JP6300154B2 - スターアニス抽出物含有飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、スターアニス抽出物を含有する飲料及びスターアニスの芳香性風味を抑制するための飲料用組成物に関する。
スターアニスは八角とも称され、古くから香料や料理の香り付けに用いられている香辛料であり、興奮作用を有するものとして知られている。しかしながらスターアニスは口から鼻にぬける甘苦い芳香性の風味を有し、飲料に配合した場合にはこの独特の生薬感が強すぎておいしく飲める風味にならない。ここで飲料の分野においては、配合される成分が有する独特の味覚や香りによって飲用時に苦痛を伴うものがあり、このような成分の味覚や香りを抑制する工夫がなされている。例えば国際公開第2000/041579号には、香辛料含有飲料であって、寒天などの粘性物質を含有することで、香辛料の生理機能が賦与されつつ、いつまでも舌に残る香辛料の味切れを改善し、ノドごしが良い飲料について開示されている。
国際公開第2000/041579号
しかしながら、国際公開第2000/041579号に開示される方法においては、緩和できるのは香辛料の辛味のような後に残る刺激味であって、芳香性の風味の緩和については開示がない。また得られる飲料は粘性を有し、適用できる飲料が限られてしまうという問題があった。また、スターアニスが有する独特の生薬感が抑制された飲料についてはこれまで知られていない。本発明では、スターアニス抽出物を含有し、スターアニスが有する独特の生薬感が抑制された飲料及びスターアニスの芳香性風味を抑制するための飲料用組成物の提供を目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み鋭意研究を行った。その結果、スターアニスが有する口から鼻にぬける甘苦い芳香性の風味である「スターアニス臭」を抑制するためには、他の香りによるマスキングが必要であることを見出した。そして意外にも、苦味やえぐ味又はケミカルな風味を有するものとして従来知られているビタミンB1を含有させることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は、スターアニス抽出物を含有する飲料であって、スターアニス抽出物の原生薬換算量に対してビタミンB1を重量比で0.001以上1以下含む飲料に関する。ここで「原生薬換算量」とは、抽出物を得るために必要な生薬の乾燥重量を指す。以下でも「原生薬換算量」をこの意味で用いる。
また、本発明は、スターアニスの芳香性風味を抑制するための飲料用組成物であって、ビタミンB1を含む組成物に関する。
本発明により、スターアニスが有する独特の生薬感が抑制された、飲みやすい飲料を得ることができる。また粘性物質等を含まずにスターアニスの生薬感を抑制できることから、種々の飲料に適用できる。さらに本発明の飲料用組成物は、飲料製造時の中間原料として任意の段階で希釈して使用することができる利便性に優れたものである。
実施例1と比較例1とを比較した図である。 実施例2と比較例1とを比較した図である。 実施例3と比較例1とを比較した図である。 実施例4と比較例1とを比較した図である。 実施例5と比較例1とを比較した図である。 比較例1と比較例2とを比較した図である。
以下本発明について詳細に説明する。なお本発明は以下の態様に限定されるものではない。ここで別に記載される場合を除き、量、比又はその他の値が、範囲、下限値及び上限値のいずれかで示されているとき、開示される範囲にかかわらず、いずれの下限から形成される範囲、いずれの上限から形成される範囲又はいずれの下限及びいずれの上限の任意の対から形成された全ての範囲を具体的に開示していると理解されるものとする。
本発明の飲料は、スターアニス抽出物及びビタミンB1を含む。
スターアニス(学名:Illicium verum、別名:八角、ダイウイキョウ、トウシキミ、ハッカクウイキョウ)は、中国、台湾、ベトナムなどに分布するシキミ科の常緑高木である。果実や果実からとれるオイルは薬用や香辛料、香味料として利用され、八つの果実(袋果)が集合している形状からスターアニスと呼ばれる。アニスやウイキョウに似た香りがあり、主に中華料理に使われ、豚の角煮などの煮込み料理やデザートに使われる。しかしながら口から鼻にぬける甘苦い芳香性の風味を有することから、飲料に配合した場合にはこの独特の生薬感が強すぎておいしく飲める風味にならない。スターアニスの果実には約3%の精油が含まれており、その主成分はアネトール(約85%)であり、その他にエストラゴール、ピネンなどが知られている。スターアニスは摂食により、興奮作用を与えると言われている。スターアニス抽出物は、果実を乾燥させたものを熱水または有機溶媒により抽出して得られる。本発明の飲料におけるスターアニス抽出物は、原生薬換算量で、0.01、0.02、0.04及び0.1重量%のいずれの下限から、0.4、1及び2重量%のいずれの上限の範囲で含有させてもよい。例えば、原生薬換算量で、0.01重量%以上、0.01重量%以上2重量%以下又は0.01重量%以上1重量%以下の範囲で含有させることができる。
ビタミンB1(チアミン)は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける水溶性ビタミンである。ビタミンB1は、他のビタミンB類にはない苦味やえぐ味又はケミカルな風味を有するものとして知られるが、本発明の発明者らは、このような好ましくない風味を有するビタミンB1を配合することにより、スターアニス抽出物が有する独特の生薬感を抑制できることを見出した。ビタミンB1はその塩の形態で使用してもよい。本発明の飲料におけるビタミンB1の含有量は、求められる摂取量、風味又は容器の容量に応じて適宜調整すればよく、例えば一回の経口摂取量当たり遊離塩基換算で0.1〜50mgとなるように配合することができ、0.2〜25mgとなるように配合することが好ましく、0.3〜10mgとなるように配合することがより好ましい。ここで「一回の経口摂取量」とは、本発明の飲料が短い時間間隔(例えば10分以下の時間)をおいて断続的に、または連続的に経口摂取される量を指し、例えば50〜500mLがその量である。以下でも「一回の経口摂取量」をこの意味で用いる。例えば、本発明の飲料におけるビタミンB1の含有量は、遊離塩基換算で1×10-5重量%以上0.1重量%以下の範囲とすることができる。
本発明の飲料における、スターアニス抽出物の原生薬換算量に対するビタミンB1(遊離塩基換算)の含有量は、重量比で0.001、0.002、0.005及び0.01のいずれの下限から、0.1、0.15、0.5及び1のいずれの上限の範囲とすることができる。例えば0.001以上1以下、0.005以上0.5以下又は0.005以上0.15以下の範囲で含有させることができる。このような割合でスターアニス抽出物とビタミンB1とを配合することにより、スターアニスが有する独特の生薬感が抑制され、かつビタミンB1が有する苦味等も抑制された飲みやすい飲料を得ることができる。
本発明の飲料は、さらにカフェイン、アルギニン、ビタミンB1以外のビタミンB類及びその他の植物原料からの抽出物を含んでいてもよい。
カフェインは市販のカフェインを使用することができる。例えば、コーヒー豆から熱水抽出して製造される高濃度(例えば98.5重量%以上)のカフェインを使用することができる。カフェインは、摂食により自発運動興奮作用を奏する。本発明の飲料におけるカフェインの含有量は、一日の経口摂取許容量以下であれば求められる効能に応じて適宜調整すればよく、例えば一回の経口摂取量当たり10〜400mgとなるように配合することができる。
アルギニンとしてはL−アルギニンを用いることが好ましく、塩の形態で用いてもよい。市販のアルギニンを使用することができ、例えば、糖源から発酵法により製造された高濃度(例えば98.0重量%以上)のアルギニンを使用することができる。アルギニンは、併用されるカフェインの自発運動興奮作用を増強する量で使用することができる。本発明の飲料におけるL−アルギニンの含有量は、一日の経口摂取許容量以下であれば求められる効能に応じて適宜調整すればよく、例えば一回の経口摂取量当たり50〜1,000mgとなるように配合することができる。
ビタミンB1以外のビタミンB類として、リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)及びそれらの誘導体から選択される1種以上が挙げられる。本発明の飲料におけるビタミンB1以外のビタミンB類の含有量は、適宜設定することができ特に限定されないが、総量で2×10-7重量%以上0.5重量%とすることができる。
その他の植物原料からの抽出物としては、例えば高麗人参抽出物、エゾウコギ抽出物、ナツメ抽出物及びショウガ抽出物(ジンゲロール)が挙げられる。
高麗人参抽出物は、高麗人参(オタネニンジン)の地下茎部分を熱水または有機溶媒により抽出して得られる。高麗人参は摂食により滋養強壮効果を与えると言われている。高麗人参抽出物の含有量は、例えば一回の経口摂取量当たり原生薬換算量で10mg以上となるように配合することができる。
エゾウコギ抽出物は、エゾウコギの根及び根茎を乾燥したものを熱水または有機溶媒により抽出して得られる。エゾウコギは摂食により、末梢血液循環改善や抗疲労作用による疲労回復を与えると言われている。エゾウコギ抽出物の含有量は、例えば一回の経口摂取量当たり原生薬換算量で4mg以上となるように配合することができる。
ナツメ抽出物は、ナツメの果実を乾燥させたものを熱水または有機溶媒により抽出して得られる。ナツメは摂食により、強壮作用を与えると言われている。ナツメ抽出物の含有量は、例えば一回の経口摂取量当たり原生薬換算量で10mg以上となるように配合することができる。
ショウガ抽出物は、ショウガの地下茎部分を有機溶媒、水、超臨界流体又は亜臨界流体である溶媒により抽出して得られる。ショウガ抽出物には、辛味受容体であるTRPV1受容体に作用して辛味を感じさせるジンゲロールが含まれる。ショウガ抽出物としては、溶媒による抽出液、抽出液を濃縮又は希釈したもの、抽出液からジンゲロールを精製又は粗精製したもの、精製されたジンゲロールを乳化して可溶化した製剤のいずれも使用することができる。抽出溶媒としては、ジンゲロールを抽出することができる溶媒であれば特に限定されない。ショウガ抽出物中にはジンゲロールが通常2.0重量%含有される。ジンゲロール濃度はHPLC法により測定することができる。ショウガ抽出物の含有量は、例えば一回の経口摂取量当たりジンゲロールが0.1mg以上となるように配合することができる。
スターアニス抽出物をはじめとする植物原料からの抽出物の抽出方法は、特に限定されない。例えば、水、エタノール、メタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、ジエチルエーテル、石油エーテル、ヘキサン、アセトン、アセトニトリル、酢酸エチル、動植物油脂及びこれらの2種以上の混合物から選択される溶媒を用いることにより、植物原料から溶媒可溶性成分を抽出することができる。本発明における抽出物は、飲料中に十分に溶解された状態とするため、抽出溶媒として水及び/又は親水性有機溶媒を用いたものであることが好ましく、水及び/又はアルコールを用いたものであることがより好ましい。アルコールとしてはエタノールであることが好ましい。アルコールと水を混合して用いる場合、その混合比は特に限定されないが、例えば重量比で10:90以上90:10以下の範囲が好ましく、20:80以上50:50以下の範囲であることがより好ましい。これらの植物原料からの抽出物は、上記のようにして得られる抽出液を乾燥させて粉末にしたものや、水やエタノールを用いて抽出されたものである場合には抽出液の形態で市販されているものを用いることができる。
本発明では、上記原料以外にも、必要に応じてさらに果汁、糖類、甘味料、調味料、酸味料、増粘剤、酸化防止剤及び乳化剤等の原料を含有させることができる。これらの原料は飲料製造の分野で通常使用されるものであれば特に限定されない。具体的には、りんご、レモン及びオレンジ等の果汁、果糖、ブドウ糖、砂糖、果糖ぶどう糖液糖、デキストリン、蜂蜜及び水あめ等の糖類、カラメルシロップ、スクラロース及びアセスルファムカリウム等の甘味料、グルタミン酸ナトリウム等の調味料、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、リンゴ酸、酒石酸、乳酸及びアスコルビン酸等の酸味料、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、カルボキシメチルセルロース(CMC)、寒天、キサンタンガム、グアーガム、ジェランガム、ゼラチン、大豆多糖類、タマリンドガム、ペクチン及びローカストビーンガム等の増粘剤、ビタミンC、トコフェロール(ビタミンE)、酵素処理レシチン及びカテキン等の酸化防止剤ならびにグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、植物性ステロール、サポニン及びポリソルベート等の乳化剤が挙げられる。また、l-メントール及びメントール類縁体等の香料やビタミンC等のビタミン類をさらに添加してもよい。これらの原料は、本発明の目的を損なわない範囲で含有させればよい。
本発明の飲料は、種々の飲料に適用することができ、特に限定されないが、スターアニス抽出物及びビタミンB1の他、さらにカフェイン及びアルギニンを含む飲料とすることが好ましい。
本発明の飲料用組成物は、上記のビタミンB1を含んでいればよく、その形態は限定されないが、必要に応じて乳化剤等とともに水に溶解させた形態とすることができる。本発明の飲料用組成物は、スターアニス含有飲料を製造する際に、ビタミンB1が上記含有量となるように希釈して使用することができる。
本発明の飲料は、上記原料を水に溶解させることにより製造することができる。飲料の製造方法は通常の製造方法でよく、各成分を配合した原料液は必要によりpHを4.0以下に調整し、65〜100℃に加熱して殺菌処理を行い、飲料用容器に充填密封することにより加熱殺菌済みの容器詰飲料とすることができる。
本発明の飲料を炭酸飲料とする場合は、上記原料を水に溶解させた調製液を5℃まで冷却し、炭酸ガスを溶解させた炭酸水と混合するか、又はこの調製液を5℃まで冷却して炭酸ガスを圧入することにより製造することができる。上記原料を蒸留水に溶解させた調製液は、必要に応じて濾過・滅菌処理を施してもよい。容器に充填密封後にさらに65℃で10分以上に相当する加熱殺菌処理を施してもよい。
ここで上記原料を水に混合する際には、特に粉体形態の原料を十分に溶解させる必要がある。溶解が不十分であると、溶解しきらなかった原料の微粒子が炭酸ガスの気泡の核となり、製造時や開封時の噴きこぼれの原因となりうる。十分に溶解させるためには、原料を蒸留水に加えた後、40℃以上の温度で撹拌すればよい。また適宜乳化剤を用いてこれらの原料を溶解させてもよい。
本発明の飲料用組成物は、ビタミンB1を含み、必要に応じて乳化剤等とともに水に溶解させることにより製造することができる。
以下、本発明について実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1から5ならびに比較例1及び2のスターアニス含有飲料を表1に示す配合量で調製した。スターアニス抽出物は日本粉末薬品株式会社製(商品名:スターアニスエキスパウダー)、ビタミンB1は渡辺ケミカル株式会社製(商品名:チアミン硝酸塩)を用いた。表中の各原料の数値は重量部を表し、スターアニス抽出物については原生薬換算量での配合量を表す。表中のスターアニス抽出物(原生薬換算量)に対するビタミンB1の重量比は、スターアニス抽出物の原生薬換算量に対するチアミン遊離塩基の換算重量の比を表す。各原料を水に添加し、撹拌しながら95℃達温まで加熱して十分に溶解させた後、室温まで冷却した。
Figure 0006300154
調製した飲料について官能評価を行った。官能評価では、実施例1から5ならびに比較例1及び2の飲料について、20歳以上50歳以下の健常な男女5名のパネラーにより、以下の基準を用いて0〜10段階で評価した。
[スターアニス臭]
0:弱い〜10:強い
(スターアニス臭:口から鼻にぬける甘苦い芳香性の風味)
[飲みやすさ]
0:飲みにくい〜10:飲みやすい
(飲みやすさ:スターアニス臭とビタミンB1の苦味等がともに抑制されている)
実施例1から5と比較例1とを比較した結果を図1から5に、比較例1と比較例2とを比較した結果を図6に示す。なお統計処理は、実施例と比較例との群間比較に対応のあるt−検定を用いて行った。いずれも両側検定で有意水準を危険率5%とし、10%以下の場合は傾向ありとして判断した。
図1から5に示されるとおり、スターアニス抽出物及びビタミンB1を配合した実施例1から5の飲料は、ビタミンB1を配合せずスターアニス抽出物を単独で加えた比較例1と比べて、スターアニス臭を抑制し、飲みやすさを向上することができた。また実施例1から5のスターアニス抽出物含有飲料では、ビタミンB1が有する苦味やえぐ味又はケミカルな風味は感じられなかった。なお、比較例1と、スターアニス抽出物及びビタミンB1以外のビタミンB類を含む比較例2とを比較したところ、スターアニス臭及び飲みやすさについての改善は見られなかった(図6)。このことから、スターアニス抽出物とビタミンB1とを配合することにより、スターアニスが有する独特の生薬感がビタミンB1により抑制されるだけでなく、ビタミンB1が有する苦味などの好ましくない風味もスターアニス抽出物により抑制された、飲みやすい飲料が得られることが分かった。

Claims (5)

  1. スターアニス抽出物を含有する飲料であって、スターアニス抽出物の原生薬換算量に対してビタミンB1を重量比で0.001以上1以下含む飲料。
  2. スターアニス抽出物の原生薬換算量に対するビタミンB1の含有量が、重量比で0.005以上0.5以下である請求項1に記載の飲料。
  3. スターアニス抽出物が、水及び/又は親水性有機溶媒を抽出溶媒として抽出されたものである請求項1又は2に記載の飲料。
  4. さらにカフェイン及びアルギニンを含む請求項1から3のいずれか1項に記載の飲料。
  5. スターアニスの芳香性風味を抑制するための飲料用組成物であって、ビタミンB1を含む飲料用組成物。
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