JP6314440B2 - モールの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のウインドシールドガラスとカウルトップガーニッシュを固定するモールの取付構造に関する。
従来、ウインドシールドガラスとカウルトップガーニッシュを取り付けるため、ウインドシールドガラスに引っ掛ける爪をカウルトップガーニッシュに設けたものが知られている。このような爪は車幅方向において所定のピッチで間欠的に設けられているため、カウルトップガーニッシュ成型時に用いる型構造にスライドが必要となり、コストが高くなるという問題があった。また、爪と爪の間でカウルトップガーニッシュが熱変形し波打ちが発生することがあり、見切りが悪くなるという問題があった。
このような問題を解消するために、モールを用いてウインドシールドガラスの車両前方側の下縁部にカウルトップガーニッシュの車両後方側の上縁部を固定する構成が提案されている。例えば特許文献1には、カウルルーバの端部をフックとし、モールの一方の側壁部をフックで挟み込むと共にフックの一部とウインドシールドガラスの下端部をモールの一方の側壁部と他方の側壁部とで保持する構成が開示されている。また、特許文献2には、カウル本体に形成された固定孔にクリップを挿入して係合し、このクリップをモールに形成された保持穴で保持し、カウルルーバのフック状の端部をモールに設けられた挿入溝に挿入し係合させる構成が開示されている。
特開2012−111385号公報 特開2012−240454号公報
ウインドシールドガラスの下端部は三次元的な曲線を描く形状を有している。従って、モールを用いる場合、ウインドシールドガラスとカウルトップガーニッシュの位置ずれを吸収しつつモールに取り付けなければならない。しかしながら、特許文献1及び特許文献2のモールの取り付け構造では各部材を固定して取り付けるのが困難であり、作業性が悪いという問題がある。モールが適切に取り付けられずウインドシールドガラスとカウルトップガーニッシュが確実に固定されないと、モールが熱変形し、見栄えが悪くなってしまう。さらに、シールが不十分であり、外気導入口やワイパーリンクの取付部に水がかからないよう、水受部材を設ける必要があり、部品点数が増加し、コスト高となるという問題がある。
また、特許文献1のモールの取り付け構造では、モールの固定を両面テープに頼る形式となり、両面テープが確実に接着されていないと、カウルルーバ(カウルトップガーニッシュ)の取付方向と外れ方向が同じになるため、外れ易くなることや取付作業が難しくなることが懸念される。また、特許文献2のモールの取付構造では、モールが車両側パネル側に固定されているため、ウインドシールドガラス及びカウルルーバの形状のばらつき誤差に追従することが難しくなり、外見品質を維持することが難しくなる問題がある。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、組み付けが簡単かつ確実で、かつ安価なモールの取付構造を提供することである。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、車両前部に配設されるウインドシールドガラスとフロントフードとの車両方向前後間にカウルトップガーニッシュを配置し、該カウルトップガーニッシュの車両後方側の上縁部と該ウインドシールドガラスの車両前方側の下縁部との間に介在して車幅方向に延びるモールの取付構造において、前記モールは上側保持部と下側保持部とを備え、該上側保持部は、側面視で略U字形状を有し車両前方側に向かって開口し、該前方側に向かう開口部で前記カウルトップガーニッシュの前記上縁部を保持し、該下側保持部は、該上側保持部の下側に位置し、側面視で略U字形状を有し車両後方側に向かって開口し、該後方側に向かう開口部で前記ウインドシールドガラスの前記下縁部を保持し、前記上側保持部の内面に前記カウルトップガーニッシュとの係合部が設けられ、前記カウルトップガーニッシュの前記上縁部に前記係合部と係合する被係合部が設けられ、前記上側保持部の底部の車両後方側の面において車幅方向に延び、前記ウインドシールドガラスと当接する後側リップが設けられている。
また、本発明において、前記ウインドシールドガラスは、車両後方に向かうに従い車両上方に向かって傾斜しており、前記上側保持部の前記係合部は、前記ウインドシールドガラスの前記下縁部の先端部よりも前記ウインドシールドガラスの傾斜方向に対して上方側に対応する位置に位置する。
また、本発明において、前記上側保持部により保持されている前記カウルトップガーニッシュの前記上縁部の寸法と、前記下側保持部により保持される前記ウインドシールドガラスの前記下縁部の寸法は略等しい。
また、本発明において、前記下側保持部の底部において車両前方側の面に前側リップが形成され、該底部において前記ウインドシールドガラスと対向する面に前記ウインドシールドガラスと当接する当接部が形成されている。
上述のように、本発明に係るモール取付構造は、モールの上側保持部に係合部が設けられ、カウルトップガーニッシュの上縁部に被係合部が設けられており、この係合部と被係合部との係合機構によりカウルトップガーニッシュをモールに確実に取り付けることができる。従って、上側保持部がカウルトップガーニッシュの上縁部を保持する領域、すなわち上縁部と当接する部分の寸法を小さく抑えることができる。その結果、意匠性を損なうことなく、カウルトップガーニッシュをモールに確実に固定することができる。また、この係合機構によりカウルトップガーニッシュとモール間を確実にシーリングすることができる。
また、上側保持部の車両後方側の面に車幅方向に延びる後側リップが設けられ、この後側リップはウインドシールドガラスと当接しているため、ウインドシールドガラスに付着する水滴を確実にシーリングすることができる。また、モールに取り付けた後のウインドシールドガラスの抜けを防止することができる。
詳述すると、カウルトップガーニッシュからの反力で車両後方側に向かって斜め上方向への荷重が働き、ウインドシールドガラスの自重で車両前方側に向かって斜め下方向への荷重が働く。これらの荷重は、モールに対し、側面視略U字形状の上側保持部の底部及び後側リップが下方向に向かい、かつ側面視略U字形状の下側保持部の底部が上方向に向かうように回転する荷重として作用する。その結果、後側リップがウインドシールドガラスに押し付けられ、ウインドシールドガラスに付着する水滴のシーリング、及びモールに取り付けた後のウインドシールドガラスの抜けを防止することができる。
また、モールとカウルトップガーニッシュの取り付けを係合部と被係合部による係合機構としたことにより、モールに上述の回転荷重が作用する際、この係合機構を介してモールに荷重がかかるため効率的に回転荷重がかかり、後側リップのウインドシールドガラスに対する密着性を向上させることができる。
モールとカウルトップガーニッシュの取り付けを係合部と被係合部による係合機構とし、かつ上側保持部の底部の後側リップをウインドシールドガラスと当接させる構成としたので、カウルトップガーニッシュの取付時のモールの撓みと後側リップの反力により取付の節度感を高めることができ、作業性を向上させることができる。
さらに、上述のように確実なシーリングを確保できるため、カウルトップガーニッシュ内の被水防止の水受け構造が簡素化できる。すなわち、シーリングのための特別な部材を設ける必要が無く、部品点数の増加を抑えることができる共に製造コストの高騰を抑えることができる。
また、モールとカウルトップガーニッシュの取り付けを係合部と被係合部による係合機構としたことにより、熱変形や経年劣化によるカウルトップガーニッシュとモールとの見切りの悪化、及びシーリングの低下を防止することができる。
上側保持部の係合部を、ウインドシールドガラスの下縁部の先端部よりも車両前後方向の後方に位置するよう構成すれば、上述のモールに作用する回転荷重をより発生し易くすることができる。
また、上側保持部により保持されているカウルトップガーニッシュの上縁部の寸法と、下側保持部により保持されるウインドシールドガラスの下縁部の寸法を略等しくすることにより、上述のモールに作用する回転荷重をより発生し易くすることができる。
また、下側保持部の底部において車両前方側の面に前側リップを形成し、この底部においてウインドシールドガラスと対向する面にウインドシールドガラスと当接する当接部を形成することにより、上述の回転荷重のモーメントによる回転を利用して、モールとカウルトップガーニッシュとの当接、及びモールとウインドシールドガラスとの当接をより確実なものとすることができる。
本発明の実施形態に係る車両の前部の斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両前部の断面を車両後方側から示す図である。 車両前部におけるモールとその近傍の断面を車両後方側から示す拡大図である。 モールとその近傍の断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両の前部の斜視図である。車両前部のウインドシールドガラス10の下端とその前方に位置するフロントフード11の後端との間の車両方向前後間に樹脂製のカウルトップガーニッシュ20が配置されている。樹脂製のモール30は、図1において全体の形状を明示するため単体でも示されているように、カーブした長尺部材である。モール30は、カウルトップガーニッシュ20の車両後方側の上縁部とウインドシールドガラス10の車両前方側の下縁部との間に介在しており、車幅方向に延在するよう配設されている。
図2は、図1の線A−Aの位置で車両前部を切断した断面を車両後方側から示す図である。モール30は、ウインドシールドガラス10の車両前方側の下縁部とカウルトップガーニッシュ20の車両後方側の上縁部との間に介在している。また、カウルトップガーニッシュ20の下方にはカウルトップパネル12が配設されている。図3は図2におけるモール30の取付構造部分を拡大して示す図、図4はモール30の取付構造部分を図1の線A−Aの位置で切断した拡大断面図である。
モール30は、車幅方向に延びる薄板状の部材であり、2か所において屈曲している。モール30の上側壁部31及び下側壁部32は、並行して車幅方向に延びている。内壁部33は上側壁部31と下側壁部32の間に位置しており、上側壁部31及び下側壁部32と並行して車幅方向に延びている。第1の底部34は、上側壁部31と内壁部33の車幅方向の全域にわたって、上側壁部31の車両後方側の端部と内壁部33の車両後方側の端部とを連結している。第2の底部35は、下側壁部32と内壁部33の車幅方向の全域にわたって、下側壁部32の車両前方側の端部と内壁部33の車両前方側の端部とを連結している。
上側壁部31、内壁部33、及び第1の底部34は上側保持部40を形成している。図3及び図4に示されるように、上側保持部40は車両前方側に向かって開口しており、その断面は側面視で略U字形状を有する。上側保持部40によりカウルトップガーニッシュ20の車両後方側の上縁部20Aが保持されている。下側壁部32、内壁部33、及び第2の底部35は下側保持部41を形成している。図3及び図4に示されるように、下側保持部41は車両後方側に向かって開口しており、その断面は、ウインドシールドガラス10の車両前方側の下縁部10Aの側面視の断面形状に対応するよう側面視で略U字形状を有している。下側保持部41によりウインドシールドガラス10の下縁部10Aが保持されている。下側保持部41は上側保持部40の下側に位置しており、また、上側保持部40と下側保持部41は内壁部33を共有している。
上側壁部31の内壁部33と対向する面には、内壁部33に向かって突出する係合部31Aが形成されている。係合部31Aは上側壁部31の車幅方向の全域にわたって延びている。係合部31Aは、ウインドシールドガラス10の下縁部10Aの前方側の端面10Bよりも車両後方側に位置している。カウルトップガーニッシュ20の上縁部20Aの近傍には、上側壁部31の係合部31Aが係合する凹部20B(被係合部)が凹設されている。凹部20Bはカウルトップガーニッシュ20の車幅方向の全域にわたって延びている。係合部31Aが凹部20Bに係合した状態で、カウルトップガーニッシュ20の上縁部20Aは上側保持部40の上側壁部31と内壁部33により挟持されている。
上側保持部40の第1の底部34の車両後方側の面には車幅方向に延びる後側リップ36が設けられている。後側リップ36は第1の底部34と一体的に形成されており、第1の底部34の車幅方向の全域にわたって延びている。後側リップ36の先端部はウインドシールドガラス10に常時、当接している。
下側保持部41の第2の底部35の車両前方側の端部には、内壁部33の延長上に前側リップ37が形成されている。換言すると、前側リップ37は、第2の底部35が内壁部33と交差する角部から下側保持部41の開口方向とは反対側に向かって突出するよう設けられている。
第2の底部35においてウインドシールドガラス10の前端部10Aの端面10Bと対向する面には、当接部38が形成されている。当接部38は第2の底部35の当該面において、凸条に車幅方向に延在している。当接部38と端面10Bとが当接した状態で、ウインドシールドガラス10の前端部10Aは下側保持部41の下側壁部32と内壁部33により挟持されている。
下側壁部32において内壁部33と対向する面には傾斜シール部39が形成されている。傾斜シール部39は、内壁部33の下側壁部32と対向する側の面と傾斜シール部39との間の寸法が、前方向から後方向に向かって次第に短くなるよう、下側壁部32に対して傾斜している。
下側保持部41の下側壁部32がウインドシールドガラス10の下縁部10Aと当接している部分の、ウインドシールドガラス10の傾斜方向に沿った寸法と、上側保持部40の第1の底部34の前方側の面から上側壁部31の端部31Bの先端までの、カウルトップガーニッシュと20の傾斜方向に沿った寸法は略等しい。このように、上側保持部40がカウルトップガーニッシュ20の上縁部20Aを保持する寸法と、下側保持部41がウインドシールドガラス10の下縁部10Aを保持する寸法が略等しくなるよう、モール30は構成されている。また、第2の底部35の当接部38が形成されている面と同一平面上に、上側壁部31の前方側の端部31Bの先端部が位置している。
本実施形態によれば、モール30の上側壁部31に係合部31Aが設けられ、カウルトップガーニッシュ20の上縁部20Aに、係合部31Aと係合する凹部20Bが設けられており、係合部31Aと凹部20Bとの係合機構によりカウルトップガーニッシュ20をモール30に確実に取り付けることができる。従って、上側保持部40がカウルトップガーニッシュ20の上縁部20Aと当接する領域、換言すると上縁部20Aを保持する部分の、カウルトップガーニッシュ20の傾斜方向に沿った寸法を小さく抑えることができる。すなわち、上側保持部41の深さを小さく抑えることができ、意匠性を損なうことなく、カウルトップガーニッシュ20をモール30に確実に固定することができる。また、係合部31Aと凹部20Bとの係合機構によりカウルトップガーニッシュ20とモール30間のシーリングを確実なものとすることができる。
本実施形態では、第1の底部34の車両後方側の面には車幅方向に延びる後側リップ36が設けられており、後側リップ36はウインドシールドガラス10と当接している。従って、ウインドシールドガラス10に付着する水滴を確実にシーリングすることができる。また、モール30に取り付けた後のウインドシールドガラス10の抜けを防止することができる。
カウルトップガーニッシュ20からの反力で車両後方側に向かって斜め上方向への荷重が働き、ウインドシールドガラス10の自重で車両前方側に向かって斜め下方向への荷重が働く。これらの荷重は、モール30に対し、第1の底部34及び後側リップ36が下方向に向かうと共に第2の底部35が上方向に向かうように回転する荷重(図4において時計回りに回転する荷重)として作用する。その結果、後側リップ36がウインドシールドガラス10に押し付けられ、ウインドシールドガラス10に付着する水滴のシーリング、及びモール30に取り付けた後のウインドシールドガラス10の抜けを防止することができる。
また、モール30とカウルトップガーニッシュ20の取り付けを係合部31Aと被係合部20Aによる係合機構としたことにより、モール30に上述の回転荷重が作用する際、この係合機構を介してモール30に荷重がかかるため効率的に回転荷重がかかり、後側リップ36のウインドシールドガラス10に対する密着性を向上させることができる。
モール30とカウルトップガーニッシュ20の取り付けを上述の係合機構とし、かつ第1の底部34の後側リップ36をウインドシールドガラス10と当接させる構成としたので、カウルトップガーニッシュ20の取付時のモール30の撓みと後側リップ36の反力により取付の節度感を高めることができ、作業性を向上させることができる。
さらに、上述のように確実なシーリングを確保できるため、カウルトップガーニッシュ20内の被水防止の水受け構造が簡素化でき、車体内の設計の自由度が高まる。
また、モール30とカウルトップガーニッシュ20の取り付けを上述の係合機構としたことにより、熱変形や経年劣化によるカウルトップガーニッシュ20とモール30との見切りの悪化、及びシーリングの低下を防止することができる。
本実施形態において、上側壁部31の係合部31Aは、ウインドシールドガラス10の下縁部10Aの端面10Bよりもウインドシールドガラス10の傾斜方向に対して上方側に位置している。従って、上述のモール30に作用する回転荷重をより発生し易くすることができる。
本実施形態において、上側保持部40がカウルトップガーニッシュ20の上縁部20Aを保持する寸法と、下側保持部41がウインドシールドガラス10の下縁部10Aを保持する寸法が略等しい。換言すると、上側保持部40と下側保持部41はそれぞれ略等しい深さを有している。従って、上述のモール30に作用する回転荷重がより発生し易い。
また、下側保持部41を構成する内壁部33の車両前方側の面に前側リップ37が形成され、第2の底部35においてウインドシールドガラス10と対向する面にウインドシールドガラス10と当接する当接部38が形成されている。従って、上述の回転荷重のモーメントによる回転を利用して、前側リップ37がカウルトップガーニッシュ20の裏面に押し付けられ、モール30とカウルトップガーニッシュ20との当接、及びモール30とウインドシールドガラス10との当接を確実なものとすることができる。
本実施形態では、下側壁部32において内壁部33と対向する面に傾斜シール部39が形成されており、内壁部33の下側壁部32と対向する側の面と傾斜シール部39との間の寸法が、前方向から後方向に向かって次第に短くなっている。従って、ウインドシールドガラス10の抜けを防止することができる。
尚、下側保持部41を全体的に薄肉として、第2の底部35に当接部38を形成し、下側壁部32に傾斜シール部39を形成すれば、当接部38へウインドシールドガラス10の端面10Bを押し付けることにより、内壁部33と下側壁部32が内側に撓ませることができる。その結果、上述の回転荷重と相まって、傾斜シール部39を全面にわたって均等にウインドシールドガラス10の裏面に当接させることができる。
本実施形態において、上側保持部40の上側壁部31に係合部31Aが1つ設けられ、それに対応する凹部20Bがカウルトップガーニッシュ20に1つ設けられているがこれに限るものではない。上側壁部31に複数の係合部を設け、これに対応する複数の被係合部をカウルトップガーニッシュ20側に設けてもよい。
本実施形態において、下側保持部40の第2の底部35に設けられる当接面38は凸条としたがこれに限るものではない。車幅方向に沿って、複数の凸部を設けて、これら複数の凸部がウインドシールドガラス10の端面10Bと当接する構成としてもよい。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
10 ウインドシールドガラス
11 フロントフード
12 カウルトップパネル
20 カウルトップガーニッシュ
30 モール
31 上側壁部
32 下側壁部
33 内壁部
34 第1の底部
35 第2の底部
36 後側リップ
37 前側リップ
38 凸部
39 傾斜シール部
40 上側保持部
41 下側保持部

Claims (4)

  1. 車両前部に配設されるウインドシールドガラスとフロントフードとの車両方向前後間にカウルトップガーニッシュを配置し、該カウルトップガーニッシュの車両後方側の上縁部と該ウインドシールドガラスの車両前方側の下縁部との間に介在して車幅方向に延びるモールの取付構造において、
    前記モールは上側保持部と下側保持部とを備え、
    該上側保持部は、側面視で略U字形状を有し車両前方側に向かって開口し、該前方側に向かう開口部で前記カウルトップガーニッシュの前記上縁部を保持し、
    該下側保持部は、該上側保持部の下側に位置し、側面視で略U字形状を有し車両後方側に向かって開口し、該後方側に向かう開口部で前記ウインドシールドガラスの前記下縁部を保持し、
    前記上側保持部の内面に前記カウルトップガーニッシュとの係合部が設けられ、
    前記カウルトップガーニッシュの前記上縁部に前記係合部と係合する被係合部が設けられ、
    前記上側保持部の底部の車両後方側の面において車幅方向に延び、前記ウインドシールドガラスと当接する後側リップが設けられている
    モールの取付構造。
  2. 前記ウインドシールドガラスは、車両後方に向かうに従い車両上方に向かって傾斜しており、
    前記上側保持部の前記係合部は、前記ウインドシールドガラスの前記下縁部の先端部よりも前記ウインドシールドガラスの傾斜方向に対して上方側に位置することを特徴とする請求項1に記載のモールの取付構造。
  3. 前記上側保持部により保持されている前記カウルトップガーニッシュの前記上縁部の寸法と、前記下側保持部により保持される前記ウインドシールドガラスの前記下縁部の寸法が略等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載のモールの取付構造。
  4. 前記下側保持部の底部において車両前方側の面に前側リップが形成され、該底部において前記ウインドシールドガラスと対向する面に前記ウインドシールドガラスと当接する当接部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載のモールの取付構造。
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