JP6310339B2 - 撮像システム及び撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、分離された撮像部からの画像を表示可能な確認部を有する撮像システム及び撮像方法に関する。
近年、デジタルカメラなどの撮影機能付き携帯機器(撮影機器)が普及している。この種の撮影機器においては表示部を有して、撮影画像を表示する機能を有するものもある。また、表示部にメニュー画面を表示して、撮影機器の操作を容易にしたものもある。このような表示部は、携帯機器本体の背面に設けられることが多く、ユーザは撮影時に、背面の表示部に表示されたスルー画を確認しながら撮影操作をすることも可能である。
また、近年、撮像画像の表示部を有しておらず、撮影と記録機能のみを備えたレンズ型カメラが採用されることがある。この種のレンズ型カメラは、一般的に、スマートフォンやタブレットPC等に取り付けられ、取り付けられたスマートフォンやタブレットPC等を操作機器(制御機器)として撮影が制御される。また、このようなスマートフォンやタブレットPC等の制御機器は、レンズ型カメラからの撮像画像を表示する撮像表示装置としても機能する。
レンズ型カメラはスマートフォンやタブレットPC等への着脱が自在であり、スマートフォンやタブレットPC等から取り外した状態での撮影も可能となっている。この場合には、スマートフォンやタブレットPC等の制御機器は、レンズ型カメラとの間で無線又は有線通信によって接続され、表示部に設けられたタッチパネル等を利用して、レンズ型カメラの撮影操作が可能である。
特開2010−148052号公報
レンズ型カメラは、レンズ型カメラからの撮像画像を表示する撮像表示装置に装着した状態(連結状態)で使用される場合と、撮像表示装置から取り外された状態(分離状態)で使用される場合が考えられる。分離状態では、連結状態に比べて構図の自由度が増加するという利点がある反面、仮にレンズ型カメラを一方の手で把持し、撮像表示装置を他方の手で把持して撮影を行おうとすると、両手がふさがっていて、スイッチ操作、タッチパネル操作、ダイヤル操作等の比較的細かい撮影操作が困難となる。
特許文献1においては、インカメラによる撮像画像に含まれる顔画像の表情を判別する表情判別エンジンと、表情判別エンジンからの判別情報に基づいてアウトカメラからの画像情報をメモリに記憶させるCPUとを備えて、顔の表情によって撮影を制御する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の発明では操作の種類が制限されてしまい、実用的ではないという問題があった。
本発明は、撮像部及び確認部の動きに応じて撮影操作を行うユーザインタフェースを提供することができる撮像システム及び撮像方法を提供することを目的とする。
本発明に係る一態様の撮像システムは、撮像部と上記撮像部からの撮像画像を表示する確認部とが分離可能な撮像システムにおいて、上記撮像部の動きを判定する第1の動き判定部と、上記確認部の動きを判定する第2の動き判定部と、上記第1及び第2の動き判定部の判定結果に基づいて上記撮像部の動きと上記確認部の動きとの関係を求めて上記撮像部及び上記確認部の少なくとも一方を制御する制御部と、を具備し、上記制御部は、上記確認部が停止中に上記撮像部に動きがある場合には上記撮像部による撮像の構図の決定動作であると判定する。
本発明に係る他の態様の撮像システムは、対象物を撮像する撮像部と、上記撮像部と別体となった、上記撮像結果を確認する確認部と、上記撮像部と上記確認部のそれぞれの動き情報によって構図決定操作を判定する構図決定操作判定部と、上記構図決定操作判定後に上記撮像部が略固定され、上記確認部の特定の動きを撮像パラメータ変更操作として判定する操作判定部と、を具備する。
本発明に係る一態様の撮像方法は、撮像部と上記撮像部からの撮像画像を表示する確認部とが分離可能な撮像システムの撮像方法において、上記撮像部の動きを判定する第1の動き判定ステップと、上記確認部の動きを判定する第2の動き判定ステップと、上記第1及び第2の動き判定ステップの判定結果に基づいて上記撮像部の動きと上記確認部の動きとの関係を求めて上記撮像部及び上記確認部の少なくとも一方を制御する制御ステップと、を具備し、上記制御ステップは、上記確認部が停止中に上記撮像部に動きがある場合には上記撮像部による撮像の構図の決定動作であると判定する。
本発明に係る他の態様の撮像方法は、撮像部が、対象物を撮像する撮像ステップと、上記撮像部と別体となった確認部が、上記撮像結果を確認する確認ステップと、上記撮像部と上記確認部のそれぞれの動き情報によって構図決定操作を判定する構図決定操作判定ステップと、上記構図決定操作判定後に上記撮像部が略固定され、上記確認部の特定の動きを撮像パラメータ変更操作として判定する操作判定ステップと、を具備する。
本発明によれば、撮像部及び確認部の動きに応じて撮影操作を行うユーザインタフェースを提供することができるという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態に係る撮影システムを示すブロック図。 撮影制御を説明するためのフローチャート。 第1の実施の形態の動作を説明するための説明図。 撮像部と確認部との各状態の関係又はその変化に対応する操作態様の一例を示す図表。 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図。 図5の外観を示す説明図。 レンズ型カメラ51におけるカメラ制御とスマートフォン61の制御とを説明するためのフローチャート。 内蔵カメラ部63からの撮像画像の一例を示す説明図。 図7中のステップS37におけるレンズ型カメラ51の連結判定通信の具体的な動作フローの一例を示すフローチャート。 連結判定の通信によって得られた情報を用いた制御部65の連結判定フローを示すフローチャート。 ブレパターンの類似判定を説明するための説明図。 図7中のステップS20における動き反映撮影制御の動作を示すフローチャート。 図7中のステップS40における動き反映撮影制御の動作を示すフローチャート。 図12及び図13に対応した撮影制御を説明するための説明図。 図12及び図13に対応した撮影制御を説明するための説明図。 スマートフォン61の制御部65における動作フローを示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る撮影システムを示すブロック図である。
図1において、撮像部10は通信部11を有しており、確認部20は通信部21を有している。例えば、撮像部10をレンズ型カメラによって構成し、確認部20をスマートフォンやタブレットPCによって構成することができる。通信部11と通信部21とは相互間で通信を行うことができる。撮像部10と確認部20とは通信部11,21によって相互に通信を行って、各種情報の送受を行うことができる。なお、スマートフォンやタブレットPC等によって構成される確認部20は、撮像部10からの画像を確認するために表示を行うだけでなく、撮像部10を操作及び制御するものであるので、「情報端末」、「撮像表示装置」、「操作装置」、「制御装置」等と表現しても良い。
撮像部10は図示しない撮像素子を有している。撮像制御部12は、通信部11を介して確認部20からの制御信号が与えられて、撮像素子による撮像を制御することができるようになっている。通信部11は撮像素子によって取得された撮像画像を通信部21に送信することができるようになっている。
本実施の形態においては、撮像部10には動き判定部13が設けられている。動き判定部13は、撮像部10の動きを判定して判定結果を通信部11を介して確認部20の制御部25に出力することができるようになっている。なお、動き判定部13は、加速度センサやジャイロセンサ等によって構成されており、これらのセンサの検出結果に基づいて撮像部10の動きを判定することができる。また、動き判定部13は、撮像部10の撮像素子によって得た撮像画像の動きを検出して、撮像部10の動きを判定するものであってもよい。
確認部20は、図示しない撮像素子を有している。撮像制御部22は確認部20の撮像素子の撮像を制御することができるようになっている。確認部20は表示部23を有している。表示部23は制御部25に制御されて、撮像画像やメニュー等の表示を行う。
制御部25は通信部21,11を介して撮像部10の撮像を制御することができる。また、制御部25は撮像部10から通信部11,21を介して転送された撮像画像に対して所定の画像処理を施した後、撮像画像を表示部23に与えて表示させることができる。
確認部20には操作部24が設けられている。操作部24は、例えば、図示しないスイッチやボタン等によって構成することができ、これらの操作部24に対するユーザ操作に基づく操作信号を制御部25に出力する。また、操作部24としては、表示部23の表示画面に配設される図示しないタッチパネルを採用してもよい。
このタッチパネルは、ユーザが指で指し示した表示部23の表示画面上の位置に応じた操作信号を発生することができる。この操作信号は、制御部25に供給される。これにより、制御部25は、ユーザが表示画面上をタッチしたりスライドさせたりした場合には、ユーザのタッチ位置、指を閉じ離間させる操作(ピンチ操作)、スライド操作やスライド操作によって到達した位置、スライド方向、タッチしている期間等の各種操作を検出することができ、ユーザ操作に対応した処理を実行することができるようになっている。例えば、タッチ操作で撮像部10における各種撮影操作を行うことが可能である。
本実施の形態においては、確認部20には動き判定部26が設けられている。動き判定部26は、確認部20自体の動きを判定することができる。動き判定部26は動きの判定結果を制御部25に出力する。なお、動き判定部26は、加速度センサやジャイロセンサ等によって構成されており、これらのセンサの検出結果に基づいて確認部20の動きを判定することができる。また、動き判定部26は、確認部20の撮像素子によって得た撮像画像の動きを検出して、確認部20の動きを判定するものであってもよい。
なお、動き判定部13,24は、撮像部10及び確認部20が動いているか停止しているか、動きの種類、例えば、円弧状であるか、四角状であるか、領域を囲む動きであるか直線状であるか、回転角度、動き量、動き速度等の種々の動き判定が可能である。
制御部25は操作部24の操作に基づいて確認部20及び撮像部10を制御するだけでなく、動き判定部13,26の判定結果に従って、確認部20及び撮像部10を制御することができるようになっている。なお、制御部25は、動き判定部13,24の動き判定結果を図示しないメモリに記憶させるようになっている。これにより、制御部25は、動きの判定の履歴に応じて、撮像部10及び確認部20を制御することが可能である。
次にこのように構成された実施の形態の動作について図2及び図3を参照して説明する。図2は撮影制御を説明するためのフローチャートであり、図3は第1の実施の形態の動作を説明するための説明図である。
確認部20の制御部25は、通信部21,11を介して撮像部10の撮像制御部12を制御する。撮像制御部12は、制御部25に制御されて、撮像部10の撮像素子を駆動する。この撮像素子によって撮像されて得られた撮像画像は、通信部11,21を介して確認部20に取り込まれる。確認部20の制御部25は、取り込んだ撮像画像に対して所定の信号処理を施した後表示部23に与えてスルー画表示させる。ユーザは、表示部23に表示されているスルー画を参照しながら、撮影操作を行うことができる。
本実施の形態においては、撮影操作は、操作部24に対する操作だけでなく、撮像部10及び確認部20を関連付けて動かすことでも行われる。図2のステップS1では、撮像部10と確認部20とが分離しているか否かが判定される。例えば、制御部25は、動き判定部13,24の動き判定結果に基づいて、確認部20と撮像部10とが分離しているか否かを判定することができる。撮像部10が確認部20に取り付けられている場合、即ち、連結状態である場合には、制御部25は、操作態様1の表示形態及び操作制御を行う(ステップS4)。
図3(a)は操作態様1における表示を示している。図3(a)は確認部20の筐体20aの操作面の略全域に表示部23が設けられている様子を示している。表示部23の表示画面23a上には、撮像画像32を表示する画像表示領域31が設けられている。また、表示画面23a上には、操作部24を構成する操作アイコンである再生ボタン35a、モードボタン35b及び撮影ボタン35cが表示されている。
ユーザが再生ボタン35a、モードボタン35b又は撮影ボタン35c上をタッチすることで、制御部25は確認部20を再生モード、モード設定モード又は撮影モードに移行させる。
撮像部10が確認部20に取り付けられている場合には、ユーザは筐体20aを両手で把持することが多いと考えられ、図3(a)の例のように、ユーザは左手の指41L及び右手の指41Rの両方の指(例えば親指)を用いて、タッチ操作を行う。両手の指を使った操作が可能であるので、図3(a)に示すように、操作アイコンは表示画面23a上の上下左右の各部の配置領域に配置される。
制御部25は、撮像部10と確認部20とが分離状態であると判定した場合には、次のステップS2において構図決定操作を行っているか否かを判定する。例えば、制御部25は、撮影者が確認部20を見ている状態で、撮像部10が特定の移動をしているか否かを判定する。例えば、撮影者が一方の手で撮像部10を把持して構え、他方の手で確認部20を把持して表示部23を確認しているものとする。この場合には、撮影者は、構図を決定するために撮像部10を動かす。例えば、制御部25は、動き判定部13,24の判定結果によって、確認部20が停止状態で且つ、撮像部10が構図決定のために移動しこの移動の後所定期間停止したことを検出すると、構図の決定操作が終了し、構図確定状態であるものと判定する。なお、撮影者が確認部20を見ているか否かについては、確認部20がインカメラを有していれば簡単に確認可能である。確認部20がインカメラを有していない場合等においては、撮影者が確認部20を見ているか否かについての判定を省略して、撮像部10及び確認部20の動きの関係のみによって、構図決定操作及び構図確定状態を判定してもよい。構図決定操作は、確認部(表示部)の動きや、撮像部の動きで判定する。
確認部(表示部)の動きの条件としては、この確認部とユーザの関係が略決まっていることを、例えば確認部または表示部がユーザの目から明視距離にあって上下左右がユーザの目に対して一定に保たれていることを画像で直接的に判定して条件とする。または、確認部または表示部が、手振れの範囲内で固定された状態を条件(ただし、机の上で伏せられているような状態は条件に入れなくても良い)として、これらを表示部側の条件としても良い。
また、撮像部の動きの条件を考慮してもよく、その場合は、後述する迷っている操作や、確認の操作が行われていることを判定すれば良い。構図決定操作は、表示部がそれをユーザがよく見るために、ほぼ固定されていて、撮像部は、確認と迷い(構図修正)が行われている。
また、構図決定操作時には、まず、被写体像をキャプチャするための動きがあり、まずは画面中央部に納められる被写体が定まらない状態がある。まず、画面内で継続して検出される対象物がなく、その後、特定の対象物が撮像された後は、それを捉え続けようとする。つまり、特定被写体が画面内に入ってくるまでもその一環として考えてもよい。
次に、画面の例えば中央部分に入った被写体像が、ユーザが構図や撮影の効果を確認するために確認とフィードバック動作を繰り返すような動きが考えられ、まず、同じ特徴の像が捉えられており、それ確認するために0.5秒程度(野球の投手がボールを投げてホームベースに届くまでが0.4秒と言われ、専門家では、この間に球種などが判定できるので、仮にこの数値としたが、もちろん個人差がある)の確認期間があるような場合、「迷う動き」と考える。この確認期間は、表示部も撮像部も動かさないとすると、微動、固定が0.5〜2秒程度で繰り返されるような動きパターンを、撮像結果の変化や姿勢判定や振動判定などを判定し、これを「動き判定」とすれば良い。この「動き判定」の方法については、さらに後述する。画面の中央でなく、特定の領域を判定しても良い。このとき、撮影者が表示部はしっかり見ているかを判定したり、揺らさないようにしているかを、同時に判定条件にしてもよい。
まず、この発明は、撮像部と確認部のそれぞれの動き情報によって「構図決定操作」を判定し、このような「構図決定操作」が判定された後で、撮像部が固定された後は、ユーザが次の操作がしたくなるであろうことを想定し、動きデータの解析から、ユーザの意図をくみ取る点に特徴がある。
制御部25は、構図確定状態になったものと判定すると、次のステップS3において確認部20の動きを判定する。本実施の形態においては、構図確定状態において撮像部10が停止した状態で確認部20が動くと、確認部20の動きに応じた操作態様2の操作制御が行われる(ステップS5)。例えば、制御部25は、構図確定状態においてユーザが確認部20を回転させる操作をすると、この操作がズーム操作であるものと判定して、通信部21,11を介して撮像部10に対してズーム制御を行う。
図3(b)は操作態様2の状態を示している。図3(b)は確認部20の筐体20a及びユーザの手42を2重に記載して、筐体20aが動いている様子を示している。表示画面23a上には、画像表示領域31以外の領域に操作アイコンである撮影ボタン37が表示されている。撮影者が図3(b)の矢印に示すように、確認部20を回転させると、制御部25はこの動きがズーム操作であるものと判定する。この場合には、制御部25は、回転方向によってズーム方向、回転角度によってズーム量を決定してもよい。また、ズームを示す操作として、正逆回転方向を切り換えながら筐体20aを回転移動させる操作を行ってもよい。この場合には、制御部25は、最初に所定量以上回転させた方向によってズーム方向を決定し、正逆回転の回数によってズーム量を決定してもよい。
なお、ユーザが撮影ボタン37上をタッチすることで、制御部25は取り込んだ撮像画像を記録する。
この表示形態の場合には、ユーザは片手で筐体20aを把持し片手で撮像部10を把持していることが多いと考えられ、ユーザにとってボタンやスイッチ等を利用した撮影操作は比較的困難である。この場合でも、確認部20を動かす操作は比較的簡単であり、図3(b)の例のように、ユーザは簡単にズーム操作を行うことができる。
また、本実施の形態においては、構図確定状態においては、撮像部10を移動させることで、撮像部10及び確認部20を制御可能に構成することもできる。制御部25は、ステップS5において確認部20において操作制御に対応する動きが生じない場合には、ステップS6に移行して撮像部10の動きに応じた操作態様3の操作制御を行う。
図3(c)は操作態様3の状態を示している。図3(c)は確認部20の動きを停止させた状態で、ユーザが撮像部10の筐体10aを回転させている様子を示している。撮影者が図3(c)の矢印に示すように、撮像部10を回転させると、制御部25はこの動きがズーム操作であるものと判定する。この場合には、制御部25は、回転方向によってズーム方向、回転角度によってズーム量を決定してもよい。また、ズームを示す操作として、正逆回転方向を切り換えながら筐体10aを回転移動させる操作を行ってもよい。この場合には、制御部25は、最初に所定量以上回転させた方向によってズーム方向を決定し、正逆回転の回数によってズーム量を決定してもよい。
撮像部10と確認部20とが分離可能であることから、構図決定の自由度の高さから両者を分離して使用されることが考えられる。しかし、この場合には撮像部10と確認部20とを左右の手で把持すると、スイッチ操作等の比較的細かい操作は困難である。この場合でも、把持した手で簡単且つ直感的に操作する方法として、動き判定部13,26を設けて、機器の動きそのものを操作に利用している。これにより、操作性が損なわれることなく、撮像部10と確認部20とを分離して構図決定の自由度を向上させた撮影が可能となる。
制御部25は、ステップS7において、これらの操作態様1〜3に応じた表示に対する操作を検出すると、操作に応じた撮影制御や画像処理等を行う(ステップS8)。
なお、図3に示す操作態様は例示であり、確認部20と撮像部10の状態に応じた種々の操作態様を設定するように構成することが可能である。
また、制御部25は、構図確定時に、撮像部10の撮像画像を静止画として取り込んでメモリに記憶させた後、操作に基づく撮影処理や画像処理等を行ってもよく、これらの処理をスルー画の状態で行ってもよい。この場合には、図3(b),(c)に示す撮影ボタン37のタッチ操作によって撮像部10の撮像画像を静止画記録してもよく、また、例えば撮像部10及び確認部20の両方が所定期間以上停止することを検出して、静止画記録を行ってもよい。
また、上述した図2のフローチャートでは、撮像部10と確認部20との動きの履歴を利用する点については明確には示されていないが、撮像部10と確認部20との現在の動きの状態の関係だけでなく、撮像部10と確認部20との動きの履歴に応じて、操作態様を決定してもよい。
例えば、図4は撮像部と確認部との各状態の関係又はその変化に対応する操作態様の一例を示す図表である。図4(a)は現在の動きの状態の関係のみによって操作態様を決定する例を示し、図4(b)は動きの履歴に基づいて操作態様を決定する例を示してる。
図4(a)では確認部20が停止した状態で撮像部10が動いている場合には、制御部25は構図決定処理のための操作であると判定することを示している。また、図4(a)では確認部20が停止した状態で撮像部10が動いている場合には、制御部25は動きの種類に応じて画像取込処理、ズーム処理又は露出制御処理のための操作であると判定することを示している。
また、図4(b)では、制御部25は、確認部20が停止した状態で撮像部10が動くことにより構図決定処理のための操作が行われていると判定すると共に、撮像部10が停止して確認部10に何らかの動きが生じ、撮像部10の停止から1秒後に再び撮像部10が動いた場合には、撮像部10の動きの種類に応じて例えば露出制御処理のための操作であると判定することを示している。
なお、制御部25は、動きの種類としては、撮像部10と確認部20とを前後に傾ける動き、左右に回転させる動き、全体を回転させる動き等の種々の動きの判定結果を利用した制御が可能である。また、制御部25は、動かす方向、動き量及び動き回数等によって、制御の方向及び制御量を判定することも可能である。
また、図4では、撮影者による操作が比較的容易であるという点を考慮して、撮像部10と確認部20のいずれか一方が停止していて他方が動いている場合に、その動きの種類に応じた操作を判定する例を示しているが、撮像部10と確認部20の一方の動きの種類と他方の動きの種類とを組み合わせて、操作を判定するようにしてもよい。
このように本実施の形態においては、撮像部及び確認部の動きの関係又はその履歴に基づいて、撮影操作を判定するようになっており、両手で撮像部と確認部とを把持した状態であっても、ユーザは容易に撮影操作を行うことができる。これにより、撮像部と確認部とを分離して使用した場合でも、良好な操作性を維持しながら、構図決定の自由度を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態を示すブロック図であり、撮像部としてレンズ型カメラを採用し、確認部としてスマートフォンを採用した例を示している。図6は図5の外観を示す説明図である。なお、撮像部及び確認部は、それぞれ撮像機能と表示機能とを有していればよく、撮像部及び確認部の両方をスマートフォン、或いはタブレットPCや携帯電話等によって構成してもよい。
図5において、図1の確認部20に相当するスマートフォン61にはカメラ用通信部62が設けられ、図1の撮像部10に相当するレンズ型カメラ51には通信部55が設けられており、スマートフォン61とレンズ型カメラ51とは、これらの通信部62,55を介して相互に通信可能に構成されている。
図6に示すように、スマートフォン61の筐体61aには取り付け器具71が着脱自在に取り付けられるようになっており、取り付け器具71にはレンズ型カメラ51を取り付けるための取付部72が設けられている。レンズ型カメラ51は基端側に取付部51bが設けられており、この取付部51bを取り付け器具71の取付部72に、嵌込み又はねじ込み等によって取り付け可能に構成されている。
レンズ型カメラ51には、光学系52aを有する撮像部52が設けられている。撮像部52にはCCDやCMOSセンサ等によって構成された図示しない撮像素子が設けられており、光学系52aによって被写体像が撮像素子の撮像面に導かれるようになっている。光学系52aは、鏡筒51a内に収納されており、鏡筒51a内にはピント合わせによりフォーカス(合焦)状態に設定するために可動されるフォーカスレンズやフォーカス状態で変倍するズームレンズ等が設けられている。また、光学系52aは、これらのレンズ及び絞りを駆動する図示しない機構部を有する。制御部53は光学系52aの機構部を制御して、これらのフォーカスレンズ、ズームレンズ及び絞りを駆動制御するようになっている。
レンズ型カメラ51には、ユーザによる撮影に関するパラメータ、例えば、ピント、ズームや絞りに関するパラメータの設定操作のために、操作リング54a等の操作部54が設けられている。制御部53は、操作部54に対するユーザ操作を検出して検出結果に基づく制御を行う。制御部53は、CPU等によって構成されており、操作部54に対するユーザ操作と後述するスマートフォン61からの信号とに基づいて、レンズ型カメラ51の各部を制御する。
撮影制御部53aは、フォーカス信号、ズーム信号及び絞り制御信号を発生して、光学系52aのフォーカス、ズーム及び絞りを駆動制御する。また、撮影制御部53aは、撮像素子に駆動信号を供給して、被写体の撮像を制御する。
画像処理部53bは、撮像素子からの撮像画像が与えられ、所定の画像信号処理、例えば、色調整処理、マトリックス変換処理、ノイズ除去処理、その他各種の信号処理を施した後、記録部56に与えて記録させることができる。記録部56としては例えばICメモリを採用することができる。また、画像処理部53bは、撮像画像を通信部55を介してスマートフォン61に転送することができるようになっている。
通信部55は、スマートフォン61に設けられたカメラ用通信部62との間で所定の伝送路を介して通信が可能である。伝送路としては、有線及び無線による各種伝送路、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルやWifi(Wireless Fidelity)等の無線LANの伝送路等を採用することができるようになっている。制御部53は、スマートフォン61との間で通信が確立すると、スマートフォン61の制御部65に従って撮影が制御されると共に、撮像画像及びレンズに関する情報をスマートフォン61に転送することができるようになっている。
本実施の形態においては、レンズ型カメラ51には動き判定部57が設けられている。動き判定部57は、3軸加速度センサやジャイロセンサ等によって構成されており、レンズ型カメラ51の動きを判定して判定結果を制御部53に与える。なお、動き判定部57は、地磁気センサを併用してもよい。なお、動き判定部57は、撮像部52によって得た撮像画像の動きを検出して、レンズ型カメラ51の動きを判定するものであってもよい。
スマートフォン61は、内蔵カメラ部63を有している。内蔵カメラ部63は、CCDやCMOSセンサ等によって構成された図示しない2つの撮像素子を有しており、これらの2つの撮像素子によって外側撮像部及び内側撮像部が構成される。外側撮像部はスマートフォン61の筐体61aの前面に設けられたレンズ63a(図6参照)を介して入射した被写体の光学像が一方の撮像素子の撮像面に導かれて、被写体を撮像する。内側撮像部は、スマートフォン61の筐体61aの操作面に設けられた図示しないレンズを介して入射した撮影者自身の光学像が他方の撮像素子の撮像面に導かれて、撮影者自身を撮像する。
スマートフォン61の制御部65は、例えばCPU等のプロセッサによって構成されてスマートフォン61の各部を制御する。制御部65は、内蔵カメラ部63を制御すると共に、レンズ型カメラ51の撮像部52を駆動するための信号を出力する。制御部65は内蔵カメラ部63からの撮像画像が与えられると共に、レンズ型カメラ51からの撮像画像を受信する。制御部65は、内蔵カメラ部63からの撮像画像及び受信した撮像画像に対して、所定の信号処理、例えば、色調整処理、マトリックス変換処理、ノイズ除去処理、その他各種の信号処理を行う。
スマートフォン61には、操作部66も配設されている。操作部66は、スマートフォン61に設けられた図示しないスイッチ、キー、ソフトウェアキーボード等の各種の操作部によって構成され、ユーザ操作に基づく操作信号を発生して、制御部65に出力するようになっている。制御部65は、操作信号に基づいて、各部を制御する。
制御部65は、撮像画像の記録及び再生に関する処理を行うことができる。例えば、制御部65は、信号処理後の撮影画像を圧縮処理し、圧縮後の画像を記録部64に与えて記録させることができる。記録部64としては、例えばICメモリ等の各種記録媒体を採用することができ、記録部64は記録媒体に画像情報及び音声情報等を記録可能である。
表示制御部67は表示に関する各種処理を実行する。表示制御部67は、制御部65から信号処理後の撮影画像が与えられて、表示部68に与えることができる。表示部68は、LCD等の表示画面を有しており、表示制御部67から与えられた画像を表示する。また、表示制御部67は、各種メニュー表示等を表示部68の表示画面に表示させることもできるようになっている。制御部65は、記録部64に記録されている撮像画像を読み出して伸張処理することができる。表示制御部67は伸張処理された撮像画像を表示部68に与えることで、記録画像の再生が可能である。
表示部68の表示画面上には、操作部66として図示しないタッチパネルも設けられている。タッチパネルは、ユーザが指で指し示した表示画面上の位置に応じた操作信号を発生することができる。この操作信号は、制御部65に供給される。これにより、制御部65は、ユーザが表示画面上をタッチしたりスライドさせたりした場合には、ユーザのタッチ位置、指を閉じ離間させる操作(ピンチ操作)、スライド操作やスライド操作によって到達した位置、スライド方向、タッチしている期間等の各種操作を検出することができ、ユーザ操作に対応した処理を実行することができるようになっている。
なお、表示部68は、スマートフォン61の例えば操作面の略全域を占めるように配設されており、ユーザは、レンズ型カメラ51による撮影時に表示部68の表示画面上に表示された撮像画像を確認することができ、撮像画像を確認しながら撮影操作を行うことができる。
また、本実施の形態においては、スマートフォン61は、動き判定部69を備えている。動き判定部69は、3軸加速度センサやジャイロセンサ等によって構成されており、スマートフォン61の動きを判定して判定結果を制御部65に与える。なお、動き判定部69は、地磁気センサを併用してもよい。なお、動き判定部69は、内蔵カメラ部63によって得た撮像画像の動きを検出して、スマートフォン61の動きを判定するものであってもよい。
制御部65は、動き判定部69からの動き判定結果及びカメラ用通信部62を介してレンズ型カメラ51から受信したレンズ型カメラ51の動き判定結果の情報に基づいて、撮影操作を判定することができるようになっている。即ち、本実施の形態は、スマートフォン61の操作部66の操作だけでなく、レンズ型カメラ51及びスマートフォン61を動かすことで、両者の動きの関係又はその履歴に基づいて、制御部65がユーザによる撮影操作を判定するようになっている。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図7乃至図16を参照して説明する。図7はレンズ型カメラ51におけるカメラ制御とスマートフォン61の制御とを説明するためのフローチャートである。なお、図7において、レンズ型カメラ51のカメラ制御フローとスマートフォン61の制御フローとの間を結ぶ矢印は、処理によって通信が行われることを示している。
レンズ型カメラ51の制御部53は、ステップS31において、電源が投入されたか否かを判定する。制御部53は、電源が投入されると、撮影モードが指定されたか否かを判定する(ステップS32)。撮影モードが指定されている場合には、制御部53は撮像部52を制御して被写体を撮像させる。撮像部52によって得られた撮像画像は制御部53によって取り込まれてスルー画が得られる(ステップS33)。また、制御部53は、ステップS34において、動き判定部57からの動き判定結果を取得する。なお、ステップS34においては、後述する連結判定のためにレンズ型カメラ51の振動の判定結果も得られる。
一方、スマートフォン61の制御部65は、ステップS11において、カメラ連携モードが指定されたか否かを判定する。カメラ連携モードが指定されると、制御部65はステップS12においてレンズ型カメラ51と間でカメラ通信を行って、レンズ型カメラ51からのスルー画の受信要求を発生する。
レンズ型カメラ51の制御部53は、スマートフォン61からのスルー画の要求を受信すると、ステップS35における通信確立の後、スルー画を通信部15を介してスマートフォン61に送信する(ステップS36)。なお、このステップS36では、ステップS34において取得した動き判定結果もスマートフォン61に送信される。スマートフォン61の制御部65は、レンズ型カメラ51からのスルー画を受信し、ステップS14において受信したスルー画を表示制御部67に与えて表示させる。
次に、制御部65は、撮影操作の判定のために、スマートフォン61及びレンズ型カメラ51が連結されているか否かの判定を行う。例えば、制御部65は、ステップS15において内蔵カメラ部63を起動させると共に、動き判定部69の出力を用いた振動判定を行う。次にステップS16において、制御部65は内蔵カメラ部63からの撮像画像中にレンズ型カメラ51を構成する鏡枠画像が含まれているか否かを検出する。鏡枠画像が含まれている場合には、レンズ型カメラ51が連結状態であるものと判定して、制御部65は、操作態様1を設定する(ステップS17)。
図8は内蔵カメラ部63からの撮像画像の一例を示す説明図である。図8は表示部68の表示画面68a上に内蔵カメラ部63によって取得した撮像画像81が表示されている様子を示している。撮像画像81の端部には、鏡枠画像82が含まれる。レンズ型カメラ51の取付位置及びレンズ63aの位置等によっては、内蔵カメラ部63によってレンズ型カメラ51の鏡筒51aが撮像されることがあり、制御部65は、撮像画像中に鏡枠画像82が含まれるか否かを画像処理によって検出し、含まれる場合には、レンズ型カメラ51がスマートフォン61に装着(連結)されているものと判定することができる。なお、この判定処理においては、図8の表示を行う必要は無い。
また、制御部65は、撮像画像に鏡枠画像が含まれていない場合には、内蔵カメラ部63からの撮像画像だけではレンズ型カメラ51が連結状態であるか否かを判定できないので、ステップS18において、レンズ型カメラ51に対して連結判定のための通信を行う。レンズ型カメラ51も、ステップS37において連結判定のための通信を行う。
図9は図7中のステップS37におけるレンズ型カメラ51の連結判定通信の具体的な動作フローの一例を示すフローチャートである。また、図10は連結判定の通信によって得られた情報を用いた制御部65の連結判定フローを示すフローチャートである。
レンズ型カメラ51の制御部53は、図9のステップS51において連結判定通信の要求が生じたか否かを判定し、ステップS52においてブレパターンの要求であるか否かを判定する。制御部53は、ブレパターンの要求が生じているものと判定した場合には、動き判定部57の出力に基づいて、レンズ型カメラ51の振動の情報であるブレパターンの情報を送信する(ステップS53)。
一方、スマートフォン61の制御部65は、図10のステップS61において、レンズ型カメラ51とのカメラ通信の有無を判定し、レンズ型カメラ51からのブレパターンの情報を受信する。制御部65は、ステップS15において求めたスマートフォン61の振動判定結果(ブレパターン)と受信したブレパターンとの類似判定を行い、類似していると判定した場合は処理をステップS64に移行し、類似していないと判定した場合には処理をステップS63に移行する。
図11はブレパターンの類似判定を説明するための説明図である。図11(a)はレンズ型カメラ51のブレパターンを示し、図11(b)はスマートフォン61のブレパターンを示している。制御部65は、例えば、図11のタイミングT1,T2,…毎に各ブレパターンの値の変化を求める。制御部65は、変化が類似しているか否かを判定する。制御部65は、両方のブレパターンの変化が類似している場合には、レンズ型カメラ51がスマートフォン61の筐体61aに連結しているものと判定する(ステップS64)。また、制御部65は、両方のブレパターンの変化が類似していない場合には、処理をステップS63に移行する。制御部65は、ステップS63において、レンズ型カメラ51における撮像画像の画像特徴の送信を要求する。
レンズ型カメラ51の制御部53は、図9のステップS54において画像特徴の要求が発生したか否かを判定する。制御部53は、画像特徴の要求が発生すると、ステップS55において画像特徴の情報をスマートフォン61に送信する。
制御部65は、レンズ型カメラ51からの画像特徴の情報を受信すると、当該画像特徴の情報と、内蔵カメラ部63によって取得した撮像画像から得た画像特徴の情報との類似を判定する。制御部65は、これらの画像特徴の情報が類似している場合には、レンズ型カメラ51と内蔵カメラ部63による視野が類似しており、レンズ型カメラ51がスマートフォン61の筐体61aに連結しているものと判定する(ステップS64)。なお、制御部65は、ブレパターンに類似がなく、画像特徴にも類似がないと判定した場合には、レンズ型カメラ51がスマートフォン61の筐体61aに連結していないものと判定する。
制御部65は、図7のステップS19において連結判定した場合には、処理をステップS17に移行して操作態様1を設定し、連結判定しなかった場合には、処理をステップS20に移行する。図7のステップS17における操作態様1においては、例えば、図3(a)に示す表示及び操作制御が行われる。一方、ステップS20においては、レンズ型カメラ51及びスマートフォン61の動きを反映させた撮影制御が行われる。
図12は図7中のステップS20における動き反映撮影制御の動作を示すフローチャートである。また、図13は図7中のステップS40における動き反映撮影制御の動作を示すフローチャートである。また、図14及び図15は図12及び図13に対応した撮影制御を説明するための説明図である。
近年、カメラの自動制御化が進み、構図以外の露出やピントはカメラまかせでよい。従って、ある程度、構図などが決まった後であれば、レンズ型カメラ51及びスマートフォン61の動きによって、各種画像効果についての制御を行うように設定してもよい。図12はこのように動きによる制御を画処理に用いる場合の動作フローの一例を示している。
レンズ型カメラ51は、スマートフォン61から分離しての利用が可能であるので、構図決定のためにレンズ型カメラ51に合わせて撮影者が動かなくても良いというメリットがある。写真撮影では、撮影範囲内において、どの被写体をどの大きさにどの位置に配置するかは重要である。レンズ型カメラ51で様々な角度から被写体を狙っても、スマートフォン61を目の前の保持していれば効果確認が可能である。このため、撮影シーンによっては、撮像部とその撮像画像を観察する観察部を分離して利用する利点が極めて大きいことがある。例えば、料理を撮影する場合等には、撮影者の位置が限定されることがあり、分離状態での利用は極めて有効である。図14はこのような料理の撮影の例を示すものである。なお、図14では手やレンズ型カメラ51、スマートフォン61等を2重に記載して、これらが動いている様子を示している。
制御部65は、図12のステップS71において構図が確定したか否かを判定する。例えば、制御部65は、レンズ型カメラ51によるスルー画が安定していて、且つスマートフォン61の表示画面68aの向きが一定である場合等には、既に構図が確定しているものと判定する。また例えば、制御部65は、レンズ型カメラ51の動き判定部57の動き判定結果に基づいてレンズ型カメラ51の動きが停止して所定の時間経過したことによって構図が確定したものと判定してもよい。
図14(a)は構図を決定する様子を示している。図14の例では、テーブル91上に器92が置かれ、器92上には魚の料理93が載置されている。ユーザ94は右手95Rでレンズ型カメラ51を把持し、左手95Lでスマートフォン61を把持している。ユーザ94は、レンズ型カメラ51を構えた右手95Rを例えば矢印に示すように移動させながら、構図を決定する。ユーザ94は、スマートフォン61の表示画面68aに表示されたスルー画を確認することができる。ユーザ94は、スルー画を確認しながら右手95Rを適宜移動させて構図を決める。
図15(a)は構図確定時においてスマートフォン61の表示部68の表示画面68a上に表示されるスルー画を示している。図15(a)に示すように、表示画面68a上にはスルー画の表示領域101が設けられており、器92に対応する画像92a及び魚の料理93に対応する画像93aが表示されている。
図12乃至図15の例は、図15(a)に示す撮像画像について、レンズ型カメラ51を停止させた状態でスマートフォン61を移動させる操作によって、図15(e)に示すように、料理の画像93aの周囲をぼかす画像加工を行うものである。
つまり、この発明は、撮像部と確認部のそれぞれの動き情報によって「構図決定操作」(迷い動作をここに含めても良い)を判定し、このような「構図決定操作」が判定された後で、撮像部が固定された後は、ユーザが次の操作がしたくなるであろうことを想定し、動きデータの解析から、ユーザの意図をくみ取って、表示側の動きをユーザの意図の入力情報として利用した点に特徴がある。
制御部65は、画処理の範囲、例えばぼかし加工の範囲を決定するために、ステップS72において軌跡判定用位置を図示しないメモリに記憶する。図15(b)は構図確定後に、ユーザ94が左手95Lを回転させることでスマートフォン61の筐体61aを回転させる操作を行っていることを示している。制御部65は、スマートフォン61の移動の軌跡を求めて、ユーザ94の回転操作が元の位置に戻ったか否か、軌跡が閉じたか否かを判定する。制御部65は、ユーザ94の回転操作が元の位置に戻ったものと判定すると、次のステップS74において、判定した軌跡が円形、楕円形、多角形等の領域を示すものであるか、直線的な移動を示すものであるかを判定する。
制御部65は、ユーザによるスマートフォン61の移動操作が直線的の動きであった場合には、処理をステップS75に移行して、移動方向に対応して予め設定されている処理をレンズ型カメラ51に要求する。この要求は、通信部62,65を介してレンズ型カメラ51の制御部53に伝送される。レンズ型カメラ51の制御部53は、図7のステップS38において画処理要求が発生したことを検出すると、当該要求に応じた画処理を行う(ステップS39)。
なお、図12及び図13は、レンズ型カメラ51において各種画処理を実行する例について示しているが、各画処理の全て又は一部をスマートフォン61において実行するようにしてもよいことは明らかである。
制御部65は、ユーザによるスマートフォン61の移動操作が領域を指定するものであった場合には、処理をステップS76に移行して、領域の指定が1回目であるか否かを判定する。制御部65は、1回目の領域指定時には、ステップS77において、軌跡の形状に対応した画処理をレンズ型カメラ51に要求する。レンズ型カメラ51は要求された画処理を実行し、実行結果の画像をスマートフォン61に転送する。こうして、スマートフォン61の表示画面68a上において、図15(c)に示す画処理後の画像103が表示される。
例えば、制御部65は、軌跡の形状を反映して、その外側や内側を画処理の対象とする。なお、制御部65は、軌跡の法線方向に対して画処理に変化を付けてもよい。図15(c)の例では、ユーザがスマートフォン61を楕円状に回転操作することによって器の画像92aの周囲が、塗り潰しによって示すぼかし加工が施されていることを示している。
制御部65は、ユーザがスマートフォン61を移動させて形成する実際の軌跡に相似する形状で画処理を行う。実際には、ユーザは自分がどのくらいのサイズの軌跡を形成すれば、希望するサイズの画処理が行われるかを予め知ることはできないので、ユーザは表示画面68a上の画像を見ながら回転移動を繰り返して希望する画処理の領域を決定することが考えられる。図15(d)はこのようなユーザの回転操作を説明するものであり、矢印102で示す回転操作を行うことで、軌跡105が形成される。
制御部65は、ステップS76において2回目以上の領域指定であると判定した場合には、ステップS78において領域が変化したか否かを判定する。領域が変化した場合には、制御部65は、ステップS79において、新たな軌跡の形状、サイズに対応した領域での画処理をレンズ型カメラ51に要求する。例えば、画処理の境界の位置、サイズ、形状等を変化させた要求を発生する。レンズ型カメラ51は要求された画処理を実行し、実行結果の画像をスマートフォン61に転送する。こうして、スマートフォン61の表示画面68a上において、新たな領域に基づく修正された画処理後の画像103が表示される。
なお、制御部65は、ステップS78において、ユーザの移動操作による領域に変化がない場合には、ステップS80においてユーザの移動操作が画処理の程度の変更要求であるものと判定して、領域を指定した回数に応じた画処理の要求をレンズ型カメラ51に送信する。例えば、ユーザが領域を指定する操作を行った回数に応じて、ぼかし加工の濃度を濃くする等の制御が考えられる。レンズ型カメラ51は要求された画処理を実行し、実行結果の画像をスマートフォン61に転送する。こうして、スマートフォン61の表示画面68a上において、画処理の程度が変更された画処理後の画像103が表示される。
なお、図12では、ユーザの回転操作による軌跡に基づいて画処理の領域を決定する例を示したが、ユーザの手の震え等によってユーザが希望する画処理の領域を設定することができない場合等を考慮して、ユーザの特定の動きに応じて特定の画処理の領域が決定されるようにしてもよい。
図7のステップS21において、制御部65は、ユーザによって撮影の指示が行われたか否かを判定する。制御部65は、撮影操作が行われた場合には、表示部68において表示している画像の撮影をレンズ型カメラ51に要求する(ステップS22)。レンズ型カメラ51の制御部53は、ステップS41において撮影を指示する通信が行われたか否かを判定しており、スマートフォン61の制御部65からの指示に応じて、撮像画像又は画処理後の画像をスマートフォン61に転送する(ステップS42)。制御部65は、レンズ型カメラ51からの撮像画像を信号処理した後、記録部64に与えて記録する(ステップS23)。
制御部65は、ステップS81においてリセットSWを表示する。図15(c)にはリセットSW104が表示されている様子を示している。制御部65は、図7のステップS24においてリセットSWの操作の有無を判定しており、ユーザがリセットSW104の位置をタッチした場合には、検出した軌跡をリセットすると共に、画処理をリセットする要求をレンズ型カメラ51に送信する(ステップS25)。レンズ型カメラ51はステップS38においてリセット処理の要求を受信すると、リセットを実行し画処理前の元の画像をスマートフォン61に転送する。こうして、スマートフォン61の表示画面68a上には、画処理前の画像が表示される。制御部65は、スマートフォン61の動きが停止すると、ステップS82において移動が停止したことを示す通知をスマートフォン61に送信する。
なお、制御部65は、ステップS71において構図が確定していないと判定した場合及びステップS73において軌跡が閉じていないと判定した場合には、ステップS83において、レンズ型カメラ51からのリセット表示要求を受け付ける。後述するように、スマートフォン61に制御されることなく、レンズ型カメラ51の制御部53においても、ユーザの動きに応じた画処理を独自に実行することが可能である。この場合には、スマートフォン61側においてリセット要求が受け付けなければ画処理のリセットができなくなる。そこで、ステップS83において、リセット表示要求を受け付けるようになっている。リセット表示要求が発生すると、制御部65は、ステップS81においてリセットSW104を表示する。
なお、動き判定部69は、3軸加速度センサやジャイロセンサ等だけでなく、内蔵カメラ部63からの撮像画像の動き判定結果を利用した方が高精度に動きを判定することができる。図15(e)はこの動きの判定方法の一例を説明するための説明図である。例えば、スマートフォン61の内蔵カメラ部63は、その視野範囲内の被写体を撮像する。図15(e)は、説明を簡略化するために、被写体として文字例106を撮像する例を示している。図15(e)の左側は矢印で示すようにスマートフォン61で文字列の左端を含む視野範囲を撮像していることを示している。この場合には、文字列107(「ABCD」)が撮像されている。これに対し、図15(e)の右側は矢印で示すようにスマートフォン61で文字列の中央を含む視野範囲を撮像していることを示している。この場合には、文字列108(「DEFGHI」)が撮像されている。制御部65は、撮像画像の変化によってスマートフォン61の移動方向を認識することが可能である。なお、この動き判定のための画像は、実際には表示画面68a上に表示させる必要はない。
レンズ型カメラ51の制御部53は、レンズ型カメラ51の操作部54による操作によって、撮影が指示されたか否かについても判定する(ステップS43)。操作部54によって撮影が指示されると、ステップS44において撮影を行い、撮像画像を例えば記録部56に記録させる(ステップS45)。
また、レンズ型カメラ51の制御部53は、スマートフォン61に制御されることなく独自に画処理が可能である。制御部53は、ステップS38において画処理要求を受信していない場合には、ステップS40において動き反映撮影制御を行う。
図13はこのステップS40の処理を示しており、制御部53は、まず、図13のステップS91において構図が確定したか否かを判定する。例えば、制御部53は、スマートフォン61から構図決定処理が終了したことを示す制御信号が与えられて、構図決定処理の終了を判定してもよい。なお、スマートフォン61の制御部65は、レンズ型カメラ51の動き判定部57の動き判定結果に基づいて、レンズ型カメラ51の動きが構図決定のための動きであるか、構図確定後の操作であるかを判定することができる。例えば、構図決定時の動きは比較的低速であり、構図確定後の撮影操作のための動きは比較的高速であることによって、構図決定時の動きと構図確定後の動きとの判定が可能である。
レンズ型カメラ51の制御部53は、ステップS92において、画処理の範囲を決定するために、軌跡判定用位置を図示しないメモリに記憶する。制御部53は、レンズ型カメラ51の移動の軌跡を求めて、ユーザ94の回転操作が元の位置に戻ったか否か、軌跡が閉じたか否かを判定する(ステップS93)。制御部53は、ユーザ94の回転操作が元の位置に戻ったものと判定すると、次のステップS94において、判定した軌跡が円形、楕円形、多角形等の領域を示すものであるか、直線的な移動を示すものであるかを判定する。
制御部53は、ユーザによるレンズ型カメラ51の移動操作が直線的の動きであった場合には、処理をステップS95に移行して、移動方向に対応して予め設定されている処理、例えば移動方向に応じた露出補正を行う。
制御部53は、ユーザによるレンズ型カメラ51の移動操作が領域を指定するものであった場合には、処理をステップS96に移行して、領域を形成する軌跡の方向、例えば回転方向に応じてズームアップ/ダウンの制御を行う。
また、制御部53は、ユーザによるレンズ型カメラ51の移動操作が前後方向への繰り返し移動であると判定した場合には、処理をステップS97に移行して、ユーザが速く動かした方向に応じてピント位置を変更する制御を行う。制御部53は、ステップS95〜S97による画処理後の画像をスマートフォン61に転送する。
また、制御部53は、ステップS98において、リセットSWの表示要求をスマートフォン61に送信する。スマートフォン61はこのリセットSWの表示要求を受信すると、表示画面68a上にリセットSWを表示し、ユーザのリセット操作を受け付ける。これにより、レンズ型カメラ51において独自に実施した画処理を、スマートフォン61においてリセットすることが可能である。
ところで、図7の説明では、連結判定を動きによる筐体のぶれ、画像特徴の一致、鏡筒の画像の検出等によって行う例を示した。画像特徴の判定にはスマートフォン61の内蔵カメラ部63の外側撮像部による撮像画像を用いる例を説明したが、内蔵カメラ部63の内側撮像部による撮像画像を用いることも可能である。
図16はこの場合のスマートフォン61の制御部65における動作フローを示すフローチャートである。図16において図7と同一の手順には同一符号を付して説明を省略する。
図16のステップS101においては、制御部65は、図7のステップS15と同様に、内蔵カメラ部63の起動及び振動判定を行う。この場合には、図16の例では、制御部65は内側撮像部も起動する。ステップS102では、図7のステップS16,S18,S19と同様の連結判定処理が行われる。制御部65は、この判定によって連結状態であると判定した場合には処理をステップS17に移行し、連結状態であると判定できなかった場合には処理をステップS103に移行する。
制御部65は、ステップS103において、内側撮像部による撮像画像中に人物の顔が写っているか否かを判定すると共に、人物の顔が写っている場合にはその表情や仕草等を判定する。制御部65は、次のステップS104において内側撮像部によって撮像した顔画像の変化とレンズ型カメラ51の撮像画像との比較によって連結状態であるか否かを判定する。例えば、制御部65は、内側撮像部によって撮像した画像中の顔に動きがなく、レンズ型カメラ51の撮像画像に動きがある場合等においては、分離状態であるものと判定する。図14(a)の例のように、構図決定操作中においてユーザ94がスマートフォン61の表示画面68aを見ながら構図を決定しようとしている場合等においては、ステップS104において分離状態であると判定することができる。制御部65は、連結状態であると判定した場合には処理をステップS17に移行し、分離状態であると判定した場合には処理をステップS105に移行する。
次に、制御部65は、ステップS105において、判定結果の表情仕草に応じた操作制御を行う。例えば、ユーザが片目を閉じる等の仕草をしたことを検出すると、この仕草に対応した処理、例えば構図確定の判定処理を行ったり、また、ユーザの笑った表情を検出した場合にはこの表情に応じて、露出制御等の処理を行ってもよい。制御部65は、ステップS105の処理が終了すると、次のステップS20の処理を実行する。
なお、図16の例では人物の顔の表情や仕草等によって連結/分離の判定及び操作制御を行う例を示したが、音声によってこれらの制御を行ってもよいことは明らかである。また、レンズ型カメラ51の動きが停止している場合にのみ、声や顔の表情等の判定を行なうようにしてもよい。
このように本実施の形態においては、レンズ型カメラとスマートフォンの動きを判定し、両者の動きの関係又はその履歴に基づいて撮影制御、操作制御を行うようになっている。これにより、レンズ型カメラとスマートフォンとが分離して、ユーザが両手でそれぞれこれらの筐体を把持している場合でも、確実な操作が可能であり、ユーザは構図を自由に決定することができると共に簡単な操作で撮影することができる。
つまり、本発明では対象物を撮像する撮像部と上記撮像部と別体となった、上記撮像結果を確認する確認部と、上記撮像部と上記確認部のそれぞれの動き情報によって構図決定操作を判定する構図決定操作判定部(これらは動き判定のプログラムで構成される)と、上記構図決定操作判定後に上記撮像部が略固定され、上記確認部の特定の動きを撮像パラメータ変更操作として判定する(これらも動き判定のプログラムで構成される)操作判定部と、からなることを特徴とする撮像装置が提供されるが、構図決定や撮像パラメータ制御(連写や画像処理を含む)がシームレスにでき、ユーザの思い通りの観察や撮影が簡単にできる。
さらに、本発明の各実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、レンズ型カメラでも、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話やスマートフォンなど携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)等に内蔵されるカメラでも勿論構わない。また、内視鏡、顕微鏡のような産業用、医療用の光学機器でもよく、監視カメラや車載用カメラ、据え置き型のカメラ、例えば、テレビジョン受信機やパーソナルコンピュータ等に取り付けられているカメラであってもよい。もちろん、色々なものを様々な角度から観察する観察装置や検査装置に使える。検査、観察時には、対象物によっては複数の機器を機械的に接続したり、分離したり、把持の方法を変えたり出来る方が便利であり、本発明は広い分野で活用が可能である。
本発明は、上記各実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
なお、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。また、これらの動作フローを構成する各ステップは、発明の本質に影響しない部分については、適宜省略も可能であることは言うまでもない。
また、ここで説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御や機能は、多くがプログラムにより設定可能であり、そのプログラムをコンピュータが読み取り実行することで上述した制御や機能を実現することができる。そのプログラムは、コンピュータプログラム製品として、フレキシブルディスク、CD−ROM等、不揮発性メモリ等の可搬媒体や、ハードディスク、揮発性メモリ等の記憶媒体に、その全体あるいは一部を記録又は記憶することができ、製品出荷時又は可搬媒体或いは通信回線を介して流通又は提供可能である。利用者は、通信ネットワークを介してそのプログラムをダウンロードしてコンピュータにインストールしたり、あるいは記録媒体からコンピュータにインストールすることで、容易に本実施の形態の撮像システム及び撮像方法を実現することができる。
10…撮像部、11,21…通信部、12,22…撮像制御部、13,26…動き判定部、20…撮像表示装置、23…表示部、24…操作部、25…制御部、26…動き判定部。

Claims (8)

  1. 撮像部と上記撮像部からの撮像画像を表示する確認部とが分離可能な撮像システムにおいて、
    上記撮像部の動きを判定する第1の動き判定部と、
    上記確認部の動きを判定する第2の動き判定部と、
    上記第1及び第2の動き判定部の判定結果に基づいて上記撮像部の動きと上記確認部の動きとの関係を求めて上記撮像部及び上記確認部の少なくとも一方を制御する制御部と
    を具備し、
    上記制御部は、上記確認部が停止中に上記撮像部に動きがある場合には上記撮像部による撮像の構図の決定動作であると判定する
    ことを特徴とする撮像システム。
  2. 上記制御部は、上記撮像部の動きと上記確認部の動きとの関係の履歴に基づいて上記撮像部及び上記確認部の少なくとも一方を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 上記制御部は、上記撮像部の動きが所定期間停止することによって撮像の構図決定動作が終了したものと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  4. 上記制御部は、上記構図決定動作の終了後の上記確認部の動きに基づいて上記撮像部及び上記確認部の少なくとも一方を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像システム。
  5. 上記制御部は、上記構図決定動作の終了後に上記確認部に所定の領域を形成するための動きが生じたものと判定した場合には、上記確認部の動きに基づく領域を上記撮像画像中に設定して、画処理を制御する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像システム。
  6. 撮像部と上記撮像部からの撮像画像を表示する確認部とが分離可能な撮像システムの撮像方法において、
    上記撮像部の動きを判定する第1の動き判定ステップと、
    上記確認部の動きを判定する第2の動き判定ステップと、
    上記第1及び第2の動き判定ステップの判定結果に基づいて上記撮像部の動きと上記確認部の動きとの関係を求めて上記撮像部及び上記確認部の少なくとも一方を制御する制御ステップと、
    を具備し、
    上記制御ステップは、上記確認部が停止中に上記撮像部に動きがある場合には上記撮像部による撮像の構図の決定動作であると判定する
    ことを特徴とする撮像方法。
  7. 対象物を撮像する撮像部と、
    上記撮像部と別体となった、上記撮像結果を確認する確認部と、
    上記撮像部と上記確認部のそれぞれの動き情報によって構図決定操作を判定する構図決定操作判定部と、
    上記構図決定操作判定後に上記撮像部が略固定され、上記確認部の特定の動きを撮像パラメータ変更操作として判定する操作判定部と、
    を具備することを特徴とする撮像システム。
  8. 撮像部が、対象物を撮像する撮像ステップと、
    上記撮像部と別体となった確認部が、上記撮像結果を確認する確認ステップと、
    上記撮像部と上記確認部のそれぞれの動き情報によって構図決定操作を判定する構図決定操作判定ステップと、
    上記構図決定操作判定後に上記撮像部が略固定され、上記確認部の特定の動きを撮像パラメータ変更操作として判定する操作判定ステップと、
    を具備することを特徴とする撮像方法。
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