JP6299868B2 - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品及びその製造方法、特に、絶縁体内部に回路素子を有する電子部品及びその製造方法に関する。
近年、携帯電話等のモバイル端末に搭載されるインダクタ等の電子部品では、モバイル端末の機能の多様化や高性能化に伴って、さらなる小型化及び低背化の検討が進んでいる。そして、電子部品のさらなる低背化を実現するために、電子部品の外部電極形状の主流は、該電子部品の上面から側面を経由して下面に至るコの字型から、該電子部品の側面及び下面のみに設けられたL字型に移りつつある。また、このような電子部品の製造方法として、特許文献1に記載の電子部品の製造方法が知られている。この種の電子部品の製造方法(以下、従来の電子部品の製造方法と称す)では、複数の回路素子が一体となったマザー基板にスパッタにより複数の外部電極を設ける。そして、このマザー基板を複数個に分割することで、複数の電子部品を同時に製造している。
ところで、従来の電子部品の製造方法では、外部電極をスパッタにより設けているため、一般的に外部電極は薄く、電気抵抗が高い。そのため、従来の電子部品の製造方法により作製された外部電極では、電子部品の内部に位置する回路素子との間で十分な導通を得ることが困難だった。
特開2007−165477号公報
本発明の目的は、電気抵抗の低いL字型の外部電極を有する電子部品及びその製造方法を提供することである。
本発明の第1の形態に係る電子部品は、
絶縁体から成る本体と、
前記本体の内部に位置する回路素子と、
前記本体の底面に位置する底面電極及び該底面から該本体の内部に向かって延在する柱状電極から構成され、前記回路素子と電気的に接続される外部電極と、
を備え、
前記柱状電極は前記本体に埋め込まれ、
前記柱状電極の一部は、前記本体の側面に露出し、
前記底面電極は、金属粉体を含有する樹脂から成り、
前記回路素子と前記柱状電極との接続面は、前記底面と略平行であること、
を特徴とする。
本発明の第2の形態に係る電子部品は、
絶縁体から成る本体と、
前記本体の内部に位置する回路素子と、
前記本体の底面に位置する底面電極及び該底面から該本体の内部に向かって延在する柱状電極から構成され、前記回路素子と電気的に接続される外部電極と、
を備え、
前記柱状電極は前記本体に埋め込まれ、
前記柱状電極の一部は、前記本体の側面に露出し、
前記底面電極は、金属粉体を含有する樹脂から成り、
前記柱状電極は、前記底面から突出しており、
前記底面電極は、前記柱状電極と前記底面との境界をまたぐように形成されていること、
を特徴とする。
本発明の第の形態に係る電子部品の製造方法は、
磁性粉入り樹脂で表面の一部が覆われた絶縁体から成り、底面を有する本体、該本体の内部に位置する回路素子及び該回路素子と接続されるL字型の外部電極を有する電子部品の製造方法であって、
前記磁性粉入り樹脂を除く前記本体の集合体及び複数の前記回路素子から構成されるマザー基板の表面にめっきを施すことにより、前記底面に略平行な接続面で前記回路素子に接続され、前記外部電極の一部を構成する柱状電極を形成する第1の工程と、
前記柱状電極が設けられた前記マザー基板を、前記磁性粉入り樹脂で覆う第2の工程と、
前記磁性粉入り樹脂の表面を削って、前記底面を形成するとともに、前記柱状電極の一端を露出させる第3の工程と、
前記磁性粉入り樹脂の表面から露出した前記柱状電極の一端上に前記外部電極の残部を構成する樹脂電極を塗布する第4の工程と、
前記第4の工程の後に、前記柱状電極を通過しつつ、該柱状電極の延在方向と略平行に前記マザー基板を切断することで、前記マザー基板を分割する第5の工程と、
を備えること、
を特徴とする。
本発明の第4の形態に係る電子部品の製造方法は、
磁性粉入り樹脂で表面の一部が覆われた絶縁体から成り、底面を有する本体、該本体の内部に位置する回路素子及び該回路素子と接続されるL字型の外部電極を有する電子部品の製造方法であって、
前記磁性粉入り樹脂を除く前記本体の集合体及び複数の前記回路素子から構成されるマザー基板の表面にめっきを施すことにより、前記外部電極の一部を構成する柱状電極を形成する第1の工程と、
前記柱状電極が設けられた前記マザー基板を、前記磁性粉入り樹脂で覆う第2の工程と、
前記磁性粉入り樹脂の表面を削って、前記底面を形成するとともに、前記柱状電極の一端を前記底面から突出させるように露出させる第3の工程と、
前記磁性粉入り樹脂の表面から露出した前記柱状電極の一端及び前記底面の上に、前記柱状電極と前記底面との境界をまたぐように、前記外部電極の残部を構成する樹脂電極を塗布する第4の工程と、
前記第4の工程の後に、前記柱状電極を通過しつつ、該柱状電極の延在方向と略平行に前記マザー基板を切断することで、前記マザー基板を分割する第5の工程と、
を備えること、
を特徴とする。
本発明の第1の形態に係る電子部品では、外部電極が、本体の底面に位置する底面電極及び該底面から本体の内部に向かって延在する柱状電極から構成されている。つまり、略L字型の電極である。ところで、従来の電子部品の製造方法で作製された外部電極は、スパッタにより作製されているため、該電子部品の表面のみに設けられている。一方、本発明の第1の形態に係る電子部品の柱状電極は、電子部品の内部に埋め込まれ、一部が本体の表面に露出している。従って、本発明の第1の形態に係る電子部品の柱状電極は、従来の電子部品の製造方法により作製された外部電極よりも厚い。これにより、本発明の第1の形態に係る電子部品における外部電極は、従来の電子部品の製造方法で作製された電子部品における外部電極よりも低抵抗である。
本発明によれば、電気抵抗の低いL字型の外部電極を得ることができる。
一実施例である電子部品の外観図である。 一実施例である電子部品の分解斜視図である。 一実施例である電子部品を底面から平面視した図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 製造段階における柱状電極を底面から平面視した図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の製造過程を示す図である。 一実施例の電子部品の一部を変更した電子部品の断面図である。 変形例である電子部品の外観図である。 変形例である電子部品を底面から平面視した図である。 変形例である電子部品の分解斜視図である。
(電子部品の構成、図1〜図3参照)
一実施例である電子部品1について図面を参照しながら説明する。以下で、電子部品1の底面と直交する方向をz軸方向と定義する。また、z軸方向から平面視したとき、電子部品1の長辺に沿った方向をx軸方向と定義し、電子部品1の短辺に沿った方向をy軸方向と定義する。なお、x軸、y軸及びz軸は互いに直交している。
電子部品1は、本体10、外部電極20,25及び回路素子30を備えている。また、電子部品1は、図1に示すように、略直方体状を成している。
本体10は、図2に示すように、絶縁体層11〜14、絶縁体基板16及び磁路18から構成されている。また、本体10において、z軸方向の正方向側から負方向側に向かって、絶縁体層11,12、絶縁体基板16、絶縁体層13,14の順に積層されている。
絶縁体層11,14は、磁性粉入りの樹脂等から成る。なお、磁性粉としてフェライトや金属磁性体(Fe,Si,Cr等)、樹脂としてポリイミド樹脂やエポキシ樹脂が挙げられる。ここで、本実施例では、電子部品1のL値及び直流重畳特性を考慮して、磁性粉を90wt%以上含んでいる。また、絶縁体層11は、本体10のz軸方向の正方向側の端部に位置している。そして、絶縁体層14は、電子部品1のz軸方向の負方向側の端部に位置し、絶縁体層14のz軸方向の負方向側の面である底面S1は、電子部品1を回路基板に実装する際の実装面である。
絶縁体層12,13は、エポキシ樹脂等から成る。また、絶縁体層12は、絶縁体層11に対してz軸方向の負方向側に位置し、絶縁体層13は、絶縁体層14に対して、z軸の正方向側に位置する。なお、絶縁体層12,13の材料は、ベンゾジクロブテン等の絶縁性樹脂や、ガラスセラミックス等の絶縁性無機材料でもよい。
絶縁体基板16は、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させたプリント配線基板であり、z軸方向において絶縁体層12と絶縁体層13との間に挟まれている。なお、絶縁体基板16の材料は、ベンゾジクロブテン等の絶縁性樹脂や、ガラスセラミックス等の絶縁性無機材料でもよい。
磁路18は、本体10の内部の略中央に位置する磁性粉入りの樹脂である。なお、磁性粉としてフェライトや金属磁性体(Fe,Si,Cr等)、樹脂としてポリイミド樹脂やエポキシ樹脂が挙げられる。ここで、本実施例では、電子部品1のL値及び直流重畳特性を考慮して、磁性粉を90wt%以上含んでいる。さらに、磁路18への充填性を高めるため、粒度の異なる2種類の粉体を混在させている。また、磁路18は、絶縁体層12,13及び絶縁体基板16をz軸方向に貫き、断面がオーバル状の柱状を成している。さらに、磁路18は、後述するコイル32,37の内周に位置するように設けられている。
外部電極20は、本体10の外部から見ると、底面S1及び本体10のx軸方向の正方向側の側面S2に設けられている。また、外部電極20は、金属と樹脂のコンポジット材から成る底面電極21、及びCuを材料とする柱状電極23から構成されている。なお、柱状電極23に用いることが可能な他の材料として、Au,Ag,Pd,Ni等が挙げられる。
底面電極21は、フェノール系の樹脂に低抵抗な金属粉体、本実施例ではAgコートされた平均粒径100nmのCuの粉体が分散した、いわゆる樹脂電極である。また、底面電極21は、絶縁体層14の底面S1におけるx軸方向の正方向側の領域に設けられている平板状の電極である。さらに、底面電極21を、z軸方向の負方向側から平面視すると、長方形状を成している。
柱状電極23は、基本的に、本体10内におけるx軸方向の正方向側の領域に設けられ、絶縁体層14をz軸方向に貫くように延在する電極である。ただし、柱状電極23のx軸方向の正方向側の側面S4(露出部)は、本体10の側面S2に露出している。また、柱状電極23は、図3に示すように、z軸方向から平面視すると、側面S2に露出している外縁L1を上底とし、本体10の最も内部側に位置している外縁L2を下底とする台形状を成している。また、該台形の高さは、10μm以上である。なお、外縁L2は外縁L1よりも長い。さらに、柱状電極23を、z軸方向から平面視すると、柱状電極23は、底面電極21内に収まっている。これに加え、柱状電極23の側面S4の面積は、底面電極21の面積よりも小さい。そして、図2に示すように、柱状電極23のz軸方向の負方向側の面(以下で、「z軸方向の負方向側の面」を下面と称す)は、底面電極21のz軸方向の正方向側の面(以下で、「z軸方向の正方向側の面」を上面と称す)と接している。
外部電極25は、本体10の外部から見ると、底面S1及び本体10のx軸方向の負方向側の側面S3に設けられている。また、外部電極25は、金属と樹脂のコンポジット材から成る底面電極26、及びCu等を材料とする柱状電極28から構成されている。なお、柱状電極28に用いることが可能な他の材料として、Au,Ag,Pd,Ni等が挙げられる。
底面電極26は、エポキシやフェノール樹脂などの有機材料に低抵抗な金属粉体、本実施例ではAgコートされた平均粒径100nmのCuの粉体が分散した、いわゆる樹脂電極である。また、底面電極26は、絶縁体層14の底面S1におけるx軸方向の負方向側の領域に設けられている平板状の電極である。さらに、底面電極26は、z軸方向の負方向側から平面視すると、長方形状を成している。
柱状電極28は、基本的に、本体10内におけるx軸方向の負方向側の領域に設けられ、絶縁体層14をz軸方向に貫くように延在する電極である。ただし、柱状電極28のx軸方向の負方向側の側面S5(露出部)は、本体10の側面S3に露出している。また、柱状電極28は、図3に示すように、z軸方向から平面視すると、側面S3に露出している外縁L3を上底とし、本体10の最も内部側に位置している外縁を下底L4とする台形状を成している。また、該台形の高さは、10μm以上である。なお、外縁L4は外縁L3よりも長い。さらに、柱状電極28を、z軸方向から平面視すると、柱状電極28は、底面電極26内に収まっている。これに加え、柱状電極28の側面S5の面積は、底面電極26の面積よりも小さい。そして、図2に示すように、柱状電極28の下面は、底面電極26の上面と接している。
回路素子30は、本体10の内部に位置し、Au,Ag,Cu,Pd,Ni等の導電性材料から成る。また、回路素子30は、コイル32、ビア導体33、コイル37、ビア導体38,39から構成されている。
コイル32は、絶縁体基板16の上面に設けられており、z軸方向の正方向側から平面視したときに、時計回りに旋回しながら中心に近づく螺旋状の線状導体である。また、コイル32における外周側の一端は、本体10の側面S2に向かって延びている。なお、コイル32の周回方向と直交する断面の断面積は、柱状電極23,28の延在方向であるz軸方向と直交する断面の断面積よりも小さい。
ビア導体33は、コイル32における外周側の一端と柱状電極23とを接続している。従って、ビア導体33は、絶縁体基板16及び絶縁体層13をz軸方向に貫通している。
コイル37は、絶縁体基板16の下面、つまり、絶縁体層13の上面に設けられており、z軸方向の正方向側から平面視したときに、時計回りに旋回しながら中心から外側へ向かう螺旋状の導体である。また、コイル37における外周側の一端は、本体10の側面S3に向かって延びている。さらに、コイル37における内周側の他端は、z軸方向から見たときに、コイル32の内周側の他端と重なるように設けられている。なお、コイル37の周回方向と直交する断面の断面積は、柱状電極23,28の延在方向であるz軸方向と直交する断面の断面積よりも小さい。
ビア導体38は、コイル37における外周側の一端と柱状電極28とを接続している。従って、ビア導体38は、絶縁体層13をz軸方向に貫通している。
ビア導体39は、絶縁体基板16をz軸方向に貫通し、コイル32における内周側の他端とコイル37における内周側の他端とを接続している。
以上のように構成された電子部品1は、外部電極20又は外部電極25から入力された信号が、回路素子30を経由して、外部電極25又は外部電極20から出力されることで、インダクタとして機能する。
(製造方法 図4〜図16参照)
以下に、一実施例である電子部品1の製造方法について説明する。製造方法の説明の際に用いられるz軸方向は、該製造方法で製造される電子部品1の底面と直交する方向である。
まず、図4に示すように、複数の絶縁体基板16となるべきマザー絶縁体基板116を用意する。そして、図5に示すように、マザー絶縁体基板116にビア導体39を設けるための複数のスルーホールH1をレーザー加工等により形成する。
次に、図6に示すように、複数のスルーホールが形成されたマザー絶縁体基板116の上面及び下面にCuめっきを施し、スルーホール内もめっきされ複数のビア導体39が設けられる。その後、フォトリソグラフィにより、マザー絶縁体基板116の上面及び下面に、コイル32,37に対応する複数の導体パターン132,137が形成される。
複数の導体パターン132,137の形成後、さらにCuめっきを施し、図7に示すような、十分な太さの複数のコイル32,37を得る。
そして、複数のコイル32,37が形成されたマザー絶縁体基板116に対し、図8に示すように、複数の絶縁体層12,13となるべき絶縁体シート112,113でz軸方向から挟み込む。
次に、図9に示すように、絶縁体シート112,113に対して、レーザー加工等によりビア導体33,38を設けるための複数のスルーホールH2を形成する。さらに、スルーホール形成によって発生したスミアを除去するために、デスミア処理を行う。
デスミア処理後に絶縁体シート113に対して、まず、無電解Cuめっきを施す。この無電解めっきは、その後のCu電解めっきのためのシード層の形成を目的とする。シード層形成後に、Cu電解めっきを絶縁体シート113に対して施す。これにより、絶縁体シート113の表面及びスルーホール内がめっきされ、複数のビア導体33,38が設けられる。
その後、フォトリソグラフィ及びCuめっきにより、図10に示すように、絶縁体シート113上に、柱状電極23,28に対応する十分な太さの複数の導体パターン123が形成される。ここで、図11に示すように、一つの導体パターン123は、z軸方向から見たときに、2つの線対称な台形α,βがそれらの対象軸γである上底同士で接続された形状を成している。
次に、磁路18を設けるために、レーザー加工等により、図12に示すように、マザー絶縁体基板116及び絶縁体シート112,113をz軸方向に貫通する複数の貫通孔δを形成する。なお、貫通孔δを形成する位置は、xy平面において、マザー絶縁体基板116に設けられた複数のコイル32,37それぞれの内周側である。
そして、絶縁体シート112、マザー絶縁体基板116及び絶縁体シート113の順で積層された積層体を、図13に示すように、絶縁体層11,14に対応する金属磁性粉入り樹脂シート111,114で、z軸方向から挟み、圧着する。このとき、金属磁性粉入り樹脂シート111は、絶縁体シート112側から圧着され、金属磁性粉入り樹脂シート114は、絶縁体シート113側から圧着される。また、この圧着により、複数の貫通孔δに対して、金属磁性粉入り樹脂シート111,114が入り込み、複数の磁路18が設けられる。その後、オーブン等の恒温槽を用いて熱処理を施すことで硬化させる。
次に、樹脂シート114の表面を、バフ研磨、ラップ研磨及びグラインダ等により研削する。これにより、図14に示すように、樹脂シート114の表面に導体パターン123が露出する。なお、樹脂シート114に対する研削処理の際に、厚みの調整として、樹脂シート111の表面を研削してもよい。
樹脂シート114の表面に露出した導体パターン123上に、スクリーン印刷により、Agコートされた平均粒径100nmのCuの粉体を分散させたフェノール系の樹脂を塗布し、乾燥させ、図15に示すような、底面電極21,26に対応する複数の樹脂電極パターン121が、樹脂シート114の表面に設けられる。これにより、複数個の電子部品1の集合体であるマザー基板101が完成する。
最後に、マザー基板101を複数の電子部品1に分割する。具体的には、z軸方向からみたとき、導体パターン123の中心に位置する図11に示される対象軸γがカットラインと重なるように、ダイサー等でマザー基板101をカットし、図16に示すように、マザー基板101を複数の電子部品1に分割する。このとき、導体パターン123は、対象軸γを中心として二つに分割され、これが柱状導体23,28となる。さらに、樹脂電極パターン121も分割され、底面電極21,26となる。これにて、図1に示すような複数の電子部品1が完成する。なお、複数の電子部品1に分割後、外部電極20,25のはんだ濡れ性の向上のため、外部電極20,25の表面にNi/Snめっきを施してもよい。
また、Ni/Snめっきを施す前に、本体の側面S4,S5及び底面電極21,26の表面に、回路素子30と同一材料から成るめっきPを施してもよい。このとき、側面S4,S5に施されためっきPは、図17に示すように、底面S1から本体10におけるz軸方向の正方向側に位置する天面S6に向かって延びている。さらに、側面S4,S5に施されためっきPの先端Tは、z軸方向において、回路素子30よりもz軸方向の正方向側、つまり、天面S6側に位置している。
また、樹脂電極パターン121を樹脂シート114の表面に設けた後であって、マザー基板101を複数の電子部品1に分割する前に、該樹脂電極パターン121を熱硬化させてもよい。この熱硬化によって、樹脂電極パターン121中の有機材がブリードする。結果として、マザー基板101を複数の電子部品1に分割した際に、図17に示すような、本体10の側面S4,S5側から該本体の内側に向かうにつれて、z軸方向の厚みが薄くなる底面電極21,26を作製することができる。
(効果)
一実施例である電子部品1では、外部電極20,25が、本体10のxy平面と平行な底面S1に設けられた底面電極21,26及びz軸方向に延在する柱状電極23,28から構成されている。つまり、L字型の電極である。ここで、柱状電極21,26は、電子部品1の内部に埋め込まれており、その一部が電子部品1の側面S2,S3に露出している。従って、外部電極20,25は、従来の電子部品の製造方法においてスパッタにより作製された外部電極のように薄くない。これにより、一実施例である電子部品1における外部電極20,25は、従来の電子部品の製造方法で作製された電子部品における外部電極よりも低抵抗である。
また、柱状電極23,28は、z軸方向から見ると、台形状を成している。これにより、柱状電極23,28は、本体10の内部から側面S2,S3に向かう力が働いた際に、本体10から外れにくい。
そして、コイル32,37それぞれの周回方向と直交する断面の断面積は、柱状電極23,28それぞれの延在方向であるz軸方向と直交する断面の断面積よりも小さい。すなわち、柱状電極23,28それぞれの延在方向であるz軸方向と直交する断面の断面積は、コイル32,37それぞれの周回方向と直交する断面の断面積よりも大きい。従って、電子部品1では、柱状電極23,28での抵抗値は、柱状電極23,28それぞれの延在方向であるz軸方向と直交する断面の断面積がコイル32,37それぞれの周回方向と直交する断面の断面積より小さい場合と比較して、低い。
ところで、電子部品1では、底面電極21,26の材料として、エポキシやフェノール樹脂の有機材に低抵抗な金属粉体、Agコートされた平均粒径100nmのCuの粉体が分散した、いわゆる樹脂電極を用いている。これにより、底面電極21,26は、金属のみの電極と比較して柔軟性がある。従って、底面電極21,26は、金属のみの電極と比較して、電子部品1がたわんだ際に、容易に破損することがない。
これに加え、電子部品1では、柱状電極23,28の材料として、Cuを用い、底面電極21,26の材料として、Agコートされた平均粒径100nmのCuの粉体が分散した樹脂電極を用いている。つまり、底面電極21,26及び柱状電極23,28共に、材料としてCuを用いているため、底面電極21,26及び柱状電極23,28の接続信頼性は、材料が相違する場合と比較して高い。
また、柱状電極23,28は、z軸方向から平面視すると、図3に示すように、底面電極21,26内に収まっている。従って、柱状電極23,28の下面の全域が底面電極21,26と接することとなり、電子部品1では、底面電極21,26及び柱状電極23,28の接続信頼性が確保されている。
ところで、電子部品1のように、金属磁性粉含有の樹脂を用いると、切削等の加工により、その加工面の金属磁性粉の一部が脱粒し、本体10の表面に微小な凹部が発生する。ここで、従来の電子部品のように、スパッタにより外部電極を形成した場合、該凹部を埋めることは困難である。従って、スパッタによる外部電極の形成は、外部電極の低抵抗化の阻害要因となる。しかし、電子部品1の製造方法では、外部電極20,25を構成する柱状電極23,28の形成にあたり、スパッタではなくめっきを用い、底面電極21,26の形成にあたり、樹脂電極を塗布している。このような外部電極の形成方法では、従来の電子部品のように、金属磁性粉の脱粒により凹部が生じた場合でも、該凹部を埋めることができるため、低抵抗な外部電極を有する電子部品を提供することができる。
また、電子部品1の製造時に、図17に示すような、めっきの先端Tが回路素子30よりもz軸方向の正方向側に位置しているめっきPを、本体の側面S4,S5及び底面電極21,26に施した場合、電子部品1を基板に実装する際、電子部品1と基板との接続に用いられるはんだのフィレットが、電子部品1において回路素子30よりも上層(天面S6側)まで形成される。これにより、電子部品1とこれを実装する基板Wの端子との間で、十分な接続信頼性を得ることができる。また、めっきPが絶縁体基板16と絶縁体層境界面を覆うように形成されることで、回路素子30が設けられた絶縁体基板16への応力集中がなくなるため、絶縁体基板と絶縁体層間や絶縁体層間のデラミネーションなどを抑制することができる。
さらに、樹脂電極パターン121を熱硬化させることで、マザー基板101を複数の電子部品1に分割した際に、図17に示すような、本体10の側面S4,S5側から該本体の内側に向かうにつれてz軸方向の厚みが薄くなる底面電極21,26を作製した場合、底面電極21,26の実装面が、本体10の底面S1に対して傾斜する。これにより、めっきPと本体10間に形成された樹脂電極が応力を緩衝するため、本体10への応力集中を緩和することができる。さらに、端子とはんだの接触面積が増加することと、はんだに対するアンカー効果により、底面電極21,26の基板Wの端子に対する密着性も向上させることができる。
(変形例 図18〜図20参照)
変形例である電子部品1Aと一実施例である電子部品1との主な相違点は、外部電極の個数、回路素子の構成及び電子部品の機能である。以下で、具体的に説明する。
電子部品1Aでは、図18に示すように、外部電極20,25がそれぞれy軸方向に2つに分割され、合計で4つの外部電極20a,20b,25a,25bが設けられている。また、外部電極20aに含まれる柱状電極23aは、図19に示すように、z軸方向から平面視すると、側面S2に露出している外縁L1aを上底とし、本体10の最も内部側に位置している外縁を下底L2aとする台形状を成している。なお、下底L2aは上底L1aよりも長い。他の外部電極20b,25a,25bに含まれる柱状電極23b,28a,28bについても同様である。
電子部品1Aでは、図20に示すように、コイル32とコイル37とは接続されていない。また、電子部品1Aでは、コイル32の一端は、外部電極20aを構成する柱状電極23aとビア33を介して接続されている。さらに、コイル32の他端は、接続導体52を介して外部電極25aを構成する柱状電極28aと接続されている。ここで、接続導体52は、絶縁体層12の下面に追加された絶縁体層17に設けられた引出導体、絶縁体層17を貫くビア導体並びに絶縁体層13,18,17、絶縁体基板16を貫くビア導体から構成されている。
これに加え、電子部品1Aでは、コイル37の一端は、外部電極20bを構成する柱状電極23bとビア38を介して接続されている。さらに、コイル37の他端は、接続導体54を介して外部電極25bを構成する柱状電極28bと接続されている。ここで、接続導体54は、絶縁体層13の下面に追加された絶縁体層18に設けられた引出導体、絶縁体層13を貫くビア導体及び絶縁体層18を貫くビア導体から構成されている。
以上のように構成された電子部品1Aでは、コイル32,37は、z軸方向から平面視したときに重なっている。これにより、コイル32に電流が流れた際に、コイル32で発生した磁束がコイル37を通過するようになる。また、コイル37に電流が流れた際に、コイル37で発生した磁束がコイル32を通過するようになる。従って、コイル32とコイル37に電流が流れた際に、コイル32とコイル37とが電磁気的に結合するようになり、電子部品1Aは、コモンモードチョークコイルとして機能する。
変形例である電子部品1Aにおける他の構成や作用効果は、電子部品1と同様である。
(他の実施例)
本発明に係る電子部品及びその製造方法は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、柱状電極や底面電極の形状や位置は任意である。また、本体の側面S4,S5及び底面電極20,25の表面に施されるめっきはCu,Ag,Auなど任意である。ただし、回路素子30との接続信頼性を考慮して、めっきの材料と回路素子30の材料は同一材料が好ましい。さらに、各実施例の構成を組み合わせてもよい。
以上のように、本発明は、電子部品及びその製造方法に有用であり、電気抵抗の低いL字型の外部電極を得ることができる点で優れている。
P めっき
T 先端
1,1A 電子部品
10 本体
20,25 外部電極
21,26 底面電極
23,28 柱状電極
30 回路素子
101 マザー基板

Claims (13)

  1. 絶縁体から成る本体と、
    前記本体の内部に位置する回路素子と、
    前記本体の底面に位置する底面電極及び該底面から該本体の内部に向かって延在する柱状電極から構成され、前記回路素子と電気的に接続される外部電極と、
    を備え、
    前記柱状電極は前記本体に埋め込まれ、
    前記柱状電極の一部は、前記本体の側面に露出し、
    前記底面電極は、金属粉体を含有する樹脂から成り、
    前記回路素子と前記柱状電極との接続面は、前記底面と略平行であること、
    を特徴とする電子部品。
  2. 絶縁体から成る本体と、
    前記本体の内部に位置する回路素子と、
    前記本体の底面に位置する底面電極及び該底面から該本体の内部に向かって延在する柱状電極から構成され、前記回路素子と電気的に接続される外部電極と、
    を備え、
    前記柱状電極は前記本体に埋め込まれ、
    前記柱状電極の一部は、前記本体の側面に露出し、
    前記底面電極は、金属粉体を含有する樹脂から成り、
    前記柱状電極は、前記底面から突出しており、
    前記底面電極は、前記柱状電極と前記底面との境界をまたぐように形成されていること、
    を特徴とする電子部品。
  3. 前記底面と直交する方向から見たとき、前記柱状電極の前記側面に露出している露出部における該側面と平行な方向の長さは、前記柱状電極の前記本体に埋め込まれている埋め込み部における該側面と平行な方向の最長の長さよりも短いこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品。
  4. 前記底面と直交する方向から見たとき、前記柱状電極の前記側面と平行な方向の長さは、該側面から該本体の内部に向かうに従い長くなること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子部品。
  5. 前記底面電極の面積は、前記柱状電極の前記側面に露出している露出部の面積よりも大きいこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子部品。
  6. 前記底面と直交する方向から見たとき、前記本体の前記側面から該本体の内部に向かう方向において、前記底面電極の長さは、前記柱状電極の長さよりも長いこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電子部品。
  7. 前記底面と直交する方向から見たとき、前記柱状電極は、前記底面電極内に位置していること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電子部品。
  8. 前記柱状電極における前記底面と平行な断面の面積は、前記回路素子を構成する導線における該導線の延在方向と直交する断面の面積よりも大きいこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の電子部品。
  9. 前記絶縁体は、金属磁性粉含有の樹脂を含むこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の電子部品。
  10. 前記底面と直交する方向における前記底面電極の厚みは、前記本体の側面側から該本体の内側に向かうにつれて薄くなること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の電子部品。
  11. 前記柱状電極が露出した前記本体の側面及び前記底面電極の表面にめっきが施され、
    前記柱状電極が露出した前記本体の側面に施されためっきは、前記底面から前記回路素子を挟んで該底面と反対側に位置する前記本体の天面に向かって延在し、
    前記柱状電極が露出した前記本体の側面に施されためっきの先端は、前記底面と直交する方向において前記回路素子よりも前記天面側に位置していること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の電子部品。
  12. 磁性粉入り樹脂で表面の一部が覆われた絶縁体から成り、底面を有する本体、該本体の内部に位置する回路素子及び該回路素子と接続されるL字型の外部電極を有する電子部品の製造方法であって、
    前記磁性粉入り樹脂を除く前記本体の集合体及び複数の前記回路素子から構成されるマザー基板の表面にめっきを施すことにより、前記底面に略平行な接続面で前記回路素子に接続され、前記外部電極の一部を構成する柱状電極を形成する第1の工程と、
    前記柱状電極が設けられた前記マザー基板を、前記磁性粉入り樹脂で覆う第2の工程と、
    前記磁性粉入り樹脂の表面を削って、前記底面を形成するとともに、前記柱状電極の一端を露出させる第3の工程と、
    前記磁性粉入り樹脂の表面から露出した前記柱状電極の一端上に前記外部電極の残部を構成する樹脂電極を塗布する第4の工程と、
    前記第4の工程の後に、前記柱状電極を通過しつつ、該柱状電極の延在方向と略平行に前記マザー基板を切断することで、前記マザー基板を分割する第5の工程と、
    を備えること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
  13. 磁性粉入り樹脂で表面の一部が覆われた絶縁体から成り、底面を有する本体、該本体の内部に位置する回路素子及び該回路素子と接続されるL字型の外部電極を有する電子部品の製造方法であって、
    前記磁性粉入り樹脂を除く前記本体の集合体及び複数の前記回路素子から構成されるマザー基板の表面にめっきを施すことにより、前記外部電極の一部を構成する柱状電極を形成する第1の工程と、
    前記柱状電極が設けられた前記マザー基板を、前記磁性粉入り樹脂で覆う第2の工程と、
    前記磁性粉入り樹脂の表面を削って、前記底面を形成するとともに、前記柱状電極の一端を前記底面から突出させるように露出させる第3の工程と、
    前記磁性粉入り樹脂の表面から露出した前記柱状電極の一端及び前記底面の上に、前記柱状電極と前記底面との境界をまたぐように、前記外部電極の残部を構成する樹脂電極を塗布する第4の工程と、
    前記第4の工程の後に、前記柱状電極を通過しつつ、該柱状電極の延在方向と略平行に前記マザー基板を切断することで、前記マザー基板を分割する第5の工程と、
    を備えること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
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