67からトナーを戻せるようになっている。
図11に、トナーカートリッジ30の上ケース55とギヤカバー57を取り外した状態の斜視図を示す。
図11において、符号62,63,64は、上記ギヤカバー57内に収容される複数のギヤである。これらのギヤのうち、符号62は搬送駆動ギヤであり、符号63は攪拌駆動ギヤである。両ギヤ62,63は、下ケース56の他端側(B方向)の側面から外部に突出した搬送スクリュー53及びアジテータ54の各回転軸に取り付けられている。また、符号64で示すギヤは、搬送駆動ギヤ62及び撹拌駆動ギヤ63と噛み合って回転トルクを伝達するトルク伝達ギヤである。
トナーカートリッジ30を容器保持部材102に装着すると、搬送駆動ギヤ62が容器保持部材102に設けられた本体側駆動ギヤ105{図17(c)参照}と噛み合うようになっている。この状態で、本体側駆動ギヤ105を回転駆動させると、搬送駆動ギヤ62、トルク伝達ギヤ64及び撹拌駆動ギヤ63がそれぞれ図8の矢印で示す方向に回転し、搬送スクリュー53とアジテータ54とが回転する。
図12及び図13は、トナーカートリッジ30のギヤカバー57を取り外した状態を示す側面図である。
本実施形態において、トルク伝達ギヤ64は、図12に示すように、他のギヤ62,63と噛み合ってトルク伝達を行う作動位置と、図13に示すように、他のギヤ62,63との噛み合いが解消される位置まで退避した退避位置との間で移動可能に構成されている。
トルク伝達ギヤ64は、外側シャッタ60と一体的に構成されたギヤホルダ71に回転可能に保持されている。また、ギヤホルダ71と容器本体50との間には引張バネ72が取り付けられている。引張バネ72の一端部がギヤホルダ71に設けた係止部71aに取り付けられ、引張バネ72の他端部が上ケース55の側面に設けられた係止部50aに取り付けられている。この引張バネ72の引張力(付勢力)により、ギヤホルダ71がトルク伝達ギヤ64を撹拌駆動ギヤ63から離間させる方向に付勢される。このため、ギヤホルダ71に外力が作用しない状態では、引張バネ72の引張力により、トルク伝達ギヤ64が図13に示す退避位置に移動する。
図14は、外側シャッタ60の斜視図である。
図14に示すように、外側シャッタ60は、搬送スクリュー53(又は搬送駆動ギヤ62)の回転軸530を中心に回転可能に容器本体50に支持される環状の支持部60dと、排出口52を閉鎖するための遮蔽部60cと、外側シャッタ60を開放状態にするために後述する外側シャッタ開放部材110(図17参照)に係合する係合部60aとを有している。係合部60aは、環状の支持部60dからその外径方向に突出する突起で構成されている。
外側シャッタ60は上記ギヤホルダ71と一体的に構成されているため、外側シャッタ60が正逆方向に回転すると、これと一緒にギヤホルダ71が回転し、トルク伝達ギヤ64が図12に示す作動位置と図13に示す退避位置との間で切り換えられるようになっている。本実施形態では、図12に示すように、トルク伝達ギヤ64が作動位置にある状態では、外側シャッタ60は、排出口52との対向位置から退避して、排出口52が開放される位置に配置される。一方、図13に示すように、トルク伝達ギヤ64が退避位置にある状態では、外側シャッタ60は、排出口52と対向するように配置され、外側シャッタ60によって排出口52が閉鎖された状態となる。
図15は、トナーカートリッジ30をギヤカバー57側から見た側面図である。
図15に示すように、ギヤカバー57の外面(表側の面)には、トナーカートリッジ30を容器保持部材102に対してガイド及び位置決めするための、上下方向に延びる溝73と、外周面が円形断面の凸部79とが設けられている。溝73は、下部にて開口すると共に上部にて幅が徐々に狭くなるガイド部73aと、ガイド部73aの上端部に連続して設けられた幅の狭い位置決め部73bとを有する。
また、図15では、ギヤ列を構成する搬送駆動ギヤ44、トルク伝達ギヤ45、撹拌駆動ギヤ46の、ギヤカバー57に対する投影領域をそれぞれ点線で示している。なお、ここで言う「投影領域」とは、各ギヤに対する投射線がギヤの軸方向と平行を成す直投影で描かれた領域である。図15において、符号Jで示す領域は、作動位置にあるトルク伝達ギヤ45の投影領域であり、符号Uで示す領域は、退避位置にあるトルク伝達ギヤ45の投影領域である。トルク伝達ギヤ45は、作動位置(符号Jの位置)にある場合、上記溝73と重なるように配置される。ただし、この場合でも、トルク伝達ギヤ45は溝73の位置決め部73bとは重ならないようになっている。一方、トルク伝達ギヤ45が退避位置(符号Uの位置)にある場合は、上記溝73と重ならない位置に配置される。
図16は、容器保持部材102に装着されたトナーカートリッジ30を下側から見た断面図である。
図16に示すように、容器保持部材102の一対の側壁113,114のうち、トナーカートリッジ30のギヤカバー57と対向する側壁114には、内側に向かって水平方向に突出する突起部106が設けられている。この突起部106は、ギヤカバー57に形成された上記溝73に挿入可能に構成されている。また、ギヤカバー57と対向する側壁114には、上下方向に延びるガイド溝108が形成されている。このガイド溝108には、ギヤカバー57に設けられた上記凸部79が挿入可能となっている。
一方、反対側の側壁113には、トナーカートリッジ30の容器側端子58と接触して電気的に接続される本体側端子109が設けられている。また、この側壁113には、これと対向する側壁114側へトナーカートリッジ30を(B方向)に付勢する板バネ等からなる付勢部材107が設けられている。
以下、図17(a)〜(c)を参照しつつ、上記本実施形態に係るトナーカートリッジ30の容器保持部材102への着脱について説明する。
トナーカートリッジ30を容器保持部材102に装着する場合、使用者は先ず装置本体100のカバー部材101を開放状態にする。このとき、容器保持部材102は、水平状の基本姿勢(図2に示す状態)で配置されている。次いで、使用者によってトナーカートリッジ30の装着操作が行われる。トナーカートリッジ30の装着操作は、使用者がトナーカートリッジ30の把持部61を把持し、図17(a)に示すように、トナーカートリッジ30を容器保持部材102の上方から下方へ移動させることで行われる。
この装着操作に伴い、図17(b)に示すように、トナーカートリッジ30に設けられた凸部79が容器保持部材102のガイド溝108に挿入される。装着操作中は、凸部79がガイド溝108に沿って移動するため、トナーカートリッジ30を、こじることなくスムーズにガイドすることができる。また、装着操作に伴って、容器保持部材102に設けられた突起部106がトナーカートリッジ30の溝73に挿入される。
そして、図17(c)に示すように、トナーカートリッジ30が容器保持部材102に装着された状態となると、トナーカートリッジ30の凸部79が、ガイド溝108の下端部(受け部)に当接し、トナーカートリッジ30の挿入方向の位置決めが行われる。また、トナーカートリッジ30が容器保持部材102に装着された状態となると、突起部106が、溝73の幅の狭い位置決め部73bに位置する。これにより、トナーカートリッジ30の凸部79を中心とする回転方向の位置決めがなされる。
さらに、図17(c)に示すように、トナーカートリッジ30の装着操作に伴って、外側シャッタ60の係合部60aが、容器保持部材102の底部111から上方へ突出する外側シャッタ開放部材110に係合する。外側シャッタ開放部材110は、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上部に一体的に設けられており、容器保持部材102の底部111に形成された挿通孔118を通って上方へ突出している。この外側シャッタ開放部材110への係合部60aの係合によって、外側シャッタ60は、引張バネ72の引張力(付勢力)に抗して図17(c)に示す矢印の方向に回転する。これにより、外側シャッタ60が、排出口52との対向位置から退避し、排出口52の外側開口部が開放される。
また、この外側シャッタ60の回転に伴って、トルク伝達ギヤ64が撹拌駆動ギヤ63と噛み合う作動位置に配置される。さらに、トナーカートリッジ30が容器保持部材102に装着されると、トナーカートリッジ30の搬送駆動ギヤ62が本体側駆動ギヤ105と噛み合う。これにより、本体側駆動ギヤ105の駆動力が搬送駆動ギヤ62、トルク伝達ギヤ64、撹拌駆動ギヤ63を介して、上記搬送スクリュー53とアジテータ54に伝達可能な状態となる。
また、トナーカートリッジ30が容器保持部材102に装着された状態では、トナーカートリッジ30は、容器保持部材102の一方の側壁113側に設けられた付勢部材107(図16参照)によって、他方の側壁114側へ付勢される。これにより、ギヤカバー57に設けられた凸部79の先端がガイド溝108の溝底に当接し、トナーカートリッジ30の長手方向(図16の上下方向)への移動が規制される。その結果、ガイド溝108からの凸部79の脱落や、溝73からの突起部106の脱落が防止される。
次に、トナーカートリッジ30を容器保持部材102から取り外す場合は、まず、カバー部材101を開いた状態で、使用者がトナーカートリッジ30の把持部61を把持し、容器保持部材102に装着されたトナーカートリッジ30を上方へ引き上げる。
図17(b)に示すように、トナーカートリッジ30を引き上げると、外側シャッタ60の係合部60aと外側シャッタ開放部材110との係合が解除され、外側シャッタ60は引張バネ72の引張力(付勢力)によって回転して元の位置に戻される。この外側シャッタ60の回転に伴い、排出口52の外側開口部が閉鎖されると共に、トルク伝達ギヤ64が撹拌駆動ギヤ63と離間する退避位置に配置される。なお、このとき、突起部106は溝73上のトルク伝達ギヤ64の作動位置を通過することになるが、突起部106が作動位置に達したときには、トルク伝達ギヤ64はすでに溝73上から退避しているので、突起部106とトルク伝達ギヤ64とが干渉することはない。
上記のように、本実施形態の構成では、トナーカートリッジ30が取り外された状態では、トルク伝達ギヤ64が退避位置に配置されるため、搬送駆動ギヤ62と撹拌駆動ギヤ63との連結が解除される。従って、使用者等が誤って搬送駆動ギヤ62又は撹拌駆動ギヤ63に触れて搬送スクリュー53やアジテータ54の一方を駆動させてしまったとしても、他方へは駆動力が伝達されない。このような構成とすることで、搬送スクリュー53とアジテータ54の両方が駆動することによるトナーや搬送スクリュー53又はアジテータ54への負荷を低減することができる。これにより、トナーの劣化を抑制することができると共に、搬送スクリュー53やアジテータ54の破損も防止できるようになる。
また、本実施形態では、使用者等が搬送スクリュー53を駆動させたとしても、内側シャッタ70とひさし部65にそれぞれ戻し口70a,67が設けられているため、これらの戻し口70a,67を介して現像剤収容部51へトナーを戻すことができる。これにより、不用意に搬送スクリュー53を駆動させることによるトナーの劣化や搬送スクリュー53の破損をより確実に防止できるようになる。
以下、内側シャッタ70の開閉機構の構成及び機能について説明する。
図18は、内側シャッタ70の周辺構造を示す斜視図であり、図19はその側面図である。なお、図18及び図19では、トナーカートリッジ30からギヤカバー57や搬送駆動ギヤ62等の各ギヤが取り外された状態を示している。
図18及び図19(a)(b)に示すように、内側シャッタ70には、開閉機構の一部を構成する突起状の係合部70cが設けられている。この係合部70cは、下ケース56から露出した内側シャッタ70の端部に設けられており、かつ内側シャッタ70の軸方向へ突出している。この係合部70cと下ケース56の側面に設けられた係止部50bとの間には、引張状態のばね206が取り付けられている。このばね206の付勢力で内側シャッタ70は、これを閉じる方向に付勢されている。
容器保持部材102には、開閉機構の一部を構成する内側シャッタ開放部材202が設けられている。内側シャッタ開放部材202は、水平方向に延びる長尺状の部材であり、水平移動可能に支持されている。また、内側シャッタ開放部材202には、上方に突出する突出部202aが形成されている。
内側シャッタ70の開放動作は、上述の外側シャッタ60の開放動作完了後に行われる。すなわち、外側シャッタ60の係合部60aが外側シャッタ開放部材110と係合し、外側シャッタ60が回転して、排出口52が開放された状態となった後に、内側シャッタ70の開放動作が開始される。
内側シャッタ70の開放は、図19(a)に示すように、内側シャッタ開放部材202を図示しない駆動手段によって図の左側へ移動させることで行われる。この内側シャッタ開放部材202の移動は、ソレノイドなどにより自動的に行ってもよいし、カバー部材101を閉じる動作と連動するリンク機構を介して手動で行ってもよい。内側シャッタ開放部材202が移動すると、内側シャッタ開放部材202の突出部202aが内側シャッタ70の係合部70cに係合して、係合部70cを図の左側へ押す。これにより、内側シャッタ70は、ばね206の付勢力に抗して図の時計回りに回転し、内側シャッタ70の現像剤出口70aが排出口52と対向する開放位置に配置されることにより、排出口52の内側開口部が開放される。
一方、内側シャッタ70の閉鎖動作は、トナーカートリッジ30の取り外し操作開始前に行われる。
内側シャッタ70の閉鎖は、上記開放動作とは反対に、図19(b)に示すように、内側シャッタ開放部材202を図示しない駆動手段によって図の右側へ移動させることで行われる。この内側シャッタ開放部材202の移動に伴い、内側シャッタ70は、ばね206の付勢力により図の反時計回りに回転する。その結果、内側シャッタ70の現像剤出口70aが排出口52と対向しない閉鎖位置に配置されることにより、排出口52の内側開口部が閉鎖される。
上記のように、本実施形態では、排出口52を開放する場合は、外側シャッタ60を開いた後で、内側シャッタ70を開き、排出口52を閉鎖する場合は、内側シャッタ70を閉じた後で、外側シャッタ60を閉じるようにしている。このような順で外側シャッタ60と内側シャッタ70の開閉を行うことで、排出口52からのトナー漏れを高度に防止することが可能である。
上述の説明では、外側シャッタ60の開放動作について、容器保持部材102を水平状の基本姿勢に配置し、この状態の容器保持部材102に対してトナーカートリッジ30を装着する場合の動作について説明した{図20(a)参照}。さらに、本実施形態では、斯かる場合に限らず、容器保持部材102を、図3に示す退避姿勢から下方へ回動させた場合も、外側シャッタ60を開くことが可能である。すなわち、図20(b)に示すように、容器保持部材102を下方に回動させると、外側シャッタ開放部材110が容器保持部材102の挿通孔118を通過するので、外側シャッタ60の係合部60aが外側シャッタ開放部材110と係合し、シャッタ60が回転して開く。
ところが、上記のように、トナーカートリッジ30の装着操作と容器保持部材102の回動動作のいずれの場合も、外側シャッタ60の係合部60aを外側シャッタ開放部材110に係合可能にした構成においては、各場合において、係合部60aが外側シャッタ開放部材110に対して接近する軌跡が異なる。
具体的に、本実施形態においては、トナーカートリッジ30を装着する場合、トナーカートリッジ30を容器保持部材102に対してほぼ鉛直下方へ挿入するので、図21(a)に示すように、係合部60aの移動軌跡は上下方向の直線状となる。なお、ここで言う「直線状」とは、完全な直線だけを意味するのではなく、ほぼ直線的な軌跡も含むものとする。一方、容器保持部材102を回動させる場合は、図21(b)に示すように、係合部60aの移動軌跡は、容器保持部材102の回動軸を中心とした円弧状となる。このように、係合部60aの移動軌跡が異なると、両軌跡において係合部60aを所定の領域内で確実に係合させるのが厳しくなる。
また、本実施形態では、容器保持部材102の回動軸104が、係合部60aと外側シャッタ開放部材110との係合箇所よりも高い位置に配置されている{図20(b)参照}。このため、係合部60aが回動軌跡で外側シャッタ開放部材110に接近する場合、外側シャッタ開放部材110の水平状の係合面(上端面)110aに対する係合部60aの進入方向が、垂直方向に対して傾斜するため、なおさら係合しにくい。
さらに、複数のトナーカートリッジ30のうち、容器保持部材102の回動軸104(回動軌跡の中心)に最も近いトナーカートリッジ30においては、係合部60aの回動軌跡の曲率半径が小さいため、係合部60aの進入方向が垂直方向に対して大きく傾斜する。従って、特に、回動軸104に最も近いトナーカートリッジ30においては、係合部60aを外側シャッタ開放部材110に対して確実に係合させるのは一層厳しくなる。その結果、万が一、係合部60aが外側シャッタ開放部材110の係合面110aに係合できなかった場合は、図22に示すように、係合部60aが外側シャッタ開放部材110から脱落し、シャッタ60が開放状態とならない可能性がある。
そこで、本実施形態においては、以下のような対策を講じている。
図23は、外側シャッタ60の構造を示すトナーカートリッジ30の側面図、図24(a)は、外側シャッタ60を図23における矢印D方向から見た拡大図、図24(b)は、外側シャッタ60を図23における矢印E方向から見た拡大図である。
図23及び図24(a)(b)に示すように、外側シャッタ60には、環状の支持部60dから外径方向に突出する上記係合部60aとは別に、支持部60dから内径方向に突出する突起から成る係合部60bが設けられている。以下、便宜的に、外径方向に突出する係合部60aを「第1の係合部」と称し、内径方向に突出する係合部60bを「第2の係合部」と称することにする。
第1の係合部60aと第2の係合部60bとは、支持部60dの周方向における同じ個所から互いに反対方向に突出するように配置されている。第1の係合部60aの回転軸方向の幅W1は、第2の係合部60bの回転軸方向の幅W2よりも大きく形成されている{図24(b)参照}。また、第1の係合部60aは、第2の係合部60bよりも外側シャッタ60の回転軸方向の外側{図24(b)の矢印F方向}に突出している。
続いて、上記第1の係合部60a及び第2の係合部60bの外側シャッタ開放部材110との係合動作について説明する。
まず、図25に基づきトナーカートリッジ30を容器保持部材102に装着する場合{図20(a)に示す場合}の動作について説明する。
トナーカートリッジ30を容器保持部材102に装着する際、上述のように、トナーカートリッジ30は、凸部79とガイド溝108とによって、鉛直下方へ直線状に案内される。このため、図25(a)中の矢印で示すように、第1の係合部60a及び第2の係合部60bは、外側シャッタ開放部材110に対して直線状軌跡で接近する。
この場合、図25(b)に示すように、外側シャッタ開放部材110の係合面110aに対して、第1の係合部60aが最初に係合する。そして、トナーカートリッジ30がさらに鉛直下方へ案内されると、図25(c)に示すように、第1の係合部60aが外側シャッタ開放部材110によって相対的に押されることで、外側シャッタ60は図の矢印の方向に回転する。また、この外側シャッタ60の回転に伴って、第1の係合部60a及び第2の係合部60bも回転する。その結果、図25(d)に示すように、トナーカートリッジ30の装着操作が完了した状態では、外側シャッタ開放部材110の係合面に対して、第1の係合部60aは離間し、代わりに第2の係合部60bが係合した状態となる。
次に、図26に基づき、容器保持部材102を回動させる場合{図20(b)に示す場合}の動作について説明する。
容器保持部材102を下方へ回動させる際、上述のように、容器保持部材102は、回動軸104を中心とする円弧状の軌跡で移動する。このため、図26(a)中の矢印で示すように、第1の係合部60a及び第2の係合部60bは、外側シャッタ開放部材110に対して円弧状の回動軌跡で接近する。
この場合、図26(b)に示すように、外側シャッタ開放部材110の係合面110aに対して、第2の係合部60bが最初に係合する。詳しくは、外側シャッタ開放部材110の係合面110aのうち、第2の係合部60bが接近する方向の手前側のエッジ110bに対して、第2の係合部60bが引っ掛かるようにして係合する。そして、容器保持部材102がさらに下方へ回動すると、図26(c)に示すように、第2の係合部60bが外側シャッタ開放部材110によって相対的に押されることで、外側シャッタ60は図の矢印の方向に回転する。この外側シャッタ60の回転により、第2の係合部60bは、その姿勢が変化し、外側シャッタ開放部材110の係合面110aに乗り上がる。
次いで、図26(d)に示すように、第1の係合部60aが外側シャッタ開放部材110の係合面110aに係合する。そして、図26(e)に示すように、容器保持部材102の回動動作が完了した状態では、最終的に、外側シャッタ開放部材110の係合面に対して、第1の係合部60aは離間し、第2の係合部60bが係合した状態となる。
以上のように、本実施形態では、トナーカートリッジ30の装着操作時では、第1の係合部60aを最初に係合させ、一方、容器保持部材102の回動動作時では、第2の係合部60bを最初に係合させるようにしている。このように、異なる移動軌跡に応じて、少なくとも最初に係合する係合部を異ならせることで、各移動軌跡に適合した係合状態を確保することができ、外側シャッタ開放部材110に対する係合部の脱落を防止することが可能となる。
特に、本実施形態において、外側シャッタ開放部材110に対して係合しにくい回動軌跡であっても、第2の係合部60bを最初に係合させることで、第1の係合部60aが係合するように導くことができる。これにより、第1の係合部60aが外側シャッタ開放部材110から脱落するのを防止することができ、外側シャッタ60を円滑に回転させて開くことが可能となる。また、斯かる構成は、特に回動軸に最も近いトナーカートリッジ30、すなわち第1の係合部60aを係合させるのが厳しくなるトナーカートリッジ30に対して少なくとも適用するのが望ましい。
図27は、トナーカートリッジ装着操作時における別の課題を説明するための図である。
図27(a)に示すように、トナーカートリッジ30を装着する際、トナーカートリッジ30を容器保持部材102の図の右側(外側シャッタ開放部材110側)の側壁114に押し付けながら装着すると、側壁114が変形して外側に傾斜する場合がある。この場合、トナーカートリッジ30の装着位置が図の右側にずれるため、これに伴い、外側シャッタ開放部材110に対する第1の係合部60aの係合箇所も図の右側にずれる。そして、このずれにより、図27(b)に示すように、第1の係合部60aが外側シャッタ開放部材110の係合許容範囲Qから外れると、第1の係合部60aが外側シャッタ開放部材110から脱落してしまう。
また、このような側壁114の変形に起因する第1の係合部60aの脱落は、装置の小型化などにより側壁114の剛性が低くなった場合や、一対の側壁113,114間の間隔が狭くなった場合に、生じやすくなると予想される。さらに、上記実施形態のように、図の右側の側壁114近傍に内側シャッタ開放部材202を配置した場合は、外側シャッタ開放部材110の配置スペースが小さくなるため、外側シャッタ開放部材110に対する係合許容範囲が小さくなり、なおさら第1の係合部60aの脱落が生じやすくなる。
斯かる課題に対して、本発明の他の実施形態では、以下のような対策を講じている。以下、他の実施形態について、上記実施形態とは異なる部分についてのみ説明する。
図28(a)は、本発明の他の実施形態に係る外側シャッタ開放部材110を拡大して示す斜視図、図28(b)は、外側シャッタ開放部材110をこれと対向する上記側壁114側{図28(a)に示す矢印G方向}から見た側面図、図28(c)は、外側シャッタ開放部材110を各係合部60a,60bの回動軌跡での移動方向手前側{図28(a)に示す矢印H方向}から見た正面図である。なお、以下の説明において、外側シャッタ開放部材110に対して上記側壁114側を「装置外側」とし、これと反対側を「装置内側」として説明する
図28(a)〜(c)に示すように、本発明の他の実施形態では、外側シャッタ開放部材110の係合面110aに、互いに向きの異なる2つの傾斜面110c,110dが形成されている。以下、便宜的に、回動軌跡での各係合部60a,60bの移動方向J{図28(b)参照}の手前側の傾斜面110cを「第1の傾斜面」と称し、前記移動方向Jの奥側の傾斜面110dを「第2の傾斜面」と称することにする。
第1の傾斜面110cは、装置内側から装置外側に向かって下方に傾斜している。一方、第2の傾斜面110dは、第1の傾斜面11cとは反対に、装置外側から装置内側に向かって下方に傾斜している。このように、各傾斜面110c,110dはそれぞれ傾斜方向が異なるので、各傾斜面110c,110dの上端部に形成される先端の尖った先鋭部110e,110fの位置も異なる。すなわち、第1の傾斜面110cにて形成される先鋭部110e(頂点)は、外側シャッタ60の装置内側の端部(上記側壁114に近い端部)に設けられ、第2の傾斜面110dにて形成される先鋭部110f(頂点)は、外側シャッタ60の装置外側の端部(上記側壁114から遠い端部)に設けられている。
続いて、本実施形態における第1の係合部60a及び第2の係合部60bの外側シャッタ開放部材110との係合動作について説明する。
まず、図29に基づき、トナーカートリッジ30を装着する場合{図20(a)に示す場合}の動作について説明する。
トナーカートリッジ30の装着操作に伴って、第1の係合部60a及び第2の係合部60bが、外側シャッタ開放部材110に対して直線状軌跡で接近すると、図29(b)に示すように、上記実施形態と同様に、外側シャッタ開放部材110に対して、第1の係合部60aが最初に係合する。このとき、第1の係合部60aは、第2の傾斜面110dにて形成された先鋭部110fと係合する。
その後、図29(b)及び(c)に示すように、第1の係合部60aは、第2の傾斜面110dにて形成された先鋭部110fと係合しながら、外側シャッタ60の回転に伴ってその姿勢を変化させる。そして、図29(d)に示すように、トナーカートリッジ30の装着操作が完了した状態となると、最終的に、第1の係合部60aは、第2の傾斜面110dから離間し、代わりに第2の係合部60bが第2の傾斜面110dに係合した状態となる。
次に、図30に基づき、容器保持部材102を回動させる場合{図20(b)に示す場合}の動作について説明する。
容器保持部材102の下方への回動動作に伴って、第1の係合部60a及び第2の係合部60bが、外側シャッタ開放部材110に対して円弧状の回動軌跡で接近すると、図30(b)に示すように、上記実施形態と同様に、外側シャッタ開放部材110に対して、第2の係合部60bが最初に係合する。このとき、第2の係合部60aは、第1の傾斜面110cにて形成された先鋭部110eと係合する。
そして、図30(b)(c)に示すように、第2の係合部60bは、第1の傾斜面110cにて形成された先鋭部110eと係合しながら、外側シャッタ60の回転に伴ってその姿勢を変化させる。その後、図30(d)に示すように、第1の係合部60aが第1の傾斜部110cにて形成された先鋭部110eと係合する。
そして、図30(e)に示すように、容器保持部材102の回動動作が完了した状態となると、最終的に、第2の係合部60bが、第2の傾斜面110dに係合した状態で保持される。
以上のように、本実施形態では、トナーカートリッジ30を装着する場合、最初に、第1の係合部60aが第2の傾斜面110dにて形成された先鋭部110fと係合する{図29(b)参照}。このとき、第1の係合部60aと先鋭部110fは、互いに線接触又は点接触となるため、互いの係合力(グリップ力)が増す。これにより、第1の係合部60aが外側シャッタ開放部材110からずれ落ちるのを防止することができる。
また、本実施形態では、第2の傾斜面110dにて形成された先鋭部110f(頂点)は、外側シャッタ開放部材110の装置外側の端部、つまり、図31に示す外側シャッタ60のずれ方向の端部に設けられている。このため、係合許容範囲を広く確保することができ、第1の係合部60aの脱落を効果的に防止できる。なお、この先鋭部110f(頂点)の配置は、第1の係合部60aのずれが生じない場合(図31の実線で示す状態)と最大のずれが生じた場合(図31の二点鎖線で示す状態)との両方で係合できる範囲K内に設定されている。
ここで、仮に、外側シャッタ開放部材110の係合面110a全体を、(第1の傾斜面110cを設けず)第2の傾斜面110dと同方向に傾斜する傾斜面にすると、回動時に外側シャッタ開放部材110に最初に係合する第2の係合部60bが傾斜面から滑り落ちる可能性がある。すなわち、本実施形態では、第2の係合部60bは第1の係合部60aよりも装置内側寄りに配置されているため、図32に示すように、第2の係合部60bは、先鋭部ではなく面(傾斜面)に係合する。その結果、第2の係合部60bが、傾斜面に沿って内側に滑り落ちる可能性がある。
そこで、本実施形態では、第2の傾斜面110dの手前側に、第2の傾斜面110dとは反対向きに傾斜する第1の傾斜面110cを配置している。これにより、回動軌跡では、図33に示すように、第2の係合部60bが、第1の傾斜面110cの装置内側の端部に設けられた先鋭部110eと係合するため、線接触又は点接触による係合力が得られる。その結果、第2の係合部60bが外側シャッタ開放部材110から滑り落ちるのを防止することができる。
その後、第2の係合部60bは、第1の傾斜面110c側から第2の傾斜面110d側へ移動する{図30(c)(b)参照}。すなわち、図34のN−N断面図に示すように、第2の係合部60bは、滑り落ちる可能性がある第2の傾斜面110d上に移動する。しかしながら、このとき、図34のM−M断面図に示すように、第1の係合部60aが第1の傾斜面110cにて形成された先鋭部110eに係合しているため、第2の係合部60bが第2の傾斜面110dに沿って滑り落ちるのを防止できる。
また、上述のように、トナーカートリッジ30の装着操作が完了した場合と容器保持部材102の回動動作が完了した場合のいずれの場合も、最終的には、第2の係合部60bが第2の傾斜面110dと係合する{図29(d)及び図30(e)参照}。この状態では、図35のV−V断面図に示すように、第2の係合部60bは、第2の傾斜面110dにて形成された先鋭部110fとは係合しない。しかしながら、万が一、第2の係合部60bが第2の傾斜面110d上を滑り落ちても、第1の係合部60aが第2の傾斜面110dにて形成された先鋭部110fに係合するため、各係合部60a,60bの脱落を阻止することができる。
なお、各係合部60a,60bが外側シャッタ開放部材110に対して係合する際の姿勢は、部材の寸法公差や取付誤差、あるいは装着操作時の部材の変形などにより多少変化することがある。そのため、各先鋭部110e,110fは、各係合部60a,60bの姿勢が多少変化しても、係合部60a,60b対して線接触又は点接触できるように、係合部60a,60bの姿勢の変動角度よりも大きい傾斜角度(例えば10°以上)で傾斜する傾斜面で構成されていることが望ましい。
また、図36(a)(b)に示す構成ように、上記実施形態とは反対に、第1の係合部60aと第2の係合部60bとに、外側シャッタ開放部材110の係合面110aに対して線接触又は点接触する先鋭部60e,60fを設けてもよい。この場合も、各係合部60a,60bと外側シャッタ開放部材110との係合力が増すため、各係合部60a,60bの脱落を防止することができる。また、図36(a)に示すように、外側シャッタ開放部材110の係合代αは、第1の係合部60aの最大ずれ量βよりも大きく設定されていることが望ましい。
また、図37(a)(b)に示す構成のように、外側シャッタ開放部材110の幅方向に渡って複数の先鋭部110gを設けてもよい。この場合、各係合部60a,60bが先鋭部110gに係合可能な範囲が広がるので、各係合部60a,60bの位置がずれた場合の対応が行いやすくなる。また、各係合部60a,60bに対して複数の先鋭部110gが同時に係合できるように係合部110gを配置することで、係合力がさらに増すため、より確実に各係合部60a,60bの脱落を防止できるようになる。
また、図38(a)(b)に示す構成ように、各係合部60a,60bの幅方向に渡って複数の先鋭部60e,60fを設けてもよい。この場合も、図37(a)(b)に示す例と同様の効果が得られる。
さらに、図39(a)(b)に示す構成ように、各係合部60a,60bと外側シャッタ開放部材110のそれぞれに、幅方向に並ぶ複数の先鋭部60e,60f,110gを設けてもよい。この場合、各係合部60a,60bの先鋭部60e,60fと外側シャッタ開放部材110の先鋭部110gとが噛み合って係合するため、係合力がより一層向上する。また、図示省略するが、各係合部60a,60bと外側シャッタ開放部材110のそれぞれに設ける係合部の数は、複数ずつではなく、1つずつであってもよい。
図40に、本発明のさらに別の実施形態の構成を示す。
図40において、(a)は、本実施形態に係る外側シャッタ60の斜視図、(b)は、同図(a)に示す矢印X方向から外側シャッタ60を見た斜視図、(c)は、同図(a)に示す矢印Y方向から外側シャッタ60を見た側面図、(d)は、同図(a)に示す矢印Z方向から外側シャッタ60を見た正面図である。
図40(a)〜(d)に示すように、本実施形態では、第1の係合部60aの外側端部と内側端部にそれぞれ、外側シャッタ60の外径方向に突出する一対の規制部60gが設けられている。一対の規制部60gは、互いに平行に配置されており、それぞれの対向する面には、先端(又は外径方向)に向かって互いに離れる方向へ傾斜する傾斜面60hが形成されている。
斯かる構成とすることで、トナーカートリッジ装着時に、図41に示すように、第1の係合部60aが外側シャッタ開放部材110に対して図の右側にずれたとしても、一方(図の左側)の規制部60gが外側シャッタ開放部材110に接触することで、外側シャッタ開放部材110に対する第1の規制部60aのそれ以上のずれが規制される。これにより、第1の係合部60aの脱落を防止することができる。また、反対に、第1の係合部60aが図の左側にずれた場合は、反対側(図の右側)の規制部60gが外側シャッタ開放部材110と接触することで、同様に、第1の係合部60aの脱落方向の移動が規制される。
また、本実施形態では、各規制部60gの先端に傾斜面60hを設けているため、規制部60gが外側シャッタ開放部材110の上端エッジに引っ掛かりにくくなり、第1係合部60aと外側シャッタ開放部材110との係合を円滑に行うことができる。また、図示省略するが、同様の規制部を第2の係合部60bに設け、これにより、第2の係合部60bの脱落方向の移動を規制するようにしてもよい。
以上、本発明の他の実施形態及びさらに別の実施形態について説明したが、上記実施形態と同様の構成部分については、上記と同様の作用・効果が得られる。
なお、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではない。各構成部材の数、形状、配置、機能などにつき、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。例えば、上述の各実施形態では、排出口52を外側シャッタ60と内側シャッタ70からなる二重シャッタで開閉する場合を説明したが、単一のシャッタ(外側シャッタ60)で排出口52を開閉する場合にも本発明を適用することができる。
また、上述の各実施形態では、外側シャッタ開放部材110をプロセスユニットに設けているが、プロセスユニットではなく画像形成装置本体に設けてもよい。
また、図42に示すように、容器保持部材102を、装置本体100に対して着脱可能に構成してもよい。この場合、トナーカートリッジ30の係合部は、上述のトナーカートリッジ30の装着操作時の直線状軌跡である第1の軌跡と、容器保持部材102の回動動作時の軌跡である第2の軌跡のほか、容器保持部材102を装置本体100に装着する際の第3の軌跡で、シャッタ開放部材に対して接近する。このような第3の軌跡で係合部が移動する場合に、上記第1の係合部60a又は第2の係合部60bを最初にシャッタ開放部材に係合させるように構成することも可能である。すなわち、第3の軌跡と第1の軌跡、又は第3の軌跡と第2の軌跡とで、シャッタ開放部材に対して少なくとも最初に係合する係合部を異ならせることで、各軌跡に適合した係合状態を確保することが可能である。
また、本発明の構成は、補給用のトナーを収容するトナーカートリッジ以外に、例えば、廃トナーを内部に導入するための開口部と、その開口部を開閉するシャッタとを備える廃トナー収容器などにも適用可能である。
30 トナーカートリッジ(粉体収容器)
52 排出口(開口部)
60 外側シャッタ
60a 第1の係合部
60b 第2の係合部
60e 先鋭部
60f 先鋭部
60g 規制部
100 装置本体
102 容器保持部材
110 外側シャッタ開放部材
110e 先鋭部
110f 先鋭部
110g 先鋭部
113 側壁
114 側壁
特開2014−44323号公報

Claims (14)

  1. 画像形成に用いられる粉体を収容すると共に、前記粉体を排出又は導入するための開口部と、前記開口部を開閉するシャッタとを有し、
    画像形成装置本体側に設けられたシャッタ開放部材に対して、第1の軌跡又はこれと異なる第2の軌跡で接近して、前記シャッタが前記シャッタ開放部材に接触することにより開放状態となるように構成された粉体収容器であって、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡とで、前記シャッタの前記シャッタ開放部材に少なくとも最初に係合する係合部が異なり、
    前記シャッタは、前記第1の軌跡で前記シャッタ開放部材に最初に係合する第1の係合部と、前記第2の軌跡で前記シャッタ開放部材に最初に係合する第2の係合部とを有することを特徴とする粉体収容器。
  2. 前記第1の係合部と前記第2の係合部とを異なる突起で構成した請求項1に記載の粉体収容器。
  3. 前記第2の係合部は、前記第2の軌跡で、前記第1の係合部よりも先に前記シャッタ開放部材に係合し、その後、前記第1の係合部が前記シャッタ開放部材に係合するように導く請求項1又は2に記載の粉体収容器。
  4. 前記第1の軌跡は直線状軌跡であり、前記第2の軌跡は回動軌跡である請求項1から3のいずれか1項に記載の粉体収容器。
  5. 前記第1の係合部及び前記第2の係合部の少なくとも一方に、前記シャッタ開放部材に対して線接触又は点接触する先端の尖った先鋭部を設けた請求項1から4のいずれか1項に記載の粉体収容器。
  6. 前記第1の係合部及び前記第2の係合部の少なくとも一方に、前記シャッタ開放部材に接触して前記シャッタ開放部材に対する前記第1の係合部又は前記第2の係合部の脱落方向の移動を規制する規制部を設けた請求項1から4のいずれか1項に記載の粉体収容器。
  7. 前記シャッタを、回転して前記開口部を開閉する回転シャッタとした請求項1から6のいずれか1項に記載の粉体収容器。
  8. 画像形成に用いられる粉体を収容すると共に、前記粉体を排出又は導入するための開口部と、前記開口部を開閉するシャッタとを有する粉体収容器と、
    前記シャッタに接触して開放状態にするシャッタ開放部材とを備える画像形成装置であって、
    前記粉体収容器として、請求項1から7のいずれか1項に記載の粉体収容器を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記粉体収容器を複数備えると共に、各粉体収容器は、前記シャッタ開放部材に対して直線状軌跡又は1つの回動軸を中心とする回動軌跡で接近可能に構成され、
    前記複数の粉体収容器のうち、少なくとも、前記回動軌跡の中心に最も近い位置に配置される前記粉体収容器において、前記直線状軌跡と前記回動軌跡とで、前記シャッタの前記シャッタ開放部材に最初に係合する係合部を異ならせた請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記粉体収容器を直線状に移動させて装着可能であると共に、前記粉体収容器を前記シャッタ開放部材に接近させた位置に配置する基本姿勢と、前記粉体収容器を前記シャッタ開放部材から離間させた位置に配置する退避姿勢との間で回動可能な容器保持部材を備え、
    前記容器保持部材が前記基本姿勢の状態で、前記容器保持部材に対して前記粉体収容器を装着する場合は、前記第1の係合部が前記シャッタ開放部材と最初に係合し、
    前記粉体収容器が前記容器保持部材に装着された状態で、前記容器保持部材を前記退避姿勢から前記基本姿勢に回動させる場合は、前記第2の係合部が前記シャッタ開放部材と最初に係合するように構成した請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記容器保持部材を、前記装置本体に対して着脱可能に構成し、
    前記直線状軌跡である第1の軌跡と前記回動軌跡である第2の軌跡のほか、前記粉体収容器を前記容器保持部材に装着した状態で前記容器保持部材を前記装置本体に対して取り付ける際の第3の軌跡を有し、
    前記第3の軌跡と前記第1の軌跡、又は前記第3の軌跡と前記第2の軌跡とで、前記シャッタ開放部材に対して少なくとも最初に係合する係合部を異ならせた請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記シャッタ開放部材は、前記第1の係合部及び前記第2の係合部に線接触又は点接触する先端の尖った先鋭部を有する請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記先鋭部を、前記シャッタ開放部材の前記第1の係合部との係合面における前記容器保持部材の側壁に近い端部に設けた請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記先鋭部を、前記シャッタ開放部材の前記第1の係合部との係合面における前記容器保持部材の側壁に近い端部と前記側壁から遠い端部との両方に設けた請求項12に記載の画像形成装置。
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