JP6314437B2 - 非接触給電システム - Google Patents

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Description

本発明は、非接触給電システムに関するものである。
近年、給電コイルと受電コイルとを非接触で対向させて給電を行う非接触給電システムが注目されている。非接触給電システムは、磁界共鳴方式や電磁誘導方式を採用しており、電気自動車等の移動車両の給電に応用が期待されている。しかしながら、この非接触給電システムは、給電コイルと受電コイルとの間に異物が存在すると給電効率が落ち、また、その異物が空き缶等の金属であると磁界の影響を受けて発熱してしまう虞がある。
下記特許文献1には、磁界を用いて電力伝送を行う送電部と、電力伝送の際の送電経路付近における異物を排除する異物排除動作部と、を備えた給電装置が開示されている。この異物排除動作部は、送電部を収容する収容部を傾斜、回転及び振動のうち少なくとも1つの動作により異物を排除するように構成されている。
下記特許文献2には、充電開始前からすでに給電コイル上に存在している異物を掃き出す掃出部を備えた電気自動車が開示されている。この掃出部は、電気自動車の底面に配置されると共に、収納状態と掃出可能状態との間を可動とされ、電気自動車が給電部に近づいたときに掃出可能状態に移動するように構成されている。
下記特許文献3には、動物や異物が地上設備トランスジューサに載らないようにするドーム状のハウジングを備えた電機システムが開示されている。このドーム状のハウジングは、複数の高さに配置された複数の点を持つ外面を含み、その複数の点のうち少なくとも一つが第1高さを有し、その複数の点の他の点が第1高さよりも低い夫々の高さを有するように構成されている。
特開2013−21886号公報 特開2013−48511号公報 特開2013−59249号公報
しかしながら、上記従来技術には、次のような問題がある。
特許文献1及び3の技術は、送電部を収容する収容部を傾斜等させるものであるため、電気自動車と地面との間の狭いスペースでは傾斜を大きくとることができず、異物によっては排除が不十分になる場合がある。また、例えば、異物が銀紙付きガム等であって付着性を有する場合には、傾斜、回転及び振動のいずれであっても異物を排除できない。
特許文献2の技術は、電気自動車に掃出部を搭載しなければならず、電気自動車自体に装置の追加が必要となる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、載置された異物を給電コイルと受電コイルとの間から確実に排除することができる非接触給電システムの提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、給電コイルと受電コイルとを非接触で対向させて給電を行う非接触給電システムであって、前記給電コイル及び前記受電コイルの少なくともいずれか一方の対向面上を覆う閉塞位置と、該対向面上から退避する開放位置と、の間でスライド可能なカバー部材と、前記カバー部材に載った異物を、前記カバー部材の前記閉塞位置から前記開放位置へのスライドに同行させる異物同行手段と、を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、給電コイル若しくは受電コイルの対向面上をカバー部材で覆い、そのカバー部材に載った異物を、異物同行手段によってカバー部材のスライドに同行させて、非接触給電の際には対向面上から排除する。本発明は、傾斜等により異物をカバー部材から脱落させるものではなく、異物をカバー部材ごと対向面上から退避させるものであるため、異物排除の不確実性を解消することができる。
また、本発明においては、前記異物同行手段は、前記カバー部材に設けられ、前記異物が載る載置面よりも上方に突出するフック部材を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、カバー部材にフック部材を設け、このフック部材にカバー部材の載置面上に載った異物を引っ掛けることで、異物をカバー部材のスライドに同行させることができる。
また、本発明においては、前記カバー部材をロール状に巻き取る巻き取り手段を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、カバー部材をロール状に巻き取ることによって、カバー部材のスライド先に大きなスペースを確保する必要がなくなり、省スペース化を図ることができる。
また、本発明においては、前記カバー部材を蛇腹状に折り畳む折り畳み手段を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、カバー部材を蛇腹状に折り畳むことによって、カバー部材のスライド先に大きなスペースを確保する必要がなくなり、省スペース化を図ることができる。
また、本発明においては、前記異物同行手段は、前記カバー部材に前記異物を付着させる付着手段を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、カバー部材に付着手段を設け、この付着手段によってカバー部材に異物を付着させることで、異物をカバー部材のスライドに同行させることができる。
また、本発明においては、前記異物の同行先で、前記カバー部材に付着している前記異物をそぎ落とすブレード部材を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、ブレード部材によってカバー部材に付着した異物をそぎ落とすことで、異物が再び対向面上に戻らないようにすることができる。
また、本発明においては、前記異物の同行先で、前記異物を回収する異物回収手段を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、異物回収手段によってカバー部材に載った異物を回収することで、異物が再び対向面上に戻らないようにすることができる。
本発明によれば、載置された異物を給電コイルと受電コイルとの間から確実に排除することができる非接触給電システムが得られる。
本発明の第1実施形態における非接触給電システムの全体構成図である。 本発明の第1実施形態における異物排除装置の構成図である。 本発明の第2実施形態における異物排除装置の構成図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における非接触給電システム1の全体構成図である。
非接触給電システム1は、少なくともいずれか一方が移動可能な受電装置と給電装置との間で非接触給電を行うものであり、本実施形態では、図1に示すように、移動車両10が受電装置であり、移動車両10が停車する停車ステーション20が給電装置である。移動車両10は、路面2に設けられた停車ステーション20に対して相対移動可能とされている。
移動車両10には、受電コイル11が設けられている。一方で、停車ステーション20には、給電コイル21が設けられている。受電コイル11は、地上側の給電コイル21と対向可能な対向面11aを有し、移動車両10の底部に設けられている。この受電コイル11は、給電コイル21と電磁的に結合することによって交流電力を非接触で受電する。
本実施形態の非接触給電システム1における給電コイル21から受電コイル11への非接触給電は、磁界共鳴方式に基づいて行われる。すなわち、給電コイル21と受電コイル11とには各々に共振回路を構成するための共振用コンデンサ(不図示)が接続されている。また、例えば共振用コンデンサの静電容量は、給電コイル21と共振用コンデンサとからなる給電側共振回路の共振周波数と受電コイル11と共振用コンデンサとからなる受電側共振回路の共振周波数とは同一周波数となるように設定されている。
移動車両10には、受電コイル11の他に、受電回路12と、蓄電池13とが設けられている。
受電回路12は、給電コイル21から受電した受電電力を直流電力に変換して蓄電池13に供給する電力変換回路である。すなわち、この受電回路12は、蓄電池13の充電状態に応じた充電電流を蓄電池13に供給することにより蓄電池13を充電する。
蓄電池13は、移動車両10の駆動動力源として十分な電力を蓄えることが可能な二次電池であり、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池等である。
一方で、給電コイル21は、受電コイル11と対向可能な対向面21aを有し、路面2上に設けられている。停車ステーション20には、給電コイル21の他に、給電回路22と、外部電源23とが設けられている。
給電回路22は、外部電源23から供給される電力を磁界共鳴方式の非接触給電の共振周波数に応じた交流電力に変換して給電コイル21に供給する電力変換回路である。
外部電源23は、例えば商用電源、太陽電池、風力発電等であって、その電力を給電回路22に供給するものである。
非接触給電システム1は、非接触給電の際に、給電コイル21及び受電コイル11の間に載置された異物を排除する異物排除装置30を有する。
本実施形態の異物排除装置30は、給電コイル21の周囲を囲う筐体31と、筐体31に蓋をして給電コイル21を覆うカバー部材32と、を有する。
図2は、本発明の第1実施形態における異物排除装置30の構成図である。なお、符号Xは、金属製の異物の一例を示している。
筐体31は、平面視略矩形状の壁部33を有し、壁部33内が仕切り部34によって二つの空間S1,S2に仕切られている。空間S1は、カバー部材32によって蓋をされ、空間S2は、屋根部35によって蓋をされている。
空間S1には、給電コイル21が収容されている。筐体31は、給電コイル21のEMC(Electro Magnetic Compatibility)対策の電磁的シールドとして機能する。また、筐体31は、壁部33が路面2から給電コイル21の高さ以上に立設しており、側面から内部への異物の侵入を阻止する物理的シールドとしても機能するようになっている。なお、仕切り部34は、壁部33よりも低いが、壁部33と同じ材料によって形成されており、空間S2に電磁的な影響を与えないようになっている。また、屋根部35も壁部33と同じ材料によって形成することが好ましい。
カバー部材32は、給電コイル21の対向面21a上を覆う閉塞位置(図2において実線で示す)と、給電コイル21の対向面21a上から退避する開放位置(図2において二点鎖線で示す、また、図1参照)と、の間でスライド可能に構成されている。本実施形態では、壁部33の内側面にスライドガイド36が設けられており、カバー部材32は、スライドガイド36に沿って水平方向にスライド可能に構成されている。
カバー部材32は、空間S2に設けられた巻取機37(巻き取り手段)によってロール状に巻き取り可能に形成されている。本実施形態のカバー部材32は、所定の剛性を有するシート状に形成されており、巻取機37の巻き取り/巻き戻しによって閉塞位置と開放位置との間をスライドするようになっている。なお、巻き戻しの際には、不図示の紐によって、カバー部材32を牽引してもよい。このカバー部材32の表面32a(載置面)は、異物が付着し難い表面加工(例えばポリテトラフルオロエチレン加工)をすることが好ましい。
カバー部材32には、フック部材40(異物同行手段)が設けられている。フック部材40は、ロール状に巻き取られるカバー部材32の後端部に一体的に取り付けられている。フック部材40の両端部は、スライドガイド36に支持されており、カバー部材32と共に、水平方向にスライド可能に構成されている。なお、スライドガイド36は、仕切り部34の頂部と略同じ高さに設けられており、フック部材40は、仕切り部34と衝突しないでスライド可能とされている。
このフック部材40は、カバー部材32に載った異物を、カバー部材32の閉塞位置から開放位置へのスライドに同行させるものである。フック部材40は、異物が載るカバー部材32の表面32aよりも上方に突出している。本実施形態のフック部材40は、L字フックであり、その上端部は、屋根部35と係止可能な位置まで上方に突出している。フック部材40は、屋根部35に係止することで、カバー部材32の巻き取りのストッパーとして機能するようになっている。なお、カバー部材32及びフック部材40は、巻き取り状態で給電コイル21の近くに配置されるため、非磁性且つ非導電性の材料から形成することが好ましい。
空間S2には、ブレード部材41が設けられている。ブレード部材41は、カバー部材32に付着している異物をそぎ落とすためのものである。異物には、付着性を有しないもの(空き缶等)の他に、付着性を有するもの(銀紙付きガム等)がある。また、付着性を有するものの上に、付着性を有しないものが載ってしまうこともある。ブレード部材41は、このような異物を物理的に除去するものである。
ブレード部材41の先端部は、巻取機37にロール状に巻き取られたカバー部材32の表面32aに接触若しくは近接して配置されている。図2に示すように、ブレード部材41の先端部を、カバー部材32の表面32aに接触させる場合、回転数に応じて径が大きくなるカバー部材32に追従して変形できるように、ブレード部材41は、弾性変形可能な材料から形成することが好ましい。このブレード部材41は、路面2から立設しており、そぎ落とした異物を巻取機37側に侵入させないようになっている。
空間S2には、異物回収部42(異物回収手段)が設けられている。異物回収部42は、カバー部材32に載置されると想定される異物を収容可能な大きさを有する。本実施形態の異物回収部42は、壁部33及びブレード部材41によって形成されており、また、回収した異物が風等で吹き飛ばされないようにその上部が屋根部35によって覆われている。なお、屋根部35は、不図示のヒンジ機構によって壁部33に対して開閉可能に設けられており、屋根部35を開けることで回収した異物を取り出し可能とする構成となっている。
次に、このように構成された非接触給電システム1の給電動作及び異物排除装置30の異物排除動作について説明する。
非接触給電システム1は、図1に示すように、移動車両10と停車ステーション20との間で非接触給電を行うものである。給電に関しては、給電コイル21と受電コイル11との間の電力伝送に磁界共鳴方式を採用しており、移動車両10及び停車ステーション20の両方に設けられた共鳴コイルの位置ずれに強く、高効率且つ長距離の電力伝送を実現できる。
非接触給電では、給電コイル21と受電コイル11との間に異物が存在すると磁界の形成が妨げられて給電効率が落ち、また、その異物が空き缶等の金属であると磁界の影響を受けて発熱してしまう虞がある。このため、非接触給電システム1は、非接触給電の際に、給電コイル21及び受電コイル11の間に載置された異物を排除する異物排除装置30を有する。本実施形態のように、給電コイル21が地上側に設置されている場合、給電コイル21の対向面21a上に異物が載ってしまうことがある。
異物排除装置30は、図2に示すように、給電コイル21の対向面21a上を覆うカバー部材32を有する。カバー部材32は、非接触給電を行わないときは、給電コイル21の対向面21a上の閉塞位置に位置しており、対向面21a上に異物が直接載ってしまうことを防止する。なお、風等による給電コイル21の側部からの異物の侵入は、電磁的シールドとしても機能する筐体31によって防止されている。
カバー部材32は、非接触給電を行うとき、巻取機37によって巻き取られ、給電コイル21の対向面21a上から退避する開放位置にスライドする。このとき、カバー部材32の表面32a上に載った異物(例えば空き缶)は、慣性力によりカバー部材32の後端部から転げ落ちようとするが、そのカバー部材32の後端部にはフック部材40が設けられている。フック部材40は、異物が載る表面32aよりも上方に突出しており、表面32a上に載った異物を引っ掛けることで、異物をカバー部材32のスライドに同行させることができる。
カバー部材32は、フック部材40が屋根部35に係止するまで巻き取られ、給電コイル21の対向面21a上から退避する。また、同時にカバー部材32に載った異物も、カバー部材32のスライドに同行し、給電コイル21の対向面21a上から排除される。このように、異物排除装置30は、傾斜等により異物をカバー部材32から脱落させずに、異物をカバー部材32ごと対向面21a上から退避させる構成であるため、異物の性状を問わずに給電コイル21と受電コイル11との間から確実に排除でき、異物排除の不確実性を解消することができる。
また、カバー部材32は、給電コイル21と受電コイル11との対向方向と交差する方向にスライドするため、高さ方向のスペースを必要とせず、異物排除装置30を移動車両10と路面2との間の狭いスペースに収めることができる。
さらに、本実施形態においては、カバー部材32をロール状に巻き取る巻取機37を有する。この構成によれば、巻取機37がカバー部材32をロール状に巻き取るため、カバー部材32のスライド先(図2における紙面右側)に大きなスペースを確保する必要がなくなり、異物排除装置30の平面領域における省スペース化も図ることができる。
異物は、同行先で、ロール状に巻き取られるカバー部材32から脱落して、異物回収部42に回収される。これにより、カバー部材32が巻き戻されても、異物が再び対向面21a上に戻らないようにすることができる。また、本実施形態においては、異物がカバー部材32に付着していてもブレード部材41によってそぎ落とすことができ、異物を異物回収部42に回収することができる。なお、異物回収部42は、給電コイル21から離れており、また、仕切り部34等の電磁的シールドによって磁界の影響を受けないため、回収した異物が金属であっても発熱することはなく、また、発熱しても給電コイル21を熱で損傷させることはない。
このように、上述の本実施形態によれば、給電コイル21と受電コイル11とを非接触で対向させて給電を行う非接触給電システム1であって、給電コイル21の対向面21a上を覆う閉塞位置と、該対向面21a上から退避する開放位置と、の間でスライド可能なカバー部材32と、カバー部材32に載った異物を、カバー部材32の閉塞位置から開放位置へのスライドに同行させるフック部材40と、を有する、という構成を採用することによって、載置された異物を給電コイル21と受電コイル11との間から確実に排除することができる非接触給電システム1が得られる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図3は、本発明の第2実施形態における異物排除装置30の構成図である。
第2実施形態では、図3に示すように、カバー部材32の構成が上記実施形態と異なる。
第2実施形態のカバー部材32は、給電コイル21の対向面21a上を覆う閉塞位置(図3において実線で示す)と、給電コイル21の対向面21a上から退避する開放位置(図3において二点鎖線で示す)と、の間でスライド可能に構成されている。本実施形態では、壁部33の内側面にスライドガイド36が設けられており、カバー部材32は、スライドガイド36に沿って水平方向にスライド可能に構成されている。
カバー部材32は、空間S2に設けられた紐巻取機50(折り畳み手段)によって蛇腹状に折り畳み可能に形成されている。本実施形態のカバー部材32は、バネ性を有するシート材が蛇腹状に折られたものであり、先端部にはスライドガイド36に支持されるガイド片51が取り付けられている。ガイド片51には、紐52が接続されており、紐巻取機50が紐52を巻き取ることで、カバー部材32が開放位置にスライドし、また、カバー部材32のバネ復元力より、カバー部材32が閉塞位置にスライドするようになっている。
カバー部材32は、部分的に大きく折られた山部53(異物同行手段)を有する。山部53は、ガイド片51に隣接して配置され、カバー部材32の他の山部よりも高くなるように形成されている。この山部53は、カバー部材32に載った異物を、カバー部材32の閉塞位置から開放位置へのスライドに同行させるものである。この山部53は、折り畳まれたときに、屋根部35と係止可能な位置まで上方に突出している。フック部材40は、屋根部35に係止することで、カバー部材32の折り畳みのストッパーとして機能するようになっている。
上記構成の第2実施形態によれば、給電コイル21の対向面21a上をカバー部材32で覆い、そのカバー部材32に載った異物を、山部53によってカバー部材32のスライドに同行させて、非接触給電の際には対向面21a上から排除することができる。このように、第2実施形態では、上記実施形態と同様に、異物をカバー部材32ごと対向面21a上から退避させるものであるため、異物排除の不確実性を解消することができる。
また、第2実施形態では、カバー部材32を蛇腹状に折り畳むことによって、カバー部材32のスライド先に大きなスペースを確保する必要がなくなり、省スペース化を図ることができる。また、蛇腹の一つを大きくして山部53を形成することにより、異物同行手段をカバー部材32に一体化でき、部品点数の削減、組み立て性の向上を図ることができる。なお、第2実施形態では、カバー部材32が閉じると異物も元の位置に戻るが、非接触給電の際に給電コイル21と受電コイル11との間に異物が存在しなければ問題は生じない。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、異物同行手段として、フック部材40や山部53を例示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、異物同行手段として、カバー部材32に異物を付着させる付着手段を採用してもよい。この構成によれば、フック部材40や山部53のように高さを出す構造物を設けなくともよくなるため、省スペース化に寄与できる。付着手段としては、例えば図1に示すカバー部材32の表面32aに貼る粘着性シートであってもよいし、異物が磁性体であれば磁力により引き付けるマグネットシート等であってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、地上側の停車ステーション20から給電して移動車両10の底部に給電すると説明したが、給電の方向性は問わない。例えば、壁から移動車両10の側部あるいは前部あるいは後部に給電してもよいし、天井から移動車両10の屋根部に給電する構成であってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、受電コイル11が移動車両10に設けられ、給電コイル21が停車ステーション20に設けられる場合を例示したが、この構成に限定されることなく、例えば受電コイル11が停車ステーション20に設けられ、給電コイル21が移動車両10に設けられていてもよい。したがって、異物排除装置30は、受電コイル11側に設けられていてもよく、また、給電コイル21及び受電コイル11の両側に設けられていてもよい。また、本発明は、受電装置及び給電装置の少なくともいずれか一方が、移動車両であっても、船舶や潜水艦、航空機等の移動体等であっても適用することができる。
また、例えば、本発明は大きな位置ずれを許容可能な磁界共鳴方式の非接触給電と組み合わせることにより特に効果を発揮するが、電磁誘導方式など他の方式の非接触給電と組み合わせてもよい。
また、例えば、上記各実施形態の構成の置換、組み合わせは適宜可能である。
1…非接触給電システム、11…受電コイル、21…給電コイル、21a…対向面、30…異物排除装置、32…カバー部材、32a…表面(載置面)、37…巻取機(巻き取り手段)、40…フック部材(異物同行手段)、41…ブレード部材、42…異物回収部(異物回収手段)、50…紐巻取機(折り畳み手段)、53…山部(異物同行手段)、X…異物

Claims (6)

  1. 給電コイルと受電コイルとを非接触で対向させて給電を行う非接触給電システムであって、
    前記給電コイル及び前記受電コイルの少なくともいずれか一方の対向面上を覆う閉塞位置と、該対向面上から退避する開放位置と、の間でスライド可能なカバー部材と、
    前記カバー部材に載った異物を、前記カバー部材の前記閉塞位置から前記開放位置へのスライドに同行させる異物同行手段と、
    前記異物の同行先で、前記異物を回収する異物回収手段と、を有し、
    前記異物同行手段は、前記カバー部材が前記開放位置に退避したときに、前記異物回収手段の前記異物を回収する開口を閉塞する、ことを特徴とする非接触給電システム。
  2. 前記異物同行手段は、前記カバー部材に設けられ、前記異物が載る載置面よりも上方に突出するフック部材を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の非接触給電システム。
  3. 前記カバー部材をロール状に巻き取る巻き取り手段を有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の非接触給電システム。
  4. 前記カバー部材を蛇腹状に折り畳む折り畳み手段を有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の非接触給電システム。
  5. 前記異物同行手段は、前記カバー部材に前記異物を付着させる付着手段を有する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の非接触給電システム。
  6. 前記異物の同行先で、前記カバー部材に付着している前記異物をそぎ落とすブレード部材を有する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の非接触給電システム。
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