JP6179578B2 - 飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、トウガラシ抽出物を含有する炭酸飲料に関する。
トウガラシに含まれる辛み成分であるカプサイシンは古くから香辛料として食品に、また、反対刺激剤として医療に用いられている。近年ラットにカプサイシンを投与すると副腎からカテコールアミン、特にβ−アドレナリンの分泌が亢進されること、それによって脂肪組織での脂質代謝回転が増進することが判った。また、エネルギー代謝促進、コレステロール低下作用、辛み性、食欲増進、唾液分泌促進、胃酸分泌促進、腸管蠕動運動促進、血管拡張及び生理活性ペプタイド放出促進等の生理作用も報告されている。また、近年ではカプサイシンを含むトウガラシ抽出物の刺激を利用した眠気防止用組成物が報告されている(特許文献1)。
しかしながら、トウガラシ抽出物は、その強い辛み、刺激や難溶性であることから食品あるいは医薬品への利用は限られているのが現状である。
これまでにトウガラシ抽出物を含む食品、経口用医薬品組成物にポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有させることにより、辛みをマスキングする方法(特許文献2)や、カプサイシンとシクロデキストリンと植物ステロールを複合体とすることで辛みを抑制する方法(特許文献3)、カプサイシンを多く含むトウガラシエキスを澱粉及び食物繊維の有孔部分に吸着させ、その表面をコーテング剤(シェラック、ツエイン、アラビアゴム等)で覆うことによって辛みを抑えた食品の製造方法が開発されてきた(特許文献4)。
しかし、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含むマスキング剤は油を多く含む食品に使用範囲が限定されるとともに、ワックス様の香りがあることから、風味に影響を与えやすい。また、カプサイシンとシクロデキストリンと植物ステロールの複合体を水に配合する場合,均一に分散させるためには安定剤が必要になり、安定剤の種類や配合量によっては風味に影響を与えるため、好ましくない。また、特許文献1には炭酸を配合するとトウガラシ抽出物の辛みが抑制することができる旨が記載されているが、炭酸だけでは辛み抑制効果は不十分であった。
特開2010−195761号公報 特開2002−65177号公報 国際公開第WO2010/074163号パンフレット 特開2001−78708号公報
本発明は、トウガラシ抽出物を含む炭酸飲料の辛みを低減する技術を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、トウガラシ抽出物を含有する炭酸飲料において、辛み低減物質を配合することによりトウガラシ抽出物の辛みを低減できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)トウガラシ抽出物と、以下の(a)および(b)、
(a)月桂樹、肉荳蒄、花椒または山椒の抽出物
(b)カラメル
からなる群から選ばれる辛み低減物質の1種または2種以上を含有することを特徴
とする炭酸飲料、
(2)トウガラシ抽出物を0.001〜0.1W/V%含有する(1)に記載の炭酸飲料、
(3)月桂樹、肉荳蒄、花椒または山椒の抽出物を0.001〜0.1W/V%含有する
(1)または(2)に記載の炭酸飲料、
(4)pHが2.5〜7.0である(1)〜(3)の何れかに記載の炭酸飲料である。
また、本発明は、トウガラシ抽出物を含有する炭酸飲料に、以下の(a)および(b)、
(a)月桂樹、肉荳蒄、花椒または山椒の抽出物
(b)カラメル
からなる群から選ばれる辛み低減物質の1種または2種以上を配合することを特徴とするトウガラシ抽出物を含有する炭酸飲料の辛み低減方法である。
本発明の炭酸飲料は、トウガラシ抽出物を含有する炭酸飲料に辛み低減物質を配合することによりトウガラシ抽出物の辛みが抑制されたものとなる。
また、本発明の炭酸飲料は、これに配合する辛み低減物質そのものの風味によって飲みやすさが損なわれることもない。
本発明の炭酸飲料は、トウガラシ抽出物と、以下の(a)および(b)、
(a)月桂樹、肉荳蒄、花椒または山椒の抽出物
(b)カラメル
からなる群から選ばれる辛み低減物質の1種または2種以上を含有するものである。なお、本発明において、炭酸飲料とは、飲用可能な液体と二酸化炭素(炭酸ガス)を含む飲料をいう。
本発明の炭酸飲料の必須成分であるトウガラシ抽出物は、トウガラシ属ナス科の植物であるトウガラシ(Capsicum annuum)の果実部分をそのまま、あるいは必要に応じて、乾燥、破砕、粉砕処理等を行った後に抽出することにより得られる。抽出処理方法は、特に限定されず、常法に従って行うことができ、室温ないし還流加熱下において任意の装置を使用することができる。 例えば、上記抽出溶媒を満たした容器に、抽出原料を投入し、ときどき撹拌しながら可溶性成分を溶出させる。この際、抽出条件は、抽出原料の種類や部位等に応じて適宜調整し得るが、抽出溶媒量は、通常、抽出原料の5〜50倍量(質量比)であり、抽出時間は、通常、熱水の場合は70℃〜100℃で5分〜2時間程度、室温抽出の場合は1〜24時間程度、低級脂肪族アルコール、含水低級脂肪族アルコール等の有機溶媒の場合は室温〜80℃で10分〜2時間程度である。抽出処理により辛み香辛料成分を溶出させた後、該抽出処理で得られた抽出液を濾過あるいは遠心分離して抽出残渣を除去することによって、抽出液を調製することができる。得られた抽出液から溶媒を留去し、トウガラシ抽出物を得ることができる。
本発明の炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の含有量は、特に限定されないが、例えば、0.001〜1W/V%(以下、単に「%」という)、好ましくは0.005〜0.5%、特に好ましくは0.005〜0.1%である。なお、このトウガラシ抽出物中には、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン等のカプサイシン類(以下、これらをまとめて「カプサイシン」という)が通常0.05〜0.5質量%程度含有される。そのため、カプサイシンの総量をトウガラシ抽出物の含有量の指標としてもよい。この場合の本発明の炭酸飲料におけるカプサイシンの総量は、特に限定されないが、例えば、一回の経口摂取量当たりのカプサイシンが0.0005mg以上、好ましくは0.0005mg〜0.5mg、特に好ましくは0.01mg〜0.5mgとなる量である。また、トウガラシ抽出物中のカプサイシンの総量はHPLC等を用いた公知の方法によって測定することができる。
本発明の炭酸飲料におけるもう1つの必須成分である辛み低減物質は、トウガラシ抽出物の辛みを低減できるものである。本発明の炭酸飲料における辛み低減物質(a)の含有量は、特に限定されないが、例えば、0.001〜1%、好ましくは0.005〜0.5%、特に好ましくは0.005〜0.1%である。また、辛み低減物質(b)の含有量は、特に限定されないが、例えば、0.001〜1%、好ましくは0.001〜0.5%、特に好ましくは0.003〜0.14%である。
辛み低減物質のうち(a)の月桂樹の抽出物は、ゲッケイジュ属くすのき科の植物である月桂樹(Laurus nobilis)の葉を、そのまま、あるいは必要に応じて、乾燥、破砕、粉砕処理等を行った後に抽出することにより得られる。抽出手段は特に限定されず、エタノール等の有機溶媒や水またはそれらの混合物を用いた撹拌・振盪・浸漬抽出法や、減圧水蒸気蒸留抽出法、二酸化炭素等の超臨界流体を用いた超臨界ガス抽出法等公知の抽出方法にて行なえばよい。具体的に月桂樹の抽出物を浸漬抽出法で得る場合、その条件は0〜35℃で15分〜10時間である。
本発明の炭酸飲料における月桂樹の抽出物の含有量は、上記の通りであるが、より具体的には、例えば、ブリックス20程度のもので、0.001〜1%、好ましくは0.005〜0.5%、特に好ましくは0.005〜0.1%である。また、本発明の炭酸飲料には、この月桂樹の抽出物をトウガラシ抽出物1質量部に対して通常0.04〜30質量部とし、好ましくは0.2〜2.4質量部とする。0.04質量部未満であると、トウガラシ抽出物の辛み低減効果が充分でないことがあるためであり、30質量部を超えると月桂樹の抽出物そのものの風味が強くなり、好ましくないことがある。そして、トウガラシ抽出物の辛みを低減させるという観点からは、トウガラシ抽出物1質量部に対して0.2質量部以上を含有させることが好ましい。
辛み低減物質のうち(a)の肉荳蒄の抽出物は、ニクズク属ニクズク科の植物である肉荳蒄(Myristica fragrans)の種子を、そのまま、あるいは必要に応じて、乾燥、破砕、粉砕処理等を行った後に抽出することにより得られる。抽出手段は特に限定されず、エタノール等の有機溶媒や水またはそれらの混合物を用いた撹拌・振盪・浸漬抽出法や、減圧水蒸気蒸留抽出法、二酸化炭素等の超臨界流体を用いた超臨界ガス抽出法等公知の抽出方法にて行なえばよい。具体的に肉荳蒄の抽出物を浸漬抽出法で得る場合、その条件は0〜35℃で15分〜10時間である。
本発明の炭酸飲料における肉荳蒄の抽出物の含有量は、上記の通りであるが、より具体的には、例えば、ブリックス22程度のもので、0.001〜1%、好ましくは0.005〜0.5%、特に好ましくは0.005〜0.1%である。また、本発明の炭酸飲料には、この肉荳蒄の抽出物をトウガラシ抽出物1質量部に対して通常0.04〜30質量部とし、好ましくは0.2〜2.4質量部とする。0.04質量部未満であると、トウガラシ抽出物の辛み低減効果が充分でないことがあるためであり、30質量部を超えると肉荳蒄の抽出物そのものの風味が強くなり、好ましくないことがある。そして、トウガラシ抽出物の辛みを低減させるという観点からは、トウガラシ抽出物1質量部に対して0.2質量部以上を含有させることが好ましい。
辛み低減物質のうち(a)の花椒の抽出物は、サンショウ属ミカン科の植物である花椒(Zanthoxylum bungeanum)の果実および/または種皮を、そのまま、あるいは必要に応じて、乾燥、破砕、粉砕処理等を行った後に抽出することにより得られる。抽出手段は特に限定されず、エタノール等の有機溶媒や水またはそれらの混合物を用いた撹拌・振盪・浸漬抽出法や、減圧水蒸気蒸留抽出法、二酸化炭素等の超臨界流体を用いた超臨界ガス抽出法等公知の抽出方法にて行なえばよい。具体的に花椒の抽出物を浸漬抽出法で得る場合、その条件は0〜35℃で15分〜10時間である。
本発明の炭酸飲料における花椒の抽出物の含有量は、上記の通りであるが、より具体的には、例えば、ブリックス23程度のもので、0.001〜1%、好ましくは0.005〜0.5%、特に好ましくは0.005〜0.1%である。また、本発明の炭酸飲料には、この花椒の抽出物をトウガラシ抽出物1質量部に対して通常0.04〜30質量部とし、好ましくは0.2〜2.4質量部とする。0.04質量部未満であると、トウガラシ抽出物の辛み低減効果が充分でないことがあるためであり、30質量部を超えると花椒の抽出物そのものの風味が強くなり、好ましくないことがある。そして、トウガラシ抽出物の辛みを低減させるという観点からは、トウガラシ抽出物1質量部に対して0.2質量部以上を含有させることが好ましい。
辛み低減物質のうち(a)の山椒の抽出物は、サンショウ属ミカン科の植物である山椒(Zanthoxylum piperitum)の果実および/または種皮を、そのまま、あるいは必要に応じて、乾燥、破砕、粉砕処理等を行った後に抽出することにより得られる。抽出手段は特に限定されず、エタノール等の有機溶媒や水またはそれらの混合物を用いた撹拌・振盪・浸漬抽出法や、減圧水蒸気蒸留抽出法、二酸化炭素等の超臨界流体を用いた超臨界ガス抽出法等公知の抽出方法にて行なえばよい。具体的に山椒抽出物を浸漬抽出法で得る場合、その条件は0〜35℃で15分〜10時間である。
本発明の炭酸飲料における山椒の抽出物の含有量は、上記の通りであるが、より具体的には、例えば、ブリックス24程度のもので、0.001〜1%、好ましくは0.005〜0.5%、特に好ましくは0.005〜0.1%である。また、本発明の炭酸飲料には、この山椒の抽出物をトウガラシ抽出物1質量部に対して通常0.04〜30質量部とし、好ましくは0.2〜2.4質量部とする。0.04質量部未満であると、トウガラシ抽出物の辛み低減効果が充分でないことがあるためであり、30質量部を超えると山椒の抽出物そのものの風味が強くなり、好ましくないことがある。そして、トウガラシ抽出物の辛みを低減させるという観点からは、トウガラシ抽出物1質量部に対して0.2質量部以上を含有させることが好ましい。
辛み低減物質のうち(b)のカラメルは、濃褐色の物質であり、食品グレードのものであれば、一般に着色料や製造溶剤として用いられているものを、特に制限なく用いることができる。このカラメルは、追加の反応体の含有またはそれによる処理により4つ(I〜IV)に分類される。カラメルIは、反応体が加えられていないそのままのカラメルであり、よって、天然である。このカラメルIには色を濃くするために、苛性亜硫酸塩および/またはアンモニア等の人工反応体を加えても差し支えない。カラメルIIは、苛性亜硫酸塩により処理されたカラメルである。カラメルIIIは、アンモニアにより処理されたカラメルである。カラメルIVは、苛性亜硫酸塩およびアンモニアの両方により処理されたカラメルである。これらカラメルの市販品としては、例えば、コクヨカラメルS、S−1、S−4、S−7、S−239、S−710、S−30、S−9等のカラメルI、コクヨカラメルSK、KH等のカラメルIII、K、RB、RC、CD、CN、BC−2、AW−1等のカラメルIV、バーントシュガーNo.15(ぶどう糖焙焼物)等の液状カラメル、カラメルSF、HSF−R、SF−KR、SF−161、SF−180、SF−720、SF−31等のカラメルI、LF−141等のカラメルIII、BCF−3等のカラメルIV等の粉末カラメル(全て池田糖化工業株式会社製)が挙げられる。本発明の炭酸飲料には、これらのカラメルを1種または2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の炭酸飲料には、カラメルをトウガラシ抽出物1質量部に対して通常0.04〜30質量部とし、好ましくは0.1〜6.7質量部とする。0.04質量部未満であると、トウガラシの辛み低減効果が充分でないことがあるためであり、30質量部を超えるとカラメルそのものの風味が強くなり、好ましくないことがある。そして、トウガラシ抽出物の辛みを低減させるという観点からは、トウガラシ抽出物1質量部に対して0.2質量部以上を含有させることが好ましい。
本発明の炭酸飲料には、上記した辛み低減物質を1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましい辛み低減物質の組み合わせは、肉荳蒄および山椒である。
本発明の炭酸飲料のpHは、特に限定されず、例えば、2.5〜7.0である。風味の観点からは低pHであることが好ましく、更に好ましくはpH3.2〜4.4である。本発明の炭酸飲料のpH調整は、通常使用されるpH調整剤を使用することができる。具体的なpH調整剤としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、乳酸、酢酸、マレイン酸、グルコン酸、アスパラギン酸、アジピン酸、グルタミン酸、フマル酸等の有機酸およびそれらの塩類、塩酸等の無機酸、水酸化ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。
また、本発明の炭酸飲料には、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の成分として、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類またはその塩類、生薬類、生薬抽出物類、ローヤルゼリー、カフェイン等を適宜に配合することができる。
上記成分の中でも特に本発明の炭酸飲料にカフェインを配合した場合、カフェインの苦みも低減される。本発明の炭酸飲料におけるカフェインの含有量は、特に限定されないが、苦みを感じる量、例えば、0.01〜1%、好ましくは0.02〜0.4%である。
更に、本発明の炭酸飲料には、本発明の効果を損なわない範囲で、抗酸化剤、着色料、香料、矯味剤、界面活性剤、増粘剤、安定剤、保存料、甘味料、酸味料等の添加物を適宜配合することができる。
なお、本発明の炭酸飲料は、従来トウガラシ抽出物の辛みを低減するために用いられてきた界面活性剤、乳化剤、ガム類を用いる必要はないのでこれらを実質的に含有しない飲料が好ましい。ここで実質的に含有しないとは、炭酸飲料における界面活性剤、乳化剤、ガム類の含有量がそれぞれ0.1%以下であることをいう。
本発明の炭酸飲料は、従来公知の方法により製造することができる。なお、炭酸飲料の製法には、プレミックス法とポストミックス法とがあるが、本発明においてはいずれを採用してもよい。具体的にプレミックス法は、まず、水、果汁等の飲用可能な液体に、トウガラシ抽出物および辛み低減物質を添加し、更に所望により前述した他の成分を添加して攪拌し、飲料原液を調製する。そして、必要に応じてpHの調整、希釈、加熱殺菌をしてから冷却した後、ガス圧が所定の範囲、例えば、0.2〜4.0kg/cmになるように炭酸ガスをガス封入(カーボネーション)し、容器に充填して、殺菌する工程により炭酸飲料を製造することができる。また、ポストミックス法は、前記と同様の飲料原液に、必要に応じてpHの調整、加熱殺菌等をしたものを調製しておき、これをガス圧が上記範囲の炭酸水で希釈する工程により炭酸飲料を製造することができる。
以下に、実施例等を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例等に何ら限定されるものではない。
参 考 例 1
抽出物の調製:
月桂樹の葉の粉末1gに対し95%エタノールを6mlを加え、室温で2時間攪拌後、ろ紙で濾過して抽出物を得た(月桂樹抽出物:ブリックス20.3)。また、同様にして花椒の果実および果皮の抽出物(花椒抽出物:ブリックス23.3)、肉荳蒄の種子の抽出物(肉荳蒄抽出物:ブリックス21.5)、山椒の果実および果皮の抽出物(山椒抽出物:ブリックス23.8)、オレンジの皮の抽出物(オレンジピール抽出物:ブリックス20.7)、シナモン抽出物(ブリックス22.0)を得た。なお、トウガラシ抽出物(ブリックス17.9、カプサイシンの総含量0.14%)および山椒水抽出物(ブリックス0.5)については市販品を用いた。これらの抽出物を以下の実施例で用いた。
実 施 例 1
炭酸飲料の調製:
下記表1に記載の処方および次の方法に従い炭酸飲料を調製した。まず、全量(100ml)の15%程度の水にトウガラシ抽出物(ブリックス17.9)を添加し、十分に攪拌した。次に、これにクエン酸、クエン酸ナトリウムおよび参考例1に示した辛み低減物質を添加した後、塩酸または水酸化ナトリウムでpHを調整し、全量の25%の濃度の飲料原液を調製した。最後にこの飲料原液に炭酸水を加えて全量とし、炭酸飲料を得た(製品1〜13)。また、辛み低減物質を添加しない炭酸飲料を対照とした(比較製品1)。
これらの炭酸飲料について、25〜40歳までの4人をパネルとして、試験液約20mLを服用し、調製直後のトウガラシの辛みについて評価した。なお、一つのサンプルを評価した後は、前の試験液の味がなくなるまで水で口中をすすぎ、十分経過してから次の試験液の評価を行った。評価は絶対評価で行い、辛みが「非常に強い」を6点、「強い」を5点、「やや強い」を4点、「感じる」を3点、「やや弱い」を2点、「弱い」を1点、「非常に弱い」を0点とした7段階の評価で行った。結果を表1に、パネル4名の平均を評価点として示した。
Figure 0006179578
表1から明らかなように月桂樹抽出物、肉荳蒄抽出物、花椒抽出物または山椒の抽出物(山椒抽出物および山椒水抽出物)は、炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の辛みを低減した。特に山椒抽出物で辛み低減効果が大きかった。
実 施 例 2
炭酸飲料の調製:
下記表2に記載の処方を用いる以外は実施例1と同様にして炭酸飲料を調製した(製品14〜17および比較製品2)。この炭酸飲料について実施例1と同様にしてトウガラシ抽出物の辛みを評価し、その結果を表2にあわせて示した。
Figure 0006179578
表2から明らかなように月桂樹抽出物、肉荳蒄抽出物、花椒抽出物または山椒抽出物は、炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の辛みを低減した。
実 施 例 3
炭酸飲料の調製:
下記表3に記載の処方を用いる以外は実施例1と同様にして炭酸飲料を調製した(製品18〜21および比較製品3)。これらの炭酸飲料について実施例1と同様にしてトウガラシ抽出物の辛みを評価し、その結果を表3にあわせて示した。
Figure 0006179578
表3から明らかなように月桂樹抽出物、肉荳蒄抽出物、花椒抽出物または山椒抽出物は、炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の辛みを低減した。
実 施 例 4
炭酸飲料の調製:
下記表4に記載の処方を用いる以外は実施例1と同様にして炭酸飲料を調製した(製品22〜25および比較製品4)。これらの炭酸飲料について実施例1と同様にしてトウガラシ抽出物の辛みを評価し、その結果を表4にあわせて示した。
Figure 0006179578
表4から明らかなように月桂樹抽出物、肉荳蒄抽出物、花椒抽出物または山椒抽出物は、炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の辛みを低減した。
比 較 例 1
炭酸飲料の調製:
下記表5に記載の処方を用いる以外は実施例1と同様にして炭酸飲料を調製した(比較製品5〜6)。これらの炭酸飲料について実施例1と同様にしてトウガラシ抽出物の辛みを評価し、その結果を表5にあわせて示した。
Figure 0006179578
表5から明らかなようにオレンジピール抽出物およびシナモン抽出物は、炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の辛みを低減できなかった。
実 施 例 5
炭酸飲料の調製:
下記表6に記載の処方を用いる以外は実施例1と同様にして炭酸飲料を調製した(製品26〜28および比較製品1)。これらの炭酸飲料について実施例1と同様にしてトウガラシ抽出物の辛みを評価し、その結果を表6にあわせて示した。
Figure 0006179578
*1:カラメルIV(pH3.5)
表6から明らかなようにカラメルは、炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の辛みを低減した。
実 施 例 6
炭酸飲料の調製:
下記表7に記載の処方を用いる以外は実施例1と同様にして炭酸飲料を調製した(製品29〜31および比較製品2〜4)。これらの炭酸飲料について実施例1と同様にしてトウガラシ抽出物の辛みを評価し、その結果を表7にあわせて示した。
Figure 0006179578
表7から明らかなようにカラメルは、炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の辛みを低減した。
比 較 例 2
炭酸飲料の調製:
下記表8に記載の処方を用いる以外は実施例1と同様にして炭酸飲料を調製した(比較製品7〜9)。これらの炭酸飲料について実施例1と同様にしてトウガラシ抽出物の辛みを評価し、その結果を表8にあわせて示した。
Figure 0006179578
表8から明らかなように、黄色5号、赤色3号および青色1号は、炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の辛みを低減できなかった。
実 施 例 7
炭酸飲料の調製:
下記表9に記載の処方を用いる以外は実施例1と同様にして炭酸飲料を調製した(製品32〜35および比較製品1)。これらの炭酸飲料について実施例1と同様にしてトウガラシ抽出物の辛みを評価し、その結果を表9にあわせて示した。
Figure 0006179578
表9から明らかなように月桂樹抽出物、肉荳蒄抽出物、花椒抽出物または山椒抽出物とカラメルを組み合わせることにより相乗的に炭酸飲料におけるトウガラシ抽出物の辛みを低減した。
実 施 例 8
炭酸飲料の調製:
下記表10に記載の成分を全量(185ml)の15%の水に溶解し、十分に攪拌した。次に、塩酸または水酸化ナトリウムでpHを3.8に調整し、全量の27%の濃度の飲料原液を調製した。最後にこの飲料原液に炭酸水を加えて全量とし、190mlのアルミ缶に充填し、炭酸飲料を得た。
Figure 0006179578
この炭酸飲料は、トウガラシ抽出物の辛みだけでなく、苦みを感じる量で添加されていたカフェインの苦みも低減され、服用性が良好であった。
実 施 例 9
炭酸飲料の調製:
下記表11に記載の成分を全量(185ml)の15%の水に溶解し、十分に攪拌した。次に、塩酸または水酸化ナトリウムでpHを3.8に調整し、全量の39%の濃度の飲料原液を調製した。最後にこの飲料原液に炭酸水を加えて全量とし、190mlのアルミ缶に充填し、炭酸飲料を得た。
Figure 0006179578
この炭酸飲料は、トウガラシ抽出物の辛みだけでなく、苦みを感じる量で添加されていたカフェインの苦みも低減され、服用性が良好であった。
本発明の炭酸飲料はトウガラシ抽出物を含有しているにもかかわらず辛みが低減されているので、トウガラシ抽出物の有するエネルギー代謝促進、脂肪燃焼作用等の健康効果を得るのに好適である。

Claims (6)

  1. トウガラシ抽出物を0.005〜0.1W/V%と、以下の(a)および(b)、
    (a)月桂樹、肉荳蒄または花椒の抽出物
    (b)カラメル
    からなる群から選ばれる辛み低減物質の1種または2種以上をトウガラシ抽出物1質量部に対して0.2〜30質量部含有し、pH2.5〜4.4であることを特徴とする炭酸飲料。
  2. トウガラシ抽出物を0.008〜0.032W/V%含有する請求項1に記載の炭酸飲料。
  3. 月桂樹、肉荳蒄または花椒の抽出物を0.005〜0.049W/V%含有する請求項1または2に記載の炭酸飲料。
  4. カラメルを0.003〜0.135W/V%含有する請求項1〜3の何れかに記載の炭酸飲料。
  5. カプサイシン類を0.000007〜0.00014W/V%と、以下の(a)および(b)、
    (a)月桂樹、肉荳蒄または花椒の抽出物
    (b)カラメル
    からなる群から選ばれる辛み低減物質の1種または2種以上をカプサイシン類1質量部に対して1000/7〜150000/7質量部含有し、pH2.5〜4.4であることを特徴とする炭酸飲料。
  6. トウガラシ抽出物を0.005〜0.1W/V%含有するpH2.5〜4.4である炭酸飲料に、以下の(a)および(b)、
    (a)月桂樹、肉荳蒄または花椒の抽出物
    (b)カラメル
    からなる群から選ばれる辛み低減物質の1種または2種以上を配合することを特徴とするトウガラシ抽出物を含有する炭酸飲料の辛み低減方法。
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