JP6298356B2 - タイヤのシミュレーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの耐久性能を評価することができるタイヤのシミュレーション方法に関する。
近年、コンピュータを用いて、タイヤの耐久性能を予測するためのシミュレーション方法が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。この種のタイヤのシミュレーション方法では、先ず、評価対象のタイヤを、有限個の要素でモデル化したタイヤモデルが設定される。そして、タイヤモデルについて、1回転により生じる歪の履歴から、タイヤの耐久性能が評価されている。
特開2003−200722号公報
上記のようなシミュレーション方法では、耐久性能の評価精度が十分ではなく、さらなる改善の余地があった。
発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、変形を示す指標であるひずみ振幅と、発熱を示す指標であるミーゼス応力との双方に基づいて、耐久性能が評価されるのが有効であると知見した。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、タイヤの耐久性能を、高い精度で評価することができるシミュレーション方法を提供することを主たる目的としている。
本発明は、コンピュータを用いて、タイヤの耐久性能を評価するためのシミュレーション方法であって、前記コンピュータに、前記タイヤを、有限個の要素を用いてモデル化したタイヤモデルを入力する工程、前記コンピュータに、前記タイヤが接地する路面を、有限個の要素を用いてモデル化した路面モデルを入力する工程、前記コンピュータが、予め定められた条件に基づいた前記タイヤモデルの接地状態を計算する工程、前記コンピュータが、前記タイヤモデルの前記接地状態から、予め定められた前記要素の少なくとも一つに作用するひずみ振幅とミーゼス応力とを含む物理量を計算する物理量計算工程、並びに前記コンピュータが、前記ひずみ振幅及び前記ミーゼス応力に基づいて、前記要素の耐久性能を評価する評価工程を含み、前記物理量計算工程は、第1要素のミーゼス応力を計算する工程と、前記第1要素とタイヤ子午線断面内で同一位置にありかつタイヤ周方向で異なる位置にある第2要素のミーゼス応力を計算する工程とを含み、前記評価工程は、前記第1要素のミーゼス応力と前記第2要素のミーゼス応力との差Δσを計算する工程と、前記差Δσが小さいものほど耐久性能を高く評価する工程とを含み、前記第1要素は、前記タイヤモデルが前記路面モデルと接地している接地面側にあり、前記第2要素は、前記第1要素とはタイヤ周方向に180度ずれた位置にあることを特徴とする。
本発明に係る前記タイヤのシミュレーション方法において、前記物理量計算工程は、前記第1要素のひずみ振幅を計算する工程と、前記第2要素のひずみ振幅を計算する工程とを含み、前記評価工程は、前記第1要素のひずみ振幅と前記第2要素のひずみ振幅との差Δaを計算する工程と、前記差Δaが小さいものほど耐久性能を高く評価する工程とを含むのが望ましい。
本発明に係る前記タイヤのシミュレーション方法において、前記物理量計算工程は、タイヤ子午線断面内で同一位置にあり、かつ、タイヤ周方向の全ての要素のひずみ振幅を計算する工程を含み、前記評価工程は、前記第1要素のひずみ振幅と、前記第2要素のひずみ振幅との差Δaを計算する工程、及び前記差Δaが小さいものほど耐久性能を高く評価する工程を含むのが望ましい。
本発明のタイヤのシミュレーション方法では、タイヤモデルの接地状態において、予め定められた要素の少なくとも一つに作用するひずみ振幅及びミーゼス応力に基づいて、要素の耐久性能が評価される。
ひずみ振幅は、要素に生じる引張及び圧縮による変形に関連する指標である。ミーゼス応力は、要素に生じるせん断ひずみエネルギー、即ち、発熱に関連する指標である。これらの変形及び発熱は、タイヤを損傷させる大きな要因である。従って、本発明では、変形を示す指標及び発熱を示す指標の双方に基づいて、タイヤモデルの要素の耐久性能が評価されるため、タイヤの耐久性能の高い精度で評価することができる。
本実施形態のタイヤのシミュレーション方法を実行するためのコンピュータの斜視図である。 本実施形態のシミュレーション方法によって評価されるタイヤの断面図である。 本実施形態のシミュレーション方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のタイヤモデルの断面図である。 タイヤモデル及び路面モデルの斜視図である。 本実施形態の接地工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の物理量計算工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 タイヤモデルの歪の履歴を静的に計算する工程を説明する図である。 本実施形態のミーゼス応力計算工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の評価工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施例のひずみ振幅の差、ミーゼス応力の差及びドラム耐久性能の関係を示すグラフである。 比較例1のひずみ振幅の差とドラム耐久性能との関係を示すグラフである。 比較例2のミーゼス応力の差とドラム耐久性能との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本実施形態のタイヤのシミュレーション方法(以下、単に「シミュレーション方法」ということがある)は、コンピュータを用いて、タイヤの耐久性能を評価するための方法である。
図1は、本実施形態のシミュレーション方法を実行するためのコンピュータ1の斜視図である。コンピュータ1は、本体1a、キーボード1b、マウス1c及びディスプレイ装置1dが含まれる。この本体1aには、演算処理装置(CPU)、ROM、作業用メモリー、磁気ディスクなどの記憶装置、及び、ディスクドライブ装置1a1、1a2などが設けられている。なお、記憶装置には、本実施形態のシミュレーション方法を実行するための処理手順(プログラム)が予め記憶されている。
図2は、本実施形態のシミュレーション方法によって評価されるタイヤの断面図である。タイヤ2は、例えば、乗用車用タイヤとして構成されている。本実施形態のタイヤ2は、トレッドゴムを含むゴム部分3、カーカス6及びベルト層7を含んで構成されている。
カーカス6は、少なくとも1枚、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aで構成されている。カーカスプライ6Aは、トレッド部2aからサイドウォール部2bを経てビード部2cのビードコア5に至る本体部6aと、この本体部6aに連なりビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部6bとを、それぞれ含んでいる。本体部6aと折返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外側にのびるビードエーペックスゴム3bが配置されている。また、カーカスプライ6Aは、例えば、タイヤ赤道Cに対して80度〜90度の角度で配列されたカーカスコードが、互いに交差する向きに重ねられている。
ベルト層7は、カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2aの内部に配されている。本実施形態のベルト層7は、内側ベルトプライ7A、及び、内側ベルトプライ7Aのタイヤ半径方向外側に配置されている外側ベルトプライ7Bを含んでいる。これらのベルトプライ7A、7Bは、ベルトコードが、タイヤ周方向に対して、例えば10度〜35度の角度で傾けて配列されている。ベルトプライ7A、7Bの各ベルトコードは、互いに交差する向きに重ね合わされている。
図3は、本実施形態のシミュレーション方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。本実施形態のシミュレーション方法では、先ず、コンピュータ1に、図2に示したタイヤ2をモデル化したタイヤモデルが入力される(工程S1)。図4は、本実施形態のタイヤモデル10の断面図である。
タイヤモデル10は、図2に示したタイヤ2を、数値解析法により取り扱い可能な有限個の要素F(i)(i=1、2、…)でモデル化(離散化)することによって設定されている。数値解析法としては、例えば、有限要素法、有限体積法、差分法、又は、境界要素法が適宜採用することができる。本実施形態では、有限要素法が採用されている。
工程S1では、図2に示したゴム部分3、カーカスプライ6A、及び、ベルトプライ7A、7Bが、要素F(i)でモデル化される。これにより、ゴムモデル11、カーカスプライモデル12A、及び、ベルトプライモデル13A、13Bが設定される。このようなモデルの設定(モデリング)は、従来の方法と同様に、例えば、加硫金型の設計データ(例えば、CADデータ)と、メッシュ化ソフトウェアとを用いることにより、容易に実施することができる。さらに、各モデルの設定には、実際のタイヤの仕上がり値が反映されるのが望ましい。これにより、精度の高いモデルを設定することができる。これらのゴムモデル11、カーカスプライモデル12A及びベルトプライモデル13A、13Bが順次設定されることにより、タイヤモデル10が設定される。
各要素F(i)には、複数個の節点14が設けられている。また、各要素F(i)には、要素番号、節点14の番号、節点14の座標値、及び、材料特性(例えば、密度、ヤング率、減衰係数、及び、損失正接tanδ等)などの数値データが定義されている。タイヤモデル10は、コンピュータ1に記憶される。
次に、本実施形態のシミュレーション方法では、コンピュータ1に、タイヤ2(図2に示す)が接地する路面(図示省略)を、有限個の要素でモデル化した路面モデルが入力される(工程S2)。図5は、タイヤモデル10及び路面モデル15の斜視図である。
路面モデル15は、例えば、単一の平面を構成する剛表面の要素Gでモデル化される。これにより、路面モデル15は、外力が作用しても変形不能に定義される。なお、路面モデル15は、例えば、ドラム試験機のように円筒状表面に形成されても良い。また、路面モデル15には、必要に応じて、段差、窪み、うねり又は轍などが設けられても良い。路面モデル15は、コンピュータ1に記憶される。
次に、本実施形態のシミュレーション方法では、コンピュータ1に、タイヤモデル10及び路面モデル15に境界条件が定義される(工程S3)。境界条件は、図5に示したタイヤモデル10を路面モデル15に接触させるための条件である。本実施形態では、従来のシミュレーション方法と同様に、例えば、タイヤモデル10の内圧、荷重(縦荷重及び横荷重を含む)、キャンバー角、又は、静摩擦係数等が適宜設定される。さらに、境界条件として、図2に示したタイヤ2にリム組みされるリム17を、有限個の要素(図示省略)でモデル化(離散化)されたリムモデル18が設定される。このような条件は、コンピュータ1に記憶される。
次に、本実施形態のシミュレーション方法では、コンピュータ1が、予め定められた条件に基づいたタイヤモデル10の接地状態を計算する(接地工程S4)。図6は、本実施形態の接地工程S4の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の接地工程S4では、先ず、タイヤモデル10(図4に示す)の内圧充填後の形状が計算される(工程S41)。工程S41では、先ず、リムモデル18によって、タイヤモデル10のビード部10cが変形不能に拘束される。次に、タイヤモデル10は、タイヤ内腔面に、内圧条件に相当する等分布荷重wが定義される。この等分布荷重wに基づいて、タイヤモデル10の変形計算が実施される。これにより、工程S41では、内圧充填後のタイヤモデル10が計算される。
タイヤモデル10の変形計算は、各要素の形状及び材料特性などをもとに、各要素F(i)の質量マトリックス、剛性マトリックス及び減衰マトリックスがそれぞれ作成される。さらに、これらの各マトリックスが組み合わされて、全体の系のマトリックスが作成される。そして、コンピュータ1が、前記各種の条件を当てはめて運動方程式を作成し、これらを単位時間T(x)(x=0、1、…)ごと(例えば、1μ秒ごと)にタイヤモデル10の変形計算を行う。このような変形計算は、例えば、LSTC社製のLS-DYNAなどの市販の有限要素解析アプリケーションソフトを用いて計算できる。
次に、本実施形態の接地工程S4では、内圧充填後のタイヤモデル10において、荷重負荷後の形状が計算される(工程S42)。工程S42では、図5に示されるように、境界条件として予め定められた荷重Tに基づいて、内圧充填後のタイヤモデル10が変形した状態が計算される。これにより、工程S42では、路面モデル15に接地した静止状態のタイヤモデル10が計算される。なお、荷重Tに基づいて、内圧充填後のタイヤモデル10の変形が計算される前に、タイヤモデルにキャンバー角が設定されてもよい。これにより、工程S42では、タイヤモデル10を、実際の車両に装着されたタイヤ2の静止状態に近似させることができる。
次に、本実施形態のシミュレーション方法では、コンピュータ1が、タイヤモデル10の接地状態から、予め定められた要素F(i)の少なくとも一つに作用するひずみ振幅とミーゼス応力とを含む物理量を計算する(物理量計算工程S5)。
本実施形態の物理量計算工程S5において、ひずみ振幅及びミーゼス応力が計算される要素(以下、単に、「評価対象要素」ということがある。)21は、タイヤモデル10を構成する複数のモデル(例えば、カーカスプライモデル12A、又は、ベルトプライモデル13A、13B等)を構成する要素F(i)から適宜選択することができる。本実施形態の評価対象要素21としては、ベルトプライモデル13Aのタイヤ軸方向の外端部13Atを構成する要素F(i)が選択される。この評価対象要素21は、タイヤモデル10において、タイヤ周方向に連続して設けられている。このため、各評価対象要素21は、各タイヤ子午線断面内において、同一位置に配置されている。図7は、本実施形態の物理量計算工程S5の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の物理量計算工程S5では、先ず、静止状態のタイヤモデル10において、1回転することによって生じる歪の履歴が計算される(工程S51)。本実施形態では、静止状態のタイヤモデル10において受ける歪を、タイヤが転動しているときの一瞬間に受ける動的な歪と実質的に等しいものとして、静止状態のタイヤモデル10が1回転することによって生じる歪の履歴が計算される。なお、歪の履歴は、タイヤモデル10を構成する全ての要素F(i)において計算される。
図8は、タイヤモデル10の歪の履歴を静的に計算する工程を説明する図である。この図8では、ゴムモデル11の各要素F(1)、F(2)、及び、ベルトプライモデル13Aの外端部13Atを構成する要素F(i)の一部が示されている。タイヤ周方向の一方側で隣り合う要素F(1)、F(2)には、おのおの歪が作用している。タイヤモデル10は、タイヤ周方向長さが等しい要素が等分に配され、かつ、同一のタイヤ子午線断面形状が連続するようモデル化されている。このため、例えば、図8の状態での要素F(2)が受けている歪は、タイヤモデル10が1要素分回転することにより要素F(1)が要素F(2)の位置へ移動したときに受ける歪と実質的に等しいものと仮定することができる。このような仮定に基づいて、タイヤ周方向で連続する各要素F(i)の歪を参照することにより、タイヤモデル10が1回転することによって生じる各要素F(i)の歪の履歴を、擬似的に計算することができる。このような歪の履歴の計算も、上記した有限要素解析アプリケーションソフトを用いて実施することができる。
次に、本実施形態の物理量計算工程S5では、評価対象要素21のひずみ振幅が計算される(工程S52)。ひずみ振幅( Epcilon All Total:EAT )は、各要素F(i)において、垂直ひずみの変化量Δεと、せん断ひずみの変化量Δγとの総和によって計算される。なお、垂直ひずみの変化量Δε及びせん断ひずみの変化量Δγは、工程S52で計算されたタイヤモデル10の歪の履歴に基づいて計算される。
垂直ひずみの変化量Δεは、x軸、y軸及びz軸で構成される全体座標系において、x軸方向の垂直ひずみの変化量Δεx、y軸方向の垂直ひずみの変化量Δεy、及び、z軸方向の垂直ひずみの変化量Δεzが含まれる。例えば、x軸方向の垂直ひずみの変化量Δεxは、下記式によって定義することができる。なお、各垂直ひずみの変化量Δεy、Δεzも、垂直ひずみの変化量Δεxと同様に定義することができる。
Δεx=(L−L0)/L0=ΔL/L0
ここで、各変数は次のとおりである。
0:変形前の長さ(x軸方向)
L:変形後の長さ(x軸方向)
ΔL:長さの変化分(x軸方向)
せん断ひずみの変化量Δγは、垂直ひずみとは異なる方向(例えば、x軸方向及びy軸方向に同時)に力が作用した際の変化量を示すものである。本実施形態のせん断ひずみの変化量Δγは、x軸方向及びy軸方向のせん断ひずみの変化量Δγxy、y軸方向及びz軸方向のせん断ひずみの変化量Δγyz、及び、z軸方向及びx軸方向のせん断ひずみの変化量Δγzxが含まれる。例えば、x軸方向及びy軸方向のせん断ひずみの変化量Δγxyは、下記式によって定義することができる。なお、各せん断ひずみの変化量Δγyz、Δγzxも、せん断ひずみの変化量Δγxyと同様に定義することができる。
Δγxy=ΔLx/Ly+ΔLy/Lx
ここで、各変数は次のとおりである。
x:x軸方向の長さ
y:y軸方向の長さ
ΔLx:y軸方向の長さLyに対するx軸方向の変位
ΔLy:x軸方向の長さLxに対するy軸方向の変位
上記のような各垂直ひずみの変化量Δεx、Δεy、Δεx、及び、各せん断ひずみの変化量Δγxy、Δγyz、Δγzxに基づいて、ひずみ振幅EATは、下記式(1)で定義することができる。このようなひずみ振幅EATは、要素F(i)に生じる引張及び圧縮による変形に関連する指標として用いることができる。
本実施形態の工程S52では、タイヤ周方向の全ての評価対象要素21において、ひずみ振幅EATが計算される。各要素21のひずみ振幅EATは、コンピュータ1に記憶される。
次に、本実施形態の物理量計算工程S5では、評価対象要素21のミーゼス応力が計算される(ミーゼス応力計算工程S53)。ミーゼス応力は、物体内部に多方向から複合的に荷重が加わった応力状態を、単一の値で示すために用いられる相当応力の一つである。このミーゼス応力は、単位体積あたりのせん断ひずみエネルギーに比例する。このため、ミーゼス応力は、発熱に関連する指標として用いることができる。ミーゼス応力σ2 Misesは、下記式(2)で定義される。なお、各主応力σ、σ、σは、要素に作用する、x軸方向の主応力、y軸方向の主応力、又はz軸方向の主応力から選択される。

ここで、各変数は次のとおりである。
σ:最大主応力
σ:中間主応力
σ:最小主応力
本実施形態のミーゼス応力計算工程S53では、全ての評価対象要素21から選択される第1要素25a及び第2要素25bにおいて、ミーゼス応力σ2 Misesが計算される。これらの第1要素25a及び第2要素25bは、タイヤ子午線断面内で同一位置にあり、かつ、タイヤ周方向で異なる位置に配置されている。図9は、本実施形態のミーゼス応力計算工程S53の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態のミーゼス応力計算工程S53では、先ず、第1要素25aのミーゼス応力が計算される(工程S531)。本実施形態の第1要素25aとしては、図8に示されるように、タイヤ周方向の全ての評価対象要素21のうち、タイヤモデル10が路面モデル15と接地している接地面27側に配置される一つの要素21が選択される。
ここで、接地面27側の要素21は、全ての評価対象要素21のうち、接地面27の外周27o(図5に示す)からタイヤ半径方向内側にのびる仮想線27sの領域28内に配置される要素21である。このような第1要素25aが配置される領域28は、タイヤ転動時のベルトプライモデル13Aの外端部13Atにおいて、相対的に大きな力が作用する部分である。従って、第1要素25aは、接地面27側に配置されていない評価対象要素21に比べて、ミーゼス応力σ2 Misesが大きい。第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesは、コンピュータ1に記憶される。
次に、ミーゼス応力計算工程S53では、第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesが計算される(工程S532)。本実施形態の第2要素25bは、タイヤ周方向の全ての評価対象要素21のうち、接地面27側に配置されていない一つの要素21が選択される。このため、第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesは、第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesよりも小さい。第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesは、コンピュータ1に記憶される。
次に、本実施形態のシミュレーション方法では、コンピュータ1が、ひずみ振幅EAT及びミーゼス応力σ2 Misesに基づいて、タイヤ(評価対象要素21)の耐久性能を評価する(評価工程S6)。図10は、本実施形態の評価工程S6の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の評価工程S6は、先ず、第1要素31aのひずみ振幅EATと第2要素31bのひずみ振幅EATとの差Δaが計算される(工程S61)。
本実施形態の第1要素31aとしては、全ての評価対象要素21のうち、ひずみ振幅EATが最も大きい要素21が選択される。また、第2要素31bとしては、全ての評価対象要素21のうち、ひずみ振幅EATが最も小さい要素21が選択される。第1要素31aと、第2要素31bとは、タイヤ周方向で異なる位置に配置されている。従って、第1要素31aのひずみ振幅EATと第2要素31bのひずみ振幅EATとの差Δaは、評価対象要素21が構成するベルトプライモデル13Aの外端部13Atに生じるひずみ振幅EATの範囲(レンジ)となる。このようなひずみ振幅の差Δaは、コンピュータ1に記憶される。
次に、本実施形態の評価工程S6は、第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesと第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesとの差Δσが計算される(工程S62)。上述したように、第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesは、接地面27側に配置されていない要素F(i)のミーゼス応力σ2 Misesに比べて大きい。一方、第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesは、接地面27側に配置される要素F(i)、即ち、第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesに比べて小さい。従って、第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesと第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesとの差Δσは、評価対象要素21が構成するベルトプライモデル13Aの外端部13Atに生じるミーゼス応力σ2 Misesの範囲(レンジ)に近似する。このようなミーゼス応力の差Δσは、コンピュータ1に記憶される。
次に、本実施形態の評価工程S6は、第1要素31aのひずみ振幅EATと第2要素31bのひずみ振幅EATの差Δa、及び、第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesと第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesとの差Δσに基づいて、タイヤ(評価対象要素21)の耐久性能が評価される(工程S63)。
上述したように、ひずみ振幅EATは、要素に生じる引張及び圧縮による変形に関連する指標である。第1要素31aのひずみ振幅EATと第2要素31bのひずみ振幅EATの差Δa(即ち、範囲)が大きいほど、タイヤ2が一回転する間に、評価対象要素21が構成するベルトプライモデル13Aの外端部13Atに生じる引張及び圧縮による変形が大きい。一方、ひずみ振幅の差Δa(即ち、範囲)が小さいほど、ベルトプライモデル13Aの外端部13Atの変形が小さい。このようなベルトプライモデル13Aの外端部13Atの変形は、タイヤ2を損傷させる大きな要因である。従って、タイヤ(評価対象要素21)の耐久性能は、ひずみ振幅の差Δaが小さいほど良好になると考えることができる。
また、ミーゼス応力σは、要素に生じるせん断ひずみエネルギー、即ち、発熱に関連する指標である。第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesと第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesとの差Δσ(即ち、範囲)が大きいほど、タイヤが一回転する間に、評価対象要素21が構成するベルトプライモデル13Aの外端部13Atの発熱が大きい。一方、ミーゼス応力の差Δσが小さいほど、ベルトプライモデル13Aの外端部13Atの発熱が小さい。このようなベルトプライモデル13Aの外端部13Atの発熱も、タイヤ2を損傷させる大きな要因である。従って、タイヤ(評価対象要素21)の耐久性能は、ミーゼス応力の差Δσが小さいほど良好になると考えることができる。
そして、本実施形態の工程S63では、ひずみ振幅の差Δa及びミーゼス応力の差Δσの双方が小さいほど、タイヤ(評価対象要素21)の耐久性能が高いと評価している。一方、ひずみ振幅の差Δa、又は、ミーゼス応力の差Δσの一方が大きい場合や、ひずみ振幅の差Δa及びミーゼス応力の差Δσの双方が大きい場合には、タイヤの耐久性能が低いと評価している。このように、本実施形態では、変形を示す指標及び発熱を示す指標の双方に基づいて、タイヤの耐久性能を評価している。このため、タイヤの耐久性能を、高い精度で評価することができる。
また、本実施形態では、物理量計算工程S5において、タイヤモデル10の接地状態を計算する静的シミュレーションにより、要素F(i)に作用するひずみ振幅EAT及びミーゼス応力σ2 Misesが計算されている。このため、例えば、タイヤモデル10を路面モデル15に転動させる動的シミュレーションが実施される場合に比べて、計算時間を大幅に短縮することができる。
図8に示されるように、ミーゼス応力σ2 Misesが計算される第1要素25aとしては、全ての評価対象要素21のうち、ミーゼス応力σ2 Misesが最も大きい評価対象要素21が選択されるのが望ましい。ミーゼス応力σ2 Misesが最も大きい評価対象要素21は、全ての評価対象要素21のうち、接地面27のタイヤ周方向、及び、タイヤ軸方向の中心位置29からタイヤ半径方向内側にのびる直線30と交わる評価対象要素21である。これにより、第1要素25aでは、他の評価対象要素21に比べて、最も大きいミーゼス応力σ2 Misesを計算することができるため、第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesと第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesとの差Δσを、ベルトプライモデル13Aの外端部13Atに生じるミーゼス応力σ2 Misesの範囲(レンジ)に、より近似させることができる。従って、タイヤ(評価対象要素21)の耐久性能を、より高い精度で評価することができる。
また、ミーゼス応力σ2 Misesが計算される第2要素25bとしては、全ての評価対象要素21のうち、第1要素25aとはタイヤ周方向に180度ずれた位置に配置されている要素21が選択されるのが望ましい。このような第2要素25bは、評価対象要素21が構成するベルトプライモデル13Aの外端部13Atにおいて、タイヤ転動時に作用する力が最も小さな部分である。このような第2要素25bでは、他の評価対象要素21に比べて、最も小さい大きいミーゼス応力σ2 Misesを計算することができるため、第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesと第2要素25bのミーゼス応力σ2 Misesとの差Δσを、ベルトプライモデル13Aの外端部13Atに生じるミーゼス応力σ2 Misesの範囲(レンジ)に、さらに近似させることができる。従って、タイヤ(評価対象要素21)の耐久性能を、さらに高い精度で評価することができる。
次に、本実施形態のシミュレーション方法では、タイヤ(評価対象要素21)の耐久性能が、良好か否かが判断される(工程S7)。工程S7では、タイヤの耐久性能が良好であると判断された場合(工程S7で「Y」)、タイヤモデル10に基づいて、タイヤ2が製造される(工程S8)。一方、タイヤの耐久性能が良好でないと判断された場合は(工程S7で「N」)、タイヤ2の設計因子を変更して(工程S9)、工程S1〜工程S7が再度実行される。このように、本実施形態のシミュレーション方法では、耐久性能が良好なタイヤ2を確実に設計することができる。
本実施形態の物理量計算工程S5では、タイヤ周方向の全ての評価対象要素21において、ひずみ振幅EATが計算されるものが例示されたが、これに限定されるわけではない。例えば、全ての評価対象要素21から選択される2つの要素21(第1要素31a及び第2要素31b)において、ひずみ振幅EATが計算されてもよい。
第1要素31aは、ミーゼス応力σ2 Misesが計算される第1要素25aと同一であるのが望ましい。このような第1要素31aは、他の評価対象要素21に比べて、タイヤ転動時のひずみが大きいため、大きなひずみ振幅EATが計算される。
第2要素31bは、ミーゼス応力σ2 Misesが計算される第2要素25bと同一であるのが望ましい。このような第2要素31bは、他の評価対象要素21に比べて、タイヤ転動時のひずみが小さいため、小さなひずみ振幅EATが計算される。
このような第1要素31a及び第2要素31bの各ひずみ振幅EATに基づいて、ひずみ振幅EATの差Δaが計算されることにより、該ひずみ振幅の差Δaを、ベルトプライモデル13Aの外端部13Atに生じるひずみ振幅EATの範囲(レンジ)に近似させることができる。従って、このような実施形態では、タイヤ周方向の全ての評価対象要素21において、ひずみ振幅EATを計算する必要がないため、計算時間を大幅に短縮することができる。
本実施形態では、タイヤ子午線断面内において、一つの第1要素25a及び一つの第2要素25bのミーゼスがそれぞれ計算されたが、これに限定されるわけではない。例えば、タイヤ子午線断面内において、複数の第1要素25a及び複数の第2要素25bを対象に、ミーゼス応力σ2 Misesが計算されてもよい。
この場合、タイヤ子午線断面内において、複数の第1要素25a毎に、ミーゼス応力σ2 Misesが計算されても良いし、複数の第1要素25aのミーゼス応力σ2 Misesを平均して、一つのミーゼス応力σ2 Misesが計算されても良い。第2要素25bも、第1要素25aと同様である。これにより、タイヤモデル10を構成する要素F(i)を広範囲に渡って、耐久性能を評価することができる。なお、ひずみ振幅EATについても、ミーゼス応力σ2 Misesと同様に、タイヤ子午線断面内において、複数の第1要素25a及び複数の第2要素25bを対象に、ひずみ振幅EATが求められてもよい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図2に示した基本構造を有し、カーカスプライ又はベルトプライの構造を異ならせた12本のタイヤ(タイヤ1〜タイヤ12)が製造された。これらの12本のタイヤを、有限個の要素でモデル化した12本分のタイヤモデルが設定された。そして、図3に示した処理手順に従って測定されたひずみ振幅の差Δa及びミーゼス応力の差Δσに基づいて、タイヤの耐久性能が評価された(実施例)。なお、ひずみ振幅の差Δa及びミーゼス応力の差Δσは、タイヤ1を100とする指数で表示している。数値が小さいほど良好である。
また、比較のために、ひずみ振幅の差Δaのみに基づいて、タイヤの耐久性能を評価する方法(比較例1)や、ミーゼス応力の差Δσのみに基づいて、タイヤの耐久性能を評価する方法(比較例2)も、同様に実施された。
12本のタイヤを下記リムにリム組みし、かつ、下記内圧を充填して、下記荷重を負荷させて、ドラム試験機上を速度80km/hで走行させた。そして、タイヤが破壊するまでの走行距離を調べた(実験例)。ドラム耐久性能の評価は、走行距離を、タイヤ1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
そして、実施例、比較例1及び比較例2で測定されたひずみ振幅の差Δa又はミーゼス応力の差Δσと、実験例のドラム耐久性能の評価とを、図11(実施例)、図12(比較例1)、図13(比較例2)の各グラフで表示した。なお、共通仕様は次のとおりである。
タイヤサイズ:265/35R18
リムサイズ:18×9.5J
内圧:200kPa
荷重:
縦荷重:3kN
横荷重:3kN
テストの結果、実施例では、ひずみ振幅の差Δa及びミーゼス応力の差Δσの双方が小さいタイヤほど、ドラム耐久性能が良好であることが確認できた。従って、実施例のシミュレーション方法では、タイヤの耐久性能を高い精度で評価できることが確認できた。
一方、比較例1では、同一のドラム耐久性能のタイヤが取りうるひずみ振幅の差Δaの範囲と、他の同一のドラム耐久性能のタイヤが取りうるひずみ振幅の差Δaの各範囲とが重複した。同様に、比較例2では、同一のドラム耐久性能のタイヤが取りうるミーゼス応力の差Δσの各範囲と、他の同一のドラム耐久性能のタイヤが取りうるミーゼス応力の差Δσの各範囲とが重複した。従って、比較例1及び比較例2のシミュレーション方法では、タイヤの耐久性能を十分な精度で評価できなかった。
1 コンピュータ
10 タイヤモデル
F(i) 要素

Claims (3)

  1. コンピュータを用いて、タイヤの耐久性能を評価するためのシミュレーション方法であって、
    前記コンピュータに、前記タイヤを、有限個の要素を用いてモデル化したタイヤモデルを入力する工程、
    前記コンピュータに、前記タイヤが接地する路面を、有限個の要素を用いてモデル化した路面モデルを入力する工程、
    前記コンピュータが、予め定められた条件に基づいた前記タイヤモデルの接地状態を計算する工程、
    前記コンピュータが、前記タイヤモデルの前記接地状態から、予め定められた前記要素の少なくとも一つに作用するひずみ振幅とミーゼス応力とを含む物理量を計算する物理量計算工程、並びに
    前記コンピュータが、前記ひずみ振幅及び前記ミーゼス応力に基づいて、前記要素の耐久性能を評価する評価工程を含み、
    前記物理量計算工程は、
    第1要素のミーゼス応力を計算する工程と、
    前記第1要素とタイヤ子午線断面内で同一位置にありかつタイヤ周方向で異なる位置にある第2要素のミーゼス応力を計算する工程とを含み、
    前記評価工程は、前記第1要素のミーゼス応力と前記第2要素のミーゼス応力との差Δσを計算する工程と、
    前記差Δσが小さいものほど耐久性能を高く評価する工程とを含み、
    前記第1要素は、前記タイヤモデルが前記路面モデルと接地している接地面側にあり、
    前記第2要素は、前記第1要素とはタイヤ周方向に180度ずれた位置にあることを特徴とするタイヤのシミュレーション方法。
  2. 前記物理量計算工程は、
    前記第1要素のひずみ振幅を計算する工程と、
    前記第2要素のひずみ振幅を計算する工程とを含み、
    前記評価工程は、前記第1要素のひずみ振幅と前記第2要素のひずみ振幅との差Δaを計算する工程と、
    前記差Δaが小さいものほど耐久性能を高く評価する工程とを含む請求項1記載のタイヤのシミュレーション方法。
  3. 前記物理量計算工程は、
    タイヤ子午線断面内で同一位置にあり、かつ、タイヤ周方向の全ての要素のひずみ振幅を計算する工程を含み、
    前記評価工程は、前記第1要素のひずみ振幅と、前記第2要素のひずみ振幅との差Δaを計算する工程、及び
    前記差Δaが小さいものほど耐久性能を高く評価する工程を含む請求項1記載のタイヤのシミュレーション方法。
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