JP6302453B2 - 電流センサ - Google Patents

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Description

本発明は、被測定電流が発生する磁界を測定する電流センサに関するものである。
多相の導体用の磁気センサにおいて、各相毎に2枚の磁気シールドで導体を挟んで、隣接導体が発生する誘導磁界を含む外来磁場を遮り、測定精度を高める技術が知られている。
このような多相の導体用の電流センサにおいて各相毎に2枚の磁気シールドで導体を挟む場合、磁気シールドを導体に対して精度良く位置決めして固定することが困難であった。
磁気シールドは、外来磁場の遮断だけでは無く、被測定電流の磁束にも影響するため、磁気シールドの位置がずれると、感度が変化して測定誤差要因となる。
このような問題を解決するために、特許文献1には、導体(バスバー)と磁気シールドとをケースに一体成形することで、磁気シールドと導体との位置精度を高める技術が開示されている。
特開2015−49184号公報 特開2015−83950号公報
ところで、上述した引用文献1に開示された装置では、当該引用文献1の図1および図5に示すように蓋側のU字型の第1の磁性体(磁気シールド)5は両端部が蓋の外側に突出している。そのため、当該突出した部分が他の部材に当たり、第1の磁性体の位置がずれてしますことがあるという問題がある。また、ケース側のU字型の第2の磁性体(磁気シールド)4はその全体がケース内に埋め込まれている。そのため、第2の磁性体4の位置ずれを目視で判別できないという問題がある。
なお、U字型の磁気シールドは、外来磁場を遮る効果が高いものの、被測定磁束がシールドに吸収される割合が高くなることから、外来磁場を遮りつつ測定感度を高めるために、磁気シールドを平板状にした装置が、引用文献2に開示されている。
しかしながら、引用文献2に開示された装置では、磁気シールドはリブ等によってケースに固定されており、位置決め精度が悪いという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓋に一体成形で固定された蓋磁気シールドの位置を目視で容易に確認できる電流センサを提供することを目的とする。
また、本発明は、ケースに一体成形で固定されたケース磁気シールドの位置を目視で容易に確認できる電流センサを提供することを目的とする。
本発明の電流センサは、被測定電流が流れる導体と、前記被測定電流が発生する誘導磁界を測定する磁気センサと、前記導体と前記磁気センサとを収容する収容空間と、当該収容空間に通じる収容空間開口部とを備えたケースと、前記ケースの前記収容空間開口部を覆う蓋と、前記蓋に一体成形により固定された蓋磁気シールドとを有し、前記蓋は、前記蓋磁気シールドの縁部を露出した第1のシールド露出開口部を有する。
この構成によれば、前記蓋磁気シールドを一体成形により固定された前記蓋の前記第1の前記第1のシールド露出開口部には、前記蓋磁気シールドの前記縁部が露出している。
そのため、前記第1のシールド露出開口部に露出した前記蓋磁気シールドの前記縁部の位置を見ることで、前記蓋磁気シールドが前記蓋内の正しい位置に固定されているかを目視で容易に確認できる。
また、この構成によれば、前記蓋に前記蓋磁気シールドを一体成形により固定するため、前記蓋磁気シールドを前記蓋に簡単な工程で高精度に位置決めして固定できる。そのため、使用時に前記蓋磁気シールドが位置ずれして、測定精度が低下してしまうことを効果的に抑制できる。
好適には本発明の電流センサの前記第1のシールド露出開口部は、前記蓋の前記導体と対向する位置以外の位置に形成されている。
この構成によれば、前記蓋の前記導体と対向する位置、すなわち前記導体の誘導磁界が測定される領域付近には前記蓋の部材が存在するため、隣接導体を流れる電流による磁界の影響を小さくし、高精度な測定が可能になる。
好適には本発明の電流センサは、前記蓋磁気シールドは長方形の板状であり、前記蓋の前記第1のシールド露出開口部は、前記蓋磁気シールドの前記長方形の対向する2つの角部と、隣合う2辺の各々の一部との少なくとも一方を露出している。
この構成によれば、前記長方形の前記蓋磁気シールドの2つの角部と、隣合う2辺の各々の一部との少なくとも一方が前記第1のシールド露出開口部から露出しているため、直交する2方向における前記蓋磁気シールドの位置ずれを目視で確認できる。
好適には本発明の電流センサは、前記蓋磁気シールドは長方形の板状であり、前記蓋の前記第1のシールド露出開口部は、前記蓋磁気シールドの前記長方形の4辺の各々の一部を露出している。
この構成によれば、前記第1のシールド露出開口部から露出する前記蓋磁気シールドの前記4辺の位置を基に、前記蓋磁気シールドの位置ずれを目視で確認できる。
好適には本発明の電流センサの前記第1のシールド露出開口部は、前記ケースの前記収容空間に向けて前記蓋磁気シールドを露出している。
この構成によれば、前記ケースの収容空間内で発生した熱を、前記蓋磁気シールドを介して放熱することができる。
好適には本発明の電流センサの前記蓋は、前記蓋の外側に向けて前記蓋磁気シールドを露出した第2のシールド露出開口部を有する。
この構成によれば、前記ケースの収容空間内で発生した熱を、前記蓋磁気シールドを介して前記第2のシールド露出開口部から外側に放熱することができる。また、前記蓋磁気シールドを前記蓋に一体成形する際に金型に挟んで固定するために前記第2のシールド露出開口部を利用できる。
好適には本発明の電流センサの前記第2のシールド露出開口部は、前記蓋磁気シールドの縁部以外の箇所を露出していると共に、前記第1のシールド露出開口部と比べて小さい。
この構成によれば、前記第1のシールド露出開口部を前記蓋磁気シールドの位置を確認する手段として機能させ、前記第2のシールド露出開口部を製造時に金型に挟んで固定する固定部として機能させることができる大きさを確保できる。
好適には本発明の電流センサは、前記第1のシールド露出開口部に充填された充填部材をさらに有する。
この構成によれば、製造工程において、前記蓋に一体成形で固定された前記蓋磁気シールドの位置を前記第1のシールド露出開口部を介して確認後に、当該第1のシールド露出開口部に充填部材を充填することで、前記蓋の外来磁界の遮蔽効率を高めることができる。
本発明の電流センサは、被測定電流が流れる導体と、前記被測定電流が発生する誘導磁界を測定する磁気センサと、前記導体と前記磁気センサとを収容する収容空間と、当該収容空間に通じる収容空間開口部とを備えたケースと、前記ケースに一体成形により固定されたケース磁気シールドとを有し、前記ケースは、前記ケース磁気シールドの縁部を露出した第3のシールド露出開口部を有する。
この構成によれば、前記ケース磁気シールドを一体成形により固定された前記ケースの前記第1の前記第3のシールド露出開口部には、前記ケース磁気シールドの前記縁部が露出している。
そのため、前記第3のシールド露出開口部に露出した前記ケース磁気シールドの前記縁部の位置を見ることで、前記ケース磁気シールドが前記ケース内の正しい位置に固定されているかを目視で容易に確認できる。
また、この構成によれば、前記ケースに前記ケース磁気シールドを一体成形により固定するため、前記ケース磁気シールドを前記ケースに簡単な工程で高精度に位置決めして固定できる。そのため、使用時に前記ケース磁気シールドが位置ずれして、測定精度が低下してしまうことを効果的に抑制できる。
好適には本発明の電流センサの前記第3のシールド露出開口部は、前記ケースの前記導体と対向する位置以外の位置に形成されている。
この構成によれば、前記ケースの前記導体と対向する位置、すなわち前記導体の誘導磁界が測定される領域付近には前記ケースの部材が存在するため、隣接導体を流れる電流による磁界の影響を小さくし、高精度な測定が可能になる。
好適には本発明の電流センサの前記ケース磁気シールドは長方形の板状であり、前記ケースの前記第3のシールド露出開口部は、前記ケース磁気シールドの前記長方形の対向する2つの角部と、隣合う2辺の各々の一部との少なくとも一方を露出している。
この構成によれば、前記長方形の前記ケース磁気シールドの2つの角部と、隣合う2辺の各々の一部との少なくとも一方が前記第3のシールド露出開口部から露出しているため、直交する2方向における前記ケース磁気シールドの位置ずれを目視で確認できる。
好適には本発明の前記ケース磁気シールドは長方形の板状であり、前記ケースの前記第3のシールド露出開口部は、前記ケース磁気シールドの前記長方形の4辺の各々の一部を露出している。
この構成によれば、前記第3のシールド露出開口部から露出する前記ケース磁気シールドの前記4辺の位置を基に、前記ケース磁気シールドの位置ずれを目視で確認できる。
好適には本発明の電流センサの前記第3のシールド露出開口部は、前記ケースの前記収容空間に向けて前記ケース磁気シールドを露出している。
この構成によれば、前記ケースの収容空間内で発生した熱を、前記ケース磁気シールドを介して放熱することができる。
好適には本発明の電流センサの前記ケースは、前記ケースの外側に向けて前記ケース磁気シールドを露出した第4のシールド露出開口部を有する。
この構成によれば、前記ケースの収容空間内で発生した熱を、前記ケース磁気シールドを介して前記第4のシールド露出開口部から外側に放熱することができる。また、前記ケース磁気シールドを前記ケースに一体成形する際に金型に挟んで固定するために前記第4のシールド露出開口部を利用できる。
好適には本発明の電流センサの前記第4のシールド露出開口部は、前記ケース磁気シールドの縁部以外の箇所を露出していると共に、前記第3のシールド露出開口部と比べて小さい。
この構成によれば、前記第3のシールド露出開口部を前記ケース磁気シールドの位置を確認する手段として機能させ、前記第4のシールド露出開口部を製造時に金型に挟んで固定する固定部として機能させることができる大きさを確保できる。
本発明の電流センサは、前記ケース内において、前記ケース磁気シールドと前記磁気センサとの間に前記導体が位置し、前記磁気センサと前記導体との間に前記ケースの部材が位置し、前記部材は、前記磁気センサと対向する第1の領域の厚みが、当該第1の領域の外側の第2の領域の厚みよりも薄い。
この構成によれば、前記ケースの前記第1の領域において、前記ケースの前記導体側の部分と前記磁気センサとの間の隙間を長くできるので、前記導体と前記磁気センサとの間の静電容量結合を抑えることができる。そのため、前記導体の被測定電流の測定精度悪化を抑制できる。また、前記第2の領域によって強度を確保できる。
本発明によれば、蓋に一体成形で固定された蓋磁気シールドの位置を目視で容易に確認できる電流センサを提供することができる。
また、本発明によれば、ケースに一体成形で固定されたケース磁気シールドの位置を目視で容易に確認できる電流センサを提供することができる。
図1は本発明の実施形態の電流センサの外観斜視図である。 図2は図1に示す電流センサの蓋側から見た分解斜視図である。 図3は図1に示す電流センサのケース側から見た分解斜視図である。 図4は蓋磁気シールドと一体成形された蓋をZ2方向から見た正面図である。 図5は蓋磁気シールドと一体成形された蓋をZ1方向から見た底面図である。 図6は図5において、製造時の蓋磁気シールドがずれた位置でケースに固定された場合を説明するための図である。 図7は、蓋の第1のシールド露出開口部に充填部材を充填した場合を説明するための図である。 図8は蓋磁気シールドと一体成形された蓋をX2方向から見た側面図である。 図9は蓋磁気シールドと一体成形された蓋を底面側斜め方向から見た斜視図である。 図10は、図1に示す電流センサのケースの外観斜視図である。 図11は、図1に示す電流センサの図1に示す断面線A−Aにおける断面図である。 図12はケースを図1に示すZ2方向から見た図である。 図13はケースを図1に示すZ1方向(底面方向)から見た図である。 図14はケースの第3のシールド露出開口部に充填部材を充填した場合を説明するための図である。 図15は、図5に示す第1のシールド露出開口部の変形例を説明するための図である。 図16は、図5に示す第1のシールド露出開口部の変形例を説明するための図である。 図17は、図12に示す第3のシールド露出開口部の変形例を説明するための図である。 図18は、図12に示す第3のシールド露出開口部の変形例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態の電流センサについて説明する。
図1は、本発明の実施形態の電流センサ1の外観斜視図、図2は図1に示す電流センサ1の蓋11側から見た分解斜視図、図3は図1に示す電流センサ1のケース13側から見た分解斜視図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態では、蓋11の短手方向をX1−X2方向とし、蓋11の長手方向をY1−Y2方向とし、蓋11の面と直交する方向をZ1−Z2方向としている。
図4は蓋磁気シールド21と一体成形された蓋11をZ2方向から見た正面図、図5は蓋磁気シールド21と一体成形された蓋11をZ1方向から見た底面図である。また、図6は図5において、製造時の蓋磁気シールド21がずれた位置でケース13に固定された場合を説明するための図である。
なお、図4、図5および図6において、蓋磁気シールド21の位置にはハッチングを付している。
図7は、蓋11の第1のシールド露出開口部11dに充填部材65を充填した場合を説明するための図である。
図8は蓋磁気シールド21と一体成形された蓋11をX2方向から見た側面図、図9は蓋磁気シールド21と一体成形された蓋11を底面側斜め方向から見た斜視図である。
図1〜図3に示すように、電流センサ1は、例えば、蓋11、ケース13、蓋磁気シールド21、導電性ナット23、回路基板25、磁気センサ27、導体(電流路)29、ケース磁気シールド31を有する。
図3に示すように、ケース13は、回路基板25、磁気センサ27および導体29の一部を収容する収容空間8を有する。
ケース13の収容空間8へは、収容空間開口部9を介して回路基板25および磁気センサ27等が挿入され、位置決めされて固定される。
磁気センサ27は、回路基板25の導体29側には固定されている。磁気センサ27としては、例えば、磁気抵抗効果素子やホール素子などを用いることができる。
以下、蓋11の構成を詳細に説明する。
図4〜図6に示すように、蓋11には収容空間8側に向けて一部が露出するように6個の蓋磁気シールド21が一体成形(例えば、インサート成形)によって固定されている。
具体的には、図4および図5に示すように、蓋11の中央に形成された電極露出開口部41に対してX1側に3つの蓋磁気シールド21がY1−Y2方向に等間隔に形成され、X2側に3つの蓋磁気シールド21がY1−Y2方向に等間隔に形成されている。蓋磁気シールド21は、例えば、長方形の板形状をしており、空気より高い透磁率を有している。
図5に示すように、蓋11の収容空間8側には、各々の蓋磁気シールド21について当該蓋磁気シールド21の4つの縁部21aを収容空間8に向けて露出した4つの第1のシールド露出開口部11dが形成されている。当該4つの第1のシールド露出開口部11dは、X1−X2およびY1−Y2の2方向にそれぞれ延びる蓋磁気シールド21の中心軸に対して線対称に形成されている。
第1のシールド露出開口部11dは、X−Y方向において、導体29と対向する位置以外の位置(重なり合わない位置)に形成されている。すなわち、蓋11の導体29と対向する位置、すなわち導体29の誘導磁界が測定される領域付近には蓋11の部材が存在するため隣接導体を流れる電流による磁界の影響を小さくし、高精度な測定が可能になる。
ここで、上記4つの縁部21aは、蓋磁気シールド21の2つの長辺の中央付近の縁部と、2つの短辺の中央付近の縁部とである。
また、Y1−Y2方向に延びる中心軸に対して線対称に形成された2つの第1のシールド露出開口部11dは同じ形状および大きさを有している。X1−X2方向に延びる中心軸に対して線対称に形成された2つの第1のシールド露出開口部11dは同じ形状および大きさを有している。
以下、図6を参照して、成形時に蓋磁気シールド21がずれて蓋11に固定された場合を説明する。
図6に示す例では、蓋11の成形時に、図6中左上の蓋磁気シールド21がX1方向にずれて固定され、中上の蓋磁気シールド21がY1方向にずれて固定された場合を示している。
ここで、図6に示す左上の蓋磁気シールド21については、X1側の第1のシールド露出開口部11dに露出する蓋磁気シールド21の面積は、X2側の第1のシールド露出開口部11dに露出する蓋磁気シールド21の面積よりも大きい。これにより、蓋磁気シールド21が予め決められた位置よりX1側に固定されていることを目視で判別できる。
また、図6に示す中上の蓋磁気シールド21については、Y2側の第1のシールド露出開口部11dに露出する蓋磁気シールド21の面積は、Y1側の第1のシールド露出開口部11dに露出する蓋磁気シールド21の面積よりも大きい。これにより、蓋磁気シールド21が予め決められた位置よりY2側に固定されていることを目視で判別できる。
なお、蓋11の第1のシールド露出開口部11d付近に、蓋磁気シールド21が正確な位置に固定された場合に縁部21aが位置する箇所を指し示すマークを付してもよい。蓋磁気シールド21がずれた場合に、縁部21aとマークとがずれた位置になり、目視で視認できる。
また、図4に示すように、蓋11の収容空間8とは反対の外側に、蓋磁気シールド21を外側に向けて露出する合計12個の第2のシールド露出開口部11eが形成されている。
第2のシールド露出開口部11eを設けたことで、ケース13の収容空間8内で発生した熱を、蓋磁気シールド21を介して外側に放熱することができる。また、蓋磁気シールド21を蓋11に一体成形する際に金型に挟んで固定するために第2のシールド露出開口部11eを利用できる。
ここで、図4に示す第2のシールド露出開口部11eの大きさは、図5に示す第1のシールド露出開口部11dの大きさに比べて小さい。第1のシールド露出開口部11dを蓋磁気シールド21の位置を確認する手段として機能させ、第2のシールド露出開口部11eを製造時に金型に挟んで固定する固定部として機能させることができる。
なお、製造工程において、第1のシールド露出開口部11dを介して蓋磁気シールド21の位置を確認した後に、図7に示すように、樹脂等の充填部材65を第1のシールド露出開口部11dに充填して塞いでもよい。これにより、蓋11の外来磁界の遮蔽効率を高めることができる。
蓋11の中央には、導体29の第1の端子電極29aを外側に連通させるための電極露出開口部41が形成されている。
電極露出開口部41は、後述するように、ケース13の位置決め部51の外縁部51aと係合して、蓋11とケース13とを高精度に位置決めする機能を有している。
上述したように、蓋磁気シールド21は、蓋11の成形時に一体成形されるため、蓋11の予め規定された位置に高精度に位置決めされている。
図1に示すように、蓋11の電極露出開口部41には、ケース13の6つの位置決め部51が直線状に等間隔に位置し、位置決め部51の端面51cが外側に露出している。
図4に示すように、電極露出開口部41は、蓋11に直交するZ1−Z2方向から見た平面視において凹多角形である。
以下、ケース13について詳細に説明する。
図10は、電流センサ1のケース13の外観斜視図である。
ケース13は、例えば、樹脂などの絶縁性部材で形成されている。
図10に示すように、ケース13は、ケース13の底面から蓋11に向けて突き出た6つの位置決め部51を有する。 ケース13の位置決め部51の蓋11側の外縁部51aは、電極露出開口部41と同じ凹多角形であり、電極露出開口部41内に嵌合される。
6つの位置決め部51は、Y1−Y2方向の直線状に等間隔に位置する。位置決め部51は、導体29の第1の端子電極29aを固定して収容する凹型の電極収容部51dを有している。本実施形態では、6相を例示するが、相の数は任意である。
ケース13は、図1に示すように電極収容部51dに第1の端子電極29aが収容されるように導体29と一体成形される。ケース13には導体29が一体成形されている。そのため、ケース13と導体29とは高精度に位置決めされている。
図10に示すように、ケース13の対向する2つの側面の電極収容部51dと対応する位置には、6つの導体29の第1の端子電極29aと反対側の端部をケース13の外側に位置させるための6つの開口部13aが形成されている。
図11は、電流センサ1の図1に示す断面線A−Aにおける断面図である。
図11に示すように、導体29は、屈曲部29cを有している。
ケース13内において、磁気センサ27と導体29との間にケース13が位置している。ここで、ケース13は、記磁気センサと対向する第1の領域131の厚みが、その外側の第2の領域133の厚みよりも薄い。
この構成によれば、ケース13の第1の領域131において、ケース13の導体28側の部分と磁気センサ27との間の隙間を長くできるので、導体29と磁気センサ27との間の静電容量結合を抑えることができる。そのため、導体29の被測定電流の測定精度悪化を抑制できる。また、第2の領域133によって強度を確保できる。
ケース13の底面側には、図2および図11に示すように、6つの導体29に対応する位置にそれぞれケース磁気シールド31が一体成形により固定されている。そのため、ケース13とケース磁気シールド31との位置決めは高精度に行われている。また、ケース13の小型化も可能になる。
図12はケース13を図1に示すZ2方向から見た図、図13はケース13を図1に示すZ1方向(底面方向)から見た図である。
なお、図12および図13において、ケース磁気シールド31の位置にはハッチングを付している。
図12に示すように、ケース13には収容空間8側に向けて一部が露出するように6個のケース磁気シールド31が一体成形(例えば、インサート成形)によって固定されている。
具体的には、図12に示すように、ケース13の中央に形成された電極収容部51dに対してX1側に3つのケース磁気シールド31がY1−Y2方向に等間隔に形成され、X2側に3つのケース磁気シールド31がY1−Y2方向に等間隔に形成されている。ケース磁気シールド31は、例えば、長方形の板形状をしており、空気より高い透磁率を有している。
図12に示すように、ケース13の収容空間8側には、各々のケース磁気シールド31について当該ケース磁気シールド31の6つの縁部31aを収容空間8に向けて露出した6つの第3のシールド露出開口部13kが形成されている。当該6つの第3のシールド露出開口部13は、X1−X2およびY1−Y2の2方向にそれぞれ延びる中心軸に対して線対称に形成されている。
第3のシールド露出開口部13kは、X−Y方向において、導体29と対向する位置以外の位置(重なり合わない位置)に形成されている。すなわち、ケース13の導体29と対向する位置、すなわち導体29の誘導磁界が測定される領域付近にはケース13の部材が存在するため隣接導体を流れる電流による磁界の影響を小さくし、高精度な測定が可能になる。
ここで、上記6つの縁部31aは、ケース磁気シールド31の2つの短辺の中央付近の縁部と、4つの角部付近の長辺の縁部とである。
また、上記2つの短辺の中央付近の縁部31aを露出する2つの第3のシールド露出開口部13kは、同じ形状および大きさを有している。また、上記4つの角部付近の4つの縁部31aを露出する第3のシールド露出開口部13kは同じ形状および大きさを有している。
成形時にケース磁気シールド31がずれてケース13に固定された場合には、図6を用いて蓋11の蓋磁気シールド21の場合と同様に、第3のシールド露出開口部13kに露出するケース磁気シールド31の面積、並びに縁部31aの位置を基に、ケース磁気シールド31が予め決められた位置に対してX1−X2方向およびY1−Y2方向のいずれに対してどの程度ずれているかを目視で判別できる。
具体的には、4つの角部付近の長辺の縁部31aを露出する第3のシールド露出開口部13kはX1−X2方向におけるケース磁気シールド31の位置ずれを目視で判定するために用いられ、2つの短辺の縁部31aを露出する第3のシールド露出開口部13kはY1−Y2方向におけるケース磁気シールド31の位置ずれを目視で判定するために用いられ。
なお、ケース13の第3のシールド露出開口部13k付近に、ケース磁気シールド31が正確な位置に固定された場合に縁部31aが位置する箇所を指し示すマークを付してもよい。ケース磁気シールド31がずれた場合に、縁部31aとマークとがずれた位置になり、目視で視認できる。
また、図13に示すように、ケース13の収容空間8とは反対の外側に、ケース磁気シールド31を外側に向けて露出する24個の第4のシールド露出開口部13mが形成されている。
第4のシールド露出開口部13mを設けたことで、ケース13の収容空間8内で発生した熱を、ケース磁気シールド31を介して外側に放熱することができる。また、ケース磁気シールド31をケース13に一体成形する際に金型に挟んで固定するために第4のシールド露出開口部13mを利用できる。
ここで、図13に示す第4のシールド露出開口部13mの大きさは、図12に示す第3のシールド露出開口部13kの大きさに比べて小さい。第3のシールド露出開口部13kをケース磁気シールド31の位置を確認する手段として機能させ、第4のシールド露出開口部13mを製造時に金型に挟んで固定する固定部として機能させることができる。
なお、製造工程において、第3のシールド露出開口部13kを介してケース磁気シールド31の位置を確認した後に、図14に示すように、樹脂等の充填部材75を第3のシールド露出開口部13kに充填して塞いでもよい。これにより、ケース13の外来磁界の遮蔽効率を高めることができる。
電流センサ1は、以下のような製造工程によって製造される。
射出成形等により、蓋磁気シールド21と蓋11とを一体成形する。この際に、蓋11の第2のシールド露出開口部11eが金型で挟まれて保持される。これにより、蓋磁気シールド21が蓋11に高精度に位置決めされる。
このとき、蓋11の第1のシールド露出開口部11dに露出する蓋磁気シールド21の面積や縁部21aの位置を基に、蓋磁気シールド21が正確に位置決めされているかを判定する。そして、正確に位置決めされて否と判断した場合は、例えば、不良品扱いとする。
また、射出成形により、導体29およびケース磁気シールド31と、ケース13とを一体成形する。また、このとき、図11に示すように、ケース13の位置決め部51の電極収容部51dにナット23が、導体29の第1の端子電極29aと電気的に接合した状態になるように、ナット23がケース13と一体成形される。この際に、ケース13の第4のシールド露出開口部13mが金型で挟まれて保持される。
これにより、導体29、ケース磁気シールド31、ケース13およびナット23が高精度に位置決めされる。
このとき、ケース13の第3のシールド露出開口部13kに露出するケース磁気シールド31の面積や縁部31aの位置を基に、ケース磁気シールド31が正確に位置決めされているかを判定する。そして、正確に位置決めされて否と判断した場合は、例えば、不良品扱いとする。
次に、磁気センサ27を固定した回路基板25を、ボス25aにより、ケース13の固定部13eに固定する。これにより、回路基板25がケース13に高精度に位置決めされる。
次に、蓋11の電極露出開口部41と、ケース13の位置決め部51の電極収容部51dの外縁部51aとが位置決めされて、電極露出開口部41が電極収容部51dに嵌め込まれる。そして、図1に示すように、図4に示す孔11cにネジ81を通して、ケース13のネジ孔13eに固定する。これにより、蓋11がケース13に位置決めされて固定される。
以下、上述した電流センサ1の効果を説明する
上述したように、電流センサ1では、図5に示すように、蓋磁気シールド21を一体成形により固定された蓋11の第1のシールド露出開口部11dには、蓋磁気シールド21の縁部21aが露出している。
そのため、第1のシールド露出開口部11dに露出した蓋磁気シールド21の縁部21aの位置を見ることで、蓋磁気シールド21が蓋11内の正しい位置に固定されているかを目視で容易に確認できる。
また、電流センサ1によれば、蓋11に蓋磁気シールド21を一体成形により固定するため、蓋磁気シールド21を蓋11に簡単な工程で高精度に位置決めして固定できる。そのため、使用時に蓋磁気シールド21が位置ずれして、測定精度が低下してしまうことを効果的に抑制できる。
また、図11に示すように、電流センサ1の第1のシールド露出開口部11dは、蓋11の導体29と対向する位置以外の位置に形成されている。
そのため、蓋11の導体29と対向する位置、すなわち導体29の誘導磁界が測定される領域付近には蓋11の部材が存在するため、隣接導体を流れる電流による磁界の影響を小さくし、高精度な測定が可能になる。
また、電流センサ1では、図5に示すように、蓋磁気シールド21の長辺および短辺を露出するように第1のシールド露出開口部11dを形成している。そのため、蓋磁気シールド21のX1−X2方向およびY1−Y2方向の位置ずれを目視で容易に判別できる。
また、電流センサ1では、図5に示すように、第1のシールド露出開口部11dは、ケース13の収容空間8に向けて蓋磁気シールド21を露出している。そのため、ケース13の収容空間8内で発生した熱を、蓋磁気シールド21を介して放熱することができる。
また、電流センサ1では、図4に示すように、蓋11の外側に向けて蓋磁気シールド21を露出した第2のシールド露出開口部11eを有する。そのため、ケース13の収容空間8内で発生した熱を、蓋磁気シールド21を介して第2のシールド露出開口部11eから外側に放熱することができる。また、蓋磁気シールド21を蓋11に一体成形する際に金型に挟んで固定するために第2のシールド露出開口部11eを利用できる。
また、電流センサ1では、第2のシールド露出開口部11eは、蓋磁気シールド21の縁部以外の箇所を露出していると共に、第1のシールド露出開口部11dと比べて小さい。そのため、第1のシールド露出開口部11dを蓋磁気シールド21の位置を確認する手段として機能させ、第2のシールド露出開口部11eを製造時に金型に挟んで固定する固定部として機能させることができる大きさを確保できる。
また、電流センサ1では、図7に示すように、第1のシールド露出開口部11dに充填された充填部材65をさらに有してもよい。そのため、製造工程において、蓋11に一体成形で固定された蓋磁気シールド21の位置を第1のシールド露出開口部11dを介して確認後に、第1のシールド露出開口部11dに充填部材65を充填することで、蓋11の外来磁界の遮蔽効率を高めることができる。
また、電流センサ1によれば、図14に示すように、ケース磁気シールド31を一体成形により固定されたケース13の第3のシールド露出開口部13kには、ケース磁気シールド31の縁部31aが露出している。
そのため、第3のシールド露出開口部13kに露出したケース磁気シールド31の縁部31aの位置を見ることで、ケース磁気シールド31がケース13内の正しい位置に固定されているかを目視で容易に確認できる。
また、電流センサ1によれば、ケース13にケース磁気シールド31を一体成形により固定するため、ケース磁気シールド31をケース13に簡単な工程で高精度に位置決めして固定できる。そのため、使用時にケース磁気シールド31が位置ずれして、測定精度が低下してしまうことを効果的に抑制できる。
また、電流センサ1では、図11に示すように、第3のシールド露出開口部13kは、ケース13の導体29と対向する位置以外の位置に形成されている。そのため、ケース13の導体29と対向する位置、すなわち導体29の誘導磁界が測定される領域付近にはケース13の部材が存在するため、隣接導体を流れる電流による磁界の影響を小さくし、高精度な測定が可能になる。
また、電流センサ1では、図14に示すように、ケース磁気シールド31の長辺および短辺を露出するように第3のシールド露出開口部13kを形成している。そのため、ケース磁気シールド31のX1−X2方向およびY1−Y2方向の位置ずれを目視で容易に判別できる。
また、電流センサ1では、第3のシールド露出開口部13kは、ケース13の収容空間8に向けてケース磁気シールド31を露出している。
そのため、ケース13の収容空間8内で発生した熱を、ケース磁気シールド31を介して放熱することができる。
また、図13に示すように、電流センサ1のケース13は、ケース13の外側に向けてケース磁気シールド31を露出した第4のシールド露出開口部13mを有する。
そのため、ケース13の収容空間8内で発生した熱を、ケース磁気シールド31を介して第4のシールド露出開口部13mから外側に放熱することができる。また、ケース磁気シールド31をケース13に一体成形する際に金型に挟んで固定するために第4のシールド露出開口部13mを利用できる。
また、電流センサ1では、図13に示すように、第4のシールド露出開口部13mは、ケース磁気シールド31の縁部31a以外の箇所を露出していると共に、第3のシールド露出開口部13kと比べて小さい。
そのため、第3のシールド露出開口部13kをケース磁気シールド31の位置を確認する手段として機能させ、第4のシールド露出開口部13mを製造時に金型に挟んで固定する固定部として機能させることができる大きさを確保できる。
また、電流センサ1では、ケース13内において、ケース磁気シールド31と磁気センサ27との間に導体29が位置し、磁気センサ27と導体29との間にケース13の部材が位置し、当該部材は、磁気センサ27と対向する第1の領域131の厚みが、当該第1の領域131の外側の第2の領域133の厚みよりも薄い。
この構成によれば、ケース13の第1の領域131において、ケース13の導体29側の部分と磁気センサ27との間の隙間を長くできるので、導体29と磁気センサ27との間の静電容量結合を抑えることができる。そのため、導体29の被測定電流の測定精度悪化を抑制できる。また、第2の領域133によって強度を確保できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した実施形態では、蓋11とおよびケース13に、それぞれ第1のシールド露出開口部11dおよび第3のシールド露出開口部13kを形成した場合を例示したが、いずれか一方にのみシールド露出開口部を形成してもよい。
また、上述した実施形態では、蓋11に第2のシールド露出開口部11eを形成し、ケース13に第4のシールド露出開口部13mを形成する場合を例示したが、これらのいずれか、あるいは双方を形成しないようにしてもよい
例えば、上述した実施形態では、蓋11の第1のシールド露出開口部11dとして、図5に示すように蓋磁気シールド21の4辺の縁部21aを露出するものを例示したが、図15に示すように、隣合う2辺の縁部21aを露出するようにしてもよい。
また、図16に示すように、蓋磁気シールド21の2つの角部を露出するように第1のシールド露出開口部11dを形成してもよい。
また、上述した実施形態では、ケース13の第3のシールド露出開口部13kとして、図12に示すように第3のシールド露出開口部13kの4辺の6か所の縁部31aを露出するものを例示したが、図17に示すように、隣合う2辺の縁部31a等を露出するようにしてもよい。
また、図18に示すように、ケース磁気シールド31の2つの角部を露出するように第3のシールド露出開口部13kを形成してもよい。
また、蓋磁気シールド21およびケース磁気シールド31は長方形の板状以外の形状でもよい。
また、導体29は、それが端子電極が接続される先の回路の導体の間隔および位置に合うように、導体29の一部をY1−Y2方向に屈曲させてもよい。
また、ケース13には電流センサ1を他の部品に固定するための固定用取り付け穴を形成してもよい。当該固定用取り付け穴は、電流センサ1の外側に突出するように設けてもよい。また、当該固定用取り付け穴は、ケース13と一体にケース13の周辺に設けても良い。
また、蓋11およびケース13の少なくとも一方に、電流センサ1に接続される機器を仮固定する際の位置決め用の突起や、窪みを形成してもよい。
また、ケース13は、電流センサ1の図示しないコネクタに接続されたケーブルをワイヤーハーネスとして束ねるために、フック形状の突起を設けてもよい。
また、電流センサ1を取り付ける高さと接続される導体との高さとが一致しない場合、端子電極の折り曲げ角度により、端子の高さを調整してもよい。
また、上述した実施形態では、6相の導体を例示したが、導体の数は限定されない。
また、上述した実施形態では、蓋11の第1のシールド露出開口部11dに露出する蓋磁気シールド21の位置や面積等を基に目視で位置ずれを判定したが、撮像結果を基に画像処理で位置ずれを判別するようにしてもよい。
本発明は、導体を流れる電流の測定に用いられる電流センサに関する。
1…電流センサ
8…収容空間
9…収容空間開口部
11…蓋
11d…第1のシールド露出開口部
11e…第2のシールド露出開口部
41…電極露出開口部
13…ケース
13k…第3のシールド露出開口部
13m…第4のシールド露出開口部
51…位置決め部
51a…外縁部
51c…端面
51d…電極収容部
21…蓋磁気シールド
21a…縁部
23…ナット
25…回路基板
27…磁気センサ
29…導体
29a…第1の端子電極
31…ケース磁気シールド
31a…縁部
65,75…充填部材
131…第1の領域
133…第2の領域

Claims (16)

  1. 被測定電流が流れる導体と、
    前記被測定電流が発生する誘導磁界を測定する磁気センサと、
    前記導体と前記磁気センサとを収容する収容空間と、当該収容空間に通じる収容空間開口部とを備えたケースと、
    前記ケースの前記収容空間開口部を覆う蓋と、
    前記蓋に一体成形により固定された蓋磁気シールドと
    を有し、
    前記蓋は、前記蓋磁気シールドの縁部を露出した第1のシールド露出開口部を有する
    電流センサ。
  2. 前記第1のシールド露出開口部は、前記蓋の前記導体と対向する位置以外の位置に形成されている
    請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記蓋磁気シールドは長方形の板状であり、
    前記蓋の前記第1のシールド露出開口部は、前記蓋磁気シールドの前記長方形の対向する2つの角部と、隣合う2辺の各々の一部との少なくとも一方を露出している
    請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記蓋磁気シールドは長方形の板状であり、
    前記蓋の前記第1のシールド露出開口部は、前記蓋磁気シールドの前記長方形の4辺の各々の一部を露出している
    請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
  5. 前記第1のシールド露出開口部は、前記ケースの前記収容空間に向けて前記蓋磁気シールドを露出している
    請求項1〜4のいずれかに記載の電流センサ。
  6. 前記蓋は、前記蓋の外側に向けて前記蓋磁気シールドを露出した第2のシールド露出開口部を有する
    請求項1〜5のいずれかに記載の電流センサ。
  7. 前記第2のシールド露出開口部は、前記蓋磁気シールドの縁部以外の箇所を露出していると共に、前記第1のシールド露出開口部と比べて小さい
    請求項6に記載の電流センサ。
  8. 前記第1のシールド露出開口部に充填された充填部材
    をさらに有する請求項1〜7のいずれかに記載の電流センサ。
  9. 記ケースに一体成形により固定されたケース磁気シールドを有し、
    前記ケースは、前記ケース磁気シールドの縁部を露出した第3のシールド露出開口部を有する
    請求項1〜8のいずれかに記載の電流センサ。
  10. 前記第3のシールド露出開口部は、前記ケースの前記導体と対向する位置以外の位置に形成されている
    請求項9に記載の電流センサ。
  11. 前記ケース磁気シールドは長方形の板状であり、
    前記ケースの前記第3のシールド露出開口部は、前記ケース磁気シールドの前記長方形の対向する2つの角部と、隣合う2辺の各々の一部との少なくとも一方を露出している
    請求項9または請求項10に記載の電流センサ。
  12. 前記ケース磁気シールドは長方形の板状であり、
    前記ケースの前記第3のシールド露出開口部は、前記ケース磁気シールドの前記長方形の4辺の各々の一部を露出している
    請求項9または請求項10に記載の電流センサ。
  13. 前記第3のシールド露出開口部は、前記ケースの前記収容空間に向けて前記ケース磁気シールドを露出している
    請求項9〜12のいずれかに記載の電流センサ。
  14. 前記ケースは、前記ケースの外側に向けて前記ケース磁気シールドを露出した第4のシールド露出開口部を有する
    請求項9〜13のいずれかに記載の電流センサ。
  15. 前記第4のシールド露出開口部は、前記ケース磁気シールドの縁部以外の箇所を露出していると共に、前記第3のシールド露出開口部と比べて小さい
    請求項14に記載の電流センサ。
  16. 前記ケース内において、前記ケース磁気シールドと前記磁気センサとの間に前記導体が位置し、
    前記磁気センサと前記導体との間に前記ケースの部材が位置し、
    前記部材は、前記磁気センサと対向する第1の領域の厚みが、当該第1の領域の外側の第2の領域の厚みよりも薄い
    請求項9〜15のいずれかに記載の電流センサ。
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